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KIJI LISTpoint NEWS LIST

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2017/03/01sankaku03/04

伊江島の基地強化に反対決議 集会に120人(2017/03/04琉球新報)

【伊江】米軍の土地接収に対する住民の抵抗運動の先頭に立って平和を希求した運動家・阿波根昌鴻さんの思いを継承する「わびあいの里」は4日午後、伊江村の真謝公民館で、伊江島の米軍基地の機能強化に反対する集会を開いた。約120人が参加し、集会後は村内をデモ行進するなどした。伊江島の基地問題などについて学ぶ「第15回学習会『ゆずり合い 助け合い 学び合う会』」の一環。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-455127.html

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米、安倍政権の報道圧力に懸念 人権報告書、総務相発言に(2017/03/04琉球新報)
 【ワシントン共同】米国務省は3日、16年版の人権報告書を発表した。高市早苗総務相が昨年2月、放送法の定める「政治的公平」への違反を重ねる放送局に電波停止を命じる可能性に言及した点に触れ、安倍政権によるメディアへの圧力強化に懸念が強まったと指摘した。 報告書は、特定秘密保護法の成立も報道機関への圧力を高めたと例示し、日本の記者クラブ制度が排他的で「自己検閲を助長している」と批判する声も紹介した。
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-455041.html

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宅配激増、ヤマト悲鳴 サービス残業常態化、薄利で営業利益減(2017/03/04朝日新聞)
 宅配便最大手のヤマトホールディングス(HD)が、全社規模で未払い残業代の支給を進める方針を決めた。異例の経営判断によって、ネット通販を支える宅配の現場がサービス残業で支えられている実態が改めて浮き彫りになった。・・・ ヤマトの配送拠点は全国約4千カ所。宅配業界で群を抜く規模だ。自社で多くのドライバーを雇い、荷物が集中する地域に人手を移すなどして、他社に頼らず家庭に配り切るノウハウを蓄積。業界2位の佐川急便が2013年に手放したネット通販大手アマゾンの荷物も多く引き受けてきた。

・・・「荷物が増えるほど配送効率が高まり、利益率が上がる仕組み」(幹部)を作り上げていたはずだったが、「荷物量の伸びは予想を超えていた。読みが甘かった」。丹沢秀夫常務は悔やむ。ヤマトHDの17年3月期の宅配便の個数は前年より8・0%増えて18億7千万個になる見込みだが、営業利益は前年より15・4%減る見通し。ネット通販の普及で利幅の薄い荷物が増え、自社で運びきれない分を他社に委託する費用がかさんでいる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12824658.html

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森友学園問題、首相発言の経過(2017/03/04朝日新聞)
■教育内容の是非 「評価」一転「批判」に

 学園の幼稚園で教育勅語を暗唱させ、憲法改正で首相を後押しする日本会議のメンバーの籠池氏との接点について、首相は妻昭恵氏の大阪の知人を通して知り合ったと説明。当初、「妻から(籠池)先生の教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている」(2月17日)と評価していた。ところが幼稚園の教育方針をめぐる問題が指摘され始めると一転、「教育者としていかがなものか」(同24日)と批判。野党から「(園児が)『安倍首相がんばれ。安保法制国会通過よかったです』と言うような幼稚園は首相の共鳴するものか」と追及されると「『がんばれ』とか園児に言ってもらいたくない」(同27日)と突き放すようになった。・・・ 首相は学園側との資金的な結びつきを一貫して否定した。幼稚園の保護者向けの資料に2015年に幼稚園で講演した昭恵氏への支出を示す記載があると野党側から指摘されたが、「全く承知していない」(同28日)と明言した。

・・・そうしたなか、自民党参院議員の鴻池祥肇(こうのいけよしただ)元防災担当相が籠池氏から働きかけを受けたと証言。共産党の小池晃書記局長は参考人招致を自民党総裁として指示するよう再三迫ったが、首相は「議会運営のことであるから、国会で決めていただくことだ」(3月1日)と答弁。内部調査にも消極的な姿勢を示した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12824630.html

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(社説)共謀罪と与党 許されぬ「了承ありき」(2017/03/04朝日新聞)
確認したいことはたくさんある。たとえば共謀罪が導入される犯罪の種別と数だ。組織犯罪防止の国際条約に加盟するには、重大犯罪のすべてに共謀罪を設ける必要があると政府は主張してきた。その数は670を超すはずだが、原案では277になっている。過去の閣議決定や答弁との整合性について明確な説明が必要だ。・・・問題は「一変」と判断する根拠であり、その証拠をいつ、どうやって集め、捜索などの令状を出す裁判所に説明するかだ。ここがあいまいなため、ふつうの人にも幅広く監視の網がかかることに変わりはないとの批判が出ている。しかし金田法相は「捜査を始める時期は一概に言えない。疑いの程度次第だ」という答えに終始している。・・・だが、犯罪の疑いのある人物の自動車にGPS端末を勝手に装着して行動を監視し、その行為が発覚してもシラを切り通したり、労組などが入る建物の前に監視カメラを取りつけたりする警察である。恣意(しい)的な運用はあり得ないと言われても説得力を欠く。検察についても、証拠を改ざんしてまで有罪をとろうとした事件は記憶に新しい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12824620.html

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(声)「ポスト真実」日本も同じでは(2017/03/04朝日新聞)大学非常勤講師 佐藤くみ子(東京都 68)

 「ポスト真実」という言葉を知りました。真実、事実を重視しない状況を指すそうです。トランプ米大統領の政策や発言が事実に基づかなくても、現状に不満を持つ人々の気分に訴えて一定の支持を得る状況を恐れる言葉として、よく使われます。例えば、経済活性化のために地球温暖化の事実を「なかったこと」にするやり方です。日本はどうか。こちらも「ポスト真実」という気がします。南スーダンの「戦闘」を国民に「衝突」と説明する。「戦闘地域」には自衛隊を派遣できないから「真実」を隠そうとしたのでしょう。「共謀罪」を衣替えしたものを「テロ等準備罪」と呼ぶ。テロが怖い国民の心理を利用しようとしたのでしょうが、法案の条文に「テロ」の表記がなく議論になっています。第2次大戦中、軍部は「全滅」を「玉砕」と、「退却」を「転進」と言い換えて厭戦(えんせん)気分を封じました。事実を別の言葉に置き換える政策が今もまかり通る恐ろしさを感じます。どんな言葉に置き換えても事実は事実。「米国はひどいね」なんて論評している場合ではありません。「NO」と言うべき時に「NO」と言わなければ、いつの間にか「冬の時代」になると思えてなりません。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12824611.html

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学園の籠池氏、維新府議にも接触 小学校設置への協力要請(2017/03/03東京新聞)
大阪府豊中市の国有地が、小学校用地として評価額より大幅に安く学校法人「森友学園」(大阪市)に売却された問題を巡り、学園の籠池泰典理事長が2014年、政治団体・大阪維新の会の中川隆弘大阪府議(56)に小学校設置認可への協力を直接求めていたことが3日、分かった。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017030301001289.html

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女性議員の数 クオータ制導入しては(2017/03/03東京新聞)
「ガラスの天井」を破る第一歩にしてほしい。国会や地方議会選挙で男女の候補者数を「均等」にするよう求める法律が今国会で成立する見通しになった。女性の政治参画の流れを加速化したい。世界百九十三カ国中、日本は百六十三位。議会の国際組織・列国議会同盟が一月にまとめた各国の下院(日本は衆院)に占める女性議員の割合である。驚くべき低水準である。日本の衆院議員に占める女性の割合は9%。世界平均23%の半分にも満たない。アジアだけでみても、四割近くを女性が占める一位の東ティモールの足元にも及ばないほか、中国、韓国にも離されている。日本は完全に国際潮流から取り残されている。・・・ フランスや韓国では憲法や法律で女性候補者の割合を義務付ける。スウェーデンやノルウェーでは、比例代表の候補者名簿を男女交互にするなど政党が独自の取り組みをしている。日本も法改正や党則変更などで、クオータ制を導入する時にきている。専門家の研究では、女性議員は女性の権利、子育て、介護、女性に対する暴力といった政策に熱心に取り組み、こうした施策の前進に貢献しているという。日本でも男女共同参画社会基本法やDV(家庭内暴力)防止法などが、女性議員の尽力で制定されたことを忘れてはなるまい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017030302000145.html

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森友学園問題  深い闇を徹底解明せよ(2017/03/03京都新聞)
政治家の口添えで国民の財産が破格で払い下げられたのでは−。そんな疑念が膨らむばかりだ。大阪の学校法人・森友学園が、小学校建設用地として豊中市内の国有地を安価に取得した問題で、籠池泰典理事長が自民党の鴻池祥肇元防災担当相に土地を安くするよう繰り返し働き掛けていたことが判明した。籠池氏は議員会館を訪ねて「紙包み」を渡そうとした。過去には政治献金もしている。・・・森友学園が運営する幼稚園では教育勅語を暗唱させ、運動会で園児に「安倍首相がんばれ」と呼び掛けさせている。時代錯誤であるばかりか、教育基本法が禁じる「政治的活動」に他なるまい。その学園が新設を目指す小学校の名誉校長に、安倍首相の妻昭恵氏が名を連ねていた。その経緯についての首相の釈明は、籠池氏の説明とは食い違う。大阪府の動きもおかしい。借入金で小学校を新設したいという森友側の求めに沿う形で府は設置基準を改正した。当時の知事は安倍首相と懇意の橋下徹氏である。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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熊本の被災地、絵で支援 仏の画家が児童と制作(2017/03/03京都新聞)
親日家のボノールさんは、25年前から日本各地での絵画展に参加し、東日本大震災の被災地支援にも携わった。教室は、絵に親しんでもらおうと図工の時間を活用して開き、6年生21人が参加した。ボノールさんは、縦70センチ横110センチの2枚の画用紙に、花飾りを付けたフランス人女性と同国の田園風景を絵の具で素描きした。児童たちはボノールさんから「思うがまま、怖がらずに筆を動かすことが大切」と指導を受け、花や田畑といった背景を自由に描き足していった。椏光邦君(12)は「あれこれ考えずに感性で描いていいと分かった。絵を描くことがますます好きになりそう」と笑顔で話した。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170303000052

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我々は今、エネルギー革命の真っ只中(じゅん / 2017年2月19日みどりの1kWh)
原子力政策とエネルギー問題の世界的に著名なコンサルタントで、1997年に日本の故高木仁三郎氏(注: 物理学者、「原子力資料情報室」設立者)とともに「もう一つのノーベル賞」といわれるライト・ライブリフッド賞を受賞したマイケル・シュナイダー氏が、このほどドイツの新聞とのインタビューで、「我々は今、エネルギー革命の真っ只中」という見解を発表した。・・・我々は国際的なエネルギー政策について、これまでとは全く違った構想を必要としています。その構想では、エネルギー利用の考え方を根本的に変える必要があるのです。つまり、電力の生産やキロワット時の節約、あるいは石油やガスの消費といった観点に、もはや立たないということです。極端な表現をするならば、エジソンの発明した電球をLEDのランプに変えるだけでは、現代的なエネルギー政策とは言えないということです。

エネルギー利用は基本的に6つの分野に分かれます。すなわち、調理、光、熱または冷たさ、モビリティ、コミュニケーション、動力の6つです。現代的なエネルギー政策は、これらの分野でインテリジェントなサービスを提供しなければなりません。これは電力供給源が、再生可能な自然エネルギーを基とするか、あるいは石炭や原発によるかをめぐるこれまでの議論とは根本的に違うものです。この構想の重要な原則は、まず、すでに存在するものの可能性を最大限に利用しなければならないということです。・・・私は、進行中のエネルギー革命の中で日本は取り残されていると、本当に思う。この革命はすでに起きているのだ。興味深いことに日本は、何十年も最先端を走っていた。その日本が、エネルギー部門で起きている根本的に決定的な発展状況について、置いてきぼりとなっている。原子力発電は、国際的なエネルギー分野で限定的な役割しか果たしていない。

一方、再生可能エネルギーは、今日すでに競争力を持っている。起きているのは中央集中型のトップダウンから分散型への動きだ。エネルギーの未来は、手頃な価格での分散型超高効率技術、スマートグリッド、マイクログリッド、そして持続可能な都市計画にある。原子力政策は、基本的にその逆だ。集中型で柔軟性に欠け、一般的に専制的アプローチを具現している。原子力エネルギー利用の継続は、持続可能なエネルギー政策の緊急の実施にとって、大きな障害となるだろう。
http://midori1kwh.de/2017/02/19/8866

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辺野古新基地:ブロック5個、海中に投下 ゲート前で40人座り込み(2017/03/03沖縄タイムス)
 沖縄県名護市辺野古の新基地建設工事で、沖縄防衛局は3日も作業を進めた。午前11時半までに、米軍キャンプ・シュワブ沖で大型作業船から5個のコンクリートブロックを海中に投下された。 シュワブゲート前では、約40人の市民が座り込んだ。午前8時45分、市民らが機動隊に排除され、クレーン付きトラックやダンプカーなど計8台がゲート内に入った。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/86812

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翁長沖縄知事、森友学園HPに不快感 「こうやって(誤った情報が)拡散していくんだな」(2017/03/03沖縄タイムス)
 沖縄県の翁長雄志知事は2日の県議会一般質問で、大阪市の学校法人「森友学園」の籠池(かごいけ)泰典理事長がホームページに掲載していた、知事に関し「中共の手先かもしれない」などとする書き込みに反論した。その上で「責任のある立場の方々は、事実関係を確認した上で発言するべきだ」と苦言を呈した。籠池氏は知事に対して「親中華人民共和国派」「娘婿も支那の人」などと事実誤認の書き込みをしていた。知事は「私の娘は一度も中国に行ったことがない」などと強調。書き込みを報道で知ったとして「大変びっくりした。このようにして(誤った情報が)拡散していくんだなと思った。ネットに一度載ってしまったら、(印象が固定化され)大変なことになる」と述べ、不快感を示した。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/86743

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ムバラク元大統領に無罪 エジプトの最高裁(2017/03/03琉球新報)
【カイロ共同】2011年のエジプト革命をめぐり、反政府デモ隊の殺害に関与した罪などに問われた元大統領のムバラク被告(88)のやり直し裁判で、エジプトの破棄院(最高裁)は2日、無罪判決を言い渡した。中東通信によると、これで判決が確定した。ムバラク氏は15年5月以来、別件の公金横領罪で禁錮3年の刑に服している。
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-454164.html

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昭恵氏の森友学園講演、官邸職員同行 「私的な行為」(2017/03/03朝日新聞)
 3日の衆院国土交通委員会では、安倍晋三首相の妻昭恵氏が大阪市にある森友学園の幼稚園で2015年9月に行った講演に、首相夫人のサポート役として首相官邸に配置されている国家公務員5人のうち、1人が同行していたことが明らかになった。・・・ 国会では、幼稚園の虐待とも受け止められかねない指導や差別的な言動が指摘され、名誉校長だった昭恵氏と籠池氏の関係や首相の道義的責任の有無が論点になっており、野党は引き続き追及する構えだ。
http://digital.asahi.com/articles/ASK333W6FK33UTFK009.html?iref=comtop_8_01

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(ひと)斎藤工さん 「移動映画館」で被災地を応援する俳優(2017/03/03朝日新聞)
被災地や映画館のない地域を、移動劇場で応援するプロジェクトを2014年に立ち上げた。・・・月に20本は見るという映画好き。東京育ちで、幼いころから劇場に通った。しかし近年、地方を中心に各地で映画館は減り続け、東日本大震災では被災して閉館を余儀なくされた館も出た。震災は、宮城県から何度も握手会に来てくれた女子高校生のファンの命も奪った。「未来があり、希望に満ちた年代の人が天災に巻き込まれた」。自分にできることはないか。思い立ったのが、同じ空間で映画の感動を共有できる移動劇場だった。「世界には素晴らしい映画がある。子どもたちに劇場体験を届けたかった」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12822860.html

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(社説)森友学園 政治家の関与、解明を(2017/03/03朝日新聞)
 政治家の関与が疑われる以上、すみやかに関係者を国会に招致し、不自然な取引の背景を徹底して調べる必要がある。学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題にからみ、新たな証言が出た。自民党の鴻池祥肇(こうのいけよしただ)・参院議員が14年春、議員会館事務所を訪れた学園の理事長夫婦から「紙に入ったもの」を差し出され、「これでお願いします」と言われたという。鴻池氏は受け取らず、中身も見なかったと話す。・・・ 理解できないのは安倍首相の対応である。きのうの国会では「会計検査院がしっかり審査すべきだ。政府としてできることはそれが最大限だ」とまるでひとごとのようだ。自ら疑惑の解明に指導力を発揮すべきだ。問われているのは、国民の共有財産である国有地が格安で売却されたのではないかという重大な疑惑だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12822700.html

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(声)やはり「日本死ね」の気分になる(2017/03/03朝日新聞)地方公務員 池田瑠美(東京都 37)

 子どもを保育園に預けています。雨の日、知り合いのお母さんが別の保育園に預けている1歳の下の子を連れ、午後6時ギリギリに駆け込んで来ました。門から玄関まで数十メートル。傘もささず、泣き叫ぶ1歳児を引きずるように抱えて。午後6時を過ぎれば延長料金がかかるのです。1歳の子は玄関に寝転んで泣き叫んでいました。お母さんも、ぼうぜんと玄関に座り込みました。その姿に胸が痛みました。「疲れちゃいますよね」と声をかけるのが精いっぱいでした。今回も転園が認められず、また4月からの1年間、2カ所の保育園を朝晩行ったり来たりしなければならないそうです。この大変さを、政治家はどれくらい理解しているのでしょう。「待機児童ゼロ」は、いつになったら実現するのでしょうか。母親に心の余裕がないと、子どもにも影響が出ます。一番不利益を被っているのは私たち母親、ひいてはその影響をじかに受ける子どもたちです。これが21世紀の先進国の姿ですか。やはり「日本死ね」の気分になるのは、私だけでしょうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12822703.html

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(声)森友学園、参考人招致実現せよ(2017/03/03朝日新聞)パート 川邊宗孝(愛知県 68)

 豊洲市場移転問題を巡り、東京都議会は百条委員会を設置し、石原慎太郎元都知事らを証人喚問することになった。真相解明への不可欠の一歩になるのは確かだろう。一方、衆院予算委員会では、「森友学園」(大阪市)への国有地値引き売却問題を巡り、民進党が学園理事長ら3人を参考人招致するよう求めた。だが、自民党に拒否され、実現のめどは立っていない。国会と都議会の対応の違いには愕然(がくぜん)とさせられる。テレビ朝日系列の世論調査では、森友学園問題について83%が「国会で事実をはっきりさせる必要がある」と答えた。社会の関心は高い。そんな世論を無視するように、安倍晋三首相は、自らの問題への関与について問われても、正面から答えないまま、「(野党は)イメージ操作を繰り返している」などと野党批判を繰り返すばかりだ。首相や自民党は一強多弱の国会状況や内閣の高支持率を背景に、疑惑にふたをして乗り切れると甘く見ているのではないか。そうでないのなら、理事長の参考人招致を実現させ、積極的に疑惑を解明するべきだ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12822702.html

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(異論のススメ)民主政治のよりどころ 「事実」は切り取り方次第 佐伯啓思(2017/03/03朝日新聞)
トランプ大統領の就任から1カ月以上たっても、いまだに、この人物の言動が世間を騒がせている。とりわけ大手メディアとの対立は激しくなっているが、この「対立」の様相を報じるのがまたメディアであり、こうなると、審判が試合に参加しているような、あるいは、一方の側の選手が実況中継しているような感じでもある。・・・メディアは、トランプ氏は事実を平気でねじ曲げる、と非難する。ということは、メディアは事実に基づいた報道を行っている、ということであろう。しかし、では「事実とは何か」と問えば決して話は簡単ではない。先の大統領選挙では、米国の大半の大手メディアはヒラリー・クリントンの優勢を伝えていた。この「予測」は、各種の取材にもとづく、つまり「事実」によるものだった。しかし、ある日本のジャーナリストは、現地に行って集会に出かければ、トランプ陣営の方にはるかに熱気を感じるといい、トランプ勝利を予測していた。彼の皮膚感覚のようなものであろう。では、この場合、「事実」はどちらにあったのだろうか。・・・

ところで、今日、われわれはもはや、トランプ氏と同様、「客観的な事実」などというものを容易には信じられない世界にいる。たとえば、東京都の豊洲市場予定地についての確たる「事実」はどこにあるのだろうか。南スーダンで何が起きているのだろうか。すべては「見方」の問題ではないか、というほかない。そして、民主主義というものは、客観的で確かな事実や真実などわからない、という前提にたっている。それより、人々がそれをどう判断し、どう解釈するかという個人の見解の自由に基礎をおいているのだ。だから、古代ギリシャのポリスの民主政治においては、「事実」はどうあれ「説得」する技術を教えるソフィストが大活躍したのである。トランプ氏がもしも「事実」などより「説得」によって政治は動く、と考えているとすれば、彼こそはもっとも民主主義的な大統領ということになるであろう。メディアが「事実」をもちだして争っても分が悪いのだ。「ポスト真実」は今に始まったことではない。民主政治と不可分である。われわれが頼りにすべきものは、「事実」そのものというより、それについて発言する人物(あるいはメディア)をどこまで信用できるか、という「信頼性」だけなのである。その信頼性を判断するのは結局われわれ一人一人なのである。われわれにその判断力や想像力があるかどうかが政治の分かれ目になるのであろう。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12822670.html

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(患者を生きる:3253)依存症 アルコール:5 情報編 推計100万人、治療受けず(2017/03/03朝日新聞)
日本は世界的に見れば、アルコールに寛容な社会だと考えられている。コンビニエンスストアなどで24時間いつでもアルコール飲料が購入でき、メディアには飲酒場面の広告があふれる。公共空間で昼間から飲酒して深酔い状態になっても、欧米などのように逮捕されることはない。一方で、依存症になった患者は社会的に厳しい見方をされる。いまだに、意志が弱く性格的に問題があるというような誤った認識がされている。厚生労働省などの調査では、日本でのアルコール依存症の患者は約109万人と推計されている。うち医療機関などで専門治療を受けている患者は約4万人だけで、治療を受けていない患者が100万人を超えるとみられている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12822673.html

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<社説>ハーグ条約初適用 主旨周知し子の利益守れ(2017/03/02琉球新報)
不幸な境遇に置かれた子の利益を第一に考えたい。そのためにも条約の周知を徹底したい。県内の女性が「ハーグ条約」に基づき、米国人父親の両親と暮らす1歳の娘の返還を求めた申し立てについて、米フロリダ州連邦地裁は母親の請求を認めて娘の返還を命じる決定を出した。「子どもの通常の居住国は日本」と同地裁は判断した。今回の裁判は米国人と結婚し、米本土で暮らしていた女性が妊娠中に夫の暴力に遭い、帰国したことが発端となった。娘は帰国後に生まれている。その後、娘の親権を主張する父親の訴えを裁判所が認め、女性は子どもを失った。夫の暴力で夫婦関係が破綻した経緯を考えても、条約に基づく地裁決定は妥当だ。一日も早く、女性が娘と再会できるよう当事者や関係者の理解を求めたい。両親の離婚などで国境を越えて引き離された子どもの取り扱いを定めた「ハーグ条約」に日本は2014年4月に正式加盟した。条約は子どもを元の居住国に戻すことが原則で、県内からの返還申し立てが認められたのは初めてだ。・・・沖縄のように米軍基地が集中する地域では、条約の適用対象となり得るような事案がほかにも起きている可能性がある。条約に基づく子どもの返還請求の手続きを知らないまま、当事者が泣き寝入りするようなケースを防がねばならない。沖縄は復帰前から国際結婚を巡る課題と向き合い、解決を模索してきた。その経験を踏まえ、「ハーグ条約」の運用にも積極的に関わる必要がある。市町村に担当窓口を置くなどの主体的な取り組みが求められる。不幸な親子を救うための手だてを急ぎたい。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-453488.html

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<社説>東京MXの見解 事実曲げて開き直るとは(2017/03/02琉球新報)
事実をねじ曲げた番組を反省せず開き直るとはどういうことか。事実を放送する責任を放棄するならば、存在意義さえ疑われる。東京MXテレビは、1月2日放送の「ニュース女子」について「事実関係において捏造(ねつぞう)、虚偽があったとは認められず、放送法および放送基準に沿った内容だった」との見解を発表した。今後も虚偽を事実として放送すると宣言したに等しい。事実でないことをあたかも事実であるかのように伝えることは「捏造」にほかならない。真実でないことを真実と見せ掛けることは「虚偽」以外の何物でもない。・・・「放送基準」には「政治、経済、社会生活上の諸問題は公平、公正に取り扱う」ともある。だが、番組を制作したDHCシアターは「犯罪や不法行為を行っている集団を内包し、容認している基地反対派の言い分を聞く必要はない」としている。「放送基準」からも到底認められないはずだ。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-452742.html

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(ひと)ファン・クアンさん ベトナム残留日本兵の家族を撮影するアーティスト(2017/03/02朝日新聞)
太平洋戦争中にベトナムに駐留し、戦後に帰還した元残留日本兵たち。彼らがベトナムに残したままにしてきた妻や子どもたちをテーマに写真作品を手がけてきた。・・・ホーチミン市で約10年間、写真記者として活動した後、「別の手法で、埋もれがちな人々の歴史を伝えたい」とアートの世界へ飛び込んだ。ベトナム戦争を題材にする人が多いなか、2011年に、元日本兵の家族がベトナムにいることを知った。これまでに四つの家族を訪ねた。突然いなくなった夫の代わりに、布をまるめた人形を抱いて六十余年を過ごしてきた妻。父の国に恋い焦がれ、日本の土を手に入れて泣き崩れた息子……。「夫や父と別れた日から、彼らの時間は凍りついてしまった」。家中に漂う悲しみにのみ込まれそうになった。引き裂かれた家族の物語に心を動かされた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12820946.html

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謎の遺跡は古墳、飛鳥期最大級 墳丘一辺70メートル、石室の跡 奈良・明日香村(2017/03/02朝日新聞)
 一辺約70メートルの飛鳥時代で最大級の方形の古墳の可能性が高まった。これほど巨大な未知の古墳の発見は異例。被葬者像をめぐり、7世紀前半に即位した舒明(じょめい)天皇(593〜641)か、乙巳(いっし)の変(大化改新の発端、645年)で滅ぼされた豪族の蘇我蝦夷(そがのえみし)(?〜645)との見方が出ている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12820916.html

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トランプ氏演説  力ずくでは解決できぬ(2017/03/02京都新聞)
トランプ米大統領は、上下両院合同会議で就任後初の施政方針演説を行った。「私の仕事は世界を代弁することではなく、米国を代表することだ」と述べ、自国利益を最重視する「米国第一」の姿勢を鮮明にした。掲げた青写真には、企業減税や不法移民対策などの公約を並べたが、新たな踏み込みは乏しく、明確な道筋を示せたとは言い難い。閣僚人事など政権固めの遅れと混乱を覆い隠すように、「米国精神の再生」「再び偉大に」など愛国的な呼び掛けが目立ち、政策の実現性には疑問が拭えない。最も気掛かりなのは、「歴史的な国防費の増額」を打ち出した軍拡路線だ。トランプ氏は来年度予算で約10%増やす方針を示しており、国際協調を重視したオバマ前政権から転換し、「力による平和」を掲げたと言える。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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森友学園への国有地売却、参院委で追及(2017/03/02朝日新聞)
 学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却をめぐって、学園側と近畿財務局の交渉に自民党国会議員の事務所が関与した疑いが1日の参院予算委員会で明るみに出た。「内閣総理大臣夫人」として、新設予定の小学校の名誉校長に就いていた妻昭恵氏の活動に関する安倍晋三首相の道義的責任も論点になった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12821009.html

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(声)危険で悲しい教育勅語の暗唱(2017/03/02朝日新聞)牧師 小野一郎(大分県 90)

 異常なほどの安価で国有地払い下げを受けた大阪市の森友学園が経営する幼稚園で、園児に「教育勅語」を暗唱させているという。戦争経験世代として、問題があると感じている。私は1933年に小学校に入学した。すぐ教育勅語を暗唱させられ、教室でも運動場でも、友だちと一緒にそらんじられるよう努力した。直立不動の姿勢で暗唱の試験をさせられることもあった。高学年になると、今度は「軍人勅諭」を暗唱させられた。改めて教育勅語の内容を考えると、一つ一つには人間として大切な教えもある。だが、それらを貫くのは、神格化された天皇の臣民として務めを果たし、天皇のため命を捨てる覚悟を刷り込もうという考え方だ。それを強制した指導者たちは国家の危機を強調し、この国を徹底した軍国主義国家に仕立て上げた。しかし、その結果、無謀な戦争に突き進み、最後は徹底的に打撃を受けた末に敗戦。そして占領統治された。今、真摯(しんし)にその過去を反省しないまま、再び昔歩いた道にあこがれる人たちがいる。それは誠に危険で悲しいことだ。戦中世代の私が子どもたちに暗唱してほしいのは、憲法の前文であり、日本の進むべき道もそこにあると確信している。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12820849.html

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(社説)東電と原発 運転する資格があるか(2017/03/02朝日新聞)
福島第一原発の事故を起こした東京電力は、本当に反省しているのだろうか。そんな根本的な疑問を抱かせる事態が起きている。東電が早期の再稼働をめざす柏崎刈羽原発(新潟県)6、7号機で、重要施設の耐震性不足など重大な事実が次々と明らかになった。6年前の事故を受けて定められた新たな規制基準による審査が、原子力規制委員会で大詰めを迎えた中での話である。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12820848.html

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福島を忘れない仲間たち(2017/03/02東京新聞)
友人、知人から福島県に関係する本が次々に届いた。東日本大震災からもうすぐ六年。私が本を出した三年前でさえ「震災関連は売れない」と言われた。何が彼らに書かせたのか。そんなことを考えながら読んだ。一冊目は「復興ストレス」(彩流社)。著者は元時事通信社記者の伊藤浩志さん。三十年近く前、共に移植医療の取材をした。その後、社を辞め、研究者の道に進んだ。テーマはストレスが脳と行動に与える影響。震災の翌年、研究者を辞めて福島に転居した。健康リスクを語るには、理系と文系の両方の発想が必要だという。放射線の影響について「科学的知識がないから不安になるんだ」では解決につながらないと書いている。同感だ。

取材先で会う毎日新聞の日野行介さんらは「フクシマ6年後 消されゆく被害」(人文書院)を出した。チェルノブイリ原発事故のデータは正しく伝えられているか、と問う。私が常々感じていた疑問に応えてくれた。

ノンフィクション作家真並(しんなみ)恭介さんは「すべての猫はセラピスト」(講談社)。帰還困難区域に残る牛の取材で知り合った。被災地から救助されたネコや、福島からの帰りに茨城県で出合った「ヒメ」という白いネコの話が書かれている。癒やしは大事だ。「福島を忘れない」。友人たちのメッセージだ。感想を送ろう。「私も忘れない」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017030102000145.html

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(声)過剰な装丁は不要、本安くして(2017/03/02朝日新聞)大学生 小澤健太郎(神奈川県 22)

 全国大学生活協同組合連合会が国公私立大学30校の学生に行った調査で、1日の読書時間を「0分」と回答した学生が約5割に上ったそうだ。確かに、電車内で私と同年代の人を見かけても、みんなスマートフォンを手にし、本を読んでいる人はあまりいない。私は比較的、大学生の中でも本を読む方だと思う。それでも、本を気軽に買うことにちゅうちょする。値段が安くないからだ。大学生は、授業で使う書籍の購入で高い出費を強いられている。数千円ですら大学生にとって手痛い出費だ。それなのに本屋に並ぶ本は単行本で千円から2千円以上、新書ですら千円近くするものもある。おのずと古本屋で買わざるを得なくなる。内容と上質な紙、装丁を見れば納得できる本もある。だか、紙質や装丁については過剰と感じる本も多い。内容が良ければなおさら、誰にでも手に取れるように価格を見直すべきだろう。せめて紙質を落とし、装丁を簡素なものにして、現在の3分の2程度の価格になれば、私のように古本で買うようなことは少なくなると思う。著者もその方がうれしいのではないか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12820851.html

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福島原発の除染巡り収賄容疑 環境省出先機関の男逮捕(2017/03/02東京新聞)
 東京電力福島第1原発事故を巡る除染事業に参入させる見返りに、業者から飲食接待を受けていたとして、福島県警と警視庁は2日、収賄の疑いで、環境省の出先機関で福島環境再生事務所の除染推進市街地担当専門官を務める男(56)を逮捕した。・・・逮捕容疑は2015年秋から16年春にかけ、富山県にある土木建築会社が福島県での除染事業に参入できるようにする見返りに、同社の代表取締役から複数回にわたって、キャバクラ接待を受けた疑い。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017030201001003.html

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森友用地「上からの政治力で」 籠池氏、自民議員に評価額下げ働きかけ(2017/03/02東京新聞)
共産党の小池晃書記局長は一日の参院予算委員会で、大阪市の学校法人「森友学園」の籠池泰典(かごいけやすのり)理事長が自民党国会議員の事務所に対し、小学校開校を計画する国有地の評価額を引き下げるために政治力を発揮するよう働き掛けていた疑いがあると指摘した。小池氏は自民党議員の名前を明かさなかった。一方、同党の鴻池祥肇(こうのいけよしただ)元防災相は一日、籠池氏から三年前に陳情を受けたことを明らかにした。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017030290070128.html?ref=rank

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(記者有論)米軍からの研究費助成 学問の自由、失わないか 嘉幡久敬(2017/03/02朝日新聞)
軍事研究に力を貸す代わりに、大学には軍から潤沢な資金が流れ込む。中には自由に使える研究費も多い。資金を増やして大学の規模を拡大させ、学問の自由も守る。したたかな、軍事との共存戦略である。学問の自由とは研究成果の公開の自由であり、創意に基づく研究の自由である。開かれた議論を通じた科学の健全な発展の礎だ。米国では学問の自由は憲法で保障された権利ではない。侵されそうになると研究者は猛然と立ち上がる。地球温暖化に懐疑的なトランプ大統領が、温暖化をめぐるデータ公表の一時停止を求めたのに対して、科学を擁護する抗議のうねりが全米で起きた。「我々の自由は奪わせない」。ツイッターのつぶやきには、権力を監視し、戦いを挑む強い意志が感じられる。

 日本はどうか。米軍が日本の研究者に9年間で約9億円の助成をしたことが明らかになった。成果が自由に公開でき、使い道に制約がない夢のようなお金だ。大御所の研究者は取材に「日本の研究費は縛りがあって使いづらいから」と応募の理由を打ち明けた。日本では、軍からの研究費を巡る議論は、憲法9条との関わりから「研究成果が戦争に使われないか」が主な論点になってきた。だが、軍事研究はすでに、産業界では広く行われている。もちろん9条を考えること自体は重要だが、今、大学での軍事研究が改めて問われているのは、学問の府がよって立つ憲法23条の「学問の自由」が関わるからだ。・・・ 米軍への応募はこの機運に水を差す「逃げ道」になりはしないか。目先の夢のようなお金に安易に手を出し、それでよしとすると、学問の自由という真に大切な価値を、日本は失ってしまうのではないだろうか。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12820870.html

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故郷への思い、うたいあげた ミュシャ展 ヴラスタ・チハーコヴァーさん寄稿(2017/03/02朝日新聞)
 アール・ヌーボーを代表する画家として著名なアルフォンス・ミュシャ(1860〜1939)が晩年を捧げた「スラヴ叙事詩」が、8日から東京・六本木の国立新美術館で公開される。現在のチェコに生まれ、パリに出て時代の花形となった画家が、歴史に翻弄(ほんろう)された故郷のために渾身(こんしん)の力を込めた巨大絵画だ。ミュシャを駆り立てたのはどんな思いだったのか。・・・世紀末のパリで無名の画家だったミュシャは、たまたま引き受けた芝居のポスターがきっかけで、たちまち注目を浴びるようになった。成功を収めるにつれ、ミュシャはホームシックを感じるようになる。オーストリア・ハンガリーの一部だった祖国と同様に外国支配に苦しむ人々に思いを寄せ、同じチェコ出身のスメタナが作曲した交響詩「わが祖国」に匹敵する作品を創りたいと周囲に語っていた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12820861.html

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「共謀罪」に反対、日弁連など集会(2017/03/02朝日新聞)
犯罪の計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案に反対する市民団体や日本弁護士連合会が1日、都内で集会を開いた。政府は「テロ等準備罪」という呼称を使うが法案に「テロ」の表記がないことや、対象が277罪に上ったことなど、批判が相次いだ。参院議員会館で開かれた集会では、浅田和茂・立命館大教授(刑法)が、過去に3度廃案になった共謀罪と比較し、「名前をかけ替えただけだ」と批判。政府が「一般市民は処罰の対象にならない」と説明していることについても、浅田教授は「対象は極めて広範囲になる」と指摘した。元NHKプロデューサーの永田浩三・武蔵大教授は、戦時下で言論弾圧に猛威をふるった治安維持法を引き合いに、「社会の矛盾に声をあげる人の輪を『共謀』と呼ぶ時代は、決して過去のことではない。共謀罪はメディアの弾圧にもつながる」と指摘した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12820938.html

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「学園側が再三依頼」指摘 共産、「自民議員事務所の記録」示す 国有地売却問題(2017/03/02朝日新聞)
 学校法人「森友学園」への国有地売却問題で、共産党の小池晃議員は1日の参院予算委員会で、売却交渉に関し、学園側が自民党国会議員の事務所に働きかけを依頼していたことを示すとする「面談記録」を入手したと述べ、記録を読み上げた。安倍晋三首相は「不当な働きかけはなかったと聞いている」と述べたが、政治家の関与の有無が論点に浮上した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12821019.html

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「共謀罪」法案、自公了承へ 10日にも閣議決定 条文に「テロ」なし(2017/03/01朝日新聞)
 犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案について、自民、公明両党は28日、政府案を了承する方針を固めた。政府は早ければ3月10日に閣議決定する。対象は91の法律で規定した277種類の罪。当初の政府案より対象を削減したため、公明も容認した。政府は呼称として「テロ等準備罪」を使っているが、条文にテロの表記はない。・・・法案にある正式な罪名は「実行準備行為を伴う組織的犯罪集団による重大犯罪遂行の計画」の罪。政府は、テロ対策の強化を法整備の目的に掲げ、「テロ等準備罪」と呼んできたが、法案にはテロリズムの定義も文字もない。このため世論対策に過ぎなかったとの批判を招きそうだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12819149.html

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(時時刻刻)「テロ対策」看板のはずが 世論意識「共謀罪と違う」強調 政府の法案(2017/03/01朝日新聞)
「共謀罪」新法案が28日、与党側に示された。政府は対象犯罪を当初の半分以下に削り、条文にない「テロ」を冠した呼称で新たな装いを強調する。ただ、「恣意(しい)的な運用につながりかねない」との懸念はなお残り、「本質は変わっていない」との指摘が早くも出ている。与党審査はすんなり通る見通しだが、野党は追及を強める構えだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12819070.html

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昭恵氏への支出、記載と民進指摘 首相「承知していない」 森友学園講演巡り(2017/03/01朝日新聞)
 学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐり、28日の参院予算委員会で民進党は安倍晋三首相の妻昭恵氏が2015年に同学園の幼稚園で講演したことに関し、保護者向けの資料に昭恵氏への支出を示す記載があったと指摘した。首相は「全く承知していない」として、講演料などの受け取りを改めて否定した。・・・ 同学園の籠池(かごいけ)泰典理事長とは「複数の中でお目にかかったかもしれないが、少人数ではない。個人的な関係は全くない」と強調。舟山氏が、12年2月に松井一郎大阪府知事(日本維新の会代表)らと大阪で教育関係のシンポジウムに出席後に会食した際、「会ったのではないか」と尋ねたが、「シンポジウムに来ていたか全く記憶にない。その後の居酒屋では政治的な話で教育問題はあまり関わりがなかったと記憶している」と否定した。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12819061.html

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ユニクロ、縫製146工場公表 労働環境改善や透明化の要望受け(2017/03/01朝日新聞)
従来は業者名や工場の場所が分からず、人権団体などが工場の労働環境を把握することは難しかったが、今後は職場環境の監視をしやすくなる。国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗氏は「工場の従業員自身が、どのブランドの製品を作っているかわからないケースもあった」と話す。従業員が職場環境の改善を求めても工場が応じない場合に、ファストリに対応を求めることも可能になる。・・・13年にバングラデシュで1千人以上の死者を出した縫製工場の崩壊事故などをきっかけに、欧米ではアパレル企業に対して縫製工場の労働環境の適正化を求める声が強い。16年には、米カジュアル衣料のGAPなどが工場リストをウェブサイト上で公開済みだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12819157.html

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(社説)森友学園 公教育を逸脱している(2017/03/01朝日新聞)
子どもの教育法として望ましい姿とはとても思えない。学校法人森友学園(大阪市)が運営する幼稚園が、運動会の選手宣誓で園児にこんな発言をさせていた。「日本を悪者として扱っている中国、韓国が心改め、歴史でうそを教えないようお願いいたします」「安倍首相がんばれ」「安保法制国会通過、よかったです」運動会とはおよそ関係のない話で、異様さに耳を疑う。・・・この幼稚園は、園児に教育勅語を素読させてもいる。学園が4月に開校予定の小学校でも同様に素読させるとしている。教育勅語は、天皇を頂点とする秩序を説き、戦前の教育の基本理念を示したものだ。「基本的人権を損ない、国際信義に対して疑問を残す」などとして、48年に衆参両院で排除・失効の確認が決議されている。この経緯からも、素読は時代錯誤だ。首相の妻の安倍昭恵氏は、幼稚園での講演で「この幼稚園でやっていることが本当にすばらしい」と語ったという。教育内容をどこまで知っていたのか。小学校の名誉校長を辞したが、経緯はなお不明なことが多い。首相は当初、学園や理事長について「妻から先生の教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている」と肯定的に語っていたが、その後、「学校で行われている教育の詳細はまったく承知していない」などと距離を置き始めた。いかにも不自然だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12819044.html

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(声)昭恵氏は名誉校長辞任の説明を(2017/03/01朝日新聞)無職 伊佐孝夫(福岡県 71)

 安倍晋三首相の妻昭恵氏が、学校法人「森友学園」が新設する予定の小学校の名誉校長を辞任した。辞任理由は「通う子どもたちや、その両親に迷惑をかけ続けるので」とのことだ。おかしいではないか。昭恵氏本人の弁を借りれば、名誉校長を引き受けたのは「(森友学園の)教育方針は大変、主人(安倍首相)も素晴らしいと思っている」からではないのか。国有地の格安売却問題を巡り国会で追及が続いているが、それと昭恵氏が名誉校長を引き受けた理由とは関係ないはずだ。学園の教育方針は変わっていないのに、「素晴らしい」という評価を変えたと言うのか。なぜ子どもたちに迷惑をかけ続けるのかもわからない。昭恵氏が名誉校長を引き受け、「内閣総理大臣夫人」の肩書で学校のホームページに掲載されたことは事実だ。しかも国有地売却問題発覚まで、ホームページからの削除も求めていない。昭恵氏は名誉校長を引き受けた経緯や辞任の理由をきちんと説明すべきだ。首相夫人と言えば、この国のファーストレディーである。これで幕引きではあまりに無責任だし、国民に対して不誠実極まりない。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12819036.html

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森友学園理事長に感謝状、海幕が3回贈る 取り消し検討(2017/03/01朝日新聞)
学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる問題に絡み、村川豊・海上幕僚長が28日の定例記者会見で、同学園の籠池泰典理事長に海幕側から感謝状を過去3回贈っていたことを明らかにした。海幕長は、同学園運営の幼稚園の教育内容などが問題視されていることを受け、感謝状の取り消しを含めて検討する意向も示した。海上幕僚監部によると、同学園運営の幼稚園は1999年から艦艇の入港時に、園児による鼓笛隊が演奏したり、手作り絵本を渡したりした。これを受け、2003年、09年、14年の計3回、籠池氏に感謝状を贈呈した。昨年には大臣感謝状を推薦し、10月に稲田朋美防衛相が贈呈していた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12819105.html

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作家の林京子さんが死去 長崎での被爆体験つづる(2017/03/01東京新聞)
 長崎での被爆体験をもとにした小説「祭りの場」などで知られる作家の林京子(はやし・きょうこ、本名宮崎京子=みやざき・きょうこ)さんが2月19日に死去したことが1日、分かった。86歳。長崎市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。
 子ども時代を上海で過ごし、1945年に帰国して間もなく被爆。30年後、爆心地付近をさまよったときの様子をつづった「祭りの場」で芥川賞を受賞した。内部被ばくの恐怖と向き合いながら、人類が犯した罪への怒りを書き続けた。「三界の家」で川端康成文学賞、「やすらかに今はねむり給え」で谷崎潤一郎賞、「長い時間をかけた人間の経験」で野間文芸賞。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017030101001273.html

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原発再稼働 責任と倫理はどこに(2017/03/01東京新聞)
 関西電力大飯原発3、4号機が規制基準に「適合」と判断された。そして電力事業者は、当然のように再稼働へと走りだす。誰も「安全」とは言えないものを、なぜ、動かすことができるのか。「適合」の審査書案がまとまるたびに不思議に思う。原子力規制委員会の審査は結局、誰のため、何のためにあるのだろうか。・・・安全の保証はどこにもなく、事故の責任を負いきれるものもない。利害関係を有する“地元”以外は、意見を通すすべもない−。これが原発規制の現実なのだ。間もなく六年。世論調査では依然国民の過半が再稼働には反対だ。なのになぜか、被災地から遠い西日本の原発は淡々と動きだす。規制委の審査結果をもとに、地元や国民、電力事業者の知見や意見を総合し、ドイツのように科学と倫理に基づいて、責任を持って再稼働の適否を最終的に判断できる機関が必要だ。それが無理なら、原発はやはり動かせない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017030102000144.html

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中国の管理強化 息苦しい社会に懸念(2017/03/01東京新聞)

中国がどんどん息苦しい社会になっている。国や共産党の力が強くなり、言論の自由の抑圧はいうまでもなく、個人情報や通信手段の徹底した管理が露骨になっていることも懸念される。中国で昨年十月末、携帯電話の実名登録制を強化するとの通知が出された。すぐに登録しなかったため十二月に突然止められたケースもある。規制強化の理由は、携帯を使った詐欺犯の防止などとされた。その国の法律や規則には従うべきであるが、実名登録の強化には、個人情報を厳格に管理して治安維持や独立派のテロ対策に役立てようとの意図が色濃くにじむ。・・・中国では都市戸籍と農村戸籍を厳格に分け、農民を「二等公民」と差別してきた歴史がある。それなのに、大都市では地方からの流入を防ぐため、外国人労働者と同様なランク付けによる「新戸籍制度」を導入する動きもある。毛沢東をネットで批判した大学教授や地方幹部らが一月、相次いで解雇された。毛支持者の強い批判を浴びた結果ともいう。毛時代終焉(しゅうえん)から四十年余。強権による管理の徹底が再び、独裁的な権力者への民衆のおもねりを生んでいないか心配である。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017030102000143.html

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地震古文書、みんなで解読 京都大研究者らアプリ開発(2017/03/01京都新聞)
地震関係の古文書に記された崩し字を活字に起こすプロジェクトを、京都大の研究者グループが始めた。過去の記録を地震の研究に活用しやすくするのが狙い。活字化した内容を記録するためのアプリケーションをインターネット上に公開して市民の協力を求める方法で、「地震や古文書に興味のある人は是非参加してほしい」と呼び掛けている。・・・過去の地震の発生日時や場所、規模などのデータは、今後起こる地震の長期的な予測などに用いられる。ただし、日本の古文書に記された記録は崩し字がほとんどで、地震学の研究者がそのままでは利用しにくいために活字化を考えた。開発したアプリケーションは「みんなで翻刻(ほんこく)」と名付け、ネット上で公開している。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20170226000078

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