「チューバッカ」役の俳優が死去 ピーター・メイヒュー氏(2019/05/03琉球新報) <社説>憲法施行72年 令和の時代も守り続けて(2019/05/03琉球新報) 令和初日、沖縄県内の学校に日の丸 国が掲揚促す(2019/05/03琉球新報) 水谷豊、監督第2作 ゼロから全て初脚本も(2019/05/03東京新聞) 50秒の映像、黒塗りに 五輪熱の裏で広がる自粛の空気(2019/05/03朝日新聞) 元日本代表「反対」、仲間は笑ってごまかした 「反対」と言うことは、大会の成功や出場を夢見る先輩後輩への裏切り行為ではないかと悩んだ。しかし自分が思うスポーツの本質は、仲間づくりや思い通りに体が動いたという喜び。巨額の金が動き、政治的な思惑が見え隠れする五輪のあり方に違和感を抑えられなかった。ネットでは「ようやくスポーツ界から声が上がった」「アスリートなのに水を差すな」など、賛否いずれの反響もあった。コラムを紹介したツイートは1千件以上の「いいね」がついた。ところが、予想していたスポーツ関係者からの反発は不思議なほどない。ラグビーの仲間に話を振っても、笑ってごまかされる。まるで腫れ物に触るかのようだ。 「推進側に批判される恐れ」、プロフィル問題に 改憲機運「高まっていない」72% 朝日新聞社世論調査(2019/05/03朝日新聞) 改憲機運「高まらず」72% 9条「変えない方がよい」64% 朝日新聞社世論調査(2019/05/03朝日新聞) 9条を変えるほうがよいと思うかを尋ねると、「変えないほうがよい」は64%(昨年調査は63%)で、「変えるほうがよい」28%(同32%)を上回った。 (ひと)水野スウさん 「憲法が語るのは、あなたのこと」と伝え続ける(2019/05/03朝日新聞) (社説)AI時代の憲法 いま論ずべきは何なのか(2019/05/03朝日新聞) 正確な事実を踏まえず、自衛隊が国民の間にすっかり定着している現実をも無視した首相の主張は、「改憲ありき」のご都合主義にしか映らない。・・・昨年のきょうの社説は、森友・加計問題などで国の統治の根幹がないがしろにされる中、安倍政権が「憲法改正を進める土台は崩れた」と書いた。 それから1年。森友・加計問題の解明はたなざらしのうえ、国の政策立案の基礎となる統計の不正も明るみに出た。政治や行政への信頼回復は道半ばであり、土台は崩れたまま、と言わざるを得ない。・・・ 憲法に縛られる側の権力者が、自らの思い入れで、上から旗をふる改憲は、社会に亀裂をもたらし、憲法の価値をかえって損なう恐れもある。豊かな憲法論議は、主権者である国民が主導するものであるべきだ。 (声)憲法を考える 自由と平等、理想求め続ける(2019/05/03朝日新聞)看護師 滝口学(兵庫県 41) この春、社会へ出て新たな道を歩み始めた人たちは、社会の画一化の力を感じてはいないだろうか。就活での黒スーツに黒かばんや最近疑問視され始めた女性のパンプスなどえたいの知れない約束ごとは、社会に必要なルール以上に集団への同調圧力になっているのかもしれません。情報も電気も水も安全も保障された今の日本は居心地がよく、大勢の従う慣行に流されれば楽なのです。今の当たり前を疑うのは面倒でその必然性もない、今ある当たり前を失うのが怖い時代とも言えます。 社会人10年目に脱サラして看護師として再出発。経済的には年収が半減するなど目の前の当たり前を手放しましたが、専門職としての矜持(きょうじ)や時間のゆとりを手に入れました。女性社会の看護界に飛び込んで、過酷な労働の割に低い給与水準や、介護は女性の役割というジェンダーの壁を身に染みて感じます。思想や学問など個人の精神活動は自由、男女は平等、住居も職業も選択は自由であるとの理想を憲法はうたいます。その理想を求め、思考停止に陥るわけにはいかないと思っています。 (声)憲法を考える 「平和国家宣言」は日本の資産(2019/05/03朝日新聞)無職 実政寿次(宮崎県 73) 1960年の安保闘争時に中学生だった私は、2015年の安全保障関連法を巡り反対集会やデモが広がった時、市民の反戦意識の健在ぶりに共感を覚えた。今も世界各地で紛争が絶えず、強大な軍事力を持つ国々が紛争に武力介入するものの、憎悪が憎悪を生み事態を悪化させている。武力の大義名分は「抑止力」だが、際限の無い軍拡競争を招いている現実がある。 自衛隊は、自国を守る個別的自衛権の枠内で整備されたはずだ。日本に、軍事大国という選択肢はありえない。平和と繁栄を維持していくために必要なのは、紛争を防ぎ平和的共存を確立するよう「交渉する力」ではないだろうか。憲法9条は「平和国家宣言」だ。これは自衛隊の組織肥大や行動範囲の拡張に歯止めをかけるものにとどまらず、国際社会における交渉力・発言力を裏打ちする重要な資産だと思う。 旧ソ連、好きな音楽聴けない時代 X線写真をレコードに(2019/05/03朝日新聞) ・・・英国の作曲家で音楽プロデューサーのスティーヴン・コーツさんが、2010年ごろ、サンクトペテルブルクののみの市で見つけ、収集と研究を始めた。エルビス・プレスリーやザ・ビートルズ、Tレックス、エル・フィッツジェラルドらの曲が録音されたものを入手。14年のロンドンを皮切りに各国で展覧会を開いている。 |
ロシア、メーデーに百人超拘束 デモや集会参加の活動家ら(2019/05/02東京新聞) インタファクス通信などによると、サンクトペテルブルクでは市民団体「開かれたロシア」が開催した自由な選挙を求めるデモ行進に参加していた市民が拘束されたほか、同団体の活動家数人が参加前に自宅などで拘束された。この団体はプーチン大統領の政敵だったホドルコフスキー氏が設立した。 天皇と憲法(4) 平和への祈りは続く(2019/05/02東京新聞) 戦争の記憶を正しく伝える−。次世代への貴重なメッセージと受け止める。天皇陛下は「上皇陛下の象徴としてのお姿に心から敬意を申し上げる」と述べた。平和に対する気持ちも、もちろん引き継がれるであろう。 モンパチ、世良公則さんも飛び入り参加!映画「小さな恋のうた」の特別バンドライブ 川崎で「はいさいフェスタ」(2019/05/02琉球新報) ライブでは、映画に出演した佐野勇斗さんと森永悠希さん、山田杏奈さん、眞栄田郷敦さん、鈴木仁さんの5人が登場し、「小さな恋のうた」や「あなたに」を披露した。サプライズでモンパチの上江洌清作さんと、映画でライブハウスのオーナー役だった世良公則さんも飛び入り参加した。主催者側によると特別ライブには約千人が集まった。 沖縄の平成と令和 音楽、出版、戦争継承 3人に聞く(2019/05/02琉球新報) 宮沢和史さん(ミュージシャン) 私は沖縄の民謡や古典音楽が大好きだ。「俺流」があり、正しい形がないのが民謡の楽しみでもある。50代になり今やるべきなのは、後の世代に民謡をつなげることだ。三線を作る職人の技などまだ知らせたいことがある。新しくスポットを当て民謡を先細りさせないようにまい進したい。 新城和博さん(ボーダーインク編集者) 前泊克美さん(ひめゆり平和祈念資料館学芸員) <社説>天皇陛下が即位 象徴の意味再確認したい(2019/05/02琉球新報) 全ての国事行為について責任を負うのは内閣だ。今後、憲法が尊重されていくかどうかは、助言、承認をする立場にある内閣の姿勢いかんにかかっている。 チベット最古の人類化石(2019/05/02京都新聞) 高地適応の遺伝子起源か/ 標高3280メートルの中国・チベット高原で見つかった人類の化石は、絶滅したネアンデルタール人と近い「デニソワ人」のものだとする研究結果を、中国などのチームが1日発表した。16万年前のものとみられ、この地域で人類が暮らしていた最古の証拠になるという。 この地域に現代人の祖先が到達したのは早くて3万〜4万年前。彼らがデニソワ人と交雑し、空気の薄い高地に適応できる遺伝子を受け取って今の住民にまで伝えたとの説があり、今回はそれを補強する成果となる。 (憲法を考える)敗戦が生んだ条文はいま 日本・ドイツ・イタリア、根幹の理念に(2019/05/02朝日新聞) ・・・ ナチスによる数々の人権蹂躙(じゅうりん)の大半は法に基づき、国の行政機構によって実行された。このため、国内での立法で人権侵害が起きないようにする狙いから、25条では国際法の一般原則はドイツの国内法に優位すると明記した。 イタリアでは、20年以上続いたムソリーニによるファシズム体制と戦った左派を中心とするレジスタンスが戦後の制憲議会を主導した。・・・石田教授は「戦後ドイツは、人権にどう向き合うかを明確にしなければ欧州に受け入れられないと考えた。平和主義を前面に出さなければアジアとの共生は難しかった日本と共通している」と話す。
<1条> 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。 <9条> 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 <2> 略 【ドイツ】 <1条> 人間の尊厳は不可侵である。これを尊重し保護することが、すべての国家権力に義務づけられている。 <25条> 国際法の一般的諸原則は連邦法の構成部分である。それらは、法律に優位し、連邦領域の住民に対して直接に権利・義務を生ぜしめる。 【イタリア】 <1条> イタリアは勤労に基礎をおく民主的共和国である。 <2条> 共和国は個人としての、またその人格が発展する場としての社会組織においての人間の不可侵の権利を承認し保障するとともに、政治的、経済的および社会的連帯の背くことのできない義務の遂行を要請する。 |
ベネズエラ軍、一部兵士反旗 グアイド氏 蜂起呼び掛け(2019/05/01東京新聞) (声)引き続き戦争のない時代を(2019/05/01朝日新聞)パート 下妻恭子(千葉県 42) 元号が平成になった時をはっきりと覚えている。広島市の自宅で昭和天皇崩御を知らせる報道を、今は亡き大正生まれの祖父らと見ていた。普段厳しい祖父が、肩を震わせ泣いた。終戦を旧満州で迎え、シベリアで3年間抑留された祖父にとって「神を失う」ことだったのか、戦災を思い出したのか。頭(こうべ)を垂れる姿に歴史の重さを感じ、胸が熱くなった。「平成」の元号が発表されると、家族全員驚いた。祖父の名前は「和成」。昭和と平成からの1文字ずつが組み合わさっている。「わしの時代じゃの」と祖父は笑った。 戦争や抑留での体験をあまり語らなかったが、口癖は「人は信じるな」だった。子供の頃は「それは間違っている」と内心反発していたが、今は戦争の不条理さを目の当たりにした祖父の気持ちに寄り添いたい。人を信じたかったからこそ失望したのだと。戦争がなかった平成の時代、祖父はひ孫の誕生を喜び、穏やかになった。「令和」には再び祖父の名の漢字が使われている。「また、わしの時代じゃの」。空の上でほほ笑んでいる気がする。平成に続き、戦争のない時代を令和にも望みたい。 (介護と外国人材 ドイツの現場:上)看護師、国境越えて応募 語学学校の費用、雇用主が負担(2019/05/01朝日新聞) 昨年12月にドイツに来たグレン・バリトルさん(28)は当初、経済連携協定(EPA)の枠組みで日本に行くことを考えていた。だが募集の期間が合わず、ドイツの募集に応募したところ採用されたという。介護現場でドイツ語が分からないこともあるが、「働きながら覚えられるし、学校にも通わせてもらっている」。勉強の費用は雇用主負担だという。・・・トリプル・ウィンはドイツが2013年から、欧州連合(EU)域外の国と結ぶ二国間協定。母国で看護師や介護士の資格がある人が、ドイツで専門職の「高齢者介護士」を目指す仕組みで、教育費用などは主に雇い主が負担する。相手国はフィリピンやセルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナなど。看護関係の就職先が不足する国が対象で、これまでに2千人以上を受け入れ、今年は約800人を予定している。 ドイツは介護の人材不足を移動と就労が自由なEU域内の外国人で補ってきたが、EUの国々でも高齢化が進み人材確保が難しくなってきた。このため、施設に一定数の配置が義務づけられ、特に不足が深刻な高齢者介護士について、EU域外の欧州やアジアから専門職の候補者を集め始めている。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13998683.html (令和に寄せて)我が病と世の災いと 作家・古井由吉(2019/05/01朝日新聞) その一〇年後にはまた別の病気で入院を余儀なくされ、それも無事に済んで何年かした後、東日本大震災が起こった。大津波の寄せたのが三月一一日の午後、東京の本所深川方面の大空襲が三月一〇日の未明、わずか一日の違いだが六六年の隔たりになると数えるうちに、平成も二三年になったかと驚いた。あれからも八年が経ち、平成は尽きようとしている。 |
陛下、沖縄思っていた 古希祝いの席で「沖縄にはご苦労を掛けています」 大工哲弘さん出演に非難、わだかまりも(2019/05/01琉球新報) すると天皇・皇后両陛下から曲のリクエストがあった。両陛下が皇太子夫妻だった75年、訪問した名護市済井出のハンセン病療養所「沖縄愛楽園」から帰ろうとした際、入所者が合唱した船出歌「だんじゅかりゆし」だ。「もう一度聞きたい」ということだった。大工さんは「とぅばらーま」など4曲を披露した。陛下は手拍子をしたり、手踊りをしたりして楽しんでいた。「お祝い」の後、大工さんは天皇陛下から声を掛けられた。 「沖縄には大変ご苦労掛けてます」 説明はなかったが、沖縄戦や基地問題を強いられている苦しみ、琉球王国に侵攻した薩摩藩主島津氏の末裔(まつえい)であることを気に掛けているとおもんぱかった。大工さんは声を震わせながら語る。「火炎瓶を投げられ、非難を浴びながら11回も沖縄に足を運んだ。こんなに沖縄のことを思っている人はいないのではないか。あの時、行って良かった」 世界の軍事費1兆7千億ドルは全世界の人道援助に必要な金額の約80倍に当たるという。1人1人の小さな募金も必要だけれど、この馬鹿げた軍事費の巨額さはあまりにも理不尽です。 <社説>令和の幕開け 真の平和と共生の実現を(2019/05/01琉球新報) 目に余る不公平が平和を危うくしています。悲惨なテロや闘争が世界中で起っていますが根を質せば不公平に対する怒りやあがきがあります。この日本でも貧困や格差の問題が表面化していますが、貧困に苦しむ多くの人は政治や社会問題を考える余裕はありません。富裕層はともかくそこそこ食える一般の人たちは考える余裕があっても無関心と目先の自己防御から社会的歪みに対して声を上げません。それが政治が一向に変わらない理由なんだと思います。1人1人が貧しく弱い他者のために考え声を上げる社会風潮が必要です。 令和のはじめに 共に生き平和を愛す(2019/05/01東京新聞) それをただすために政治は必要であり、その機能を働かせるためにも民主主義はあるのです。だがそこがうまくいかないので、米英では富と機会の平等を求め社会主義をいう政治家があらわれているほどです。二十世紀末、アメリカでワーキングプア、働く貧者という言葉が登場した。働けども貧しいという悲しさ、社会正義に照らすなら不公平ということです。・・・経済の自由は競争であり、競争は人々を前進させる。しかし競争とは不公平を生むものです。・・・軍拡競争は残念ながらロボット兵器、核兵器まで含めて増大している。防衛を唱えつつじつは破滅的戦争に近づいているのかもしれない。平和を志向するはずの民主主義も危ういものです。アメリカの起こしたイラク戦争は、大量破壊兵器を隠しているという政府のうそに民主主義がだまされた結果でした。日本では違憲の疑いのある安保関連法が成立した。憲法の平和主義、平和を愛することにおいては人後に落ちることのない日本人が今どう平和を維持してゆくのか。・・・核の傘に隠れてよし、とするのか、それとも核を否定し世界から核を追放する方へ動くのか。歴史のこたえの一つは、国家間の壁と緊張を減らした欧州連合であり、核については南米などの非核兵器地帯条約でしょう。必要なのは平和への意志です。意志なくして目標が達成されるはずもありません。 |