(Showtime 大谷翔平2021)大谷の活躍「伝説だ」 二刀流で球宴、舌巻く他球団(2021/07/11朝日新聞) (評・映画)「ライトハウス」 光と闇の中、鬼気迫る怪演(2021/07/11朝日新聞) 真四角に近いフレームサイズと白黒映像によって、まるで1920年代のドイツ表現主義映画が甦(よみがえ)ったかのような錯覚を覚える。 「ネコの宿命」腎臓病の治療法を開発 寿命が2倍、最長30年にも 東大大学院・宮崎徹教授インタビュー(2021年07月11日時事ドットコム) 獣医師さんによると、ネコの平均寿命の2倍、最長で30歳くらいまで生きるようになるということです。それに何よりも、腎臓病で長く苦しむことがなくなります。
高さ世界一、20メートルの砂の城 デンマーク(2021年07月09日時事ドットコム) 地球に優しく殺生無用の「培養チキン」 イスラエルで進む食革命(2021年07月09日時事ドットコム) 仏パリ、ほぼ全道路で制限速度30キロに 8月末から(2021/07/10時事ドットコム) (時時刻刻)消える歓声、残る負担 五輪「無観客」 組織委、赤字は不可避(2021/07/10朝日新聞) 首都圏の会場で無観客なら、政府が掲げる「安全・安心」は実現できるのか。 東京都医師会の新井悟理事は、コロナ患者やワクチン接種に対応している医療機関が「本来の医療に専念できる」と、一定の評価をする。五輪では医療者延べ7千人の動員が予定されていたが、観客の熱中症への対処や、競技場内の医療の負担が軽くなったことは大きい。ただ、「無観客になっても感染リスクはゼロにはならない」と釘を刺す。日本選手の活躍で会場周辺に人が集まったり、繁華街で大声で騒いだりする恐れがあるとみる。 (社説)無観客五輪 専門知、軽視の果てに(2021/07/10朝日新聞) 今後、感染状況がさらに悪化して医療が逼迫(ひっぱく)し、人の命が脅かされるようなことになれば、聖火がともった後でも中断や中止に踏み切る。それだけの覚悟を固めておく必要がある。感染症の専門家たちは、どうしても開催するのなら「無観客が望ましい」と提言していた。にもかかわらず5者協議は先月21日、「定員の50%以内、上限1万人」まで観客を入れる方針を確認。社説は「科学置き去りの独善だ」と批判した。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14968681.html (社説)「不自由」展 暴力に屈することなく(2021/07/10朝日新聞) 展示作品を批判する自由はもちろんある。しかし表現には表現、言論には言論で対抗するのが鉄則ではないか。こうした卑劣な行いがまかり通れば、多様な意見や多様な芸術に触れ、自由に議論を交わすことによって成り立つ民主主義は、土台から崩壊してしまう。愛知県警は威力業務妨害の疑いで捜査を始めた。被疑者の検挙に全力を尽くしてもらいたい。 (書評)『新・動物記1 キリンの保育園 タンザニアでみつめた彼らの仔育て』 齋藤美保〈著〉(2021/07/10朝日新聞) 母キリンがエサを探しにいっている間、残された子たちが一緒に時間を過ごし、見守り役として母親のだれかが残る。この「保育園」をはじめ、本書で紹介されるキリンの生態に驚きはないが、動物の行動を人間の視点で一方的に解釈することは避けようとする謙虚な姿勢がうかがえる。 |
(時時刻刻)首相裏目、宣言下の五輪 「ワクチンで抑制」崩れたシナリオ(2021年7月9日朝日新聞) 緊急事態宣言下の五輪、世界の目は 「五輪精神を失った大会」「熱狂生み出そうと努力」(2021年7月9日朝日新聞) 「五輪を目前に控えて緊急事態を宣言するほど、東京の状況は悪化している」。韓国主要紙の中央日報は7日、「競技は無観客で行われる見通しとなった」と早々に伝えていた。・・・AFP通信は「デルタ株が新たな感染の波を招き、病院が患者で埋まりかねないと専門家が懸念している」とし、「大会組織委は熱狂を生み出そうと努力している」ものの、「大半の日本人が延期か中止を望んでいる」と伝えた。 大谷放つ、超一流オーラ 日本選手最多32号、驚異のペース 野球・大リーグ 7日(2021年7月9日朝日新聞) 大谷はこの一発で、ア・リーグ2位のゲレーロ(ブルージェイズ)に4本差をつけた。両リーグでも30本塁打に到達した打者は大谷だけだ。 ・・・日本選手にとって、大リーグでの年間30本塁打は高い壁だった。 2001年にイチロー(マリナーズ)が日本勢初の野手として試合に出場して以降、日本を代表する選手が次々と海を渡った。だが、約20年間で到達したのは松井秀喜(ヤンキース)のみ。日米通算507本塁打(日本332本、米175本)を放った強打者でさえも、04年のシーズン1回だけだ。・・・打席に立つ度に、打球がフェンスを越えそうな予感がする。名将は、過去に同じ「オーラ」を醸し出していた左打ちの外野手2人の名前を挙げた。 1人はバリー・ボンズ(主にジャイアンツ)だ。01年には大リーグシーズン最多記録となる73本塁打。バットに当たればピンポン球のように飛んでいった。サンフランシスコの球場の右翼後方を越えてマッコビー湾に球を打ち込む「スプラッシュヒット」が有名で、156安打の約半分をアーチで占める歴史的なシーズンを送った。通算762本塁打、688敬遠四球は歴代最多。破られそうな気配は今のところない。そして、圧倒的な人気を誇ったケン・グリフィー・ジュニア(主にマリナーズ)だ。力みのないスイングながら、打球は遠くに飛んでいく。姿勢のいい構え方を覚えている人も多いだろう。通算630本塁打は歴代7位。1997年と98年に自己最多となるシーズン56本塁打を放っている。 マドン監督は言う。「ボンズもグリフィーもこのような感じだった。彼らがロックインした状態に入ると、このような活躍になる。大谷を見ていると、殿堂入りクラスの選手たちと並んでみえる。一世代に一人というタレントだ」 (扉)くすぶり続けるチェルノブイリ 「石棺」内で中性子が倍増、再臨界を警戒(2021年7月9日朝日新聞) チェルノブイリ原発に詳しい京都大複合原子力科学研究所の今中哲二研究員は、中性子については吸収剤をすぐに散布できるように準備して監視しておけば再臨界の大きな心配はないとしつつ、「石棺の解体や撤去については膨大な資金が必要で、なかなか進まないだろう」と話した。 (一語一会)刑事法律家・水野智幸さん 「伝説の裁判官」木谷明さんからの言葉(2021年7月8日朝日新聞) 同じ年、若い母親が職場の休憩室で赤ちゃんを産み落とした事件を担当した。顔に足を乗せて窒息死させたとして殺人罪で起訴されたが、「殺していない」と主張した。言い分に耳を傾けるうち、検察側の調書におかしな点が多いことに気づいた。自白では「子宮口が開くのがわかった」とあるが、専門家に聞くとそんなものはわからないという。男の捜査官が作り上げたと感じた。体調の戻らぬ産後わずか5日で硬い木の椅子に座らせ、もうろうとした状態で長時間取り調べていることもわかった。医師の証言で新生児仮死の可能性もわかり、無罪判決を書いた。初めて出した無罪だった。 師と仰いだ木谷さんはその後も無罪を書き続け、30件以上全てが確定した。検察に控訴する隙を与えぬほど精緻(せいち)な判決文で知られた。 分断超え、ジャズから伸ばす枝 作曲家・挾間美帆、東京で公演(2021年7月8日朝日新聞) 公演は、東京フィルハーモニー交響楽団と、ジャズミュージシャン16人という、クラシックとジャズを混合させた大編成での演奏となる。 |
仏の水際対策、コロナ探知の訓練犬 ウイルス特有のにおい着目、嗅ぎ分け能力を応用(2021/07/08朝日新聞) 今年3月、研究に興味を示した仏政府の依頼で、汗を染みこませたガーゼで実験したところ、97%を特定した。「精度はPCR検査より高い」と自信を示す。10分間で40人ほどを調べられるので効率が高く、検査費用も節約できるという。 貧困を見せ物に? 炎上した釜ケ崎のPR、背景には何が(2021/07/08朝日新聞) PR事業を始めた背景には何があるのか。 ・・・バブル崩壊後、建設現場での日雇いの仕事が激減。90年代後半には、野宿者があいりん地区だけで千人に達したというが、いまは小ぎれいなホテルなどが建ち、駅前に当時の面影はない。・・・白波瀬准教授は「野宿者が集まる駅前の光景は注目を集め、盛んに報道もされていました。いまでも当時のイメージが残り、街の変化が世の中に伝わっていない面もあるかもしれません」。・・・白波瀬准教授は「かつては日雇いの仕事を求めて来る人が目立ちましたが、いまは主に支援を要する人たちが街に流入しています。釜ケ崎は『労働者の街』から『福祉の街』に変わったとも言われます」。 ・・・昨年度、事業を委託された電通関西支社は「新今宮ワンダーランド」と銘打ったPRを企画。今春からウェブサイトなどで、街の歴史やグルメ、「絵になる街歩きコース」といった散策ルートの発信を始めた。だが、釜ケ崎をインスタ映えする「観光地」として扱うようにも見える内容。いまも困窮者が多く暮らす街だけに、ネット上には「貧困を見せ物にするのか」「(観光資源としての)搾取では」などと懸念する意見が相次いだ。・・・ 渡辺拓也・大阪市立大学都市文化研究センター研究員(労働社会学)の話 労働者のため、困っている人のためと言って「まちづくり」が進む中で、実際に何が起きてきたのかを見る必要がある。この間に地域内では、路上生活を送る人に対する大規模な強制排除が2度も行われている(2016年の花園公園、19年のあいりん総合センター)。就労支援や居場所づくりといった社会的包摂への道を用意するだけでなく、野宿しながら生きる権利が同時に守られなければ、用意された選択肢に従わない人たちの排除を結果的に強化してしまうのが実情ではないか。「人情のまち」が売りにされる一方で、路上生活を送る人たちは置き去りにされている。これでは、このまちに関わる人たちがジェントリフィケーションに抗しているとはとても言えない。 「敗者に厳しい日本」 釜ケ崎を知った女子中学生は今(2021年4月19日朝日新聞) 「最初は『勉強したらホームレスにならなかったんじゃないの』と本人に質問してしまったこともあります。でも身の上話を聞くと、子どもの頃に勉強できる家庭環境になかったような人も多かった。自己責任という言葉ですませてはいけないのではないか、やり直したいという気持ちを応援したい、と思ったんです」・・・ 「若い人が増えています。特に昨年はコロナ禍で仕事や住居を失った人からの相談が多く、4〜12月の相談者は前年同時期の1・5倍の833人でした。(年齢が分かる人のうち)20代と30代がそれぞれ4分の1ほどを占めます」・・・「ええ。路上にいる目に見えるホームレスの方は年々減っていますが、うちへの相談者数は年々増えています。国や自治体も、ネットカフェやファストフードなどの深夜営業店で寝泊まりする『目に見えないホームレス』の人数を把握できていないのが課題です」・・・ ――中学時代から取り組み続けてきたのは、どんな思いからですか。 「日本では失敗したり仕事を失ったりした敗者に厳しい。生きづらさというか、息の詰まった感じがあるところが気になっていたのかなと。もう一度やり直せる社会のほうが、自分自身も含めて生きやすいと思うからです」「印象的なのが、数年前に相談にきた私と同い年の女性のことです。困窮状態の母子家庭で育ち、母親から受けた虐待がトラウマになり精神疾患を抱える中で、仕事をしてもうまくいかず、お金がなくなって自転車で数時間かけて事務所に来てくれました。生まれる環境が違っただけで、支援する側とされる側になってしまった。話を聞いていて、つらいものがありました」 |
(Showtime 大谷翔平2021)「ショータイム」、27歳祝福 本拠地「子供たちの憧れ」(2021/07/07朝日新聞) アナハイムに住むエリオットくん(7)は「大谷選手は、僕の親友のような大事な存在」と話す。父親のレイモンド・ボラナスさん(35)は「打つだけでなく、投手としてもすごいところをみて、子供たちはベーブ・ルースみたいだって憧れている」と語った。 (寄稿)困難な時代に与える勇気 プルースト生誕150年、現代への指針 吉川一義(2021/07/07朝日新聞) 時は移り、いまやプルーストの小説をあるがままに受容できる時代になったのではないか。標榜(ひょうぼう)するのがマルクス主義であれ民主主義であれ、あらゆる国に虚言と隠蔽(いんぺい)がはびこる。この不信の時代を予見したかのように、プルーストの辛辣(しんらつ)な皮肉は、上流貴族ばかりかブルジョワにも庶民にも及ぶ。ドレフュス事件(反ユダヤ主義による冤罪〈えんざい〉)や第一次大戦の変遷につれ、あらゆる階級の主張が節操なく移ろうからだ。プルーストは、「軽蔑されるのが最も辛(つら)いのでわれわれがいちばんよく嘘(うそ)をつく相手」は「われわれ自身」だと、人間の自己欺瞞(ぎまん)をも暴きだす。 リチャード・ドナー監督死去 91歳 『スーパーマン』『グーニーズ』など(2021/07/07時事ドットコム) メッシの巨大ウオールアートが故郷に登場、4階建てビル覆う(2021/07/06時事ドットコム) |
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