KIJI LISTpoint NEWS LIST
<POINT NEWS238>2017/06/06・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)
20182019


sankaku238sankaku
2017/06/06sankaku06/09

ゲート前道向かいの人も排除 辺野古新基地建設で機動隊(2017/06/09琉球新報)

【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブゲート前で9日午前、機動隊が工事車両の基地内入れるために座り込みをしている約50人を強制排除する際、道向かいの歩道にいた人もゲート前に戻して一緒に排除した。・・・
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-511618.html

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5人、汚染室内に3時間 事故後、除染準備待つ 原子力機構(2017/06/09朝日新聞)
 茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで作業員5人が被曝(ひばく)した事故で、室内に飛散したプルトニウムなどの放射性物質を室外に出さないための処置をする間、5人は室内で3時間にわたって待機していたことが分かった。その間に体内に放射性物質が入り、最も多い人で肺から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出されるという、国内最悪の内部被曝につながった可能性がある。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12979452.html

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脱出住民犠牲、相次ぐ イラクのIS掃討作戦(2017/06/09朝日新聞)

国連は8日、イラク軍による過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦が最終段階に入った北部モスルのIS支配地域から脱出しようとして、ISに殺害された住民が先月26日以降、少なくとも231人に上ると発表した。またISを狙った空爆でも住民50〜80人が死亡したという。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12979443.html

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(声)宅配便下請け業者の単価上げて(2017/06/09朝日新聞)運送業 宮本登(熊本県 65)

 宅配業の話題が多い。取り扱い個数も大幅に増加し、もはや限界に達し、大手各社も様々な対策を打ち出しています。この業界に25年近く下請け業として携わってきた者として、意見があります。この業界は下請けなしでは成り立ちません。問題の本質はドライバーの大幅な不足です。大きな原因は通販商品の急増です。大手各社は、取扱数を奪い合って価格を度外視した結果、ドライバーの1個当たりの配達料が年々下がりました。また細かい時間指定のため拘束時間は、当初の12時間から、今は15時間を超えています。25年前、元請けから支払われる1個当たりの配達料は240円でした。通販商品が増えるにつれ毎年下がり、現在は160円です。拘束時間は長くなり、今の状況では離れた業者は戻ってきません。解決には、通販業者に適正価格を理解してもらうしかありません。通販業者と宅配業者は運命共同体と言っても過言ではありません。全国には多くの宅配業者がいます。1個当たりの配達料が3割減ったのが当初価格に戻れば、「稼げる」と判断する多くの業者が戻ってくるはずです。「宅配」システムが続いてほしい。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12979373.html

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(社説余滴)伴走者のラストメッセージ 加戸靖史(2017/06/09朝日新聞)

 46年にわたり被爆者運動の屋台骨を支えてきた女性が昨年11月3日、がんで逝った。西村(旧姓・伊藤)直子さん。今年4月、被爆者ら約100人が東京に集い、68歳の早すぎる死を悼んだ。1970年に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の事務局に入った。78年から相談員になり、全国の被爆者から寄せられる健康や生活の悩みに向き合った。誰もが「直ちゃん」と慕った。長崎の被爆者で、やはり相談員の横山照子さん(75)は親交を結んだ一人だ。原爆に遭った時は4歳で、直接の記憶は薄い。壮絶な体験を持つ被爆者に「あなたなんかにわからない」といわれるたびに心が痛んだ。電話で愚痴を言う相手が直子さん。「それでもあなたは被爆者なんだよ」と励ましてくれた。「直ちゃんがいなかったら、とっくにやめていた」・・・単に寄り添うのではなく、被爆者として前向きに歩むよう促し、励ます。それが直子さんの真骨頂だった。被爆者運動にとってかけがえのない「伴走者」だったと思う。昨年8月、直子さんは病身を押して広島へ赴き、原水爆禁止世界大会で呼びかけた。「一人でも多くの被爆者の声を聞き、記録を残してほしい」。体験を語り、聞き手に受け止めてもらったことで、「自分は幸せだ」という被爆者を見てきた。そんな被爆者をたくさん生み出すことが若い人たちの役割だ、と。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12979370.html

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一橋大学祭、百田氏講演中止の波紋 学生ら「差別的な言動問題」抗議(2017/06/09朝日新聞)

人種差別根絶をめざす一橋大生らでつくる「反レイシズム情報センター」(ARIC)が今年4月、抗議を表明。大学祭での差別を禁止するガイドラインづくりや講演の中止を実行委に求めた。ARICが問題視するのは、百田氏のこれまでの言動だ。2014年2月にあった東京都知事選の応援演説では、他の候補を「人間のくず」と中傷。15年6月には自民党議員らの勉強会で「沖縄の二つの新聞社は絶対つぶさなあかん」と発言した。昨年11月には、集団強姦(ごうかん)事件の犯人像をめぐって「在日外国人たちではないかという気がする」とツイートし、「人種差別」と批判を浴びた。ARICの梁英聖(リャンヨンソン)代表(34)は「百田氏は差別を扇動してきた。講演会を開けば、大学が差別を容認することになる」と主張。ネットで賛同する1万人以上の署名が集まったという。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12979475.html

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[大弦小弦]東京で電車に乗っていて、新聞を読む人をほとんど見かけなくなった…(2017/06/09沖縄タイムス)

東京で電車に乗っていて、新聞を読む人をほとんど見かけなくなった。つい数年前まで、満員電車でもきれいに折り畳み、周囲にぶつからずに読む“職人技”を目にした。今は専ら視線の先はスマートフォンの画面だ・・・▼若い世代を中心にニュースを得る方法が紙媒体からネットに変わった。手段にとどまらず、受け取るニュースの質も変わりつつある▼「うちには編集部は存在しない」。あるニュースアプリ関係者の言葉だ。ニュース価値の判断は人間ではなく、アルゴリズム(コンピューターの算法)が読まれるニュースか否かを自動で判定する▼悩ましいのは、選んだ記事が事実に基づくのか、フェイク(偽)なのか問われないことだ。むしろフェイクの方が反響を呼び、読まれるニュースとみなされるという・・・▼「意見の異なる世界が偶然目に飛び込む環境を研究している」。ニュースアプリ関係者は、アルゴリズムによる「情報の適切な混在化」を課題に挙げた。それこそネットに対抗し得る新聞の強みだろう。ふと見た記事に思わず見入る。紙面には「偶然」が詰まっている。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/101391

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公文書の管理  公開するための制度だ(2017/06/09京都新聞)

 加計学園の獣医学部や森友学園の小学校の新設計画をめぐり、市民やNPOが財務省や文部科学省の内部記録の保全や公開を求める法的手続きを相次いで行った。政府が関連する公文書について「廃棄した」「存在しない」という説明に終始し、公開を拒んでいるためだ。2011年に施行された公文書管理法は第1条で「公文書は健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」で「主権者である国民が主体的に利用できる」としている。大切な国民の財産が隠されるのではないか。これまでの政府の対応を見れば、そんな疑問を持たれるのも無理はない。法の精神に立ち返った対応を求めたい。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170609_3.html

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【動画】カラスはずるい人を1カ月以上忘れない(2017/06/09ナショナルジオグラフィックス)

カラスをはじめ、カケス、カササギなどカラス科の鳥は知能が高いことで知られている。人間の顔を識別し、住宅街をうろついてゴミ箱を漁り、死んだ仲間のために葬式まで出す。・・・ そして、中にはちゃんと取引ができるカラスもいるらしい。このたび、公平な取引と不公平な取引をカラスがどれだけ区別できるのかを調べた論文が「Animal Behavior」6月号に発表された。研究を行ったのは、スウェーデンのルンド大学、オーストリアのウィーン大学、およびその他の機関の研究者らだ。論文の共同執筆者であるヨーグ・マッセン氏は、ウィーン大学の博士研究員で、認知生物学を専門とする。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/060800214/

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与党保守党、過半数割る見通し 英総選挙(2017/06/09CNN)

ロンドン(CNN) 英国で8日に投票が行われた総選挙(下院定数650)は、主要テレビ局各社の出口調査でテリーザ・メイ首相率いる与党保守党が過半数を割り込む見通しとなった。メイ首相は欧州連合(EU)からの離脱交渉を有利に進めるため、議席数を上積みできると見込んで4月に解散総選挙に踏み切った。しかしこの選挙で敗北すれば、同首相にとっては大きな打撃となる。
https://www.cnn.co.jp/world/35102485.html

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「加計文書」を再調査 世論反発受け文科相表明(2017/06/09東京新聞)

松野博一文部科学相は9日、政府の国家戦略特区制度を活用した学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画を巡り、「総理の意向」などと記載された文書の存否について再調査すると表明した。安倍晋三首相から「徹底した調査を速やかに実施するよう」指示があったと述べた。5月の調査で「存在を確認できなかった」として以降、再調査を拒否してきたが、世論の反発を受け、方針転換せざるを得ないと判断したもようだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017060901001161.html

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筆洗/二年前に七十五歳で逝った詩人・長田弘さんに、「グレン・グールドの9分32秒」という詩がある。(2017/06/09東京新聞)
9分32秒とは、天才グールドがピアノで弾いた、ワーグナーの歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕前奏曲の録音時間だ▼<針がレコードに落ちるまでの、/ほんの一瞬の、途方もなく永い時間。/ワーグナーのおそろしく濃密なポリフォニーから/すばらしく楽しい対位法を抽(ひ)きだして、/響きあうピアノのことばにして、/グールドが遺(のこ)した/9分32秒の小さな永遠>▼時間とは「一人のわたしの時間をどれだけ充実させられるかということでしか測ることができないもの」と、詩人は説いた。・・・人生は、音楽の時間のようだと思う>▼時分秒ではなく、「充実」という単位ではかる時間を持ちたい。あすは、時の記念日。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017060902000140.html

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作業員4人、内部被ばく プルトニウム 2.2万ベクレル最悪レベル(2017/06/08東京新聞)
 日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の燃料研究棟で作業員五人に放射性物質が付着した事故で、機構は七日、四人が内部被ばくしており、そのうち五十代の一人の肺から二万二〇〇〇ベクレルの放射性物質プルトニウム239が検出されたと発表した。ほかの三人もそれぞれ最大で一万四〇〇〇〜五六〇〇ベクレルを検出。残りの一人も内部被ばくした疑いが濃厚としている。国内で過去最大級の内部被ばく事故となり、作業が適切に行われていたかなど、機構の安全管理体制が今後問われることとなる。


 機構によると、五人は二十〜五十代のいずれも男性で、うち二人は原子力機構の職員、三人は協力会社の従業員。五十代の作業員の被ばく線量は、今後五十年で一二シーベルトに達する可能性があるという。国の基準は放射性物質を取り扱う作業員らの被ばく線量限度を五年間で〇・一シーベルトと定めている。・・・

「内部被ばく」とは、空気や水、食品に混じった放射性物質を吸い込んだりして、体の中から放射線を浴びることをいう。マスクの着用である程度は防げる。体内に取り込まれた放射性物質の一部は尿や便と一緒に自然と排出されるが、排出されなかったものは長期間、放射線を出し続けて臓器に影響を与え、がんや白血病になる危険性が高まる。物質によって体内でとどまりやすい場所が異なり、プルトニウムは肺、セシウムは筋肉や生殖腺、ヨウ素は甲状腺にたまりやすい。国は、放射線作業に携わる人の被ばく量限度を、内部、外部合わせて五年間で〇・一シーベルト(一〇〇ミリシーベルト)とした上で、年間で五〇ミリシーベルトを超えてはならないと定めている。東京電力福島第一事故の対応にあたった作業員には、事故後一年間で、内部被ばく量だけで五九〇ミリシーベルトの人もいた。
 <ベクレルとシーベルト> 放射線を放出する能力を放射能と呼び、その強さや量を「ベクレル」という単位で表す。放出された放射線を人間が浴びた際の影響の度合いを示す単位が「シーベルト」。ベクレルとシーベルトの関係は、電球の放つ「光の強さ」と、電球からの距離や障害物の有無に左右される「明るさ」にも例えられる。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017060890070627.html

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体内へ総量36万ベクレルか(2017/06/08共同通信)
日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の作業員被ばく事故で、肺から2万2千ベクレルの放射性物質プルトニウムが計測された50代の男性職員について、機構がこの計測値を基に、男性職員が体内に取り込んだ放射性物質の総量を36万ベクレルと推計したことが8日、機構への取材で分かった。・・・機構によると、男性職員は、肺で2万2千ベクレルが測定されていることから、放射性物質は鼻から気管支を経て、血液に入り込み、内臓や骨にも取り込まれた可能性があると推定される。
https://this.kiji.is/245282360307679237?c=39546741839462401

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「共謀罪」と条約 政府の説明は崩れた(2017/06/08東京新聞)
 「共謀罪」をめぐり、国連の国際組織犯罪防止条約の立法ガイド執筆者が本紙に「条約はテロ防止が目的でない」と明言した。政府の説明が根底から崩れる。数の力で法案を通してはならぬ。今回、日本が締結を目指しているのは国際組織犯罪防止条約(TOC条約)である。政府は締結のためには「共謀罪」法案が不可欠だとしているのに対し、野党は現行法のままでも締結が可能だとしている。この溝は埋まらない。また、従来、「共謀罪」と法案名を付けてきたのに、今回は「テロ等準備罪」と名称を変えている。安倍晋三首相が東京五輪・パラリンピック開催を控え、テロ対策が必要だと訴えているためだ。だが、この説明はTOC条約の精神とは全く相いれない。このTOC条約を締結するため各国が立法作業をするための国連の「立法ガイド」を執筆した刑事司法学者ニコス・パッサス氏は「条約はテロ防止を目的としたものではない」と述べている。三日にロンドン中心部で起きたテロなどを指し、「英国は長年TOC条約のメンバーだが、条約を締結するだけでは、テロの防止にはならない」とも言う。さらに「新たな法律などの導入を正当化するために条約を利用してはならない」と警鐘を鳴らしている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017060802000178.html

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第71回トニー賞 米演劇界、今期栄冠は(2017/06/08東京新聞)
演劇界で最も権威のあるトニー賞の第71回授賞式が11日夜(日本時間12日午前)、米ニューヨーク・ブロードウェーで開かれる。注目のミュージカル作品賞にはトルストイの「戦争と平和」を原作にした「ナターシャ、ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」など4作品が、演劇主演女優賞には映画のアカデミー賞を2度受賞したケイト・ブランシェットがノミネートされており注目される。 (砂上麻子)トニー賞は1947年の創設。過去1年間にブロードウェーで上演された演劇とミュージカルが対象で、作品賞など計24部門と特別賞が授与される。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2017060802000190.html

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チバニアン申請 地球の謎を解く鍵に(2017/06/08東京新聞)
何の変哲もない崖が世界から注目されそうだ。千葉県の地層を国際標準模式地の候補に申請した。現生人類誕生への時期がチバニアン(千葉時代)と呼ばれることを期待したい。申請したのは茨城大や国立極地研究所のチーム。模式地にはそれぞれの時代の境界を研究しやすい地層が選ばれる。チームは七十七万年前から十二万六千年前の時代を代表する地層として市原市の「千葉セクション」を提案。年代的には、人類が原人からホモ・サピエンスに進化した時代と重なる。命名権を得ればチバニアンに決める。ライバルはイタリアの二カ所。決定は来年になる。・・・方位磁針のN極は北を指すが、地球史の中では何度も反転し、N極が南を指す時代もあった。七十七万年前までは反転期で、松山逆磁極期と呼ばれる。それ以降、現在まではブリュンヌ正磁極期という。「松山」は逆転現象を見つけた松山基範京大名誉教授にちなむ。原因は分かっていない。地層は海底に静かに降り積もった細かい粒子ででき、プランクトンや花粉などの化石を含んでいる。中に磁石のような性質を持つ粒子もあり、地球磁場に影響されて堆積するので、当時の地球磁場が分かる。化石から気温や水温などが推定できる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017060802000177.html

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【考える広場】猫学事始(2017年6月3日東京新聞)
◆共同体の束縛を超越 哲学者・左近司祥子さん
 今、何匹の猫を飼っているかって? だいぶ減りましたよ。三十七匹。一番多い時は五十匹ぐらい。そんな猫好きとしては、猫を飼う人が増えたのはうれしいことです。・・・そもそも人間は共同体なしでは生きていけません。他人と対峙(たいじ)し、関係を築く。ところが、猫が対峙するのは宇宙とだけ。ほかのものとは対峙しない。本心では「人間なんか相手にしてやらないよ」と思っているかも。かわいがれば、うれしそうにする猫もいますが、人間がいなくなれば自分の好きな所に行って好きなことをしている。・・・ 『ソクラテスの弁明』の中で、ソクラテスが「国家のために何かをしようとするとダイモン(鬼神、神霊)が止めるのだ」と言う場面があります。共同体に入り、関わることを拒否しろということです。共同体にいないと生きられないが、それは本当の自分、本当の生き方ではないだろうと。では、本当の生き方とは何でしょうか。それは一人一人違っていいのです。ちょうど猫のように、他の猫など気にせずに。つまり、猫のように生きることです。そうなれば哲学は不要になるでしょう。残念ながら人間は猫ほど賢くないので、そうはいかずに考え続けるしかありません。

◆家の中にすむ「自然」 作家・パンク歌手 町田康さん
今、猫を七匹飼っています。二十代前半、野良猫を観察して面白いと思ったのが猫との出合い。自分のバンド名は「INU」でしたけど。結婚したときに妻が猫を飼っていて、その後仲間から子猫をもらったり愛護団体が保護した猫を預かったりして、いつの間にか増えた。「メリットは?」と聞かれますが、正直言うとありません。小説のインスピレーションが湧くか?文学への影響は? ありません。猫はそこに「いる」だけです。・・・猫との生活を書いたエッセーを四冊出しました。動物が人間の犠牲になる物語は多いけどその逆はないので、そういう本があってもいいかと(笑)。猫の飼い主はいかに猫からひどい目にあっているか自慢する。逆に犬の飼い主は「うちの犬は賢い」と自慢しますね。猫はいろんなことをやらかします。本のしおりの紐(ひも)は必ず噛(か)み切る。新聞を広げれば上に乗る。パソコンのキーボードの上を歩く。わざわざ一番高い服で爪を研ぐ。猫のフリーダム力ってすごい。束縛されてない感じがするんですよ。人は生きていると何かしら耐えなきゃいけないことがある。だから猫がうらやましくなるんじゃないかな。亡くなった作家の中島らもさんと対談したとき、インタビュアーが「生まれ変わったらお二人は何になりたいですか」という質問をしました。中島さんはしばらくして「…飼い猫」って言いました。みんな、内心では猫のように生きたいのではないですか。
 当たり前のことしか言えませんけど、猫ブームだからと猫を安易に飼わないでほしい。猫はかわいいんじゃない。美しいんですよ。美しいということは、その半面に危険や大変さがあるということ。端的に言うと、そこには死ぬことも含まれている。「かわいい」で飼うのはやめてほしい。そういう意味では、ブームは沈静化してほしいですね。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/hiroba/CK2017060302000219.html

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イラン、破られたIS対策 中東の治安安定国、衝撃(2017/06/08朝日新聞)
 混乱の続く中東にあって治安が安定していたイランでテロ事件が起きた。過激派組織「イスラム国」(IS)への徹底した対策にもかかわらず起きた惨事に市民の間で動揺が広がっている。・・・事件が起きた7日、テヘラン市内の地下鉄駅や大通り、空港周辺には多数の警察官が配置された。市民は口々に「なぜISがイランに入って来られたのか」と驚きを隠せずにいる。・・・ISに詳しい過激派研究者によると、ISは当初から、「領土」への攻撃が激化したら、世界各地に潜伏する支持者がテロを起こす戦略を立てていた。各地でテロを続け、求心力を維持する狙いだ。ISがイラクやシリアからテロを直接指揮したり、武器や資金の援助をしたりすることは、困難になっているとみられる。だが、過激思想に共鳴し、ISがまき散らした襲撃の手法や武器製造法を会得した個人や集団が、各地でテロを起こす危険性は高まるばかりだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12977627.html

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(声)政権の排他的空気を許すな(2017/06/08朝日新聞)幼稚園教諭 佐々木明子(神奈川県 48)

 加計(かけ)学園問題で前川喜平・前文部科学事務次官が、「総理のご意向」とする文書によって「行政がゆがめられた」と証言した。一方、菅義偉官房長官は「怪文書」と切り捨て、松野博一文科相は「存在は確認できなかった」と再調査を拒否。安倍晋三首相は「私のところに(確認に)来ればいい。なぜ反対しなかったのか」と発言した。反対意見を聞く気のない権力者に、前川氏が意見を言えるはずがない。森友学園の件などでも安倍政権は、反対意見を否定し、強弁で押し通し、相手を攻撃してきた。異質なものを排除しようとしているかのようだ。政権の排他的な空気が各省庁に蔓延(まんえん)し、企業や家庭へ広がっていくと想像したら考えすぎだろうか。子どものいじめは、他者への排他的行動の表れだ。私には、安倍政権がその空気を助長しているように見える。社会の手本となるべき政権を担う大人は、異なる意見にも耳を傾けるという民主主義の基本を守ってほしい。そして私たちは今、政権が何をしようとしているのかを知り、意思表示をしよう。それが排他的空気を許さず、共存の可能性を探る手立てにつながっていくのだと思う。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12977538.html

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辺野古提訴、翁長知事が表明(2017/06/08朝日新聞)
沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事は7日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事差し止めを求める訴訟を、7月にも起こす方針を表明した。必要な議案が県議会で可決され次第提訴する。埋め立て承認の取り消しをめぐる訴訟の敗訴が確定した昨年12月以来、再び政府と県の法廷闘争が始まる。翁長知事は「政府は、なりふり構わず埋め立て工事の着手という既成事実を作ろうとしているが、到底容認できない」と述べた。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12977619.html

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除染事業...『揺らぐ信頼』 水増し請求疑惑、自治体から怒りの声(2017/06/08福島民友)
除染事業への信頼を揺るがす疑惑がまた明らかになった。建設会社の安藤ハザマ(東京)が受注した県内の除染事業を巡り、宿泊経費を不正に請求した可能性が7日に浮上した。同社によると、調査結果は来週にも公表されるが、各自治体からは「除染事業に水を差すゆゆしき事態。徹底的な調査を求めたい」などと怒りの声が上がっている。・・・田村市によると、同社は2013(平成25)年8月から2年間、船引町と常葉町北部の除染を担当した。事業費は約32億円。同社の1次下請け会社は13社で、除染で宿泊した延べ人数は約5万8000人に上る。
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170608-178609.php

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(問う「共謀罪」 学問の世界から)空気を読まない者に疑いの目向かう 小澤俊夫さん(2017/06/08朝日新聞)
 日中戦争下の中国で小学生だった。陸軍病院を慰問すると、兵隊が「行軍中、道沿いの女子どもはスパイだから皆殺しだ」と手柄話をする。子供心に「人殺しだ」と思ったけど、とても口に出せない。「治安維持法は恐ろしい」と染みついていた。・・・ 「共謀罪」が怖いのは、何が犯罪か捜査機関の末端が決めてしまうこと。治安維持法と同じだ。父は無事だったけど、父の雑誌の編集員で拷問された人もいた。行き過ぎれば戦時中のように密告社会になるだろう。

 密告社会で真っ先に標的になるのが不道徳、不健全、猥雑(わいざつ)なものだ。政府に逆らいそうな者、空気を読まない者に疑いの目が向かう。表現の自由や豊かな文化にとっては致命的だ。・・・多様な言論が無くなると、国全体が狂気に包まれる。兵隊の残虐な自慢に衝撃を受けた私も、終戦前は軍国少年。日記を読み返すと、ドイツ降伏を「神はヒトラーを見放したのか」なんて嘆いている。恐ろしいね。思想統制の先にはそういう不幸が待っていると、私は思う。(聞き手・後藤遼太)


 おざわ・としお 筑波大名誉教授で、専門はドイツ文学。口承文芸学者としても知られ、昔話研究の第一人者。弟は世界的指揮者の小澤征爾さん、息子はミュージシャンの小沢健二さん。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12977693.html

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「安全とは思えない」市民団体が抗議 高浜3号機再稼働(2017/06/07中日新聞)
高浜原発前では、関西を中心に全国から集まった約百人が気勢を上げた。呼び掛けた「若狭の原発を考える会」共同代表の木原壮林さん(73)は、3号機の再稼働中止と4号機の停止を求める要請書を関電職員に手渡した。3号機が午後二時に再稼働したというニュースが伝わると「信じられない」などと声が上がった。京都市のフリー編集者吉田明生さん(67)は「新規制基準に適合したからといって安全とは到底思えない」と憤った。県庁前の関電地域共生本部が入るビルの前でも正午ごろ、四十人が集まり「豊かな自然を未来に残そう」「若狭に新しい雇用を増やそう」と声を上げた。参加者たちは交代でマイクを握り「原発が止まっていても困っていない。今なぜ再稼働しなければいけないのか」などと反発した。

 環境NGOのグリーンピース・ジャパンも高浜原発でのプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使ったプルサーマル発電を非難する声明を発表。「海上輸送でテロリストに奪われるなど高いリスクがある。過酷事故のリスクが高まり、被害はより深刻になる」などと危ぶんだ。
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20170607/CK2017060702000029.html

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この国の諸問題の根底にあるもの(2017/06/06毎日新聞)

対米従属国家の「漂流」と「政治的退廃」=特別寄稿・内田樹
安倍晋三首相による「1強体制」の下、国内外の危惧する声をよそに、「共謀罪」が成立しようとしている。一方で、国民が望む加計学園問題の疑惑解明は、果たされぬままだ。絶えず問題が起こる日本。どうしてだろう? 思想家の内田樹氏が「日本の諸問題の根底にあるもの」を解き明かす。

 私たちが「問題」と呼んでいるものの多くは長期にわたる私たち自身の努力の成果である。だから、それは「問題」というよりむしろ「答え」なのである。私見によれば、現代日本の問題点の多くは、私たちが久しく「ある現実」から必死に目を背けてきた努力の成果である。私たちが目を背けてきた「ある現実」とは「日本はアメリカの属国であり、日本は主権国家ではない」という事実である。この事実を直視することを集団的に拒否したことから、今日のわが国の不具合のほとんどすべてが派生している。・・・

 
  私たち日本国民は憲法制定の主体であったことはない。だから、正直に言って、私たちは自分たちがこの国の主権者であるという実感を持ったことがない。教科書では「主権在民」と教えられたけれど、ほんとうの主権者は太平洋の向こうにいるということを私たちはずっと知っていた。国に主権がないのに国民が主権者でありうるわけがない。・・・国際社会で地政学的な存在感を増して、実力を背景にアメリカに国家主権を認めさせるというプランは2005年の国連常任理事国入りの失敗で終わった。このとき日本の常任理事国入りの共同提案国になったアジアの国はブータン、アフガニスタン、モルジブの三カ国のみだった。中国も韓国もASEAN諸国も日本の大国化を非とした。日本が常任理事国になってもそれは「アメリカの票が一つ増えるだけ」という指摘に日本の外交当局は反論できなかった。・・・

 12年のアーミテージ・ナイ報告書は「日本は一流国家であり続けたいのか、それとも二流国家に成り下がって構わないのか? 日本の国民と政府が二流のステータスに甘んじるなら、この報告書は不要であろう」という恫喝(どうかつ)から始まる。日本政府はこの恫喝に縮み上がって「一流国でありたいです」と答えて、報告書のすべての要求に応じた(原発再稼働、TPP交渉参加、掃海艇ホルムズ海峡派遣、特定秘密保護法の立法、PKOの法的権限の拡大、集団的自衛権の行使容認、武器輸出の解禁などなど)。「一流国でありたければ、言うことを聞け」というような剥(む)き出しの恫喝に叩頭(こうとう)する国を他国は決して「主権国家」とはみなさないだろうということが頭に浮かばないほどに日本人はいつの間にか「従属慣れ」してしまっていた。・・・

 だが、「対米従属テクノクラート」たちのこの信憑を揺るがすものたちがいる。それは「アメリカから国家主権を奪還したい」という素朴な願いを今も持ち続けている人たちである。この「素朴な」人々は日本の国益とアメリカの国益はときに相反することを現実的経験として知っており、その場合には日本の国益を優先させるべきだと思っている。この人々の「常識」が開示されることを対米従属テクノクラートたちは何よりも恐れている。それゆえ、「日本はすでに主権国家であるので、主権奪還を願うというのは無意味かつ有害なことである」というイデオロギーを国民に刷り込むことが対米従属テクノクラートにとっての急務となるのである。ここまで書けば、安倍政権に領導される極右の政治運動が「国民主権」という概念そのものの否定に踏み込んでいること、そしてそれが国民から一定の支持を受けているという「矛盾」の意味が少し理解できるはずである。

「廃憲」で非国民主権を明文化
 先に書いた通り、私たちは「日本には国家主権がないこと」を知っている。それは当然「日本国民は主権者ではない」ということを意味する。むろん国家主権がないがゆえに私たちは主権の回復を願っているわけだけれど、極右の政治思想はそこを痛撃してくるのである。「主権の回復を願うお前たちは権利上何ものなのだ?」と。お前たちは主権者ではないし、かつて主権者であったこともない。アメリカによって「主権者」と指名されただけの空疎な観念にすぎない。お前たちがいつ憲法制定の主体となるほどの政治的実力を持ったことがあるか? こう言い立てられると、私たちはたじろいでしまう。まさにその通りだからである。彼らはこう続ける。お前たちはその実情にふさわしい地位と名を与えられなくてはならない。それは「非主権者」である。だから、これから憲法を改定し、基本的人権を廃し、日本国民は日本国の主権者ではないという現実を明文化する。

 極右の「廃憲」論の本質は約(つづ)めて言えばそういうものである。空疎な理念を捨てて痛苦な現実を受け入れろと彼らは命じているのである。曲芸的な理路なのだが、なぜか妙な説得力がある。もちろん「日本の国益とアメリカの国益は完全に一致している」という命題そのものが偽なので、論理は土台から崩壊しているのだが、それでも「お前たちは主権者ではないのだからその無権力にふさわしい従属状態を甘受せよ」という決めつけには尋常ならざるリアリティーがある。というのは、それがまさに対米従属テクノクラートたちがアメリカとのフロントラインで日々耳元でがなり立てられている言葉だからである。「お前たちは属国民だ。その地位にふさわしい従属状態を甘受せよ」と。それを言われると彼らも深く傷つく。でも、ほんとうのことなので反論できない。そのフラストレーションを解消するために、対米従属テクノクラートたちは彼ら自身を傷つける言葉をそのままに日本国民にぶつけているのである。日本人が国家主権の回復をめざす対米自立の道をもう一度たどり直すまで、この自傷行為は続くだろう。病は深い。
https://mainichi.jp/sunday/articles/20170605/org/00m/010/017000d

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<社説>加計文書「共有」 関係者を証人喚問せよ(2017/06/07琉球新報)
これ以上、国民の知る権利の侵害は許されない。安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」の獣医学部新設に関し、「総理の意向」などと記載された文書の存在を、文部科学省の複数の現役職員が内部で共有していたことを認めた。安倍首相は国会答弁で「印象操作」だと繰り返した。菅義偉官房長官は「怪文書」と言い切り、松野博一文科相も「行政文書としては存在しない」と結論付け、再調査を拒否してきた。現役職員の証言は首相らの発言を覆し、文科省内に官邸の意向が伝わっていたことを裏付けた。学園が特別扱いされたのではないかという疑惑は、払拭(ふっしょく)されるどころか深まった。疑惑の真相解明のために関係者の証人喚問と第三者による調査が必要だ。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-510059.html

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パリ、男が金づちで警官襲撃 ノートルダム寺院前(2017/06/07琉球新報)
【パリ共同】パリ中心部のノートルダム寺院前で6日午後4時半(日本時間同11時半)ごろ、男が金づちのような物でパトロール中の警官に殴りかかり、別の警官が男に発砲した。付近に数千人の観光客がおり騒然となった。警官1人が軽傷を負ったが、観光客らにけがはなかった。コロン内相は、男が「シリアのためだ」と叫びながら警官を襲撃したと指摘し、テロの可能性が高いと述べた。単独犯とみられ、料理用包丁も所持していたという。
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-510064.html

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作業員1人の肺から2万2千ベクレル 茨城・原子力機構(2017/06/07朝日新聞)
 茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターでウランとプルトニウムが入った保管容器から放射性物質が漏れて作業員5人が被曝(ひばく)した事故で、原子力機構は7日、作業員1人の肺から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出されたと発表した。この問題は、7日の原子力規制委員会の定例会でも報告された。放射線防護が専門の伴信彦委員は「命に関わることはないだろうが、軽微なものではない。かなりの内部被曝になることは確実だ」と、作業態勢などを問題視した。
http://digital.asahi.com/articles/ASK67424PK67ULBJ006.html?iref=comtop_8_01

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(天声人語)印象操作という言葉(2017/06/07朝日新聞)
目立つのは安倍晋三首相の頻用である。森友学園や加計学園の疑惑を追及されると、「それは印象操作だ」と反撃して質問をかわす▼どこから来た言葉なのか。社会学事典に手がかりがあった。アービング・ゴフマンなるカナダ出身の社会学者が1950年代に提唱した概念という。人のふるまいを演劇ととらえ、人は観客を意識して自分の印象を管理していると説く▼社会学の世界では広く知られた研究者だという。印象操作を論じた主著『行為と演技』を読む限り、彼の語法には、何かをねじ曲げたり、だれかをおとしめたりするような攻撃的な含意は感じられない▼あえて首相の語法に同調するならば、前文科次官に対する政権の攻撃こそ、まさに典型的な印象操作と呼ぶべきではないか。共謀罪の名を隠して「テロ等準備罪」と呼び変えるのも、堂々たる印象操作だろう。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12975823.html

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(声)汚染土の処分、福島だけの問題か(2017/06/07朝日新聞)大学教員 松谷基和(福島県 41)

 福島市の私の地区では、宅地に続き道路の除染がようやく始まる。しかし市は、地区で出る汚染土の仮置き場として、地区内の市水道局の受水池(浄水を家庭に配るまでためる地下水槽)の敷地を使うと通告してきた。市の水道水の約4割がここを経由している。国の中間貯蔵施設ができるまで、市は地区から出る汚染土は地区内に仮置きする方針だ。地区には山林や耕作放棄地も多くあり、適地がほかにないとは思えない。隣接の3町内会約140世帯だけを対象に先月説明会が開かれたが、周知不足で参加者は20人足らず。遮水・遮光シートで覆うことなどにより安全に保管できるという説明に終始した。

 市の性急で愚かな判断の背景には、年度内の作業完了を国から求められた焦りがあると思う。私たち住民側に立って国と渡り合ってくれるはずの市が国の「手足」と化し、住民との対話を軽んじ、行政効率を上げることに汲々(きゅうきゅう)としている。復興の実績作りをしたい行政の陰で、住民は置き去りだ。全国の方々にも問いたい。汚染土の処分は果たして福島だけの問題なのだろうか。原発被害は形を変えて、今なお続いている。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12975702.html

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森友データ保全求めNPOが抗告(2017/06/07朝日新聞)
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題に絡み、財務省と近畿財務局が持つ交渉記録などの電子データの保全を求めていたNPO法人「情報公開クリアリングハウス」は6日、申し立てを却下した東京地裁の決定を不服として、東京高裁に抗告を申し立てた。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12975811.html

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骨太方針  財政目標から逃げるな(2017/06/07京都新聞)
借金頼みからの出口がますます見えなくなる。そんな懸念を深めざるを得ない。
 政府の経済財政運営の指針「骨太方針」の素案は、働き方改革に続く柱として「人材投資」を掲げた。幼児教育の早期無償化や待機児童の解消を優先し、人口減少の中で1人当たりの生産性を上げて成長への活路を見いだすという。人材重視の方向性に異存はない。教育、保育の充実は子育てや女性活躍の支援にとどまらず、長い目でみて格差や貧困の拡大・固定化を防ぐことにもつながる。問題は、財源について「年内に結論を得る」とするのみで、具体策を示さなかったことだ。・・・もう一つ、懸念されるのが財政規律の緩みだ。素案では基礎的財政収支を20年度までに黒字化する財政再建目標を維持しつつ、国内総生産(GDP)に対する債務残高比率を「安定的に引き下げる」方針を前面に出した。低金利の下で経済成長が続けば改善する指標であるため、安易な歳出拡大論につながる恐れが拭えない。債務残高GDP比を政府が強調するのは黒字化目標の先延ばしの布石とも映る。すでに先進国で最悪水準の日本財政の信用を、これでは一層低下させかねない。仮に高成長を遂げても黒字化目標の達成が絶望的なのは、内閣府の最新の試算で明らかだ。政治は真摯(しんし)に課題に向き合い、財政再建の目標から逃げてはならない。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170607_2.html

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『新生バチカン 教皇フランシスコの挑戦』(2017/ナショナルジオグラフィックス)
世界12億の信徒を抱えるカトリック教会が、今まさに徹底的な大改造を余儀なくされている。その改革の旗振り役が教皇フランシスコだ。世界中のカトリック信者から絶大な人気を集める教皇フランシスコの真の姿を、その生い立ちと経歴、友人・弟子らによる証言、バチカンでの日々の振る舞いなどを通して浮かび上がらせる。
第1回 突然の教皇選出とすぐに始まった改革
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/040500005/040500001/
第2回 若き日の教皇フランシスコ
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/040500005/040500002/
第3回 バチカン、人々を魅了する三つの力
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/040500005/042100003/
第4回 「説教よりも心に響く」教皇の姿勢
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/040500005/042200004/
第5回 不思議な国バチカン
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/040500005/053000005/

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100%太陽光発電の島、3カ月たってわかったこと(2017.02.28ナショナルジオグラフィックス)
住民の反応は? 生活は? 世界が注目、米領サモア領のタウ島
 2016年11月、太陽光発電による新しいマイクログリッド(小規模電力網)がタウ島に完成した。これにより、それまで100%ディーゼル燃料だった島全体の発電は、100%太陽光に切り替わった(島の人口は季節によって変動するが、たいてい200人〜600人の間だ)。このソーラー事業を担ったのはソーラーシティ社だ。米カリフォルニア州に本社を置き、イーロン・マスク氏のテスラ社に同じ頃に買収された。800万ドル(約9億円強)の事業に、米国内務省と米領サモア電力局(ASPA)が出資している。・・・この事業は、持続可能性の種もまいたようだ。島の学校で、ソーラーエネルギーについて考えてみようと言われた子どもたちは、「環境に優しく」「この惑星を守る」ことになると、流行の言い回しで元気に答える。一方で大人たちは、長期的に財源を節約できてストレスも減る恩恵と考えている。・・・ タウ島のソーラー事業は、世界中の他の島々で交わされている議論にも有益な情報となるかもしれない。多くの島が、再生可能エネルギーは投資に値するか、技術は信頼できるか、住民はよい反応を見せるのか知りたがっているのだ。タウ島の老人たちは、島の将来が遠い昔のあり方に近づいていくことを期待している。人々が自給自足で、環境と調和して暮らしていた時代に。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/022700072/

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3トン超の衛星、新型ロケットで打ち上げ成功 インド(2017.06.06 CNN)
ニューデリー(CNN) インド宇宙研究機構(ISRO)は5日、新型のロケットを使って重さ3トンを超える通信衛星の打ち上げに成功した。モディ首相はツイッターで成功をたたえ、国の誇りだと述べた。重さ約3.1トンの通信衛星「GSAT―19」を載せた同国史上最大のロケット「GSLVマーク3」は、同国南部のサティシュ・ダワン宇宙センターから現地時間の午後5時28分に打ち上げられた。3トン以上の人工衛星の打ち上げに成功した例は、これまで、日本をはじめ、米国とロシア、中国、欧州宇宙機関(ESA)に限られていた。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35102341.html?tag=cbox;fringe

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「ここは地獄」 対ISIS戦の最前線、モスル市民たちは今 CNN EXCLUSIVE(2017/06/07CNN)
モスル(CNN) イラク軍が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」からの奪還をめざす北部モスルでは、燃え盛る戦火の中、取り残された市民が死の恐怖に直面している。その最前線をCNNが取材した。・・・取材班はさらに前線へ近付いた。煙が立ち上り、遠くで爆発音が響く。イラク軍の司令官は動揺した表情で、がれきの下から収容した遺体の話をした。乳児を抱いたまま息絶えた母親の遺体だったという。生き残った市民が次々とイラク軍部隊の下へ逃れてくる。市民たちの言葉には深い悲しみや怒り、安どの感情が込められていた。「この3年間、いったいどこにいたの」と、兵士たちを責める女性。「20日前に脱出しようとしたんだ。あいつはISISに捕まって、頭を4回も撃たれてしまった。私の弟だ」と声を詰まらせる男性もいた。11人家族の母親は「小麦粉と水でしのいでいた」と訴える。それも子どもたちの飢えを何とかいやすほどの量しかなく、夫と自分は4日間何も食べずに通したという。
https://www.cnn.co.jp/world/35102383.html

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原発再稼働 そのたびに不安は募る(2017/06/07東京新聞)
高浜原発3号機の再稼働。全国五基目。関西電力二基目。そのたびに住民の不安は募る。動かすにも止めるにも、大きな不安がつきまとうのが原発だ。電力会社や政府には、重い責任がつきまとう。安心も安全もないままに、また一基、原発が動きだす。避難計画の不備、集中立地の危険、老朽化、核のごみ、最近ではテロ対策に至るまで、さまざまな課題が指摘されている。なのに、電力会社も原子力規制委員会も、そして政府も、まともに向き合う気配がない。・・・再稼働の是非に対してもの言えぬ、周辺自治体に募る不満は、怒りに近づいているという。高浜原発のおひざ元とも言える音海地区からさえ、老朽化した1、2号機の安全性に疑念の声が上がり始めた。立地地域の空気も明らかに変わり始めているという。なし崩しの再稼働は、もう許されない。有効な避難計画が立てられない以上、原発は減らしていくしかないのである。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017060702000133.html

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加計学園問題 再調査を拒む不誠実(2017/06/07東京新聞)
獣医学部新設をめぐり、安倍晋三首相の意向が働いていたのか否か。国会が真相解明に努めるのは当然にもかかわらず、政府は理由にもならない理由を付けて再調査を拒んでいる。不誠実に過ぎる。国会で真相解明の俎上(そじょう)に載っているのは、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部を愛媛県今治市に新設する計画だ。学園理事長は安倍首相の「腹心の友」であり、そのことが計画をめぐる行政判断をゆがめることはなかったのかが、問題の核心である。・・・五日の衆院決算行政監視委員会では、民進党委員がメールの送受信者十人の名前を読み上げた。同省高等教育局長は「同姓同名の職員は実際いる」と答えながらも、出所や入手経路が明かされていないとして、確認は拒んだ。あきれるばかりの答弁である。行政府が全国民の代表である国会を愚弄(ぐろう)しているとしか思えない。国民の疑問に真摯(しんし)に答えようという公務員として当然の姿勢すら感じられない。このような人たちに私たちの子孫の未来や国の行く末を大きく左右する教育行政を任せ続けていいのだろうか。
 こうした姿勢は、安倍首相自身が真相解明に消極的であることの反映でもあろう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017060702000134.html

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鼻腔内に汚染確認「健康には影響ない」 作業員被曝(2017/06/06朝日新聞)
6日午前11時15分ごろ、茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで、作業員5人がウランとプルトニウムが入った保管容器を点検していたところ、放射性物質が漏れて被曝(ひばく)した。このうち3人は、プルトニウムによるとみられる最大24ベクレル(アルファ線)の汚染が鼻腔(びくう)内に確認された。体調不良を訴える作業員はいないが、原子力機構は体内に入った放射性物質から被曝する内部被曝の有無を調べている。放射性物質の外部への影響はなかったという。・・・原子力機構によると、事故があったのは高速炉の新型燃料などを研究開発していた燃料研究棟の分析室。実験が終わった核燃料は容器に入れられ、それをビニールで二重に包んだ後、さらに直径10センチほどの円筒形の金属容器に入っていた。保管状況を調べるため金属容器のフタを開けたところ、ビニールが破れて放射性物質が飛散した。圧力の変化が影響したとみられるという。・・・ 原子力機構については、規制委から高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)を「安全に運転する資質がない」と指摘されたほか、東海再処理施設(茨城県東海村)でも放射性廃棄物のずさんな管理が明らかになっている。

【茨城県内の主な被曝(ひばく)事故】

1997年3月 動力炉・核燃料開発事業団(現・日本原子力研究開発機構)の再処理工場で出火、爆発。作業員37人が被曝。

 99年9月 ウラン加工施設「JCO」東海事業所で臨界事故。作業員2人が死亡。住民660人以上が被曝。

2011年2月 三菱原子燃料の工場で、ウラン粉末が漏れ作業員4人が被曝。

 13年5月 日本原子力研究開発機構などの実験施設「J−PARC」で研究者ら34人が被曝。屋外にも放射性物質が漏れた。
http://digital.asahi.com/articles/ASK666R5BK66ULBJ00W.html?iref=comtop_8_01

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東京集中の是正 大学の規制は筋違いだ(2017/06/06東京新聞)
 東京一極集中を和らげるために、政府は大学定員を抑える方針を打ち出した。地方の疲弊の責任を、東京の大学に転嫁するのは筋違いだ。若者の学ぶ機会の制約につながりかねず、見直したい。・・・政府は閣議決定する骨太の方針に盛り込む。東京への若者の集中を抑え、定員割れの目立つ地方大学の活性化、ひいては地方創生につなげるという。全国知事会の要望に沿ったものだが、均衡の取れた国土づくりに失敗したツケを都心の大学に回す格好ではないか。効果が出なければ、規制の対象地域を広げるのではないかとの疑念も抱かせる。学問の自由、教育を受ける権利を損ねる危うさもはらみ、きわめて短絡的な政策にみえる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017060602000140.html

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金融緩和後に日銀赤字リスク 「出口戦略」に与党から苦言(2017/06/06東京新聞)
自民党行政改革推進本部の河野太郎本部長は本紙のインタビューで、日銀が大規模金融緩和を終える「出口戦略」を行った場合、「日銀が赤字に陥り、国民負担が生じる可能性がある」との考えを示した。さらに将来のリスクに触れない日銀の態度に「(税金の無駄遣いを調べる)行革本部として知らぬ顔はできない。日銀は説明すべきだ」と苦言を呈した。・・・河野氏は「(提言が)聞き入れられなければまた言う。国民には金融緩和のリスクが意識されていない。説明もなくいきなり何兆円も税金で穴埋めとなれば誰も納得できない」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201706/CK2017060602000130.html

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世界の作家も「共謀罪」NO 国際ペン「表現の自由侵害」(2017/06/06東京新聞)
「共謀罪」の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案について、世界約2万6000人の作家らでつくる「国際ペン(PEN)」は5日、メキシコ出身の作家・ジャーナリストのジェニファー・クレメント会長名で、「日本の表現の自由とプライバシーの権利を侵害する」との反対声明を発表した。PENが日本の問題で反対声明を出すのは、2013年の特定秘密保護法案以来で戦後2例目。 声明は「日本政府の意図を厳しい目で注視している。基本的な自由を深く侵害することとなる立法に反対するよう、国会に対し強く求める」としている。・・・PENは1921年、第1次世界大戦の惨禍を繰り返さないよう、文学を通じた相互理解、表現の自由などを掲げ、英ロンドンで設立された。現在は100以上の国・地域に149のセンターがある。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201706/CK2017060602000132.html?ref=rank

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思いやりより人権意識を(2017/06/06東京新聞)
障害者差別解消法の施行から一年余り。障害者が暮らしやすい社会に近づいたか。
 この春、東京に住んでいるか活動している障害者約百二十人に東京新聞が尋ねたら、社会は良くなったと答えた人は22%にとどまり、70%は変わらないと答えた。大方の人は相変わらず生きづらいと感じているらしい。「ナマケモノ」呼ばわりされた知的障害者、飲食店に入れなかった盲導犬使用者、電車に乗るのに長時間待たされた車いす利用者。差別的扱いをされた人は35%に上った。・・・では、バリアフリーの心とは。もしかすると障害者への思いやりや優しさ、いたわりの気持ちと誤解されてはいないか。現にそういう論調で報じるメディアも目につく。もちろん、他者を思いやる心情はとても大切だ。でも、むしろ善意や厚意に頼らないと暮らせない社会は不平等だと、障害者は訴えているのだ。弱者の立場を強いる社会は不公平だと。道徳心ではなく、人権を尊ぶ精神。それがバリアフリーの心だろう。 (大西隆)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017060502000137.html

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「共謀罪」崩れる政府根拠 「条約はテロ防止目的でない」(2017年6月5日東京新聞)
 国際組織犯罪防止条約(TOC条約)締結のため、政府が必要であるとしている「共謀罪」法案をめぐり、各国が立法作業をする際の指針とする国連の「立法ガイド」を執筆した刑事司法学者のニコス・パッサス氏(58)が本紙の取材に、「条約はテロ防止を目的としたものではない」と明言した。三日にロンドン中心部で起きたテロなどを指し、「英国は長年TOC条約のメンバーだが、条約を締結するだけでは、テロの防止にはならない」と語った。さらに「新たな法案などの導入を正当化するために条約を利用してはならない」と警鐘を鳴らした。・・・同氏はテロ対策に関して、それぞれの国に異なった事情があり、まずは刑法など国内の制度や政策を活用するものだと主張。条約はあくまで各国の捜査協力を容易にするためのものという認識を示した。また、TOC条約については「組織的犯罪集団による金銭的な利益を目的とした国際犯罪が対象」で、「テロは対象から除外されている」と指摘。「非民主的な国では、政府への抗議活動を犯罪とみなす場合がある。だからイデオロギーに由来する犯罪は除外された」と、条約の起草過程を振り返りつつ説明した。

<国際組織犯罪防止条約(TOC条約)> 「国際的で組織的な犯罪集団」の対策に向け、2000年11月の国連総会で採択。組織による重大事件の合意を犯罪とみなし、マネーロンダリング(資金洗浄)などによる犯罪収益の没収や、犯人引き渡しなどでも相互協力するよう定める。「金銭的な利益その他の物質的利益」を目的とする集団を対象とし、テロについては全く触れられていない。今年4月時点で187の国・地域が締結しているが、日本は「条約を実施するための国内法が未成立」との理由で締結していない。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017060590070737.html

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辺野古新基地:工事車両に立ちふさがり、道交法違反容疑で抗議の女性逮捕(2017/06/06沖縄タイムス)
沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対し、抗議していた女性が6日午前、道路交通法違反(禁止行為)の疑いで名護署に現行犯逮捕された。・・・接見した弁護士によると女性にけがはなく、「車を止めたい思いが強かった」と話したという。弁護士は「表現の自由などの憲法上の権利の行使だ。妨害排除のために逮捕しなければならない事情はなく、刑事罰を問うような行為でもない。みせしめだ」と、逮捕の必要性に疑問を呈した。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/100913

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[大弦小弦]「早く死んでほしい。早く一人になりたい・・・(2017/06/06沖縄タイムス)
本紙が実施した在宅介護アンケート(1、2日付)には叫ぶような言葉が並んでいた

▼正月に始まった高齢者問題の連載「銀髪の時代」取材班が配った質問票は約600通。プライバシーを聞く内容だけに何人が応じるだろうか、50通戻れば御の字と考えていたが、予想を上回る141人が答えてくれた

▼自由記述欄には書き殴った文字が目立つ。「尿臭がひどく、家に人を呼べない」(51歳男性)、「下の世話をしている時、蹴られる」(64歳女性)。中には「あまりにも多すぎて、このスペースに書けない」(61歳女性)とも

▼外から見えにくい家の中で、孤立した介護者の姿が浮かぶ。限界を感じた時「私さえ我慢すればと収める」(70歳女性)、「海に行き大声を出す」(70歳女性)

▼親や家族がある日突然倒れ、自分が介護者になる。誰の身にも降りかかる問題と分かっているつもりでも、赤裸々な心境がつづられた回答用紙の束を読むと言葉が出てこない

▼国の施策から個人の介護力まで、少し考えただけでも介護は課題が山積みだ。妙案はないが、明日はわが身と探り続けるしかない。介護の果てが「こうなる前に死にたい」(70歳女性)では悲しすぎる。(磯野直)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/100840

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外来機や兵器実験配備に抗議 共産県委(2017/06/06琉球新報)
【嘉手納】共産党県委の真栄里保基地対策責任者らは6日午前、嘉手納町の沖縄防衛局を訪ねて、池田眞人企画部次長に県内米軍基地へのU2偵察機暫定配備や最新兵器実験部隊の配備、相次ぐ米軍の事件・事故に対する抗議文を手渡した。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-509705.html

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神戸山口組トップを逮捕 携帯詐取容疑、兵庫県警(2017/06/06琉球新報)
兵庫県警暴力団対策課は6日、携帯電話販売店から携帯1台をだまし取ったとして、詐欺の疑いで神戸市北区、指定暴力団神戸山口組(本拠地・同県淡路市)組長の井上邦雄容疑者(68)を逮捕した。同日、自宅を家宅捜索した。容疑を認めている。・・・ 神戸山口組からは今年4月、有力団体「山健組」(神戸市)の一部幹部などが離脱して新組織「任侠団体山口組」の結成を表明しており、県警は組織の実態解明も急ぐ。井上容疑者は山健組の組長も務めている。
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-509590.html

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「共謀罪」廃案訴え抗議行動開始(2017/06/06新潟日報)
新潟 反対の市民団体ら/「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案に反対する市民らが5日、新潟市中央区のJR新潟駅南口広場で、連日街頭に立って廃案を訴える抗議行動を始めた。市民ら約40人が横断幕などを持って「共謀罪の強行突破を許すな」などと声を上げた。県労連などでつくる実行委員会が主催。18日の国会会期末を見据えて廃案を広く訴えようと、16日まで土、日曜を除く毎日街頭に立つ。この日は「共謀罪は許さないぞ」と書かれた横断幕やパネルを持ち、帰宅客らにチラシを配った。実行委の一つ、新日本婦人の会県本部副会長の小東友子さん(63)は「自由にものが言えないような萎縮した社会にならないように、市民一人一人が声を上げてほしい」と呼び掛けた。チラシを受け取った新潟青陵短大2年の学生(20)は「一般市民の表現の自由が奪われて、監視社会になるというのは怖い」と話した。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20170606328090.html

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犬・猫の殺処分激減 避妊手術の助成増額が奏功 北九州市動物愛護センター [福岡県](2017/06/06西日本新聞)
北九州市が力を入れている飼い主に見捨てられるなどした犬や猫の“殺処分ゼロ”に向けた取り組みが、効果を上げている。2009年にスタートした引き取り有料化に加え、15年度から避妊・去勢手術への助成増額などを進めた結果、16年度の殺処分数は3千匹を超えていた10年前の100分の1以下となる29匹に減少した。市動物愛護センター(小倉北区)は「今後も殺処分はできるだけ避け、一つでも多くの命を救いたい」としている。・・・15年度には、市独自に5カ年計画でゼロを目指す「犬猫致死処分ゼロ社会対策事業」をスタート。捨て猫や犬を減らすために避妊・去勢手術への助成金を年間100万円増額したほか、センターが引き取った猫の治療や人に慣れる訓練をする「保護観察室」と、引き取りを希望する市民が間近で様子を見ることができる「譲渡用飼育室」を新たに設置した。・・・ 仮屋園所長は「関係者の努力が少しずつ実を結び、以前と比べ飼い主の最期まで育てる意識が高まってきた」と評価する一方、「今も安易に引き取りを依頼したり、飼育を放棄したりする飼い主もいる。ペットを飼うには責任が伴うということを今後も啓発していきたい」と話している。

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/333531/

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