(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
核兵器、あす使われない保証ない 核禁条約採択2年、ICAN委員・川崎哲氏(2019/07/16朝日新聞) あるメキシコの外交官は「隣国が核兵器を持った時、二つの道がある。一つは非核化をめざすこと、もう一つは核の傘の下に入ること。メキシコは前者を、カナダは後者を選んだ」と誇った。日本は唯一の戦争被爆国だが、米国の核の傘の下で生きる道を選んでいる。特に戦争を知らない世代には、「日米安保のもとで平和が守られてきた」と、現状を受け入れる意識がある。・・・ 長崎を最後に、戦争で核兵器は投下されていない。だが、誰がこの先も使われないと保証できるのか。事故が起きないという「原発神話」のように、核抑止も神話になっていないか。2017年にノーベル平和賞を受賞したICANで活動する欧州、南米、アフリカなど様々な地域の人たちは、核兵器は現在の脅威と考えている。 時給1700円でも不満 アマゾンの労働者がストライキ(2019/07/16朝日新聞) 米、メキシコ国境で難民拒否へ 新規制導入、人権団体反発(2019/07/16東京新聞) クジラに感謝こそあれ(2019/07/16東京新聞) しかし、一九八〇年代から急速にクジラとの付き合いが減る。商業捕鯨から限定的な調査捕鯨へ−。となると、あの味が懐かしくなるものだが、捕鯨基地だった港町の土産物店などで見掛ける缶詰やベーコンの高いこと。 以来三十年余。今月から商業捕鯨が再開された。が、素直には喜べない。牛や豚肉がふんだんに出回り、クジラの味を知らない世代が増えた今、誰が消費を支えるのか。国が定めた年間捕獲枠は調査捕鯨時より四割減。価格動向は不透明だ。国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退が国際協調に背くと、国内外から批判が続いているのにもモヤモヤ…。 未成年の自殺増、18年599人 学校起因が最多、政府白書(2019/07/16東京新聞) バリ島沖でM5・7 インドネシア、寺院損壊(2019/07/16東京新聞) マーシャル諸島の汚染、依然深刻 核実験後の残留物質、米大調査(2019/07/16東京新聞) 袋に何十羽も詰められ、捨てられ…「傷ついた闘鶏を助けたい」 沖縄・東村の男性が保護(2019/07/16琉球新報) 思い立ったのは昨年8月。本島南部で鶏を保護していた知人宅にけがをした鶏が捨てられるようになったことを知ってからだ。その中には袋に何十羽も詰められ、一部は死んでいたこともあった。「あまりにかわいそう」。8羽を引き取った。 その後、地元の知り合いから「使っていい」と言われた100坪超の土地を4月から一人で切り開き、四つの鶏小屋を製作した。20羽を飼育するが、保護したのは闘鶏だけではない。卵を産み終えた「ハイケイ(廃鶏)」をオオウナギを釣る餌にすると聞きつけ、その鶏も引き取った。 保護する背景に、鶏への特別な思い入れがあるわけではないという田丸さん。たまに鶏の卵からひよこがかえることもあり、「なぜ増やしているのか」と疑問視されることもあるが、田丸さんは「自分のできる範囲でいいと思う。そうしないと無残に死ぬのが増えるだけだ」と語る。悲惨な状況から救い出そうという一心で活動を始めた。 最初は慣れず、くちばしでつつかれてばかりだったが、今は懐いており「みんな一斉に日なたぼっこしている。飼ったら、飼ったでかわいい」と笑う。広い場所でストレスが少ないせいか、毎日のように卵を産む。卵は近所の人に分けており、保護に理解を示す人も出てきた。 |
アポロ月着陸50年で祝賀ムード(2019/07/15京都新聞) 中国本土との境界へデモ拡大 香港、主催者「11万人超」(2019/07/15東京新聞) サトウキビがデニムに変身?! 搾りかすをジーンズ糸に 軽くて着心地バッチリ(2019/07/15琉球新報) 海の日に考える 海は広いし、大きいが(2019/07/15東京新聞) 公式確認。何とおかしな言葉でしょう。多くの住民がそのずっと以前から、症状を訴えていたにもかかわらず−。 ・・・ 福島第一原発事故で放出された放射性セシウムが、時計回りに太平洋をひと巡りして、一年で日本近海に戻って来たそうです。マグロ、ウナギ、スルメイカ…。漁業資源の枯渇が心配されています。「海だって巨大なバケツのようなもの。ひたすらむさぼり続けていれば、いつかはからっぽになるはずさ」大手水産会社幹部の口癖は、何やら予言めいています。海は広いし、大きいけれど、無限大ではありません。甘えにも限度があるということです。 安倍首相が誇る雇用増の実績は本当? ファクトチェック(2019/07/15朝日新聞) ただ、増えた働き手のうち55%はパートやアルバイトなど非正規で働く人々が占める。非正規で働く人の多くは所得が少なく、不安定な生活を送っている。総務省が5年ごとに公表している就業構造基本調査によると、非正規で働く人の75%が年収200万円未満だった。この中には学生バイトや主婦のパートも含まれているが、いわゆるワーキングプアにあたる人も一定数いるとみられる。首相はこれまで「この国から非正規という言葉を一掃する」と何度も訴えてきたが、役員を除いた働き手に占める非正規雇用の割合は18年平均で37・9%となり、過去最高の水準になっている。・・・ (社説)参院選 女性候補 際立つ与党の努力不足(2019/07/15朝日新聞) インドネシアのマルク諸島でM7.3(2019/07/15朝日新聞) 国民的バンドを解散、僕は芸能界から消えた 知った裏話(2019/07/15朝日新聞) しばらくするとメンバーたちは、文化人や芸能人が集う東京・六本木のイタリア料理店に出入りするようになった。そこで出会う人、聞く話は、当時20歳だった瞳さんにとって刺激的だった。「まるで別世界にいるようでしたね」・・・ あるとき、東京・高輪にある柴田さんの自宅に招かれ、いろんな話をしている中で、こう言われた。「お前のやっていることは、虚業だよ」・・・「虚と実。そういう見方があるんだ」。目を見開かされる感覚だった。メンバーの加橋かつみさんが脱退する半年ほど前、68年の後半だったと記憶している。 何が実業なのか。「実態のあるもの」を求め、自問自答を続けた。事務所との考え方の違いもあり、歌手をやめて、役者やカメラマンになることを考え始める。一時は柴田さんのつてで、俳優としてある事務所に入りかけた。「でも待てよ。それだと芸能界の延長じゃないか」。最終的に行き着いたのは「学問」だった。バンド活動を始めるころ、高校をやめていた。「そうだ、俺は勉強したかったんだ」69年の終わりころ、事務所に脱退の意思を示していたが、大学に行くことを決めると、学費をためるため「やっぱりあと1年やらせてほしい」と頼んだ。71年1月、解散コンサートの夜に車で故郷の京都に帰り、猛勉強を始める。翌年、慶応大学の文学部に合格。大学1年のとき、柴田さんの自宅に住み込んで書生を務めた。 お茶を出したり、出版社の接待をしたり。いろんな「裏話」も教えてくれた。世間から称賛されている有名人が、裏でこんなことをしている――。人間の裏と表、虚と実を学んだ。「どんなに偉い人でも、何も怖いものはなくなりましたね」 被爆後の長崎で拾った木板 字の意味知り悔やむ元米兵(2019/07/15朝日新聞) イタリアとドイツが降伏し、日本へ向かう輸送船の中で終戦を迎える。8月下旬から9月初旬、長崎で下ろされた。1年半ほど滞在し、軍政統治チームの一員として復興支援にあたった。刑務所への視察で衛生面の助言をしたり、選挙の手助けをしたりした。・・・ニールさんは帰国後に高校の教員となり、退職後も人権に関する活動を続けてきた。一人で爆心地周辺を歩き、焼き尽くされた浦上天主堂やマッチ棒のように倒れた木々の間に「沈黙が空気を支配している」と感じたことを今でも覚えている。「アメリカがしたことに悲しくなり、動揺しました。命が続く限り、核兵器にも反対したい」 たとえ干されようとも いだてん俳優、覚悟の政治発言(2019/07/15朝日新聞) ・・・ 今回の参議院選挙、自民党が憲法改正を公約の一つに掲げているでしょ。党の改憲草案を見たけれど、とにかく国民一人一人の権利を弱め、全体主義を強める内容で恐ろしいと僕は感じた。言いたいことが言えない社会になるのが嫌なので、21日の投開票日まで必死になって発言しています。 ――政治に関する発言は最近になってからですか? いいえ。2011年の東日本大震災の少し前に、ツイッターやフェイスブックを始めたんですが、その頃からつぶやいていました。(中東や北アフリカで独裁的な政権を崩壊させた)「アラブの春」でSNSが大きな役割を果たしたことに衝撃を受け、興味を持ったんです。最近でも、沖縄・辺野古での新基地の建設強行に憤りを感じ、反対を訴えるツイートをするなど、コンスタントにつぶやいています。 ――知名度が高まる中で、政治に関する発言をすることにちゅうちょはありませんでしたか? もちろんありますよ。自分が関係している仕事場への影響は気になる。大河に出ていて、周りからどう思われているのかなと心配になります。でも「仕事がなくなって、干されてもそれは仕方がない」という気持ちでやっている。 ――相当な覚悟を感じます しかも僕の場合は、権力に異を唱えています。民主主義社会といっても、権力は大きな力を持っているから、何かしらの不利益を被る恐れはゼロではない。でも、国民一人ひとりの「個」が立ち上がり、発言し、行動するのが民主主義なわけで、その中で沈黙することはとても危ないと僕は思う。それに今回の一件で応援してくれる人だっている。だから、僕は仕事を干されようとも、発言はやめたくない。 ――古舘さんの発言が目立つのは、そもそも政治発言をする芸能人の数が絶対的に少ないからではないでしょうか 一つは、国民が芸能人に対し、政治的に中立であってほしいと思っている状況がある。それ以外にも、日本の俳優やタレント、特に映像の世界で食べている人たちの大きな収入源はCMであることも大きい。CMはテレビ局などのスポンサー、つまり企業の顔ですよね。企業は政治色を帯びることを嫌う。芸能人が発言しにくいのは当たり前です。一方、米国はそんなシステムではない。だから、ハリウッドはアンチトランプが多いし、アカデミー賞では政治的な内容のものが受賞できる。 ――実際、発言を続ける中で、陰に陽に圧力を感じることってありますか? それを言うのは怖いですね……具体的には言えませんが、僕は感じていますよ。 |
「辺野古強行許さない」 参院選 高良氏が総決起大会(2019/07/14琉球新報) 【島人の目】多様性のリッチモンド(2019/07/14琉球新報) 沖縄のジュゴン死骸来週にも解剖(2019/07/14京都新聞) 被ばく牛11頭、感動の再会 大熊町モウモウプロジェクト(2019/07/14東京新聞) 「六子たちを柵の中に入れると、古株の牛たちが遠くからモウモウと鳴きながら走り寄ってきました。六子も一目散に走っていく。その後ろに若い牛も従って大集合。お互いに体をなめ合って、無事を喜び合っているようでした」・・・モウモウプロジェクトが誕生した経緯については本欄で何度か紹介した。簡単に復習しておきたい。 原発事故で立ち入りが制限される帰還困難区域に指定された大熊町には、たくさんの牛が取り残された。大部分は牛舎で餓死したが、自力で山に逃げて生き延びた牛もいた。当時、東京に住む会社員だった谷さんは、大熊町の野良牛の存在を知り、助けようと決意する。 週のはじめに考える ステルスなる世の中よ(2019/07/14東京新聞) ・・・ 「国際基準に合わせた」との政府説明でしたが、「説明のつかない『その他』の要因でGDPがかさ上げされている」と野党から追及されました。すると予算委員会は長期間、開かれぬままになりました。論戦の場を閉じる究極のステルス化かもしれません。・・・ ステルス戦闘機が「ステルス」でなくなるとは! 見えては欠陥です。「隠密」に意味があるのですから。トランプ大統領のトップセールスで百五機を爆買いする日本。購入費は安く見積もっても一兆二千億円だそうですが、「見える戦闘機」なら大幅なディスカウントをしてもらわないと。 仏軍に宇宙司令部創設へ 大統領、防衛強化を表明(2019/07/14東京新聞) 宇宙分野を巡っては、中国とロシアが兵器開発を進める一方、トランプ米大統領が昨年12月、宇宙軍の設置を指示。欧米の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)は6月、包括的な宇宙政策を策定することを決めた。 ボウイさんバービー人形に 代表曲「スペイス・オディティ」50年(2019/07/14東京新聞) スペイス・オディティはキューブリック監督のSF映画「二〇〇一年宇宙の旅」(六八年)の影響を受けて作られたとされ、発売数日後に米宇宙船アポロ11号が人類初の月面着陸に成功したニュースを受けて世界的な大ヒットを記録。ボウイさんの人気を決定づけた。 (日曜に想う)民主主義の「靴磨き」のときだ 編集委員・福島申二(2019/07/14朝日新聞) ・・・「令和」の発表や米大統領訪日などでは、政治ショーめいた場面を随分見せられたものだ。数を恃(たの)んだイエスかノーかの採決強行には何度もため息をつかされてきた。批判や疑問の追及に対して「印象操作だ」と言い返す そうした狭量に権力全体が忖度(そんたく)して染まり、民主主義を傷めているのが今の政治の光景ではないのだろうか。・・・国民にとっては、国の政治も、民意によって磨き続けるほかない一足の靴といえる。他国の政府に履きかえるわけにはいかない。汚れたら泥をぬぐい、傷んできたら革を張り替える。人を選び政党を選ぶ国政選挙は民主主義の靴磨きのときだ。良い靴を履けば、よ 沖縄)「日本人客お断り」 沖縄県石垣島のラーメン店「日本人客はお断り」―。沖縄県(2019/07/14朝日新聞) 日本人観光客にも人気、縦じまのヘンリ・ベンデル閉店(2019/07/14朝日新聞) 「塁が代表を変えた」崖っぷちの日本バスケを救った八村(2019/07/14朝日新聞) そこから始まった快進撃で、男子代表は13年ぶりのW杯本戦出場権を獲得。今年3月には、44年ぶりとなる五輪出場も決めた。「塁(八村)の存在が代表を変えた」。代表の先輩選手たちは、そろって年若い後輩への敬意を口にした。
リストラのち、ひきこもり 収入は数万、頼みは母の年金(2019/07/14朝日新聞) ・・・関西の大学を卒業後、大手企業に就職した。システム管理の仕事にやりがいを感じていた。40歳を過ぎた頃、会社では組織の「再編成」が始まった。時は2000年代。バブルも露と消えていた。実態は、何度目かに訪れた「リストラ」だったという。上司には面談で、「いらない」と言われた。精神的に参って、うつ状態に。自ら退職を申し出た。以来、精神的に好不調を繰り返している。・・・ 「『リストラ』されたり、事情があってうまく働けなかったり。それでも、将来は独りで生きていく。そんな人は多いはずです」。自分なりの努力もし、身の丈に合った生活をするとも決めている。それなのに、政府は、目を背けているようにうつる。 |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |