KIJI LISTpoint NEWS LIST
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<POINT NEWS214>2017/02/09・・・
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sankaku214sankaku
2017/02/09sankaku02/11
日々のニュースは数えきれないほどあります。忘れてはいけない出来事も多くあります。今この時が未来のその時につながります。


米一転「一つの中国尊重」 両首脳、互いに訪問招請 電話会談(2017/02/11朝日新聞)
トランプ米大統領は9日(日本時間10日)、就任後初めて中国の習近平(シーチンピン)国家主席と電話会談した。ホワイトハウスによると、トランプ氏は、習氏が認めるよう求める(中国と台湾がともに中国に属するという)「一つの中国」政策について、「尊重する」と初めて語った。習氏はこれを称賛。両首脳は、双方の国への訪問を招待した。・・・一方、中国国営の中央テレビは、会談でトランプ氏が「『一つの中国』政策の高度な重要性を十分理解している。米国政府はこの政策を堅持する」と述べたと伝えた。その上で習氏は、「『一つの中国』原則は中米関係の政治的な基礎だ。中国は米国とともに、意思疎通を強め、協力を拡大し、中米関係の健全で安定的な発展を推進していくよう努力したい」と応じた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12791848.html

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米中歩み寄り、危うさ内在 「一つの中国」交渉材料に(2017/02/11朝日新聞)
トランプ米大統領が、見直しも示唆していた「一つの中国」政策について、一転して「尊重する」と表明した。くしくも日米首脳会談の直前に最大の対立の火種が取り除かれ、中国の存在感を見せつけた形だ。ただ中国や日本にとって、トランプ政権では「台湾」や「同盟」といった死活的な課題すら交渉材料になり得る危うさも浮き彫りとなった。・・・ 北京大学国際関係学院の牛軍教授は、トランプ氏が「一つの中国」政策を尊重するとしたことについて「両国関係の安定には欠くことのできないことで、今後の両国関係にプラスに働くだろう。ただ、それは原点に戻ったにすぎず、それだけで中国側の懸念は消えない。トランプ氏の政策に従えば貿易摩擦は起きるだろう」と指摘している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12791858.html

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(声)防衛相の言葉のすり替え許せぬ(2017/02/11朝日新聞)無職 山際泰男(三重県 66)

 南スーダンのPKOに参加する陸上自衛隊の日報で「戦闘」があったと報告されていたことが明らかになった。ところが稲田朋美防衛相は国会で、「憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないから『武力衝突』という言葉を使っている」と説明した。言葉のすり替えを認めつつ開き直ったわけで、これが許されるのだろうか。問題なのは、昨年7月の大統領派と前副大統領派の大規模な戦闘だ。安倍晋三首相や稲田氏は「戦闘行為ではない」と国会で言い続けてきた。だが日報には「戦車や迫撃砲を使用した激しい戦闘」とある。動かぬ証拠を突きつけられ、実態は戦闘だと稲田氏も認めざるをえなかったのだろう。本来なら、昨年時点で戦闘を認め、自衛隊を引き揚げるべきだった。PKO参加5原則で自衛隊派遣の条件としている停戦合意が破られていたからだ。憲法9条は国の交戦権を禁じている。言葉のすり替えで憲法や5原則を形骸化させてはならない。同様の戦闘がまた起き、自衛隊員の命が危険にさらされたら稲田氏はどう責任をとるつもりなのか。このような人物は防衛相にふさわしくない。交代させるべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12791716.html

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(声)テロ理由にした権力乱用が怖い(2017/02/11朝日新聞)無職 三塚保夫(栃木県 73)

 今国会に提出予定の「共謀罪法案」は、国民の監視につながる恐れがあり反対だ。安倍政権は「共謀罪」の名称を「テロ等準備罪」に変えた。だが、包装紙や商品名を変えても中身は変わらない。テロを未然に防ぐのは当然のことだが、テロを理由にした権力の乱用のほうが怖い。安倍政権は、憲法の原則に触れかねない「特定秘密保護法案」「安保法制案」を強行採決した後になって、丁寧な説明をしていくと弁明した。その手法に味をしめたのか、国会の審議では国民をけむにまくようなあいまいな政府答弁が続く。「共謀罪」は国民の自由を縛るものなのにだ。すでに「共謀罪」の捜査に役立つような国民監視の方法が強化されている。その例が、通信傍受の運用拡大であり、捜査対象者の車両にGPS(全地球測位システム)端末を取り付ける「GPS捜査」だ。戦前の治安維持法は恣意(しい)的な悪用で、多くの国民が巻き込まれた。特定秘密保護法で目と耳を塞ぎ、共謀罪で手足を縛ることになれば、再び息苦しい社会になりかねない。そんな社会はごめんだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12791715.html?ref=pcviewpage

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(社説)明治150年 歴史に向きあう誠実さ(2017/02/11朝日新聞)

来年は明治元年から数えて満150年にあたる。政府は記念の施策を行うことを決め、明治期に関する文書・写真の収集とデジタル化、活躍した若者や女性の発掘、ゆかりのある建築物の公開などにとり組むよう、各省庁に指示した。気になるのは、全体をつらぬく礼賛ムードだ。政府は「明治の精神に学び、更に飛躍する国へ」とうたう。「明治の精神」とは何か。列記されているのは機会の平等、チャレンジ精神、和魂洋才だ。たしかに江戸時代に比べ、人々の可能性は広がった。一方で富国強兵の国策の下、生命を失い人権を侵された内外の大勢の市民、破壊された自然、失われた文化があるのも事実だ。歴史の光の部分のみ見て、影から目を背けるのはごまかしであり、知的退廃に他ならない。・・・関連で注意すべき動きもある。文化の日を「明治の日」に改称させようという運動だ。

 11月3日はもとは明治天皇の誕生日だ。文化の日などという「曖昧(あいまい)な祝日」はやめ、明治を追憶する日にしよう――。そう唱える人たちの集会に出席した稲田防衛相は、「神武天皇の偉業に立ち戻り、伝統を守りながら改革を進めるのが明治維新の精神。それを取り戻すべく頑張ろう」とあいさつした。文化の日は、憲法公布の日を記念し「自由と平和を愛し、文化をすすめる」として定められた。当時の国会の委員会会議録には、「戦争放棄を宣言した重大な日」と位置づけ、この日を文化の日とする意義を説く委員長の言葉が残されている。こうした経緯を踏まえず、神話の中の天皇を持ち出して「明治の栄光」を訴えるふるまいには、時代錯誤の一言で片づけられない危うさを感じる。昨年亡くなった三笠宮崇仁(たかひと)さまは、神武天皇即位の日とされた戦前の紀元節を復活させる動きを、学問的根拠がないと厳しく批判したことで知られる。歴史をひと色に塗り固め、科学や理屈を排し、美しい物語に酔った先にあるものは何か。曲折の末、旧紀元節の日に制定された51回目の建国記念の日を機に、歴史に誠実に向きあう大切さを改めて確認したい。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12791709.html?ref=pcviewpage

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自衛隊派遣にNO 稲田氏答弁巡り国会前に300人(2017/02/11朝日新聞)
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の情勢に絡み、「憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではない」などと述べた稲田朋美防衛相の国会答弁をめぐり、陸上自衛隊のPKO派遣に反対する市民らが10日夜、東京・永田町の国会前で抗議した。約300人が集まり、「自衛隊を日本に戻せ」と声を上げた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12791794.html

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<社説>爆音対米訴訟判決 国と司法に被害放置の責任(2017/02/11琉球新報)
米軍の訓練、爆音が住民を死亡させ、あるいは重大な健康被害を与えても米国を裁判で訴えることはできない。一言で言えば、そういう判決だ。この国の司法は県民の命よりも米軍を上位に置き、永久に県民に犠牲を強いて恥じない。不当判決に抗議し、「人権の砦(とりで)」に値する上級審の判断を求める。・・・沖縄は米軍機墜落事故、米兵事件、騒音被害が長年続いている。軍事植民地的な人権侵害にさらされ、日本政府が放置している。この特異な状況は、村民300人以上がドイツ軍に殺害されたギリシャの事例に匹敵するはずだ。沖縄の特殊事情、県民被害に向き合った人権救済を地裁が真剣に考えた判決とは到底、思えない。・・・ 嘉手納基地、普天間飛行場の度重なる爆音訴訟の判決は住民被害を認定しながら、飛行差し止めの抜本措置を回避している。「統治行為論」で米軍訓練に司法は口を挟めないと責任を放棄し、改善の責任を指摘された政府は現状を放置している。政府の不作為を司法の不作為が放置する。行政と司法の共犯関係を解消し沖縄の現状に向き合わない限り、基地被害はなくならない。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-442646.html

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<社説>防衛相の資質 9条形骸化は許されない(2017/02/11琉球新報)
南スーダンの状況をなぜ「戦闘」と認めないのか。稲田朋美防衛相は、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報に「戦闘」との表現があった問題で「法的な意味での戦闘行為はない」と繰り返している。自衛隊が戦闘行為に巻き込まれる可能性を認めてしまえば、憲法9条が禁じる海外での武力行使につながり、部隊の撤収を迫られる。稲田氏は戦闘ではなく「武力衝突」という言葉を使う理由を「憲法9条の問題」になるのを避けるためと説明した。言葉の置き換えによって事実を隠蔽(いんぺい)することは、憲法9条の歯止めの形骸化にほかならない。閣僚による憲法順守義務違反だ。自衛隊員のリスクも軽視しており、防衛相としての資質を大いに疑う。・・・安倍政権はこれまでも安保関連法を「平和安全法制」、共謀罪法案は「テロ等準備罪」と言い換えた。昨年12月に名護市安部で発生したMV22オスプレイ墜落は「不時着」と説明した。かつて日本軍の退却を「転進」、全滅を「玉砕」と美化した大本営発表と重なる。不都合な事態を隠すために、言い換えで印象操作する手法は、全体主義にもつながる。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-442645.html

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山城さん家族 街頭に 長期勾留に支援者らと釈放訴え(2017/02/11琉球新報)
「山城議長たちを即釈放してください」「長期勾留を強いられています」−。手作りのプラカードを片手に、那覇地方裁判所前で道行く人たちに訴えるのは、沖縄平和運動センターの山城博治議長の家族をはじめ、支援する人たちだ。1月末ごろから思い思いに那覇地裁前に集まり、できるだけ平日は毎日、数時間だけでもプラカードを掲げて「即釈放」を求める活動を行っている。・・・ 連日弁護士の元に山城さん宛ての激励の手紙や栄養ドリンクがたくさん届くが、本人への差し入れはかなわず、もどかしい思いを家族は抱いている。数日前は、支援者の女性が日が暮れた後1人でプラカードを持っていると、地域の人が「1人じゃ危ないよ」と、しばらく付き添ってくれた。「支えてくれている人たちがたくさんいる。感謝してもしきれない」。山城さんの家族は目にうっすら涙を浮かべ、また静かにプラカードを高く掲げた。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-442659.html

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保育園落ちた  政策総動員し対策急げ(2017/02/11京都新聞)
そろそろ保育所入所の可否通知が届くころだろう。「保育園落ちた日本死ね」と訴える匿名ブログが話題となり、国会で取り上げられて1年。政府は緊急対策を打ち出したが、インターネット上には今年も保護者の嘆きや怒りの投稿が相次いでいる。京都市が昨秋公開したPR動画をご存じだろうか。平安貴族風の奇抜な格好のダンサーが踊り、こうアピールする。<待機してない 保育園が充実〜 ひとりも待機してないよ しかも保育士充実〜 みんな楽しく踊ってる みんな仲良く通ってる>子育て支援への市の意気込みは伝わるが、実態は厳しい。市内の待機児童は昨年10月時点で74人、希望した施設に入れない潜在的な待機児童は1117人にも上る。厚生労働省によると、全国の待機児童は2万3千人で、潜在的な待機児童は6万7千人と見積もられる。解消には程遠い。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170211_2.html

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「人権制度 国際基準沿わず」アムネスティに訴えたラブソン氏 きょう辺野古訪問(2017/02/11沖縄タイムス)
【平安名純代・米国特約記者】「アムネスティに呼び掛けたのは、国際的な圧力を高めることで1日も早い解放につなげたかったから」。沖縄平和運動センターの山城博治議長の即時釈放を求める緊急行動を1月から始めた国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナル(本部・ロンドン)に働き掛けたのが、米ブラウン大学のスティーブ・ラブソン名誉教授だ。 1980年代にアムネスティの米ロードアイランド支部のメンバーとして、世界の人権問題に関わった経験を持つラブソン氏は「山城議長の長期勾留は、日本の法制度が国際的な人権基準に沿って整備されていないことを世界に示している」と指摘。「基地建設に反対するリーダーを狙った政治弾圧。不当に長い身柄拘束は命に関わる」と危機感を示す。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/83744

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軍警察が昇給のスト、殺人激増し1日40件も ブラジル(2017/02/11CNN)
メキシコ市(CNN) ブラジル・エスピリトサント州で軍警察が給料の倍増などを要求してストライキに突入したことを受け、殺人や強盗、略奪などの犯罪が一気に激増する「無法状態」が発生する事態となった。職務放棄は今月4日から始まったもので、CNNの取材に応じた文民警察当局者によると州都ビトリアではスト後の5日間で少なくとも110人が殺害された。1日で40件の殺人発生も報告された。通常の発生件数は月間で20件以上だという。負傷者も数百人に達している。
http://www.cnn.co.jp/world/35096441.html

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死海文書が眠る洞窟、新たに発見 60年ぶり(2017/02/11CNN)
(CNN) ヨルダン川西岸にあるクムラン周辺で、死海文書の12番目の洞窟が発見されたことが9日までに分かった。こうした発見は過去60年で初めて。これまで、死海文書はクムランの11の洞窟でしか発見されていなかった。プロジェクトを主導した考古学者の1人、オレン・ガットフェルド博士によれば、これまでは、死海文書はクムランにある11の洞窟だけで見つかってきたが、今回の洞窟が12番目のものであることは間違いないという。
http://www.cnn.co.jp/special/science/35096337.html

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米軍から研究費8.8億円 過去10年間 大学など計100件超(2017/02/11東京新聞)
 米軍が日本の大学や公的機関の研究者に研究費の提供を続け、二〇〇七年から十年間の総額が少なくとも八億八千万円に上ることが、米国防総省の資料の分析で分かった。防衛省の研究助成の是非を巡り日本学術会議は議論を進めているが、米軍からの資金受け入れも論点となりそうだ。米軍の資金受け入れは、日本の法律上問題はない。提供は〇〇年以降で少なくとも二億円を超えることが一五年末に判明していた。国が国立大学に支給する研究費を含む運営費交付金の総額は十年前から一千億円以上減少しており、資金不足に悩む研究者が依然として米軍資金に頼っている構図が浮かび上がった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201702/CK2017021102000143.html

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<社説>琉球新報活動賞 受賞者の情熱に学びたい(2017/02/10琉球新報)

 社会活動部門のリュウキュウフロッグス(比屋根隆理事長)は、県内中高校生・大学生を対象に米シリコンバレー派遣などの人材育成プログラムを実施。教育活動部門の甲斐崇氏(県立総合教育センター研究主事)はNIE(教育に新聞を)活動をけん引する。出版文化活動部門の沖縄時事出版(名幸諄子社長)は長年、教師と共に自主教材の編集・出版に取り組んできた。いずれも沖縄の将来を担う子どもたちの可能性を切り開き、後押しする取り組みである。高く評価したい。 社会活動部門のフードバンクセカンドハーベスト沖縄(奥平智子代表)は、食べられるのに破棄される食料を必要とする人に届けている。教育活動部門の浦添小学校PTA(梁裕之会長)は、子どもの貧困対策として「てぃーだこども食堂」を運営し、お下がりの衣類と分からないように贈る「ハッピーギフト」も展開している。・・・沖縄が誇るさまざまな文化・芸術は県民に誇りを与え、精神的な豊かさをもたらす。それぞれの活動が持つ意義は計り知れない。社会の健全な発展には人材育成、産業振興、文化の継承、さまざまな扶助の充実が欠かせない。その実現に力を注ぐ団体、個人の情熱に学びたい。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-442037.html

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米高裁、入国禁止差し止め支持 トランプ政権に打撃、上告見通し(2017/02/10琉球新報)

【ロサンゼルス共同】イスラム圏7カ国からの入国を禁止したトランプ米政権の大統領令は違憲として西部ワシントン州などが起こした訴訟で、サンフランシスコ連邦高裁は9日、一審の連邦地裁が出した大統領令の一時差し止め命令を支持する決定を出した。3人の判事の全員一致による決定。7カ国からの入国は引き続き認められることになり、トランプ政権にとっては打撃だ。
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-442139.html

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蓮舫代表「内閣に緩みやおごり」 PKO日報問題など追及強める(2017/02/10琉球新報)
民進党の蓮舫代表は10日の参院議員総会で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報や文部科学省の組織的天下り問題などに関し「内閣の緩みやおごりが明らかになっている」と述べ、国会での追及を強める意向を示した。稲田朋美防衛相が南スーダンの現地情勢を「武力衝突」と説明していることに関しては「言葉だけを憲法に合わせ、実態を改ざんしているのではないか。許し難い行為だ。防衛相の資質も厳しく見ていく」と強調した。
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-442324.html

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仏下院、核実験の補償法案可決(2017/02/10京都新聞)
全会一致【パリ共同】フランス国民議会(下院)は9日、南太平洋のフランス領ポリネシアなどで行った核実験により被ばくした人々への広範な補償に道を開く法案を全会一致で可決した。フランスのメディアによると、近く上院でも可決、成立する見通し。「海外領の真の平等」法案と名付けられ、昨年8月に上程された。核実験を巡っては2010年に「核実験被害補償法」が施行されて約千件の申請があったが、補償を受けた人は約20人にすぎず、内外から見直しを求める声が上がっていた。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20170210000036

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少女像と碑文設置を承認、米西部(2017/02/10京都新聞)
サンフランシスコ市【ロサンゼルス共同】米西部カリフォルニア州サンフランシスコ市当局は8日までに、旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像と碑文の設置を承認した。地元メディアなどが報じた。同市内の中国人街に9月に設置される予定だという。承認された碑文には「この記念碑は、1931〜45年にアジア太平洋の13カ国で婉曲的に『慰安婦』と呼ばれ、日本軍に性奴隷にされた数十万人の女性や少女の苦しみの証人だ」と英語で書かれるという。像は背中合わせに手をつなぐ3人が柱の上に立ち、脇にチマ・チョゴリ姿の女性が立つデザイン。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20170209000052

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法相文書   閣僚の資質が問われる(2017/02/10京都新聞)
「共謀罪」の構成要件を厳格化した「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案を巡り、国会審議が紛糾している。
 金田勝年法相が「法案提出後に議論すべきだ」とする文書を法務省に作成、配布させた問題で、民進党など野党4党は強く抗議し、辞任を要求する方針で一致した。法案自体は提出されていなくても国民が注視する議論を制限するような姿勢は不見識極まりない。閣僚の資質を疑われてもやむを得まい。文書作成を事細かに命じられた法務省の幹部からいさめる言葉もなかったのだろうか。・・・野党が「質問封じだ」「国民を愚弄(ぐろう)している」と厳しく批判したのは当然だろう。法相は「注文を付ける意図は全くなかった。不適切だった」と文書を撤回、謝罪したが、それで済む問題ではない。改正案を巡る審議では、過去の政府答弁書との矛盾が問題視されている。政府は、国連の国際組織犯罪防止条約を批准するため法整備が必要だというが、これまでの答弁では「対象犯罪の選別は条約上できない」としている。そうすると、改正案は条約と適合しないのではないかという疑問が出てくる。日本弁護士連合会は現行法で条約の批准は可能と指摘する。改正案の必要性が問われる問題だ。徹底した議論を通じて明確にしなければならない。にもかかわらず、法案の根本部分について答弁できないようでは、大臣の役割は果たせないのではないか。安倍政権は国会審議を軽視する強引な運営が目立つ。そうした姿勢が今回も表れていないか。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170210_3.html

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両陛下、元日本兵の家族と面会へ ベトナム訪問中に(2017/02/10東京新聞)
 天皇、皇后両陛下が2月末からのベトナム訪問中、第2次大戦後に一時ベトナムに残った元日本兵の妻や子どもらと面会されることが10日、決まった。現地での詳しい日程が同日の閣議で報告された。帰国した夫や父と離別し、歴史に翻弄された人々の苦難をねぎらう場で、慰霊の旅を重ねてきた両陛下の平和への思いが改めて反映される機会となる。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017021001001064.html

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福島2号機、格納容器内の高線量確実 カメラ2時間で故障(2017/02/10東京新聞)
東京電力が九日、福島第一原発2号機の原子炉格納容器内に堆積物除去ロボットを投入して実施した調査で、空間放射線量が毎時六五〇シーベルトと推定された。一月下旬の前回調査の推計五三〇シーベルトを上回る過去最高値。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201702/CK2017021002000259.html

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PKO日報開示 「戦闘」認め、撤収検討を(2017/02/10東京新聞)
「戦闘」を「武力衝突」と言い換えても、南スーダンの首都ジュバが、緊迫した状況であることは隠しようがない。PKO五原則に基づいて、派遣されている陸上自衛隊の撤収を検討すべきである。\自衛隊部隊が国連平和維持活動(PKO)のために派遣された南スーダンの緊迫した治安状況が伝わってくる。防衛省が昨年七月十一、十二両日の部隊の日報などを開示した。ジュバでは当時、大規模衝突が発生し、二百七十人以上の死者が出ていた。日報には、大統領派と反政府勢力の「戦闘が生起した」ことや自衛隊宿営地近くでの「激しい銃撃戦」などが記されている。・・・ にもかかわらず、稲田朋美防衛相は「法的な意味における戦闘行為ではない」と答弁した。自衛隊派遣継続のための詭弁(きべん)ではないか。・・・この日報が遅滞なく開示され、南スーダンの厳しい状況が明らかになっていたら、撤収を求める意見は強まっていただろう。自衛隊派遣の延長を認め、安保法に基づく新任務を付与できただろうか。稲田氏は「隠蔽(いんぺい)ではない」とするが、派遣継続のために意図的に隠したと疑われても仕方がない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017021002000139.html

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荒れる国会 閣僚答弁乱れ、辞任要求続々(2017/02/10朝日新聞)
 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)での「戦闘」記録問題や「共謀罪」の要件を変える「テロ等準備罪」法案に絡み、今国会は序盤から閣僚の答弁が問われる波乱の展開になっている。政府見解をひたすら繰り返して答えなかったり、説明を二転三転させたりする閣僚たちに対し、野党は相次いで辞任を要求。政治家の言葉の信頼性が揺らいでいる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12789982.html

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(時時刻刻)PKO日報、迷走開示 防衛省、発見1カ月後に報告(2017/02/10朝日新聞)
混乱が続く南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加している陸上自衛隊の日報をめぐり、稲田朋美防衛相が苦しい弁明に追われている。9日には、いったん「廃棄」とした日報が見つかったとの自身への報告が1カ月遅れだったことも明らかになった。日報に記された「戦闘」をめぐる答弁も野党から追及され続け、足元から不安の声が漏れ始めている。「隠蔽(いんぺい)する意図はまったくなかった」9日の衆院予算委員会。稲田防衛相はこう述べ、防衛省が「廃棄」としていた日報が「発見」されたことについて、こう強調した。ただ防衛省は昨年末に文書を見つけながら、大臣に報告したのはその1カ月後。稲田氏は国会で、「発見されたのが昨年12月26日、私あて(の報告)が今年1月27日です」と明らかにせざるを得なかった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12789989.html

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(社説)軍事研究 大学も主体的に議論を(2017/02/10朝日新聞)
日本の大学や学会などに、米軍から少なくとも9年間で8億円を超す研究資金が提供されていたことがわかった。軍事研究への対応をめぐっては、防衛省が大学などを対象にした研究費制度を15年度に導入したことを受け、日本学術会議が審議を続けている。しかし、外国の軍事組織からの資金提供や、内外の企業・組織が軍事利用目的で研究者に接近するケースについては、全体像が不明なこともあって、十分に検討されてこなかった。・・・防衛省の制度が始まってから琉球大や新潟大、関西大、法政大などが「軍事研究はしない」「この制度には応募しない」といった方針を決めた。学術会議の議論も参考にしながら、より多くの大学や研究機関が自らの問題と受けとめ、考え、同様の原則を確認してほしい。学術会議任せにして、示される方針に従っていれば済む性質の話ではない。出資者や研究成果の使われ方などを見きわめ、研究に参加することの当否を主体的に判断する。そんな仕組みづくりも考えるべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12789875.html

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(声)日米会談、「仲良し」外交に疑問(2017/02/10朝日新聞)無職 中島一浩(千葉県 64)

 安倍晋三首相が訪米し、トランプ大統領との会談に臨む。ゴルフをして個人的関係の構築を図るようだ。しかし、「日米同盟の絆」や個人的関係の構築にこだわる外交姿勢は、どこまで有効なのか疑問だ。このような日本外交の例は枚挙にいとまがない。安倍首相がロシアのプーチン大統領との会談を地元の山口県で開いたのも、特別な関係を築きたかったからだろう。古くは「ロン・ヤス関係」の例もある。首脳間の関係は良いにこしたことはない。しかし、個人的信頼関係や情に訴える外交は、戦略性や深みが欠落している。「仲良しだからよろしくね」という安易な発想が感じられる。「日米同盟の絆」というが、米国だけとの親密な連携は本当に有効なのか。日本側が特別な関係を期待しても、中国との経済的つながりも深い米国が、日本に一方的に肩入れするとは思えない。トランプ大統領の支持率は低迷している。トランプ氏と相いれない勢力は、米国内外に存在している。ここは「トランプ後」も視野に入れ、腰を据えた外交を進めるべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12789865.html?ref=pcviewpage

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(声)若い世代 難民受け入れ、今こそ議論を(2017/02/10朝日新聞)高校生 中澤昂大(栃木県 16)

 米国でトランプ大統領が、シリア難民や中東・アフリカ7カ国からの人の入国を止める大統領令に署名し、日本でも多くの批判の声が上がっている。では日本は米国を批判できるだけの難民支援をしているのか。難民支援について、日本は資金面では世界でも有数の貢献をしている。だが受け入れている難民の数はごくわずかだ。一方、欧米諸国はこれまで多くの難民を受け入れてきた。日本の資金面の支援も役に立ってはいるだろう。しかし、各国は治安悪化など難民受け入れに伴う問題が指摘されても、歯を食いしばって受け入れてきた。そう考えると、日本ももっと難民を受け入れるべきだ。難民の受け入れをどうしていくか。米国の問題を機に難民への関心が高まった今こそ、議論していくべきだと思う。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12789870.html?ref=pcviewpage

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推定650シーベルト、再び高線量 格納容器内調査 福島第一2号機(2017/02/10朝日新聞)
東京電力は9日、メルトダウン(炉心溶融)した福島第一原発2号機の原子炉格納容器内の放射線量を新たに推定したところ、毎時650シーベルトに達すると発表した。調査ロボット「サソリ」の投入に向けて進路を掃除するロボットを入れ、そのカメラ映像の乱れから推定した。この場所は1月末の調査で毎時530シーベルトの線量があると推定された場所と近く、溶けた核燃料などが広範囲に飛び散っていることが裏付けられた。廃炉の困難さがあらためて浮き彫りになった。・・・ 東電はカメラ映像のノイズなどを解析し、付近の線量を毎時650シーベルトほどと推定した。人が近くにとどまれば1分弱で致死量に達する強さだ。カメラは累積で1千シーベルトまで耐えられる設計だといい、東電は「2時間で寿命を超えたことと整合性がある」としている。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12790009.html

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稲田氏発言、野党追及へ 「戦闘」は9条上問題になるから「武力衝突」と言う 南スーダン(2017/02/09朝日新聞)
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊が現地情勢を伝える日報で「戦闘」があったと記していた問題で、稲田朋美防衛相は8日、「事実行為としての殺傷行為はあったが、法的な意味の戦闘行為ではなかった」と述べた。この際、「(政府として)国会答弁する場合には、(戦闘という)憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、武力衝突という言葉を使っている」と発言した。・・・ 衆院予算委員会で、民進党の小山展弘氏の質問に答えた。稲田氏の発言に対して、民進など野党4党は「(戦闘という言葉を武力衝突に)言い換えたら9条違反を免れるというのは言葉遊びで、国民を欺きかねない答弁だ」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12788281.html

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(時時刻刻)米軍マネー、透ける軍事応用 研究者「自由に使える」(2017/02/09朝日新聞)
年間で8億円を超える研究助成が行われていた。対象は基礎研究に限られ、成果を公開してよい「平和の顔」をした研究費だが、その目的は何か。世界での軍事的優位を維持したい米軍の戦略に照らすと、軍事応用が透けて見える。・・・ 例えば京都大で行われたメタマテリアルの研究。「光学迷彩」と呼ばれ、敵から見えなくなるステルス技術の切り札とされている。東京工業大で行われた炭素繊維の研究は、飛躍的に高速で燃費のよい戦闘機の実現につながる技術だ。大阪大のスピントロニクスは、電子の特性を生かし、現在のエレクトロニクスに代わって、ほとんど電力を使わずに情報処理ができるようになる。

 名古屋大の池内了名誉教授は「成果はすべてではないにせよ、米軍に活用されると考えるべきだ。実戦で装備化され、日本の研究者は制御できない」と話す。・・・1967年、日本物理学会が主催する国際会議の開催に米軍が資金を出していることが問題になった。その後、日本学術会議は軍事研究を行わない声明を発表。物理学会も「軍隊からの援助、その他一切の協力関係を持たない」との決議を行った。

 だが95年、学会は軍事研究の定義が難しいことなどから、「武器の研究といった明白な軍事研究以外は自由」と方針転換した。その前に学会長を務めていた小沼通二・慶応大名誉教授は「決議したまま長い間議論せずに放置した結果、会員の意識が風化した」と話す。 その後、東京工業大が学内指針を定めて米軍の助成を受け入れ始めたが、学術会議はこの問題を扱わずにきた。防衛省が2015年度に研究費制度を始め、少なからぬ研究者が応募した。小沼さんは、軍事組織から研究費を得ることへの抵抗感が薄くなっていると分析する。昨年になって、学術会議は議論を始めた。・・・

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12788198.html

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10原子力施設、雨水流入恐れ 規制委、655カ所の対策指示(2017/02/09朝日新聞)
北陸電力志賀原発2号機(石川県)の原子炉建屋に昨秋、雨水6・6トンが流入した問題で、原子力規制委員会は8日、東京電力福島第二原発や中部電力浜岡原発など10の原子力施設の計655カ所で、建屋の配管などが通る穴に雨水の流入を防ぐ措置が取られていなかったと発表した。規制委は1年以内に対策をとるよう電力各社に指示した。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12788222.html

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(世界発2017)巨匠の遺産、日本への愛 設立の博物館、文化伝える拠点に ポーランド(2017/02/09朝日新聞)
 昨年10月に亡くなったポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダ監督は、日本文化への深い理解で知られた。生前、古都クラクフに残した施設はいま、同国最大規模の日本語学校となり、両国の懸け橋となる人々を送り出している。・・・ワイダ監督が資金の一部を出して、日本美術技術博物館「マンガ」を設立したのは1994年。建設費は、ワイダ氏が「灰とダイヤモンド」など、映画の制作にあたって描いた「絵コンテ」と引き換えにして、日本で寄付を集めた。

 ポーランドの日本美術愛好家フェリクス・ヤシェンスキが1900年前後に収集した浮世絵など約7千点を展示する。「マンガ」は、葛飾北斎の代表作の一つ「北斎漫画」にちなむヤシェンスキのペンネーム。直後に日本語コースが開設され、校舎も建てられた。「当初は、何人が来るのか不安だった」(ボグナ・ジェフチャールック・マイ館長)という博物館には、いま年間10万人が訪れる。5〜6人の生徒しか集まらなかった日本語コースには、現在100人ほどが籍を置く。


<アンジェイ・ワイダ氏> 
祖国ポーランドの苦難の現代史を一貫して描いてきた映画監督。1926年、ポーランド北東部の町スワルキに生まれ、第2次世界大戦中には対独レジスタンス運動に参加した。レジスタンスの体験を基にした長編監督デビュー作「世代」(54年)を始め、「地下水道」(56年)、「灰とダイヤモンド」(58年)などで国際的な評価を得た。

 権力と闘う労働者を描いた「鉄の男」(81年)で、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞。89年、歌舞伎役者の坂東玉三郎を主演にドストエフスキーの「白痴」を下敷きにした舞台「ナスターシャ」を演出。95年に日本政府から勲三等旭日中綬章を受けた。昨年10月、90歳で死去。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12788163.html

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「大虐殺のリスク」 南スーダン、国連が警告(2017/02/09朝日新聞)
 国連のアダマ・ディエン事務総長特別顧問は7日、南スーダン情勢について「(民族間の)大虐殺が発生するリスクが常に存在している」と警告する声明を出した。多くの避難民が隣国などに逃れ、外国からの武器の流入も続いているという。・・・南スーダンに武器禁輸などの制裁を科す安保理決議案は、米国が「民族対立が虐殺につながりかねない」として昨年主導し、各国に賛同を迫った。だが日本やロシアなど8カ国が棄権したことで廃案となった。ディエン氏は安保理決議案について「広範囲に及ぶ協議にもかかわらず」廃案になったと振り返った上で、「そうこうしているうちに、武器の流入は続いている」と指摘した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12788190.html

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(社説)PKO日報 国民に隠された「戦闘」(2017/02/09朝日新聞)
これまでの政府の説明は何だったのか。現場とのあまりの落差にあぜんとする。昨年7月の南スーダンの状況を記録した、国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報などの文書を防衛省が公表した。この当時、政府軍と反政府勢力の大規模な戦闘が起きた。文書には、部隊が派遣された首都ジュバの、生々しい状況が記録されている。「宿営地5、6時方向で激しい銃撃戦」「戦車や迫撃砲を使用した激しい戦闘」。事態が悪化すれば、PKOが継続不能になる可能性にも言及している。こうした状況について、政府はどう説明していたか。昨年7月12日、当時の中谷元防衛相は「散発的に発砲事案が生じている」と述べた。安倍首相は10月に「戦闘行為ではなかった。衝突、いわば勢力と勢力がぶつかったという表現を使っている」と国会答弁した。ジュバの状況を、政府はなぜ「戦闘」と認めないのか。稲田防衛相はきのうの衆院予算委員会でこう説明した。

 「事実行為としての殺傷行為はあったが、憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、武力衝突という言葉を使っている」

 政府は「戦闘行為」について「国際的な武力紛争の一環として行われる、人を殺傷し、または物を破壊する行為」と定義する。こうした「戦闘」が起きていると認めれば、憲法やPKO参加5原則に抵触し、自衛隊はPKOからの撤退を迫られる。稲田氏は「国際的な武力紛争の一環とは評価できない」とするが、派遣継続ありきで「戦闘」と認めないとも取れる。・・・こうした政府の決定は結果として、国民にも、国会にも重要な判断材料を隠したままで行われた。駆けつけ警護の付与、さらにはPKO派遣継続自体の正当性が疑われる事態だ。そもそも、このような重要な記録を「廃棄した」で済ませていいはずがない。不都合な文書を恣意(しい)的に隠したと疑われても仕方がない。安倍政権は厳しく襟を正すべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12788119.html

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(社説)BPO見解 改めて問う放送の自律(2017/02/09朝日新聞)
 選挙に関するテレビ番組に求められるのは、政治家の発言回数や時間などの「量の公平」ではなく、事実と適切な評論による「質の公平」である――。放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会が、昨夏の参院選と東京都知事選をめぐるテレビ放送をふまえ、こんな意見書を出した。個別の番組ではなく、選挙報道全般への見解を示したのは初めてだ。意見書は、放送局には番組編集の自由があるとしたうえで、民主主義における選挙の重要性に言及。その観点に立ったとき「真の争点に焦点を合わせて、各政党・候補者の主張の違いとその評価を浮き彫りにする挑戦的な番組が目立たないことは残念」と苦言を呈した。・・・政府は行政指導などを行う根拠になるとの立場をとる。だがそれは、憲法が定める表現の自由や、放送が政府に支配された時代の教訓を踏まえない誤った考えと言わざるを得ない。BPOも意見書で、この規定は「放送局が自律的に守るべき倫理規範」との見解を改めて示した。根拠をていねいに説明しており、説得力に富む。権力による放送への介入は許されない。倫理を逸脱しているか否かを判断するのはあくまでも視聴者だ。視聴者もまた、民主社会で放送が果たす責務を理解し、質の高い放送に向けて声を上げていかねばならない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12788120.html?ref=pcviewpage

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(声)安倍政権の対米追従姿勢を懸念(2017/02/09朝日新聞)会社員 二宮力(愛知県 55)

 米国のマティス国防長官がトランプ新政権の閣僚として初めて来日し、日米同盟の重要性を強調した。同盟の強化に異存はないが、安倍政権の対応は、ますます対米追従に傾いているように見える。マティス氏は安倍晋三首相との会談で、尖閣諸島について「安保条約5条の適用範囲だ」と明言した。安倍政権はこれを会談の最大の成果ととらえているようだ。だが、尖閣は日本固有の領土なのに「安全を引き続き米国が保障してくれるそうです」と、喜んで発表する姿は情けない。外交も安全保障も自立していないと、国際社会に明言したも同然だ。政府は6日、沖縄県名護市辺野古で、海上工事の着手を強行したが、これも10日の日米首脳会談前の米国への配慮ではないか。先週、沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事が訪米したが、トランプ大統領や有力者との面会は実現しなかった。本来、地元・沖縄の声を米国側に伝えるのは、日本政府がすべき仕事ではないのか。安倍首相は日本批判を繰り返すトランプ氏に「反論すべきは反論する」と言う。一連の安倍政権の対米追従姿勢を見ると、空手形のような気がしてならない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12788124.html

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