KIJI LISTpoint NEWS LIST
<POINT NEWS206>2017/01/14・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)


sankaku206sankaku
2017/01/14sankaku01/17

 

米軍属の定義、8項目 地位協定は改定せず 日米補足協定(2017/01/17朝日新聞)
岸田文雄外相とケネディ駐日米大使は16日、日米地位協定で米側に優先的な裁判権を認めている軍属の範囲を明確化する補足協定に署名した。沖縄県で昨年、元米海兵隊員の軍属が逮捕された殺人・強姦(ごうかん)致死事件(同罪などで起訴)を受けた再発防止策の一環だが、沖縄が求めていた地位協定そのものの改定には踏み込まなかった。・・・ 補足協定により軍属の明確化がされれば、米側に優先されている裁判権が日本側にうつる余地が増える可能性がある。外務省によると、日本国内の軍属は先月末現在で約7300人。うち、米軍が契約する企業の被雇用者は約2300人。ただ今回の補足協定発効で軍属が何人減少するかについては明らかにしなかった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12750650.html

top


BACK

阪神大震災22年、教訓生かす(2017/01/17朝日新聞)
 6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から17日で22年。発生時刻の午前5時46分を中心に各地で追悼行事が営まれる。・・・神戸市では震災後に被災地に転入したり生まれたりした人が増え、震災の経験がない市職員が過半数を占めた。震災の教訓継承が課題になっている。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12750654.html

top


BACK

(WEBRONZA)現代社会はブラックボックス化する(2017/01/17朝日新聞)
使い方だけ分かっていて動作原理が不明な状態を「ブラックボックス」と言うことがある。日常会話でも使われるが、本来の意味は「入力と出力の関係ははっきりしているが、中身は分からない」あるいは「あえて隠されている」、そういう電気回路や機械、生物系などを指す。・・・ブラックボックス化の第一の側面は、社会の仕組みや出来事の因果関係が複雑になり、一般人には理解できなくなるという点に表れます。次いで、専門性の分化に伴ってブラックボックス自体が階層化し、専門家であっても実態がよくわからなくなるという事態を招きます。さらに、兵器開発の例にみられるように現代社会では「意図的な隠蔽(いんぺい)」が多くなると指摘しています。

 こうして社会がブラックボックス化した結果、そこに生きる私たち自身のブラックボックス化も進み、それが、過去に対して冷めやすくなる傾向を引き起こし(健忘症化)、未来に向けては眼前の刺激への熱しやすさ(近視眼化)をもたらす――。・・・兵器開発に見られるような、情報の流出を防ぐためのブラックボックスは、その好例だ。しかし何も軍需に限らない。産業技術のパテントもその方向に拍車をかけるし、当事者による意図的な隠蔽は政治や経済の全局面で見られる。事故・事件の隠蔽、データの偽装、災害時の情報開示の遅れ……。そうしたニュースを見れば、市民・消費者に対して当事者が事態をブラックボックス化することは、むしろ常套手段化していると言うべきだろう。真の動機や仕組みの意図的な隠蔽が、ポピュリズムの世論誘導と表裏一体の関係にあることにも注意したい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12750552.html

top


BACK

(THE HUFFINGTON POST)専門医制度の新指針に絶望(2017/01/17朝日新聞)
日本専門医機構が先月、新しい専門医制度の基本理念や骨組みを定めた新整備指針を発表した。「専門医としての最重要事項『質の担保』は担保せず、多様性を認めず、画一的な管理体制を強いる絶望的な制度」。内科クリニック院長の坂根みち子さん=写真=は「絶望の専門医制度」(6日)でこう批判する。坂根さんは夫も医師で、3人の子育てをほぼ1人で担いながら大学院に通い、循環器内科の専門医となった。指針では、医師は必ず何らかの専門医になり、そのため医師になってから5年以上は研修が必要だとし、また経験目標の中に「地域医療」という項目があり、学会参加義務なども記されている。これらの内容について、医師の交代制勤務が確立できていない現状のままでは、医師の人生設計やキャリア、さらに家庭生活や子育てに多大な悪影響を与えてしまうと疑問を呈する。さらに、「質の担保」から始まった議論が「いつのまにか学会と機構の主導権争いや医師確保の問題に変質していった」と鋭く指摘。最後に「現場から声を上げなくてはいけない」と訴える。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12750553.html

top


BACK

台湾の原発ゼロ 福島に学んで、そして(2017/01/17東京新聞)
「二〇二五年までに原発の運転を完全に停止する」。台湾は「原発ゼロ」を法律に明記した。併せて電力事業を段階的に自由化し、再生可能エネルギーへの移行を図る。福島に正しく学んだからだ。これは日本のことではないかと、錯覚に陥りそうになる。あるいは、日本でこそ起こるべきことではないか。昨年五月に誕生した台湾の民進党、蔡英文政権の背中を押したのは、福島第一原発の事故である。・・・電力事業は公営台湾電力の独占で、前政権は第四原発の建設を手掛けていた。原子炉や発電機は、日本からの輸出である。しかし一四年四月の大規模な反対デモを受け、運転延期と工事停止を決めた。新増設は不可能と言っていい。従って、寿命を終えた原発を順番に停止させ、再生可能エネルギーに置き換えていくことで、自然にゼロにできるのだ。・・・ 3・11の直後から、私たちがこの国で、再三指摘してきたことではないか。プレート境界付近に位置する大地震の多発地帯、海に囲まれた島の中、原発から出る核のごみの行き場がない。原子炉の老朽化が進み、3・11以降は、住民の多くが脱原発依存を望んでいる−。ほぼ同じ状況下にありながら、台湾ではなぜ、アジアで初めて原発ゼロを期限を切って法制化できたのか。台湾にあってこの国に欠けているものそれは、福島に学ぶ心、民意を聞く耳、そしてその民意を受けて、国民の不安を解消し、命を守ろうとする政治の意思である。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017011702000129.html

top


BACK

欧州単一市場からの退場表明へ EU離脱戦略で英首相(2017/01/17東京新聞)
 【ロンドン共同】欧州連合(EU)離脱の交渉戦略や目標を巡り、英国のメイ首相が17日に行う初の演説で「われわれはEUに部分的に残ることは目指さない」と述べ、欧州単一市場からの退場を事実上表明することが分かった。首相官邸が事前配布した演説内容の抜粋を基に英メディアが16日に一斉に伝えた。 メイ首相は3月末までにEUに離脱の意思を正式に通知し、原則2年の離脱交渉を始める。無関税の単一市場に引き続き残るかどうかは最大の焦点の一つだった。英経済に打撃になるとの見方があり、市場は動揺しそうだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017011701001103.html

top


BACK

バチカンにパレスチナ大使館開設、法王とアッバス議長が会談(2017.01.16 MonCNN)
(CNN) ローマ法王フランシスコとパレスチナのアッバス議長がこのほどバチカンで会談し、在バチカン・パレスチナ大使館の開設を発表した。パレスチナの通信社WAFAによると、アッバス議長は14日、大使館開設に際し「聖地(パレスチナ)の公正かつ恒久的な平和のために法王庁が役割を果たし、バチカンに初のパレスチナ大使館を開設したことに感謝する」と語った。パレスチナのカシシーエ駐バチカン大使も大使館の開設を「パレスチナの人たちにとって素晴らしい功績」と評価している。バチカンにはイスラエルなど多くの国が大使館を置く。ローマ法王庁はパレスチナとイスラエルの2国家共存を支持しており、2012年11月の国連決議でパレスチナが「オブザーバー国家」に格上げされて以来、パレスチナを国家と呼ぶようになった。
http://www.cnn.co.jp/world/35095047.html

top


BACK


阪神大震災22年  防災減災対策の共有を(2017/01/17京都新聞)
6千人以上が亡くなり、約25万棟もの住宅が全半壊した阪神大震災から22年を迎えた。内陸活断層による直下型地震で戦後有数の都市災害となった阪神大震災は、日本の防災、減災の在り方を見直すきっかけになった。国内では地震のみならず、台風などによる風水害や火山災害など過酷な自然災害が毎年のように発生している。生命、財産を守る備えや、いざという時に助け合える態勢は不可欠だ。災害の経験を記録、継承し、常に課題を見直して、災害対策を共有の財産にする努力が求められる。・・・被災地復興の在り方は模索が続く。阪神大震災では災害に強いまちづくりが進んだ一方、元の住民が戻れなくなり、コミュニティーが失われた地区もある。東日本大震災では、人口流出のため集団移転計画の縮小を迫られる自治体もある。高齢化や人口減少が進む中でのまちづくりが問われている。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

top


BACK

「全基地撤去を」 100人がF35配備・飛来、降下訓練に抗議(2017/01/17琉球新報)
 【中部】嘉手納爆音訴訟原告団と沖縄平和運動センター、中部地区労働組合協議会は17日午後、嘉手納町屋良の米軍嘉手納基地が見渡せる通称「安保の見える丘」で、F35戦闘機の配備・飛来とパラシュート降下訓練に反対する集会を開いた。100人以上が集まり「嘉手納基地を含む全基地を撤去せよ」などと抗議の声を上げた。・・・集会中も抗議の声を遮るように、米軍普天間飛行場の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ2機が飛行した。参加者は「オスプレイの全面撤去を」と拳を上げて訴えた。【琉球新報電子版】
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-428652.html

top


BACK

「山城議長ら釈放を」 那覇地裁前集会 2万9000筆署名提出へ(2017/01/17琉球新報)
 基地の沖縄県内移設に反対する県民会議は16日、名護市辺野古の新基地建設に対する抗議行動を巡って逮捕・起訴され、約3カ月間勾留されている沖縄平和運動センターの山城博治議長らの早期釈放を求め、那覇地裁前で緊急抗議行動を行った。400人(主催者発表)が参加し「仲間を返せ」とシュプレヒコールを上げた。山城議長らの早期釈放を求める署名は同日午前までに2万9千筆以上が集まっており、17日に山内徳信元参院議員らが同地裁に提出する予定。那覇地裁は門扉を閉じ、職員を配置して抗議行動に対応した。抗議集会に集まった人々は、門の外から「不当勾留を許すな」と声を上げた。那覇地裁裏の那覇拘置支所に勾留されている山城議長らに向け「元気でいてください。みんなが付いている」と激励メッセージも送った。基地の県内移設に反対する県民会議の高里鈴代共同代表は「沖縄の声を圧殺し、行動を止めようとすること以外、拘束の理由は見い出せない。人権無視の不当拘束を許してはいけない」と抗議した。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-428410.html

top


BACK

<社説>辺野古海上フェンス 抗議行動への弾圧は明白だ(2017/01/17琉球新報)
 名護市辺野古の新基地建設を進める政府が大浦湾に海上フェンスを設置した。臨時制限区域内の進入を阻止するためのようだ。浮具(フロート)に支柱を付けて海上に直立させ、一部でロープを張り始めた。基地建設強行のためには、なりふり構わぬ姿勢を貫くのか。・・・防衛局が説明する「境界線の明示」だけなら浮具と浮標灯で十分だ。フェンスを設置したのは回答の後段にある「作業の安全確保に万全を期す」のが目的だろう。言葉を変えれば、市民らがロープを切ったり、フェンスを越えて中に入ったりすれば、有無を言わさず器物損壊や刑事特別法違反などで逮捕するという恫喝(どうかつ)ではないか。米軍北部訓練場のヘリパッド建設現場では、抗議行動の中心的な存在だった沖縄平和運動センターの山城博治議長が有刺鉄線1本を切った器物損壊などで逮捕、起訴された。身柄拘束は約3カ月に及んでいる。明らかに運動への弾圧であり、人権侵害だ。・・・琉球新報と沖縄テレビ放送が昨年5月30日〜6月1日に実施した県民世論調査では83・8%が辺野古移設に反対した。選挙で幾度も辺野古反対の候補者が勝利した。なぜ沖縄の声に耳を傾けようとしないのか。政府がなすべきはフェンスの設置ではない。圧倒的な辺野古移設拒否という沖縄の民意を受け止め、工事を中止することだ。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-428398.html

top


BACK

安倍首相にミサイル断る? 比大統領「発言」報道で波紋(2017/01/16朝日新聞)
報道のもとになったのは、ドゥテルテ氏が同日、ダバオ市商工会議所の総会で行ったスピーチ。英語とタガログ語で、首脳会談をしたばかりの安倍首相の名前を挙げ、「安倍にも言ったんだ、私はミサイルは必要としていないと」と述べた。その後、ロシアのプーチン大統領のハッキング疑惑やトランプ米次期大統領に触れ、「もし第3次世界大戦が始まれば、それはこの世の終わりを意味する」と話した。・・・一方、その前段でドゥテルテ氏は、「安倍氏には軍事同盟は必要ではないと言った。私は外国の軍人がいない国を目指したい」とも述べた。

http://digital.asahi.com/articles/ASK1J4CVKK1JUHBI00T.html?iref=comtop_8_02

top


BACK

世界最小級ロケット、実験失敗 JAXA、打ち上げ直後に通信途絶える(2017/01/16朝日新聞)
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、同日朝に鹿児島県肝付(きもつき)町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた、衛星用として世界最小クラスのロケット「SS520」4号機の打ち上げ実験に失敗した、と発表した。失敗原因は調査中という。・・・ロケットは全長約9・5メートルで重量約2・6トン。世界的に需要が増えている、小型衛星の安価な打ち上げ技術の実証を目的に、JAXAが大気観測などをするロケットを改良して開発した。コスト減のため、電子回路など大量生産される民生部品を使っており、打ち上げ費用も含め開発費は約5億円とされる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12749472.html

top


BACK

(特派員メモ ハバナ)さらば、フィデル(2017/01/16朝日新聞)
「フィデルが死んだ」11月末、キューバから届いたメールを見た時は、正直「またか」と思った。これまで何度、こんなことがあっただろう。フィデル・カストロ前国家評議会議長が公に姿を見せなかったり、コラムが掲載されなかったりするたび、死亡説が流れた。「世界一多く暗殺の標的になった」というギネス世界記録すら持っていた。その数638回。そのたびに写真などが公表されて打ち消された。だが、今回は違った。弟のラウル議長は、テレビで厳粛に兄の死を発表した。急いでハバナに飛んだ。フィデルが死んだら暴動が起きるかもしれない、と言われたこともあったが、実際には街は静まり返っていた。政府への不満を言っていた人もその死を悼んでいた。かつてフィデル氏は、暗殺を恐れて防弾チョッキを着ているかと記者に尋ねられ、「身につけているのは、モラルのチョッキだ」と答えたという。「私が本当に死んだ日には、誰も信じないだろう」とも笑い飛ばしたこともあった。自らの偶像化を禁ずる遺言を残し、今、どんな思いで眠るのか。(キューバ=平山亜理)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12749417.html

top


BACK

(社説)米艦防護 歯止めの乏しい危うさ(2017/01/16朝日新聞)
自衛隊の海外派遣への制約を可能な限り解き、米軍などを幅広く支援できるようにする。そんな安全保障関連法の本質が、改めて見えてくる。政府は昨年末、連携する米軍などの艦船を、平時から自衛隊が守る「米艦防護」の運用指針を決めた。・・・指針は米艦防護によって「戦闘行為に発展すること」はないと強調しているが、平時といっても不測の事態は起こりうる。自衛隊の武器使用が紛争への引き金をひき、エスカレートする可能性は否定できない。だからこそ政府の判断を監視する機能が大切だが、安保法では、米艦防護を実施するかどうかの判断を防衛相に委ねている。国会が関与する仕組みはほとんどない。・・・一方、重要影響事態に至らない平時の公表は「特異な事象が発生した場合」が例示されただけ。防衛相が毎年、前年の結果をNSCに報告することになっているが、国会をはじめ第三者のチェックは難しい。米艦防護には地理的制約がない。日本の存立が脅かされるなど、集団的自衛権行使の「新3要件」は適用されず、基本的に国会承認も必要ない。集団的自衛権の行使にも政府の恣意(しい)的な判断の余地があるが、平時の米艦防護には実効性のある歯止めが見当たらない。「集団的自衛権の抜け道」と批判されても仕方がない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12749359.html

top


BACK

(声)自衛隊の大義は日本の防衛(2017/01/16朝日新聞)診療所医師 佐野克行(静岡県 61)

 「自衛隊員の矜恃(きょうじ)を思い知った」(12月27日)を読みました。「駆けつけ警護」に関して友人の自衛官から、医師が手術をするように自衛隊も大義があれば戦うと聞き、言葉を失ったそうです。私は、自衛官の説明は論理のすり替えだと思います。医師が患者を救うために厳しい治療や手術をするのは、他に生命を救う方法がない時です。自衛隊も、他国軍に攻めいられた時は、他に抵抗の手段がないから、相手と戦うこともやむをえない。いずれも大義があると思います。しかし、駆けつけ警護で戦うことを、日本防衛と同様の「大義ある行為」と呼べるでしょうか。為政者の論理で外地に派遣され、日本に敵対しているのかどうかも分からない相手を殺すのです。階級が低い自衛官は命令に従うしかありません。しかし、上級指揮官や現地には出向かないお偉方の命令で、迷いなく銃を撃てるものでしょうか。国を守る矜恃とは、与えられた「大義」を無批判に受け入れることではないと思うのですが。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12749363.html

top


BACK

(声)戦争の記憶、次世代に引き継ぐ(2017/01/16朝日新聞)無職 永井信行(秋田県 62)

 1943年、軍人だった父は旧満州(中国東北部)にいました。そこへ父の写真を手にした女性が現れて「私があなたの妻です」と一言。それが私の母であり、2人の初めての出会いでした。当時、写真を交換するだけで婚姻を決めるのは珍しくなく、母は郷土の秋田県から海を渡ったのです。父はほとんど家におらず、母は毎日、日本の方を見つめて泣いていたそうです。終戦後、2人は帰国の途中で反日ゲリラの襲撃に遭いました。砲弾の下をくぐり抜け、餓死寸前で日本にたどり着いたそうです。私たちは戦争の愚かさを親の世代から聞き、日本の責任について考えてきました。戦争を引き合いに日本を批判する国に対しても、冷静に受け止め、対応できます。しかし、戦争を知る世代がいなくなった時、どうなるか心配です。我々の世代が先の大戦の反省をしっかり引き継ぎ、我が国の平和の歩みや国際貢献の実績を強く訴え、次世代につないでいくことが大切ではないでしょうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12749364.html

top


BACK

(声)後世に伝えたい被爆者の言葉(2017/01/16朝日新聞)高校生 秋田真那(埼玉県 15)

 中学校の修学旅行で広島を訪ねた時、被爆した方々から直接話を聞いた。中学生の時に被爆した女性は原爆で両親や友達を亡くした。「戦争がなければ両親は生きていた」「学校で友達と一緒に勉強もできた」と涙ながらに語った。一方で「私は今を生きている、あの日、亡くなったみんなの分まで、一日一日を大切に生きなければならない」とも。今でも、私はその言葉を思い出す。修学旅行の事前学習で、戦争のイメージはつかめていると思っていた。だが、聞いた話はそれとはまったく別物だった。被爆者の方々は私たちの目を見据え、震える声で体験を語ってくださった。きっと思い出したくないこと、口に出したくないことがあっただろう。私は聞きながら、このことを後世に伝える義務があるのだと痛感した。あの女性は元気だろうか。今度、手紙を書こうと思う。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12749365.html

top


BACK

社説[「共謀罪」提出へ]危うい本質は変わらず(2017/01/16沖縄タイムス)

 罪名を変えても本質は変わらない。政府は、過去3度廃案となった「共謀罪」を「テロ等準備罪」に言い換えた組織犯罪処罰法改正案を20日召集の通常国会に提出する方針だ。2人以上で犯罪を計画、準備した段階で処罰できる危うい法案である。日本の刑事法体系は「既遂」を原則とする。法案はこれに矛盾するもので、思想信条や表現の自由といった憲法で保障された基本的人権を侵害することにつながりかねない。戦前、戦中に思想弾圧し、多くの逮捕者や死者も出した治安維持法を思い起こさせる。法案は対象犯罪を「懲役・禁錮4年以上の刑が定められた重大な犯罪」としているが、万引や釣り銭詐欺など必ずしも重大と言えない窃盗罪や詐欺罪を含めると、676にも上る。「テロ等準備罪」としているにもかかわらず、テロに関する罪は全体の4分の1にしかすぎない。法案の必要性を政府は2020年の東京五輪・パラリンピックを口実にしている。世論の批判をかわしたい狙いがあるのだろう。・・・ 日本の刑法にはすでに一定の重大な犯罪には、陰謀罪、共謀罪、予備罪、準備罪などが整えられている。政府の説明に説得力はない。仮に法が成立すれば、密告が奨励され、互いに監視し合う息苦しい社会になる恐れがある。法案は、特定秘密保護法などと抱き合わせれば、市民や労働組合の米軍基地に対する抗議活動を弾圧しかねない。個人の自由や人権を侵害する「平成の治安維持法」になる懸念が消えない。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/79970

top


BACK

フロートにロープ、抗議市民の侵入防止 辺野古沖に沖縄防衛局(2017/01/16沖縄タイムス)
沖縄防衛局は14日、名護市辺野古沖の新基地建設予定海域の外周に、反対する市民の進入を防ぐロープを張る作業を始めた。この日はフロートを約300メートル設置し、その上にロープを通す穴がある支柱を立てた。・・・ 市民側は14日、抗議船4隻とカヌー11艇を出してロープを張る準備の作業に抗議した。船長の男性(66)は「それほど沖縄の民意が怖いのか。どれだけの税金を投じ、排除しようとしても県民が諦めることは絶対ない」と語った。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/79889

top


BACK

米スペースX、衛星打ち上げ再開(2017/01/16京都新聞)
爆発事故後に中断のロケット【ワシントン共同】米スペースXは14日、米衛星携帯電話会社の通信衛星を、ロケット「ファルコン9」で、カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から打ち上げた。昨年9月に打ち上げ前に起こした爆発事故後、中断していたファルコン9の打ち上げが再開した。スペースXは、国際宇宙ステーションへの物資輸送を担っている民間企業の一つ。打ち上げが停滞するとステーションの運用に悪影響が出ることが懸念されていた。
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170115000027

top


BACK

スイス当局、デモ強制排除(2017/01/16京都新聞)

亡命チベット人ら、習氏訪問で【ベルン共同】中国の習近平国家主席がスイス公式訪問を始めた15日、習氏が訪れた首都ベルンの連邦議会の前では中国のチベット政策に抗議の声を上げようと亡命チベット人が集まった。だがスイス当局は多数の警官を動員。デモ参加者らを議会前から遠ざけ、従わない人を次々と拘束し強制的に排除した。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20170116000015

top


BACK

欧州で問われる民意 反・既成政治の先は(2017/01/16東京新聞)

独仏オランダで今年、国政への民意が問われます。既成政治への異議申し立てが勢いを増し共鳴し合いますが、将来の展望はあるのでしょうか。三月に下院選があるオランダでは、反イスラムを掲げる極右、自由党が第一党になりそうな勢いです。四〜五月に大統領選が実施されるフランスでは、欧州連合(EU)への反対を訴える極右、国民戦線のルペン党首が決選投票進出をうかがいます。ドイツでは秋に連邦議会(下院)選挙があります。・・・ドイツの野党は、環境保護を訴える緑の党、旧東ドイツ政権党の流れをくむ左派党などです。メルケル氏より右派や保守寄りの主張の受け皿はありませんでした。間隙(かんげき)を縫い、支持を伸ばしているのが、新興右派政党「ドイツのための選択肢」です。・・・メルケル氏打倒に闘志を燃やし、昨年秋、首相地元の旧東独地域で実施された州議会選では、第二党に躍進しました。トランプ氏と同様、あれよ、あれよという間に支持を広げている「選択肢」ですが、憎悪をあおるいわゆる極右ではありません。党幹部によると、「選択肢」は外国人排斥ではなく、反イスラムを掲げ、イスラム教徒に対してではなく、イスラム政治思想への反対を主張します。・・・ 「選択肢」はドイツ連邦議会で初議席を獲得するかもしれないが、メルケル与党の優位を覆すことはないだろう、というのが、大方の見立てです。しかし、さらなるテロなど治安の悪化や、各国勢力との共鳴が、どんな化学作用を起こすのかは分かりません。英国のEU離脱決定やトランプ氏当選で学んだように、油断は禁物です。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017011602000127.html

top


BACK

米軍、ポーランド本格駐留 東欧民主化後初(2017/01/16東京新聞)

ロイター通信などによると、米軍の戦車や装甲車が到着したポーランド西部ジャガンでは、米国旗を掲げた住民らが部隊を歓迎。十四日の式典で、シドゥウォ首相は「きょうの出来事はわれわれ共通の防衛にとって重要だ」と述べた。東欧諸国では、二〇一四年三月のロシアによるウクライナ南部クリミア半島併合などを受け、ロシアの脅威に対する不安が増大し、米軍など北大西洋条約機構(NATO)軍の常駐を求める声が強まった。これを受けNATOは昨年七月、バルト三国とポーランドに最大四千人規模の新部隊配備を決定した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201701/CK2017011602000125.html

top


BACK

民進・自由・社民の党首級が共産党大会に初参加 衆院選へ連携強化(2017/01/16東京新聞)
共産党の第27回党大会が15日、静岡県熱海市の党施設で始まった。民進、自由、社民各党の党首らが参加し、次期衆院選に向けて連携を強める考えで一致した。共産党大会に他党幹部が出席するのは1922年の党創設以来初めて。志位和夫委員長は野党共闘について「大局的に後戻りすることは決してない」と引き続き推進することに意欲を示した。大会には、民進の安住淳代表代行、自由の小沢一郎共同代表、社民の吉田忠智党首のほか、参院会派「沖縄の風」の糸数慶子代表が出席。志位氏は「歴史的な意義を持つ大会だ。野党共闘はうまくいくかという心配の声も寄せられたが、今日そろった姿が前途の明るさを示した」と強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201701/CK2017011602000112.html

top


BACK

コスタリカ昆虫中心生活(2017/01/10ナショナルジオグラフィックス)
昆虫だけで日本の何十倍も生息している生物多様性の国、中米コスタリカ,西田賢司はここで単身、虫を採集・飼育し、研究している。

第134回 ぐるぐると渦を巻くアリの群れに出会った
 それは高速で渦を巻いているアリの塊だった。小さなグンタイアリの仲間のようで、そのハリケーンのような渦の中央にはアリでできた「山」がある。眺めていると、なぜか吸い込まれそうになってくる・・・まるで地面に現れた「小さなブラックホール」のようだ(実際にみたことはないが)。早速撮影するも、衝撃のあまりか、カメラを持つ手が震える。・・・この「グンタイアリの渦行動」について、アリの専門家のジャック・ロンジノ博士は、「動画では見たことがあるが、実際に見たことがなく、どういった行動なのか具体的なところはわからない」と言う。ぼくがこの渦の「不思議な空間」に出会ったのは22時。観察していると、深夜0時を過ぎたころから、アリたちは渦があった周辺をバラバラにウロウロしはじめ、少しずつどこかへと消えていった。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/269653/010500046/

top


BACK

新年初の世論調査、テロの”危険人物”に対する厳しい措置にドイツ人の多くが賛成(じゅん / 2017年1月15日みどりの1kWh)
昨年12月19日、ベルリンのクリスマス市に盗んだトラックで突っ込んだテロ事件の犯人が、難民を装って入国したチュニジア出身者だということが判明して以来、ドイツではそうした“危険人物“に対する対応を厳しくするべきだという声が国民の間で巻き起こり、基本的人権の尊重という観点から、それに反対する人たちや、それを行動に移すことに躊躇する政治家の間で賛否両論、激しい議論が行なわれてきた。公共放送、ドイツ第二テレビ(ZDF)がこのほど行った「ポリットバロメーター」の新年最初の世論調査によると、これまで寛容な措置に賛成してきた一般のドイツ人も、厳しい措置に賛成する人が増えたことが判明した。・・・「ドイツは押し寄せる大勢の難民に対応できるか?」という質問に対しては、今回の世論調査の回答者の57%が「対応できる」と答え、41%が「対応できない」と答えた。1年前の世論調査では「対応できる」と答えた人は37%にすぎず、「対応できない」という人が60%もいたのに比べると、楽観的に見る人が増えているという意外な結果になっている。これは、その後ドイツに来る難民の数が大きく減っていることが影響している。

今年秋に行なわれる予定の連邦議会選挙の結果は、ドイツ及びヨーロッパの未来に大きな影響をもたらすと思われるが、「もし、今度の日曜日に連邦議会選挙が行なわれるとしたら、どの政党に投票するか?」という問いに対する答えは、次のようになっている。CDU/CSU 36%、SPD 21%、緑の党 10%、左翼党9%、FDP6%、そして右翼ポピュリズム政党AfDが前回より1%増えて13%となっている。イギリスのEUからの離脱、アメリカのトランプ政権の誕生などの影響で、ヨーロッパ各国のポピュリズム政党の勢力拡大が予想される中、ドイツのAfDの13%という数字は、同党の連邦議会への進出が確実視される根拠となるだろう。
http://midori1kwh.de/2017/01/15/8829

top


BACK

チリ、アルジェ 闘う民衆の映画 広島の横川シネマ(2017/01/13ヒロシマ平和メディアセンター)
政治的自立や改革を希求した「第三世界」の民衆が、既存の権力と激しくぶつかったさまを描いた1960、70年代の伝説的な映画が、広島市西区の横川シネマで上映されている。14日まで上映の「チリの闘い」=写真は一場面=は、3部構成、計約4時間半のドキュメンタリー。70年、チリで「反帝国主義」を掲げるアジェンデ政権が選挙で誕生するが、73年に軍部のクーデターで覆される。その激動期の民衆の姿を追う。70年代後半に順次完成し海外で激賞されたが、日本ではようやく昨年から劇場公開が始まった。15〜31日に上映の「アルジェの戦い」は、フランスからの独立(62年)を目指してゲリラ戦が続いた時代のアルジェリアを描く。67年に日本公開された劇映画をデジタルリマスターした。横川シネマTel082(231)1001。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=68459

top


BACK

給付型奨学金  さらなる制度の拡充を(2017/01/15京都新聞)
 政府は返す必要のない給付型奨学金制度を創設し、2018年度から本格実施する。これまで国の奨学金制度には貸与型しかなく、一歩前進といえる。ただ、内容を見れば、対象者の数も給付額もまだまだ不十分だ。経済的理由で大学などへの進学を諦めたり、奨学金を返済しきれず困窮する学生が少なくない現実を直視し、さらなる拡充に努めてもらいたい。奨学金の利用者は年々増え、昼間部の大学生の2人に1人が利用する。親の収入が減る一方で、学費が上がり続けているからだ。年間の授業料は私立で平均86万円、国立でも54万円かかり、学費や生活費の工面に苦労する学生は増えている。・・・問題は給付型の規模がまだまだ小さいことだ。住民税非課税世帯の大学などへの進学者は1学年に約6万人。受給できるのは3分の1にすぎない。日本学生支援機構が扱う奨学金の貸与者約132万人から見れば、ほんの一部だ。金額も学びの支えとしては不十分だろう。政府は17年度予算案に先行実施分を含む計約70億円を計上した。21年度からは給付額が年間200億円超に上る。今後、財源確保が課題になるが、家庭の経済格差を埋め、教育の機会均等を実現するという奨学金本来の在り方を追求してほしい。・・・日本の国内総生産(GDP)に占める高等教育に対する公的支出の割合はOECDの中でも極めて低く、高授業料・低補助の国に分類される。「貧困の連鎖」を断つためにも、授業料減免の拡充などを含め、社会全体で多面的に学びを支えたい。

http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

top


BACK

中国の電子ごみ、5年で倍増 日本は2位、国連大調査(2017/01/15東京新聞)
古いパソコンや携帯電話などの「電子機器ごみ」の発生量が東アジアや東南アジアで急増し、中国では5年で2倍になったとする報告書を、国連大と環境省が15日発表した。水銀や鉛などの有害物質も含まれるため、人体や環境への影響が懸念される。調査した12カ国のうち2015年の発生量トップは中国で668万トン。2位は日本で223万トン、3位は韓国で83万トンだった。次々に登場する新製品への買い替えペースが速まり、まだ使える機器が大量に捨てられた結果と言えそうだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017011501001343.html

top


BACK

週のはじめに考える 被災地で働き方改革(2017/01/15東京新聞)

東日本大震災からもうすぐ六年。復興は道半ばですが、生き生きと働く若者をよく見かけます。中には企業が派遣した人も。新しい働き方を考えます。仙台市などを除くと、被災地はまだ、人口も産業も震災前に比べて大きく落ち込んだままです。活気を取り戻すには「住」だけでなく「職」が必要です。・・・最近、働き方改革という言葉をよく目にしますが、理想が低すぎます。それぞれの人が資格、才能、技術など、その人が持っているものを生かして、社会や地域に貢献する。それを企業や行政などが支え、応援する。高度経済成長期の「企業戦士」「モーレツ社員」とは違う、新しい生き方を目指す。それこそが本当の「働き方改革」でしょう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017011502000142.html

top


BACK

<社説>オバマ氏退任へ 沖縄の期待裏切った8年(2017/01/15琉球新報)

オバマ米大統領が20日に退任する。オバマ氏の2期8年の任期中に、沖縄の米軍基地はさらに強化が進み、県民の求める負担軽減に逆行した。県民は「変革」を掲げたオバマ氏に基地問題解決を期待したが裏切られた。アイゼンハワー米大統領は1954年の一般教書演説で「沖縄の米軍基地を無期限使用する」と述べた。オバマ氏も歴代大統領と同様に、その理不尽な方針を無批判に継承したと言えよう。・・・オバマ氏は古くなった普天間飛行場を返還する代わりに、日本の予算で最新鋭の基地を造らせることを引き継いだ。負担軽減どころか、危険のたらい回しにすぎず、県民への安全配慮は一切ない。任期を締めくくる最後の国民向け演説で、オバマ氏は「民主主義の維持には、相違を超えて結束することが重要だ」と訴えた。民主主義の重要性を強調したものだろう。沖縄に対しては民主主義に沿った対応をしなかっただけに、その言葉はむなしく響いた。・・・沖縄からすれば、オバマ氏は沖縄の期待を裏切り、基地の過重負担をさらに押し付けたと評価するしかない。続発する事件・事故に有効な防止策を講じず、米軍属による女性殺人事件の発生など痛ましい事件を招いた。米軍最高司令官であるオバマ氏の責任は重大である。自身のレガシー(政治的遺産)を擁護したオバマ氏は、沖縄には基地の過重負担という負の遺産だけ残したことを認識すべきだ。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-427541.html

top


BACK

辺野古、新たに「海上フェンス」 抗議船の進入阻止へ防衛省(2017/01/15琉球新報)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画に伴う同県名護市辺野古の新基地建設計画を巡り、防衛省沖縄防衛局が突起物付きの浮具(フロート)を準備していた件で、防衛局は14日、フロートを海上に並べ、金属製とみられる支柱を新たに取り付けた。海面に突き出た支柱にロープを張る作業も確認された。市民らの抗議船やカヌーが進入するのを防ぐ「海上フェンス」として用いる狙いがあるとみられる。市民らがロープを切断するなどした場合、海上保安庁が器物損壊容疑で立件する可能性もある。・・・市民らは14日、抗議船3隻、ゴムボート1艇、カヌー11艇で抗議を行ったが、抗議船1隻が海上保安庁に一時拘束された。一方、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前付近では午前7時から、新基地建設に反対する市民らが座り込んだ。参加人数は最大で約90人。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-427553.html

top


BACK

(日曜に想う)「まだ4年半も」を逆算すると 編集委員・曽我豪(2017/01/15朝日新聞)

十年ひと昔というけれど、それなら9年も随分なものだ。生まれた子供は小学校3年生になる時間である。このままいけば、自民党総裁の任期延長で、安倍晋三首相の時間は「3期9年」になる。そう仮定してこの年末年始、永田町外の友人たちに聞いてみた。最初は「首相にも多少の時間は必要だよねえ」などという。だが「任期終わりの2021年9月の時点で選挙権が生じる18歳の若者にすれば、小学校3年生以来、首相と言えば安倍首相しか見たことがない計算になる」と言うと、「え、そこまでか」と驚く。さらに「自民党大会のあるこの春でその9年は折り返し地点、半分だ。もう4年半たったということだけじゃないぞ」と聞くと、好悪は別にしてみな愕然(がくぜん)とした表情になるのだ。「そうか、まだ4年半もあるのか」

 ここまで長い時間を前提に出来た首相はかつていなかった。首相が敬慕してやまない祖父・岸信介元首相を含め、歴史の成功と失敗の体験に学ぶ教科書さえない世界だ。ならばこちらもこれまでの常識や先入観はいったん捨て、あえて9年の長さがあると仮定して、その権力者の頭の中をのぞいてみるほかない。・・・ 今年波乱が予想されるのは、移民問題に絡んでポピュリズムの台頭が懸念されるオランダ、フランス、ドイツと、混迷を極める韓国だ。日本も夏に東京都議選はあるが、「小池新党」で打撃を受けるのは自民党でも東京都連の人々だろう。ただ、17年はひとごとで済んでも、翌18年はそうはいかない。ロシアの大統領選と自身の自民党総裁選、アメリカの中間選挙が惑星直列のように並ぶ。首脳外交をテコに「日米ロ」の経済協力によって中国を牽制(けんせい)したいと首相が思い描くのなら、ロシア・プーチンとアメリカ・トランプの両大統領の権力基盤が大きく揺らぐ波乱は見たくないに違いない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12748233.html

top


BACK

(政治断簡)ポピュリズムの嵐、吹く前に 編集委員・国分高史(2017/01/15朝日新聞)
イギリスの国民投票による欧州連合離脱決定や米大統領選でのトランプ氏の勝利など、欧米では昨年、ポピュリズムの嵐が吹き荒れた。これは日本の政治とは無縁なのだろうか。ポピュリズム研究で知られる吉田徹・北大教授に聞いてみると、こんな答えが返ってきた。「まず、安倍晋三首相はポピュリストではないと思います」吉田氏によると、ポピュリストは「反エリート、反体制、反主流」の立場から、エリートらを徹底的に批判するのが特徴だ。政界のアウトサイダーだったトランプ氏が、大統領夫人や国務長官を経験したクリントン氏を罵倒し続けたことがその典型だ。一方、安倍首相は祖父の岸信介元首相から連なるエリートの血筋を引く本流だ。むしろポピュリストからは批判される側にいる。・・・ なるほど。とはいえ、いまの日本に悪(あ)しきポピュリズムがはびこる土壌がないとは言い切れないだろう。日本の中間層も弱っている。正社員より給与が低い非正社員は年々増え、いまや全体の約4割。厚生労働省の調査には、60%以上が「生活が苦しい」と答えている。正規と非正規、高齢者と若者、男性と女性――。分断線は私たちの社会でもあちこちに引かれている。政界に目を転じれば、安倍首相をはじめ政治家の言葉は、ポピュリズムを先取りするかのようにますます攻撃的になっている。先の国会での党首討論を振り返ってみよう。民進党の蓮舫代表がカジノ解禁をめぐる問題点を突いても、安倍首相はこれにはまともに答えず、「税収はみなさんの時代より増えた」と旧民主党政権の失敗をあげつらうばかり。かたや蓮舫氏も「首相は息をするようにウソをつく」と言い放つ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12748199.html

top


BACK

「相変わらず何もない」という魅力 (2017/01/14琉球新報)
目の前には日本海。小さな待合室だけの無人駅。「見るものは何もないですよ」。JR五能線にある驫木(とどろき)駅(青森県深浦町)で、始発の下り線を待っていた深浦町の工場従業員、竹越早知さん(68)はそう笑った。30年以上、この駅を使っているという。ただ、毎朝意識することもある。沖合に漁船があるかどうか。「沖合のいつもの位置に船が出ていれば時刻表通りです」。そう聞いて、ふと海に目をやった。船が見えた。列車も時間通りに来た。海沿いの街の変わらない風景がそこにある。・・・ 映画「男はつらいよ奮闘篇」(1971年公開)のロケ地にもなった。主人公・車寅次郎を捜しに青森を訪れた妹のさくらがこの駅に降り立つ。列車が過ぎると、ホームを歩くさくらの背景に、いきなり海原が広がる。何もない。それは最大のほめ言葉かもしれない。徳島県から20回以上、この秘境駅を来訪しているという旅人はノートにこう記していた。「相変わらず何もない。そこがこの駅の魅力。永遠に変わらないで」
http://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-427294.html

top


BACK

太陽光の価格  導入意欲を誘う設定に(2017/01/14京都新聞)
消費者にとって電気は安いほうがありがたい。しかし、そのために価格競争力の弱い再生可能エネルギーを買いたたけば、導入は進まなくなる。東京商工リサーチによると、太陽光発電に取り組む発電事業者の昨年の倒産数は65件で、一昨年を11件上回り、過去最多となった。資金や運営ノウハウが不足したまま、ブームに乗って参入した業者が行き詰まるのは必然ではある。問題は、再生可能エネルギー事業への新規参入も減少していることだ。電力の固定価格買い取り制度(FIT)の導入を追い風に、新規参入は2011年の70社から14年には3288社に急増したが、15年は2189社に減少した。同リサーチ社は「太陽光バブルは終わった。事業者の淘汰(とうた)はしばらく続く」とみている。FITは地球温暖化防止に向けて太陽光や風力、バイオマスなどの発電量を増やそうと12年に導入された。10〜20年の期間、発電した電力を定額で買い取ることを電力会社に義務づける。・・・家庭でも取り組める太陽光発電は最も身近な再生可能エネルギーだ。環境意識を高める教育効果もある。その導入にブレーキをかければ目標達成は遠のくばかりか、かつての「原発頼み」に逆戻りする恐れがある。導入意欲をかきたてるような価格設定こそ必要だ。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170114_3.html

top


BACK

オバマ大統領、18日に退任会見(2017/01/14京都新聞)
トランプ氏にくぎ刺す【ワシントン共同】米ホワイトハウスは13日、オバマ大統領が18日に最後の記者会見を開くと発表した。8年間の任期を振り返り、医療保険制度改革(オバマケア)やイラン核合意などの実績を強調するとみられる。オバマ氏は13日放送のCBSテレビ・インタビューで後任のトランプ氏について「現代の歴史で、彼ほどうまく選挙運動を行った候補はいない」と指摘。一方「大統領就任後も選挙中のスタイルで政権運営できるとは思わない」とくぎも刺した。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20170114000059

top


BACK

南スーダンPKO「最悪の状況」(2017/01/14京都新聞)
米大使、部隊の移動制限で【ニューヨーク共同】米国のパワー国連大使は13日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)部隊が現地政府に移動を制限され、許可を得なければ市民保護もできない状況になっていると明らかにし「実際に見たPKO任務の中で最悪の状況だ」と述べた。国連本部で開いた退任前の最後の記者会見で語った。米国は南スーダン内戦が「ジェノサイド(民族大虐殺)」に発展することを懸念し、国連安全保障理事会で昨年12月に否決された武器禁輸を含む制裁決議案の採択を改めて目指す考え。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20170114000016

top


BACK

ベンゼン、基準の79倍 豊洲地下水の都最終結果(2017/01/14東京新聞)
築地市場(東京都中央区)が移転予定の豊洲市場(江東区)で都が実施している地下水調査の最終結果で、環境基準の七十九倍のベンゼンなどの有害物質が、二百一の観測地点のうち数十カ所で検出されたことが分かった。土壌汚染対策の検討のため十四日午後に築地市場内で開かれた専門家会議で、都が公表した。基準を上回るのは、昨年九月に結果が公表された前回調査に続き二度目。ベンゼンの数値は前回の環境基準の一・一〜一・四倍を大きく上回った。他の有害物質はヒ素やシアンで、検出地点も前回の三カ所から大幅に増えた。これまでの調査と比べ数値が急激に変化している地点が多いため、今回の結果は「暫定値」とし、専門家会議で対応を検討する。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017011490135809.html

top


BACK

共謀罪 内心の自由を脅かす(2017/01/14東京新聞)
話し合っただけで罪に問われる−。それが共謀罪の本質だ。準備行為で取り締まりができるテロ等組織犯罪準備罪の法案が通常国会に提出される予定だ。内心の自由を脅かさないか心配になる。「行為を取り締まるのではなく、思想を取り締まるものだ」−。戦前の帝国議会である議員が治安維持法についてこんな追及をしたことがある。明治時代に刑法ができたときから、行為を取り締まるのが原則で、例外的に共謀や教唆、未遂なども取り締まることができた。治安維持法はこの原則と例外を逆転させて、もっぱら思想を取り締まった。共謀罪も原則と例外の逆転の点では似ている。犯罪の準備段階で取り締まる罪は実に六百七十六にものぼる。詐欺や窃盗でも対象になる。道交法違反なども含まれる。では、それらの犯罪の「準備」とは具体的にどういう行為なのだろうか。六百七十六の罪でその定義をするのは、ほとんど困難であろう。・・・ 政府はむしろ二〇二〇年の東京五輪を念頭にテロ対策強化の看板を掲げている。だが、この論法もおかしい。例えばテロリストが爆弾を用いる場合は、企んだ段階で処罰できる爆発物使用共謀罪が既に存在する。テロは重大犯罪なので、法整備も整っているわけだ。

政府は「テロ」と名前を付ければ、理解が得やすいと安易に考えているのではなかろうか。合意という「心の中」を処罰する共謀罪の本質は極めて危険だ。六百以上もの犯罪の「準備」という容疑をかけるだけで、捜査機関は動きだせる。「デモはテロ」と発言した大物議員がいたが、その発想ならば、容疑をかければ、反政府活動や反原発活動のメンバーのパソコンなどを押収することもありえよう。共謀罪は人権侵害や市民監視を強めるし、思想を抑圧しかねない性質を秘めているのだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017011402000173.html?ref=rank

top


BACK

ブラック企業 もっと自分を守ろうよ(2017/01/14東京新聞)
 電通の新入社員が過労自殺するなどブラック企業が社会問題となる中、超党派議員連盟が労働法制を義務教育から教えることを国に義務付ける法案骨子をまとめた。一刻も早い実施が求められる。「労働者を搾取して、労働コストを引き下げて、価格競争に勝つ。そんなことを許していたらまじめに頑張る企業が競争に負ける。絶対に許してはいけない」・・・違法な長時間労働、残業代未払い、パワハラ、セクハラ−。日本の労働市場には多くの問題がまん延している。違法な残業をさせたとして電通、三菱電機が書類送検されたが、氷山の一角だろう。・・・労働ルールの基本的な知識がないまま労働市場に出ることが、ブラックな働き方を容認する一因になっている。それが是正されることは、極めて意義が大きい。働く人を守るため、法成立、施行は待ったなしだ。と同時に、身に付けた知識を生かすためのシステム作りが必要だ。電話やメールで労働相談を受け付けているNPO法人「POSSE(ポッセ)」には、年間三千件も寄せられている。労働基準監督署の機能強化や、自治体に相談窓口を設けるなどの公的な対策の充実が必要ではないか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017011402000172.html

top


BACK

辺野古の埋め立て承認 沖縄県が撤回検討(2017/01/14東京新聞)
米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設を巡り、同県の謝花喜一郎(じゃはなきいちろう)知事公室長は十三日、辺野古の埋め立て承認の「撤回」処分を具体的に検討していることを明らかにした。昨年末の沖縄県の最高裁敗訴を受け、埋め立て承認の効力が回復。政府は辺野古で海上作業を進めており、県は対抗策の検討を急いでいる。・・・翁長氏は最高裁敗訴後も、あらゆる知事権限を駆使して辺野古移設を阻止する考えを鮮明にした。撤回要件に関し、県は一三年十二月の承認後に沖縄の各選挙で辺野古反対の民意が示された事実を「事情変化」の一つとみなす。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201701/CK2017011402000140.html?ref=rank

top


BACK

大雪警戒 「数年に一度」の寒気(2017/01/14朝日新聞)

冬型の気圧配置が強まり、13日は東北の日本海側や北陸を中心に大雪になった。大学入試センター試験がある14、15日は「数年に一度」の寒気が上空に流れ込み、日本海側の広い範囲で大雪が予想される。太平洋側の平地でも局地的に大雪になる可能性がある。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12746567.html

top


BACK

(時時刻刻)次期閣僚発言、トランプ氏と正反対(2017/01/14朝日新聞)

米国で20日に「トランプ大統領」が誕生するのを前に、次期政権の閣僚候補が議会上院で人事承認のための公聴会に臨んでいる。主要ポストに指名された面々から、選挙戦でトランプ氏が物議をかもした主張を真っ向から否定する発言が目立つ。政権運営は「現実路線」になるのか。あるいは大統領が閣僚と衝突する「トランプ劇場」を演じるのか。行方は見通せない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12746510.html

top


BACK

ミャンマー避難民4000人足止め 政府軍、少数民族への攻勢で(2017/01/14朝日新聞)

 ミャンマー北部カチン州で、政府軍が少数民族武装組織のカチン独立機構(KIO)への攻勢を強め、約4千人の避難民が行き場を失っている。国境の川を越えて中国側に逃れようとしたところ、中国当局に押し返されたといい、国境近くの道端などにとどまらざるを得ない状況だ。避難民を支援する地元NGOのグループが13日にヤンゴンで各国外交団に説明したところでは、政府軍が戦闘機による爆撃も加えて国境地帯のKIO軍事拠点を10日に制圧すると、付近の避難民キャンプに暮らす約4千人が11日未明、中国側に逃れ始めた。だが、中国当局は同日中にミャンマー側に追い返した。・・・ 事実上の政権トップであるアウンサンスーチー国家顧問は国内和平を掲げているが、停戦に応じていないKIOなどへの政府軍の攻撃は昨年以降、むしろ激化している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12746481.html

top


BACK

難民申請希望者、ドイツ61万人減 16年、議論沈静化も(2017/01/14朝日新聞)
ドイツ政府は11日、2016年に入国した難民申請希望者は約28万人だったと発表した。前年の約89万人から大幅に減少した。難民受け入れの上限設定をめぐる国内の議論が沈静化する可能性がある。難民申請者のうち最も多かったのはシリア国籍で、次いでアフガニスタン、イラク、イランの順。申請が減った理由についてデメジエール内相は「トルコとEU(欧州連合)が結んだ協定が発効したことと、(難民の通過ルートの)バルカン半島で国境が閉鎖されたこと」を挙げた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12746480.html?ref=pcviewpage

top


BACK


 

 

カウンター


バースロゴ

バースデザインビアンスアンディムジークプロニティヘキサグラムアロットユニバーソーリドメモランダムラブソンググランブルーな人々へ
デザイン寺子屋リンク・県別リンク・世界の国リンク・世界のインテリジェンスリンク・ニュースリンク・サイトリンク・ヒューマニスト物置小屋

サイトポリシーサイトマップリンクについて著作権お問い合わせ