KIJI LISTpoint NEWS LIST

20182019

<POINT NEWS259>2017/09/30・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)
 


sankaku259sankaku
2017/09/30sankaku10/04
日々のニュースは数えきれないほどあります。忘れてはいけない出来事も多くあります。今この時が未来のその時につながります。


真珠湾、もう一つの現実(2017/10/04東京新聞)
パールハーバー(真珠湾)。米国ハワイ州オアフ島の州都ホノルルの西にあるその入り江は、七十六年前、日本軍が米太平洋艦隊と海軍基地に対して先制攻撃を仕掛け、太平洋戦争開戦の地となった。先月、この地を初めて訪れ、「プウロア(長い丘)」というハワイの地名があることを知った。十九世紀末、太平洋の軍事拠点として併合されるまで、真珠貝が採れた。「プウロア」と響きが似た「パール」という英語の地名は、こうした土地柄に由来している。「でもハワイ人にとってここは『プウロア』。『パールハーバー』とは呼ばない」。案内してくれたハワイ大学教員のキム・コンポクさん(46)が言う。米海軍戦争記念館の展示も米国と日本との戦争の経過が中心で、先住民であるハワイ人の視点はみられなかった。近くのビーチに行くと不意に銃声がした。「パンパン、パパパパッ」。隣は米軍の射撃演習場だった。サンゴの海で軍事演習が行われている沖縄・辺野古の光景が重なる。米軍施設が集中し、それが雇用を支えているという葛藤を抱えながら、ハワイにも反基地運動がある。現状を肯定する声だけではない。「基地は戦争につながる。難しくても基地に頼る経済構造を変えたい」。母が沖縄出身の元米軍人ピート・ドクターさん(49)は訴える。「リゾートの楽園」に隠れた現実を、プウロアという古い地名から教えられた。(佐藤直子)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017100402000136.html

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<安倍政治の4年10ヶ月>(4)政治姿勢 「森友」「加計」で不信拡大(2017/10/04東京新聞)
支持率を巡っては、もうひとつ「質」も注目される。首相個人への信頼が、長期的に下がっている傾向が読み取れるからだ。政権発足当初、支持率が最高の72・8%を記録した一三年二月の調査では、不支持の理由のうち「首相が信頼できない」の割合は11・1%。「経済政策に期待が持てない」「自民党、公明党の連立内閣だから」を下回って三位だった。その後も不支持理由に占める首相不信は、安保法が成立した一五年九月(31・5%)以降の数カ月を除き、おおむね10〜20%台で推移。しかし、森友・加計問題の追及が厳しくなった今年五月の調査で37・4%へ急増し、以後、不支持理由の一位に定着した。内閣を改造した八月も、支持率は回復したのに、不支持理由に占める首相不信は56・0%と最高値を記録した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201710/CK2017100402000119.html?ref=rank

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筆洗/その窓からはいったいどんな景色が見えたのだろう。(2017/10/04東京新聞)
 その窓からはいったいどんな景色が見えたのだろう。米国ネバダ州ラスベガスのホテル「マンダレイベイ・リゾート・アンド・カジノ」の三十二階。容疑者は、三百メートル先の野外コンサート会場に向かって、この部屋から銃を乱射した▼特定の「誰か」を狙ったわけではないだろう。「誰でもかまわぬ」あるいは「みんなまとめて」の冷酷な「スプレーショット(発射)」。さむけがする▼朝起きて働き、あるいは学び、家族や友と語り合う。容疑者の目にはそういう人間一人一人の営みも生命の尊さも見えていない。想像さえしていないだろう。見えていたのはコンサート会場の「誰でもかまわぬ」、約二万人の塊であろう▼栄華、欲望。米国の一つの断面を象徴するギャンブルの町での事件はどこか暗示的である。・・・米国史上最悪の犠牲者数という。そのギャンブルを続ける限り、最悪の記録はすぐに更新されるだろう。かの国は絶対に勝てぬ博打であることになぜ気づかぬ。しかも、チップとして使われているのは罪なき人びとの生命である▼<ラスベガス万歳>。あの町を歌うエルビスの声が今は悲しい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017100402000134.html?ref=rank

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惨劇で一転「銃規制賛成」 直前に演奏のギタリスト(2017/10/04東京新聞)
【ラスベガス共同】米西部ラスベガスの銃乱射事件の現場となった野外コンサート場で、事件直前に演奏していたギタリスト、ケイレブ・キーターさんが3日までにツイッターで、銃規制に反対だった立場を一転させ「今すぐ銃規制が必要だ」と訴える声明を発表した。米史上最悪の乱射事件の惨劇を目の当たりにして考えを改めたという。キーターさんは南部テキサス州のカントリーバンドの一員でファンには銃規制に反対する共和党員も多いとみられ、銃規制支持への翻意は話題を集めている。声明でキーターさんは「どれだけ間違っていたか言い表せない」と主張。「今すぐ銃規制が必要だ」と強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017100401001013.html

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<社説>米軍機騒音4割増 政府は米国追従やめよ(2017/10/04琉球新報)
米軍の自由な訓練を認め、止めようともしない政府は猛省すべきである。国民に対して果たすべき役割を考え、着実に実行すべきだ。米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)のある名護市久志、宜野座村城原、東村高江、伊江村西崎で60デシベル以上の騒音回数の合計が、2016年度は1万8934回に上ったことが沖縄防衛局と名護市の調査で分かった。・・・政府が取り組んでいるのは米軍基地の機能強化であり、沖縄の負担軽減などでは断じてない。米軍機騒音の増加からもそれは明らかである。政府は沖縄の負担増に直結する米国追従を改めるべきだ。米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸機MV22オスプレイをはじめとする米軍機は、県内全域を飛び回って訓練している。騒音被害は県内全域に広がっているのである。このような異常な状況を放置することは許されない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-587875.html

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「沖縄だけの問題ではない」 ゲート前に約100人座り込み 56台が資材搬入(2017/10/04琉球新報)
 午前10時40分ごろ、新基地建設に反対する市民らが座り込んでいるゲート前に栃木県から「平和と憲法を守る栃木県北の市民ネット」のメンバーが訪れた。共同代表の飯田稔さん(75)は「辺野古新基地建設は沖縄だけの問題ではない。栃木からも伝えていきたい」と呼び掛け、約30人の寄せ書きと、「今回は来ることができなかった仲間の思い」として募金を贈呈した。「たびたび来られるわけではないが、思いは同じだ」と強調した。飯田さんは、人間のへそはさまざまなものが集約される場所だと語り、「沖縄は日本のへそ。民主主義の原点だ」と話した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-588087.html

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(問う 2017衆院選)財政軽視、「未来」の切り売り(2017/10/04朝日新聞)
 安倍晋三首相が三たび消費税で民意を問う。過去2回は増税延期を、今回は増税はするものの、生んだ財源は財政赤字を減らすのでなく教育無償化などにすぐ使ってしまおうと訴える。これまで同様、ここで首相が求めるのは痛みの受容ではない。痛みを先送りし給付を手厚くするという易(やす)き選択肢への賛意だ。これは結局、私たちの「未来」の切り売りではないか。この種の国民受けする政策はふつうなら、やりたくとも財源がない。そのジレンマを一挙解消する魔法の杖がアベノミクスだった。安倍政権は、日本銀行に超金融緩和の一環として大量の国債を買わせている。おかげで政府がいくら借金を重ね、首相がいくら増税を延期しても、国債価格は急落しない。日銀が紙幣を刷って政府の赤字をまかなう「財政ファイナンス」は財政法で禁じられているがそれに限りなく近い。・・・ いまや首相の手法は世界で高まるポピュリズムのお手本のようだ。先の仏大統領選で極右政党のルペン候補が「中央銀行を政府の傘下に置き財政ファイナンスをする」と訴えていた。希望の党・小池百合子代表と立憲民主党の枝野幸男代表は消費増税の凍結で対抗する。政治がこれほど財政危機の現実を軽んじ、国家安定を危うくしたことが、戦後あっただろうか。財政がいちど傾いたら私たちの生活は脅かされ、子や孫の未来は悲惨なものになる。立て直すのは数十年がかりだ。だから百年の計が求められる。時の政権が延命のために「未来」を切り売りすることなど許されていいはずがない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13164576.html

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東北の基幹送電線、空き8割 「余力ゼロ」本当? 京大検証(2017/10/04朝日新聞)
「空き容量ゼロ」として、太陽光や風力などの発電設備が新たにつなげなくなっている東北地方の14基幹送電線が、実際は2〜18・2%しか使われていないと、京都大が分析した。・・・東北電は昨年5月、青森、岩手、秋田県の基幹送電線の容量が「満杯」になったと発表した。停電などの恐れがあるとして、50キロワット以上の新たな発電設備はほぼつなげない状況が続く。山形県でも同様な状況が起きている。・・・東北電が公表している空き容量は、原発など送電線に連なる設備の発電能力の積み上げを基に算出しているが、実際の発電量ははるかに少なく、大きな隔たりが生じていると京大は分析している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13164506.html

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(2017衆院選)「安倍的」なるもの(2017/10/04朝日新聞)

家業3代目、究極の世襲 青木理さん(ジャーナリスト)

 長期政権を築き、戦後日本の「かたち」を変えようとしている首相「安倍晋三」とは何者なのか。父方の祖父で戦前、戦中の衆議院議員、安倍寛(かん)、そして父である元外相、晋太郎の周辺を地元、山口県で徹底して取材しました。寛は、1942年の選挙で大政翼賛会の推薦を得ず当選しました。古老たちは、寛が東条英機内閣の方針に反対し反戦を貫いたと証言しています。だが、彼は終戦翌年に病気で亡くなりました。安倍首相は生前の寛に会ったこともなく、今何かを語ることはほとんどない。元首相で母方の祖父、岸信介のことは、誇らしげに口にします。岸は幼い頃の安倍首相を大変可愛がり、週末は箱根の旅館で一緒に過ごしたそうです。

 安倍首相は、東京の私立成蹊学園に小学校から大学まで在籍しました。学友や恩師、神戸製鋼社員時代の上司らに話を聞くと、みな「彼が政治的なことを語ったのを聞いたことがない」「いい子だったが、あまり印象に残っていない」と口をそろえるのでした。おそらく安倍首相には、もともと強固な右派思想などなかった。根本にあるのは岸信介への憧れと敬愛、そして岸を批判した左派への反発といった程度の感情でしょう。若いころを知る元上司は「子犬がオオカミの群れと交わり、オオカミになってしまった」と表現する。政界に入り右翼政治家やイデオローグと付き合い、強い影響を受けたのでしょう。首相自身、それが時代の空気に合っているという打算があったかもしれない。

 突き詰めれば、政治をなりわいとする名門一家の3代目として、立派な政治家をいかに演じるか。つまり安倍首相を形作った縦軸は、大きな志もなく家業を継いだ単なる世襲政治家。横軸には中国や韓国を敵視し、時に蔑視し、「強い日本」の復活を夢見る、社会の薄っぺらな風潮があり、相互に共鳴もしている。・・・現在、衆議院議員の2割以上が世襲です。自民党や閣僚になると、さらに比率は上がる。老舗の和菓子屋や歌舞伎の世界とは異なり、政治は公のものです。3代目ともなれば地元の選挙区から離れ、東京で育つことも多い。安倍首相は世襲の究極系です。代議制民主主義は、政治家が民意をくみとり、政治に反映させるもの。世襲ばかり増え政治を牛耳れば、民主主義をゆがめます。世襲議員の立候補に一定の制限を設けることを真剣に考えるべきでしょう。
あおきおさむ 66年生まれ。共同通信社でソウル特派員などを経てフリーに。著書に「安倍三代」「ルポ 国家権力」など。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13164420.html

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(混沌の正体 2017衆院選:2)権力ゲームとなった政治こそ「国難」 高村薫さん(2017/10/04朝日新聞)
 解散総選挙は、ときの政権与党がこれまでも自身に一番有利なかたちで行ってきたことです。ただ、臨時国会冒頭の所信表明演説や代表質問さえなかったのは、議会制民主主義政治の否定です。安倍政権の政治姿勢は厳しく問われなければなりません。この解散は政権にとって不都合な懸案への追及をかわしたい意図と、野党の混乱につけこんだ先手必勝の計略が露骨です。政治がここまで平然と権力ゲームに血道を上げるだけの代物になってしまった現状こそ、「国難」と呼ぶべきです。・・・ 安倍晋三首相の手前勝手な個人的歴史観に基づき、教育基本法改正、国民投票法、特定秘密保護法、安全保障関連法、そして「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法が次々に成立、施行されました。戦後の出発点において、日本は侵略と敗戦の「戦争責任」をきちんと総括できませんでした。その結果、私たちは戦前と戦後の歴史を確定することができず、勝手な歴史解釈の横行を許しています。安倍政権はもちろん、衆院解散を機に新党を立ち上げた小池百合子都知事も、筋金入りの右派の中の右派です。300万人を死なせた戦争の総括すらできなかった国にまともな政治を望むことはむなしいことかもしれませんが、それをかみしめている政治家がこの国にどれほどいるでしょうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13164508.html

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原発事故で透析不十分と東電提訴 死亡男性の長女(2017/10/03東京新聞)
福島第1原発事故後に病死した福島県広野町の遠藤誠さん=当時(88)=の長女恵美子さん(69)が3日、避難生活で十分な人工透析を受けられなかったことが死亡の原因だとして、東京電力に慰謝料など約3100万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
 訴状によると、腎臓病を患っていた遠藤さんは2011年3月の事故後、透析ができる病院を探して同県いわき市や東京都内の計4カ所を転々とし、症状が悪化。4月に東京都大田区の病院で亡くなった。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017100301001467.html

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<衆院選>民進と希望の党 「合流」が最善の選択か(2017/10/03東京新聞)
 かつて政権を担った政党の末路としては、あまりにも寂しい。分裂が確定的になった民進党。野党四党の共闘に背を向け、多くは希望の党に合流するが、有権者にとって最善の選択とは言い難い。・・・希望の党は、政権交代を目指しているが、自民党と理念・政策がどう違うのか分かりづらい。そもそも小池氏や若狭勝前衆院議員は自民党所属だった。希望の党は自民党の補完勢力とはいわないまでも、リベラル勢力を切り捨てた「保守二大政党制」への動きが、有権者にとって本当にいいことなのか。私たち自身が慎重に判断する必要があろう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017100302000127.html

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枝野氏が「立憲民主党」 民進分裂 リベラル系結集(2017/10/03東京新聞)
 民進党の枝野幸男代表代行は二日、都内で記者会見し、新党「立憲民主党」の結党を表明した。参加者は民進前職、元職、新人で三十人前後になる見通しで、リベラル系の受け皿となる。枝野氏は「安倍政権の暴走を止めるのが唯一最大の争点」と強調した。・・・希望は「理念や政策が、民進党の方向性と異なる」と指摘。希望に拒否された民進出身者とは「排除せず共に戦う」と語った。連合とも協力を確認した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017100390070029.html?ref=rank

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警察暴力に抗議デモ、スペイン カタルーニャ自治州各地で(2017/10/03東京新聞)
【バルセロナ共同】スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)の独立を巡る住民投票で、投票阻止を図った警官隊と有権者が衝突、多数が負傷したことに抗議するデモが2日、自治州各地で行われ、計約1万5千人が「暴力反対」と連呼した。州政府は投票を巡り893人が負傷したと発表した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017100301001276.html

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米政権、北朝鮮と「直接接触」 ティラーソン国務長官が明言(2017.10.01/CNN)
ワシントン(CNN) 米国のティラーソン国務長官は30日、米国が北朝鮮と直接接触する経路を持ち、事態の鎮静化を目指していることを明言した。訪問先の北京での記者会見で語った。ティラーソン氏は会見で、北朝鮮は核開発の完了前に対話することを望んでいるのかという質問に答え、「今探っているところだ」「対話したいかと問い掛けている。北朝鮮当局に通じる独自の直接経路が複数あり、暗闇の状態ではない」と述べた。
https://www.cnn.co.jp/special/kr_peninsula/35108054.html?tag=top;topSp

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時計遺伝子発見、ノーベル賞遅いぐらい 交流の京大教授(2017/10/03京都新聞)
スウェーデンのカロリンスカ研究所は2日、2017年のノーベル医学生理学賞を、生物の体内時計の仕組みを発見した米ブランダイス大のジェフリー・ホール名誉教授(72)、ブランダイス大のマイケル・ロスバシュ教授(73)、米ロックフェラー大のマイケル・ヤング教授(68)の3人に授与すると発表した。1984年の時計遺伝子の発見は、遺伝子が生物の行動を規定していることを初めて実証したという意味で、非常に大きな成果だった。彼らとは別に、私たちが97年に人やマウスにも時計遺伝子を見つけ、ショウジョウバエから哺乳類までほぼ同じ仕組みで睡眠覚醒リズムなどをつかさどる時計遺伝子が働いていることが明らかとなった。それだけ彼らの発見が広がりを持っているということだ。・・・
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20171002000190

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嘉田氏「安倍政治終わらせる」 衆院滋賀1区で立候補表明(2017/10/03京都新聞)
10日公示の衆院選滋賀1区に、前滋賀県知事の嘉田由紀子氏(67)が2日、無所属で立候補すると正式表明した。大津市内で記者会見した嘉田氏は「国政の私物化に怒りが湧いた。一にも二にも安倍政治を終わらせる」と述べた。・・・選挙戦は民進県連を中心とした応援態勢で臨む方針で、比例区は希望への投票を呼び掛けるという。嘉田氏は「希望と寄り添いながら安倍政権の政治姿勢を問う。防災や子育て支援など滋賀県政でやったことも訴える」と意欲を見せた。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171002000174

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立憲民主党  リベラルの選択肢残す(2017/10/03京都新聞)
公示の迫る衆院選に向けて、民進党の枝野幸男氏が、いわゆるリベラル派の新党「立憲民主党」を立ち上げた。
 小池百合子・東京都知事が代表を務める新党「希望の党」に「合流」しない民進党の前衆院議員らの受け皿とする。「希望の理念、政策は、われわれの目指す方向性と異なる」と強調した。・・・旧民主、民進に受け継がれてきたリベラル派の政策を支持する有権者にとっても、選択肢が残ったことになる。安倍晋三首相率いる与党と小池氏の新党の対決だけでは、すくい切れない民意も、選挙結果に反映されるのは、意義深いといえよう。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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国境の壁(ナショナルジオグラフィック日本版 2017年10月号)
米国とメキシコの国境沿いに築かれた壁やフェンスは二つの国を隔てるだけでなく、全米の世論を分断する存在となっている。米国南西部で40年近く撮影を続けてきたが、2004年に、スペイン語で「水」と書かれた大量の水が入れられた青い樽に出くわした。意外に感じたので、思わず撮影したが、それ以来、樽のことが忘れられないでいた。米国とメキシコを隔てる3145キロの国境沿いにはその後、壁や監視塔が次々と建設され、警備が厳しくなっていった。そして2009年、私は国境地帯を本格的に撮影し始めた。そのなかで、あの樽が人道支援グループによって置かれた“給水所”だと知る。国境を越えて米国に来る不法移民が脱水症にかかったり、死亡するのを防ぐためだ。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/17/092500014/092500006/

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(問う 2017衆院選)アベノミクス、「この道」だけか(2017/10/03朝日新聞)
 安倍晋三首相が「この道しかない」と進めてきたアベノミクスは、このままでは未完で終わる。企業業績が回復しても、多くの人が「豊かさ」を実感できないままでは、とても成功したとはいえない。・・・政治にもの申すはずの財界も、望むのは政権の安定だ。民主党政権時代に官邸との関係に亀裂が入った経団連は、安倍政権と「車の両輪」を自認する。榊原定征会長が様々な政府の会議に入り、かつてなく官邸と距離を縮める。・・・アベノミクスは、金融緩和と財政出動で時間を稼ぎ、その間に規制緩和などで産業の成長につなげる戦略だった。だが、この5年近く、目先に効果が表れる金融政策に頼るあまり、産業が成長の地力をつけるために必要な「遠回り」の環境整備は怠ってきた。本当に「この道」しかないのか。どこかで間違えたのか。成果を誇るより、そこを問い直すべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13162829.html

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安倍首相演説で「日本に核の雲」 北朝鮮メディア警告(2017/10/03朝日新聞)
北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、安倍晋三首相が国連総会の一般討論演説で北朝鮮への圧力を強調したことに関連し、「安保危機を高めれば、自らの政略的な目的を達成しやすくなるという打算だ」と批判する論評を配信した。その上で、同通信は、朝鮮半島情勢は一触即発で「いつ核戦争になるか分からない」と指摘。「情勢をあおる制裁圧力騒動は、日本の領土に核の雲をもたらそうとする自滅行為だ。地球で唯一、核の惨禍を受けた日本人が再び軍国主義者たちの政略実現の犠牲になるなら世紀の悲劇だ」と警告した。(ソウル)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13162764.html

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(WEBRONZA)一線の記者へ、覚悟と信念を問う(2017/10/03朝日新聞)
「森友学園」や「加計(かけ)学園」にまつわる一連の不透明な問題と安倍政権の対応をめぐり、社会部記者として官房長官会見に乗り込み、再三の質問を通じて菅義偉官房長官に鋭く迫ったのが東京新聞の望月衣塑子(いそこ)さん=写真=です。「メディアは政権の支配を脱したか」(9月25日)は、その望月さんが政権への忖度(そんたく)・萎縮に陥っているかのような一部メディアのあり方を疑問視し、ジャーナリズムが本来はたすべき役割を熱く述べた論考です。・・・「取材を進めれば湧き出るであろう、政治が生み出す疑惑の数々に切り込み、政治家を時に怒らせ衝突してでも、国民のための政治を創造する――そういう覚悟や信念が、安倍一強が続く中で弱まってはいなかったか」。望月さんの問いは、保守・リベラルの違いを超えて全てのジャーナリストに向けられています。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13162693.html

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9条の未来、論戦深まるか 「いまこそ戦争放棄」/自衛隊明記「士気上がる」 衆院選(2017/10/03朝日新聞)
11歳の長女と、5歳の長男を育てる神奈川県座間市の主婦、鷹巣直美さん(40)は、北朝鮮情勢が緊迫する中で「いまこそ、戦争放棄と戦力の不保持を定めた9条をもっと世界に発信していくことが大切」と考えている。改憲は反対だ。憲法9条を保持してきた日本国民にノーベル平和賞を――。そんな目標を掲げ、インターネットで署名活動する市民グループの共同代表。6日発表の平和賞の行方を待つ一方、北朝鮮や米国を含めた各国に対し、「いかなる理由があろうとも戦争はしないでください」とサイトを通じて呼びかけている。・・・自衛隊を明記するだけの改憲案にも、鷹巣さんは異議を唱える。「憲法違反といわれた集団的自衛権の行使を任務にもつ自衛隊が明記されれば、9条そのものを変えてしまうことになる」・・・

■ムード先行、歴史的感覚欠如 ノンフィクション作家・保阪正康さん

 改憲を総選挙で一大争点とするのは事実上初めてといえるのに、ムードや雰囲気で論じられている。自民党の重鎮だった後藤田正晴氏(故人)ならいま、「君、どうなっているんだ、これは。論理も、歴史的感覚も、何もない」と言っただろう。安倍首相ら改憲派は「押しつけられた憲法」「みっともない憲法」とさえ言うが、米国の要求があったとはいえ、幣原喜重郎や吉田茂といった憲法制定時の閣僚らが、歴史的な使命感を背負ってどれだけのエネルギーを注いだのか知ろうとしたのか。太平洋戦争では、日本は唯一、軍が政治を主導。「特攻」に象徴されるように「勝つまで戦う」という歴史的な罪を犯したが、その問題点を十分に検証したのだろうか。改憲を言うのであれば、歴史や先達への畏敬(いけい)の念と覚悟をもって、憲法の欠落点を精密に議論する姿勢が必要だが、それは見えない。憲法改正の必要性や9条への考えを語らない希望の党の小池氏も、安倍首相と同様、憲法改正の論理を持っていないように見える。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13162814.html

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<社説>希少サンゴ死滅 工事止めて保全すべきだ(2017/10/03琉球新報)
名護市辺野古の新基地建設で、政府が埋め立てを予定する海域の辺野古側に、希少なサンゴが見つかった。沖縄防衛局は別の場所に移植するための県知事の許可を近く申請する。サンゴは7月に14群体が見つかったが、その後13群体は死滅した。沖縄防衛局は工事の影響を否定しているが、十分な証明がされているとはいえない。・・・辺野古新基地建設に反対する翁長県政が、工事を止めるための権限の一つがサンゴの特別採捕許可だ。もし県がサンゴの特別採捕を許可しなければ、国は「沖縄県はサンゴを守ろうとしない」との批判材料にすると予想される。つまり自然保護の観点ではなく、極めて政治的な申請なのである。・・・
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-587025.html

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枝野氏ら「立憲民主党」を結党 リベラル系結成、民進分裂(2017/10/02東京新聞)
民進党の枝野幸男代表代行は2日の記者会見で「立憲民主党」を結党すると表明した。リベラル系の前衆院議員らが参加する見通しだ。民進党は希望の党(代表・小池百合子東京都知事)との合流を決めており、分裂状態となった。衆院選(10日公示―22日投開票)は安倍政権と希望、立憲民主の三極が憲法改正や消費税増税を巡って対立する構図が鮮明になった。自民党(総裁・安倍晋三首相)は改憲案の国会発議を目指すことを柱とする公約を発表した。枝野氏は民進党に離党届を提出した。東京都内のホテルで開いた会見で「安倍政権の暴走に歯止めをかけるための大きな役割を果たす」と強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017100201001704.html

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州独立投票、460人超負傷 カタルーニャ、治安部隊と衝突(2017/10/02朝日新聞)
スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票が1日、始まった。憲法違反だとして投票そのものが差し止められているが、州政府は強行した。投票の阻止をはかる中央政府の治安部隊などと独立派の市民が一部で衝突。州政府は、けが人が465人に上ったと明らかにした。・・・ 投票は「カタルーニャが共和国として独立国であることを望むか」との問いにシー(イエス)かノーで答える仕組み。住民投票の根拠となる州法は、中央政府が憲法裁に提訴して効力が停止されており、司法当局は、かねて投票箱や投票用紙の摘発を進めてきた。それでも州首相府長官は「96%の投票所が機能している」とした。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13161297.html

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「分断から共存へ」 朝日地球会議始まる(2017/10/02朝日新聞)
グローバル化やSDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)などについて議論する「朝日地球会議2017」(朝日新聞社主催)が1日、東京都内で始まった。今年のメインテーマは「分断から共存へ 私たちが進む未来」。世界各地で起きている分断をどのようにとらえ、乗り越えられるのか、国内外の識者が3日間にわたって話し合う。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13161317.html

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(声)雑踏に溶け込む貧困の怖さ(2017/10/02朝日新聞)会社員 山田晃裕(千葉県 35)

 昔の人から貧困話を聞くと、私たちの世代は映画やドラマの世界を見ている感覚になる。一方、今起きている貧困の話を聞くと、前衛的な映像を見ている感覚になる。この違いは、昔か今かという時間軸によるものでなく、周囲の環境から浮かび上がる貧困の姿の違いだと感じている。貧困のレベル自体を比較すれば、昔の世代の人の方が、はるかに苦しかっただろう。そういう人たちからすると、今の貧困のレベルはまだ軽いと感じてしまうことがあるのかもしれない。問題は、昔の世代の貧困が「一生逃れられない社会的問題」であったかという点だ。逃れるという意味は二つある。一つは、経済的環境。もう一つは人間関係。現代社会で問題になっているのは後者である。「努力する場所」「手が差し伸べられる環境」が全くないのだ。これは精神的なストレスや圧力を格段に増幅させる。誰にも話せず、ひとりで抱え込まざるを得ない子どもたちがくっきりと浮かび上がることもなく、雑踏の中に溶け込んでしまう恐ろしさ。これが現代の貧困の怖い点だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13161273.html

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ラスベガスで銃乱射、50人死亡(2017/10/02京都新聞)
百人以上負傷、容疑者殺害/【ロサンゼルス共同】米西部ネバダ州ラスベガスで1日午後10時(日本時間2日午後2時)ごろ、男がホテルの上層階から近くの屋外コンサート会場に向けて銃を乱射した。地元警察は2日未明、少なくとも50人が死亡、100人以上が負傷したと発表した。地元テレビによると、警察は容疑者の男を殺害、周囲の道路を封鎖するなどして捜査を進めている。

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20171002000099

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3知事会談  自治の具体策が乏しい(2017/10/02京都新聞)
小池氏は安倍政権への対決姿勢を明確にしている。一方、松井氏は憲法改正や大阪万博誘致などで安倍政権と歩調を合わせ、大村氏は菅義偉官房長官と近いとされる。小池氏と大村氏は自民党の国会議員出身である。第一次安倍政権で小池氏は防衛大臣などを務め、大村氏も内閣府副大臣として安倍氏の下で働いた。松井氏も自民党の大阪府議だった。小池氏や松井氏が知事と政党代表の立場を巧みに使い分けているなら、有権者の理解は得られないのではないか。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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枝野氏、新党結成へ 赤松氏ら参加見通し(2017/10/02東京新聞)
 民進党の枝野幸男代表代行は二日、新党を一両日中にも結成する方針を固め、支持団体の連合に伝えた。赤松広隆元衆院副議長らリベラル系前職が参加する見通しだ。関係者によると、党名として「民主党」や「立憲民主党」が候補に挙がっている。新党は、希望の党が「排除」するとした民進党リベラル勢力の「受け皿」となる。二十二日投開票の衆院選は、自民、公明の与党▽希望の党と日本維新の会▽枝野新党と共産、社民両党−の三極構図が強まった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201710/CK2017100202000263.html?ref=rank

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カタルーニャ住民投票 未明に響く大歓声(2017/10/02東京新聞)
【バルセロナ=竹田佳彦】スペインからの分離独立の是非を問うカタルーニャ自治州の住民投票は、2日未明、賛成派が圧倒的多数で勝利した。州都バルセロナ中心部にあるカタルーニャ広場に集まった多数の賛成派の市民は開票結果に歓喜の声を上げた。広場は二日午前零時を過ぎても、結果を待ちわびる市民で埋め尽くされた。巨大スクリーンに映し出されたテレビ映像で州政府広報官が告げる。「スペインからの独立に賛成、二百二万百四十四人」。市民はその瞬間、両手を高く突き上げ、口笛を鳴らした。「投票できることが第一の願いだったけど、結果も期待以上だよ」。学生のマルティさん(23)が紅潮した顔で声を弾ませた。・・・ バスク州から選挙の応援に来たシステムエンジニアのイオンさん(27)は「独立へ向けた民意が示されたことで、各地でも同様の動きが加速すると思う」と予想。「中央政府は、カタルーニャ州だけを見ていると大混乱になる」と語気を強めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201710/CK2017100202000260.html

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安倍政権へ抗議デモ 東京・新宿(2017/10/02琉球新報)
森友学園・加計学園問題の疑惑に安倍晋三首相が十分に答えていないなどとして、安倍政権に反対する市民らが1日、東京都新宿区で抗議のデモ行進をした。主催者発表で1500人が参加した。「自民」対「希望」の構図で語られがちな今回の衆院選で、市民も政治に声を上げようと企画された。デモ行進が出発する直前、姿をみせた民進党の枝野幸男代表代行。参加者から「枝野、枝野」というコールで迎えられると、枝野氏は「今、皆さんに大変ご心配をおかけしている」と応じた。さらに、枝野氏は「私たちがこれまで国民の皆さんに訴え約束したことを、政治家の都合で変えることがあってはならない」と主張を展開。「この国の民主主義と立憲主義、報道の自由をはじめ、表現の自由と情報公開、この間に安倍政権が壊してきたこと、こうした大事な社会の軸になるべき基本はしっかりと守る。このことについてはぶれない、こびない、ずれない」とスピーチした。デモ行進では「さよなら安倍政権」「政治を変えよう、投票しよう」などと書かれたプラカードを手にした参加者が、新宿駅周辺の繁華街で声を上げた。
https://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-586533.html

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<社説>ギャンブル依存症 カジノ法より対策が先だ(2017/10/02琉球新報)
日本が世界有数の「ギャンブル大国」であることが数字で裏付けられた。生涯でギャンブル依存症の経験が疑われる人は推計3・6%との結果が、厚生労働省の調査で明らかになった。・・・調査では、生涯で依存症の時期があったと疑われる人は3・6%(男性6・7%、女性0・6%)で、国勢調査データから計算すると約320万人にも上った。最近1年間の依存症疑いは0・8%(男性1・5%、女性0・1%)で、推計約70万人だった。調査方法が異なる海外との単純比較はできないが、生涯での依存症疑いはオーストラリア(男性)2・4%、フランス1・2%、イタリア0・4%、ドイツ0・2%だ。日本の突出ぶりが際立っている。・・・多重債務や家庭崩壊、金銭トラブル、自殺などに加え、犯罪を引き起こす恐れもある。かつては当事者の意思の弱さのせいにされたこともあったが、医師らによる専門的治療が必要な病だ。性格や職業、学歴に関係なく誰でもなる可能性がある。・・・カジノ法案はともかく、対策法案まで先送りされたのは残念だ。総選挙後に再提出しても成立までには一定の時間を要する。ここにも大義なき解散の悪影響が表れている。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-586674.html

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“失われた大陸”ジーランディアの試料採取に成功(2017/10/02ナショナルジオグラフィックス)
世界中で議論の的になっているその“失われた大陸”について、私たちはまだよく知らない。しかし、科学者らのチームが状況を変えるべく動き出した。「国際深海科学掘削計画(IODP)」に参加する科学者32人からなるチームが、オーストラリアの東にある「ジーランディア」という地域の2カ月にわたる調査から帰還した。ジーランディアの面積はざっくり言ってインドほどだが、大部分が水深約1000メートル以上の海底に沈んでいるため、最近まで存在すら知られていなかった。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/092900371/

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マヤのピラミッドに科学のメス、謎を解明へ(2017.09.20ナショナルジオグラフィックス)
50年ぶりの徹底調査、レーザースキャンで詳細な3Dデータ化も遺跡は100年以上にわたって探検家や考古学者に調査されてきたが、その謎はいまだ解かれていない。土地の伝説にあるように、ピラミッドの下には地下水路が存在するのか…。また、一部の考古学者が考えているように、この建造物の中心には隠し部屋があるのか…。・・・「これほどの規模の調査は初めての試みです。しかし、従来は不可能だった形でこの遺跡を理解できるようになると確信しています」。メキシコ国立人類学歴史研究所の水中考古学者で、グレート・マヤ・アクイファー・プロジェクトのディレクターでもあるギレルモ・デ・アンダ氏はそう話す。「このデータによって、入り組んだ地下世界が存在するという土地の伝説が本当かどうか、結論づけることができるはずです」
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/091900354/

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(「安倍政治」を問う 2017衆院選:5)「1強」のおごり、議論軽視(2017/10/01朝日新聞)
 「安倍1強」と呼ばれる圧倒的な政権基盤を背景に安倍政権が進めてきた、官邸主導による行政への信頼が揺らいでいる。必要な政策論議を行わず、露骨な人事介入で異論を封じ、国民の疑問にも答えようとしない。そんな「おごり」は乱暴な国会運営にも表れ、国民から厳しい視線が注がれている。・・・トップダウンによる政策決定は結果が分かりやすく、スピード感もある。首相の決断が必要な局面もある。だが、問題はその決定に国民が疑問を持ったとき、しっかりと説明できるかだ。加計(かけ)学園や森友学園をめぐる問題では決定までの経過を尋ねられても、「確認していない」(財務省の佐川宣寿〈のぶひさ〉・前理財局長)、「記録がない」(内閣府の藤原豊前審議官)、「記憶がない」(柳瀬〈やなせ〉唯夫・元首相秘書官)との答えで、納得のいく根拠が示されない。官邸の意向ばかりを忖度(そんたく)し、説明責任を果たそうとしない官僚の態度にも国民の不信は深まっている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13159946.html

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(声)庶民の心配事、知ってますか(2017/10/01朝日新聞)主婦 花形育子(山梨県 57)

 安倍さん、小池さん、前原さん。憲法改正を唱える政治家ばかり、表に出てきている。いつの間にか、すっかり土俵が出来上がっている感じだ。庶民の心配事は、賃金や雇用、教育、老後などなのに。私たちの暮らし向きがよくないのは、それは憲法のせいだ、と思う国民がどれほどいるのだろうか。先日、作家の高橋源一郎さんの講演会を聞きに行った。息子さんが今の学校に入学した経緯や、そこでの教育について話していた。それを聞いていて感じたのは、私自身が、「民主主義」というものを少なくとも学校教育の中で学んでこなかったんだということだ。それでも戦争の悲惨さや不条理さは教えてもらった気がするし、大人になってしみじみ日本国憲法を読んでみると心の底の方が温かくなる。おそらく大半の人が、私と同じようなレベルにあるのではないかと思う。憲法の是非を問い返せるほどの知識も経験も慎重さも、十分に持ち合わせていない。けれども、今回の総選挙で、憲法改正が当然のように選択肢のテーブルの上に載っているのは腹立たしい。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13159919.html

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オスプレイ配備5年 事故率大きく上昇 拭えぬ構造的欠陥(2017/10/01琉球新報)
1日で、米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが国内で初めて米軍普天間飛行場に配備されて5年となった。オスプレイは開発段階から事故が相次ぎ、構造的欠陥が指摘されてきた。全41市町村長はじめ県民の多くが配備に反対したにもかかわらず、政府は民意を無視し配備を強行した。事故率は普天間配備後も上がり続け、普天間配備の24機のうち2機は墜落事故を起こした。「安全性」が根底から揺らいでいる。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-586269.html

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「オール沖縄」と自民、維新など対決 衆院選、沖縄は12人出馬へ 辺野古の是非、再び(2017/10/01琉球新報)
衆院選は10月10日公示、22日投開票の日程が決まった。沖縄の4選挙区には9月28日現在、前職9人と新人3人の計12人が立候補を予定している。事実上、前回選挙で米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を掲げて4選挙区を独占した「オール沖縄」勢力と政権与党の自民、野党の維新で議席を争う構図となりそうだ。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-584977.html

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連邦議会選挙の結果、ドイツ社会に衝撃(じゅん / 2017年10月1日みどりの1kWh)
9月24日に行われたドイツ連邦議会選挙の結果は、ドイツ社会に衝撃を与えるものだった。メルケル首相の率いる保守のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は第一党の地位を維持したが、これまでの「大連立政権」のパートナー、社会民主党(SPD)とともに大幅に票を減らした。 その一方、新興右翼ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、初めて連邦議会進出を果たしただけでなく、一気に12.6%を獲得してSPDに次ぐ第三党となった。選挙当日、難民反対、外国人排斥、ネオナチ的な主張を掲げる同党の連邦議会進出が伝えられると、首都ベルリンでは数百人の市民が、抗議デモを行った。抗議デモはフランクフルト、ケルン、ハンブルクなどの大都市でも行われた。
http://midori1kwh.de/2017/10/01/9351

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英国には任期固定法 首相の解散権に縛り(2017/10/01東京新聞)
 安倍晋三首相が先月二十八日の臨時国会冒頭で衆院解散に踏み切ったが、議院内閣制で先輩格の英国でも制約なき解散権が問題視され、二〇一一年に首相の解散権を縛る法律ができた。ただメイ首相は今年、この法律を乗り越えて解散・総選挙を決行。解散権を巡る議論は続いている。・・・ロンドン大キングス・カレッジのアンドリュー・ブリック教授は「英国では(五年たらずで三度という)日本ほどの状況になったことはない」と驚く。・・・ハードルが上がった解散だが、今年四月、メイ首相は与党・保守党が最大野党・労働党に支持率で約20ポイントの差をつけたタイミングで突如、解散を動議。労働党のコービン党首も応じ、あっさり解散が実現した。「野党も解散を持ち掛けられたら有権者の手前、おじけづくわけにはいかない」と、ブリック教授は現行法の限界を指摘する。ただ、この選挙で保守党が予想外の過半数割れを喫し「法があったから有権者に権限乱用の印象が強まったかもしれない」とみている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201710/CK2017100102000113.html

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「汚染水」4月から漏えい恐れ 福島第1原発、水位計設定誤り(福島民友2017/09/29)
東京電力は28日、福島第1原発1〜4号機周辺にある6カ所の井戸「サブドレン」の水位計の設定を誤り、原子炉建屋などにたまった汚染水が今年4月中旬から外部に漏えいする恐れがある状況だったと発表した。東電は28日夕、地下水くみ上げを停止した。記者会見した東電の担当者は、汚染水が漏えいしたかどうかは不明で「地下水位のデータを突き合わせるなどして確認中」と説明、水位計の設定を誤った原因についても「調査中」とした。新たに井戸を掘削するに当たり、東電社員が28日に図面を確認している際に誤りが判明したという。
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170929-207933.php

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冒頭解散  政治手法問われるべき(2017/09/30京都新聞)
理由がはっきりしないまま、衆院は冒頭解散し、事実上の選挙戦が始まった。来月10日公示、22日投開票が決まり、選挙本番に向けた動きに関心は移る。しかし、安倍晋三首相が断行した「大義」不明の冒頭解散を、このまま見過ごすわけにはいかない。国会を軽視する安倍政治を露骨に示しているからだ。何よりも、活発な国会論議を求めて1票を投じた主権者の期待を軽んじている。解散した後とはいえ、容認できない。「国民をなめている」といった怒りや批判も聞こえる。冒頭解散で見られた政治姿勢は、選挙で問われることになるはずだ。・・・首相は3年前にも消費税増税延期を理由に解散に踏みきり、衆院選で大勝している。解散権が政権の強化に使われ、今回も同じ手と言っていいだろう。選挙では、首相の解散権についても議論にのせるべきだ。憲法学者の間から解散権の制限が提言されており、国民も議論に参加したい。安倍首相は6月の通常国会閉会後、森友・加計学園問題について「丁寧な説明」を約束した。しかし、臨時国会での野党の追及を解散で封じた形だ。言っていることと、やっていることが違う。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170929_4.html

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(問う 2017衆院選)改憲の道理、主権者が吟味を(2017/09/30朝日新聞)
「『ただ一貫したる道理によってのみ支配せられる。』これが立憲政治の精神である」(尾崎行雄「政治読本」)1890年の第1回衆院選挙で初当選した「憲政の神様」は、憲法に基づく政治は元来「道理」を離れて運用できないと喝破した。「政治は力なり」は専制政治の悪弊。勝敗や損得ではなく道理によって動く、それが立憲政治である、と。はてさてそれから1世紀、当世の政治を眺めれば、「無理が通れば道理が引っ込む」専制の世に回帰したかのごとくである。憲法53条に基づく臨時国会召集の要求を3カ月もたなざらしにした揚げ句、演説も質疑もすっ飛ばしての冒頭解散。三権分立をないがしろにし、議会制民主主義の根幹を揺るがす行状にみじんの道理も見いだせない。

安倍晋三首相にも自覚はあるのだろう、「国難」を道理の穴埋めに利用している。 目的のためには手段を選ばず。勝てば官軍負ければ賊軍、道理は後からついてくる――。そんな首相の政治観は、憲法を扱う手つきによく表れている。・・・何でもいいからとにかく変えたい。そんな首相の情念に引きずられ、今回の選挙では憲法がかつてなく重いテーマとなる。さすればまずもって自覚すべきは、主権者は私たちひとりひとりであり、憲法は、公権力に対する私たちからの命令であるという基本だ。それがいつの間にか回答者席に座らされ、改憲に賛成か反対か、二つの札を持たされていることの不思議。「さあどっち?」と迫られるままつい札を上げてしまうようでは、主権者としていかにも怠慢である。そもそも変える必要があるのか。何を成すためにどこを変えねばならぬのか。改憲自体の道理をよくよく吟味しなければならない。道理が引っ込む世の中とは詰まるところ、力に屈服するしかない世の中である。それでいいのかが、究極的には問われている。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13158263.html

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(「安倍政治」を問う 2017衆院選:4)改憲ありき、際立つ性急さ(2017/09/30朝日新聞)
安倍晋三首相は、憲法9条に自衛隊を明記する改憲案を自民党の公約に盛り込む考えだ。自衛隊違憲論を打ち消すのが表向きの狙いだが、実現すれば自衛隊のあり方を大きく変質させかねない可能性をはらむ。・・・安倍氏は自民党幹事長だった04年、AERAのインタビューに「9条を意識しない憲法改正論は常識的には考えられない」と断言。「自衛権の保持をはっきり書き、自衛隊の存在を明示します」と語り、自衛権の延長線上の交戦権も認めるべきだと主張していた。その後、初めて首相になった安倍氏の改憲への動きは、いかにも性急だった。07年の年頭記者会見で「憲法改正を私の内閣でめざしたい。参院選でも訴えたい」と表明。憲法改正のための国民投票法案の審議を急がせ、与野党協調での合意案づくりを振り切る形で同年5月に成立させた。

 そして迎えた同年7月の参院選。安倍氏は党公約の冒頭で「2010年の国会で憲法改正案を発議」と打ち上げた。ただ、自民党は「消えた年金」や閣僚の政治資金がらみの不祥事が響いて歴史的惨敗。安倍氏は同年9月、体調不良もあって在任1年で退陣した。・・・渡辺氏は「首相の提案が実現すれば、自衛隊の存在だけでなく、安保法制で認められた自衛隊の活動に対する違憲論も払拭される。実力組織である自衛隊の存在が書き込まれることで、戦力の保持を禁じた9条2項を実質的に空文化することもできる」と話す。仮にそうなれば、自衛隊の活動は飛躍的に広がり、安倍氏が13年前のインタビューで意欲を示した「普通の軍隊」に極めて近い存在にすることもできる。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13158207.html

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てんでんこ)音楽の力:28 南米の知恵(2017/09/30朝日新聞)
 ■「エル・システマ」。福島の被災地で子供オーケストラが動き出す。

 音楽の力とは何か。・・・菊川は、ユニセフなど国連機関の職員として長くアフリカで活動した。帰国して日本ユニセフ協会で働いていた時に震災が起きた。被災地で子供の教育支援に奔走した。中でも胸を痛めたのは、福島の子供たちの未来だった。放射性物質の除染にかかるとされる数十年は、彼ら彼女らの人生と重なる。果たして夢や希望を持てるのか。そんな折、支援で来日して東北地方も訪れた独ベルリン・フィルの団員から勧められたのが、「エル・システマ」だ。南米ベネズエラで1975年に始まった教育プログラムだった。貧困層の子に楽器を与え、オーケストラ演奏を目指すことで、生きる力を育むのが狙いだ。世界の50以上の国・地域に広がっていた。菊川は、ユニセフなど国連機関の職員として長くアフリカで活動した。帰国して日本ユニセフ協会で働いていた時に震災が起きた。被災地で子供の教育支援に奔走した。中でも胸を痛めたのは、福島の子供たちの未来だった。放射性物質の除染にかかるとされる数十年は、彼ら彼女らの人生と重なる。果たして夢や希望を持てるのか。そんな折、支援で来日して東北地方も訪れた独ベルリン・フィルの団員から勧められたのが、「エル・システマ」だ。南米ベネズエラで1975年に始まった教育プログラムだった。貧困層の子に楽器を与え、オーケストラ演奏を目指すことで、生きる力を育むのが狙いだ。世界の50以上の国・地域に広がっていた。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13158205.html

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(小池百合子 分析:上)流転の遍歴、小池流 時の権力者に人脈、臆測呼ぶ(2017/09/30朝日新聞)
小池は1992年にニュースキャスターから国政に転じ、政党を転々としながら時々の権力者に食い込んできた。日本新党代表で首相に就いた細川護熙(79)や、94年に「自社さ」に政権を奪われ新進党を立ち上げた小沢と行動をともにし、党の広告塔として寄り添った。2002年に自民に移ると、首相の小泉純一郎(75)に近づく。05年の郵政解散による衆院選で、民営化に反対する議員の選挙区に「刺客」としてくら替えを志願し、小泉の大勝に貢献。交流は今も続く。選挙を仕切る自民幹事長、二階俊博(78)も新進党時代からの仲だ。今年4月には都内の料亭で小泉も交え、盛り上がった。・・・小池の人脈を取材したことのあるノンフィクション作家の石井妙子(48)は「年を重ねクールで強い女を演じるようになったが、若いころは年上の権力者に花を添えつつ脚光を浴びようとしていた」とみる。小池は25日に新党設立を表明した直後、都庁を訪れた小泉に代表就任などを報告。小泉の持論の原発ゼロ社会についても話した。小泉は新党に関わっていないというが、会談出席者の周辺は小池の演出について「周到だ」と話す。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13158307.html

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(社説)衆院選 対北朝鮮政策 「国難」あおる政治の危うさ(2017/09/30朝日新聞)
 安倍首相は目下の北朝鮮情勢を「国難だ」という。だとすればなぜ、衆院議員全員を不在にする解散に踏み切ったのか。その根本的な疑問に、説得力ある答えはない。「国難」を強調しながら、臨時国会の審議をすべて吹き飛ばし、1カ月もの期間を選挙に費やす「政治空白」を招く。まさに本末転倒である。「国難」の政治利用、選挙利用と言うほかない。・・・いくつもの選挙で明確に示された「辺野古移設NO」の沖縄県民の民意を無視し、日米合意を盾に、強引に埋め立て工事を進めているのは安倍政権である。なのになぜ、北朝鮮問題では「国民の信任」がなければ外交ができないのか。ご都合主義が過ぎないか。・・・危機をあおって敵味方の区別を強調し、強い指導者像を演出する。危機の政治利用は権力者の常套(じょうとう)手段である。安倍政権の5年間にもそうした傾向は見て取れるが、厳に慎むべきだ。北朝鮮との間で、戦争に突入する選択肢は論外だ。圧力強化にもおのずと限界がある。大事なのは、米国と韓国、さらに中国、ロシアとの間で問題の解決に向けた共通認識を築くことだ。日本はそのための外交努力を尽くさねばならない。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13158145.html

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「大義ない」解散総選挙、7割が否定的 京都新聞アンケート(2017/09/30京都新聞)
京都新聞社は28日までに、解散の是非を問う二択のアンケートを街頭で実施した。京都の有権者50人から回答を得た結果、「安倍首相の都合だけ」「『仕事人内閣』が組閣しただけで終わった」など解散に否定的な意見が7割を占めた。反対と答えた34人の多くが「大義がない」との理由を挙げた。また、「森友・加計学園問題の幕引きを図ろうとしている」「北朝鮮情勢が不安定な中、外交の信用を失いかねない」などの意見が寄せられた。英国では2011年、首相の解散権を制限する法律が制定されるなど先進国で解散権の制約が大きな流れとなる中、「なぜこのタイミングなのか。日本も解散権を制限すべきだ」との指摘もあった。

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170929000073

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キューバの米大使館員に退避命令(2017/09/30京都新聞)
「音響攻撃」懸念で/ 【ワシントン共同】米国務省は29日、キューバ駐在の米外交官らが聴覚障害などの不調を相次いで訴えた問題で、首都ハバナの大使館に勤務する職員の半数以上に国外退避を命じた。聞き取れない音域を発する高性能な音響装置で外交官らが攻撃を受けた可能性が指摘されている。AP通信によると、同大使館の米国人職員はこれまで約50人だった。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20170930000019

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シリアでオスプレイ墜落 大破と報道、米兵2人負傷(2017/09/30東京新聞)
【ワシントン共同】過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を進める米軍主導の有志連合の任務に当たっていた新型輸送機オスプレイが29日墜落し、米兵2人が負傷した。米軍当局者が同日、共同通信に明らかにした。米メディアは墜落現場がシリアで、オスプレイは大破したと報じた。敵の攻撃を受けた形跡はないという。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017093001001134.html

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筆洗/政府を批判しただけで、厳しく弾圧されたソ連にあっても(2017/09/30東京新聞)
政府を批判しただけで、厳しく弾圧されたソ連にあっても、憲法では表現や言論の自由は一応、認められていた。だから、米国では、こんな皮肉が語られた。「合衆国憲法とソ連憲法の違いは…ソ連憲法は言論、集会の自由を保障する。米国の憲法は、言論の後の自由も、集会の後の自由も保障する」▼発言した「後」の自由が保障されていなくては、自由など空虚な看板。そして「後」と同じように保障されなくてはならぬのが、言論の「前」の自由だ。世界人権宣言は一九条で、こううたっている▼<すべて人は、意見及び表現の自由に対する権利を有する。この権利は、干渉を受けることなく自己の意見をもつ自由並びにあらゆる手段により…情報及び思想を求め、受け、及び伝える自由を含む>▼真の言論の自由のためには、前提条件として、情報などを求め、受ける自由がなくてはならぬ。「知る権利」はそれほど重いものなのだが、この国ではどうだろう▼知る権利を害すると懸念された特定秘密保護法は、強行採決された。行政が歪(ゆが)められたのではないかと指摘される森友・加計問題では、真相究明になくてはならぬ公の記録は「ない」「廃棄された」と、官僚らが平然と言い放っていた▼疑惑の追及を封じ込めるかのように、衆院は唐突に、解散された。おととい二十八日は、「世界知る権利デー」だったのだが。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017093002000140.html

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<池上先生の絵ほどき>シャガール ユダヤと三次元の巻 周囲の影響で彫刻へ(2017/09/30東京新聞)
一九一二年、マルク・シャガールはパリのモンパルナス地区に移り住んだ。彼があらたに住居兼アトリエとした建物は「ラ・リューシュ(蜂の巣)」と呼ばれ、エッフェル塔で有名なギュスターヴ・エッフェルが設計した、円筒形をした三階建ての巨大な建物である。内部に百以上あるアトリエには、若きアメデオ・モディリアーニやジュール・パスキンらがいた。モンマルトル地区にあった「洗濯船」とともに、後に二十世紀前半を代表する芸術家たちが多く集ったこの場所は、まるで日本の「トキワ荘」のようだ。・・・幻想的な作風で、愛をテーマとする作品を多く手掛け、「愛の画家」と呼ばれたシャガールには、他にもふたつの注目すべき点がある。それが「ユダヤ」と「三次元」である。彼は自らの民族性を探求するように、旧約聖書から多くの着想を得ている。また、「蜂の巣」で彼が交流を持ったモディリアーニやブランクーシ、レジェらはみな、ピカソらによるキュビスムの風が吹きあれるパリで、彫刻や絵画であらたな立体表現を模索していた。シャガールが彫刻を表現ツールのひとつとしたのも当然のことなのだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/event/bi/chagall/list/CK2017092602000180.html

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