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20182019


<POINT NEWS178>2016/09/01・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

sankaku178sankaku
2016/09/01sankaku09/07

 


(考・野党 私の見方:3)脱原発、再生への踏み絵 吉原毅さん(2016/09/07朝日新聞)
「民進党は何のための政党なのでしょうか。会社には定款があります。定款なくして会社なし。民進党は何のためにできた政党なのか、もう一度考えた方がいいと思う。今のままでは自民党に入れなかった人が民進党を作り、政治家になるために作ったような自民党の2軍に見えます。それなら1軍の方がいいやとなりませんか」・・・「原発問題への姿勢に、問題が象徴的に表れています。民進党内には、脱原発に反対する人もいて、党として原発反対を言えない。支持基盤の労働組合、中でも電力総連の顔色をうかがっているからでしょう。民進党が再生できるか、原発問題は一つの踏み絵。国民の多くが願っていることを実現しようとしない政党に、期待はできません」・・・

――原発推進論が強い経済界で、「原発ゼロ」を言えるのはなぜですか。

 「企業は金儲(もう)けだけでいいのでしょうか。尊敬される企業でありたいし、企業には社会的責任があります。危険で、クリーンでなく、高くつく原発に頼る社会は危険です。金融マンだったら金融を通じて、どういう社会にしたいのかを考えます。健全な未来を築くために必要なことではないでしょうか」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12546831.html

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難民キャンプ、パリに開設へ 「人道上の対応」(2016/09/07朝日新聞)
 パリ市は6日、中東やアフリカから来る難民・移民向けの一時滞在キャンプを市内に設けると発表した。10月にオープンし、最大600人を受け入れる。「人道上の対応だ」としている。イダルゴ市長らが記者会見で詳細を説明した。市北部のポルト・ド・ラシャペル地区にある鉄道ヤード跡に施設をつくり、シャワーや食事、医療ケアを提供。5〜10日間の滞在を想定し、難民認定の申請などに向けた相談にのる。男性専用で、女性や家族向けにはパリ南郊の自治体が別の施設を用意する。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12546908.html

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(声)放射性廃棄物は未来に無責任(2016/09/07朝日新聞)農業手伝い 小松惠一(茨城県 64)

 放射性廃棄物の処分方針が、すべて出そろった。議論が続いていた放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)は地下深くに埋め、10万年後まで国が管理するという。また、高レベル放射性廃棄物の処分地は、年内にも候補となる「科学的有望地」を示すという。問題の先送りだ。自分たちの責任を、子孫へ押しつけているだけである。地下への埋設で本当に安全か。10万年後の子孫まで、この方針を伝え続けていけるのか。結局、どのような処分方法でも危険と不安が残る。ならば、廃棄物をいかに出さないかを考えるのが課題のはずだ。だが、政府は原発再稼働の政策を推し進め、放射性廃棄物は増え続ける一方だ。もう一度、5年前の事故を思い出し、原発稼働の是非の議論を続ける必要がある。議論を尽くして、国民が何を望んでいるのか政府は考えるべきだ。なし崩しに原発再稼働が進めば、400年後、10万年後の子孫に負の遺産を残すだけだろう。福島で起きたこと、起こっていることを真摯(しんし)に受け止め、未来のために原発回帰政策をやめ、日本の国土全体を再生可能エネルギーのフロンティアにしたい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12546852.html

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市民団体、相次ぎ抗議 別府署隠しカメラ事件(2016/09/07大分合同新聞)
別府署の隠しカメラ事件を巡り、県内の市民団体が6日、県警に相次いで抗議した。おおいた市民オンブズマン(永井敬三理事長)は、ビデオカメラでの撮影が県個人情報保護条例に違反する疑いはないのかをただす質問書を提出。「平和をめざすオールおおいた」(松本文六共同代表)は、さらなる真相解明を求めて申し入れをした。県警は事件に絡んで署長や元刑事官ら6人を処分したが、問題追及の声はやまない。・・・県警本部を訪れた松本共同代表ら3人は「県警の処分対象は別府署内だけに限られ、県警本部に及んでいない。トカゲのしっぽ切りだ。県警本部の関わりや、その他に同様の隠し撮りがないかを明らかにするべきだ」と要求している。
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/09/07/000752554

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小水力発電実証完了「マイクロ水車」年内販売へ(2016/09/07河北新報)
自動車部品のベアリング(軸受け)製造大手、NTN(大阪市)は6日、福島県須賀川市を流れる用水路で続けてきた小水力発電の実証実験を公開した。水路に取り付ける小型の「マイクロ水車」をほぼ開発できたとして年内にも発売する。水車は5枚の羽根を水流で回して発電する。羽根が描く円の直径が60センチ、90センチ、120センチの3種類ある。羽根は先端部分を広くして発電効率を高め、水路などへの設置も容易にした。実証実験は6月から今月10日までの計画で実施。約100メートルの区間に最大10台の水車を設置して発電量を計測した。配置による発電効率の違いなども調べた。その結果、毎秒1.6メートルの流速で、90センチ型の発電量は1日約12キロワット時と一般家庭の1日分の消費量に達した。発電した電力は近くの同社事務所で利用した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160907_62044.html

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もんじゅ構内で作業台焼ける(2016/09/06共同通信)
日本原子力研究開発機構は6日、同日午前9時ごろ、高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の環境管理棟にあるごみ箱から出火し、近くにあった作業台の一部を焼き、約1時間後に鎮火したと発表した。放射性物質の漏えいなど環境への影響はないとしている。
http://this.kiji.is/145741089973682179?c=39546741839462401

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水道水に異臭、19万人供給分に影響 滋賀の4市町(2016/09/07京都新聞)
 滋賀県は6日、近江八幡市など4市町の約19万人に給水する水道水に異臭が発生したと発表した。琵琶湖のプランクトンの大量増殖が原因とみられる。県は、飲んでも健康への影響はないとしている。県によると、近江八幡、東近江、竜王、日野の各市町に給水している近江八幡市馬淵町の馬渕浄水場で5日、国の水質基準を超える異臭物質を検出した。

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20160906000141

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子どもの移住者5千万人に(2016/09/07京都新聞)
ユニセフ、初の報告書/【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)は6日、海外への移民・難民や国内避難民などの「移住者」となっている子どもの総数が2015年に世界全体で5千万人近くになったとの報告書を発表した。子どもの移住者を対象にした世界的な統計をまとめたのは初めてとしている。ユニセフは移民や難民の子どもらが人身売買や犯罪行為の被害に遭う危険性が高まっていると警告。移住を強いられている子どもを保護し、移住の根本的な原因の紛争や貧困問題の解決に取り組むよう各国に求めた。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20160907000034

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高江、徐行運転の女性を拘束 同乗者「地面に押さえ付け手錠」(2016/09/07琉球新報)
【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に伴う市民らの抗議行動で6日午前、東村高江の新川ダム近くの県道70号上で工事関係車両の動きを封じるために徐行運転していた女性が警察に身柄を拘束された。市民らは3台で徐行運転をしており、そのうち車列の真ん中を走っていた1台の運転者のみが拘束された。同乗していた別の女性によると「車の前方を警察官が動画を撮影しながら後ろ向きに歩いていた。さらに後方から追い抜いた警察車両が前方をふさぎ、女性の車のドアを開け、地面に押さえ付けて手錠を掛けた」という。
http://ryukyushimpo.jp/photo/entry-351725.html

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引きこもり推計54万人 長期・高年齢化も、内閣府調査(2016/09/07東京新聞)
 内閣府は7日、仕事や学校に行かず、6カ月以上にわたり、家族以外とほとんど交流せずに自宅にいる15〜39歳の「引きこもり」の人が、全国で推計54万1千人に上るとの調査結果を公表した。調査は2010年に続き2度目。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016090701001042.html

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5兆円超要求 防衛費の歯止めどこへ(2016/09/07東京新聞)
厳しい国際情勢下とはいえ、防衛予算を際限なく増やしていいわけはない。軍拡競争の泥沼に陥らないためにも適切な歯止めが必要だ。防衛力整備に、いま一度「節度」を取り戻すべきである。防衛予算の二〇一七年度概算要求は、米軍再編関係費などを含めて過去最高の総額五兆千六百八十五億円。安倍晋三首相が再び政権に就いて編成した一三年度以降、五年連続の前年度比増である。・・・国民の命と暮らしを守る使命を果たすため、防衛力を適切に整備するのは政府の役目ではある。ただ、財源には限りがある。五兆円を超える巨額な予算だ。そもそも防衛予算はどの水準が妥当なのか、社会保障や教育など、ほかの予算とバランスは取れているのかなど、精緻な検証が必要だ。・・・ 国際情勢の変化を理由に防衛力を増強し、軍事大国化の意図ありとの誤ったメッセージを発信すれば、周辺国に軍備増強の口実を与え、逆に緊張を高める「安全保障のジレンマ」に陥りかねない。地域の安定には、あくまで抑制的な対応と外交努力が必要だ。先の大戦のごとく軍事予算を聖域化する愚を再び犯してはならない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090702000132.html

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今、憲法を考える(8) 立憲・非立憲の戦いだ(2016/09/07東京新聞)
もし「人権を奪う法案」が国会で可決されたらどうなるか…。たとえ多数決でも人権は奪えないと考えるのが立憲主義である。憲法に明記すれば、人権は守られる。どんな政治権力も暴走する危険があるから、憲法の力で制御しているのだ。ちょうど百年前、一九一六年に京都帝大の憲法学者佐々木惣一が「立憲非立憲」という論文を発表した。「違憲ではないけれども、非立憲だとすべき場合がある」という問題提起をしたのだ。人権を奪う法案のたとえは、非立憲そのものだ。国民主権も多数決で奪えない。平和主義もまたそのような価値である。・・・集団的自衛権行使を認める閣議決定はクーデターとも批判され、安全保障法制は憲法学者の大半から違憲とされた。憲法を無視し、敵視する。そして改憲へと進む…。民意で選ばれた政治権力であっても、専制的になりうることを示しているのではないだろうか。緊急事態条項を憲法に新設する案が聞こえてくる。戦争や自然災害など非常事態のとき、国家の存立を維持するために、憲法秩序を停止する条項だ。奪われないはずの人権も自由も制限される。・・・緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れがあると指摘したのだ。戦前の旧憲法には戒厳令などがあった。ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた。「立憲」を堅持しないと、権力はいろんな口実で、かけがえのない人権を踏みにじりかねない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090702000131.html

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人種差別に抗議のデモ隊が滑走路封鎖、9人逮捕 ロンドン(2016/09/07CNN)
ロンドン(CNN) 英ロンドンの空港で6日、人種差別に抗議する活動家の集団が滑走路を占拠して一時的に便の運航ができなくなり、警察が活動家9人を滑走路から排除して逮捕した。ロンドン警視庁によると、ロンドンシティー空港で活動家9人が滑走路上に居座り、三脚を立てるなどして抗議運動を行った。警察は不法侵入などの容疑で9人を逮捕。空港はその後、滑走路の再開を発表し、乗客には便の運航情報を確認するよう呼びかけている。ロンドンシティー空港は金融街に近いことから出張などに利用する乗客が多い。抗議運動を展開したのは「ブラック・ライブズ・マター(BLM、黒人の命も大切だ)」と訴える団体で、同空港の拡張計画に対し、貧困層が住む周辺地域に悪影響が及ぶと反発している。
http://www.cnn.co.jp/world/35088651.html

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(声)南スーダン駆けつけ警護に反対(2016/09/06朝日新聞)無職 高村広昭(神奈川県 74)

 稲田朋美防衛相が今月中旬にも、国連平和維持活動(PKO)で陸上自衛隊が派遣されている南スーダンを訪問する方向で、調整に入ったという。安全保障関連法に基づく「駆けつけ警護」の任務を、次期派遣部隊に与えるかどうかの判断材料にするとのことである。PKO参加5原則の第1項には「紛争当事者間の停戦合意が成立していること」とある。しかし、南スーダンでは対立する二つの勢力による緊迫した状態が続き、7月に起きた衝突で300人以上が死亡したとみられる。日本大使館員や国際協力機構(JICA)関係者らは国外退避している。南スーダン国内の治安への懸念は払拭(ふっしょく)されていないのだ。政府は、自衛隊をPKOに出す際の「5原則」は保たれていると主張しているが、これらの事実に反する。南スーダンの状況を見れば、自衛隊を派遣していること自体がPKO参加5原則に違反しているのは明らかである。それなのに、さらに駆けつけ警護を担わせるのは筋が全く通らない。反対せざるを得ない。日米安全保障同盟の強化は重要かもしれない。だが、稲田防衛相は自衛隊員の命を第一に考えて判断してほしい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12545089.html

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「ここは沖縄の人の土地だ」元米兵ら基地撤去訴え 嘉手納ゲート前(2016年9月5日沖縄タイムス)
嘉手納基地/元米兵らの米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」のメンバー8人が2日、沖縄県嘉手納基地ゲート前の抗議行動に加わった。警備する基地従業員や基地内に向かって「ここは沖縄の人の土地であり、米軍の土地ではない」と呼び掛けた。米軍基地の存在そのものへの疑問と反対の意見が相次ぎ、県内の全基地を撤去すべきだと訴えた。・・・ VFP全国組織理事、タラク・キャウフさん(71)は「米軍は沖縄を守るために駐留するというが、完璧なうそだ。多くの米国人は米政府が国外に基地を置くことを歓迎していない」と指摘した。アフガニスタンとイラクの戦争に従軍したウィル・グリフィンさん(31)は「世界各地に米軍基地があるが、それぞれ反対運動がある。沖縄の闘いは孤独ではない」と市民を激励した。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/60639

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川内原発、即時停止応じず 鹿児島知事「極めて遺憾」(2016/09/16静岡新聞)
九州電力の瓜生道明社長は5日、鹿児島県庁で三反園訓知事と会い、要請を受けた川内原発(薩摩川内市)の即時一時停止に応じないとする回答文書を手渡した。10月以降の定期検査で原子炉容器の安全確認など県の要請を反映した「特別点検」を実施するとしている。三反園知事は「この回答は極めて遺憾だ」とし、再度の一時停止要請を検討するとした。九電の瓜生社長は三反園知事との面会で「県民の不安を軽減するため、新たな対策を実施する」とし、理解を求めた。また、三反園知事が遺憾の意を表明したことに関して記者団に「厳しい言葉をいただいたと思う」と話した。
http://www.at-s.com/news/article/science/278683.html

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比警察の容疑者殺害、千人超す(2016/09/06京都新聞)

 フィリピンのドゥテルテ大統領(ロイター=共同)
 【マニラ共同】フィリピン国家警察は4日、ドゥテルテ政権下で警官が取り締まり現場で殺害した麻薬犯罪容疑者は、約2カ月間で1011人に上ったと明らかにした。ドゥテルテ大統領自ら、容疑者が抵抗するそぶりを見せれば現場で射殺するよう警官に指示しており、強権的手法への批判が改めて強まりそうだ。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20160904000119

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パリ協定発効へ 置き去りにされるのか(2016/09/06東京新聞)

四年後の実施をめざす温暖化対策の新ルール、パリ協定を、温室効果ガスの排出世界一位の中国と二位の米国がそろって承認した。米中が変われば世界は変わる。日本は置き去りにされるのか。新しい地球温暖化対策のルールの大枠を定めたパリ協定は昨年末、難産の末に採択された。ただし、国際会議で採択されても、国と国との約束事は効力を示さない。採択した国の法律や手続きに基づいて、個別に承認を得る必要がある。多くの国では、この作業を「批准」と呼んでいる。・・・日本はどうか。自国で誕生した京都議定書からはすでに離脱、パリ協定に対しても、「3・11後のエネルギー政策が定まらないから」などと、消極姿勢を崩さない。発効まであと15%。世界の視線は、第6位の排出国(3・8%)である日本にも再び注がれることになるだろう。異常気象の進行は予想以上のスピードで、しかも広範に、世界を覆い始めている。米中の積極姿勢の背景も、外交的、政治的思惑だけではないはずだ。気候変動への危機感はベースにある。パリ協定の中身を詰めるのはこれからだ。その交渉から置き去りにされないためにも、だがそれ以上に、目前の危機から逃れるために、まずは批准を急ぎたい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090602000129.html

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今、憲法を考える(7) 変えられぬ原則がある(2016/09/06東京新聞)
 基本法(憲法)を六十回改正したドイツを例に挙げ、日本国憲法改正を促す声もある。国の分断時に制定された基本法の暫定的性格が改正を容易にした面もある。ドイツは、人間の尊厳不可侵など、基本法の基本原則は曲げてはいない。芸術を愛したバイエルン国王ルートウィヒ二世が築いた城があるヘレンキームゼー島。敗戦後、湖水にうかぶ景勝地に州首相らが集まって、草案をまとめた。草案をもとに、各州代表六十五人による議会評議会は、西ドイツの首都ボンで、八カ月かけて基本法を制定した。日本国憲法施行二年後の一九四九年だった。戦勝国の米英仏は、基本法に盛り込むべき人権、自由の保障などの基本原則を示した。しかし、議会評議会議長アデナウアー(のちの首相)が主導権を握り、「押し付けられた」との意識はない。・・・国の根幹に関わったのは、軍創設と徴兵制導入に伴う五〇年代の改正、防衛や秩序維持など「非常事態」に対処するための六八年の改正だった。冷戦の最前線にあった分断国家が必要に迫られてのものだった。改正が許されない基本原則もある。基本法七九条は、人間の尊厳の不可侵、民主的な法治国家、国民主権、州による連邦主義などに触れることは許されていない、と規定している。いずれも、ヒトラー政権下で踏みにじられてきたものだ。ナチスのような暴政を繰り返すまいとの決意表明である。国是と言ってもいいだろう。日本にもむろん、守るべき憲法の精神がある。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090602000128.html

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(社説)沖縄ヘリ施設 政府の強引さ目に余る(2016/09/04朝日新聞)
 「やんばる」と呼ばれる沖縄本島北部の広い森の中を、機動隊の大型バスやワゴン車の車列が行き交う。警視庁、大阪府警、千葉、神奈川、愛知、福岡の各県警から、総勢数百人の隊員が集結しているのだ。東村(ひがしそん)高江周辺で、政府が米軍北部訓練場のヘリパッド(ヘリ着陸帯)移設工事を再開して40日が過ぎた。この間ほぼ連日、工事車両を阻止しようと座り込みなどを続ける住民や支援者を、機動隊員が強制的に排除する光景が繰り広げられている。手足をつかまれたり、胸を圧迫されたりして、けが人が続出している。地元2紙の記者が取材を妨げられ、一時、身動きできなくなったこともあった。本土から離れた沖縄の、さらに山奥。多くの人の目の届かないところで、政府は権力をむき出しにしている。・・・当初はさして大きいものではなかった抗議活動が、ここまで続いているのはなぜか。経緯をふり返れば、答えは明らかだ。着陸帯移設と引き換えに、北部訓練場の51%が返還される。政府は沖縄の基地負担の軽減になるというが、米海兵隊の資料によると、返ってくるのは「使用不能な土地」とされる。日米両政府はオスプレイ訓練の県外移転を進めている。ならば高江の着陸帯についても、必要性の有無やその程度を検討し直す余地があるはずだ。力で押しきる手法の先にあるのは、さらなる混迷と不信だけである。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12542612.html

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(声)意識のバリアフリーほど遠い(2016/09/04朝日新聞)介護福祉士 熊田響(東京都 38)

 毎週、車椅子の方と外出する。車椅子の後ろに立って街に出ると、人々の意識がよく見える。車椅子やベビーカー優先のエレベーターで待っていて、ドアが開いたら中はぎゅうぎゅうで誰も降りようとしない。目の前にそのエレベーターを明らかに必要とする人がいても、見ないふりをしている。そして次のエレベーターが来ても、われ先に乗ろうとする人が大半だ。北欧などの福祉先進国から障がいのある方が来て、このような光景に遭遇すれば、障がい者に対してなんて冷酷な国なんだと感じるだろう。街中が物理的にバリアフリー化されても、法制度が少し変わっても、そこに暮らす人々の心には障壁が残っている。意識のバリアフリーからは、ほど遠い。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12542618.html

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膨らむ概算要求  財源も危機感も見えぬ(2016/09/03京都新聞)
2017年度の予算編成に向けた各省庁の概算要求が出そろった。一般会計の総額は101兆円台に上り、3年連続で100兆円を突破した。国の借金はすでに1千兆円を超え、先進国で最悪だ。消費税率10%への増税再延期で想定した財源も見通せなくなる中、税収の2倍近い予算要求を続ける危機感のなさにあぜんとする。そもそも政府が大枠を示す要求基準で、景気に柔軟に対応するとして歳出に上限を設けなかったのが大きな要因だ。「1億総活躍」「地方創生」など乱立する看板政策に4兆円規模の別枠も認め、歯止めが利かなくなっている。これでは安倍晋三首相が「旗は下ろさない」とした財政再建の本気度を疑わざるを得ない。目立つのは公共事業の伸びだ。国土交通省は訪日客誘致に向けた空港や港湾の整備など16年度当初予算比16%増やした。農林水産省も農業の土地改良事業費の要求を20%増額。民主党政権がカットしたが、自民党の二階俊博幹事長が旗振り役となり、旧来型のバラマキ復活との印象さえ受ける。・・・財政の緩みの根元にあるのがアベノミクスだ。マイナス金利政策で国債の利払い費が減っており、政策経費の増加を賄えるとの考えがある。その景気刺激で税収を増やし、20年度に基礎的財政収支の黒字化を目指すのが政府の財政再建シナリオだ。だが景気減速で15年度決算の税収は見通しを下回り、前提自体が危うい。無責任な赤字財政のツケ送りを改め、事業の効果や優先度の厳しい査定、絞り込みが要る。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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概算要求101兆円 財政規律のタガ外れる(2016/09/03東京新聞)
 二〇一七年度予算の概算要求総額は百一兆円と三年連続で百兆円を超えた。日銀のマイナス金利により借金の利払いが減るとして財政規律のタガが外れた格好だ。こんな危機感のなさで大丈夫か。不人気な増税を先送りしたうえ景気停滞で税収増も見込めないのに、大盤振る舞いは止められない。頼みは異常な低金利−。積極財政路線といえば威勢が良いが、実態は日銀を従属させ財政と金融の一体化で成り立たせている危うい予算構造である。・・・ そもそも百兆円規模の予算は税収で賄えるのは半分だけだ。税外収入を充て、残る四十兆円は借金(国債発行)に頼る構造だ。日銀がその倍の八十兆円の国債を毎年、市中から買い取る異次元緩和で財政を実質的に支えている。禁じ手の財政ファイナンスとの批判が絶えないが、それも市中の国債が少なくなり、限界に近づいているのである。緊縮予算を求めているのではない。景気刺激も所得再分配も必要で、それを優先させるには徹底的な無駄の排除が欠かせないのだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090302000154.html

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ユニセフ/難民の子ども50万人超密航か 搾取危険を警告(2016/09/03毎日新聞)
国連児童基金(ユニセフ)は2日、欧州に渡った難民・移民の子どもについて、2015年1月以降、50万人以上が密航業者を利用したと推定されると発表した。密航費用が払えないため労働を強要されるなど、犯罪組織に搾取される危険性が高まっていると警告した。・・・問題点は密航費で、密航業者は最近、価格を3倍に上げ、多くの難民は片道3000ユーロ(約35万円)を支払っているといわれる。保護者のいない子どもの場合、全てが借金となることも多く、フランスやイタリアでは返済のため労働や犯罪行為を強要された例も報告されたという。密航・人身売買ビジネスは年間50億〜60億ドル(5000億〜6000億円)規模とされる。ユニセフは、欧州各国が中東・アフリカからの難民対策として国境管理を厳しくするのに伴い、犯罪組織が暗躍し、密航ビジネスを活発化させていると指摘。「各国は高い壁を建設するのではなく、子どもを保護するシステムを整備すべきだ」と訴えている。(共同)
http://mainichi.jp/articles/20160904/k00/00m/030/032000c

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オバマ大統領、ミッドウェー諸島を訪問 自然環境の保護訴え(2016/09/03CNN)
(CNN) オバマ米大統領は1日、太平洋に浮かぶミッドウェー諸島を訪れた。これに先立ちホワイトハウスは、ミッドウェー諸島を含むパパハナウモクアケア海洋保護区の面積を従来の4倍に拡大すると発表。政権として環境問題に注力する姿勢を強調する狙いがあるとみられる。ミッドウェー諸島はハワイのホノルルから飛行機で3時間ほどのところにある。正午少し前に到着したオバマ大統領は、島民たちの歓迎を受けた。まずオバマ大統領は、1942年のミッドウェー海戦に触れてこう述べた。「ここは神聖な土地だと言うことから始めさせてほしい。数多くの若者がここで命を落とした。私たちがこの戦跡を訪れ、数で大きく勝る日本軍を食い止めた水兵や航空兵らあらゆる人々に思いを馳せることができるのは、彼らの勇気と忍耐があればこそだ」
http://www.cnn.co.jp/world/35088473.html

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厳しい待機児童ゼロ 2年連続増加2.3万人(2016/09/03朝日新聞)
 認可保育施設に入れない待機児童の数が減らない。厚生労働省が2日に公表した4月1日時点の数は2万3553人で、2年連続の増加。「隠れ待機児童」も含めると9万人規模になる。2015年度中に認可保育施設の定員は10万人分以上増えたが、安倍政権が掲げる17年度末までの「待機児童ゼロ」の達成は厳しい。・・・ 保育施設を増やしても待機児童が減らない現状について、保育制度に詳しいジャーナリストの猪熊弘子さんは「子どもの預け先があれば働きたい人がどれほどいるかを把握し切れていないことの表れだ」と指摘。そのうえで「待機児童」の定義に注文をつける。例えば、きょうだいが同じ保育所に通えないために仕事を辞めて育児に専念せざるを得なかった場合、その子どもは待機児童にも「隠れ待機児童」にも含まれない。猪熊さんは「保護者の希望を広く認め、整備計画を見直すべきだ。それを抜きに待機児童の解消はできない」と主張する。(長富由希子、畑山敦子)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12540885.html

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(ひと)ハナン・アルハルーブさん 「教育界のノーベル賞」を受賞したパレスチナ人教師(2016/09/03朝日新聞)
手作りの遊具があふれる小学校の教室で、子どもたちが全員立ち上がり、互いの意見に耳を傾け合う。教師になって9年。遊びを交えた独自の教育法が「校内暴力の減少につながった」と英国のNPOに評価され、教育界のノーベル賞ともいわれる「グローバル・ティーチャー賞」を受賞した。・・・ 学校帰りの娘2人と息子を車に乗せていた夫がイスラエル兵に銃で撃たれ、負傷。心に傷を負った子たちは夜中に叫び、学校に行くことを怖がった。苦しくて眠れない夜に文献を調べ、一人ひとりに違う役割を与え、問題をともに考える「遊び」を編み出した。ふさぎ込んでいた子同士の会話が弾み、笑顔になるのを見て夢が芽生えた。教師の道を志した。イスラエルによるパレスチナ占領は長期化し、教室の外ではいまも暴力が絶えない。でも対話を重んじる教育法は、すさんだ子どもたちの心を確実に開かせる。148カ国、約8千人の応募者の中から選ばれ、賞金100万ドル(約1億円)はパレスチナの教師育成にあてる。「暴力的な環境にさらされる全ての子どもを助けたい」。「世界一の先生」の挑戦は続く。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12540872.html

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強度不足懸念メーカー鋼材、国内の8原発13基に(2016/09/03朝日新聞)
フランスの原発で原子炉などの鋼材に強度不足の懸念が指摘された問題で、原子力規制委員会は2日、国内の8原発13基で、指摘されたメーカー製の鍛造の鋼材が使われていたとの中間報告をまとめた。電力各社から、原子炉圧力容器の上ぶたに使われていたなどと報告があった。規制委は電力各社に、強度を確認して10月末までに報告するよう求めている。鋼材の問題は昨年、仏で建設中の原発で発覚した。仏規制当局(ASN)の発表などによると、仏電力会社傘下のメーカーや日本国内のメーカーが製造した鋼材に含まれる炭素にムラがあり、強度不足の懸念があるという。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12540959.html

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待機児童沖縄2位2536人、55人減 16年4月、潜在は106人増1807人(2016/09/02琉球新報)
ことし4月1日時点の県内の待機児童が2536人となり、8466人で最多の東京都に次いで全国2番目だったことが2日、厚生労働省の集計で分かった。前年同期比では55人の減少。一方で今回初めて公表された、集計に含まれない潜在待機児童は同106人増の1807人に上り、顕在・潜在を合わせた児童数では前年同期を51人上回った。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-349321.html

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2億円使途は不明のまま 東京五輪招致「違法性ない」JOC報告(2016/09/02東京新聞)
 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの招致を巡る金銭授受疑惑で、日本オリンピック委員会(JOC)の外部識者による調査チームは一日、日本の招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に二億円余を支払った契約に違法性はないものの、手続きの透明性には問題があるとの報告書を公表した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016090202000128.html

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福島第一、地下水が急上昇 大雨続き、凍土壁2カ所溶ける(2016/09/02朝日新聞)
 東京電力福島第一原発で、汚染水対策で設置が進む凍土壁で遮蔽(しゃへい)された下流のエリアの地下水位が、台風10号による降雨の影響以上に上昇していたことが1日、わかった。東電は、凍っていた凍土壁の2カ所が、度重なる大雨で溶けたと明らかにした。こうした穴を抜け、原子炉建屋側の地下水が下流に流れ込んだとみられる。・・・凍土壁の上流にある原子炉建屋には、高濃度汚染水がたまっている。東電は、建屋近くを通って汚染された地下水が、凍土壁の穴を抜けて下流に流れ込んだとみており、凍土壁が機能していない状況を認めた。地下水が地表まであふれ出た場合、側溝などを通じて海に流れ出す恐れもあった。東電の担当者は1日、「あと150ミリ降っていたら、地表面を超えていたかもしれない」と話した。気象庁は当初、東北地方の多いところで24時間に200ミリほどの雨が降ると予想していた。(富田洸平)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12539157.html

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(天声人語)400年の責任、10万年の責任(2016/09/02朝日新聞)
 約20万年前にアフリカ大陸で生まれた現生人類ホモ・サピエンス。そこから各地へ旅立つという人類史のドラマが始まったのは、約6万年前とみられている。やがて日本列島にも足を踏み入れた▼旧石器時代、新石器時代を経て稲が植えられる。はるか昔に思いをはせたのは、ほかでもない。原発の廃炉に伴う放射性廃棄物の処理についての報道で、「10万年」の数字を見たからだ▼放射能レベルが下がって人体に害がなくなるまでにはとてつもない時間がかかり、地中深く埋めて保管する。・・・400年だろうと10万年だろうと、今を生きる世代が責任をとれるような話ではない。「超現実的」な現実に戦慄(せんりつ)する。ちなみに、日本で初めての商業用原子炉が営業運転を始めたのは50年前である。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12539152.html

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民進代表選三つどもえ 蓮舫、前原、玉木氏出馬(2016/09/02東京新聞)
民進党代表選は2日告示され、蓮舫代表代行(48)、前原誠司元外相(54)、玉木雄一郎国対副委員長(47)の順でそれぞれ立候補を届け出た。15日の投開票に向けた三つどもえの選挙戦が始まった。3月の党結成後初の代表選。旧民主党政権で失墜した国民の信頼を回復し、政権奪還への具体的な道筋を示せるかが焦点だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016090201001483.html

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核のごみを地中に10万年「理解得られぬ」 今田名誉教授、拙速な計画を批判(2016/09/02東京新聞)
「『科学的な知見』というと絶対の真理に聞こえるが、東日本大震災と福島第一原発が覆した。核のごみは最短一万年、最長十万年にわたって人類から隔離しなければならない。一万年前は縄文時代。十万年前、私たちはネアンデルタール人だった。将来からみれば私たちもそういう立場だ」・・・−経産省は原発マネーと同じように、処分場の受け入れ自治体に交付金を給付する。「カネで自治体を釣る手法は、市民が主導する民主主義的な合意プロセスを台無しにしてしまう。政府や電力会社の原子力関連の機能を移転して町づくりに生かすなど、カネに頼らない支援が望ましい」−政府は、原発の再稼働と処分場の問題は別だとして、ごみの行き場がないまま原発の再稼働を急いでいる。「理解できない。原発を動かせば核のごみが出るのだから処分場の問題と密接に関係する。私たちは核のごみを無尽蔵に増やさないため上限を設ける『総量規制』も提言している。私たちの調査では総量規制への賛成者の割合が高い。国民は脱原発に向けた着地を求めているのではないか」・・・「高レベル放射性廃棄物(核のごみ)」は、使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出す「再処理」をした後に残る廃液。人が近づくと数十秒で死亡するほど強い放射線を出すため、政府は溶けたガラスに混ぜて固めて金属容器に入れ、地下300メートル以深に処分場をつくり埋設しようとしている。最長10万年の隔離が必要で、地震が頻発する日本では安全への懸念が根強い。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201609/CK2016090202000134.html

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(声)駅の売店から見える人間模様(2016/09/02朝日新聞)会社員 鈴木理恵(東京都 55)

 駅の改札口のわきにある売店で働いています。ここでは色々な人間模様が観察できます。改札口には、何台もの自動改札機が並んでいますが、駅員はいません。だからか、料金不足を知らせるチャイムが鳴っているのに、強引に通ろうとする年配の女性がいます。人を突き飛ばしてでも先に行こうとする人も。品格が感じられません。一方で、自動改札機の通り方が分からずに、もたもたしているお年寄りの女性の後ろで、優しい顔で待っている会社員。「偉いなあ」「余裕があるなあ」「きっと仕事もできるんだろうなあ」と思っちゃいます。車いすの人を先に通そうと譲る女子高生もいます。偉いぞ。スマホで「ポケモンGO」をしながらぶつかってきた子供に怒ったりせず、その子にきちんと前を向いて歩くように諭す年配の男性。立派です。なかなか他人の子を叱るのは難しいでしょうに。乱暴な振る舞いをする人も立派な行いをする人も、誰かに見られていると思っていないでしょう。でも、人って意外なところから見ているものです。あなたがどんな人なのか、私は知っています。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12539098.html

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米企業の無人ロケット爆発(2016/09/02朝日新聞)
 米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地で、1日午前9時(日本時間同日午後10時)すぎ、米宇宙企業スペースXの無人ロケット「ファルコン9」が着火試験中に爆発した。米メディアによると、けが人はなかったが、2日後に打ち上げ予定だったイスラエルの通信衛星が失われた。米航空宇宙局(NASA)の今後の宇宙開発計画にも影響がでる可能性がある。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12539119.html

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介護利用/サービス利用605万人 15年度過去最多(2016/09/02毎日新聞)
2015年度に介護予防と介護サービスを利用した人は605万1100人で、初めて600万人を突破したことが、厚生労働省が公表した介護給付費実態調査で分かった。14年度から16万8100人増え、過去最多を更新。本格的な調査が始まった03年度に比べ230万人以上増え、約1・6倍となった。
http://mainichi.jp/articles/20160902/ddn/001/100/004000c

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社説/ミャンマー 民族の融和に期待する(2016/09/02毎日新聞)
ミャンマーの首都ネピドーで、国軍と少数民族武装勢力による政治対話が始まった。1948年に英国の植民地支配から独立して以来、70年近く続く内戦を終わらせる契機としてほしい。ミャンマーには130以上の民族が暮らす。人口の7割弱を占めるビルマ族主導の国軍に対し、タイや中国との国境地帯に住む多くの少数民族が自治権を要求して戦ってきた。・・・ 将軍の娘であるアウンサンスーチー国家顧問は、民主化とともに、少数民族との融和を訴えてきた。開幕式の演説でも「パンロン精神」を強調し、「平和なくして国の発展はない」と呼びかけた。
http://mainichi.jp/articles/20160902/ddm/005/070/046000c

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今、憲法を考える(5) 修正重ね、自らの手に(2016/09/02東京新聞)
「改憲」論者が憲法改正を必要とする理由の一つに挙げているのが、その制定過程。現行の日本国憲法は連合国軍総司令部(GHQ)に押し付けられたとの立場、「押し付け憲法論」である。・・・GHQの草案づくりには、日本の民間団体「憲法研究会」が作成した「憲法草案要綱」が強い影響を与えていたし、日本政府が憲法改正案をつくる際も、GHQ草案をそのまま受け入れたわけではなく、地方自治規定を盛り込むなど「日本化」の努力がされていた。平和国家という戦後日本の在り方を規定した戦争放棄の九条が、当時首相だった幣原喜重郎氏の発案だったことも、マッカーサー元帥の著書や書簡、幣原氏の証言などから明らかになっている。・・・ 現行憲法が、押し付けられたものを唯々諾々と受け入れたわけでないことは明らかだ。むしろGHQの圧力を利用して旧弊を一掃し、新生日本にふさわしい憲法を自らの手でつくり上げた、と言った方が適切だろう。何よりも重要なことは、公布後七十年もの長きにわたり、主権者である国民が憲法改正という政治選択をしなかった事実である。押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜(ぼうとく)にもつながる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090202000137.html

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築地市場の移転 情報公開を徹底せよ(2016/09/02東京新聞)
食の安全安心を最優先に考えれば、築地市場の移転延期の決定はしごくまっとうだ。小池百合子東京都知事は消費者目線に立ち、筋を通したといえよう。開場までを生産的な期間とせねばならない。・・・まず安全性への懸念が拭えない。移転先用地からは、ベンゼンなどの有害物質が高濃度で検出されている。都は土壌汚染対策を講じてはきたが、地下水調査の最終結論が出る来年一月を待たずに開場することを決めてしまった。二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに向けて、築地市場跡地を通る環状2号の整備を急ぐためだったと聞く。だが、逆立ちした手順は、都民や市場参加者の不安と不信をかき立てたに違いない。・・・巨費を投じながら、交通アクセスや使い勝手の悪さが指摘されたり、耐震性能が疑われたりするのはどうしたことか。利権もささやかれ、いまだに不透明感が漂う。・・・築地市場の移転延期は、都政改革の第一歩となるか。自民党主導の都議会と都幹部らによる“根回し政治”のようなものがあるのなら、実態をよく見せてほしい。それには、情報公開を徹底することだ。それが公約の「都民ファースト」につながる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090202000138.html

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(ザ・コラム)「ディナーの酔客」 ポピュリストが突く本質 国末憲人(2016/09/01朝日新聞)
この言葉は20年前、ほとんど耳にしなかった。今や世界のトレンドだ。「ポピュリスト」(大衆迎合主義者)は、今年の国際ニュースを象徴するキーワードになりそうだ。右のトランプ氏、左のサンダース氏が米大統領選をかき回し、英国独立党(UKIP)のファラージ前党首は英国の欧州連合(EU)離脱決定をお膳立てした。オーストリアでも右翼ポピュリズム政党の候補が大統領の座をうかがう。

 だけど、ポピュリストって何だ?

 学界でも定義が定まらないが、「政党を介せず大衆に直接語りかける」「すべてを敵と味方に分ける」「標的を定めて攻撃する」といった手法の政治家を指す場合が多い。偏狭なナショナリズムや偏見としばしば結びつき、世の中の緊張を高める。・・・ 背景には、大衆と政治とが大きく遊離した欧米成熟社会の現実がある。政治を牛耳るのは、グローバル化の波に乗るエリートやエスタブリッシュメントばかり。波に乗れない庶民は、不安や不満を募らせるものの、政治に参加するすべもない。こうした状況を、7月に来日したオランダ・ラドバウド大学の政治学者クン・ボッセン講師は「奇妙なパラレルワールド」と表現した。日常世界では、政治など関係なく役所や企業が粛々と業務をこなし、社会が回る。一方の政治の世界では儀礼化、形式化が進み、着飾って集まるパーティーのような特権者クラブとなった。二つの世界は並行して存在し、交わることがない。「政治はもともと私たちのものだったのに」。そう嘆く市民に寄り添うのは、大衆にこびるポピュリスト政治家だけだ。彼らは、政治から排除された人々の声を拾い集め、酔いに任せてぶちまける。だからこそ、あれだけ危うくお下品なトランプ氏に人々は喝采を送るのだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12537260.html

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(声)戦争の記憶につながる夜香花(2016/09/01朝日新聞)無職 武富慈海(福岡県 67)

 この夏も夜香花(やこうか)が咲いた。40年前にミャンマーで遺骨収集をした方が、収集できなかった分の遺骨に代えてと、この木を持ち帰り、現地で航空兵として従軍した亡父も戦友たちの供養にと株を分けてもらった。戦争末期の現地はインパール作戦失敗など悲惨だった。戦死者を埋葬する余裕もなく、せめて夜香花の根元に横たえ、その花で覆ったという。薄黄色の小さな星のような花をたくさんつけ、夜になると甘い香りを放つ夜香花が弔いの木になった。父は、この花の香りをかぐたびに、惨烈、荒涼を極めた戦場、戦友一人一人の顔がよみがえると話していた。むなしく愚かしく、悲しい戦争の真実を伝えようと、父は37年前に「兵士・庶民の戦争資料館」を自宅敷地に開き、14年前の夏、亡くなる当日まで「二度と戦争をしてはいけない」と口にしていた。資料館は母や私が引き継いだ。父や私たちが挿し木で増やした夜香花は、これまでに約500株を南方戦線からの帰還者、遺族、希望者にお分けしてきた。それらは次の花期となる秋の彼岸の頃も、それぞれの場所で戦争の記憶につながる香りを放つことだろう。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12537264.html?ref=pcviewpage

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(声)シリアのせっけん手に平和願う(2016/09/01朝日新聞)無職 吉澤美智子(神奈川県 69)

 シリア北部のアレッポで伝統的につくられているせっけんが、内戦のために現地で製造できなくなり、別の場所でつくられているという。このシリア製のせっけんが夫の遺品の中にあって驚いた。3年前に亡くなった夫が、これをいつ、どうやって手に入れたのか、今となっては確かめようがない。包み箱の説明によれば、オリーブオイルとバラのエッセンスが練り込まれているという。千年も昔からかの地の女性の肌を磨いてきたそうだ。箱に描かれた地図には、アレッポの隣に文明発祥の地メソポタミアの名が記されていた。私の手元にあるせっけんは、平和な時代にアレッポでつくられたものだろう。現地の女性たちに、このせっけんを楽しむ日が訪れるよう、祈らずにはいられない。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12537265.html?ref=pcviewpage

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(インタビュー)ゆらぐ文民統制 元防衛事務次官・守屋武昌さん(2016/09/01朝日新聞)
文民統制が変質している。安保法制に国民の耳目が集中している間に、当の防衛省内では背広組(キャリア官僚)の職権が削られ、制服組(幹部自衛官)の権限が飛躍的に拡大した。かつてのドン、守屋武昌さんには「大戦の惨禍の上に築かれた文民統制の仕組みが取り払われてしまった」と映る。戦後の大原則はいま。 

――この1年足らずの間に、文民統制の実効性にかかわる大規模な組織改革が防衛省でありました。危惧する声もあります。

 「国家の命運を左右する重大事がわずかな審議時間で国会を通過しました。法改正を受けて、昨年から制服組の大幅な権限拡大があったのに、識者もメディアも大きく取り上げない。不思議です」

・・・ ――旧憲法下で、軍の指揮命令権は天皇に属し、政府・議会から独立したものとされていました。やがて軍を制御できなくなり、勝てる見通しがないまま、戦線を拡大していきました。

 「結果として国の内外に今日に至る禍根を残し日本は敗れました。戦艦大和建造がよい例ですが、戦いに勝つための軍事的合理性をとことん優先するのが軍です。この軍艦があれば、この兵器があれば勝てる、問答無用だと財政を無視して突き進む。そうした国は往々にしてつぶれます。世界の国々がそこに気づきました」・・・ 「政治家は、制服組に背広組の関与の排除を要求され、認めてしまったことを大いに反省すべきです。戦前の敗戦に至る一連の道筋は軍隊の暴走を、政治をつかさどる文民がくい止められなかった歴史でしょう。この法改正をした政治家はのちのち名前が残ります。仮に事態が暗転したときに『こんなはずではなかった』なんて言いわけは絶対に通用しません」

・・・――防衛省内の文民統制の仕組みは歴史的な役割を終えたと話す人がいます。今の自衛官は民主主義教育をうけた世代で、戦前のような心配はいらないという見方もその一つです。

 「そうは思いません。確かに個々の自衛官は戦前と違う。しかし、繰り返し述べたように実力集団は軍事的合理性で行動します。その安全弁が改正法には見当たりません。せめて一案ですが、権限拡大に見合った義務として、今後は制服組にも国会答弁を求めるようにする。それは国民のチェックと向き合うことでもあり、新たな安全弁構築につながるはずです」(聞き手・藤生明)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12537247.html

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[大弦小弦]ユニークな発言で知られる…(2016/09/01沖縄タイムス)
 ユニークな発言で知られるボクシング元世界王者の具志堅用高さんに、クイズ番組に出演した時の逸話がある

▼「風はヒューヒュー、では地震は?」。正解は「ガタガタ」だが、具志堅さんの答えは「マンマン(満々)」。地震と「自信」を取り違えたようで、珍回答に会場は大爆笑だったという▼笑える逸話でふと気づくのは、「間違えること」の大切さである。一つの正解を探すだけの生活では味気ないし、人は間違いから多くのことを学ぶ▼間違えることに最も臆病なのは学校現場かもしれない。満点からミスをした分を差し引いていく「減点主義」が根を張り、要領よく正解を出すことが重視されるからだ。点数や順位を上げることは大事だが、それだけでは新たな発見も独創性も生まれそうもない▼詩人の蒔田晋治さんの作品「教室はまちがうところだ」の一節にある。〈まちがった意見を言おうじゃないか まちがった答えを言おうじゃないか〉。間違ってもいい、逆に間違った意見や答えが歓迎される教室は楽しそうである
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/60070

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チャスラフスカさん死去 「五輪の名花」体操で金七つ 74歳(2016/09/01朝日新聞)
1964年東京五輪の女子体操で三つの金メダルに輝き、「五輪の名花」「東京の恋人」と呼ばれて日本でも親しまれた旧チェコスロバキア出身のベラ・チャスラフスカさんが30日、故郷のプラハの病院で亡くなった。74歳だった。・・・優雅な演技で日本を含め、世界中のファンを魅了したが、母国の民主化運動、68年の「プラハの春」を支持する「2千語宣言」に署名したため、迫害を受けた。89年の民主化で名誉を取り戻した後は、大統領顧問やチェコ五輪委員会会長も務めた。

 だが、息子が元夫を死なせてしまう事件をきっかけにうつ病を患い、90年代終わりごろには表舞台から姿を消した。10年以上にわたる闘病生活を乗り越えると、日本にもたびたび来日。11年には東日本大震災の被災地にも訪れた。・・・苦難の多い人生だったが、信念は曲げなかった。「プラハの春」の母国がソ連軍の侵攻を受けた直後のメキシコ五輪では、ソ連の選手が金メダルを授与されている間、顔を背けて抗議した。「2千語宣言」への署名で迫害を受け、職を失っても、反体制の立場を覆さなかった。

 最後に訪ねた時も、街を歩けばサインを求められる有名人だった。それでも、「恥ずべきことだから」と派手な生活はしなかった。講演やイベントの出演料を要求することもなく、国から与えられた一軒家を人に貸して、六畳ほどの部屋一つのアパートに住み、家賃収入と年金で暮らしていた。数々のメダルはベッドの下の箱の中だった。最後の最後まで、信念を貫いた人生だった。(金島淑華)
http://digital.asahi.com/articles/ASJ8053Y5J80UTQP021.html?iref=comtop_list_obi_n03

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不適正捜査と警察庁長官 大分県警隠しカメラ(2016/09/01東京新聞)
 大分県警別府署員が野党の支援団体が入る建物敷地に無断で隠しカメラを設置した問題を受け、警察庁の坂口正芳長官は1日の記者会見で「不適正な捜査で誠に遺憾」と述べ、再発防止に努める考えを明らかにした。大分県警は8月26日、建造物侵入容疑で、設置した署員2人と同署刑事官ら計4人を書類送検。敷地への侵入を指示したこの刑事官ら2人を懲戒処分、署長らを本部長・所属長訓戒とした。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016090101001091.html

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「平和の俳句」9月分選考 阿川佐和子さん「次世代に伝える力ある」(2016/09/01東京新聞)
九月の「平和の俳句」は金子兜太さん(96)、いとうせいこうさん(55)とともに作家でエッセイストの阿川佐和子さん(62)が選んだ。「選評を書くのはすごく大変でした」と振り返る。選考では「戦時中にまつわる句を読むとたまらない気持ちになった。実体験に引き込まれました」と言う。「戦後十年以内に生まれ、親や周囲から話を聞いた世代」。小学校には「特攻隊の生き残り」の先生がいた。父で作家の故阿川弘之さんは元海軍大尉。その故郷広島で、原爆のケロイドが残る人にも会った。「窓を開けられるのは平和」という内容の作品に、阿川さんは「戦争の時は空襲警報が鳴って自宅の庭に掘った穴に逃げ込む日常があった。若い人には分からないだろうな」と語る。「感覚の違いがどんどん深くなる中で、戦争体験の俳句を読むと『そうだったんだ』と気付かされる。平和の俳句には、記憶が薄れていく次世代に伝える力があるって思いましたね」 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016090102000120.html

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今、憲法を考える(4) 源流は自由民権運動(2016/09/01東京新聞)
今年で公布七十年を迎える日本国憲法。改正を目指す「改憲」論者は、占領軍によって押し付けられた憲法であることを、改正を必要とする根拠に挙げるが、本当に押し付けだったのだろうか。敗戦から二カ月後の一九四五年十月十五日発行の「東京新聞」(現在は本社が発行)一面トップに「憲法改正」と題する評論記事が掲載された。筆者は鈴木安蔵氏。後に静岡大や愛知大などで教授を務めた憲法研究者だ。・・・鈴木氏は明治期の自由民権運動活動家、植木枝盛の私擬憲法「東洋大日本国国憲按(あん)」を発掘し、分析したことでも知られ、憲法研究会の憲法草案要綱の作成に当たっては、自由権を規定するなど進取的な植木案をはじめとする私擬憲法や諸外国の憲法を参考にしたことを明らかにしている。現行の日本国憲法がGHQの影響下で制定されたことは疑いの余地はないが、そのGHQの草案には日本の憲法研究会案が強い影響を与えた。しかも、その源流が自由民権運動にあることもまた、紛れのない歴史的事実である。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090102000129.html

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市民ら100人以上が阻止行動 北部ヘリパッド工事(2016/09/01琉球新報)
【ヘリパッド取材班】東村から国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で、沖縄防衛局は1日午前10時25分から午前10時55分にかけて、新たなヘリパッドの建設先の一つ、N1地区のゲートにダンプカー10台で砂利を搬入した。建設に反対する市民ら約80人が県道70号に車両を止めたり、座り込んだりして作業員の乗った車両やダンプカーをN1ゲートに入れさせない阻止行動を展開した。搬入作業は通常より約2時間程度遅れた。警察は機動隊員200人以上が座り込む市民らをごぼう抜きなどで強制排除した。・・・この日はうるま市島ぐるみ会議のメンバー51人もバスで駆け付け、通常の倍近い人数でダンプカーの阻止行動が行われた。退役軍人でつくる「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」琉球沖縄支部のダグラス・ラミスさん(80)ら6人もダンプカーなどに対する阻止行動に加わった。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-348715.html

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<社説>LGBT支援 誰にも優しい国際観光地に(2016/09/01琉球新報)
県内企業の中で同性愛者や、生まれつきの性別に違和感を持つトランスジェンダーなど性的少数者(LGBT)を支援する動きが広がっている。外国人や障がい者、LGBTなど誰にでも優しい多様性のある取り組みは、観光都市としての沖縄の魅力を国内外に発信することにつながる。一層の取り組み強化を求めたい。「LGBTフレンドリー」とは、LGBTの人々に対して温かく開かれた状態であることを意味する。大手旅行サイトのトリップアドバイザーが2015年1月に「LGBTフレンドリー」ランキングを発表した。ベスト5はスウェーデン、ベルギー、フランス、オランダ、イギリスの順だった。・・・日本政府観光局(JNTO)はLGBT向けの観光案内ページを北米向けに開設した。沖縄は多様な文化を受け入れてきた歴史がある。誰もが暮らしやすく、性的少数者が安心して滞在できる国際観光地を目指そう。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-348329.html

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夏休み明け  子のSOSに気付こう(2016/09/01京都新聞)
長い休みが終わって、久しぶりに学校の友達と会うというのに、浮かない顔をしている子どもはいないだろうか。周囲の大人がさりげなく目を配りたい。夏休み明け前後は子どもの自殺が増える傾向がある。内閣府の自殺対策白書によると、過去40年間の18歳以下の自殺者数は9月1日とその前後が突出して多い。最近では年間自殺者総数は減っているのに中高校生は逆に増加している。白書は、長期休暇明けは「大きなプレッシャーや精神的動揺が生じやすい」と指摘している。それを裏付けるかのように先月、青森県の中学2年の女子生徒が始業式翌日に列車にはねられて亡くなった。遺族によれば、複数の生徒からいじめを受けていたという。「ストレスでもう生きていけそうにない」「悲しむ人も居ないかもしれないくらい生きる価値本当にない」−。女子生徒のスマートフォンに残された文章が痛々しい。青森ではその6日前にも別の中学校の男子生徒が命を絶ち、遺族がいじめの可能性を訴えている。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20160901_3.html

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熊本で震度5弱 6月以来(2016/09/01西日本新聞)
31日午後7時46分ごろ、熊本県宇土市付近を震源とする震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源の深さは約13キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・2と推定される。一連の熊本地震でM5以上を観測したのは4月19日以来、震度5弱以上の揺れは6月12日以来。・・・「いつになったら余震は収まるのか」−。熊本市などで最大震度5弱を記録した31日夜、自治体職員らは情報収集などの対応に追われ、再び住民たちが身を寄せた避難所は重い空気に包まれた。熊本県は31日から、「余震が減っている」などとして、4月14日の前震直後に設置した災害対策本部を警戒本部に縮小したばかり。震度5弱の余震が起きると、退庁していた職員が続々と集まった。ある職員は「久しぶりに早く家に帰っていたのに…」と話した。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/271271

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九電、川内原発の即時停止応じず(2016/08/31共同通信)
九州電力が、鹿児島県の三反園訓知事から要請を受けた川内原発(薩摩川内市)の一時停止に応じない方針を固めたことが31日、分かった。週内にも県に回答する。10月以降に実施する定期検査で発電設備の安全性を確認し、三反園知事の理解を得たい考えだ。三反園知事は九電の回答が不十分だと判断した場合、意見書などを出して再度即時停止を要請する可能性がある。
http://this.kiji.is/143518795154948102?c=39546741839462401

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社説[高江資材 自衛隊空輸?]どこからそんな発想が(2016/08/30沖縄タイムス)
 本土ではしないことを、沖縄では何が何でもやる。米軍の意向は重視するが、選挙で示された住民の意向は顧みない−その典型的な例が「高江」「辺野古」である。米軍北部訓練場で進められているヘリパッド建設工事の大幅な遅れを取り戻すため、沖縄防衛局は「H」「G」「N1」の3地区の工事を同時に進めるほか、自衛隊ヘリを投入して資材空輸に当たらせることも検討しているという(28日付本紙1面)。「自衛隊機使用のハードルは高い」と防衛省関係者も認めてはいるが、大きな政治問題に発展しているヘリパッド建設工事に自衛隊機を投入するという発想自体に驚きを禁じ得ない。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/59688

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小社会 たぶん親の言い分か。先月亡くなった放送タレント…(2016/08/31高知新聞)
たぶん親の言い分か。先月亡くなった放送タレント永六輔さんが著書「親と子」に集めた言葉がある。「近頃の子どもがおかしくなったと言うけれど…近頃の先生がおかしくなったからですよ」。先生も一方的に悪者にされては心外だろう。永さんは教師の弁も紹介している。「家庭が崩壊して、それから教室、その次が教育でしょう。夫婦・親子が崩壊しているのを、何とかしてください」。こんな水掛け論が続けば、子どもは学校にも家庭にも居場所がなくなろう。頼れる人もいないと思い込み、孤独感を深めているかもしれない。いじめによる自殺や虐待などが絶えない昨今だ。・・・「親と子」で永さんは、自らの言葉でも語っている。「どんな辛(つら)いことがあっても生きていこう」ということが教育の基本だと。大人社会が取り組みを急がなければ。
http://www.kochinews.co.jp/article/45846/

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リオが終わって世界の目は東京、日本へ(まる / 2016年8月28日みどりの1kWh)
東京の五輪計画は良い星のもとにない。それは安倍晋三首相の大嘘から始まった。3年前のブエノスアイレスで同氏は、事故を起こした福島原発について「福島はアンダーコントロールです」と主張した。それが今日でも間違っているのは、当時と変わらず、これから多くの年月が経ってもそうであり続けるだろう。・・・それ以来、スキャンダルが続いている。フランスの捜査当局は、五輪を東京に招致する際に賄賂が払われていたと主張している。大会のエンブレムに選ばれたデザインは、リエージュ市立劇場のエンブレムの盗作だったことが判明し、新たにデザインを選び直さなければならなかった。80年の歴史を持つ東京の魚市場は、五輪のプレスセンターにとって代わられることになり、それに対する抗議は日に日に高まっている。・・・同記事は「小池百合子都知事は、五輪費用を見直すと約束したが、リオで五輪旗を引き渡された東京は、これからさらに厳しい目が注がれるだろう」と締めくくっている。ほんとうに、これからの4年間は、五輪インフラ整備の進み具合についてだけでなく、ホスト国日本の政治経済文化、国の体質といったいったところまで、世界のメディアが批判的に報道していくことに間違いないだろう。
http://midori1kwh.de/2016/08/28/8496

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