(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
<さまよえるウイグル ウルムチ騒乱から10年> (上)日本在住者(2019/07/04東京新聞) ユースフさんは「父や弟とは連絡ができず、母の安否も全く分からない」と孤立感を深める。 ウイグル族に対する締め付けは、チベット自治区で管理政策を進めた陳全国(ちんぜんこく)氏が、二〇一六年に新疆ウイグル自治区トップに就任以降、さらに顕著になった。・・・民族対立が深まる中、中国当局は自治区内にウイグル族などイスラム教少数民族の再教育施設を設置し、統制を強化。国際人権団体の調べでは、施設は17年初めに建設が始まり、110万人が収容され、220万人が自宅から通いで再教育を受けているとされ、海外から批判を受けている。 フォンデアライエン氏 独政権4期入閣「スーパーママ」(2019/07/04東京新聞) 参院選きょう公示 三権分立の不全を問う(2019/07/04東京新聞)
・・・日本の民主主義は、三権分立が機能することが前提だ。国会(立法)、内閣(行政)、裁判所(司法)という独立した三つの機関が相互に抑制し、バランスを保ってこそ、権力の乱用を防ぎ、国民の権利と自由を保障できる。 変わらぬ苦しみ 今も オウム元死刑囚刑執行1年(2019/07/04東京新聞) ・・・ 執行から一年。浅川さんは週に一回、幸子さんの病室を訪れ、三十分ほど近況を話す。長男の結婚式の様子、親戚との食事会…。「きっと笑っているんだろうな」と思っても、口角が上げられないので笑顔が見られない。胃ろうになり、体重も二五キロ前後になった。浅川さんは言う。「妹が事件で受けた被害は続いているんです」 ・・・同事件で長男を亡くした伊藤洋子さん(79)は「風化してほしくない」と話したが、「そっとしておいてほしい」と多くを語らなかった。地下鉄サリン事件で夫を亡くした菱沼美智子さん(75)は電話取材に「このまま風化すると、同じような団体が生まれてしまうかもしれない」と不安を口にしたが、「会っての取材は遠慮します」と話した。 浅川さんは「私も『忘れたい』『事件を無かったことにしたい』と思った時期もあった。事件を語ると、当時の悲しみを思い出してしまうから」と話す。 脱退を発表したモンゴル800の儀間崇さん 5日公開の映画で思い語る(2019/07/04琉球新報) <社説>参院選きょう公示 民意を示す重要な機会だ(2019/07/04琉球新報) イタリア南部の島で噴火(2019/07/04東京新聞) 噴火の影響で複数の場所で火災も発生し、消防隊が消火活動に当たった。人口は数百人だが、活火山で知られる島には火口などを見るために多くの観光客が訪れる。噴火が起きた際に海に飛び込んで避難した人もいたという。 山本太郎氏「暮らし底上げ」(2019/07/04東京新聞) ・・・6年前に66万票以上を集めた山本氏の動向は選挙戦の構図を大きく左右するため、東京の他陣営では「早く決めてくれ」と焦りも出ていた。比例では優先的に当選する「特定枠」に難病患者と障害者を擁立。比例で少なくとも3人以上当選しなければ自身は落選となる「背水の陣」で臨む。 陸上イージス不信、山口も 防衛相、知事らに謝罪 報告書に誤り(2019/07/04朝日新聞) 日本政治も「トランプ化」? 米紙指摘、対韓輸出規制「政治と貿易ない交ぜ」(2019/07/04朝日新聞) 「日本の二つの動きは、国際政治のトランプ化が続くかもしれないと示唆している」と指摘した。ミード教授が言及したのは、商業捕鯨再開と、韓国に対する半導体関連の輸出制限措置。「欧米の文化帝国主義の象徴である国際捕鯨委員会(IWC)に刃向かうことは国家としてのプライドを主張する手段だ」「政治と貿易をない交ぜにする決断は、国家戦略における劇的な変化だ。トランプ流としか言いようがない」などとした。 変わり果てた街、息ひそめ 新疆ウイグル自治区 ウルムチ騒乱10年(2019/07/04朝日新聞) だが、大通りを一本奥に入ると空気は一変する。 暗い路地にはウイグル族の小さな商店が並び、路地の先には建物を取り壊したがれきの山が重なる。民宿を営むウイグル族の男性は「ここにはたくさんのウイグル族が住んでいたが、立ち退きを求められ、家が壊された」と話した。記者が質問していると、3人の警察官が黒い盾を持って記者の背後に立った。その途端、男性は口をつぐみ、下を向いて黙り込んだ。民宿の入り口には、監視カメラが設置され、記者と男性をとらえていた。 (私の視点)造語と言語感覚 「ブラック」使い方再考を 尾鍋智子(2019/07/04朝日新聞) このBlackという一語に込められた歴史や思いと、今日本に流布する稚拙なブラックという形容詞は、別世界に属し交わらない。米国で黒人初のオバマ大統領が現れた21世紀に、日本のマスコミは60年代以前へと逆行しようというのか。ブラック企業とは労働環境の劣悪さを指すようだが、完全な和製英語である。公民権運動を経た欧米においては、「ブラックは悪」というニュアンスでの新たな造語は許されないからだ。 日本で「クロ」が否定的な意味で使われだしたのは、容疑者に犯罪事実があるなど、隠語だったようだ。ブラック企業も、暴力団などとの関係企業を指したらしいが、隠語だったと推測する。黒は、古来は美しい「黒髪」や、道に通じた「くろうと」という風に、多くは肯定的に使われ、現在も「黒帯」の色である。 劣悪な企業で苦痛を味わう人への支援は急務である。だが、日本中でブラックというカタカナ用語に、無責任に憎しみのニュアンスが付け足されるのは看過できない。・・・かつて特定の風俗施設にトルコ風呂という通称が使われた。80年代、変更のきっかけとなる抗議の声を上げたトルコ人留学生の勇気と、改称したマスコミの良識にいたく感心したのを今も鮮明に記憶している。マスコミは今回も、ぜひ英知を絞ってブラックに代わる別の言葉を模索し、社会の良心としての本領を発揮してほしい。 (リレーおぴにおん)雨にうたえば:6 直径2ミリの雨、美しい虹に 藤吉康志さん(2019/07/04朝日新聞) 実際には、直径3ミリ以下の雨粒は表面張力によりほぼ球形です。それより大きいと空気の抵抗力が強くなり、下が平たい鏡餅のような形になります。そして直径9ミリ以上になると、すぐに破裂してしまいます。 映画「新聞記者」、久々の政治エンタメ 官僚は言った「この国の民主主義は形だけでいい」(2019/07/04朝日新聞) 企画から手がけた河村光庸プロデューサーは2017年、東京新聞の望月衣塑子記者の新書『新聞記者』を読み、映画製作を決意した。河村さんは言う。「政治に無関心な若い人が増えている。民主主義の放棄だ。多くの人に見てもらうため、政治をエンターテインメントにした。原案の望月さんの本から政権と記者の関係などの主題を得たが、物語はオリジナル」前川喜平・元文部科学事務次官の「出会い系バー」報道や伊藤詩織さんの性被害告発、そして加計学園問題を思わせる事件が次々登場する。 河村さんの発案で、ある官僚役に脚本にはなかった「この国の民主主義は形だけでいいんだ」というセリフを付け足した。「今の日本の最大の問題がこの言葉に凝縮されていると思った」 この映画、「政治の話題を嫌うテレビは、なかなか紹介してくれない」と嘆く。「(政権に批判的な映画に関わると)『干される』と、二つのプロダクションに断られた」とも明かした。 現在の日本では、「客が来ない」との理由で政治を扱った劇映画はめったに作られない。一方、米国ではスティーブン・スピルバーグ、ロブ・ライナーら商業映画のヒットメーカーが政治的な映画で、毎年アカデミー賞をにぎわせる。 俳優の石田純一さんは「米国には(チェイニー元副大統領を批判的に描いた)『バイス』のような現実の政治家を扱った映画があるが、今の日本には政治を語る風土がない」と憂う。「政治的な色がつくことをよしとしない芸能人仲間からも攻撃される。そんななか、内閣情報調査室の不気味さを描いた『新聞記者』が作られ、人気俳優が出演しているのはうれしい」 |
大阪城公園、樹木1200本伐採 「商売ありき」批判も(2019/07/03朝日新聞) 一方、園内では商業施設建設のため樹木伐採が進む。大阪市には市民から「木がどんどん伐採されている」「商売ありきの公園になっている」などの不満が寄せられている。 (ひと)ビル・エモットさん 英国の「ジャパン・ソサエティー」新会長(2019/07/03朝日新聞) EU離脱派の多い英南西部の自宅を引き払い、隣国アイルランドの首都ダブリンに移った。研究執筆の拠点オックスフォードと往復しながら欧州人として生活する。「合理的で実利的という英国人神話は、ブレグジットで吹き飛んだ。英国政治は大混乱のなかで、自壊の方向に向かっています」 ロシア深海艇が火災 深度の調査中 兵士14人死亡(2019/07/03朝日新聞) (特派員メモ テヘラン)好きな自分、表現したい(2019/07/03朝日新聞) 自分を表現したい。そんな思いが、若い女性たちを大胆な行動に駆りたてる。「神の国」の理想との隔たりは、もう覆い隠しようがない。 (声 どう思いますか)「ひきこもり」の当事者(2019/07/03朝日新聞) 親はまず本人の現状を受け止めてあげてほしい。周囲から「大丈夫?」とさりげない声がけがあれば、「放っておかれてない、つながっている」という安心感や肯定感を与えるし、自分の好きなことや趣味も外の世界につながるきっかけになるでしょう。 (終わりと始まり)映画「主戦場」 慰安婦語る口調、言葉より雄弁 池澤夏樹(2019/07/03朝日新聞) ・・・ 右軍には派手な人が多い。昨年LGBTの人は「『生産性』がない」と書いた国会議員の杉田水脈(みお)、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝、自称歴史家ながら「人の書いたものはあまり読まない」と公言する日本会議の加瀬英明、優雅な口調で静かに語る櫻井よしこ。やたら賑(にぎ)やかなアメリカ人「テキサス親父(おやじ)」、タレントのケント・ギルバート(本業は弁護士だそうだ)。 キャラの立った人たちばかりだ。 それに対して左軍の方はどちらかと言えば地味。歴史学者の吉見義明、同じく林博史と政治学者の中野晃一、「女たちの戦争と平和資料館」の渡辺美奈、韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会のユン・ミヒャン、元慰安婦の娘で「ナヌムの家」の看護師であるイン・ミョンオク。 この人たちは低い声で語る。歴史文書を解析し、論理を尽くして、右軍の主張をひたひたと崩してゆく。角砂糖で築いた城壁に水が染み込んでゆくのを見るようだ。・・・ 当面の課題は日本の若い人たちの無知と無関心である。映画の中では韓国の慰安婦像の前で日本人の少女二人が「慰安婦のことを知っていますか?」と問われて「さあ……」と当惑する。二〇〇六年の教育基本法改正以来、教科書はこの件を扱うことを避けるよう ぼくがこの映画を見た時は満員で、観客は時にスクリーンの発言に失笑を洩(も)らし、終わった時は拍手した。しかし、ああ、そのほとんどが中高年。 見終わった方にぼくは朴裕河(パクユハ)著『帝国の慰安婦』を読むことをお勧めする。「主戦場」は映画としてよくできているがあくまでもレポートであって、論理の骨格に欠ける。それを補うのにこの本は役に立つ。両国と諸勢力を公平に扱って、感情的になりがちな議論の温度を下げ、明晰(めいせき)な構図を与えてくれる。 同僚投手急死で大谷がコメント 「発する言葉もない」(2019/07/03東京新聞) ダライ・ラマが謝罪声明 女性後継者巡る発言で(2019/07/03東京新聞) ダライ・ラマは6月下旬に報じられたインタビューで、後継者が女性となる場合は魅力的だろうとした過去の発言について、南アジア担当女性記者に質問され、笑いながら回答した際に発言した。一方、男女平等が重要とも語っていた。 高齢世帯、年金のみが半数 「苦しい」全世帯で57%(2019/07/03東京新聞) 骨太の名画パロディー ザ・ニュースペーパー「アベ総理」が本出版(2019年6月30日東京新聞) |
旧海軍の重巡洋艦「摩耶」を発見 フィリピン沖で沈没(2019/7/02東京新聞) 広島県呉市の大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)の戸高一成館長は「75年前に起きた戦争の出来事を、歴史的事実として確定させる大きな意味がある」と指摘。今後の調査の糸口にもなると重要性を強調した。 香港警察、若者ら強制排除 政府トップ「違法な暴力」(2019/7/02東京新聞) EUトップ人事 確執続く 臨時首脳会議 きょう再び協議(2019/7/02東京新聞) 米朝首脳会談 ショーで終わらせるな(2019/7/02東京新聞) ハンセン病訴訟 家族も当事者である(2019/7/02東京新聞) 謎の小天体、UFO説否定=太陽系外から飛来−国際チーム(2019/7/02時事ドットコム) (声)政治に歯ぎしりしないために(2019/7/02朝日新聞)無職 野澤重和(静岡県 73) 人生100年を生きるには年金だけでは不十分だ、長生きしたければ自分の才覚で2千万円蓄財せよという。ずいぶん乱暴な上から目線の言い方だ。と思ったら選挙に都合が悪いのか、金融庁の審議会の報告書を受理しないと、麻生太郎財務相兼金融相はいう。自ら諮問しておきながら、都合悪けりゃ見ざる聞かざる。政治家というのはなんと身勝手なのかとあきれる。報告書作成に費やした税金を年金に回してほしい。 そういえば森友・加計問題も、厚生労働省の統計不正問題もずいぶん騒がれたが、未解決のままだ。とても大事な問題だが、平成とともに忘れてしまったのか。・・・ 時代は令和にかわった。不正やごまかしを排除し、再び歯ぎしりしなくていい政治家を選ぶ責任が国民、有権者にあることを自覚して参院選に臨みたい。 銭湯、生き残りかけて 上階を賃貸に、安定した収入源(2019/7/02朝日新聞) 戦後間もない1949年に岡崎さんの父が開業。父が亡くなり、82年からは別の人に経営を任せていたが、徐々に建物が老朽化。洗い場の天井が落ち、シロアリがわいていたのも見つかり、建て替えが避けられなくなった。当初検討したのは、銭湯を廃業した上での事業転換。銭湯の利用者は減っており、子どもたちに引き継ぐのも容易でないからだ。 一方で、「先代から受け継いだ銭湯を閉じるのはしのびない」(岡崎さん)という思いも強かった。模索する中、建設会社から新たに提案されたのが「銭湯」と「賃貸マンション」のハイブリッド。・・・ 一方で、都内では「10日に1軒が廃業」している厳しい現実がある。厚労省の全国調査(12年度)では、築30年以上の建物が58・4%を占め、70歳以上の経営者が43・7%。全体の54%が「後継者がいない」と回答している。 <お知らせ>映画「いちごの唄」、5日から公開(2019/7/02朝日新聞) 監督は菅原伸太郎。宮本信子、岸井ゆきの、清原果耶のほか峯田本人も出演。 |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |