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KIJI LISTpoint NEWS LIST20182019

<POINT NEWS335>2018/11/015・・・
(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)
 

sankaku335sankaku
2018/11/15sankaku11/19
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(特派員メモ ビュユック島)廃虚、目覚める日まで(2018/11/20朝日新聞)
 トルコ・イスタンブールから船で1時間ほど、マルマラ海に浮かぶビュユック島。山の頂上に築119年の「プリンキポ・ギリシャ正教孤児院」がある。幅約105メートル、奥行き35メートル、高さは約25メートル。木造建築としては欧州最大とされる。ギリシャ系住民の孤児院だったが、1964年に閉鎖され、屋根や壁が所々崩れ落ちている。エロール・バイタシュさん(52)は33年間、この廃虚を守ってきた。

ひまかと思いきや、なかなか忙しいという。「ビザンツ帝国の宝物が隠されている」とのうわさを信じた人や、動画サイトに投稿する人が柵を越えて侵入する。老朽化した建物に入れば、けがをしかねないし、建物も傷む。昼夜を問わず、犬2匹とともに警戒にあたる日々だ。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13776338.html

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(耕論)冷たい自己責任論 村尾政樹さん、和田秀樹さん、木下光生さん(2018/11/20朝日新聞)
紛争地取材で窮地に陥ったジャーナリスト、予期せぬ病気や貧困に苦しむ人々……。そこに「自己責任」という言葉が向けられる昨今。日本社会の「冷たさ」を考えてみました。・・・私は幼い頃、阪神大震災で避難所で暮らし、小学6年生だった2002年に精神を患っていた母が自殺しました。母に冷たくしたことが原因だったのではと、自責の念にかられました。父から「今後は自分のことは自分でやるように」と通告され、当然だと受け止めました。体調が悪かった姉や弟の分も家事をしました。

 高校1年からアルバイトを続け、その稼ぎと奨学金で一人暮らしをして、大学を卒業しました。何とかはいつくばってきていたので、親の仕送りがある友達を「甘い」と責めてしまいました。何かに支えられている人の話を聞くと、自分の頑張りが否定されていると感じました。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13776259.html

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(地球を食べる)揚げ物大国インド(2018/11/19朝日新聞)
インドの街を歩くと、屋台や店で必ずといっていいほどよく目にするのが数々の揚げ物だ。ジャガイモやタマネギを小麦粉の生地で包んだ「サモサ」やインド版天ぷらの「パコラ」など。揚げ物ばかり食べるからインド人の多くはかっぷくが良くなるのだろうか、と思ってしまうほどの充実ぶりだ。

・・・なぜ、インドではこれほどまでに揚げ物が好まれるのか。火を通した方が衛生上、おなかをこわしにくいという理由はあるのかもしれないが、インドが「揚げ物大国」になったのは、それ以外にも独特の背景がある。インド社会にいまも根付くカーストだ。

 インドで揚げ物が好まれる主な理由は、ヒンディー語の二つの対義語から説明することができる。「カッチャー(未熟な、生の)」と「パッカー(熟した、調理された)」という形容詞だ。
https://digital.asahi.com/articles/
ASLCF5CRBLCFUHBI01T.html?iref=comtop_list_int_f03

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(評・音楽)ポール・マッカートニー@両国国技館 走りきるレジェンドに熱狂(2018/11/19朝日新聞)
76歳のレジェンドはいたって元気。1曲目の「ア・ハード・デイズ・ナイト」から、ビートルズ、ウイングス、ソロ、最新アルバム「エジプト・ステーション」の曲をちりばめ全31曲、ベース、ギター、ピアノ、ウクレレを弾きながら歌い続ける。

・・・1966年のビートルズ東京公演のとき、「神聖な武道館をそんな奴(やつ)らに貸すな」という反対運動が起きたという。あれから52年経った今、「神聖な国技館」で、約7千人のいい年した大人が、「奴」の音楽に熱狂した。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13776200.html?iref=comtop_list_cul_f01

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(評・音楽)スティーブン・イッサーリス “失われた時”を探るように(2018/11/19朝日新聞)
イギリスのチェリスト、スティーブン・イッサーリスのリサイタルは「音楽に“失われた時”を求めて」と題された。フランスの作家、プルーストの長編小説「失われた時を求めて」に掛けている・・・ イッサーリスのチェロはまるでプルーストだった。1曲目、アーンの「昔の歌による歌謡的変奏曲」をわざとたどたどしく、「昔の歌」の記憶を手探りするように弾く。それが次のフォーレのチェロ・ソナタ第2番になると、歌が優しくつながりはじめ、現代イギリスの作曲家、アデスの「見出(みいだ)された場所」(「思い出された場所」とも訳せる)で蘇った記憶は生き生きと爆発。リストのピアノ音楽も裸足で逃げ出す超絶技巧を駆使し、超高音域での高速パッセージを弾き抜く。圧巻!

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13776202.html?ref=pcviewpage

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特定秘密の現状は?(2018/11/19東京新聞)
学校法人加計学園や森友学園、陸上自衛隊の日報問題で行政文書が極めてずさんな管理下にあることが判明した。では、その中身さえ明らかにされない「特定秘密」の扱いはどうであろうか。
 ヒントは衆議院情報監視審査会が提出した年次報告書にある。二〇一六年中に廃棄された特定秘密文書は約四十四万件ある。保存期間が一年未満の文書だ。多くは原本や写しがあるというが、問題は件数の異常な多さだ。 <一年間に約四十四万件もの特定秘密文書が廃棄されている実態は、特定秘密指定の外延が過度に広範に及んでいるのではないかという疑念さえ抱かしめかねないものである>
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018111902000151.html

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女性ゼロ議会、解消へ挑む 地方議会の2割なお不在(2018/11/19朝日新聞)
女性議員の増加をめざす候補者男女均等法ができて半年がたった。来年4月には、法律ができてから初めてとなる統一地方選がある。全国の地方議会の2割近くは、女性議員が1人もいない「ゼロ議会」。現状を変えようという動きが各地で活発になる一方、女性たちが直面する壁も少なくない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13775205.html

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(社説)核廃絶と日本 「橋渡し」とは言えない(2018/11/19朝日新聞)
 日本は、核兵器禁止を求めるグループと、核保有国を中心に核の抑止力に頼るグループの橋渡し役を自任する。しかしその現実は、成果をあげられていないどころか、唯一の戦争被爆国として得てきた信用がますます揺らぎかねない状況だ。・・・昨年7月に国連で採択された核兵器禁止条約の署名・批准を求める決議案。120カ国超の賛成で採択されたが、日本は米国、ロシアをはじめとする核保有国などとともに反対した。条約には当初から一貫して距離を置いている。

 条約を推進する国から、再び日本への落胆と批判が漏れた。広島と長崎の被爆者も条約締結を待望しており、「裏切られた」との声が改めて広がった。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13775147.html

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週のはじめに考える 米中の衝突を避けよ(2018/11/18東京新聞)
米国は中国のハイテクたたきにも躍起です。標的は習近平政権の看板政策「中国製造2025」。中国建国百周年の二〇四九年までに「製造強国」の先頭に立つべく、人工知能(AI)はじめ次世代情報通信技術、航空・宇宙技術などの最先端技術の振興を国家ぐるみで進めるというものです。・・・経済力を武器に世界で影響力を広げる中国。経済支援と引き換えに人権改善や政治・経済改革を要求する欧米と違い、他国の内政に干渉はしません。それが途上国を引きつけます。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018111802000157.html

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サウジ記者殺害 皇太子指示、CIAが断定 米政権の中東戦略窮地(2018/11/18東京新聞)
【ワシントン=後藤孝好、カイロ=奥田哲平】サウジアラビアの著名記者ジャマル・カショギ氏の殺害事件で、ワシントン・ポスト紙電子版は十六日、複数の関係者の話として、米中央情報局(CIA)がサウジのムハンマド皇太子が暗殺を指示したと断定したと報じた。トランプ米政権はサウジ王室との親密な関係を外交の柱として中東戦略を進めてきたが、難しい対応を迫られる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201811/CK2018111802000131.html

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(地球24時)沈没した潜水艦発見 アルゼンチン(2018/11/18朝日新聞)
 南米アルゼンチンの海軍は17日、昨年11月に消息を絶った潜水艦サンフアンが海底800メートルの地点で発見されたと発表した。乗員44人とともに行方不明となり、海軍などが捜索したが発見できず、海洋探査を手がける米企業オーシャン・インフィニティが9月から調査していた。発表や現地報道などによると、見つかったのはアルゼンチン南部コモドーロリバダビアの沖合600キロの大西洋の海底。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13774148.html

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釈迦の生涯?多文化融合の壁画 2〜3世紀の作か ウズベク(2018/11/18朝日新聞)
 シルクロードをへて広がった仏教美術の源流をうかがわせる極彩色の人物壁画が、中央アジア・ウズベキスタンで発見された。立正大学と現地の研究者による共同調査団が見つけた。2〜3世紀の作とみられ、仏教が日本に伝来する前にいろいろな文化に触れながら変容してきた姿がわかる貴重なものという。 壁画はウズベキスタン南部、アフガニスタンとの国境の街テルメズ郊外の仏教遺跡「カラ・テペ」(カラ・テパともいう)で2016年に見つかった。丘の上数百メートル四方の範囲に仏塔や僧院がある遺跡で、仏塔の脇を約2メートル掘り下げて見つかった石室内に描かれていた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13774133.html

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「多数派」はいつも正しいか 堤真一 「民衆の敵」(2018年11月15日朝日新聞)
「多数派」が選ぶ道は常に正しいのか。イプセンが1882年に発表した戯曲「民衆の敵」は、その問いが今の社会にも通じることを示している。四面楚歌(そか)の状況に置かれながらも我が町の「不都合な真実」を告発する医師を、堤真一が演じる。北欧の小さな港町で温泉が見つかる。観光振興への期待に沸き立つ人々。だが医師のトマスは、温泉が工場排水で汚染されていることを知る。事実を公表しようとするトマスに対し、市長である実兄や地元の新聞社、市民らは敵意をあらわにする――。・・・堤は「現代の日本に置き換えられる話ではないか」と言う。問題がある政治家であろうと、地元では「先生」として当然のように受け入れられる。そうして選ばれた「多数派」の代表が社会制度を大きく変える物事を次々と進め、異を唱えればインターネット上で「非国民」などと匿名の非難にさらされる。社会の現状と作品が描く構図は似ていると、堤は感じる。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13770642.html?iref=com_fbox_d1_02

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筆洗/「進化論」のダーウィンは後悔の言葉を残しているという。(2018/11/17東京新聞)
<私の仲間たちの生き物に対して…よいことをしてやれなかった>。世界自然保護基金(WWF)が最近発表したリポートに驚く。一九七〇年から四十年余りで地球上の脊椎動物の数は、60%も減っているのだそうだ・・・さんざん生き物の世界を利用してきたわれわれに、どんなよいことができるのか。これまでの不明を反省しつつ、加速すべきは危機意識だとわが身に言い聞かせる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018111702000121.html?ref=rank

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伊方原発容認 安全神話の復活なのか(2018/11/17東京新聞)
 噴火も地震も取るに足らない、避難計画は不完全でもいいと言うのだろうか。四国電力伊方原発の運転差し止めを求める住民の訴えを司法はまたもや退けた。「安全神話」の亡霊を見る思いである。・・・現状では、多くの住民が避難も屋内退避もできず、放射線の危険にさらされる恐れが強い。そのような認識がありながら、司法はまたも住民の訴えを退けた。避難計画の軽視が過ぎる。
 規制委が基準に「適合」すると認めた以上、福島のような過酷事故は起こり得ない、との大前提に立つからだろう。これでは、安全神話の復活と言うしかないではないか。・・・規制委は、原発のシステムが規制基準に「適合」すると認めただけで、安全の保証はしていない。規制委自身も認めていることだ。避難計画の評価もしない。それなのに規制委の審査結果を司法は追認するだけだ。こんなことでいいのだろうか。責任は棚上げにしたままで、原発の稼働が次々許される。「安全神話」が前提にある限り、福島の悲劇はいつかまた、繰り返される。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018111702000137.html?ref=rank

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ミス・パナマに初の先住民 社会問題にも積極発言(2018/11/17東京新聞)
【リオデジャネイロ共同】12月にバンコクで開かれるミス・ユニバース世界大会の中米パナマ代表に同国で初めて先住民出身の女性が選ばれた。先住民の権利向上など社会問題でも積極的に発言する異色の「美の女王」に注目が集まっている。「先住民は尊重され、いかなる差別も受けずに生きる権利を有する」。8月に国連本部で開かれた「世界の先住民の国際デー」の行事に参加したミス・パナマの大学生ロサ・イベス・モンテスマさん(25)が演説した。多くが貧困層でインフラ整備も遅れている西部ヌガベブグレ先住民保護区の出身。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018111701001740.html

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世界に広がる「自由のない民主主義」 ヤシャ・モンク氏(2018/11/17朝日新聞)
ドイツで難民排斥を掲げる政党が勢力を伸ばし、ブラジルでは軍事政権を賛美する人物が大統領選を制した。中間選挙があった米国ではトランプ大統領がメディアを執拗(しつよう)に攻撃した。民主的な選挙がポピュリズム(大衆迎合政治)という怪物を生み、民主主義を窒息させる。世界中に蔓延(まんえん)する現象をどう読み解けばいいのか。


 ――ポピュリズムが世界中で民主主義を脅かしています。

 「実態はその逆です。民主主義が信頼を失っているから、ポピュリズムがのさばるのです」・・・「多くの学者は長らく、それはその時の政治の問題で、民主主義そのものへの市民の支持は揺らいでいないと楽観していました。しかし現実はもっと深刻です」

・・・「民主主義を考える場合、ものごとを決める『民』とはだれかという問いに突き当たります。古代ギリシャのアテネでは女性と奴隷は除外されていました。欧米諸国では戦後、多くの外国人が流入しました。そのペースがあまりに速いため、多民族社会に立脚した民主主義モデルの構築が追いつきませんでした。国のアイデンティティーが損なわれるという危機感がナショナリズムを刺激し、そこにポピュリズムがつけ込んでいます」
https://digital.asahi.com/articles/
ASLBZ3VMBLBZUPQJ003.html?iref=comtop_8_08

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(ひと)森山拓也さん トルコの原発反対運動を追う映画を撮った(2018/11/17朝日新聞)
渡航を重ね、2016年夏からトルコに計1年半ほど滞在。パソコンで編集したドキュメンタリー「UNSILENCED(沈黙しない人々)」は10月、原子力に関する作品を集めたベルリンでの「国際ウラン映画祭」で上映された。

 原発がある新潟県で生まれ育った。「電気は東京に行く」と教えられ、ぼんやりと思った。「なんだかおかしいな」。中学生のときに起きた米同時多発テロで中東に関心を持ち、研究を続けるため大学院に進む。その春、東京電力福島第一原発の事故が起きた。

 放射性廃棄物の問題を抱え、被曝(ひばく)労働がともなう原発に意識せず頼る生活に気づいた。そしてトルコの黒海沿岸への原発輸出を、日本政府が大きく後押しし始めた。「まだ被害が続いているのに」原子力と中東と。二つの関心が交わった。トルコでは「原爆と原発事故で、核の恐ろしさを知っている日本がなぜ?」と問われることが少なくない。ユーモアあふれる人たちの姿とともに、そんな言葉を映画に盛り込んだ。「日本の私たちに向けられています」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13772454.html

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(書評)『ネルソン・マンデラ』 ベニー・グール〈写真〉 ロジャー・フリードマン〈著〉(2018/11/17朝日新聞)
世界中でヘイト・クライムが多発している。何世紀ものあいだ人々が闘いつづけてようやく手にした(真の意味ではいまだに不完全で危うさをはらんでいるとしても)自由や平等そして「寛容」はもう机上の空論と化してしまったのか。南アフリカ共和国をおぞましいアパルトヘイトから解放した英雄、ネルソン・マンデラは二度と現れないのか。・・・ 「終わりに」の一カ所を引用させていただく。「マンデラの仕事は、南アフリカを深い奈落の底から救い出すことだった。彼がよりどころとした武器は、彼を捕らえた者たちが取り上げることのできなかった、人間性、思いやり、倫理、信念、公正さなどだった」

 あともどりをしてはいけない。流された多くの血と涙のためにも。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13772433.html

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福島原発のトラブルは人為的ミス(2018/11/14京都新聞)
燃料取扱機の自動停止問題/東京電力福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールで燃料取扱機が動作確認中に自動停止し、模擬燃料が水中で約22時間つるされたままになったトラブルについて、東電は14日、原因は遠隔操作に必要な伝送装置の一部が図面に反映されておらず、別の点検作業中に気付かずに電源を切ったためだったと発表した。機器の不具合ではなく、人為的ミスだった。
https://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20181114000200

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<にっぽんルポ>東京・歌舞伎町 少女のSOS届け(2018/11/17東京新聞)
相談に来た女性は北海道出身で、幼いころに両親が別居。一緒に住む母には頭からみそ汁をかけられ、真冬にはだしで家を閉め出される虐待を受けてきた。大学進学とともに暮らし始めた大阪でプログラミング会社に就職したが、過労で入院すると実家に連れ戻された。束縛に耐えられず、一年前に飛び出した。流れるようにたどり着いたのが新宿。今は派遣型風俗店で食いつなぐ。「小さいころから夢なんか持ったことない。できればさっさと死にたい」。そう語る女性を、橘さんは保護を受けるため区の福祉事務所に連れていった。
 いじめ、貧困、性被害…。困難を抱えた女性の自立支援をするNPOの設立前から、ルポライターとして三十年近く、街を漂流する少女らの声に耳を傾けてきた。いつも隣にいるカメラマンの夫、KENさん(50)は「歌舞伎町は懐が深く、受け止めてくれる。だから人が生きられる」と言う。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/
national/list/201811/CK2018111702000273.html

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日本 プーチン氏の術中に 前モスクワ支局長・常盤伸(2018/11/16東京新聞)
日本は大きな譲歩を行ったが領土割譲に対するプーチン氏の見解は厳しい。このままでは、日本が北方領土の93%を占める択捉、国後を対象とした領土交渉を求める根拠を失うばかりか、二島返還すら実現しないという最悪の事態に陥りかねない。・・・日本では「二島返還なら確実」という見方が根強いが、これは楽観的すぎる。プーチン氏は、受給開始年齢を引き上げる年金制度改革で人気に陰りが出ている。支持率回復に向け、第二次大戦の戦勝神話に基づく愛国主義に傾斜した政権運営が強まるのは確実だ。一島でも領土を割譲すればプーチン氏の権威はたちまち失墜する。「二島先行返還」など論外である。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201811/CK2018111602000142.html

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保育の現場 潜む虐待 突き飛ばす、怒鳴る、差別する(2018/11/16東京新聞)
乳幼児を預かる保育施設で、保育士が子どもを突き飛ばす、怒鳴るなど不適切な対応をするケースがあることが、保育士らの労働組合「介護・保育ユニオン」(本部・東京都世田谷区)が初めて実施したアンケートで浮かび上がった。人手不足で余裕をなくしている様子が背景にうかがえる。・・・自分自身が感情的に対応してしまった経験も、十人が認めた。原因として「一人で二十人以上の子どもを見ていた」「休憩が取れず、サービス残業が多い」「先輩のパワハラがあった」などストレスを抱えていたことを挙げる人が多かった。「子どもがかわいいと思えない時がある」と打ち明けた人もいた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/
national/list/201811/CK2018111602000147.html

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菅氏の認識は「間違い」 玄葉元外相「沖縄恫喝だ」 グアム移転と新基地(2018/11/16琉球新報)
【東京】「官房長官の認識は間違っていると思う」―。玄葉光一郎元外相(無所属)は14日の衆院外務委員会で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設と在沖海兵隊のグアム移転が「結果的にリンクしている」との菅義偉官房長官の発言を取り上げ、こう述べた。自身が外相として日米交渉をまとめた経緯に触れ、菅氏の認識を批判した。・・・玄葉氏は、予算凍結が解除されなかったのは米政府がグアム移転計画を米議会に提出していなかったためで、米国内の事情によるものだったと説明。「(米政府が議会に移転計画を)出したから資金の凍結解除がなされたのであり、官房長官の認識は間違っている」と指摘した。その上で、辺野古移設が進まなければグアム移転も遅れるとの菅氏の認識が「まるで沖縄を恫喝(どうかつ)するかのように聞こえてしまう」と付け加えた。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-834497.html

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(月刊安心新聞plus)自己責任論の思想 「集団内の役割」問う日本 神里達博(2018/11/16朝日新聞)
要するに日本では、主として、組織や集団の中で与えられた、なんらかの「役割」を適切に全うしているかどうかについて、「責任」という言葉で表現しているのだ。このことは、私たちの言葉遣いを少し思い出せば合点がいく。「社員としての責任を自覚せよ」「彼は無責任な父親だ」「先輩として責任を感じる」、いずれも、「立場と役割」との関係で、責任を語っている。・・・従って日本において「自己責任論」を駆動する思想が、近代的な「自由に伴う責任」だと考えると、つじつまが合わない。むしろ先ほど検討した、集団内での役割に関する責任だと考えた方が理解しやすい。

 そうだとすると、いかなる集団内のどんな役割を期待され、しかしそれを果たさなかったと認識されてしまったのか。気になるところだが、ここからは私たちの宿題としよう。そしてこれはきっと、「日本の近代」なるものの実態を理解する上での、一つの鍵になるに違いない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13770651.html

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(社説)閣僚の資質 「適材適所」には程遠い(2018/11/16朝日新聞)
 これが、安倍首相が胸をはる「適材適所」なのか。一昨日の衆院内閣委員会で、耳を疑う答弁があった。政府のサイバーセキュリティ戦略本部(本部長・菅官房長官)の副本部長を務める桜田義孝五輪相が、「従業員や秘書に指示してやってきたので、自分でパソコンを打つことはない」と明かしたのだ。

 USBについての知識も乏しかったのか、USBメモリーを使ったサイバー攻撃の危険性をめぐる議論も全くかみあわず、最後は「細かいことはよく分からない」と答えた。・・・ いずれも初入閣の桜田、片山両氏は、与党内でもかねて言動を不安視されていた。それでも首相が登用したのは、総裁選の論功行賞を優先し、資質や適性は二の次にしたと見ざるをえない。大臣の職務も国民からの負託も軽んじる首相の任命責任は極めて重大だ。

 今国会では、閣僚の問題の影に隠れる形で、森友・加計問題の解明が一向に進んでいない。首相は、自らもまた重い説明責任を負っていることを忘れてはならない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13770661.html?ref=editorial_backnumber

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吉永小百合 最近の“原爆問題”推察「知らないっていうことがつらい」(2018/11/15gooニュース)
 女優の吉永小百合(73)が14日、広島市内で広島平和記念資料館の音声ガイドを新たに収録した。・・・再収録にあたり第2次世界大戦の知識を深めようと、9月にポーランドのアウシュビッツ強制収容所跡などを初訪問したことを告白。「侵略され続けたポーランド人の戦争への考えを感じ取れた」と振り返った。収録前日には、広島平和記念資料館を視察し、あらためて展示物をじっくり見て回ったという。

 吉永は原爆が投下された1945年に生まれたという因縁もあり、戦争や被爆者の体験談を語り継ぐことに尽力している。・・・また、「広島でも(原爆が投下された)8月6日を知らない子がいると聞きびっくりしたんですけど、どうしたらいいのかなと思ってしまう」と吐露。だが、「昨日資料館で、メモを取ったり必死で展示物に食らいつく感じの中学生を見てうれしかったし、あの子たちの心にはきっと何かが残ると思う」と、知ることの大切さを強調した。「被爆国の私たちが核兵器禁止の声をいろんな形で上げていくことが大切」と、語っていた。
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20181115-0001.html

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(ひと)アケルケ・スルタノワさん 旧ソ連の核実験場の放射能被害を本にした(2018/11/15朝日新聞)
幼い頃、地震と思っていたのは核実験だった。冷戦下、旧ソ連が約450回の核実験を重ねたとされるカザフスタンのセミパラチンスク出身。閉鎖された実験場近くの住民約80人の証言を聞き取り、日本語の著書「核実験地に住む」(花伝社)を7月に出版した。核実験の実態はソ連崩壊間近まで極秘とされた。大人たちも多くを語らず、放射能の影響が健康に及ぶと知ったのは、日本アニメ「はだしのゲン」がきっかけだ。・・・ 東京電力福島第一原発事故の際、両親を安心させるため帰国したが約1週間で戻った。「日本政府は正確な情報を伝えず、多くの人が知らないうちに被曝(ひばく)した」。母国の歴史と重なった。日本で知り合ったトルコ人の研究者と結婚し、家族4人で都内に住む。「ヒバク地の経験を娘たちに伝えたい」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13769232.html

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(社説)大谷選手 挑戦する姿勢への共感(2018/11/15朝日新聞)
二刀流は、「野球の神様」と称されたベーブ・ルース以来として注目された。ただ、大谷選手は、本塁打数などでは有力ライバルに及ばなかった。投手としては今季の途中に右ひじを痛め、本領を出し切れなかった。

 それでも、投票した記者の多くが真っ先に大谷選手を推した。盗塁を重ねた走力を含め、投げる、打つ、走るのすべてで底知れぬ能力を見せた衝撃がいかに大きかったかを物語る。・・・無謀との批判も絶えなかった大谷選手の二刀流への道を支えたのは、5年を過ごした北海道日本ハムファイターズの関係者だ。栗山英樹監督らによる大谷選手の育て方は、指導者と選手の関係に一石を投じた。

 選手の能力と意思をていねいに見極める。型にはめず、個人として尊重し、練習や試合での起用法を工夫する。天性の素質だけでなく、そうしたきめ細かい育成の環境がそろってこその開花だった。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13769076.html

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時代進むほど、庶民に悪い世の中に 橋本忍、脚本の原点(2018/11/15朝日新聞)
橋本脚本の原点は兵庫県に住んでいた子どもの頃、祖母から聞いた「生野騒動」の物語にある。明治初期にあった農民の暴動。新政府は多くの参加者を処刑した。

 「何十回聞かされたか分からんよ。昼飯を挟んで晩飯までかかるんだ。長いけど迫力があってね、毎回僕は自分が首を斬られる気がして、それはそれは怖かった。話の最後にいつも『時代が進めば進むほど、庶民にとっては悪い世の中になっていく』と言っていた。脚本というのはね、おばあちゃんのこの言葉の通りに書いていけばいいわけ。だから簡単なんだよ」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13769093.html

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翁長前知事の遺志引き継ぐ 沖縄の問題読み解く 支援教授らブックレット(2018/11/15東京新聞)
 今年8月に急逝した翁長雄志・前沖縄県知事の思いを引き継ごうと、大学教授らがブックレット「翁長知事の遺志を継ぐ 辺野古に基地はつくらせない」(自治体研究社)を出版した。翁長前知事の足跡をたどりつつ、日米地位協定や辺野古基地の埋め立て承認など、沖縄を巡る問題を読み解いている。・・・大学教授ら十四人が文章を寄せた。白藤教授と共に編著者を務めた宮本憲一・滋賀大元学長は、安全保障体制についても地方自治権が確立されるべきだとして、翁長前知事の提案で全国知事会が七月に日米地位協定の見直しを提言したことの重要性を説く。・・・基地建設が辺野古の自然や生態系に与える影響や、沖縄は脱基地経済に向かっていること、尖閣諸島での戦闘に米軍は加わらないため、辺野古基地建設と尖閣防衛は関係がないことなどを、各専門家が解説する。翁長前知事による今年六月の沖縄慰霊の日の平和宣言なども収録している。A5判、八十ページ。六百円(税抜き)。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201811/CK2018111502000128.html

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高松高裁、伊方原発の運転認める 仮処分の抗告審(2018/11/15東京新聞)
 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求め、愛媛県の住民が申し立てた仮処分の即時抗告審で、高松高裁は15日、申し立てを退けた松山地裁決定を支持し、運転を認める決定をした。
 神山隆一裁判長は決定理由で原子力規制委員会が策定した新規制基準を「不合理とは言えない」と指摘。基準に適合している伊方3号機に危険性はないとした。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018111501001171.html

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原発事故「責任曖昧なまま。両親返して」 東電強制起訴公判 遺族陳述(2018/11/14東京新聞)
東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された旧経営陣三人の公判が十四日、東京地裁(永渕健一裁判長)であった。事故後の避難に伴って亡くなった被害者遺族の意見陳述があり、両親を亡くした女性は「事故がなければ、故郷を追われることも両親を亡くすこともなかった。悔しくて、悲しくて、腹立たしい」と言葉を詰まらせた。・・・この日は遺族二人が出廷して意見陳述し、別の遺族三人分の陳述書が読み上げられた。出廷した女性は、両親が施設からの避難中に亡くなり、二人の死を知ったのは事故から約二週間後だったと証言。福島県いわき市の臨時の霊安室で遺体と対面したときの心情について「怒りで心がいっぱいになり、体が震えた」と声を詰まらせた。
 さらに「両親を元に戻して返してほしい」と訴えると、傍聴席からはすすり泣きが漏れた。東電に対しては「責任が曖昧なままだ。死んでも許すことはできない」と怒りを吐き出した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/
national/list/201811/CK2018111402000279.html

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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