|
「共謀罪」採決強行の方針 自公、あすの参院委で(2017/06/14朝日新聞) 検閲否定する憲法21条「強力な保障」 国連特別報告者、デービッド・ケイ氏(2017/06/14朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12986119.html (特派員メモ シンガポール)「容姿」発言の波紋(2017/06/14朝日新聞) (社説)大田さん逝く 「沖縄と日本」問い続け(2017/06/14朝日新聞) ・・・なぜ本土防衛の「捨て石」として、12万人もの県民が沖縄戦で死なねばならなかったのか。なぜ国土面積0・6%の小さな島に、全国の7割の米軍基地が置かれているのか。多数のために少数者の犠牲はやむを得ないという考えを批判し、米軍用地の代理署名をめぐる訴訟では、最高裁大法廷でこう陳述した。「安保条約が日本にとって重要だと言うのであれば、その責任と負担は全国民が引き受けるべきではないかと思っています。そうでなければ、それは差別ではないか」 あれから約20年。ほぼ同じ言葉を翁長雄志知事が語ることに改めて驚き、政治の無策を恥じる。かつての政府与党には沖縄に心を寄せる政治家が少なからずいた。いま安倍政権は辺野古移設の方針は「1ミリも動かさない」と言ってはばからない。 (声)「共謀罪」、検閲の恐怖を想起(2017/06/14朝日新聞)無職 嶺貴美恵(大阪府 92) 「共謀罪」法案に関するさまざまな声に接し、戦時中の体験を思い出した。私は今の北九州市出身。16歳で太平洋戦争が開戦、20歳で終戦を迎えた。戦争は青春の夢を奪った。18歳から新聞社の事務員として勤めた。海軍報道部発表があると軍部に都合の悪い戦況記事は差し止められた。検閲で艦艇の損害は小さく、沖縄特攻の成果は大きく。「記事差止(さしどめ)」の発表文はたった2、3行だが内容は重々しい。圧倒されつつもすぐに慣れた。上司に持って行くのが仕事だった。もちろん検閲のことは父母にも友人にも話さない。天皇陛下の玉音放送、終戦のことも新聞に載るまで伏せていた。テレビで国会審議を見る。「共謀罪」法案について首相や自民党の説明は納得できない。質疑で肝心のことを話さない、都合の悪い部分を伏せているように感じる。私は戦時中の治安維持法、憲兵、検閲の怖さが身にしみていて思い出すのだ。報道に昔のような圧力は現時点ではないが不安は消えない。同世代の知人、友人は黄泉(よみ)へ去った。私は、やはり書かねばと思った。 (後藤正文の朝からロック)「日本すごい」どころか…(2017/06/14朝日新聞) あきらめない 日比谷で「共謀罪」反対集会(2017/06/14朝日新聞) 蓮舫氏「民主主義の死だ」 加計再調査を批判(2017/06/14東京新聞) ロンドンの高層マンションで火災(2017/06/14東京新聞) 玄海原発 安心安全はどこにある(2017/06/14東京新聞) 社説[国連報告者指摘]懸念に正面から答えよ(2017/06/14沖縄タイムス) 筆洗/万歳三唱ほど時代から消えた風習はないかもしれない。(2017/06/13東京新聞) 安倍政権の原発再稼働、輸出 「世界の識者は懸念」(2017/06/13東京新聞) <社説>大田昌秀氏死去 平和・自立・共生の志継ぐ(2017/06/13琉球新報) 「軍隊を持たないと書いた憲法に、再び生きる意味を見つけた。そういう戦後を生きてきた」と強調していた。・・・当時の大田県政は全国の中で最も「自立」を求め、主張していた。政策は具体的だった。基地のない沖縄の将来像を描き沖縄の自立的発展を目指した「国際都市形成構想」を策定、国に認めさせた。さらに、段階的に米軍基地を全面返還させるとした「基地返還アクションプログラム」をまとめ、国に提案した。国際都市形成構想の理念は現在の沖縄振興計画「沖縄21世紀ビジョン計画」に引き継がれている。「沖縄は絶えず、他人の目的を達成するための手段にされてきた」と指摘していた。「自分の運命は自分で決めるという毅然とした態度で将来、主体性を確立」することを望んでいた。その大田さんの遺志を継ぎたい。 「残念」住民ら怒り込め 再稼働差し止め却下(2017/06/13琉球新報) http://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-513986.html 【ドナルド・キーンの東京下町日記】利己主義という「醜」(2017年5月5日東京新聞)
|
共謀罪審議「コッカイオンドク!」で再現 市民が音読(2017/06/12毎日新聞) (憲法を考える)この人に聞く 横路孝弘・元衆院議長 70年、今の憲法で支障なし(2017/06/13朝日新聞) 9条に付け加えることは非常に大きな変化になります。交戦権を否定する2項があるから自衛隊の専守防衛という仕組みが成り立っている。あえて軍隊とは言わないわけです。ところが自衛隊を明記すると本格的な軍の活動、後方支援ではなく戦闘行為ができるようになる。1項、2項が事実上消えてしまうか、その役割が少なくなる。戦前の軍隊と全く変わりがない。これが安倍さんの本音ですよ。「何も変わらない」と国民を説得しようとしていますが、変わりないなら9条を改正する必要はない。・・・――民進党執行部は「相手の土俵に乗らない」との戦略です。4野党の党首で「安倍政権下での憲法9条改悪に反対」とまとめた。あの線をしっかりと守ればいい。前に「対案は現行憲法です」と答えている。70年間、今の憲法で国民生活や経済活動で支障はあったかというと、何もないんだから。対案を出すような困ったことはないんです。 タイ、国民へ「四つの質問」 軍政、総選挙先送りの布石か(2017/06/13朝日新聞) (HUFFPOST)間違い受け入れる寛容さ、持とうよ(2017/06/13朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12984263.html (声)自衛隊の「加憲」は混乱の元だ(2017/06/13朝日新聞)無職 長南幸男(山形県 76) 自民党が憲法改正原案を年内にまとめる方針を決めた。安倍晋三首相が提案する「9条への自衛隊明記」が、検討項目の一つに挙がっているという。本欄でも「自衛隊の姿 改憲で世界に示せ」(5月20日)は、9条1項2項を残したまま自衛隊を明記する首相案を「分かりやすい」と支持していた。しかし、逆ではないか。9条の「戦争を放棄し戦力を持たない」という内容の条文は、もともと分かりにくいものではない。安全保障政策上の判断から自衛隊を設け、それを正当化するために無理にこじつけ「合憲」とした、その解釈に分かりにくさがあるのだ。 戦力不保持をうたう2項を残しつつ自衛隊保持の新条項を加えるのでは、整合性がとれず、かえって理解が困難になる。そして憲法の平和主義の核である2項が死文化する。私は、自衛隊は国土警備や災害派遣などなら合憲で、海外での軍事行動は違憲だと思う。そうした自衛隊の二面性を無視して9条に追記してはなるまい。憲法前文の通り「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」のであれば、条文はそのままに、経済協力やNGOの支援など積極的な非軍事外交政策をこそ世界に示すべきだと思う。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12984264.html <お知らせ>プティット・バンド、バッハ演奏会(2017/06/13朝日新聞) 「表現の自由」訪日調査報告 国連・特別報告者(2017/06/13朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12984316.html 法案反対署名、153万筆 「共謀罪」(2017/06/13朝日新聞) (問う「共謀罪」)「監視」の先、弾圧懸念 横浜事件ゆかりの人(2017/06/13朝日新聞) 地元テレビ局ディレクターだったころ、事件を知った金沢敏子さん(65)は「権力に批判的な人を捕まえるため、当局に写真が利用された。日常の楽しみの場が、『危険な場』にでっちあげられたのです」と話す。「自分が暮らす地域で起きたこととは」とショックを受け、研究会を作った。「共謀罪」法案が成立すれば、さまざまな犯罪に適用され、当局の監視の網は日常にぐっと身近になる。「友人との平穏な語らいの場面まで監視されることにならないか」。金沢さんは国会審議から目を離せずにいる。 ・・・金沢市の元大学教授、平館道子さん(82)も「人間の心に土足で入るようなもの」と法案に反対する。父利雄さんは旧ソ連経済に詳しい旧満鉄東京支社の調査部員で、旅館を訪ねた翌年、連行された。「研究していた内容がとがめられたのよ」と母に聞いた。取り調べを経て、再会した際に父の手に傷があった。「論文も何もかも、奴隷のことばで書いていたよ」という父の言葉が忘れられない。権力の許す範囲でしか表現できなかったという意味だ。「本を読み、考えることさえ自由にならない時代があった。次の世代が暗くならないよう、いま、声を上げています」(高木智子) マクロン新党、圧勝の勢い 仏総選挙 議席7割超獲得か(2017/06/12朝日新聞) 加計ありき? 今治市職員、特区指定9カ月前に官邸訪問(2017/06/12朝日新聞) 獣医学部の新設計画は当初から、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)を前提に進んだのではないか――。獣医学部新設をめぐる国会論戦でそんな指摘が相次いでいる。正式決定のかなり前から、獣医学部が置かれる予定の愛媛県今治市職員が首相官邸を訪れたり、文部科学省が同市への設置を前提にしたとみられる文書を作ったりしていたことがわかったためだ。政府の説明責任が問われる。 全国民に生活費支給 ベーシックインカムで何が起きた?(2017/06/12朝日新聞) 全国民に生活に必要なお金を支給する制度「ベーシックインカム(BI)」に世界的な注目が集まっています。BI導入を提唱する著書が母国オランダでベストセラーとなり、世界20カ国以上で出版される歴史家兼ジャーナリストのルトガー・ブレグマン氏(29)に話を聞きました。
BIには主に二つの反対意見があります。一つは「そんなお金はない」という財源の問題。もう一つは「誰も働かなくなる」という意見です。 世界各地で実施されているBIの社会実験で反論できる結果が出ています。例えば1974年から4年間、カナダのドーフィンという町で1000世帯を対象にした導入実験では、犯罪率が下がったほか、メンタルヘルスの悩みも減り、医療費も抑制されました。政府のコスト削減につながったのです。BIは基本的な生活費を保障する制度です。人々は食べるためだけに働く状況から抜け出し、より成長できる仕事や、「価値がある」と思う仕事につけます。それは起業やボランティア、画家といった職業かもしれないし、子どもの保育かもしれない。世界でBIに関心が寄せられるようになった背景には、今の資本主義の先にあるビジョンが見えないという行き詰まりがある。我々は進むべき方向性を求めています。また、労働市場が流動化し、人間の仕事の多くが人工知能に置き換わると予測される今、人々は将来に不安を感じています。今はとっぴな意見に聞こえるかもしれませんが、BIがその一つの答えになると思っています。(聞き手・鈴木友里子) 「村総会」の見解表明へ 高知・大川村で議会開会(2017/06/12東京新聞) 議員のなり手不足から村議会を廃止し、有権者が予算などの議案を直接審議する「村総会」の設置を検討している高知県大川村で12日、村議会が開会。和田知士村長(57)が村総会についての見解を表明する。愛媛県境の山間部にある大川村の人口は約400人で、離島を除く自治体としては全国最少。 大阪市大、シンボルのヤシを伐採(2017/06/12京都新聞) 撤去に惜しむ声 原爆資料館と連携 アウシュビッツ博物館 志賀館長が訪れ申し入れ(2017/06/12琉球新報) 原爆資料館(広島市中区)の志賀賢治館長が、第2次世界大戦中のナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を伝えるポーランドの国立アウシュビッツ・ビルケナウ博物館を訪れ、職員の派遣などを視野に連携を申し合わせたことが分かった。資料館によると、志賀館長が3日に同博物館のアンジェイ・カツオジク副館長と面会。博物館側は協力的な姿勢を示した。同博物館は資料の劣化対策や保存修復作業について現地の大学と共同研究を進めており、原爆資料館の学芸員を現地に派遣してノウハウを学ぶことなどを想定している。今後、事務レベルで協議し具体的な内容を詰める。資料館は本年度から、戦争をテーマにした海外博物館との関係強化に乗り出している。志賀館長は5月29日から今月5日までの日程で、原爆展が始まったハンガリーの首都ブダペスト市の「岩の病院・核の避難所博物館」などを訪問。その一環でアウシュビッツ・ビルケナウ博物館を訪れた。(野田華奈子) http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=72514 辺野古差し止め提訴 政府、印象操作か 別裁判持ち出し「和解不履行」(2017/06/12琉球新報) 名護市辺野古の新基地建設で翁長雄志沖縄県知事が国を相手に工事の差し止め訴訟を起こす方針を表明したことに関連して政府側からは、2016年12月の県敗訴の最高裁判決などを引き合いに、翁長知事が判決に従っていないという印象を与える発言が出ている。約束した義務を履行しない知事という“印象操作”に躍起になっているようにも映る。論点をすり替えるように異なる裁判の和解内容を持ち出す政府の論法に、法律の専門家からも「拡大解釈ではないか」と疑問の声が上がる。 【キラリ大地で】フィンランド 大学で日本語指導 喜納政和さん(2017/06/12琉球新報) <社説>最悪の内部被ばく 機構は体質の抜本改善を(2017/06/12琉球新報) 【動画】世界遺産になったイラン古代の地下水道(2017.06.05ナショナルジオグラフィックス) |
週のはじめに考える 豊島事件の残したもの(2017/06/11東京新聞) 難民「相当」を4割不認定 法相、有識者審査「尊重」せず(2017/06/11東京新聞) 再生可能電力の賦課金、2022年から下がる見込み(こちゃん / 2017年6月11日みどりの1kWh) 重力レンズ使った星の重さ測定に成功、ハッブル(2017.06.09ナショナルジオグラフィックス) “原爆スラム”と呼ばれた街で(2017/06/10NHKテレビ) 確認しない官僚、誤り強弁の閣僚…政府の姿勢、後ろ向き(2017/06/11朝日新聞) ■事実確認を軽視、加計も同様 事実確認を軽視する政府の姿勢は、安倍晋三首相の友人が理事長を務める加計学園の問題にも通じる。 辺野古も「共謀罪」もNO 国会周辺で集会(2017/06/11朝日新聞) ミンダナオ島、掃討作戦難航 武装勢力「人間の盾」(2017/06/11朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12983016.html (声)報道機関は政権に危機感持って(2017/06/11朝日新聞)大学研究員 時実象一(東京都 73) CNNは米アトランタに本社のあるニュース専門テレビ局である。今年1月、トランプ大統領の就任前の記者会見で、ジム・アコスタ記者が質問を拒否された。都合の悪い報道を続けた同局を、トランプ氏が敵視したためだ。先日仕事で米国に滞在した。CNNのニュース番組のほぼ半分がトランプ関連だ。いつもは火事や交通事故が中心だったことを考えるとこれは異常だ。それだけトランプ政権の姿勢に、同局が危機感を持っているといえる。ひるがえって日本はどうか。支持率を背景に何でも数で押し切れるとの安倍政権の姿勢に対し、報道機関の反応は弱い気がする。1925年に制定された治安維持法により、敗戦直前の横浜事件では、出版物をとがめられた編集者ら約60人が逮捕され、4人が獄死。同法の復活と言われる「共謀罪」法案は、マンション建設反対などの市民運動にも適用がありうる。報道機関も例外ではないだろう。衆議院通過で一段落せず、報道機関は集中的に問題点を追及し、世論を喚起するべきだと考える。 (ひもとく)「共謀罪」 監視拡大、民主主義の危機 高山佳奈子(2017/06/11朝日新聞) 米国の利益が本法案の背景にあることは、平岡秀夫・海渡雄一『新共謀罪の恐怖』にも詳述されている。本来、日本の刑法体系からすれば、国連条約締結のためには、ドイツなどと同様に、共謀罪ではなく結集罪の処罰を(破壊活動防止法や暴力団対策法などを改正し)狭い範囲で設ければ足りた。それなのに犯罪の計画・準備段階にまで極端に捜査権限を拡大する法案が出されたのは、監視を広げるためにほかならない。元警察職員執筆の原田宏二『警察捜査の正体』は、自身の経験から、現在でも人々の通信記録が収集され、社会の至るところに公安警察が密(ひそ)かに入り込んでいるとしている。 (書評)『世界の果てのありえない場所』 T・エルボラフ、A・ホースフィールド〈著〉(2017/06/11朝日新聞) (著者に会いたい)『知らなかった、ぼくらの戦争』 アーサー・ビナードさん(2017/06/11朝日新聞) 【ドイツ】浴衣姿、仮装でにぎわう ライン河畔で「日本デー」(2017/06/10琉球新報) 再調査、火消しへ一転 首相「政権、ダメージ」 加計問題(2017/06/10朝日新聞) 一方、野党は反発する。民進の蓮舫代表は「前回調査は1日で出てきた。明日にでも調査結果を出していただきたい」と強調。共産の小池晃書記局長も会見で、トランプ米大統領に解任された連邦捜査局(FBI)のコミー前長官の議会公聴会を取り上げ、「ああいった形で議会で解明の努力がされるというのが民主主義国家のあり方。アメリカの言うことには何でも『はいはい』と言う安倍政権なのに、なんでああいったことは学ばないのか」と批判した。 (声)介護に成功報酬、拭えぬ違和感(2017/06/10朝日新聞)介護福祉士 井手隆久(神奈川県 66) 政府は、介護サービス利用者の要介護度を改善させた事業者に対する報酬を手厚くする方針を示しました。「車椅子の生活」→「歩行訓練」→「杖を使えば自力歩行可」という図が自立支援のイメージとして示されています。しかし、現場の実感から言えば「絵に描いたもち」。いかなる理由で要介護状態になったのかは千差万別なのに、一律のイメージを示すのは現実的ではありません。人間の「成長神話」という観点ばかりでお年寄りを見ると、本人は追い詰められる一方ではないでしょうか。介護というのは、死に向かうまでの「ソフトランディング」の時間を提供している面もあり、介護の質が高くても要介護度が改善しないことはあり得ます。「ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力」を書いた帚木蓬生(ははきぎほうせい)さんは言います。「医師に求められるのはすぐには治せないことを受け入れて、患者が歩む長い道のりに連れ添うこと」(5月28日読書面)だ、と。簡単には解決できない多くのことに、介護に携わる私たちも日々直面しています。お説ごもっともなイメージ図に現場は苦しめられるんだろうなあと思います。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12981219.html (声)「教育勅語」、切り売りは無意味(2017/06/10朝日新聞)無職 花輪紅一郎(東京都 67) 「殺すな」「盗むな」「うそをつくな」「淫行するな」の四つは、仏教の五戒と旧約聖書の十戒に共通する徳目であり、万古不易の人の道の基本と言っていい。近頃、「教育勅語」には時代を超え、世界に通用する道徳があると持ち上げる人たちがいるが、この四つが含まれていないことをご存じだろうか。逆に、勅語の1丁目1番地である冒頭の「君への忠」をなぜ無視するのだろうか。教育勅語は「君への忠」から始まり、「皇運扶翼」まで一貫した徳の体系の中に他の徳目を組み込む構造になっている。「兄弟仲良く」したり「学を修め」たりするのは何のためか、究極の目的を抜きに個々の徳を切り売りしても意味はない。勅語の核心は、すべては君のために命をなげうつ忠誠心を持った人になることだ。そこに「殺すな」や「盗むな」は入り込む余地はなかったのだ。 もし人命尊重や略奪禁止を掲げていたら、侵略戦争や日本兵の残虐行為はなかっただろう。人の道の基本を抜きに、天皇への忠誠心のみを求めた勅語の過ちは戦後反省したはずだ。私は高校で倫理を教えていた。道徳に「殺すな」「うそをつくな」は欠かせない。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12981222.html (声)野党よ、民主主義守る気骨示せ(2017/06/10朝日新聞)介護福祉士 木村昌資(愛知県 47) 国会議事堂近くにある衆議院憲政記念館を訪れたことがあります。国会開設からの歩みを数々の資料で紹介する施設です。その中には、1940年に日中戦争への政府の対応を批判する「反軍演説」を行って除名された斎藤隆夫・衆院議員を応援する庶民のはがきや、浅沼稲次郎・社会党委員長が60年に暗殺される間際に読み上げていた演説原稿など、衝撃的な歴史的資料が数多くありました。日本の民主主義は戦後、米国から押しつけられたと言われることがありますが、気骨ある政治家たちが命を賭して言論を戦わせ、勝ち取ってきたことをこの記念館は物語っています。「共謀罪」法案が衆議院を通過し、議論の場は参議院に移っています。テロから国民の命を守る法制度は必要ですが、この法案は一般市民も対象になるとの懸念も出ています。参議院は「良識の府」と言われています。野党は感情的に主張したり政権スキャンダルを追いかけたりするのではなく、この法案の危険性を理路整然と、言論によって追及してもらいたいと思います。かつての気骨ある政治家のように。 「共謀罪」法案は「非常に危険」 国連報告者、シンポで警鐘(2017/06/10朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12981293.html 「加計」再調査 「首相の意向」の究明を(2017/06/10東京新聞) 大洗被ばく、プルトニウム飛散か 床に複数の黒い塊(2017/06/10東京新聞) |