(世界発2019)密入国、内戦のイエメンへ アフリカから死の危険冒しても/はびこる密航業(2019/05/16朝日新聞) イドリスさんは1年半前にも密航船でイエメンに入ったが、武装した男らに拘束され、親族は身代金を要求された。そのとき受けた拷問の傷が首筋に残る。解放後にサウジで羊飼いとして2カ月働き、不法滞在で強制送還。だが故郷は仕事もなく貧しい。危険を冒してでも再びサウジに渡ることを決めた。・・・夏場の気温は50度になり、のどの渇きや病で息絶える者もいる。船は強風や高波、客の乗せ過ぎで時折、転覆する。内戦状態と知らずに入ったイエメンで戦闘に巻き込まれたり、誘拐されたりすることもある。無事にたどり着けるのは、ごく一部だ。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14015870.html (社説)核大国の責任 包括的な軍縮へ一歩を(2019/05/16朝日新聞) 核の脅威が蔓延(まんえん)する世界においては、どんな大国でも自国第一の安全保障など確立できない現実を直視するべきである。・・・日本政府は保有国と非保有国の橋渡しを自認してきたが、核禁条約に背を向ける限り、役割を果たしているとは言えない。来年のNPT会議で不拡散体制が堅持できるよう、米国を含む各国の調整に努めるべきだ。 (声)日本国憲法の全て、生活の原点(2019/05/16朝日新聞) 5月3日、令和の騒がしさと熱狂の最中、「日本国憲法」(現憲法)と「大日本帝国憲法」(明治憲法)を読み直した。現憲法は第1条から8条が「象徴天皇制」条項。9条は「戦争の放棄」条項。11条から40条は基本的人権条項で、主語や、権利を有する主体は「国民」や「何人も」となっている。明治憲法は、第1条「大日本帝国は万世一系の天皇これを統治す」とあり、各条項の主語は「臣民は」だ。 現憲法制定時の、先の大戦の深い反省に立つ先人たちの平和・正義・繁栄への強い願望を実感する。人間誰しも個人として尊重され、幸せに生きたいと願う。幸福追求権や思想信条宗教の自由・生存権など各種人権事項は空気と同じだ。ことに第14条「法の下の平等」は人間相互の公平性を担保している。明治憲法の時代、女性に参政権はなかった。 軍国主義まっただ中の国民学校2年生の夏に終戦を迎えた。戦争の惨禍と戦後復興を目の当たりにした。現憲法の全条項が生活の原点だ。 (声)「微力だが無力ではない」、胸に(2019/05/16朝日新聞) 東日本大震災翌年の2012年3月に、定年退職した。その年の5月、思い切って3泊4日の東北支援のボランティアに応募した。出発式のとき、今回のボランティアに寄せて「私たちの活動は、微力だが決して無力ではない」と主催者からあいさつがあった。その言葉を胸に、バスに乗り込んだことを今でも思い出す。 ジャーナリストの池上彰さんの著書「世界から核兵器がなくならない本当の理由」(SB新書)を読んで、この言葉は被爆者からの発言だと教えられた。池上さんが広島で勤務していたとき、直接聞いたものだという。長崎の高校生が「微力だけど無力じゃない」を合言葉に、核兵器廃絶の署名活動をしていることも調べて知った。 現在、私は郷里の広島の平和記念公園で、修学旅行生などを相手に慰霊碑めぐりのボランティアガイドを手伝っている。「私たちは微力ではあるが無力ではない」。池上さんと同じく、私もこの言葉を胸に刻み、ささやかながら活動を続けていきたい。 |
米軍、公道で銃携行させる 日本人警備員に 地位協定違反(2019/05/16東京新聞) 温暖化対策 “物差し”はできたが(2019/05/16東京新聞) 空き家問題 地域を再生する視点で(2019/05/16東京新聞) 「生か死か」ネット投票で自殺 マレーシアの16歳少女(2019/05/16東京新聞) <社説>領土返還「戦争で」 暴言の責任取って辞職を(2019/05/16琉球新報) <金口木舌>お金と時代、民の歴史(2019/05/16琉球新報) ▼渋沢は「日本の帝国主義時代に朝鮮半島の経済を奪い取った主役だった」というのだ。「安倍政権の歴史修正主義が反映された可能性がある」との見方も。「日本の資本主義の父」も、韓国での評価は逆だ・・・▼オーストラリアではユニークな硬貨が登場した。絶滅の危機にある先住民14言語を刻んだ50セント硬貨が発行されたとCNNのホームページが報じた。国連の「国際先住民族言語年」に合わせた取り組みという 「子どもをダシに基地反対するな」 緑ヶ丘保育園父母会のFB投稿に中傷コメント相次ぐ 父母ら「怖い」と削除(2019/05/16琉球新報) 与那城さんは「応援してくれる人もいた。今後もめげずに発信していきたい」と話した。今後は投稿の公開範囲を設定することを検討するという。 |
景気悪化 雇用へは波及させまい(2019/05/15東京新聞) 内閣府が公表する景気動向指数が「悪化」となるのは六年二カ月ぶりだ。ただ街角の景況感を測る景気ウオッチャー調査は昨年十二月、すでに悪化を示していた。政府は一月の月例経済報告で景気拡大が「戦後最長になった」としたが、幻であるのは確実だ。・・・六月、大阪で二十カ国・地域(G20)首脳会合が開かれる。ここでの米中会談が最大のヤマ場だろう。 決裂すれば世界経済は、自国の富を最優先する三百年前の重商主義に逆流する恐れさえある。仕切り役の日本は、対立から融和への転換点となるよう周到かつ万全の準備をしなくてはならない。 「米国との戦争は求めていない」 イラン・ハメネイ師(2019/05/15東京新聞) 米国はイラン核合意を離脱し、核開発や弾道ミサイル開発停止、地域紛争介入の撤退など十二項目を要求。ハメネイ師のウェブサイトによると、政府高官らに向けた十四日の演説で「交渉は有毒だ。国家の明確な決定は米国に抵抗することだ」と強調しつつ、決定的な軍事的対立は避けたい意向をにじませた。 期待は失望に マクロン氏試練 大統領就任2年 支持率32%(2019/05/15東京新聞) 残る基地「望んだ沖縄か」 本土復帰47年 「辺野古」対立続く(2019/05/15東京新聞) 鬼籍に入った復帰協の同志らに代わり、基地なき沖縄を目指して、抗議や講演活動を続ける。「闘いは終わらない」。五月十五日は、自らを奮い立たせる日だ。 <社説>日本復帰47年 国民主権機能しているか(2019/05/15琉球新報) 復帰と同時に県民は、この憲法とともに歩んできた。しかし憲法の三大原理である基本的人権の尊重、国民主権、平和主義は、沖縄では画餅のごとく、現実の実感を伴わないまま今に至っている。国土の0・6%の県土面積に在日米軍専用施設面積の約70%が沖縄に存在する。広大な基地は依然残されたままだ。その上に名護市辺野古では新基地の建設が民意に反して強行されている。主権在民は果たして機能しているだろうか。甚だ疑問だ。 沖縄復帰47年 県民の要求は「核抜き、本土並み」ではなかった…(2019/05/15琉球新報) 夕食時に戦闘機の爆音 岩国所属のF35Bが普天間に飛来 最大106デシベル騒音(2019/05/15琉球新報) 市の基地被害110番には「戦闘機みたいなものが飛んでいった。すごい音だった」との苦情が寄せられた。 |
自由の女神像博物館が完成、NY(2019/05/15朝日新聞) 放射性物質漏れは規定違反(2019/05/15朝日新聞) (地球24時)パプア東部、M7.5の地震(2019/05/15朝日新聞) (社説)維新丸山議員 言語道断の「戦争」発言(2019/05/15朝日新聞) 北方領土へのビザなし交流の訪問団に、「顧問」として同行した日本維新の会の丸山穂高衆院議員である。・・・ 憲法9条は国際紛争を解決する手段としては、戦争を放棄するとしている。北方領土を武力で取り戻すという選択肢は、そもそも日本の国是に反する。 (ニュースQ3)ポケモン・ガンダム・キティ…米で映画化続々(2019/05/15朝日新聞) 京マチ子さん死去 95歳 「羅生門」「雨月物語」(2019/05/15朝日新聞) また53年の溝口健二監督「雨月物語」が同映画祭の銀獅子賞を獲得。54年には衣笠貞之助監督「地獄門」がフランス・カンヌ国際映画祭の最高賞と、出演作が相次いで国際的な賞を獲得。大映のドル箱スターであり、同時に世界に名を知られる俳優となった。 40代、貧困ポスドクの悲哀 時給バイト以下、突然クビ(2019/05/15朝日新聞) 自らも教育学で博士号を取得している舞田敏彦さん(42)は、その気持ちを「痛いほど分かる」と語る。大学院で学び、研究職に就くことを望みながらも、安定した職と生活が得られない。ロスジェネ世代の博士たちもまた、不安定雇用の壁に苦しんでいる》 たいへんショックを受けました。私自身、大学院で博士号を取った後、5校ほどで非常勤講師を務めながら、40校以上の大学教員の職に応募しました。しかし、30代も後半になるとなかなか難しい。 ・・・ それも数年前、40歳になった年に契約を切られました。若い人に代わって欲しいという理由で、複数の大学から同じことを言われた。日本ではすぐに年を聞かれますが、人間の価値は年齢で決まるんでしょうか。ロスジェネが就職しにくい理由はそこにある。今は高度フリーランスという働き方を目指し、文筆で独り身を養っています。博士課程の時に受けていた奨学金は、今も月に3万円ずつ返しています。 |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |