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(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

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2019/06/01sankaku06/03

雷雨の中で抗議続く 辺野古の米軍キャンプシュワブ・ゲート前(2019/06/03琉球新報)
 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で、移設に反対する市民ら約30人は3日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前に集まり、抗議の声を上げている。雷雨の中、ゲート前で座り込み、工事車両に向かって建設工事の反対を訴えた。悪天候のため、海上での抗議は行われていない。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-929613.html

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<社説>プラスチックごみ 排出削減の取り組み急げ(2019/06/03琉球新報)
プラスチックごみが、世界各地で深刻な環境汚染を引き起こしている。ごみの処理促進と併せて、プラスチックの使用を大幅に減らすための対策を急がなければならない。

 スイス・ジュネーブで5月上旬、有害な廃棄物の国際的な移動を規制するバーゼル条約の締約国会議があり、汚れたプラごみを輸出入の規制対象に加える条約改正案が採択された。プラごみによる海洋汚染に歯止めをかけることが目的だ。国際的な法規制は初めてであり、意義深い。・・・日本は、国民1人当たりのプラごみ排出量が米に次いで世界第2位でもある。条約改正の提案国として今後は対策推進に責任を負わなければならない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-929415.html

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無条件会談「厚かましい」 北朝鮮、安倍氏方針に反発(2019/06/03琉球新報)
【シンガポール共同】北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官は2日、北朝鮮に核・ミサイル開発放棄を求めた河野太郎外相の最近の発言を非難した上で、前提条件なしに金正恩朝鮮労働党委員長との会談を目指すとする安倍晋三首相の方針を巡り「厚かましい」と突き放した。・・・
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-929431.html

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「なぜ事件を防げなかったか考えて」被害女性の友人も抗議集会に参加 遺族のサポートに協力を(2019/06/03琉球新報)
【北谷】4月に北谷町で発生した米海軍兵による女性殺害事件を受け、市民団体や地域の有志による「緊急追悼・抗議集会」が2日、同町のちゃたんニライセンターカナイホールで開かれた。集会で採択された抗議声明では、事件は県内に暮らす全ての人に起こり得るものだったとし、繰り返される米兵らによる事件事故への抗議と再発防止を強く訴えた。米兵らには、精神的に問題を抱える人も多いという話も聞く。「米兵に接する可能性は誰にでもある。基地を抱える中で、どうすれば同じような事件が起きないようにするかを考えることが大切だ」と強調した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-929507.html

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日米地位協定 不平等を放置するな(2019/06/03東京新聞)
日米地位協定の不条理がより鮮明になった。沖縄県が二年かけて調査した欧州各国との比較では、米軍の活動に国内法を原則適用しないのは日本だけである。政府は抜本改定に本気で取り組むべきだ。・・・ 北大西洋条約機構(NATO)本部があるベルギーは、憲法で外国軍の活動を基本的に制限。外国軍機の飛行には自国軍より厳しい規制を設けている。英国は国内法の駐留軍法を米軍に適用。英側が米軍基地の占有権を持ち、英軍司令官を置くことを定めている。ドイツ、イタリアも含め各国が米軍基地の管理権を確保し、訓練や演習に主体的に関与している状況が明らかになった。

 翻って日本の立場は正反対だ。外務省はホームページの解説で、外国軍の活動について「一般に…派遣国と受け入れ国の間で個別の取り決めがない限り、受け入れ国の法令は適用されない」と言い切る。根拠として以前は「一般国際法上」と説明していたが、具体的な「国際法」を示せず削除した。・・・ドイツ、イタリアは、日本と同じ敗戦国ながら、米軍機事故への世論の反発を背に改定を実現した。日本政府も、国際常識から乖離(かいり)した不平等協定を締結から五十九年も放置していいはずがない。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019060302000158.html

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(文化の扉)不条理劇というリアル 謎めいた世界、時代を映し出す鏡(2019/06/03朝日新聞)
1950年代、フランスを中心に、それまでの演劇の「常識」を覆すような作品が次々と生まれました。「不条理演劇」。ちょっと難解な響きですが、日本を含めて各国で繰り返し上演されています。その人気の訳を探りました。・・・日本でも不条理演劇、特に「ゴドー」は数多く上演され、創作の題材にもなってきた。学生運動の挫折を経た70年代、つかこうへいは講談調パロディーで、ゴドーの救世主的なイメージに決別。核戦争の恐怖が増す80年代初めには、鴻上尚史が「朝日のような夕日をつれて」で、もう何者も待たないと宣言した。その存在は、価値観の揺れを映す鏡にも似る。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14041041.html

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歯舞の海へ、一斉出漁(2019/06/03朝日新聞)
 北方領土・歯舞群島の一つ、貝殻島周辺の水域で2日、コンブ漁が始まった。午前6時、北海道根室市の納沙布(のさっぷ)岬沖に集まっていた小型漁船の集団が、岬から3.7キロ離れた貝殻島に日本が1937年に建設した灯台をめざし、一斉に海面を走り出した。

 漁は、好漁場の貝殻島が第2次世界大戦後に旧ソ連に実効支配されたため相次いだ漁民の拿捕(だほ)事件を受け、63年にソ連側に採取料を払って操業する民間協定を結んで始まった。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14041012.html

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神奈川にクジラの死体が続々 あふれる危険、人間も原因(2019/06/03朝日新聞)
 神奈川県の海岸で5月、相次いでザトウクジラの死体が打ち上げられた。「クジラやイルカが漂着している」という報告は全国で年300件ほどあるという。なぜ死に、打ち上げられるのか。

・・・ただ、船に衝突したり、興味本位で定置網に近づいたり、シャチに襲われたり、その道中は危険にあふれている。「肺呼吸なので、水面にも上がらなければいけない。でも、赤ちゃんはうまく呼吸できず、海が荒れているときに死んでしまうこともある」。動脈硬化症や寄生虫感染などの疾病でもクジラは死んでいく。漂着したクジラの調査で死因がはっきりわかるのは、2割程度だという。・・・胃の中にプラスチックが見つかることもある。昨夏、鎌倉市の由比ガ浜で見つかったシロナガスクジラはまだ乳飲み子だったが、胃からプラスチック片が見つかった。直接の死因ではないとみられているが、田島さんは「海の中に漂うプラゴミを間違えて口にしてしまったのだろう。温暖化や環境汚染物質など、クジラたちの生態を脅かす要因は様々。次から次へと発見される死因や漂着原因を解明する義務が人にはあるのではないか」と話す。
https://digital.asahi.com/articles/ASM5X6DPXM5XUTIL078.html

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アジア諸国、板挟み=米の新戦略に積極支持は少数−アジア安保会議(2019/06/02時事ドットコム)
【シンガポール時事】シャナハン米国防長官代行が1日、「アジア安全保障会議」で新たなインド太平洋戦略を表明した。アジア諸国の出席者からは一定の評価を示す声が上がったが、積極的な支持は少数派。米中の板挟みとなり明確な立場を打ち出せない苦しい立場を語る声が多かった。

ベトナムの軍人は積極的な支持は明言しなかったものの、「地域が平和なら米国の介入は必要ないが、現実は異なる。介入には意義がある」と理解を示す。インドの研究者、サーヤナラヤナ氏も「米国が介入するのは(アジア諸国側にも)利益があるから」と分析した。ただ、二大大国間に挟まれ、微妙な立場に立たされている国は多い。ミャンマーの防衛専門家は「(米中は)世界政治への影響力が甚大。ミャンマーのような小国は様子見するしかない」と本音を打ち明けた。タイの軍人も「中立を維持しており、いずれも支持しない」と断言した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019060100481&g=int

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700人、新基地阻止訴え シュワブ・ゲート前 県民大行動で結集(2019/06/02琉球新報)
【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設に抗議する「県民大行動」が1日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で開かれた。約700人が参加し、基地建設阻止に向けて結束を確認した。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「現場での闘いに多くの県民の心を結集させていかねばならない」と強調。その上で「オール沖縄の闘いが本土にも広がっている。民衆のパワーを一つにして、取り組んでいこう」と全国に向けて基地建設阻止を訴えた。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-928982.html

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エルトン・ジョンさん抗議 同性愛の場面、ロで検閲(2019/06/02琉球新報)
【ロンドン共同】英人気歌手エルトン・ジョンさんは1日までに、自らの半生を描いた映画「ロケットマン」の公開を控えたロシアで一部の場面が検閲でカットされたとして、抗議の声明をツイッターを通じ発表した。BBC放送によると、ジョンさんが同性愛者であることを表した場面が検閲対象となったという。

 ジョンさんは「われわれの社会が分断されていることの表れであり、悲しい」とロシアの配給会社による検閲を批判した上で、世の中から差別や偏見をなくすために努力を続けると強調した。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-928957.html

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米南部で乱射、12人死亡 市庁舎、4人負傷(2019/06/02東京新聞)
【ニューヨーク共同】米南部バージニア州バージニアビーチの市庁舎で5月31日、市職員の男が銃を乱射、地元の警察当局によると、12人が死亡、4人が負傷した。駆け付けた警察官と銃撃戦になり、容疑者は射殺された。警察は単独犯とみている。
 米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版によると、男はドウェイン・クラドック容疑者(40)。長年、同市の公共事業部門に勤めており、警察当局は容疑者が「不満を持っていた」と説明した。警察当局は容疑者が現役の市職員だとしているが、同紙は容疑者が市から解雇されていたと伝えた。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019060101001267.html

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無人運転の車両逆走し衝突、横浜 シーサイドライン、15人重軽傷(2019/06/02東京新聞)
1日午後8時15分ごろ、横浜市を走る新交通システム「金沢シーサイドライン」の新杉田駅(同市磯子区)で、無人運転の車両が逆走し、車止めに衝突した。神奈川県警磯子署によると、6人が骨折などの重傷で、9人が軽傷。署が詳しい事故の状況を調べ、業務上過失傷害容疑を視野に入れ捜査する。
 署などによると、新杉田発並木中央行きの5両編成で約30人が乗っていた。ドアが閉まって出発しようとしたところ、約25メートル逆走し、車止めにぶつかった。車両はコンピューター制御の自動運転という。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019060101002165.html

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見えない動機 川崎殺傷 「珍しいほど物証出ない」(2019/06/02東京新聞)
 川崎市多摩区で私立カリタス小の児童と保護者が殺傷された事件で、一日も多くの人が現場を訪れ、手を合わせた。神奈川県警の捜査では、事件直後に首を切って自殺した岩崎隆一容疑者(51)の動機の解明が難航している。県警は多数の人を狙った計画的犯行とみているが、自宅の捜索で動機につながる物は見つからなかった。長期間引きこもりがちだったという生活実態もつかめていない。 ・・・県警は岩崎容疑者の交友関係などを調べているものの、親族以外に関わりがあった人物は見つかっていない。カリタス小とのつながりも不明なままだ。捜査幹部の一人は「犯人が死亡した他の事件でも、ここまで手がかりが少ない事件はないのでは」と語った。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201906/
CK2019060202000134.html?ref=rank

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週のはじめに考える 民主化で生き延びよ(2019/06/02東京新聞)
独裁など強権的な政治から民主化に転じていた東南アジアの国々で、じわじわと“逆行”が進行中です。地域と国際社会への悪影響が懸念されます。・・・スー・チー国家顧問には、欧米などから「民主活動家ではなかったのか」と非難が寄せられています。ロヒンギャの一部がイスラム過激派に取り込まれているといいます。人道上も安全保障上も放置できません。

・・・マルコス元大統領が二十年間独裁を敷いたフィリピンでは、その後、大統領は一期六年で再選禁止になりました。マルコス氏より後の大統領は、おおむね穏健な人物が続いたものの、ドゥテルテ氏は別。麻薬容疑者の数千人が死亡するなど捜査は強権的です。それが「治安向上に役立っている」と高い支持につながっているのは皮肉です。

・・・タイでは軍政から民政へ移管するための総選挙が今春あり、まもなく組閣です。軍政に有利な選挙制度などにより、「軍政時代の暫定首相の続投」が濃厚。軍政からの脱却は難しそうです。

カンボジアではフン・セン体制が三十年以上続き、上下院は与党が独占。七〇年代のポル・ポト派による大虐殺のような事態は起きていないものの、健全な国家運営とは言い難いでしょう。

シンガポールは経済では世界に門戸を開いている半面、政治は人民行動党の独裁が長く続き「明るい北朝鮮」と揶揄(やゆ)もされます。

・・・「巨象に踏み荒らされぬよう生き残りを目指す草」。ASEANの高官は、ASEANをか弱い“草”に例えるそうです。国際政治学者の鈴木隆(りゅう)・名古屋学院大教授が解説します。「巨象(大国)同士が争わず仲良くなり過ぎず、バランスの中で地域の安定を目指すのがASEANの狙いです」
 中国を牽制(けんせい)し米国とも近づき過ぎない−。夏の各種会議は、ASEANの団結を強める民主化とともに発展・拡充してきました。この取り組みを続けるためにも民主化をバックさせてはいけません。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/
column/editorial/CK2019060202000153.html

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渡辺謙がゴジラで問う 科学とは、原発とは、戦争とは(2019/06/02朝日新聞)
「単なるパニック映画には出たくなかった。エンタメだが、21世紀の科学が人類に何をもたらすのかという深い部分に切り込んだ脚本を読んで出演を決めた」と振り返る。・・・ 「日本では『ハリウッド版はちょっとね』とはすにみるけど、もはやゴジラは世界中で愛される存在。だが決して人間の味方でもなく、怖がられることが、ゴジラの何よりの魅力」

・・・渡辺は震災を機に、「俳優としてどう社会に貢献できるのか」「エンタメだからこそ発信できることは何か」を強く意識してきた。来年公開の「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」は東京電力福島第一原発事故の際、現場で何が起こり、誰がどう動いたのかに切り込む。震災の記憶が薄れつつある日本社会に伝える意欲作だ。

 「日本人は過去を検証して向き合うのが下手だ」という。例えば日本の戦争映画では、登場人物の大半が戦争がイヤだと考えている設定のものが多いが、「当時は大半の人が『戦争をやれ』と言っていたのではないか。原発もそうだ。そういう歴史を、ぼくらはちゃんと受け止めて、再びそういう流れになったときに食い止められるかが重要」と強調した。
https://digital.asahi.com/articles/
ASM5W3V6BM5WUTIL00W.html?iref=comtop_8_03

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メルケル氏「壁を壊せ」 米ハーバード大で講演、トランプ氏ちくり(2019/06/02朝日新聞)
「壁」を壊せ――。ドイツのメルケル首相が5月30日、米東部ボストン近郊のハーバード大の卒業式で講演し、喝采を浴びた。保護主義や孤立主義、ナショナリズムを拒むよう主張。名指しこそしなかったが、かつて自分の前に立ちはだかった「壁」に触れつつ、トランプ大統領の政策を批判した。・・・ また、米中の貿易紛争が激化していることを念頭に、「保護主義や貿易紛争は、自由な国際貿易や私たちの繁栄の基盤をも危うくするものだ」と指摘。学生に「自国第一主義的ではなく、多国間主義的であるべきだ」と訴えるなど、暗にトランプ氏を戒めるような発言をするたびに、会場から大きな拍手が送られた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14039665.html

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ひきこもり報道、偏見が怖い 川崎殺傷で「懸念」声明相次ぐ(2019/06/02朝日新聞)
 「ひきこもりは危険という偏見をこれ以上かぶせられるのはたまらない」東京都内で1日に開かれた「ひきこもり親子・公開対論」。中高年ひきこもりの当事者や家族らが集う「ひ老会」の主宰者、ぼそっと池井多さん(57)は事件を報じるメディアの影響に言及し、危機感を表明した。

 自ら長期のひきこもり経験がある。「私だってむしゃくしゃしてブラックな気分になることはある。でも、それは私が50代でひきこもりだから、なのか。そうは思わない」ひきこもり経験者でつくる「ひきこもりUX会議」(林恭子・代表理事)は31日、声明を公表した。「『事件を悲しみ犯行を憎むこと』が『ひきこもる人たちをひとくくりに否定すること』に向かいかねない」と危惧。事件とひきこもりを先入観で短絡的に結びつけるような報道は、「無関係のひきこもり当事者を深く傷つけ、誤解と偏見を助長する」とし、報道機関に慎重な対応を求めた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14039661.html

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天安門事件「後悔ない、満足」 元学生リーダーが講演(2019/06/02朝日新聞)
中国の学生や市民による民主化運動が武力で弾圧された天安門事件から4日で30年となるのに合わせ、明治大学現代中国研究所は1日、当時の学生リーダーや著名な中国研究者を招いてシンポジウムを都内で開いた。・・・ 教授は「中国の指導者は独裁的でなければ長老や政敵との板挟みになる。習近平(シーチンピン)国家主席はこの教訓に学び、党の『核心』として徹底的に権力を握る政治を実践している」と述べた。

 シンポジウムでは、元学生リーダーの王丹氏(50)も講演した。「(学生らは)政府に対話を求めただけで、解決に実弾は必要なかった」と指摘し、党指導部が武力弾圧に踏み切ったのは「暴力による恐怖でしか統治できないからだ」と述べ、「党が政権を維持してきた理由は経済発展ではなく、恐怖だ」と批判した。
https://digital.asahi.com/articles/ASM61659MM61UHBI02S.html

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国際海底探査レース、日本チーム準優勝 賞金1億円(2019/06/02朝日新聞)
潜水艇型の海中ロボットで測量した海底の地形図の正確さを競う国際レースの決勝で、日本財団が出資し、海上保安庁職員も参加した国際チームが優勝した。・・・両チームは2017年、19チームによる予選を通過。ギリシャ沖で昨年あった決勝で米独、スイスなどのチームと水深1千メートル以深の海底を測量し、地形図の広さと正確さを競った。

 優勝した国際チームは、14カ国が参加し、海上保安庁職員の住吉昌直さんは測量データの処理を担当していた。クロシオは海洋研究開発機構や東京大、民間企業などのチーム。朝日新聞社のクラウドファンディング「A−port」で750万円を募って決勝に挑んでいた。レースで培った技術を安価な資源探査などにつなげたい考えだ。

https://digital.asahi.com/articles/ASM5X55G7M5XULBJ00T.html

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3人産んで発言 政治家の責任放棄だ(2019/06/01東京新聞)
 自民党の桜田義孝前五輪相(69)が、三人以上の出産を促す発言をした。極めて不適切な内容だ。少子化問題への適切な対応を怠ってきた与党政治家としての責任を、全く感じていないのではないか。
 「またか」「いいかげんにしろ」というのが率直な感想だ。・・・結婚や出産はあくまで個人の自由な意思に基づくべきだ。その上で、それを望む人たちが希望をかなえられるような環境をつくることこそが政治の責任であり、少子化対策の根幹ではないのか。・・・ 戦争発言の丸山穂高衆院議員の例を挙げるまでもなく、一度当選した議員を暴言や失言を理由に辞めさせるのは難しい。そもそもこうした議員を選ばないよう吟味するのは、有権者の責任である。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019060102000145.html

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「林住期」の森をいでて(2019/06/01東京新聞)
 インドには人生を四季に分ける考え方がある。生きる知恵を身に付ける「学生(がくしょう)期」、家庭を持ち社会参加する「家住期」、得た財産や家族を捨て森で修業をする「林住期」、定住せず巡礼の旅を続ける「遊行期」だ。
 五十代で仕事をやめ世界中を旅する女性がいる。金井重(しげ)さん(91)だ。初めて会ったのは二十年前、一人旅がスタイルで訪問国は既に百を超えていた。好奇心の赴くままの旅の話に魅了され、紹介記事を書いた。当時「今、林住期にいる」と語っていた。その後、どんな旅を続けているのか気になっていた。久しぶりに会うとそのスタイルが変わっていた。「足元を見つめ直す気持ちが強まった」と国内に関心が向いていた。・・・それは世を捨てた旅ではなく、社会の最前線に立ちその変化を見守ることだ。そう気づいた。人がより良く生きるにはその変化に目を向ける。長い旅路から得た実感のようだ。別れ際にその方法を尋ねた。「現場で出会う人と一緒に悩むこと。あなたと私の違いはあなたの若さね」。家住期の自分へ宿題をもらった気がした。 (鈴木 穣)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019052902000164.html

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<原発のない国へ ドイツ最前線報告> (下)再エネ発展の拠点へ(2019/06/01東京新聞)
「私たちが開発した蓄電技術を使えば再生可能エネルギーを無駄なく活用できます」。ドイツの首都ベルリン北西部の川沿い。第二次大戦前から操業する古びた石炭火力発電所。その一角にある、ぴかぴかの銀色のタンクを見上げ、大手電力バッテンフォール(本社・スウェーデン)のマーカス・ビットさんが言った。
 同社が新興企業ソルト・エックスと組んで実証実験する、「塩」を使ったユニークな電池技術だ。塩の一種である酸化カルシウムという物質に水を加えると発熱する化学反応を応用した。風がよく吹いて風力発電の出力が大幅に伸びる場合、余った電気で塩水を急速に蒸発させて塩と水に分離して置いておく。後で好きな時に塩と水を混ぜ合わすと高熱が発生、タービンが回り発電できる仕掛けだ。


 いま、ドイツ国内の大手電力会社は再エネ技術に追いつこうと必死だ。新興企業の手を借りることもいとわない。・・・「ドイツの大手各社は原発と石炭に依存し続け、再エネが世界的に拡大する潮流を完全に見誤った。従業員削減など大規模なリストラがさらに続く」。エネルギー専門金融会社アレクサ・キャピタルのジェラルド・リードさんはいう。・・・ エネルギー転換賞は、ドイツの政府系機関・エネルギー機構が二年前から開催しているエネルギー系ベンチャー企業の大規模交流イベントの目玉だ。今年は欧州、アフリカなど八十カ国からベンチャー企業四百五十社が応募した。イベントには各国から投資家も招かれ、企業との橋渡しが行われた。
 ドイツが交流会や賞金を設ける背景には、米国西海岸のシリコンバレーに世界のIT人材や投資家が集まるように、ドイツを世界の再エネビジネスの交流基地として発展させる狙いがのぞく。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201906/CK2019060102000132.html

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<社説>万国津梁会議始動 知見生かして基地縮小を(2019/06/01琉球新報)
知事が有識者の意見を聞く「万国津梁(しんりょう)会議」が始動した。人権・平和をテーマにした第1回会合で、玉城デニー知事は、在日米軍の駐留の在り方、海兵隊をはじめとする在沖米軍の駐留の必要性などを再点検し、基地の整理縮小に向けて議論するよう求めた。全国の米軍専用施設面積の7割が集中する沖縄の理不尽な状況を改善するために、建設的な提言を期待したい。


 万国津梁会議の設置は知事選の公約だった。アジアをはじめ世界各国との経済交流や米軍基地対策などの促進を図るための会議である。・・・おびただしい数の住民を巻き込んだ地上戦を経て沖縄を占領した米軍は、住民を収容所に押し込んだまま土地を奪った。普天間飛行場のある場所も戦前は集落が点在する農村地帯だった。戦後、収容所や避難先から住民が戻ったときには立ち入りができなくなっていた。この土地を返す代わりに新たな基地が必要と言うのは、「盗んだ物を返すから別の物を寄こせ」と開き直る強盗にも似た態度ではないか。
 2月の県民投票で示された沖縄の民意を踏まえ、代替策を示す責任があるのは政府の方である。
 その点を度外視して、県に代替案を求めるのはお門違い以外の何物でもない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-928440.html

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山本太郎氏、ひとりからの挑戦 野党に化学反応起こすか(2019/06/01朝日新聞)
その中心にいるのは山本太郎参院議員だ。ビール箱の上に立ち、年代別の貯蓄データなどを映したモニターを指しながら熱弁をふるう。「この国に生きる人の56%くらいが生活が苦しいと、シングルマザーの82%以上が生活が苦しいと言っている」「野党全体で消費税を5%に下げると早く言わなきゃ」1時間を超えて、聴衆からの質問に一つずつ答える。最前列の聴衆との距離は1メートルほど。サラリーマンや学生が徐々に足を止め、人垣は大きくなってゆく。

・・・「大胆な財政出動を求める反緊縮への訴えは世界的なムーブメントであり、山本氏はようやく日本に現れた最初の一人」。そう語るのは、「反緊縮!」を合言葉に、草の根から野党超党派に呼びかけるキャンペーンを展開する立命館大経済学部の松尾匡教授だ。・・・ 「素人が口出すなっていう空気があるじゃないですか。私も言われました。政治のプロと言われる人間たちに任せてきて、この国、どうなりましたか?」「素人」の「非常識」な試みで終わるのか。それとも、多弱野党に化学反応を起こすムーブメントになるのか。「ひとり」から始まった山本氏の挑戦が続いている。(フロントライン)(河合達郎)
https://digital.asahi.com/articles/
ASM5Y55L5M5YUTFK00R.html?iref=comtop_8_03

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(Question)政治とイスラム、なぜ近づく? ジャムハリ・マクルフ氏(2019/06/01朝日新聞)
「政治がイスラム教の影響から抜けられなくなった。現職のジョコ氏は副大統領候補にイスラム指導者を選び、対するプラボウォ候補はイスラム国家を目指す急進派の組織や地域から支持を得た。どちらも、政治に関わろうとするイスラム勢力の野心を受け入れた。結果はどうあれ、誰もが政治とイスラムの関係を語るようになりつつある」・・・「政治や社会、経済がその国の多数派の宗教から影響を受けるのは普遍的と言えるが、最近の大きな変化は、従来の価値を守ろうとする保守主義の世界的な高まりだ。トランプ米大統領への支持や英国の欧州連合離脱と同じだ」

 「中国に経済を支配され、職を失い、文化も変質するのではないか、と恐れる人々がいるなかで、プラボウォ氏は『自国第一』を訴えた。選挙が保守的なイスラムを表面化させたとも言える」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14038512.html

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(社説)首相「風」発言 解散権をもてあそぶな(2019/06/01朝日新聞)
国民の代表である衆院議員全員をクビにして民意を問い直すという「解散」の重みをわきまえぬ、不見識極まる発言だ。ウケ狙いの軽口と見過ごすわけにはいかない。

 夏の参院選に合わせた衆参同日選の可能性が取りざたされるなか、安倍首相が一昨日の経団連の総会でのあいさつで「解散風」に言及した。トランプ米大統領とのゴルフについて、4月の訪米時は風が強かったが、先日の千葉ではあまり吹いていなかったと紹介した後、「風という言葉に今、永田町も大変敏感」と話題を転じ、「風はきまぐれで、誰かがコントロールできるようなものではない」と述べた。

 首相自ら解散風をあおるかのような発言は異例である。解散を判断する立場にありながら、「きまぐれ」とか「コントロールできない」などと、人ごとのように語るのも無責任だ。憲法7条は、内閣の助言と承認に基づく天皇の国事行為のひとつとして、衆院の解散を挙げる。過去、多くの首相がこの規定を根拠に解散をしてきた。選挙で民意を問う意義は軽んじるべきではない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14038318.html

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(社説)森友問題判決 核心はなお闇のままだ(2019/06/01朝日新聞)
学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却を巡る問題は、依然として核心部分が闇のままだ。行政の公平性をゆがめ、国会の審議を傷つけたのではないかとの疑念は晴れていない。・・・市議は裁判で価格決定の経緯を知る財務局職員の証人尋問を求めたが、国は「体調不良」を理由に拒んだ。なぜかたくなに口を閉ざそうとするのか。小学校の名誉校長に安倍首相の夫人、昭恵氏が就いていたことが関係しているのか。改めて疑問が膨らむ。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14038319.html?ref=pcviewpage

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(著者に会いたい)『稽古の思想』 西平直さん(2019/06/01朝日新聞)
身につけたわざを手放す 京都大学教授・西平直(ただし)さん(62)

 大学で教え始めた、30代の前半。「学生たちの前で話をするのは、恐怖に近かったですね。うまくゆく時と、ゆかない時がある。なぜか、というのが出発点でした」手がかりを求めてさまよううち、準備は必要だが、状況に合わせてそのシナリオから離れるのが大切だ、と考えるようになった。そして、たどりついたのが「稽古の思想」だ。この本は、自分が稽古した経験を書いたのではない。能や歌舞伎、茶道や禅など、日本語で蓄積されてきた知恵を、考え直したものだ。

 「稽古の核心は、習って身につけた『わざ』をいったん手放す、という反転する動きだと思います」 大学院では西洋哲学と教育学を学び、発達心理学者エリクソンを研究した。「東洋のものをやりたい」と考える40代の東京大助教授だったころ、ふと立ち寄った古本屋に世阿弥や能の本が棚の数段分並んでいた。研究の奥の深さに圧倒され、店を出たが、「研究費で手に入る」と気づいて引き返し、すべて買った。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14038409.html

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(ビジネス)『大量廃棄社会 アパレルとコンビニの不都合な真実』 仲村和代、藤田さつき〈著〉(2019/06/01朝日新聞)
安くておしゃれな服。24時間何でも買えるコンビニ。そんな“豊かさ”の代償について考えさせられる書である。売れ残った服が集まる倉庫、古着のリサイクル工場、廃棄された恵方巻きなどを飼料に加工する工場――女性記者による現場ルポは、大量生産・大量廃棄社会の現実を描き出す。個々の取材の断片をつなぎ合わせて浮かび上がるのは、大量廃棄を前提としたビジネスモデルの功罪だ。

原価を抑えるため、アパレルは売れ残り覚悟で人件費の安い国に大量発注する。コンビニでは、本部の取り分を増やし、「販売機会ロス」を避けるため、店舗側に多めの発注を求める。なんという無駄だろう。その無駄の裏で、低賃金の長時間労働や地球環境への負荷といった無理が生じていると本書は指摘するのだ。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14038497.html

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