台湾、「脱原発」法案可決見通し(2017/01/10京都新聞) ソ連の国歌から、全ては始まった 声優・上坂すみれさん(2017/01/10朝日新聞) ソ連初期のサイレント映画のポスターがアバンギャルドで格好良くて、そのポスター展にも行ったり、ドストエフスキーやチェーホフなどのロシア文学も読んだりしました。・・・オープンキャンパスに行って、雰囲気がすてきだった上智大学を目指すことにしました。夏まではセンター試験の勉強もしていたけど、上智のロシア語は公募推薦の試験があったので、志望校を決めてからは小論文とロシア関連の勉強に絞りました。・・・ 私立大学の付属高校だったので、そのまま進学する人が多く、ましてや同じ公募で受験する人は周りにいませんでした。試験のタイミングもセンター試験より早かったので、夏休みから試験直前まで、ほぼ一人で受験勉強をしていましたね。・・・上智の外国語学部はだいたいそうですが、1回授業に出席しないとついていけなくなるほどスピードが早く、出席のチェックが厳しい。ロシア語もやる気がない人にとってはつらい環境だと思います。でも私は、どの授業も面白かった。筆記体を習って、ロシア語の簡単な文章が書けるようになったり、レーニンやスターリン時代の政治経済を深く学べたりと、楽しい4年間でしたね。 1年生の夏休みには、所属していたロシア語演劇部の合宿でモスクワに2週間行きました。現地の大学生の演劇を見て、向こうの大学寮に宿泊しました。日本ではロシアに悪いイメージを持つ人もいますが、交流した学生たちはアニメが好きで、一層ロシアが身近になりました。私は声優の桃井はるこさんに憧れて、高校生の時からなりたかった声優の仕事を大学2年生からしています。アニメでは、ロシア語を使うキャラクターやロシアの設定がある作品もあるので、そういう時はこれまでの経験が役立っています。 メルケル首相の新年の挨拶(じゅん / 2017年1月8日みどりの1kWh) こういう言葉で新年の挨拶を始めたメルケル首相は、およそ7分にわたって、要旨次のように述べた。 もっとも厳しい試練は、いうまでもなくイスラム過激派によるテロでした。中でももっとも苦々しく不快だったのは、南ドイツのヴュルツブルクやアンスバッハ、そしてベルリンのクリスマス市でのテロ事件が、ドイツに難民として保護を求めてきた人物によって起こされたということです。テロリストたちはその行為によって、困っている人に手をさしのべようとする我が国の人道的な態度を嘲笑っただけではなく、本当に助けを必要とする人たちをも嘲笑する結果になりました。 そうした中でも私がなぜ我が国と我が国民の強さを信じることができるのかと言いますと、テロリストたちの憎しみに対して、国民の多くが人間同士の思いやりと結束、連帯を決然とした態度で示したからです。それによってドイツ人はテロリストに対して、「我々がどのように生きるかを決めるのは我々であって、憎しみに満ちた殺人者であるテロリストたちではないこと」、「我々は自由であり、ドイツは開かれた社会であること」を示したからです。これらの態度には、我々の民主主義と法秩序、我々の価値観が反映されています。これらの価値観は憎しみに満ちたテロリズムの対極にあります。この価値観を共に守ろうとするとき、我々はテロリストより強くなります。そして、我が国は、国民の自由と安全を守るために全力を尽くします。 爆撃で破壊され尽くしたシリアのアレッポの映像を目の当たりにして、我々が、保護と助けを必要としている人たち、我々の社会に溶け込もうとしている多くの人たちを助けたことは、いかに重要で、いかに正しかったかが明らかになったと言えるでしょう。テロと並んで2016年に世界は支離滅裂になった、少なくとも既存の社会秩序に疑問符がつけられたと感じた人も少なくなかったかもしれません。例えばEUや議会制民主主義が機能しなくなった、あるいは政治が少数のエリートだけに有利なものになり、一般市民の利益を考慮しなくなったという印象を受けた人もいたかもしれません。しかし、これは「歪んだイメージ」だと私は思います。我々ドイツ人は決してこうした「歪んだイメージ」に惑わされてはなりません。・・・メルケル首相は最後に新しいエネルギー分野やデジタル技術の発展に寄与している多くの企業、大学の研究機関の探究心やパイオニア精神をたたえ、「我々が一致団結してオープンな社会を維持すること、我々の民主主義と強力な経済力、これこそが我々すべてに利益をもたらすものであり、これこそが我々の未来に希望が持てる理由でもあるのです」という言葉で、新年の挨拶を締めくくっている。
オスプレイ訓練 「全面再開」は不可解だ(2017/01/10京都新聞) 週のはじめに考える 脱炭素化紀元元年(2017/01/10東京新聞) 地球規模の異常気象は年々激しさを増しており、貧困や公衆衛生、人権問題などにも多大なる影響を及ぼすものになっています。もはや安全保障の領域です。このままでは経済成長はおろか、人類生存の持続可能性すら脅かされてしまうというのが共通認識です。・・・ 脱炭素化のエンジンは世界的には再生可能エネルギー、原発ではありません。原発は石炭火力以上に“燃費”が悪いと、多くの国が気付いたからなのです。福島第一原発事故が、原子力の潜在リスクの膨大さ、平和利用の難しさ、ひいては投資リスクの大きさを世界に知らしめたからなのです。ところが当の日本が、なぜか方向転換できません。旧態依然、痛みを分かち合えません。新年。宇宙船「地球号」のカウントダウンが聞こえてきます。私たちを置き去りにしたままで。 天風録 「ハガチー事件とハガティ氏」(2017/01/10ヒロシマ平和メディアセンター) 今ならとても想像できまい。外国のVIPが訪問を諦めるほどの激動の戦後史があった。1960年6月15日、新安保条約に反対する国会前のデモ隊と警官隊の衝突で、東大生樺(かんば)美智子さんが命を落とす。時のアイゼンハワー米大統領は訪日を急ぎ中止した▲その5日前に起きたのが、ハガチー事件である。先遣隊として羽田に着いたハガチー報道官の車はデモ隊を前に立ち往生し、米軍ヘリで救出された。しかし条約は自然成立し岸信介首相は退陣する。あの時代を知る諸先輩なら、記憶の奥底にあろう▲それを呼び覚ます名前である。次の駐日米大使はハガティ氏という。英語では同じHagerty。どうやら両氏に縁はなさそうだが▲「知日派」駐日米大使といえば日本人には学者肌のライシャワー氏がつとに知られる。今のケネディ氏も知名度はある。それに引き換え、トランプ氏側近のハガティ氏は「交渉請負人」の評を聞く。こわもてのボスの顔も浮かんで警戒感は拭えまい▲広島にとって、8月6日の式典に参列した駐日米大使は、一挙手一投足を注視したいVIPである。時にはボスとも交渉する気概を持った新大使であることを願って、着任を待つ。 社説 オスプレイ空中給油 再開容認 納得できない(2017/01/10ヒロシマ平和メディアセンター) (時時刻刻)イラン強硬派、台頭の恐れ ラフサンジャニ元大統領死去(2017/01/10朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12739801.html (社説)外国人との共生 生活者として受け入れを(2017/01/10朝日新聞) (声)丸腰は平和憲法持つ日本の宿命(2017/01/10朝日新聞)通信大学生 浅井清(三重県 61) 「どう思いますか」(4日)に掲載された「日米安保と自衛隊あればこそ」を読みました。「個人では丸腰にならないのに、国は丸腰にではリスクが大きすぎる。現実離れしていないか」との趣旨でした。私も国を守るには、防衛力は必要だと思うときがあります。しかし、軍事力で本当に国を守れるのでしょうか。日本に敵意を持つと思われる国が3の力を持てば、最低でも3か4が必要になります。隣国が5の力になれば5か6でしょうか。それは果てしない軍拡競争につながりかねません。さらに、国というものは武器を持てば使ってしまうことが多いと思います。過去の歴史が証明しています。戦争になれば終わらせることは至難の業です。第2次大戦では310万人もの日本人が犠牲になりました。やはり日本は覚悟を決めて、丸腰の道をあえて選ぶしかないのではないでしょうか。そのうえで徹底的に中立を貫き、外交手段をもって近隣との和平を構築していくしかありません。それが、「戦争の放棄」と「戦力の不保持」を定めた平和憲法を持つ日本という国の宿命でしょう。 (声)柏崎刈羽原発再稼働は無責任(2017/01/10朝日新聞)高校教員 松本英也(新潟県 49) 東京電力の経営陣に申し上げたい。21・5兆円と試算されている福島原発事故の処理費に、新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働で得られる利益を充当するという計画は極めて無責任だ。原発事故の被害者に申し訳ない気持ちがあるのなら、本当に責任を果たす気持ちがあるのなら、東電のみなさんがすべきことは一刻も早く脱原発への道のりを明らかにすることではないだろうか。それなのに、原発事故の補償のために原発を再稼働するという。詭弁(きべん)であるとしか言いようがない。危険なものは、どんな理由があろうとも動かしてはならないのである。こうした姿勢からは、生活を奪われ、つらい思いをしている人々への思いを感じ取ることはできない。原発再稼働に強い不安と恐怖感を持つ国民はたくさんいる。そのことを東電はじめ原発関係者は知っているはずだ。私は、原子力エネルギーを利用することの是非について、議論すること自体を否定する気はない。しかし、地震がこれだけ頻繁に起きている我が国では、原発の稼働は適切ではないと思う。東電の経営陣も政治家も、そういう判断をするべきではないか。原発立地県に住む一人として強く思う。 (我々はどこから来て、どこへ向かうのか:8)情報の海、泳ぎ切れるのか(2017/01/09朝日新聞) ネットでつながった世界を、いまだかつてないほど膨大な量の情報が飛び交っている。広がり続けるその海を、私たちは泳いでいけるのか。・・・有史以来、印刷など技術の進展に伴って増え続けてきた情報量は、デジタル化で異次元に入りつつある。米IT企業EMCなどは14年に発表した調査で、13年に4兆4千億ギガバイトだった世界のデジタル情報量が、20年に10倍の44兆ギガバイトにまで増えると予想している。パソコンやスマホで個人が発する写真やメールが増加。監視カメラやセンサーなど、人やモノの動きを把握してデータ化する機械も増えているからだ。昨夏に死去した米国の未来学者アルビン・トフラーは1970年に情報過多社会の到来を予言。晩年には2050年の世界を予測してこう書いた。「情報の寿命が短くなり、無用になるスピードが増す」情報量の急増は「情報爆発」とも呼ばれるようになった。その大きな海を、時に溺れそうになりながら私たちは泳いでいる。 (いちば Market:8)花・雑貨…「歩くコンビニ」 ベトナム(2017/01/09朝日新聞) 午前5時前、「ハイン・ホア」(花売りハインさん)はハノイの街角に着くと、切りそろえた花を自転車の上のかごに並べた。空が明るくなるころ、通勤途中の人たちがバイクにまたがって花を買いにくる。黄色い菊は10本5万ドン(約260円)、バラは3万ドン(約155円)。「こっちの花にしてよ」「もっと安く」と口うるさい客にも、くるくると新聞紙に包んで笑顔で渡す。・・・ハノイの街を歩くと、ノンと呼ばれる笠をかぶった花売りの女性にあちこちで出会う。花だけではない。陶器で有名なバッチャン村の茶わんやつぼを約200キロも自転車に下げて歩く人。果物の量り売り。爪切りや靴の中敷きを箱いっぱいに入れて売り歩く人も。・・・ハノイでは、8人の女性と、仕切りもない部屋で共同生活をした。みな地方から出てきた売り子だ。大家に払うのは月5万ドン(現在のレートで260円)。 トイレは一つ。水道も台所もなく、離れた水くみ場から水を運んで体を洗うと、倒れるように眠った。翌朝はまた2時起きだ。「誰もおしゃべりを楽しむ暇なんかなかったよ」・・・ハノイ中心部には、今もこうした貸し部屋がたくさんある。駄菓子を売り歩くレ・ティ・ホンさん(50)が7人の女性と暮らすのは建物の屋根裏部屋だ。物価が上がった今、家賃は一日2万ドン(約103円)。ベトナム戦争で負傷して力仕事ができない夫に代わり、農閑期にハノイで出稼ぎをするという。・・・なぜいつも笑顔なの、と聞いてみた。「しかめつらしてたらだれも花なんて買ってくれないよ。笑うからみんな近寄ってくれるのさ」。ベトナムにも日本と同じことわざがある。「笑う門には福来たる」。1月下旬の旧正月(テト)は、3人の子と初孫と久しぶりに過ごす。 枯れ葉剤被害者、マラソンで支援 日本・ベトナム有志が計画(2017/01/09朝日新聞) |
筆洗/<なんのために生まれて なにをして生きるのか>(2017/01/09東京新聞) オールナイトニッポン 深夜 若者くすぐり半世紀(2017/01/09東京新聞) 蓮舫氏「共謀罪」法案に懸念 「対象犯罪600超 監視対象広すぎる」(2017/01/09東京新聞) |
ラフサンジャニ師死去 イラン、穏健派の元大統領(2017/01/09琉球新報) 欧州に寒波、30人超死亡 ホームレスや移民も(2017/01/09琉球新報) 鴨川に天然アユ 環境守り遡上増やそう(2017/01/09京都新聞) 先住民族国際会議 札幌で12月開催 アイヌ新法論議に弾み(2017/01/08北海道新聞) 紺ぺきの海も“分断” 辺野古、7ヵ月ぶり浮具設置(2017/01/08琉球新報) コートジボワール軍兵士が反乱 賞与支払い求め(2017/01/08琉球新報) 木村草太の憲法の新手(47)首相年頭所感を考える(2017/01/08沖縄タイムス) 例えば、「自衛隊は今の憲法ではどう考えても違憲だ。国を守れないのは不合理だから改憲しよう」との議論をしばしば見かける。しかし、自衛隊合憲説は、頭ごなしに否定できるほど不合理な見解ではない。歴代政府はもちろん、ほとんどの政党も、合憲説を採っている。世論調査を見ても、自衛隊を違憲と評価する国民は少ない。だいたい、本気で自衛隊違憲説をとるなら、改憲が実現するまで、自衛隊は解散しなくてはならなくなるが、そこまで覚悟した提案なのだろうか。また、「憲法に新しい権利を書き込もう」と言う人もいる。しかし、環境権や犯罪被害者の権利、教育無償の権利を実現するには、通常の法律を作れば足りる。本気で実現したいなら、わざわざ手間のかかる改憲ではなく、法律を制定すべきだろう。そもそも自民党も、改憲に本気なのか疑わしい。自民党改憲草案の特徴は、国民の義務を大きく増やす点にある。しかし、自分たちの義務を増やしてほしいと考える国民などそうそういないから、支持が集まるはずもない。本気で改憲を目指すなら、国民が何を求めているのか、もっと真剣に考えるべきだ。 新年経済の行方 変化への対応が不可避だ(2017/01/08京都新聞) 都議選 30人超独自擁立 「小池与党」過半数狙う(2017/01/08東京新聞) 年のはじめに考える 小池さんと地方自治(2017/01/08東京新聞) 「政治空白」 乗じる中国 ミサイル防衛中断狙い 韓国へ攻勢(2017/01/08東京新聞) 対「ブラック労働」小中から教育 超党派議連 法案提出へ(2017/01/08東京新聞) 【考える広場】私には夢がある◆穏やかに暮らせる国 映画監督・山田洋次さん(2017/01/07東京新聞) 毎日が苦しくて夢を持てない人もいます。でも、人間、何かあるから、何とかなるから生きているのです。寅さんはおいの満男に「人間は何のために生きているのかな」と問われ「ああ生まれてきて良かったなあって思うことが(人生で)何べんもある。そのために生きているんじゃないか」と答えました。大切に毎日を暮らせば、幸せな瞬間は向こうから来ます。詩人・吉野弘さんに「夕焼け」という作品があります。電車の中で立て続けにお年寄りに席を譲る娘さん。三人目には譲れず、顔を真っ赤にして恥ずかしそうにした彼女を見た幸福を描いた詩です。ぜひ読んでみてください。 ヤシガニ推計800匹 竹富町、保護へ初の実態調査(2017/01/07琉球新報) 辺野古、再び衝突の海 波乱の年明け…市民「諦めない」(2017/01/05沖縄タイムス) 基地反対運動リーダー勾留2カ月超 「苦痛与えている」元裁判官ら釈放訴え(2017/01/04沖縄タイムス) http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/78503 |