奮闘、インドでラーメン店 理工学部出身店長の次の戦略(2018/02/04朝日新聞) 急いだのには理由があります。一つは「インドの本格ラーメン店第1号」の座を他人に奪われて後悔したくないという気持ちです。もう一つは人脈です。・・・海外で日本人向けレストランを開くには、駐在員らが3千人いないと経営が成り立たないといわれます。チェンナイに滞在する日本人は約700人。他にも日本食店があるので、日本人相手だけでは成功できません。・・・ 私は高3の秋から猛勉強して群馬大に入学。理工学部機械システム工学科で学びました。。バイクの開発やレースに携わる父の友人が小さい頃から周りにいたのでその影響を受けて、エンジニアとして自動車メーカーに就職しました。 インド駐在になる前には、米ミシガン州に4年間駐在していました。計8年半、英語で仕事をしていることになります。受験生のときは「日本で生活するのにどうして英語なんて勉強しないといけないんだ」と思っていても、海外に飛び出すかもしれません。私はチェンナイに赴任してはじめて本格的にインド独立運動の指導者チャンドラ・ボースについて勉強をしました。ボースは日本との関わりが深く、インドのビジネスマンと話が盛り上がれば相手の信頼を得て仕事のチャンスが広がります。海外でビジネスをするには歴史を学ぶことも大事です。そして、やりたいことは変わります。今の私はエンジニアから海外のラーメン店主に、そして多角的な事業経営者へと軸足が移りつつあります。そういった時に、自分の選択肢が狭まらないように、いま一生懸命勉強してください。(聞き手・山本晋) 米、「核なき世界」放棄 運用拡大へ弾頭小型化 新戦略発表(2018/02/04朝日新聞) 恵方巻き、大量廃棄の現実 店頭に並ばないケースも…(2018/02/04朝日新聞) だが、節分が過ぎれば需要は一気になくなる。また、バレンタインチョコなど他の季節商品と比べて保存が利かず、売れ残れば廃棄せざるを得ないという。・・・食品ロス問題を研究する井出留美さんは「足りないと販売する機会を逃すため、小売りは多めに発注し、工場は余ることを見越して製造せざるを得ない。私たちの作り過ぎ、買い過ぎの姿勢を見直す時ではないか」と話す。 (日曜に想う)止まらない科学と人間の不安 編集委員・福島申二(2018/02/04朝日新聞) 「フランケンシュタイン・コンプレックス」という言葉があって、人間が自ら作りだしたものにおびえる心理を言うそうだ。そうした科学技術の危うさへの警句として響くのは、フランケンシュタインならぬアインシュタインの言葉であろう。天才物理学者はこう語っている。「人間自身とその運命への関心が、つねに、あらゆる技術的努力の主たる関心でなくてはなりません。……私たちの頭の創造物が人類にとって呪いではなく恵みになるようにするためです」しかし皮肉なことにこの言葉から14年後、彼の理論を原拠とした原子爆弾が広島と長崎で炸裂する。天才の言葉は人間の「賢と愚」を深く照らし出している。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13345154.html (社説)米国の核戦略 歴史に逆行する愚行(2018/02/04朝日新聞) 「捨てないパン屋」の挑戦 休みも増え売り上げもキープ(2018/02/04朝日新聞) 閉店後、売れ残ったパンを毎日のように捨てた。25リットルの袋が満杯になることもざらだった。「捨てるのおかしいよ」。バイトで働くモンゴル出身の女の子に言われた。自分だっていやだ……でも仕方ない、と思った。食中毒が起きたら店は終わりだろう。評判の人気店になったものの、コストがかさみ利益は出なかった。若い従業員に給料を満足に渡せず、パン作りを教える時間もない。「このまま10年、20年、次の世代まで続けられる仕事なんだろうか」。自問自答した。 2012年、店を休業し、ヨーロッパのパン屋で修業した。その3軒目が、ウィーンの名店「グラッガー」だった。 職人たちが働くのは午前中だけ。日本では常識の生地を2回発酵させる工程もなく、手抜きに見えた。だがパンは比較にならないほどおいしい。「材料は入手できる最高のものを使う」ことを教わった。「1日15時間以上働いてきた自分は一体何なんだろう」と思った。 「僕の店で実験してみよう」。田村さんは再開を決めた。 まずは売るパンを、カンパーニュなど2種類にしぼった。小麦は北海道・十勝の有機栽培のものに変えた。輸入小麦に比べ4倍の価格だったが、チーズなどの具材をなくして原価を抑えた。具材がないことで、2週間ほど日持ちもするようになった。次は「働き方」だった。スタッフは自分と販売担当の妻の二人に。店は週3日の午後だけ開く。田村さんがパンを焼くのは朝4時から11時。午後は体を休め、充電する時間だ。そして、パンを捨てないための売り方を考えた。「うちの小麦で作ったパンが残ったら送って。全部買います」。生産者から届いたメールの言葉が背中を押した。 焼きたてはまず厨房(ちゅうぼう)の横へ。代金の箱を置いただけの無人販売だ。その後、店でパンが余れば、地元の野菜移動販売やハム店に託す。受注生産の定期購入サービスも始め、現在の送り先は北海道から沖縄まで約160人に広がった。気づくとパンを捨てない店になっていた。18平方メートルの小さな店には、日々味わいが変わっていくパンを楽しみに多くの人が訪れる。売り上げは年2500万円。休業前と変わらない。 田村さんはいま研修生を受け入れている。1カ月間、住み込みでともにパンを焼き、未経験者でもいい。「5年後に流行が終わるパンでなく、これまで長年残ってきたものを受け継ぎたい。こんなパン屋が日本に増えたら面白いかなと思って」(藤田さつき)・・・日本では、年間632万トンの食べ物が廃棄されている。これは、東京都民が1年間で食べる量に匹敵し、国民全員がおにぎりを毎日1個ずつ捨てている計算になる。 パンは捨てられやすい食品の筆頭格。「デパ地下では閉店まぎわまで商品を補充しなくてはならない。そうやって毎日、大量のパンが売れ残り、捨てられている」と食品ロスを研究する井出留美さんは話す。著書「賞味期限のウソ」で、食品廃棄の現状と問題点を指摘した。 (書評)『宇宙飛行の父 ツィオルコフスキー 人類が宇宙へ行くまで』 的川泰宣〈著〉(2018/02/04朝日新聞) ツィオルコフスキーの人生は苦難の連続だった。1857年モスクワからそう遠くない村で生まれ、小さい頃はマッチ箱にゴキブリを入れ凧(たこ)に載せて飛ばし、引き寄せてはゴキブリの状態を観察するような探究心旺盛な子どもだった。しかし10歳のときに病気で聴力のほとんどを失い、人生が暗転。小学校も卒業できず、さらに最愛の母も死んでしまう。成長し都会に出た後も、貧乏で学校に通えず、黒パンと水だけで暮らしながら図書館で学んだ。・・・その後も息子の自殺未遂や家が流されるなどの不幸が続くが、彼がすごいのはめげないことだ。いや、めげていたのかもしれないが、それ以上に宇宙にとりつかれていた。宇宙での宇宙飛行士の動きを描いた彼のスケッチを見ると、その見てきたような正確さに驚くと同時に、絵が楽しげで魅入られてしまった。なんという健やかさ。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13345151.html [大弦小弦]英国の公共放送BBCのベテラン女性記者が…(2018/02/03沖縄タイムス) ▼男性の北米編集長と中東編集長が、グレイシーさんと女性の欧州編集長より50%以上高い報酬を得ていたことが分かり、辞任という行動で訴えた ▼日本の男女の賃金はどうなのだろうか。気になって調べた。国税庁の2016年の調査によると、非正規を含む年間平均給与は女性が280万円で、男性521万円の半分にとどまる。フルタイムで働く労働者の賃金も女性は男性の7割ほど 被爆地に衝撃 「無知」に危機感(2018/02/03琉球新報) <社説>米軍優位是認答弁 主権国家と言えるのか(2018/02/03琉球新報) 若者に不満「またあれば行く」 イラン反政府デモ1カ月(2018/02/03朝日新聞) (社説)「安保法」訴訟 あぜんとする国の主張(2018/02/03朝日新聞) 安全保障関連法をめぐる訴訟で、国が驚くような主張をして裁判所に退けられた。安保・防衛論議の土台にかかわる問題である。国民に対する真摯(しんし)で丁寧な説明が必要だ。舞台になったのは、安保法の成立をうけて現職の陸上自衛官が起こした裁判だ。自衛官は、集団的自衛権の行使は違憲との立場から、法が定める「存立危機事態」になっても、防衛出動の命令に従う義務がないことの確認を求めていた。一審の東京地裁は「出動命令が出る具体的な可能性はない」などと述べ、踏みこんだ審理をしないまま訴えを却下したが、東京高裁はこれを否定。「命令に反すれば重い処分や刑事罰を受ける可能性がある」として、自衛官が裁判で争う利益を認め、審理を差し戻した。・・・広範な疑問の声を抑えこみ、「国民の平和と安全なくらしを守り抜くため不可欠だ」と法の成立を急いだのは安倍内閣だ。ところが裁判になると、自らに有利になるよう「存立危機事態は想定できない」と主張する。ご都合主義が過ぎる。・・・首相が当初、象徴的な事例としてあげたホルムズ海峡の機雷除去も、審議の終盤には「現実問題として具体的に想定していない」と発言を一変させた。一方で小野寺防衛相は昨年夏、米グアムが北朝鮮のミサイル攻撃を受ければ日本の存立危機事態にあたりうると、国会で前のめりの答弁をした。裁判での国の主張とは相いれない。ただ共通するのは、存立危機自体の認定が、時の政府の恣意(しい)的な判断に委ねられている現状の危うさである。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13343426.html (クルーグマンコラム@NYタイムズ)太陽光パネル課税の愚 時代遅れの化石燃料びいき(2018/02/03朝日新聞) |
森友新文書・録音に昭恵氏の名… 佐川氏らの招致焦点に(2018/02/02朝日新聞) 「国民性に比べ情熱的」「事前通告、日本らしい」 タレントのパックンが見た国会(2018/02/02朝日新聞) 米国出身のタレント、パトリック・ハーラン氏(47)が1日、参院予算委員会を傍聴した。来日25年。情報番組でコメンテーターも務める。日本の国会審議をどう見たのか。この日最初の質問者は、共産党の辰巳孝太郎氏。学校法人「森友学園」への国有地売却問題を追及した。財務省理財局長が答弁に立つと、野党議員から一斉にヤジが上がった。・・・辰己氏は質問で、財務省に国有地の「値引き」交渉をしていた時期に安倍晋三首相の妻昭恵氏が学園の籠池泰典理事長(当時)に電話したかどうか聞いた。首相は「事前通告してください」と不快感を示した。「やましいことがないなら、笑顔で『聞いておきますよ』って言えばいいのに。事前通告というのも、根回しを重視する日本らしい」・・・一方で、自由党の山本太郎氏の質疑では、身を乗り出した。「異端児だが、パフォーマンス含めて、山本さんは議論を広げる存在」この日はメモを取りながら、3時間近く傍聴した。 沖縄のバクテリア、生命誕生解明の鍵? 生命維持に複数の方法(2018/02/02朝日新聞) 沖縄の深海で見つかったバクテリア=写真、海洋研究開発機構提供=が、複数の方法で生命活動を維持していることを海洋研究開発機構などの研究チームが発見した。地球で最初に生命がどのようにして生まれたかを解明する手がかりになるという。2日付の米科学誌サイエンス電子版に研究成果を発表した。・・・今回このバクテリアを調べたところ、水素をエネルギーにして有機物をもとに生命活動に必須のアミノ酸などの栄養素を作り出していた。また、有機物がなくても、効率は落ちるものの二酸化炭素から有機物などを作っていた。・・・同機構の布浦拓郎さんは「地球に生命が誕生した初期の生物は、今回見つかったバクテリアのように両方の仕組みを柔軟に使い分けていたのではないか」と話す。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13341571.html (社説)在外被爆者 理念に背く切り捨てだ(2018/02/02朝日新聞) 腑(ふ)に落ちない判決だ。国の責任で総合的な援護策を講じることを定めた被爆者援護法の理念に立ち返り、国は在外被爆者に等しく賠償すべきである。1975〜95年に亡くなった韓国の被爆者31人の遺族が国に損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は請求権が消滅する「除斥期間」が経過したと判断し、請求を棄却した。民法には賠償請求ができる期間を「不法行為から20年」とする規定がある。今回、国は在外被爆者を援護対象から除外したことが不法行為にあたり、被爆者が死亡した時点でその不法行為は終了したとし、「死後20年が過ぎている」と主張。判決はそれを受け入れた。・・・これまで国は、在外被爆者約4千人について本人や遺族と和解し、被爆者1人につき110万円を支払っている。この中には死後20年が過ぎた被爆者三十余人も含まれる。16年に「除斥期間に気付いた」と突然、死後20年が過ぎた遺族との和解を拒んだのは筋が通らない。判決は「単に不注意で気づかなかったに過ぎない」としたが、同じ立場なのに差別を生む国の対応をあっさり許容する判断には疑問を感じる。 文書「全て廃棄」→存在 値引き「適正」→過大の疑い 佐川氏答弁 次々破綻(2018/02/02東京新聞) 米中学校 12歳発砲か ロスで男女生徒ら5人負傷(2018/02/02東京新聞) 『記者縦横』 平和賞 もう一つの演説(2018/02/02ヒロシマ平和メディアセンター)
ある男の子が祖母から贈り物をもらったので、「ありがとう」と言いました。祖母は「たいした物じゃあないのよ」と答えると、男の子はこう返しました。「僕もそう思った。でもお母さんが『とりあえず、お礼は言っておきなさい』って」。今夜はそうではありません。受賞者にはもちろん、世界の安全のためにたたかうすべての人たちに、本心からの感謝の意を述べたいと思います。 トランプ政策は「間違い」(2018/02/02京都新聞) ナスカの地上絵一部破損、ペルー(2018/02/02京都新聞) |
伊方原発訴訟 事故のリスク踏まえ判断を 江田島の原告陳述(2018/02/01ヒロシマ平和メディアセンター) 映画「この世界の片隅に」舞台 新潟の中学生 呉空襲を学ぶ(2018/02/01ヒロシマ平和メディアセンター) 米、ミサイル迎撃実験失敗 日本と共同開発、北朝鮮にらみ(2018/02/01東京新聞) 米一般教書演説 分断の象徴「壁」やめよ(2018/02/01東京新聞) 空き家、福祉施設転用促す 有効活用へ規制緩和 国交省(2018/02/01朝日新聞) セブン、2万店突破 国内、小売り初 郵便局に迫る規模(2018/02/01朝日新聞) (声)戦争を憎んだ野中氏を悼む(2018/02/01朝日新聞)会社員 二宮力(愛知県 56) 自民党の元幹事長であり官房長官だった野中広務さんが亡くなった。自社さ政権誕生を働きかけるなど「影の総理」とも呼ばれた。批判も多かったが、戦争を知る世代の政治家がまた1人、世を去った。安倍晋三首相が提案する憲法改正について昨年、「僕は反対です。私みたいに戦争に行って戦争で死なないでかえってきた人間は、再び戦争になるような道は歩むべきではない」と記者団に述べた。平和や護憲の必要性を訴えたかったのだろう。沖縄の米軍基地をめぐっては1997年、基地用地確保のための特措法ができた際、「国会の審議が大政翼賛会のようにならないように」と苦言を呈した。沖縄に寄り添う姿勢を示したと思う。日朝関係の改善をライフワークとし、訪朝もした。今の日本の政治は、憲法も沖縄も対北朝鮮も野中氏の思いとは逆の方向へ向かっている。憲法を守らなくてはいけない首相が誰より改憲に前のめりになっている。沖縄での米軍機事故について国会で質問する野党議員に「何人死んだんだ」とやじを飛ばした副大臣までいる。野中氏のような政治家が政権与党にいないことが悔しい。 「科学政策不在」米政権の1年 軍事優先、環境予算半減を提案(2018/02/01朝日新聞) https://digital.asahi.com/articles/DA3S13339755.html 核ごみ会合、業者に委託せず再開(2018年01月30日京都新聞) 一極集中加速 是正策をもっと大胆に(2018/01/31京都新聞) アメリカと欧州 価値観のずれの先は?(2018/01/31東京新聞) 長官批判、気をもむ国税 確定申告スタート控え(2018/01/31東京新聞) 安倍政権の緩みとおごり 謙虚の掛け声がむなしい(2018/01/31琉球新報) 「優生思想残っている」国に怒り(2018/01/31琉球新報) 産経報道「米兵が救助」米軍が否定 昨年12月沖縄自動車道多重事故(2018/01/31琉球新報) 米兵あふれ集落さびれ…運転手が見た辺野古の盛衰とは(2018/01/31朝日新聞) 辺野古はどんなところ? 辺野古集落は沖縄本島北部、名護市の東海岸に突き出た「辺野古崎」南側の低地に位置する。辺野古誌によると、住民は農業と、山林で集めたまきを首里や那覇などに売ることで生計を立てていた。だが、米施政下の1955年、米軍がその山林を演習に使いたいと通告。当時の久志(くし)村議会が反対を決議したが、米軍は再度、辺野古周辺の土地の接収を予告した。52年のサンフランシスコ講和条約発効で日本から切り離されていた沖縄。日本本土にいた米海兵隊が次々と沖縄に移駐を始め、基地確保のため「銃剣とブルドーザー」と呼ばれる強行的な手段での土地収用が行われた。辺野古誌によると、琉球列島米国民政府(USCAR)側は辺野古に対しても「反対を続けるなら強制立ち退きも辞さず、一切の補償も拒否する」と強硬な姿勢を示し、住民側は、地元に有益となるような条件をつけて折衝するのが得策と判断。「農耕地はできる限り使用しない」などと条件を米軍ものみ、56年に土地使用契約に応じたという。 「9条、もう一歩追及して」「首相答弁、読み上げ多い」 憲法学者・南野森氏が見た国会(2018/01/31朝日新聞) 本格論戦が始まった通常国会。傍聴席から与野党の攻防はどう見えるか。30日の衆院予算委員会を、憲法学者の南野森・九州大教授が傍聴した。・・・「首相から『2項は生きる。自衛隊の役割は変わらない』という趣旨を引き出したのは大きい。ただ、原口氏は額面通りに受け取るのでなく、もう一歩、追及して欲しかった。安倍政権には、集団的自衛権で解釈を変更した過去がある」一方で、首相は憲法9条の改正について「(問題は)書き込み方でございますが」とも述べた。 「その通りだ。仮に9条3項に自衛隊を書けば、自衛隊は大きな正統性を得ることになる。全く変化を与えない条文を書くのは相当難しい。首相は難しさに気づいているのだろうか」南野氏が、首相の答弁の特徴に気づいた。「希望の党の今井雅人氏とのやりとりでも気になったが、首相は役人が書いた答弁の読み上げが多い」沖縄選出で共産党の赤嶺政賢氏は松本文明・前内閣府副大臣のヤジ問題を批判し、首相は陳謝した。「また読み上げ。『おわび』を読み上げても、赤嶺氏と後ろにいる国民への誠実さは感じられない。自分の言葉が一言もない。沖縄に対する首相の本音が出ていたのではないか」 南野氏は傍聴席から2時間半、質疑を見た。 「今回まず議場を見て、『オッサンばかりだな』と思った。欧米とだいぶ違う。こういうことが見えるのも、傍聴の魅力だ。学生にも勧めたい」(山岸一生) https://digital.asahi.com/articles/DA3S13338019.html (プーチン帝国 2018ロシア大統領選)腐敗・貧困…反プーチンのうねり 集会、立ち上がる若者(2018/01/31朝日新聞) 3月18日のロシア大統領選は、現職のプーチン氏の当選が確実だ。それでも、汚職や抑圧姿勢、さらに6年延びる政権を批判し、投票ボイコットや自由な選挙を求める集会には大勢の若者が足を運ぶ。何が彼らを駆り立てるのか。・・・サンクトペテルブルクのエカテリーナ・クズネツォワさん(21)が初めて政府に不信感を覚えたのは、15年の野党指導者ネムツォフ元第1副首相の暗殺事件だ。容疑者は逮捕されたが、政府が関与しているのではと疑念がわいた。16年にタックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴露した「パナマ文書」には、プーチン氏の親友の名前もあり、さらに不信が募った。 警察が怖くて集会には及び腰だったが、大勢が参加した昨年3月の集会で一歩を踏み出せた。「やっと居場所を見つけた」・・・政権への不満は地方にも広がる。ロシア北部セベロドビンスクのオレグ・サビンさん(33)は「ロシアにはインドのカーストのような階層がある」と憤る。倉庫で働き、月給は1万3千ルーブル(約2万5千円)。自立できず、両親と暮らす。給料のいい仕事を探したが見つからなかった。生活苦から消費者金融3社から金も借りている。一方で「役人は国民の金を盗んで外国に家を買い、その子供は留学して大企業に就職している」と嘆く。「ロシアの金持ちは大統領の友人、地方でも権力者の友人だけだ」。もっとも腐敗は庶民にも広がり、撲滅するのは簡単ではないという。「ロシアが変わるには2世代ぐらい必要だろう」 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13337985.html (社説)「森友」論戦 かわす政権、募る不信(2018/01/31朝日新聞) 国会を軽んじる安倍内閣の姿勢がまた、あらわになった。森友学園への国有地売却問題をめぐる、衆院予算委員会での政府答弁である。象徴的なのは、財務省が「廃棄した」と繰り返した交渉関連記録が実在していたことだ。同省が否定してきた事前の価格交渉も、当事者間のやりとりが音声データに記録されていた。過去の一連の答弁は虚偽といわれても仕方あるまい。予算委で野党が、答弁を担当した佐川宣寿(のぶひさ)国税庁長官(前理財局長)の更迭を求めたのは当然だ。驚いたのは、麻生財務相が佐川氏を「適材適所」とかばったことだ。長官就任後に全く記者会見をしていないことも「所管の行政以外に関心が高まっていたことから、実施をしないと決めた、と聞いた」と容認した。 森友問題を問われたくない。それが会見拒否の理由だと認めたに等しい。納税者に向き合う姿勢が決定的に欠けている。・・・首相はこれまで「(昭恵氏については)私がすべて知る立場だ」と、昭恵氏に対する国会招致要求を拒んできた。あの発言は何だったのか。時間が経てば、いつか国民は問題を忘れるだろう。官僚が用意した答弁を読み上げる首相や麻生氏の姿からは、そんな思いを感じざるを得ない。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13337930.html |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。
■何故原発を推進するのか ■何故原発に関する嘘が多いのか ■何故放射能が危険なのか
■何故発電コストが高いのか ■何故原発が危ないのか ■何故原発が非人道なのか
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