欧州とロシアで感染・死者急増 ワクチン接種に遅れ―新型コロナ(2021/11/11時事ドットコム) 世界の新型コロナ感染者、2億5000万人超に(2021/11/10CNN) 【洋楽を抱きしめて】世紀の復活を遂げたジョージ・ハリスン(2021年10月23日共同通信) |
多様性確保、なお遠く 衆院選当選者 女性1割足らず・平均55.5歳(2021/11/02朝日新聞) ■20代、たった1人 候補者1051人、うち当選者465人について朝… 女性の自殺15%増、7千人 非正規拡大が一因 全体は11年ぶり増(2021/11/02朝日新聞) 「ジョニー・デップ効果」で知るミナマタ 歴史の教訓刻むシネマの力(2021年10月29日朝日新聞) 「ヒロシマ」「ナガサキ」はカタカナだと、世界が風化させるべきではない原爆の惨禍を思い起こさせる。先日、映画「MINAMATA―ミナマタ―」を見た。水俣病患者を撮り、その実態を世界に広めた米国の写真家ユージン・スミスを主人公に描いている。ジョニー・デップが主演とプロデューサーを務めたことで、この秋、マスメディアで盛んに取り上げられた。ハリウッドの大物俳優がどんな視点で向き合ったのか。そんな「ジョニー・デップ効果」も手伝って、劇場に足を運んだ人もいたと思う。私もその一人だ。 「貧困層が液状化のように」都心の公園、20分で消えた弁当400食(2021年10月18日朝日新聞) 彼らの目当ては、無料でもらえる弁当だ。生活に困る人を支援するNPO法人「TENOHASI」が、炊き出しや生活相談を月2回おこなっている。ここに集まる人たちは、どんな事情を抱えているのか。妻と一緒に列に並ぶ男性(54)は、ホテルの従業員。コロナ禍の影響で仕事がなくなった。会社は休業手当を出さず、収入が減った。妻は飲食店におしぼりを納入する会社でパートで働いていたが、その仕事も失った。今年2月ごろ、炊き出しのことをテレビで知り、訪れるようになった。・・・貧困の現場を長年見てきたTENOHASIの清野(せいの)賢司・事務局長(60)の表情には、危機感がにじむ。 「コロナでぐらぐら揺れて、液状化現象のように貧困層が表面に出てきた。非正規雇用で、もともと弱い立場にいた人が失業保険や行政の給付金でもしのぎきれなくなり、真っ逆さまに落ちている。困窮する人に手を差し伸べるというメッセージを、今こそ国が発してほしい」 |
(社説)坪井直さん死去 核廃絶への信念忘れぬ (2021年10月29日朝日新聞) 09年、オバマ氏が「核兵器なき世界をめざす」と誓ったプラハ演説。その実現こそが、被爆者が何よりも願う総意であると伝えた瞬間だった。学生時代に被爆して大やけどを負い、意識不明のまま終戦を迎えた。九死に一生を得て、戦後は中学教師に。まだ被爆者の多くが沈黙する中で「ピカドン先生」と名乗り、教え子に体験を語り聞かせた。国に放置された被爆者が立ち上がり、日本被団協を結成したのは1956年。核軍拡が極まる米ソ冷戦以降、草の根の証言活動に国内外で粘り強く取り組み、坪井さんも先頭に立った。よく口にした言葉がある。「核兵器は絶対悪」と「ネバーギブアップ」だ。 2021衆院選 ジェンダー平等 政治の本気度問われる(10/28北海道新聞) 共産党、国民民主党も選択的夫婦別姓の導入を掲げる。日本維新の会は、旧姓使用に法的効力を与える形での夫婦別姓の実現を公約に盛り込んだ。・・・ジェンダー平等で日本は他の先進国より後れが目立ち、政治の本気度が問われる。候補者の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」導入の真剣な議論が必要だ。現状では女性に家事や育児などの負担が重くのしかかる。社会に根強い性別による役割分担の意識を変えていくことも重要である。 (評・映画)「ビルド・ア・ガール」 ライター奮闘、思わず応援(2021年10月22日朝日新聞)) ヤングケアラー 早期発見の仕組み必要(10/18北海道新聞) 札幌市も年内に市立の中高生約5万1千人を対象に実態調査を行うほか、道はヤングケアラーを含む家族を介護する人を支援する条例の来年4月施行を目指す。対策の実効性を高めるには道内自治体間の連携が大切だ。学校や介護、福祉の現場などが協力して早期発見に努め、適切な施策へとつなげる仕組みづくりが国には求められる。 道の調査では、世話をしている家族を「きょうだい」とする回答が中高生とも最も多く、続いて祖父母、父母の順だった。世話の頻度は中学生、全日制高校生の約半数が「ほぼ毎日」と答えた。世話の悩みを誰かに相談した経験については約8割の生徒が「ない」とした。 山脈に閉ざされた、祖国のうめき チリの社会、風土とともに見つめ 映画「夢のアンデス」、グスマン監督(2021年10月15日朝日新聞) |
岸田首相所信 路線転換の道筋見えぬ(10/09北海道新聞) コロナ後の新しい社会像として、高齢化と過疎化が進む地方からデジタル化を推進して東京一極集中を改善する「デジタル田園都市国家構想」を打ち出した。自らが率いる派閥の宏池会の先達である大平正芳元首相が提唱した「田園都市構想」を意識したのだろうが、スローガンに近い。地方に暮らす高齢者の生活がどう変わるかはイメージしにくい。外交では日ロ関係について「領土問題の解決なくして、平和条約の締結はない」と強調した。首相は自民党総裁選で四島返還を目指す意向を示し、事実上の2島返還路線に転換した安倍氏との違いをにじませる。ならば、四島返還を実現するための具体的な戦略を語るべきだろう。 権力が恐れる者たち(10/09北海道新聞) ハンセン病の強制隔離 反対した医師描く映画、名古屋で7日まで上映(2021年10月5日朝日新聞) 小笠原医師は愛知県の旧甚目寺(じもくじ)村(現あま市)の円周寺に生まれた。真宗大谷派の僧侶でもあり、1915年に京都帝国大医学大を卒業後、京大皮膚科特別研究室でハンセン病患者の治療にあたった。・・・小笠原医師は生涯、国の隔離政策に反対し続けた。映画では、患者を守るためにカルテに別の病名を記入して診断書を出したり、診察時もマスクをつけず触診したりしていたことを元患者らが証言している。ハンセン病は感染症でありながら、らい菌の病原性は極めて弱く、たとえ感染しても免疫力が弱い体質の人しか発病しないため、隔離は不要と訴え続けた。 水俣描くジョニー・デップの誇り「テイクだけでなくギブしなければ」(2021年10月6日朝日新聞) 監督「その通りです。文献を読み、地元の人々や専門家に話を聞いて、事の本質を正確に捉えようと努力をしました。とりわけ日本人のキャストたちが、映画のトーンが間違った方向にいかないよう導いてくれた。これは大勢の人たちが一緒になって作った映画なんです」 きっかけは原発事故 アマゾンの先住民村で暮らした1年、映画に(2021年10月1日朝日新聞)ヤシの葉の束を背負い、アマゾンの森を駆ける先住民の男たち。ビデオカメラを手に必死で追う。見失ったら帰れない。足が泥に沈み、倒木が肌を切る。「ものともせずに進む彼らの足取りが、土地との一体感を表していた」・・・南米アマゾンの先住民と1年暮らしたら、何が見えるだろう――。そんな問いから生まれたドキュメンタリー映画「カナルタ」が、10月から各地で公開される。 撮影したのは太田光海(あきみ)さん(31)。英国で映像人類学を研究する大学院生だった。博士論文の一部として大学に出した映像が、思いがけず世界の映画賞を受け、自力で日本公開にこぎつけた。 |
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