女子テニスの大坂なおみ、「劇的展開」一斉に報道 応援の声も紹介―各国メディア(2021/06/01時事ドットコム) ホーキング博士の論文や車いす、後世に保存へ 英(2021/06/01時事ドットコム) 誤って冷蔵庫に、ワクチン186人分廃棄 大阪の診療所(2021/06/01朝日新聞)) (評・映画)「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」 1972年収録、教会震わす歌(2021年5月28日朝日新聞) 1972年、アレサはロサンゼルスの教会で、2日間にわたり、観客入りでアルバム「至上の愛」のライブ収録をする。これはその模様を撮影したもので、シドニー・ポラックの監督作として公開されるはずだった。デイヴィッド・リッツの評伝「リスペクト」のなかでも1章を割いて語られているこの幻の映画は技術的問題で公開されなかったが、半世紀近くを経てようやく日の目を見ることになったのである。 |
現金支給公約、掲げたけれど コロナ禍で続々、「ばらまき」批判(2021/05/31朝日新聞) (特派員メモ ガザ)少女はユーチューバー(2021/05/31朝日新聞) 気になって声をかけてみた。何をしているの?「私はユーチューバーです」とハラ・モジャベルさん(11)。ガザでもユーチューバーは子どもたちの憧れだ。ハラさんは昨年、ユーチューブに投稿を始めた。停戦後は、ガザで何が起きたのかを知ってもらうため、街に出て動画を撮影しているのだという。「空爆が続くガザに住むのはつらい。国際社会には子どもたちを守ってほしい。占領下のパレスチナの解放を望んでいます」と語った。 (記者解説)地元理解なき海洋放出 対話が不足、国・東電に募る不信感 福島総局・福地慶太郎(2021/05/31朝日新聞) 政府の方針はこうだ。多核種除去設備(ALPS〈アルプス〉)で汚染水から大半の放射性物質を取り、海水で薄めた処理水にして海に流す。放射性物質のトリチウムは残るが、法定基準の40分の1未満の濃度まで下げる。住民の健康や環境、農林水産物の安全は確保できるという。設備が整う2年後をめどに放出を始める。トリチウムを含む水は通常の原発でも発生し、国内外で海に流している。だが、政府方針への理解は十分には広がっていない。・・・10年前の安全神話の崩壊。事故当時の東電社長が社内に出した「炉心溶融」の言葉を使うな、という指示。避難者が慰謝料の増額などを求め、国の原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)が示した和解案を東電が拒む例もあった。最近も福島第一原発で壊れた地震計の放置が発覚し、柏崎刈羽原発(新潟県)で不正侵入対策の不備が問題になった。疑念の種は尽きない。 「雨にぬれても」のB・J・トーマスさん死去 米歌手(2021/05/31時事ドットコム) 立憲「東京五輪は延期か中止」 都議選公約を発表(2021/05/31時事ドットコム) 道内、最多19人死亡 新型コロナ、新規感染は279人(2021/05/31北海道新聞) 死者数が日別で2桁となるのは6日連続。5月は252人で、月別では昨年12月の259人に次ぐ多さとなった。31日発表の死者の年代は30代が1人、70代と80代が各7人、90代が4人。これまで年代が公表されている中で最も若い30代の死者は21日発表分に続き2人目となった。 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/549981 「日本のルース」「まるでリトルリーグ」…大谷翔平、二刀流復活で躍動の4月(2021年4月30日時事ドットコム) 初球。高めの97マイル(約156キロ)を力負けしないで打ち返すと、高く大きな打球音を残して、右中間スタンドへとアーチがかかった。推定飛距離は、メジャー移籍後最長の451フィート(約137.5メートル)。目覚ましい活躍に圧倒されたようなファンのどよめきが球場を包む中、大谷はダイヤモンドを一周した。チームは四回までに3―0とリードを広げたが、大谷は勝利投手の権利が懸かった五回に突如制球を乱し、4回3分の2を投げて3失点で降板。勝利投手にはなれなかったが、十分なインパクトを与えた。投打にわたる活躍に対し、現役最高の野球選手とも評されるチームメートのマイク・トラウト外野手は、翌日のオンライン会見で「まるでリトルリーグみたいだったな」と驚きを交えて語った。 野球少年の中には、投打で輝きを放つ選手がいるもの。大谷もその一人だったのだろう。花巻東高(岩手)で、投げては160キロ、打っても通算56本塁打。おそらく少年時代からモチベーションにしてきた「投げて打つ」を今、野球選手にとって最高峰の舞台に立っても実践している。そのはつらつとした姿に、トラウトは感心したのではないか。 |
(日曜に想う)死の街の向こうに生を描く ヨーロッパ総局長・国末憲人(2021/05/30朝日新聞) そのアパート群の一棟に、草木をかき分けて近づく。崩壊しかけた階段を上がり、部屋の一つに入ると、意外な世界が広がっていた。他の部屋が風化と略奪で荒れ放題なのに、ここだけペンキと壁紙が真新しい。当時の家具や日用品が整然と並ぶ。原発事故前のソ連の生活風景そのまま。誰かが再現したに違いない。「まるでタイムカプセルを開いたみたいでしょう」案内してくれたチェルノブイリ公式ガイドのサーシャさん(26)が笑った。・・・ 国産ワクチンなぜ出遅れ? 過去にもあった「ギャップ」(2021年4月10日朝日新聞) 「単に海外よりワクチンの品目が少ないだけでなく、積極的な政策を執ってこなかった『ポリシーギャップ』の側面も重要だ」と中山さんは語る。海外では2000年ごろから、重症急性呼吸器症候群(SARS)、エボラ出血熱、中東呼吸器症候群(MERS)など、死亡率の高いウイルス感染症が次々と流行。それに対応するため、ワクチン開発が大きな課題となった。・・・新型コロナを受け、米国は当時のトランプ政権が「ワープスピード作戦」を掲げ、有望なワクチン候補に1兆円規模の資金を投じた。日本政府もこれまでに、治験の結果を待たずに企業の量産体制を支援するなどしてきたが、開発支援のための当初の予算額は100億円と、単純計算で100倍ほどの開きがあった。アンジェスのDNAワクチンなど、国内でも新しいワクチンの「種」はいくつかあったが、「この差が、開発遅れの決定打となった」(中山さん)。 “人”開花させる、大事な巡り合い 映画「ローズメイカー 奇跡のバラ」ピノー監督(2021年5月21日朝日新聞) 亡き父の残したバラ園を営むエブ(カトリーヌ・フロ)は数々の賞に輝いた育種家だが、今は大企業に押され倒産寸前。安い働き手として職業訓練所から来てもらったのは前科のある若者フレッド、定職に就けない中年男サミール、極度に内気な少女ナデージュ。画期的な新種のアイデアを思いついたエブは“ど素人”の3人にむちゃな命令を下すが……。 |
(書評)『教室における政治的中立性 論争問題を扱うために』 ダイアナ・E・ヘス〈著〉(2021/05/29朝日新聞) イデオロギーが「左」または「右」に傾く学校でも、生徒たちは多くの問題への態度を決めきれず、そこに論争的な問題の議論の余地を見いだしていた。日本の多くの学校現場では、政治的中立性維持のため、教師は意見を伝えるべきでないとされるが、本書は、教師の意見表明が生徒の学びに及ぼす影響や効果を実証的に明らかにした。 (斜影の森から)ケストナーの少年たちと「白バラ」 福島申二2(2021/05/28朝日新聞) この本が出版された1933年、ヒトラーが政権についた。それから12年後、みずから仕掛けた第2次世界大戦の果てにドイツは破滅する。学窓を巣立っていった少年たちには「ドイツ現代史のなかのとりわけ酷(むご)い歳月が待ち受けていた」――と池内さんはあとがきに書いている。学年から推して少年たちを10代半ばとすれば、彼らが生まれたのは1910年代後半。連想したのはあの「白バラ」のことだ。ナチスへの抵抗の末に処刑台に消えた大学生たちの抵抗運動「白バラ」はドイツの良心として語り継がれる。・・・「白バラ」は実話である。「飛ぶ教室」はフィクションだが、二つを重ねるとあの世代への想像は深まる。ヒトラーへの抵抗、迎合、心酔――個々の態度は様々だっただろう。しかしいずれにしても、全体主義と総力戦の歳月を、前線に身をさらす若者として引き受けざるをえなかった世代である。 「飛ぶ教室」の愛すべき少年らの時間は、物語の最終ページまでだ。先はない。その後に待ち構える「むごい歳月」を、生き延びたのか、死んでしまったのか。消息は永遠にわからない。死なないでいてくれ、と思う。しかしもっと恐れるのは、ナチスの非道に加担して心と手を汚してはいないかということだ。願わくは白バラのような抵抗の勇気を――。架空の少年たちを現実の歴史に溶け込ませて読み手に想像させる。すぐれた創作の力だろう。 「歯がゆい」日本映画、かつての輝きを 「女たち」製作の奥山和由(2021/05/28朝日新聞) 歯がゆさを感じている時に篠原と出会った。「『銃 2020』に出てもらったんですが、演技に深度がありました。この人にきっちり演技をしてもらえば、私がかつて映画だと思っていたような作品が出来るんじゃないか、と」 ルーブル美術館に女性館長誕生 200年以上の歴史で初(2021/05/28朝日新聞) https://digital.asahi.com/articles/ASP5W745RP5WUHBI032.html 男女平等6位のナミビア 120位の日本が学ぶべきこと(2021年4月25日朝日新聞) ――日本がナミビアから学べる点があるとすれば何でしょうか。 民主主義と公正に対する確信ではないでしょうか。植民地主義と人種主義と闘って自由と平等を勝ち取ったという自負がナミビアの人々にはあります。そして、勝ち取ったのだからそれをさらに良くしていこうという思いもあります。今回の6位という順位についても人々は誇りに思っているでしょうし、自信を深めるはずです。 これは難しいことではなく、人口が男女半々である以上、国会議員も閣僚も、その他全ての重要な役職も男女半々という当たり前の公正を、正面から受け止めるかどうかです。日本は、アフリカの国から学ぶことなどないと勘違いしているうちに、世界から大きく取り残されてしまいます。(今さら聞けない世界)(笠原真) |
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