<社説>衆院選公示 沖縄の民意示す機会に(2017/10/10琉球新報)
与野党で区分けすれば、自公とその他の政党ということになるが、希望と維新は憲法改正、安全保障政策で自民党との違いは小さい。国の基本に関わる問題を軸にすると「総保守」対「リベラル」の2極の争いだ。「安倍協力勢力」対「反安倍」という構図ともいえる。有権者が投票先を判断する際の一つの軸になり得る。今回の衆院選は日本国憲法の施行から70年の節目の年に実施される。そして改正論議の重大な岐路となる。・・・今回の解散も前回と同じく民進党の混迷、準備不足の虚を突く形となった。自らに都合が悪いことの説明はせず、相手にとって好ましくない時機を見て勝負に出る。「国難」を掲げるが、大義なき党利党略解散というほかない。希望の党への民進党の一部による「身売り合流」など、めまぐるしい政治状況で混乱もみられる。その中でも有権者一人一人は、国政に送る最もふさわしい候補者と勢力を拡大すべき政党を十分に吟味する必要がある。自らの判断基準で候補者の公約を見極め、大切な1票を投じたい。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-590974.html
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グーグルにもロシア絡み広告 米大統領選干渉疑惑(2017/10/10琉球新報)
【ニューヨーク共同】ロシア政府による米大統領選干渉疑惑で、ロシア側が米グーグルの検索サービスや動画投稿サイト「ユーチューブ」などに数万ドル(数百万円)相当の政治目的の広告を出していたことが分かった。複数の米メディアが9日報じた。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-591001.html
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謝花昇の功績、後世に 八重瀬で「偲ぶ会」発足 命日墓前祭や会報発行へ(2017/10/10琉球新報)
【八重瀬】「沖縄自由民権運動の父」といわれた旧東風平村(現八重瀬町)出身の謝花昇の功績を未来に継承していこうと「謝花昇を偲(しの)ぶ会」(金城榮幸会長)がこのほど発足した。9月25日には、生誕記念講演会が八重瀬町中央公民館で開かれ、会員や町民ら約100人が来場し、熱心に耳を傾けた。会では「謝花昇記念会館」(仮称)の建設などに取り組む。・・・9月28日の生誕日を記念して行われた講演会では、偲ぶ会の名誉会員でもある比屋根照夫琉大名誉教授が「近代沖縄の歴史に輝く 謝花民権」と題し講演。「謝花昇は奈良原繁知事と対立し、沖縄の人を救わなければならないと一身を投げ打って沖縄の参政権運動にささげた」とその功績を語った。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-591127.html
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ドイツ統一の日の大統領の心打つスピーチ(じゅん / 2017年10月8日みどりの1kWh)
・・・親愛なる若い皆さん、我が国の未来は、あなたたち若い世代のものです。あなたたちの両親あるいは祖父母の世代に当たる私たちは、27年前に得られたもの、すなわち自由と平和のうちに統一した民主的なドイツを、あなたがたに引き渡す義務を負っています。そして若者たちが不安ではなく、安心感を持って未来を展望することのできるドイツを、私たちは次の世代に引き渡さなければなりません。あなたがたは平和で民主的な統一ドイツで生まれましたが、過去に置けるドイツは、むき出しのナショナリズムから戦争を引き起こし、ヨーロッパの荒廃を招き、そのあとの冷戦時代には国が東西に分断されたという歴史を持っています。・・・
こう述べた大統領は、統一前のことを知るために、憎しみや暴力によってではなく、平和的な抗議デモと勇気で壁の崩壊を実現させた旧東独の人たちや自由と民主主義を求めて闘った東欧の人たちに話を聞くよう、若者たちに勧めている。・・・人々の故郷への強い思いは、人間にとって大切なもので、私自身よくわかります。この故郷を大事に思う人間的な感情を、一部のナショナリストに利用させるべきではありません。故郷への強い思いは、安心感、急激な変化に見舞われない事、人間同士や地域との強いつながりを意味します。理解し、理解される場所、お互いに認め合い、心安らぐ場所、それが故郷です。故郷はしかし過去のものではなく、未来を目指すものです。ドイツ統一以来旧東ドイツの人たちは急激な変化に見舞われ、故郷は激変しました。その困難と苦しみは、これまでのところ統一ドイツ全体が共有する歴史にはなっていません。統一以来我々が犯してきたさまざまな間違いをこれから訂正していく必要があります。その際、重要なのは、お互いに話し合い、相手の話をしっかり聞く事です。
http://midori1kwh.de/2017/10/08/9361
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なぜ加計だけだったのか <問う安倍政権5年>(2017/10/10京都新聞)
人口減少が進むまちに光が差すかもしれない。京都府綾部市の山崎善也市長(59)は、胸を躍らせていた。3年前、京都産業大(京都市北区)が綾部市に獣医学部の新設を目指すとの構想を、京都府幹部から耳にした時だ。市内の15〜64歳人口は1980年の2万7千人から2015年までに1万人減った。計画には、定員80人の新キャンパスが描かれていた。「働く場所と学ぶ場所があれば、住み続けてもらえる」。安倍晋三首相が唱える「地方創生」にもかなう。・・・「加計学園が先に認められても、次があると思っていた」と山崎市長は振り返る。内閣府のヒアリングでも高評価を得た。16年11月には、安倍首相が特区諮問会議で獣医学部新設を認める方針を打ち出した。ところが、直後に「1校に限る」「18年4月開学」などの条件が加わる。市職員から一報を受けた山崎市長はがくぜんとした。「土地や人員確保を考えても、とても間に合わない」。17年1月、加計学園が事業者として認められた。しばらくして、加計学園理事長と安倍首相の深いつきあいが明るみに出る。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171006000073
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ゲバラ闘争「解放のため」(2017/10/10京都新聞)
【リオデジャネイロ共同】アルゼンチン生まれの革命家チェ・ゲバラがボリビア山中でゲリラ闘争中に政府軍に捕まり、39歳で処刑されてから50年となった9日、遺体が埋められたボリビア東部バジェグランデで同国政府主催の追悼式典が開かれた。左派のモラレス大統領はあいさつで「チェの闘争は侵略ではなく、この国の解放のためだった」と擁護した。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20171010000023
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ドイツ、投票率は76.2%(2017/10/10東京新聞)
ドイツの総選挙に注目していたら、あれよあれよという間に衆議院の解散が決まってしまい、十日の公示を迎える。日独で、ずいぶん勝手が違う。ドイツでは、不安定な政権がナチスの台頭を許した反省から、首相の解散権を政府提出信任動議を否決された場合に限定。戦後の解散は過去三回にとどまる。今回も有権者は政治の実績をじっくり評価することができた。二大政党制が確立しているため、選択肢も分かりやすい。今年初めには、メルケル首相のライバルとなる首相候補も決まった。以来、本格化した選挙戦で、頭を冷やすことができた。難民受け入れに不安を感じた人も、国の将来は多文化社会にしかないと悟った。反難民の右派政党は、「ホロコースト犠牲者慰霊碑は恥」などの極右的言動で馬脚を現し、議席は得たが、主流とはなり得ない。有権者が選択したのは、寛容や人権を主張し続けたメルケル氏の政権だった。点ではなく線として政治や社会の流れをつかみ、判断できた選挙だったのではないか。さて、衆院選。あわただしくまとめられた各党の公約に必然性は感じられず、対抗軸も交差する。首相に対抗するリーダーの顔も判然としない。この高い難易度で、ドイツ総選挙の投票率76・2%に、どこまで迫れるのだろうか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017100902000141.html
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プーチン政権「NO」各地でデモ 反体制指導者逮捕に抗議(2017/10/09朝日新聞)
ロシア各地で7日、反体制派指導者アレクセイ・ナバリヌイ氏の逮捕に抗議する集会やデモが開かれた。来年3月の大統領選を前にプーチン政権の汚職体質への批判は地方にも広がり、政権側はインターネット規制の強化などで運動の広がりを阻止する構えだ。当局は「無許可だ」と警告していたが、地元メディアによると参加者はサンクトペテルブルクとモスクワでそれぞれ数千人にのぼるとみられ、「ナバリヌイを自由に」「プーチンなきロシアを」などと声をあげた。全国で約300人が警察に拘束されたという。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13172498.html
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(社説)衆院選 あす公示 「語らぬ争点」に目を(2017/10/09朝日新聞)
きのうまでのメディアや日本記者クラブでの党首討論で見えてきたのは、各党首がアピールする争点の裏にある、「語りたがらない争点」である。まず解散の大義だ。首相は北朝鮮情勢を強調する。だがそれは臨時国会の冒頭、審議に一切応じないままの解散の理由にはならない。憲法53条に基づく野党の召集要求を3カ月も放置した末にである。・・・なぜ冒頭解散なのか。共産党の志位和夫委員長は首相に「森友、加計学園疑惑隠し。これ以外にない」とただした。その通りだろう。もう一つは、希望の党の小池百合子代表の姿勢だ。「安倍1強を倒す」と言いながら、自民党との近さがいっそう鮮明になった。・・・見えてくるのは、選挙後に自民党と連携する可能性だ。定着したかに見えた「自民・公明」「希望・維新」「立憲民主・共産・社民」の三つどもえの構図自体があやしくなる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13172440.html
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週のはじめに考える 政治に良識取り戻すため(2017/10/09東京新聞)
「安倍政治」への審判
突然の解散による政治の混乱は首相に責任があるとはいえ、五年近くの「安倍政治」に有権者が審判を下す機会でもあります。
「国難」と喧伝(けんでん)する政権側の思惑や、眼前の慌ただしい展開に惑わされることなく、各党・候補者の公約や政治姿勢を見極めたい。各党の政策集は多岐にわたります。どの政党・候補者に投票するか、悩ましいところですが、すべての政策に同意する必要はありません。重視する政策を「じぶん争点」に設定し、自分の考え方に近い投票先に決めればいいのです。あすから投票日までの間は、未来を決める準備期間と考えれば、混沌の中にも光が見えます。有権者一人一人の深慮の積み重ねが、政治に良識を取り戻す大きな力になると信じています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017100902000140.html
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「辞めろ」コール 首相「負けぬ」 演説日程非公表続く(2017/10/08東京新聞)
演説中、三十人ほどの聴衆から「森友、加計(かけ)学園問題を説明してくれ」と声が上がったが、首相は森友、加計問題には触れなかった。「安倍辞めろ」コールは演説中、断続的に続いた。首相は七月、東京都議選の候補応援のため、東京・秋葉原で街頭演説した際、「辞めろ」コールをした聴衆に指をさして「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言し、野党から批判されたことがある。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201710/CK2017100802000118.html?ref=rank
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(問う 2017衆院選)原発事故6年、直視されぬ教訓(2017/10/08朝日新聞)
大震災を「あっち(東北)の方で良かった」と放言した復興相。3年前には、「最後は金目」と福島を見下す環境相がいた。閣僚の緊張感のなさに、「東日本大震災の復興は内閣の最優先課題」とは口先だけかと疑いたくなる。震災の記憶は風化し、とりわけ原発事故の教訓は「劣化」している気がする。なにせ事故を起こした東京電力にも、政権は原発の再稼働を容認する。この猛スピードを6年前、だれが予想しただろう。2014年の自民党の公約には、将来の同時複合災害を想定し「緊急事態管理庁の設置を検討」と書かれた。これが今回消えた。巨大災害に原発が襲われても「世界最高レベルの規制基準」だから心配無用というのなら、安全神話は肥大化したと言える。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13171342.html
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(日曜に想う)これは選挙かパロディーか 編集委員・大野博人(2017/10/08朝日新聞)
これはもう選挙のパロディーにしか見えない。だが、ほんものの選挙なのだ。「専権事項」という理屈で、多くの国民があっけにとられる中、安倍晋三首相は衆議院を解散した。消費税の使い道を問う、などと説明する。それなら解散せずに議会で議論すればいい。そのために議員という代表を選出しているのだ。北朝鮮情勢の緊迫も持ち出す。だったら新しい「仕事人内閣」(前は違ったんだ……)が外交などに全力を挙げるべきときではないのか。そもそも緊急時に立法府の空白は許されないと改憲を主張していた。結局、本心では情勢が緊迫しても衆院議員はいなくていいと思っているらしい。この政権は今後、「緊急事態条項」が憲法に必要とは言えなくなりそうだ。口にすれば悪い冗談としか聞こえまい。意味不明の解散で野党も迷走に陥った。対抗勢力として最初に注目を浴びた「希望の党」は与党だか野党だか。「寛容」をキーワードに掲げたけれど、党代表の小池百合子東京都知事は、候補者の選別や統制に熱心に見える。退けられるのを恐れて候補者が御意に従うばかりだと、国民が投票できるのは指導者のめがねにかなった人物の中から、になってしまう。独裁国家の「なんちゃって選挙」を連想させる構図だ。一連のドタバタを首相が嘆いた。「ただ単に当選するために右往左往しているような姿を国民に見せるべきではない。大変残念」。おっしゃるとおり。選挙は病んでいる。でも、まるでその原因が症状をけなしているみたい。グロテスクだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13171278.html
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ノーベル平和賞、「核兵器廃絶国際キャンペーン」に(2017/10/07CNN)
(CNN) ノルウェーのノーベル委員会は6日、今年のノーベル平和賞を世界100カ国の非政府組織(NGO)の連合体「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)に授与すると発表した。7月に採択された核兵器禁止条約の成立を推進した役割などを評価した。
ノーベル委員会はICANの受賞理由について、「あらゆる形の核兵器使用がもたらす壊滅的な結果を人々に気付かせ、こうした兵器の条約上の禁止実現に向けて画期的な取り組みを進めてきた」と説明した。・・・米国や英国、フランス、ロシア、中国は条約交渉に参加しなかった。これら国連安保理常任理事国5カ国はいずれも核兵器を保有している。ICANは「核兵器が安全保障の正当かつ必須の源泉であるという一部の政府の見方は誤っているだけでなく、危険でもある。兵器拡散を招き、軍縮を阻害するためだ」と言及。「核紛争が再び大きな影を落としている。核兵器への断固たる反対を諸国家が宣言すべき時があるとすれば、それは今だ」としている。
https://www.cnn.co.jp/world/35108455.html?tag=top;subStory
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核廃絶「ICAN」、ノーベル平和賞 核禁止条約に貢献(2017/10/07朝日新聞)
ライスアンデシェン委員長は授賞理由について、「核兵器の使用がもたらす破滅的な人道面での結末を人々に気づかせ、条約に基づく核兵器禁止の実現へ画期的な努力を重ねてきた」と説明。「今年の授賞は核軍縮に取り組む全ての人々に捧げるものだ」と語った。授賞には、足踏みが続いている世界の核廃絶に向けた取り組みを促す狙いがありそうだ。ICANは、賛同する世界のグループを巻き込んで各国政府に働きかけるなどし、核兵器禁止条約の成立を求める運動を先導した。賛同団体は10月1日時点で101カ国の468団体に広がる。日本からはNGO「ピースボート」の川崎哲(あきら)共同代表(48)が国際運営委員に名を連ねる。委員長は、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に触れ、「核兵器が使われる危険はかつてなく高まっている」との現状認識を示した。そのうえで、地雷やクラスター爆弾、生物化学兵器を禁止する条約はあるのに、核兵器を禁止する条約がなかった点を指摘。条約成立に向けたICANの努力を高く評価した。・・・ICANのベアトリス・フィン事務局長は報道陣に「この受賞は、原爆の犠牲者、被爆者に対する敬意だ」と述べた。その後の記者会見では、オスロでの授賞式に「個人的には被爆者に来て欲しい。我々の賞であるとともに、彼らの賞だ」と語った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13169681.html
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(社説)核廃絶運動 世界に新たなうねりを(2017/10/07朝日新聞)
核兵器の非人道性を訴えるICANの主張を支えたのは、広島、長崎で原爆に遭った被爆者たちである。国際会議やネットを通じ、生々しい声が国際世論を揺さぶった。画期的な条約の成立に続く、ICANへの平和賞決定を、被爆者、日本のNGOなどすべての関係者とともに歓迎したい。「核なき世界」をめざす国際機運をいっそう高める節目とするべきだろう。ICANは、核戦争の防止に取り組む医師らのNGOを起点に、100カ国超にまたがる500近い団体の連合体だ。多彩な分野でそれぞれの強みを発揮する特長がある。医師や科学者は核戦争の被害を科学的に示し、法律家は条約の案文を作った。軍需産業の監視団体は、核関連企業への資金の流れを明らかにした。政治家や元外交官らも含め、多面的な働きかけを積み上げたことが条約成立の下地を作った。・・・ 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は昨春、「ヒバクシャ国際署名」の運動を始めた。9月末までに515万の署名を得た。20年までに世界で数億人まで増やすのが目標だ。多くの市民が廃絶の意思を共有し、「核兵器ノー」の包囲網を築いていく。ICANの受賞決定を、世界的なうねりへとつなげるきっかけにしたい。被爆国でありながら、ICANや被爆者の願いに背を向けたままの日本政府は、その姿勢が改めて問われることになろう。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13169590.html
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小池氏と維新、竹中平蔵氏が仲介 橋下氏も「密約を」(2017/10/07朝日新聞)
「三都物語とでも名づけましょうか。東京、愛知、大阪が連携することで、日本を牽引(けんいん)していく」大阪市内で開かれた記者会見。小池百合子氏が笑顔で語ると、松井一郎氏も「3大都市で改革を引っ張っていく」と賛同した。衆院選前に急きょセットされた3知事の会談の内実は、希望と維新の候補者調整を確認する場だった。小池氏と松井氏。東京と大阪を地盤とする政党代表が関係を築いたのは、衆院解散が確実視され始めた9月20日が始まりだ。その夜、東京都内のホテルの和食料理店。小池氏と松井氏が向き合っていた。同席したのは、橋下徹・前大阪市長と竹中平蔵・元経済財政相。小池氏が個人的に松井氏に会うのは、これが初めてだ。・・・会食をセットしたのは竹中氏だ。「構造改革」を進めた小泉内閣で、小池氏とともに入閣。一方で、橋下氏が2012年に日本維新の会を立ち上げた際には、候補者公募の選定委員長を務めるなど、維新のブレーン役を担った。会食をセットしたのは竹中氏だ。「構造改革」を進めた小泉内閣で、小池氏とともに入閣。一方で、橋下氏が2012年に日本維新の会を立ち上げた際には、候補者公募の選定委員長を務めるなど、維新のブレーン役を担った。会食をセットしたのは竹中氏だ。「構造改革」を進めた小泉内閣で、小池氏とともに入閣。一方で、橋下氏が2012年に日本維新の会を立ち上げた際には、候補者公募の選定委員長を務めるなど、維新のブレーン役を担った。
http://digital.asahi.com/articles/ASK9Y6VX3K9YUTIL04T.html?iref=com_rnavi_arank_nr02
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<衆院選>希望の党公約 政権選択と言えるのか(2017/10/07東京新聞)
原発については「二〇三〇年までにゼロを目指す」ことを掲げ、政策集で「原発ゼロを憲法に明記することを目指す」と記すが、同時に原発の再稼働も認めている。全廃期限を区切ったことは評価できても、再稼働を認めるのなら自民党とさほど変わらない。憲法改正も同様だ。自衛隊の明記など四項目を中心に改憲を目指す自民党に対し、希望の党は「憲法九条を含め改憲論議を進める」としている。九条に自衛隊を明記する自民党案に賛同するのなら、政権選択は無意味に帰す。・・・政権交代を託して希望の党に投票したら、結局できたのは自民党首相政権だった。そうなれば、悲劇を通り越して喜劇ですらある。有権者を欺いてはならない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017100702000157.html
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「被爆者全員への平和賞」 核の傘に頼るということは、自分も核の標的になるということ(2017/10/07東京新聞)
【ジュネーブ=共同】ノーベル平和賞受賞が決まった国際非政府組織(NGO)、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))のベアトリス・フィン事務局長(34)は六日、ジュネーブで共同通信の単独インタビューに応じ「広島、長崎の被爆者全員へも与えられる賞だ」と述べ、核兵器禁止条約制定に果たした被爆者の貢献を改めて強調した。衆院選(十日公示−二十二日投開票)で「核禁止に関する議論が大きな争点になることを期待する」と語り、被爆国日本の条約参加を強く求めた。・・・フィン氏は、日本は米国の「核の傘」の下にあり米国に守られていると考えているが「本当に安全だと思っているのか」と問い掛けた。核抑止力に頼るということは「自分も核兵器の標的になるということだ」と述べ、核兵器は決して国家に安全を与えないと力説した。その上で、ICANの平和賞受賞決定が、日本政府が条約反対の姿勢を変えて署名へと進む契機になってほしいとし、衆院選で「核兵器を取るのか、禁止に向かうのか選択できるよう」議論してほしいと話した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201710/CK2017100702000317.html
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推進、反対、ゼロベース… 辺野古対応、各党違い鮮明 衆院選(2017/10/07琉球新報)
自民は公約で、沖縄などの基地負担軽減実現に向け、辺野古移設や在日米軍再編を「着実に進める」とし、移設の「推進」を掲げた前回衆院選や昨年の参院選の公約と同様の書きぶりとなった。また政権与党として移設を容認する公明党の山口那津男代表は6日、公明県本が普天間飛行場の県外・国外移設を求める立場を堅持していることに関し、国の安全保障政策に基づきながら政府に対応を求める考えを示した。党の綱領で「寛容な改革保守政党を目指す」と掲げた希望の党の小池代表は公約を発表した6日の会見で、辺野古移設計画を「着実に進める立場だ」と強調。・・・一方、立憲民主党を立ち上げた枝野氏は5日のインタビューで、党として現行計画をゼロベースで検証する考えを示した。候補者調整など共闘を模索する共産党は辺野古の新基地建設ストップや普天間飛行場の無条件撤去などを公約に掲げた。社民党も公約で新基地建設反対や普天間飛行場の閉鎖・撤去、在沖米海兵隊の早期撤退などを求めている。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-589785.html
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核廃絶NGOにノーベル平和賞 禁止条約に「革新的努力」(2017/10/06東京新聞)
【オスロ共同】ノルウェーのノーベル賞委員会は6日、2017年のノーベル平和賞を、スイス・ジュネーブに拠点を置く国際非政府組織(NGO)、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に授与すると発表した。授賞理由で、核兵器を史上初めて非合法化する核兵器禁止条約の制定に向け「革新的な努力」を尽くしたと指摘。広島や長崎の被爆者と連携し、核の非人道性を訴える活動を評価した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017100601001780.html
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「活動追い風に」被爆者団体も歓迎 ICANに平和賞(2017/10/06朝日新聞)
8歳の時に長崎で被爆した日本被団協の鹿島孝治代表理事(80)=兵庫県伊丹市=は「ICANは共に核兵器禁止を訴える仲間。非常に良かった」と喜んだ。そのうえで「(長崎での被爆者で、今年8月に亡くなった)谷口稜曄(すみてる)さんら、先輩方が被爆の実相を懸命に訴え続けたことで世界が核兵器の危険さに気づき、様々な反対運動につながった。ICANの受賞の原点には被爆者の活動があると思う」と話した。今回の受賞が核廃絶の動きにもたらす影響については「核兵器保有国がどう考えるかはわからない。核の『抑止力』をすぐ手放すとも思えない」とも語り、慎重な見方を示した。広島の入市被爆者で、福島県原爆被害者協議会の事務局長を30年以上務めた福島市の星埜惇(ほしのあつし)さん(89)は「連携して国際的に活動している団体が受賞するのは喜ばしい」と話した。「私たちの目標は受賞ではなく核兵器の廃絶。受賞にかかわらず、今後も粛々と活動を続けていくだけだ」とした上で、福島原発の事故も教訓に「人間は原子力を制御する能力がないので使ってはいけない」と語る。「核兵器廃絶の運動は人類にとって必要。死ぬまで活動を続けます」
http://digital.asahi.com/articles/ASKB664B3KB6PTIL02K.html?iref=comtop_8_01
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加藤登紀子さん「核禁止に世界動いて」 ICAN平和賞(2017/10/06朝日新聞)
《反戦、反核をテーマにした楽曲も手がける歌手の加藤登紀子さんの話》 核兵器廃絶を目指す運動に携わった団体の受賞が決まったことは素晴らしい。
広島と長崎で二重被爆した山口彊(つとむ)さんの記録映画で、主題歌とナレーションを担当した。被爆者ら戦争を知る世代の高齢化が進むなか、体験者の言葉を自分のものとして消化し、歴史的事実として伝えていく役割があると考えている。音楽もその方法の一つだ。核兵器禁止条約はもちろん評価されるべきものだが、できれば核兵器だけでなく、核そのものの禁止に世界が動き出してほしい。すべての核は命を脅かすもので、あってはならない。
http://digital.asahi.com/articles/ASKB453FJKB4PTIL00Y.html?iref=comtop_8_03
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ピースボート「瞬間に立ち会えて…」 ICANに平和賞(2017/10/06朝日新聞)
ピースボートは、2007年にICANが発足した当時からの賛同団体で、世界一周航海の船に被爆者を乗せて、各地で証言する旅を08年から続けてきた。これまでの証言会は10回にのぼり、約100カ国で170人以上の被爆者が被爆体験を語ってきたという。・・・ICANの国際委員の1人で、被爆者とともに海外に移動中のピースボート共同代表の川崎哲さんは機内からメッセージを送った。「まず、この受賞は勇気をもって声をあげてきた広島、長崎の被爆者に向けられたものであり、世界中の核実験で被害を受けた人たちに向けられたものだ。日本は唯一の戦争被爆国であるにも関わらず、核兵器禁止条約への署名を拒み、平和憲法を変えようとしている。平和賞の受賞はそうした動きに再考を迫るものだ」(杉原里美、清水大輔)
http://digital.asahi.com/articles/ASKB66H8XKB6UTIL071.html?iref=comtop_8_02
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