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KIJI LISTpoint NEWS LIST20182019

<POINT NEWS362>2019/05/01・・・
(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

sankaku362sankaku
2019/05/01sankaku05/03
news

「チューバッカ」役の俳優が死去 ピーター・メイヒュー氏(2019/05/03琉球新報)
米人気SFシリーズ「スター・ウォーズ」のチューバッカ役で知られる俳優ピーター・メイヒュー氏が4月30日、南部テキサス州の自宅で死去した。74歳。遺族が5月2日、ツイッターで公表した。1944年英国生まれ。長身が買われ、マスクや着ぐるみを着て、全身が毛で覆われたチューバッカ役でシリーズ1作目「新たなる希望」(77年)に出演。3作目「ジェダイの帰還」(83年)まで初期3部作を演じ、俳優ハリソン・フォードさん演じるハン・ソロの相棒として人気が定着した。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-912723.html

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<社説>憲法施行72年 令和の時代も守り続けて(2019/05/03琉球新報)
2020年の改正憲法施行を唱える安倍晋三首相の下で憲法は危機を迎えている。辺野古新基地建設のため昨年12月に政府が強行した土砂投入にこそ、人権よりも国家や軍事を優先する安倍改憲の本質が表れている。民主主義をないがしろにする政権の暴走を止めなくてはならない。・・・憲法99条は「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と、憲法の尊重擁護の義務を定める。先の大戦の反省に立ち、権力者が暴走して国家を思うままに操ることがないよう、法によって国家権力を縛る「立憲主義」を規定した条文だ。

 憲法の擁護者としての上皇さまの姿勢は単に個人の心掛けではなく、憲法により主権者となったわれわれ国民との最も重要な約束事だった。ところが内閣の長として同じく憲法尊重義務を負う安倍首相は、ことあるごとに改憲への意欲を語ってはばからない。2017年の憲法記念日には憲法9条に自衛隊を明記することを柱に「20年の改正憲法施行」の号令をかけ、自民党は改憲4項目の条文案をまとめた。

 集団的自衛権を認めていない憲法解釈をねじ曲げて安全保障法制を成立させ、自衛隊による米軍支援の領域を地球規模に拡大した。憲法を無視して現実を変更しておきながら、「現実に即した」憲法にすると改憲を正当化する論法は詭弁(きべん)と言うほかない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-912443.html

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令和初日、沖縄県内の学校に日の丸 国が掲揚促す(2019/05/03琉球新報)
高嶋伸欣・琉球大名誉教授(社会教育学)は「政府は天皇制の問題点を振り返ることなく、学校でナショナリズムにつながる日の丸掲揚を促している。前天皇の努力で天皇に対する沖縄の人の心情が良くなっているが、天皇の人柄と天皇制は別だ。戦争で天皇制がどういう事態を招いたのかを忘れてはいけない」と指摘した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-912177.html

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水谷豊、監督第2作 ゼロから全て初脚本も(2019/05/03東京新聞)
 俳優の水谷豊(66)が監督と出演を務め、初めて脚本も手掛けた映画「轢(ひ)き逃げ−最高の最悪な日−」が10日、全国公開される。水谷がゼロから作り上げたのは、嫉妬を核に心情を深く掘り下げたサスペンスタッチのドラマ。「せりふを書いた自分だからこそ、撮影現場に自信を持って臨むことができた」と満足げに語る。初監督作品の「TAP−THE LAST SHOW」(二〇一七年)は、長く映画化できれば、と考えていたタップダンスが題材。今回はその経験を糧に、物語を新たに生み出す作業となった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2019050202000166.html

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50秒の映像、黒塗りに 五輪熱の裏で広がる自粛の空気(2019/05/03朝日新聞)
映像作家の吉開(よしがい)菜央さん(31)はやりきれない思いでいる。昨年6月、自らの作品「Grand Bouquet(グラン・ブーケ)」の一部を黒く塗りつぶし、東京都内の美術館のメディアアート展で公開した。苦渋の選択は、施設を運営するNTT東日本から「不快な表現があり、公開できない」と迫られたためだ。理由の一つとして「東京五輪・パラリンピックを控え、障害者への配慮に欠ける」とも告げられた。

元日本代表「反対」、仲間は笑ってごまかした
意見を述べたら、思わぬ反応が待っていた。元ラグビー日本代表で大学教員の平尾剛さん(44)は各地の講演で、東京五輪に反対する立場から発言を続けている。2017年11月、スポーツの面白さを語るネットのコラムで反対を訴えた。招致に絡む買収疑惑が報じられ、新国立競技場建設をめぐっては住民や野宿者が立ち退きを迫られていた。「そこまでしてする大会なのか」と考えた。

 「反対」と言うことは、大会の成功や出場を夢見る先輩後輩への裏切り行為ではないかと悩んだ。しかし自分が思うスポーツの本質は、仲間づくりや思い通りに体が動いたという喜び。巨額の金が動き、政治的な思惑が見え隠れする五輪のあり方に違和感を抑えられなかった。ネットでは「ようやくスポーツ界から声が上がった」「アスリートなのに水を差すな」など、賛否いずれの反響もあった。コラムを紹介したツイートは1千件以上の「いいね」がついた。ところが、予想していたスポーツ関係者からの反発は不思議なほどない。ラグビーの仲間に話を振っても、笑ってごまかされる。まるで腫れ物に触るかのようだ。

「推進側に批判される恐れ」、プロフィル問題に
 都内で絵を描くワークショップや路上パフォーマンスなどの活動をしているアーティストのいちむらみさこさん(47)は16年夏、「暮らしとアート」をテーマにした講演会に出演する際、プロフィルから「反オリンピック」という一文を削ってはどうかと提案され、面食らった。過去の五輪でも野宿者の立ち退き問題があったとして、招致段階から反対運動を続けてきた。それに対し、講演会の主催者と共催する都の関連団体の間で「反対の立場の人がいると、『推進する側がなぜそんなゲストを呼ぶのか』と批判される恐れがあるのでは」と問題になったのだという。いちむらさんは、「そんな理由で、信条を表明できないのはおかしい」と断った。
https://digital.asahi.com/articles/
ASM4Y463YM4YTIPE008.html?iref=comtop_8_05

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改憲機運「高まっていない」72% 朝日新聞社世論調査(2019/05/03朝日新聞)
3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は憲法に関する全国世論調査を実施した。憲法を変える機運がどの程度高まっているか尋ねたところ、「あまり」と「まったく」を合わせた「高まっていない」は72%に上った。・・・9条を変えるほうがよいと思うかを尋ねると、「変えないほうがよい」は64%(昨年調査は63%)で、「変えるほうがよい」28%(同32%)を上回った。
https://digital.asahi.com/articles/
ASM4R7RMYM4RUZPS002.html?iref=com_favorite_01

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改憲機運「高まらず」72% 9条「変えない方がよい」64% 朝日新聞社世論調査(2019/05/03朝日新聞)
3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は憲法に関する全国世論調査を実施した。憲法を変える機運がどの程度高まっているか尋ねたところ、「あまり」と「まったく」を合わせた「高まっていない」は72%に上った。・・・ 調査は3月上旬から4月中旬にかけて、郵送で行った。改憲への機運については、自民支持層でも「高まっていない」は61%、無党派層では77%に上った。

 9条を変えるほうがよいと思うかを尋ねると、「変えないほうがよい」は64%(昨年調査は63%)で、「変えるほうがよい」28%(同32%)を上回った。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14000462.html?ref=pcviewpage

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(ひと)水野スウさん 「憲法が語るのは、あなたのこと」と伝え続ける(2019/05/03朝日新聞)
東京生まれのエッセイスト。結婚して越してきた。子育て仲間がほしかった。絵本をはさむ母子の集まりが始まりだ。チェルノブイリの事故で原発を、そして平和や愛をも語りあうようになった。親のひと言がつらかったと打ち明ける若者。介護の合間に立ち寄り、しんどさを口にする人。紅茶をつぎ、言葉を待ち、うなずく。「みんな、身の丈の自分を認めてほしいの」。憲法とのつながりを気づかせてくれたのは、大学を出て引きこもり、「社会の役に立たない」と思い詰めた娘だった。ほめ言葉を集めた本を親子で編み、講演に招かれた。言葉と平和がテーマだからと憲法を読んだ娘は、13条に目をとめた。すべて国民は、個人として尊重される。娘の言葉にはっとした。「私もあなたも、それだけでかけがえのない存在。それを許すだけでなく、自覚するよう求めている」ふだんの暮らしと憲法とをつづる2冊の「けんぽうBOOK」を自費出版し、平和・協同ジャーナリスト基金の「荒井なみ子賞」を昨冬に受けた。出前講演の「けんぽうかふぇ」で語り続ける。「憲法が語るのは、あなたのこと、そのものなのよ」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14000423.html

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(社説)AI時代の憲法 いま論ずべきは何なのか(2019/05/03朝日新聞)
 時代の変化に応じて、憲法が定める普遍的な原理をどのように守っていくのか。徹底した議論の先に、あるいは憲法の条文を見直した方がよいという結論に至る可能性もあろう。しかし、今の安倍政権の憲法論議は、そうした真摯(しんし)なアプローチとは全く逆の姿に見える。・・・憲法学者の多くが自衛隊を違憲といい、教科書にも「違憲」と書かれている。自衛官の子どもが肩身の狭い思いをしている……。今年に入ってからは唐突に、自衛官募集に自治体の協力が得られないことを理由に挙げだした。

 正確な事実を踏まえず、自衛隊が国民の間にすっかり定着している現実をも無視した首相の主張は、「改憲ありき」のご都合主義にしか映らない。・・・昨年のきょうの社説は、森友・加計問題などで国の統治の根幹がないがしろにされる中、安倍政権が「憲法改正を進める土台は崩れた」と書いた。

 それから1年。森友・加計問題の解明はたなざらしのうえ、国の政策立案の基礎となる統計の不正も明るみに出た。政治や行政への信頼回復は道半ばであり、土台は崩れたまま、と言わざるを得ない。・・・ 憲法に縛られる側の権力者が、自らの思い入れで、上から旗をふる改憲は、社会に亀裂をもたらし、憲法の価値をかえって損なう恐れもある。豊かな憲法論議は、主権者である国民が主導するものであるべきだ。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14000373.html

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(声)憲法を考える 自由と平等、理想求め続ける(2019/05/03朝日新聞)看護師 滝口学(兵庫県 41)

 この春、社会へ出て新たな道を歩み始めた人たちは、社会の画一化の力を感じてはいないだろうか。就活での黒スーツに黒かばんや最近疑問視され始めた女性のパンプスなどえたいの知れない約束ごとは、社会に必要なルール以上に集団への同調圧力になっているのかもしれません。情報も電気も水も安全も保障された今の日本は居心地がよく、大勢の従う慣行に流されれば楽なのです。今の当たり前を疑うのは面倒でその必然性もない、今ある当たり前を失うのが怖い時代とも言えます。

 社会人10年目に脱サラして看護師として再出発。経済的には年収が半減するなど目の前の当たり前を手放しましたが、専門職としての矜持(きょうじ)や時間のゆとりを手に入れました。女性社会の看護界に飛び込んで、過酷な労働の割に低い給与水準や、介護は女性の役割というジェンダーの壁を身に染みて感じます。思想や学問など個人の精神活動は自由、男女は平等、住居も職業も選択は自由であるとの理想を憲法はうたいます。その理想を求め、思考停止に陥るわけにはいかないと思っています。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14000378.html?ref=pcviewpage

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(声)憲法を考える 「平和国家宣言」は日本の資産(2019/05/03朝日新聞)無職 実政寿次(宮崎県 73)

 1960年の安保闘争時に中学生だった私は、2015年の安全保障関連法を巡り反対集会やデモが広がった時、市民の反戦意識の健在ぶりに共感を覚えた。今も世界各地で紛争が絶えず、強大な軍事力を持つ国々が紛争に武力介入するものの、憎悪が憎悪を生み事態を悪化させている。武力の大義名分は「抑止力」だが、際限の無い軍拡競争を招いている現実がある。

 自衛隊は、自国を守る個別的自衛権の枠内で整備されたはずだ。日本に、軍事大国という選択肢はありえない。平和と繁栄を維持していくために必要なのは、紛争を防ぎ平和的共存を確立するよう「交渉する力」ではないだろうか。憲法9条は「平和国家宣言」だ。これは自衛隊の組織肥大や行動範囲の拡張に歯止めをかけるものにとどまらず、国際社会における交渉力・発言力を裏打ちする重要な資産だと思う。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14000381.html?ref=pcviewpage

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旧ソ連、好きな音楽聴けない時代 X線写真をレコードに(2019/05/03朝日新聞)
冷戦時代の旧ソ連で使われた、頭蓋骨(ずがいこつ)や肋骨(ろっこつ)が写ったレントゲン写真を素材に手作りされた「レコード」を集めた「ボーン・ミュージック展 〜僕らはレコードを聴きたかった〜」が、27日から東京・神宮前のBA―TSUアートギャラリーで開かれる。1940〜60年代、かの国では米国のジャズやロックンロール、一部のロシア音楽などを聴くことが禁止されていた。熱心な音楽ファンたちは、自作のレコーダーで海賊盤を作って音楽を聴いたという。

・・・英国の作曲家で音楽プロデューサーのスティーヴン・コーツさんが、2010年ごろ、サンクトペテルブルクののみの市で見つけ、収集と研究を始めた。エルビス・プレスリーやザ・ビートルズ、Tレックス、エル・フィッツジェラルドらの曲が録音されたものを入手。14年のロンドンを皮切りに各国で展覧会を開いている。
https://digital.asahi.com/articles/
ASM4M5G65M4MUCVL01V.html?iref=com_alist_8_07

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ロシア、メーデーに百人超拘束 デモや集会参加の活動家ら(2019/05/02東京新聞)
 【モスクワ共同】ロシアでメーデーの祝日の1日、全土で労働者の権利などを訴える集会やデモ行進が行われた。野党系サイトによると、北西部の第2の都市サンクトペテルブルクではデモ行進に参加していた活動家や市民ら69人が治安当局に拘束されるなど、全土で計126人が拘束された。

 インタファクス通信などによると、サンクトペテルブルクでは市民団体「開かれたロシア」が開催した自由な選挙を求めるデモ行進に参加していた市民が拘束されたほか、同団体の活動家数人が参加前に自宅などで拘束された。この団体はプーチン大統領の政敵だったホドルコフスキー氏が設立した。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019050201001034.html

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天皇と憲法(4) 平和への祈りは続く(2019/05/02東京新聞)
「平成」は戦争のない、平和な時代として歴史に刻印された。天皇は常に平和を祈る存在でもあった点は大事だ。憲法はむろん平和主義を最重視する。「国民に寄り添い、憲法にのっとり、日本国民統合の象徴としての責務を果たします」五月一日。天皇陛下が即位後に述べたお言葉だ。上皇さまも一九八九年の即位で「憲法を守る」と語り、お言葉の中には「平和」の文字が三回あった。・・・<先の大戦で多くの人命が失われ、戦後の平和と繁栄が(中略)国民のたゆみない努力によって築かれたものであることを忘れず、戦後生まれの人々にも正しく伝えていくことが大切である>

 戦争の記憶を正しく伝える−。次世代への貴重なメッセージと受け止める。天皇陛下は「上皇陛下の象徴としてのお姿に心から敬意を申し上げる」と述べた。平和に対する気持ちも、もちろん引き継がれるであろう。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019050202000146.html

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モンパチ、世良公則さんも飛び入り参加!映画「小さな恋のうた」の特別バンドライブ 川崎で「はいさいフェスタ」(2019/05/02琉球新報)
【神奈川】沖縄の音楽や食、伝統芸能を集めた大沖縄文化祭「はいさいフェスタ2019」が1日から神奈川県川崎市のJR 川崎駅前の商業施設ラ・チッタデッラで開かれている。2日は、県出身バンドのMONGOL800(モンパチ)のヒット曲「小さな恋のうた」をテーマに制作された同名映画から誕生したバンドがライブ演奏して、5月24日の映画公開をアピールした。フェスタは5日まで。

 ライブでは、映画に出演した佐野勇斗さんと森永悠希さん、山田杏奈さん、眞栄田郷敦さん、鈴木仁さんの5人が登場し、「小さな恋のうた」や「あなたに」を披露した。サプライズでモンパチの上江洌清作さんと、映画でライブハウスのオーナー役だった世良公則さんも飛び入り参加した。主催者側によると特別ライブには約千人が集まった。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-912363.html

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沖縄の平成と令和 音楽、出版、戦争継承 3人に聞く(2019/05/02琉球新報)

宮沢和史さん(ミュージシャン)

私は沖縄の民謡や古典音楽が大好きだ。「俺流」があり、正しい形がないのが民謡の楽しみでもある。50代になり今やるべきなのは、後の世代に民謡をつなげることだ。三線を作る職人の技などまだ知らせたいことがある。新しくスポットを当て民謡を先細りさせないようにまい進したい。
・・・

新城和博さん(ボーダーインク編集者)

 平成時代はいろんな沖縄ブームがあった。安室奈美恵や仲間由紀恵、MONGOL800など沖縄の若者が“全国区”になった。NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」が追い風になり、沖縄の生活文化が全国に広まり、例えば物産展で売られていた「ニガウリ」が、今や「ゴーヤー」と呼ばれ県外で日常的に販売されるようになっている。沖縄にはまる人は「沖縄病」「沖縄フリーク」と呼ばれたが、沖縄好きな人が一般化したためか、そういった呼称は聞かなくなった。 一方で在沖米軍基地問題は硬直化し、名護市辺野古への新基地建設計画を見ると日米政府は、むしろ基地を強化しようとしている。
・・・

前泊克美さん(ひめゆり平和祈念資料館学芸員)
これからの資料館を担う私たち職員は、自らの戦争体験を語り続けてきた彼女たちの熱をそのまま伝えることはできないかもしれない。だが、証言者の心や思いを知っているからこそ、彼女たちのことを伝えることが役目だと思っている。“体験者のように”ではなく、私たちなりの形で体験者が大事にしてきた「二度と戦争を起こしてはいけない」という理念を次の世代につないでいきたい。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-911762.html

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<社説>天皇陛下が即位 象徴の意味再確認したい(2019/05/02琉球新報)

 全ての国事行為について責任を負うのは内閣だ。今後、憲法が尊重されていくかどうかは、助言、承認をする立場にある内閣の姿勢いかんにかかっている。
 上皇となった前陛下が1989年に即位した際には「憲法を守り、これに従って責務を果たす」と述べていた。今回は「憲法にのっとり」に変わった。天皇のお言葉は臨時閣議で決定されたものだ。
 天皇には憲法尊重擁護の義務があり、憲法に対するスタンスは不変であるはずだ。政権の意向が加わり、ニュアンスを弱めたのであれば、遺憾と言うほかない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-912166.html

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チベット最古の人類化石(2019/05/02京都新聞)

高地適応の遺伝子起源か/ 標高3280メートルの中国・チベット高原で見つかった人類の化石は、絶滅したネアンデルタール人と近い「デニソワ人」のものだとする研究結果を、中国などのチームが1日発表した。16万年前のものとみられ、この地域で人類が暮らしていた最古の証拠になるという。

 この地域に現代人の祖先が到達したのは早くて3万〜4万年前。彼らがデニソワ人と交雑し、空気の薄い高地に適応できる遺伝子を受け取って今の住民にまで伝えたとの説があり、今回はそれを補強する成果となる。
https://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20190502000005

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(憲法を考える)敗戦が生んだ条文はいま 日本・ドイツ・イタリア、根幹の理念に(2019/05/02朝日新聞)
青井未帆・学習院大教授(憲法学)も、「平和国家」の旗を掲げてきた日本をどんな国にするのかを巡る議論が必要との立場だ。それだけに9条に自衛隊を記しても任務や権限は変わらないという首相の説明に不信を抱く。「何も変わらないわけがない。説明しないのは国民を客のように扱い、『考えなくていい。お任せください』という発想でいるからではないか」・・・ 日本と同じように全体主義的な国家体制で敗戦を迎えたドイツとイタリアは戦後、どんな条項を新憲法の根幹としたのか。

・・・ ナチスによる数々の人権蹂躙(じゅうりん)の大半は法に基づき、国の行政機構によって実行された。このため、国内での立法で人権侵害が起きないようにする狙いから、25条では国際法の一般原則はドイツの国内法に優位すると明記した。

 イタリアでは、20年以上続いたムソリーニによるファシズム体制と戦った左派を中心とするレジスタンスが戦後の制憲議会を主導した。・・・石田教授は「戦後ドイツは、人権にどう向き合うかを明確にしなければ欧州に受け入れられないと考えた。平和主義を前面に出さなければアジアとの共生は難しかった日本と共通している」と話す。


【日本】

 <1条> 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

 <9条> 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 <2> 略

【ドイツ】

 <1条> 人間の尊厳は不可侵である。これを尊重し保護することが、すべての国家権力に義務づけられている。

 <25条> 国際法の一般的諸原則は連邦法の構成部分である。それらは、法律に優位し、連邦領域の住民に対して直接に権利・義務を生ぜしめる。

【イタリア】

 <1条> イタリアは勤労に基礎をおく民主的共和国である。

 <2条> 共和国は個人としての、またその人格が発展する場としての社会組織においての人間の不可侵の権利を承認し保障するとともに、政治的、経済的および社会的連帯の背くことのできない義務の遂行を要請する。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14000109.html

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ベネズエラ軍、一部兵士反旗 グアイド氏 蜂起呼び掛け(2019/05/01東京新聞)
【ニューヨーク=赤川肇】南米ベネズエラでマドゥロ大統領に代わる暫定大統領就任を宣言した野党指導者グアイド国会議長は四月三十日、ツイッターにベネズエラ軍の兵士らとみられる集団を従えた動画を載せた。マドゥロ政権の追い落としに向けた「最終段階」に入ったと強調し、「権利侵害の終わりがきょう始まった」と蜂起を呼び掛けた。
 グアイド氏は「軍は正しい決断をした。国民側についた」と主張。一方で、マドゥロ政権のロドリゲス情報相はツイッターで「軍の反逆者の小集団に対処している」と投稿した。軍兵士らを伴ったクーデターの可能性もあるが、どこまで広がるかは不明だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201905/CK2019050102000109.html

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(声)引き続き戦争のない時代を(2019/05/01朝日新聞)パート 下妻恭子(千葉県 42)

 元号が平成になった時をはっきりと覚えている。広島市の自宅で昭和天皇崩御を知らせる報道を、今は亡き大正生まれの祖父らと見ていた。普段厳しい祖父が、肩を震わせ泣いた。終戦を旧満州で迎え、シベリアで3年間抑留された祖父にとって「神を失う」ことだったのか、戦災を思い出したのか。頭(こうべ)を垂れる姿に歴史の重さを感じ、胸が熱くなった。「平成」の元号が発表されると、家族全員驚いた。祖父の名前は「和成」。昭和と平成からの1文字ずつが組み合わさっている。「わしの時代じゃの」と祖父は笑った。

 戦争や抑留での体験をあまり語らなかったが、口癖は「人は信じるな」だった。子供の頃は「それは間違っている」と内心反発していたが、今は戦争の不条理さを目の当たりにした祖父の気持ちに寄り添いたい。人を信じたかったからこそ失望したのだと。戦争がなかった平成の時代、祖父はひ孫の誕生を喜び、穏やかになった。「令和」には再び祖父の名の漢字が使われている。「また、わしの時代じゃの」。空の上でほほ笑んでいる気がする。平成に続き、戦争のない時代を令和にも望みたい。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13998720.html

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(介護と外国人材 ドイツの現場:上)看護師、国境越えて応募 語学学校の費用、雇用主が負担(2019/05/01朝日新聞)
 ベルリンの語学学校「カール・デュイスベルク」。「自分の専門領域について議論できる」レベルの資格を目指すクラスで、4人のフィリピン人がドイツ語を学んでいた。4人はフィリピンで看護師の資格を持つ。ドイツで専門職「高齢者介護士」として働こうと、二国間協定「トリプル・ウィン」でドイツへ来た。午前は語学を学び、午後は介護施設や病院で研修を受けている。

昨年12月にドイツに来たグレン・バリトルさん(28)は当初、経済連携協定(EPA)の枠組みで日本に行くことを考えていた。だが募集の期間が合わず、ドイツの募集に応募したところ採用されたという。介護現場でドイツ語が分からないこともあるが、「働きながら覚えられるし、学校にも通わせてもらっている」。勉強の費用は雇用主負担だという。・・・トリプル・ウィンはドイツが2013年から、欧州連合(EU)域外の国と結ぶ二国間協定。母国で看護師や介護士の資格がある人が、ドイツで専門職の「高齢者介護士」を目指す仕組みで、教育費用などは主に雇い主が負担する。相手国はフィリピンやセルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナなど。看護関係の就職先が不足する国が対象で、これまでに2千人以上を受け入れ、今年は約800人を予定している。

 ドイツは介護の人材不足を移動と就労が自由なEU域内の外国人で補ってきたが、EUの国々でも高齢化が進み人材確保が難しくなってきた。このため、施設に一定数の配置が義務づけられ、特に不足が深刻な高齢者介護士について、EU域外の欧州やアジアから専門職の候補者を集め始めている。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13998683.html

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(令和に寄せて)我が病と世の災いと 作家・古井由吉(2019/05/01朝日新聞)
どういう因縁だか、私は丈夫な人間なのだが時折り大病に捕まることがあり、それが世の変わり目と前後する。前世紀の末には眼(め)をわずらって手術をくりかえすことになり、その入院中に、ある破綻に瀕(ひん)した企業の重役が心労の果てにか早朝に命を絶ったという報道があり、早朝に生涯の根気が尽きたかと暗然とさせられ、しかし、その朝の危機をどうにか紛らわして過ごしたなら年月はまた流れるのではないかとも思った。

 その一〇年後にはまた別の病気で入院を余儀なくされ、それも無事に済んで何年かした後、東日本大震災が起こった。大津波の寄せたのが三月一一日の午後、東京の本所深川方面の大空襲が三月一〇日の未明、わずか一日の違いだが六六年の隔たりになると数えるうちに、平成も二三年になったかと驚いた。あれからも八年が経ち、平成は尽きようとしている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13998739.html

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陛下、沖縄思っていた 古希祝いの席で「沖縄にはご苦労を掛けています」 大工哲弘さん出演に非難、わだかまりも(2019/05/01琉球新報)
平和を希求し、不条理を歌で訴え続けてきた大工さん。「天皇陛下古希のお祝い」に出演を決めると非難の嵐にさらされた。きっかけは出演を知らせる小さな記事だったが、反響は大きかった。出演予定だった他のイベント関係者からは「遠慮してほしい」と言われ、仕事のキャンセルが相次いだ。・・・「遠慮してほしい」と言われたのは歌に共感してきた人だった。出演を辞退すべきとの声もあり「非常に落ち込んだ」。ただ「古希のお祝いなんだから行っといで」と母に背中を押され出演を決めた。

 すると天皇・皇后両陛下から曲のリクエストがあった。両陛下が皇太子夫妻だった75年、訪問した名護市済井出のハンセン病療養所「沖縄愛楽園」から帰ろうとした際、入所者が合唱した船出歌「だんじゅかりゆし」だ。「もう一度聞きたい」ということだった。大工さんは「とぅばらーま」など4曲を披露した。陛下は手拍子をしたり、手踊りをしたりして楽しんでいた。「お祝い」の後、大工さんは天皇陛下から声を掛けられた。

 「沖縄には大変ご苦労掛けてます」

 説明はなかったが、沖縄戦や基地問題を強いられている苦しみ、琉球王国に侵攻した薩摩藩主島津氏の末裔(まつえい)であることを気に掛けているとおもんぱかった。大工さんは声を震わせながら語る。「火炎瓶を投げられ、非難を浴びながら11回も沖縄に足を運んだ。こんなに沖縄のことを思っている人はいないのではないか。あの時、行って良かった」
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-910920.html

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世界の軍事費1兆7千億ドルは全世界の人道援助に必要な金額の約80倍に当たるという。1人1人の小さな募金も必要だけれど、この馬鹿げた軍事費の巨額さはあまりにも理不尽です

<社説>令和の幕開け 真の平和と共生の実現を(2019/05/01琉球新報)
令和の時代の幕開けを新たな決意で迎えたい。元号は古代中国が発祥で「皇帝が時をも支配する」との考えに基づく。日本でも天皇が定め、権威を高めてきた歴史がある。新憲法下で天皇は象徴となり主権は国民に移ったが、「一世一元」制で天皇と結び付いた元号がなぜ必要かという根本的議論は必要だ。
 とはいえ元号を生活に根ざした文化と捉えれば、新元号のスタートは人々の願いを結集する機会となり、人々の希望につなげる力にもなる。・・・振り返れば平成は多くの重い課題を残した。国際社会を見ると、紛争やテロは頻発し、2016年末時点で6500万人以上が戦争や暴力、迫害で家や土地を失っている。
 経済格差は急速に拡大し、世界で最も裕福な8人と世界の半分の人口の資産額がほぼ同じだ。栄養失調の人は15年から増加に転じ、17年には8億2100万人いるという。
 一方で軍事費は1兆7千億ドル以上に膨らみ、東西冷戦終結後、過去最高だ。全世界の人道援助に必要な金額の約80倍に当たるという。軍事費削減や税収拡大などに取り組めば、世界の最貧困層の4分の3を救えるとの推計もある。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-911671.html

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目に余る不公平が平和を危うくしています。悲惨なテロや闘争が世界中で起っていますが根を質せば不公平に対する怒りやあがきがあります。この日本でも貧困や格差の問題が表面化していますが、貧困に苦しむ多くの人は政治や社会問題を考える余裕はありません。富裕層はともかくそこそこ食える一般の人たちは考える余裕があっても無関心と目先の自己防御から社会的歪みに対して声を上げません。それが政治が一向に変わらない理由なんだと思います。1人1人が貧しく弱い他者のために考え声を上げる社会風潮が必要です。

令和のはじめに 共に生き平和を愛す(2019/05/01東京新聞)
 令和のはじめに、それを機に問い直したいことがあります。一つは私たちのつながりのありようであり、もう一つはやはり平和を守り抜く意志です。一つめの私たちのつながりとは私たちがこの国、この社会、また世界の中でどう生きるのか、つまりほかの人たちとどう生きていくのかということです。今世界を覆っている問題の一つは、しばしばニュースにもなる富の偏在です。・・・経済の自由は競争であり、競争は人々を前進させる。しかし競争とは不公平を生むものです。

それをただすために政治は必要であり、その機能を働かせるためにも民主主義はあるのです。だがそこがうまくいかないので、米英では富と機会の平等を求め社会主義をいう政治家があらわれているほどです。二十世紀末、アメリカでワーキングプア、働く貧者という言葉が登場した。働けども貧しいという悲しさ、社会正義に照らすなら不公平ということです。・・・経済の自由は競争であり、競争は人々を前進させる。しかし競争とは不公平を生むものです。・・・軍拡競争は残念ながらロボット兵器、核兵器まで含めて増大している。防衛を唱えつつじつは破滅的戦争に近づいているのかもしれない。平和を志向するはずの民主主義も危ういものです。アメリカの起こしたイラク戦争は、大量破壊兵器を隠しているという政府のうそに民主主義がだまされた結果でした。日本では違憲の疑いのある安保関連法が成立した。憲法の平和主義、平和を愛することにおいては人後に落ちることのない日本人が今どう平和を維持してゆくのか。・・・核の傘に隠れてよし、とするのか、それとも核を否定し世界から核を追放する方へ動くのか。歴史のこたえの一つは、国家間の壁と緊張を減らした欧州連合であり、核については南米などの非核兵器地帯条約でしょう。必要なのは平和への意志です。意志なくして目標が達成されるはずもありません。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019050102000128.html

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