記憶しておきたい新聞記事見出し2014〜2016
|
福島第2、燃料プール冷却止まる 1メートルの津波確認(2016/11/22東京新聞) 南スーダン派遣の陸自先発隊 情勢不安の現地到着(2016/11/22東京新聞) 原発避難いじめ 被害広げた大人たち(2016/11/22東京新聞)
日ロ首脳会談 安倍外交の真価見せよ(2016/11/22京都新聞) メルケル首相、4選出馬へ 来秋のドイツ総選挙 地元報道(2016/11/21朝日新聞) (声)死を覚悟した出陣学徒だった(2016/11/21朝日新聞)無職 尾上寿高(神奈川県 93) 私は近くの老人介護施設で傾聴ボランティアをしております。三つ年下の施設利用者の方と話をしていて、「学徒出陣」の話題になりました。1943年10月21日、出陣学徒のための壮行会が東京・神宮外苑で行われました。その方はお兄さんを見送るため、観客席におられたのでした。私は大学2年生の出陣学徒。壮行会の前日、同級生と「俺たちは死にに行く」と覚悟を決めました。「お国のために死ね」と教え込まれた時代。迷いはありませんでした。当日は雨。銃をかついでフィールドを行進しました。45年1月、旧満州(中国東北部)に駐留していた関東軍に転属、旧ソ連との国境近くにあった「虎頭要塞(ことうようさい)」の警備につきました。5カ月後「本土防衛」のために帰任し、和歌山や高知に転じました。その頃は本土も米軍機の激しい攻撃にさらされ、対抗できるだけの装備もなく、逃げまどうばかりでした。敗色は日に日に濃くなり、8月15日を迎えました。ンb施設利用者の方が神宮で見送ったお兄さんは戦死されたそうです。共に出征した私の仲間も、多くが命を落としました。若者が皆、死を覚悟して青春を送った時代でした。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12668488.html 草分けシェルター、女性保護に暗雲 設立30年「女性の家HELP」で争議(2016/11/21朝日新聞) 配偶者や恋人からの暴力「ドメスティックバイオレンス(DV)」などで苦しむ女性を緊急に一時保護する民間シェルターの草分け的存在、「女性の家HELP」(東京)で労働争議が起きている。事業の責任者の雇い止めを機に労働組合が誕生。スタッフも減り、女性の保護に影響が出かねない事態となっている。・・・HELPを運営するのは、公益財団法人「日本キリスト教婦人矯風会」。一夫一婦制の確立や公娼(こうしょう)制度の廃止をめざして1886年に設立され、戦後は売春防止法やDV防止法の制定などに力を注いできた。HELPは、矯風会の創立百周年にあたる1986年、人身取引の被害に遭った外国人女性の保護を主な目的に開所。現在は性暴力やDVの被害者などを幅広く受け入れている。・・・NPO法人、全国女性シェルターネットの近藤恵子理事は「HELPは女性の人権に関わる運動を実践的にリードし、当事者の支援に大きな役割を果たしてきた。今後の支援がどうなるかは、女性たちの命にかかわる問題だ」と心配する。(林美子) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12668535.html 温暖化対策 米国の離脱、許されぬ(2016/11/21京都新聞) つい半月前の明るいムードがうそのようだ。世界の温暖化対策の行方を危ぶまざるを得ない。モロッコで開かれた国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)は、対策の新たな枠組み「パリ協定」の実施ルールを2018年に決めることで合意し、閉幕した。ただ会期中、協定からの脱退を唱えるトランプ氏が米大統領選に勝利したことで、先行きに暗雲が広がっている。京都議定書から米国が一方的に離脱した15年前が想起される。議定書の実効性は低下し、いま世界では温暖化の影響とみられる異常気象や災害が相次いでいる。今回の一連の会合でも、海面上昇の危機にある島しょ国から「われわれの生き残りが懸かっている」と米国のリーダーシップを求める切実な声が上がった。当然だろう。温室効果ガスの排出大国として米国がなすべきは、こうした国際社会の要請と信頼に応えることだ。離脱は許されない。・・・協定批准が遅れた日本は、COP22で影が薄かった。福島の原発事故後、石炭火力発電を増やし、温室効果ガスを「30年に13年比で26%減らす」目標の達成は見通せない。50年に向けた長期戦略の作成でも他国に後れを取っている。国際的な発言権を持ち続けるには、長期的な目標と道筋を早く示し、行動を起こさねばならない。 京都・円山公園、風情保全へ条例制定 市、議会に提案へ(2016/11/21京都新聞) 仏大統領選予備選、中道右派が決選投票へ サルコジ氏は敗退(2016/11/21CNN) 社説 震災避難でいじめ 氷山の一角ではないか(2016/11/21ヒロシマ平和メディアセンター) |
子ども食堂に認知症カフェを=鎌田實(2016/11/20毎日新聞)
英国発、廃棄食材カフェが台頭<2> ネットワークの構築(2016/11/CNN) 社説/激震トランプ パリ協定 合意ほごは認められぬ(2016/11/20毎日新聞) http://mainichi.jp/articles/20161120/ddm/005/070/002000c#csidx988c5400e1c643fa7b166eb883e6edc 時代の風/差別とは何か=作家・中島京子(2016/11/20毎日新聞) 先日、ユーチューブでミシェル・オバマ大統領夫人の演説を目にした。米国大統領選の最中のことで、しばしば差別的な発言をすることで知られるトランプ氏を批判するものだったが、それは「差別」の本質を非常にわかりやすく教えてくれる内容だった。私が汲み取った範囲内で解説するとこういうことになる。自分と違う立場や環境にいる人と触れ合う機会の少ない人は往々にして、人々を「我々(us)」と「やつら(them)」に分けてしまう。「やつら」を知らず、「やつら」が見えなければ、「やつら」を人間扱いしないことが容易になる。軽蔑するようにもなる。でも本当は、「彼ら(they)は私たち(us)」なのだ。差別とは、本来対等で同じ価値を持つ(equalである)私たちが、私たち自身を「usとthem」に分けてしまうことなのだ。 http://mainichi.jp/articles/20161120/ddm/002/070/052000c
脱原発 浜松駅前で毎金曜訴え200回(2016年11月18日中日新聞) ♪優しい同情の涙も五年は一昔、えぐられた胸を隠して生きてゆく−。夕暮れの浜松駅に響く歌声。足を止める人は少ないが、その存在感は無視できない。・・・ 原発に興味を持ち始めたのは福島第一原発事故後の二〇一一年八月。放射性物質による汚染への懸念から被災地の松を使った京都市の「五山の送り火」が中止された騒動に、「被災者は傷ついているのに失礼だ」と頭にきた。だが、勉強をしてみると、放射線が危険で、どれだけ子どもを持つ親に不安を与えているかが分かった。その後は地域の脱原発の勉強会に参加。福島県の被災者たちに話を聴くたび、原発政策の理不尽さや、世間の無関心さへの怒りが頭の中で音楽になった。これまでに十数曲、作詞作曲した。 脱原発ソングを路上ライブで初めて披露したのは一二年の春ごろ。当初は単独ライブを続けていたが、一三年一月ごろ、ふと、「仲間が多い方が訴えが届きやすいのでは」と思った。会員制交流サイト(SNS)で呼びかけると、主婦や教師、会社員などが反応し、金曜アクションとして行動を取ることになった。声を張り上げても、行き交う人の反応は薄く、視線も冷たい。脱原発ソングに熱中することに、趣向が合わないバンドの仲間とは疎遠になり、関西の電力会社で働く親戚とも気まずくなった。失ったものも大きい。 心評論「沖縄差別暴言」/甘い処分は許されない(47ニュース) |
トランプ人事、本音じわり イスラム敵視・不法移民排除・「水責め」肯定 主要3ポスト指名(2016/11/20朝日新聞) (日曜に想う)良き敗者こそ民主主義の妙味 編集委員・曽我豪(2016/11/20朝日新聞) 世界がざわついている。日本も劇場型政治を幾度も経験したからあまり大きなことを言えた義理ではないかもしれないが、最近の水を飲めなくする政治はひどい。本来、選挙や投票は最終的にある判断についてみなで納得するためにあるはずだ。それなのに、熱狂と興奮が去った後の祭りで後悔の念が噴出する始末だ。・・・政治には一振りで万民を幸せにする魔法の杖などない。100点でなく、よくて60点か70点のよりましな妥協点を求めて中庸の道を探るものだ。大いなる期待をあおればあおるほど、失望は巨大化する。日本でも豊洲市場問題を抱え込んだ小池百合子東京都知事は今や、その曲がり角に直面しつつあるのではないか。・・・良き敗者(グッドルーザー)がいてこそ、政治は立ち直る再生能力を持つ。目には目を。そんな勝利にだけとらわれたやり方は、長い目で見れば、民主主義のシステムそのものを焼き尽くす悲劇しか残さないだろう。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12667236.html (社説)原発事故賠償 事業者の責任はどこへ(2016/11/20朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12667168.html (声)働く人は体の声に耳すまして(2016/11/20朝日新聞)無職 和泉まさ江(神奈川県 52) 52歳女性、独身、無職となった。少し前まで正職員として頑張って働いていたのに。理由は単純明快。頑張って働いて体を壊した。3年間、仕事を休ませてもらって闘病したが、フルタイム勤務が可能なほどには病気も体調も回復せず、退職にいたった。持病があり残業は免除されていたが、その分を挽回(ばんかい)せねばとお茶を飲む時間も昼食の時間も惜しんでデスクにかじりついて働いた。体調不良の予兆はあった。けれども「まだ大丈夫」とやり過ごしていた。しかし体は正直。気がついたら箸が持てなくなっていた。もちろんパソコン作業はできない。働く人へ伝えたい。自分の体が発する声に耳をすまして働いてください。決して無理をしないでください。「そんなこと言ってたらクビになる」と言う方へ。そう思って私も頑張って働いて、失職してしまった。皮肉なものだ。これからの私の人生、どうなるのか。どうしたいのか。私でも出来ること、私にしか出来ないことを模索しながら生きている。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12667172.html 南スーダン派遣隊出発 駆け付け警護に対応(2016/11/20東京新聞) 大女優メリル・ストリープ 名?歌姫に 映画「マダム・フローレンス!夢見るふたり」(2016/11/20東京新聞) 米軍2基地から有害物質 河川や海に114件 02〜16年、日本側に未通報(2016/11/20沖縄タイムス) http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/71940 社説[憲法審査会再開]改憲を急ぐ理由がない(2016/11/20沖縄タイムス) http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/71944 社説[駆け付け警護]政府は責任もてるのか(2016/11/20沖縄タイムス) 自閉症のサルを世界初確認(2016/11/20京都新聞) フェアフォンの開発者にドイツ環境賞(あきこ / 2016年11月20日みどりの1kWh) そして大手メーカーも改善を試みるのではないか」と考えたオランダの工業デザイナー、バス・ファン・アーベル氏が開発したフェアフォンについて書いている。・・・ヴュルツブルグで行われた授賞式でガウク大統領は、「行動を起こすことを要請されているのは政治だけではない。気候保護、つまり私たちの環境全体の保護は、私たち一人一人の消費行動の問題でもあるからだ。資源にこだわるフェアフォンの生産のためにどれだけの努力が必要であるのか、ドイツの約4400万人にのぼるスマートフォン利用者が携帯の購入を決めるときにどれほど自覚しているだろうか。これは私自身も含めてのことである。あらゆる局面で環境保護を考えることは、面倒なことであり、時には気持ちが重くなることもある」と述べた。大統領は最後に「いろいろな問題に立ち向かう用意があることが、環境保護に向けて成果を上げる決定的な原動力になる。私たちが将来を楽観的に見ても良いことを受賞者たちの業績が示している。地球の持つ豊かさを知ると同時に、それにも限界があることを知る行動を私たちが身に着けることができる希望が与えられた」と述べ、受賞者をたたえた。 http://midori1kwh.de/2016/11/20/8657 英国人の目で見たドイツ(こちゃん / 2016年11月13日みどりの1kWh) どうしてこの展示がおもしろいかというと、それは、ドイツ人ではなく、外国人である英国人が、英国人の目でドイツを見て、ドイツでは当たり前だと思われていることや、ドイツ人がほとんど疑問を投げかけないこと、あるいは外国人にとって理解しにくいことにも触れながら、ドイツを紹介しているからだ。従って、展示のタイトルも「英国人の見たドイツ: ある国の記憶 」となっており、日本人が見ても、ドイツで行われる普通の展示とは一味異なり、興味深いのだ。・・・ドイツという国は英国人にとって不思議なようだ。「ドイツとは一つの国というより、一つのアイディアだ」と壁に書かれた説明の文章にある。すでに神聖ローマ帝国(ドイツ)の時代から、国境線は度々移動しており、以前にはドイツだったのに途中でドイツから抜けた地域や街、または逆にドイツに加わった地域が多くある。古くは北イタリアの一部や現在はフランスの一部であるアルザス・ロレーン地域、スイスのバーゼルやチェコのプラハなどの街が以前はドイツの一部だった。1806年に神聖ローマ帝国が崩壊した後にはオーストリアが別の国になった。1871年にドイツ帝国が誕生し、近代的なドイツという国の国境が定まった後にも、ドイツは二度の世界大戦を通して、現在はポーランドやロシアの一部になっている地域を失っている。マックグレゴア氏は、この変化する国境線がドイツがより積極的に欧州共同体を受け入れる前提になっていると説く。 http://midori1kwh.de/2016/11/13/8650 |
「トランプ氏、科学尊重を」 温暖化を否定する発言などに苦言 米サイエンス誌が論説(2016/11/19朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12665359.html 「女性活躍」掲げるが… 日本、男女格差111位 賃金・政治進出に遅れ(2016/11/19朝日新聞) 最大数十億円に拡大へ 防衛省、大学などへの研究費(2016/11/19朝日新聞) (声)丸腰になって米国から「独立」を(2016/11/19朝日新聞)無職 望月正人(静岡県 54) 米国のトランプ次期大統領は米軍駐留費を巡る日本の負担増を要求し、受け入れられなければ米軍の撤退をほのめかしてきた。それが彼の真意ならば、日本が米国から「独立」し、日本国憲法第9条を実質化するチャンスではないか。「諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」という憲法前文、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とした9条にのっとり、「丸腰」になることを国際社会に表明してはどうだろう。思えば、かつて社会党が「非武装中立」を提唱した。その後、社会党は大きく政策転換した。現在は、9条があるにもかかわらず、日本の主要政党で非武装中立を明確に掲げる党はない。だから、「丸腰」論は国を守るという観点から無責任と指摘されるだろう。でも、リスクを取らずして核兵器のない世界を先導することなど、できるわけがない。丸腰になるリスクと武装して他国を刺激するリスクに、それほど差はないのではないかと私は思う。「丸腰」になることを国際社会に表明するという考えは、本当に非現実的なのか。世に問いたい。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12665321.html
古代エジプトの船の墓場を発掘、壁に120隻の絵(2016.11.10ナショナルジオグラフィックス) |