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増え続ける宅配便 届ける力、早く細かく37億個(2016/08/24朝日新聞) しわ寄せ、ドライバーに 「国内物流の生命線はトラックだ」(国交省幹部)。日本の貨物輸送は、多くをトラックが担っている。ネット通販の商品が、早く正確に届けられるのも、トラック輸送の充実によるところが大きい。ただ足もとでは、ドライバー不足が深刻化している。国交省などは15年9月、全国1252の運送事業者を対象に実態調査を実施。68・8%の事業者が「(ドライバーが)不足している」と答えた。対応について、38・0%が「休日出勤」、24・5%が「早出残業」と回答した。ドライバーに、過酷なしわ寄せがきているのが実情だ。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12525389.html 自民の総裁任期 延長におごりが透ける(2016/08/24京都新聞) 筆洗/「秋は、根強い曲者(くせもの)である」と書いたのは太宰治である。(2016/08/24東京新聞) <社説>着陸帯抗議で負傷者 全ての責任は政府にある(2016/08/24琉球新報) 行方不明のNASA探査機、2年ぶりに通信復旧(2016.08.24 Wed posted at 11:03 JST) むのさん逝く ジャーナリズムを貫く(2016/08/23東京新聞) ブレグジットは、エネルギー政策上イギリスの自殺行為?(じゅん / 2016年8月21日みどりの1kWh) ・・・イギリスの現在のエネルギー政策は、持続可能でもなければ、財政的に可能でもなく、何よりも極めて危険である。イギリス政府はこれまで、真に持続可能なエネルギーへの転換を目指す努力を怠ってきた。その犠牲としてイギリス国民は高いエネルギー代を払わなければならない。これまではEUもそのために助成金の形で高い代償を支払うことになっていた。しかしそれも、今は終わりだ。EUの助成金なしでは、それでなくても、高くつきすぎる原発新設計画は、支払い不能に陥るだろう。新設原発に35年間もギャランティーを与え、高い電気代で消費者に重い負担を要求するような前政権独特の政策に対する疑問は、これまで以上に強くなるだろう。既にイギリスの信用状態のランクは引き下げられている。原発新設費用の大部分を負担するフランスの原子力公社EDFの財政状態はひどく悪化している。何れにしても原発新設計画は、経済的に割の合わないものであり、今後は一段と高くつき、イギリス国民の首を締めることになる。・・・一方、再生可能エネルギーの増加を伝えるニュースも相次いでいる。今年1月から3月までのイギリスの再生可能エネルギーの発電比率は前年同期に比べ2.3%伸び、25.1%となったこと、その半分が風力発電によることがこのほど判明した。再生可能エネルギー供給量拡大に向けた取り組みが確実に効果を現しはじめたと受け止められているが、特に、スコットランドでは8月7日、風力発電による発電量が全電力需要量を超えたことが明らかになっている。スコットランドは2030年までに、全エネルギー需要の半分を再生可能エネルギーでまかなうことを計画しているという。そのスコットランドがEU残留を望み、英連邦離脱も視野に入れていることは、周知の事実だ。 http://midori1kwh.de/2016/08/21/8483 蓮舫氏、代表選で格差是正を前面 リベラル系は支持伝達(2015/08/23琉球新報) 排水の放射性物質濃度上昇(2016/08/23共同通信) 福島第1原発、汚染地下水あふれる恐れ 台風9号の降雨影響(2016/08/23福島民友) (社説)戦後71年の夏に 亡き人の声に耳をすます(2016/08/21朝日新聞) 広島と長崎の原爆忌。そして終戦の日。お盆も重なり、8月は、いまはこの世にいない人への思いが深まる。敗戦から71年の夏。放送で、活字で、体験を踏まえて、反戦と平和を語り続けた人たちの訃報(ふほう)が続く。亡き人たちの声に耳をすませてみる。この夏もラジオから、評論家、秋山ちえ子さんが読む「かわいそうなぞう」が流れた。戦争中、動物園のゾウが殺された実話をもとにした童話だ。秋山さんは40年以上、終戦の日に合わせて、朗読を続けてきた。ご本人は4月に99歳で世を去ったが、思いは引き継がれた。秋山さんがラジオに関わり始めたのは戦前。結婚して中国に渡り、戦後、再びマイクの前に戻った。連合国軍総司令部(GHQ)の民間情報教育局の指導の下、女性を啓発するNHKの番組で、暮らしの話題や時事問題などを伝えた。その後は1957年から2005年まで、TBSラジオで番組を持った。 もし戦争中日本にいたら「お国のために戦ってくださいというような放送をしていたのではないか」と語っていた。番組の事前録音を好まないのは「生放送にしておかないと、戦争が始まりそうな時に『反対しましょう』と言えないから」だった。放送が国策の宣伝に使われた時代、そしてGHQの検閲を肌で知る人の冷徹な見方である。 「焼け跡闇市派」を自称した作家の野坂昭如さんは、昨年12月に85歳で亡くなった。14歳で神戸大空襲を体験。栄養失調で妹を失った体験を踏まえた小説「火垂(ほた)るの墓」は、過酷な体験を世代を超えて伝えている。「戦争でひどい目に遭うのは年寄りや子供など力の弱い者」と、03年に病に倒れた後も反戦を訴え続けた。亡くなる直前も、ラジオ番組に寄せた手紙で警鐘を鳴らした。〈(日本は)たった1日で平和国家に生まれ変わったのだから、同じく、たった1日で、その平和とやらを守るという名目で、軍事国家、つまり、戦争をする事にだってなりかねない〉この手紙を受け取った永六輔さんも先月、83歳で逝った。作詞、文筆など多彩に活躍したが、旅に暮らし、各地の人々の営みをラジオにのせるのをライフワークにした。・・・ 今の安倍政権はテレビに神経をとがらせる。政府と違う見方を伝えたニュースを首相が「偏っている」と非難し、政権はことさら「政治的公正」を言い立てる。先月の参院選では報道時間が大幅に減った。自民党の部会は、学校で中立を逸脱している事例を募った。その例に当初は「子供たちを戦場に送るなと主張する先生」を挙げていた。憲法で言論・表現の自由が保障されているのに、ものを言いにくい空気がよどむ。同調圧力が高まり、忖度(そんたく)が人々の口を重くする。疑問を抑えて集団に合わせることを拒み、「個」を貫いた巨泉さんの姿勢が、いまの世に問いかけるものは大きい。 脱原発テントを強制撤去(2016/08/21共同通信) 吉永小百合さん「海兵隊を東京に持ってきたら・・・」(2016/08/21沖縄タイムス) 機動隊が記者排除し閉じ込め 東村高江 弁護士「報道の自由侵害」(2016/08/21琉球新報) (声)匿名での書き込みは卑劣な行為(2016/08/21朝日新聞)無職 牛島芳一(神奈川県 69) 「おかしい」。いつもそう思う。インターネット上での匿名での発信だ。相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件に関連して、容疑者の言動に賛同する匿名の書き込みを読んだ時、この思いがさらに強い怒りを伴って高まった。自己主張がしたいなら、正々堂々と氏名を明らかにすべきだ。そして自分の言葉に責任を持つべきだ。自分は名乗らずに意見を主張したり、人を中傷したりすることは、卑劣で恥ずべき行為だ。言論の自由に値しないし、むしろ、それを脅かす行為だ。古代中国の思想書「荘子」を思う。かめで田に水を入れる老人に、孔子の弟子の子貢が、つるべ井戸が便利だと勧める。老人は「機械は便利だが、そのうち機械を頼りにする心が生まれ、人間は素朴さを失い、精神の制御が不安定になる」と答えた。IT機器は便利だが、精神の制御が不安定になる人間が増えているのではないか。ゆえに匿名での情報発信が横行しているのではないか。ネットでの匿名は人心を荒廃させ、犯罪にもつながりかねない。法的規制も含め、ネット上での実名発信を強く強く求める。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12521356.html (声)ネット世界の無法状態に警鐘(2016/08/21朝日新聞)大学名誉教授 胡口靖夫(東京都 75) 「植村氏長女を中傷 賠償命令」(4日朝刊)を読んだ。私は思わず、内心で「とても画期的な判決だ」と快哉(かいさい)を叫んだ。元朝日新聞記者の植村隆氏の長女が、ツイッターで氏名や写真、自身への中傷を投稿されて精神的苦痛を受けたとして、投稿した関東在住の40代の男性に対して170万円の損害賠償を求めた訴訟。裁判長は、男性に全額を支払うよう命じた。判決は、植村氏が朝日新聞記者時代の慰安婦報道をめぐってバッシングを受けている中で「高校生だった長女の恐怖と不安は耐えがたいものだった」と指摘した。私もかつてネット上で、拙著への中傷を匿名で受けた経験がある。持って行き場のない怒りと、気味の悪さを感じた。今回の判決は、ネット世界の無法状態に対して大きな警鐘を鳴らしたことは間違いない。この流れが強まることを期待する。提訴した長女の大いなる勇気をたたえるとともに、人格を傷つける卑劣な行為は許さないという裁判長の英断に、心から敬意を表したい。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12521355.html?ref=pcviewpage むのたけじさん死去 101歳のジャーナリスト(2016/08/21朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/ASJ8P2DW1J8PUJUB001.html?iref=com_alist_8_02 甘利氏の責任 国民への説明を尽くせ(2016/08/20京都新聞) |
<福島第1>遮水壁 規制委「効果見られず」(2016/08/19河北新報) 社説 シールズ解散 若者の問い どう生かす(2016/08/19ヒロシマ平和メディアセンター) 国会前では打楽器のリズムに乗せて、「民主主義って何だ」「勝手に決めるな」と声をからした。さらに会員制交流サイト(SNS)の情報発信で緩やかに連帯する手法も斬新だった。昔ながらのデモ行進などとは違う参加しやすさから幅広い世代が連なり、その輪には中高年や幼子を連れた女性らの姿が見られたのも印象的だった。・・・「若者が政治的にイエス、ノーを言うことがこんなにも大変なのかと感じた」という解散の弁も聞かれた。考えを異にする側からの強い批判のほか、露骨な妨害もあったようだ。わが国の政治土壌の貧しさを思う。未来を担う世代を巻き込んでこその政治である。憲法改正の是非をはじめ、国民的議論が欠かせない問題がこれから山積している。賛否どちらであっても一人一人が自分の考えを持ち、その民意を政治の側ができる限りくみ取ることが求められる。若者たちの1年余りの問いかけを政治の現場に生かしたい。 (核といのちを考える)核先制不使用、険しき道 オバマ氏、「核なき世界」へ前進探る(2016/08/19朝日新聞) 大統領就任直後の2009年4月に「核兵器のない世界」を提唱したオバマ氏は、この理想に近づけるため布石を打ってきた。10年に発表した米核戦略の見直し(NPR)では、核不拡散条約(NPT)を順守する非核国には核攻撃も、核攻撃すると脅すこともしないと初めて示した。・・・ ホワイトハウス当局者は、核抑止力が弱まるとの懸念が出ていることについて、「(先制不使用宣言によって)核兵器が減るわけではなく、象徴的な意味が強い」とも説明する。質量共に圧倒的な核兵器能力を持つ米国は、核先制不使用を宣言しても抑止力は弱まらないとの見方だ。・・・ 先制不使用には、核軍縮を促す効果があるとされる。すべての核保有国が核の先制不使用を採用すれば、一斉に核兵器削減に踏み切っても安全保障上のバランスは崩れないとの考え方に立っている。また非核保有国は核兵器による威嚇や核攻撃を恐れなくて済み、国家間の信頼関係も増すとされる。一方で中国は、1964年に最初の核実験に成功して以来、先制不使用を宣言しているものの、米国などからは疑問視されている。なぜなら核の先制不使用を宣言しても、本当に守るのか、外部からの検証が不可能だからだ。 (街頭政治 SEALDsが残したもの:2)「普通の人」学生・母親が声 安保法異議、地方にも波及(2016/08/19朝日新聞) 「普通の人」 SEALDs(シールズ)の前身となるSASPL(サスプル)(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)を立ち上げた奥田愛基(あき)(24)が、当時から使うキーワードだ。「俺たちみたいな普通の学生が少しの勇気を持って声を上げれば、社会は動く」。奥田はデモ活動を始めた頃から、こう繰り返してきた。・・・奥田たちは二つの約束事を決めた。一つは「逮捕されないこと」。内ゲバや暴力につながった1970年代の安保闘争の学生デモを反面教師にした。もう一つは「カルチャーと融合させること」。若者が参加したいと思うようなデモにするため、カフェやクラブで流れる音楽を選んだ。デモを告知する宣伝印刷物「フライヤー」も、奥田は「ヨーロッパのファッション雑誌に載っていても恥ずかしくないようなものを作ろう」とデザインにこだわった。・・・安保関連法案の参院審議が大詰めを迎えた9月、東海地方に新たなシールズが生まれた。前後して東北や関西、沖縄でも発足。さらに、子育て世代の母親らが「安保関連法案に反対するママの会」を新たに立ち上げるなど、安保法制に反対するデモの輪が全国に広がった。 奥田は9月15日、国会の中央公聴会に公述人として呼ばれた。居眠りしていた自民党議員らに起きるよう促し、こう訴えた。「今やデモなんてものは珍しいものではありません。路上に出た人々が、この社会の空気を変えていったのです」 児童虐待最多 相談所の増員が急務だ(2016/08/19京都新聞) 米大統領選と世界 「自由」を後退させるな(2016/08/19東京新聞) (声)若い世代「平和と戦争」 映画「原爆の子」に衝撃受けた(2016/08/19朝日新聞)小学生 豊田美緒(東京都 11) 8月6日に「原爆の子」という映画を見ました。焼け野原になった街、皮膚が体からつららのように溶け落ちている人、家族ですら誰だか分からないほど変わり果ててしまった人に、今までにない衝撃を受けました。私は平和と戦争は正反対の位置にある言葉だと思っていました。でも、戦争が終わって平和な時代になっても、戦争で受けた傷や悲しみが大勢の人を苦しめていることに気付きました。出演していた奈良岡朋子さんが、舞台で話してくれました。「思い出したくないけれども、戦争体験者は戦争の悲惨さを語り伝えるべきだ」と。上映中に何度も、もう見たくないと思いました。でも、目をそむけてはならないと思います。二度と戦争を繰り返さないために。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12518302.html (声)若い世代「平和と戦争」 71年前の誓い引き継いでいく(2016/08/19朝日新聞)高校生 千葉愛子(東京都 17) 8月6日午前8時15分、黙祷(もくとう)。1分間の沈黙の中で、自分がいま、確かに生きていることを感じる。71年前、いまの私たちと同じように太陽を感じ、泣いたり笑ったりを繰り返す当たり前の日常を、一瞬にして奪った原子爆弾。戦争は人を殺し合う。戦争で笑顔になる人なんていない。戦争がないから平和? 戦争があるから平和じゃない? そういうことじゃなくて、戦争をしない、絶対に許さないというのが大切だと思う。71年前、終戦の空に誓った平和。その意味と重みを、今を生きる私たちが引き継いでいきたい。私は、憲法9条をみんなで守っていくことが平和をつくる第一歩だと考える。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12518303.html (声)若い世代「平和と戦争」 自分の主張語るため戦争を学ぶ(2016/08/19朝日新聞)中学生 千田健太郎(神奈川県 15) 71年前に広島と長崎で民間人に向けて核が投下されたことは知っているが、「戦争」と真剣に相対したことはないような気がする。考えたところで簡単に結論が出るような話ではないというのもあるが、周りの視線や空気が気になる。戦争について語ることがタブーになっているように感じるのだ。自分の主張を展開している友人を見ると、本当はいいことのはずなのに、私は逆に「危ないやつ」と思ってしまうことがある。それでも最近、映画や本などで少しずつ太平洋戦争について調べている。我が国の安全保障環境は厳しくなるだろう。その時に、周りの目を気にせず堂々と自分の主張を語れるようになりたいからだ。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12518304.html (声)若い世代「平和と戦争」 あやまちから学んで平和望もう(2016/08/19朝日新聞)小学生 本山志帆(福岡県 10) 日本にせんそうがなくなってから71年。広島にげんしばくだんがおとされてから同じく71年。しかし、世界にはまだ、せんそうはのこっています。これからは、あらそうことのない平和な世界を作らなければいけません。そのためには、一人一人が世界の平和を望まなければいけません。一人でも世界の平和を望めないなら、ぜったいにみんなが幸せにくらせる世界を作れないと思います。日本でせんそうがあった時、世界の平和を望んだ人はたくさんいたはずです。でも、日本はせんそうに勝つことのほうが大事で、あやまちをおかしたのです。わたしたちは、せんそうでおかしたあやまちから平和な世界を作ることを学び、生きていかなければなりません。 |
(街頭政治 SEALDsが残したもの:1)デモ、自分たちのやり方で 秘密法反対、集った若者(2016/08/18朝日新聞) 電力需要 猛暑の夏も乗り切れる(2016/08/18東京新聞) (ザ・コラム)伊方原発再稼働 声をあげる、その先に 上田俊英(2016/08/18朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S12516729.html (声)映像で伝わる父の平和への願い(2016/08/18朝日新聞)主婦 岩波美伸(長野県 53) 86歳で昨年5月急逝した父は傷痍(しょうい)軍人だった。少年志願兵として海軍に入り、南方沖で船は沈没、シンガポールで捕虜となった。戦地で受けた傷が元で肺を患い、11年間の入院の末、片肺だけで呼吸する身体障害者に。会社を勤め上げた後、社会福祉活動に力を注いだ。入院した前日もボランティアに出ていた。そんな父の姿は、7年前に取材を受け、東京にある国の施設「しょうけい館(戦傷病者史料館)」の映像資料に収録されている。半生を語る父の映像を、告別式で流してもらった。隣にいた戦友の死、自分の戦傷、失った肺のX線写真、戦後の療養……。戦地を生き残った戦傷病者の責務として福祉に向かった父。「ケンカなんかしていたら福祉はできない」と締めくくる父の証言に「生きているうちに話を聴きたかった」と会葬者から口々に言われた。20代半ばの葬儀屋さんは「初めて戦争を身近に感じた」と目を赤くし話してくれた。私の胸にこみ上げるものがあった。父が残していった、伝えたかった「平和」への願いを、私たちは引き継いでいかなければいけない。そう父の遺影に誓った。 核の先制不使用 被爆国として支持、当然(2016/08/18京都新聞) シールズ解散 若者の政治参加さらに(2016/08/18京都新聞) http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20160818_2.html 社説 核先制不使用と日本 「後押し」責務のはずだ(2016/08/17ヒロシマ平和メディアセンター) なのに核兵器の惨禍を知る被爆国の指導者がこうした言動をしていいのだろうか。広島、長崎の両市長が米国の先制不使用を後押しするよう首相らに求める要請書を出しているだけに、あまりの落差が際立つ。核廃絶を待ち望む被爆者の思いに反しているのは言うまでもない。・・・核兵器廃絶を掲げる一方、日米同盟の下で「核の傘」に入ることを望み、核抑止力への依存を公言する。日本政府の矛盾した姿勢である。大詰めを迎えた国連の核軍縮作業部会でも、核兵器禁止の法的枠組みを巡る議論で一貫して消極的だ。被爆国がこうした態度では、廃絶への道はおぼつかないことを今こそ肝に銘じるべきだ。日本政府が核抑止力に固執する大義名分とする北朝鮮の脅威も冷静に見極める必要がある。国連決議に違反する核実験や無謀なミサイル実験を繰り返し、日本列島はおろか米本土まで射程に入れつつあるのは確かだ。中国の軍備増強や海洋進出も併せて考えれば、アジアの安全保障環境はさらに厳しさを増す。 |
(街頭政治 SEALDsが残したもの)市民が争点作る、種まいた(201608/17朝日新聞) (社説)シールズ解散 個人の連帯これからも(201608/17朝日新聞) (声)戦時の校長祝辞「死ね」に慄然(201608/17朝日新聞)作家 早乙女勝元(東京都 84) 関西のある町の、市民団体による平和集会に招かれた。会場には戦時資料類が並べられていて、手にすることができた。1点は「修了記念」と印刷された卒業アルバムで、昭和18年3月、京都市本能国民学校(小学校)のもの。冒頭には校長先生の祝辞が出ていて、「征(ゆ)け、戦へ、死ね」とある。この時期の戦局は急な下り坂だったが、学校長ともあろう者が、記念アルバムで「死ね」とは、非常識を通り越して、異常である。その異常が異常と感じられないところまで、戦争は人間的な感性と教育のありようをゆがめていたことに慄然(りつぜん)とした。東京の下町育ちの私は翌年の卒業だが、「一日も早く軍人になって神風を呼べ」と教えられた。「神風」を待つのではなく特攻隊員になれということだ。時の権力が戦争のために真っ先に狙うのは教育の管理統制ではないのか。私のいた6年2組は男子ばかり63人だったが、級友宅の多くが空襲で罹災(りさい)し、消息不明の者もいる。昨年のクラス会の参加者はたったの4人だった。右の祝辞のコピーは「東京大空襲・戦災資料センター」(東京都江東区北砂)に展示してある。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12515089.html 大学と軍事研究 戦争協力の反省忘れず(201608/17京都新聞) 道徳教育 心を評価できるのか(201608/17東京新聞) (声)平和と戦争:下 「戦後世代」であり続けたい(2016/08/16朝日新聞)大学生 武田啓亮(千葉県 24) 私は、当然のことながら「戦後生まれ」である。親や大学の先生、周囲の方たちもほとんどが戦後生まれだ。これほど素晴らしいことはない。世代を越えて平和が続いてきた証しだからだ。もちろん、「日本だけ平和ならいいのか」「国際的な安全保障にかかわるべきだ」との声もある。けれども世界の紛争やテロは、先進国が主導する「安全保障」が招いた面がある。紛争などを軍事力で押さえつけようとする方法は、新しい火種を生むだけではないだろうか。紛争もテロも、その背景には貧困問題があるという。それならば、世界の平和に日本が貢献するためには、これまでやってきた「経済支援で貧困を減らす道」こそが、遠回りなようで一番の近道だと思う。国内の「戦前生まれ」の人たちは、どんどん少なくなっていく。広島で生まれた私の祖母も、4年前に他界した。国内では戦争体験を語り継ぐ人が減り、世界では混沌(こんとん)とした情勢が続く中で、私たちがこれからも「戦後生まれ」であり続けるにはどうすればいいのか。日々問いかけながら生きていきたい。 (声)平和と戦争:下 憲法9条を世界へ輸出しよう(2016/08/16朝日新聞)経営コンサルタント 齊藤紀夫(愛知県 70) NGO代表として、1994年晩秋から2001年春まで、旧ユーゴスラビアの難民キャンプにいる子どもたちへの救援物資を、年に2回、直接届けていました。初訪問の際に「日本は平和維持のための軍隊を、なぜ紛争地に派遣しないのか」と何度も聞かれました。そこで、2回目以降の訪問では日本国憲法の英訳を持参し、戦争放棄と戦力の不保持を定めていることを説明しました。昨日までの隣人同士が民族の違いなどで殺し合いをしていた国だけに、「素晴らしい憲法を持つ日本へ移住したい」といった反応が返ってきました。人間の歴史、テロや紛争が多発する今日の世界を勘案すると、武力では何も解決できず、武力が武力を呼ぶことは明白ではないでしょうか。犠牲者はいつも、子どもをはじめ弱い立場の人々です。日本は集団的自衛権の行使容認や憲法解釈の見直しより、憲法9条と同じ趣旨の決議が国連でなされるよう働きかけるべきです。さらに全ての国連加盟国に、9条の趣旨を憲法に採り入れるよう呼びかけるのです。「何を非現実的な」と一笑に付すのではなく、沈思黙考してみてください。 GDPゼロ成長 いつまで道半ばなのか(2016/08/16東京新聞) |