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(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

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2020/07/30sankaku08/04

生き残った猫、心配し戻った娘はもういない 豪雨1カ月(2020/08/04朝日新聞)
熊本県南部を中心とした豪雨災害から4日、1カ月を迎えた。65人が亡くなった熊本県ではこの日朝、氾濫(はんらん)した球磨(くま)川沿いのまちに追悼のサイレンが響いた。被災者は片付けの手を止め、あの時、あの人を思って手を合わせた。熊本県芦北町伏木氏(ふしき)では4日午前6時ごろ、土砂崩れの犠牲になった矢野まさ子さん(67)の自宅跡に地域住民7人が集まり、遺体が見つかった場所に花を供えて手を合わせた。・・・4日午前9時、熊本県人吉市内に犠牲者を悼むサイレンが流れた。浸水の跡が屋根まで残る球磨(くま)川沿いの家屋では、数匹の猫が丸くなっていた。この家に住んでいた湯本秀子さん(61)が可愛がっていた猫だ。「すぐに帰ってくるけん」。県内に大雨特別警報が発表されてまもない7月4日午前5時半ごろ、両親を避難所に送り届けた湯本さんは、そう言って自宅へ引き返した。家に残してきた猫を心配していた。母親の美代子さん(81)はそのとき、「すぐ帰ってくるだろう」と思った。・・・湯本さんは働いていた大阪から実家に戻った頃、猫を飼い始めた。軒先に捨てられているのを保護し、名前をつけて可愛がった。いつしか20匹ほどに増えていた。湯本さんが帰宅したことに気付くと外に飛び出るほど、なついていた。・・・飼っていた猫は数匹だけが生き残った。「猫も寂しかとでしょう」。水没した家を建て直し、夫婦と猫で住みたいと思っている。
https://digital.asahi.com/articles/ASN843SQLN83TIPE03L.html?iref=com_alist_8_01

湯本さんが保護していた猫達のうち数匹が生き残ったことが、湯本さんへの供養だと思います。心優しい人にとっては人間の命も猫の命も等しいものなんだと改めて思います。

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菅氏、首相の健康不安報道を否定 「淡々と職務に専念」(2020/08/04朝日新聞)
 菅義偉官房長官は4日の閣議後会見で、安倍晋三首相の健康を不安視する週刊誌報道について問われ、「全く問題ない」と述べ、報道を否定した。光文社の写真週刊誌「FLASH」(4日発売)が、首相が7月 6日に吐血した情報があると報じていた。会見では記者団から、首相が最近自宅に直帰することも多いなどとして事実確認を求める質問があがった。これに対し菅氏は「私、連日お会いします。(首相は)淡々と職務に専念をしている」と語り、首相の健康に問題はないとの認識を示した。
https://digital.asahi.com/articles/ASN845DCJN84UTFK00J.html?iref=com_alist_8_04

一次内閣の時もそうだったけど、口先の言い訳が通用しなくなって、不利になると逃げ隠れする癖がまた出てるのかなと思ってしまう。国難と呼べるこんな大切な時期、国を守るべき責任者として全身全霊で命を賭して頑張るのは当然の責務です。淡々では困ります。

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「死ぬときお母さんと言った」戦火逃れた手紙、進む劣化(2020/08/04朝日新聞)
戦場の農民兵士から一人の恩師に送られた7千通を超す軍事郵便。戦後75年を経て傷みが進み、保存の難しさに直面している。展示施設はこの冬にリニューアルが始まることになったが、軍事郵便は金庫にむき出しの状態で保管されており、経年劣化の進行が懸念されている。敵弾飛び来る下で、故郷の便りを懐かしく拝見致しました(戦友を)すぐ手アテをしてやったけれ共、三十分後には死んでしまった死ぬときは一番先、お母さんと言った

 故郷への愛惜や仲間の死――。北上平和記念展示館(岩手県北上市和賀町藤根)の金庫内にある軍事郵便は、すべて地元の藤根小などで長年教師を勤めた高橋峯次郎(1883〜1967)に宛てられたものだ。故郷の様子をつづった会報「眞友」を戦場に送り続けた峯次郎に、教え子たちが返信を寄せた。峯次郎が自宅にひっそりと保管していたものを、1980年代初め、地元の元中学校長らが見つけ、分類整理したことで全国に知られるようになった。
https://digital.asahi.com/articles/ASN826S3ZN7WULUC01N.html

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大谷は右前腕の筋損傷 今季の投手復帰は困難か―米大リーグ・エンゼルス(2020/08/04時事ドットコム)
大谷は2018年10月に右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、今季は投手として復帰のシーズンに臨んでいた。しかし、7月26日の復帰登板は1死も取れず5失点で降板。8月2日も二回に制球を乱し、直球の球速も急激に落ちた。今季投手としては2試合に登板し、0勝1敗。計1回3分の2を投げ、防御率37.80。
 球団によると、4日から敵地シアトルで行われるマリナーズ戦には打者として同行し、状態を見て出場の可否を判断するという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080400256&g=spo

スポーツ好きとしてはあらゆる競技の中で大谷選手の漫画を超えた活躍が最大の楽しみだけど、驚異的な投球には体の組織にかかる負担があるのだと改めて思います。コロナ問題で不透明なスポーツ界でもあるし、今期は無理せず打者に専念して未来に力をためて欲しいものです。

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ネコの麻薬「運び屋」、刑務所で捕獲されるも「脱獄」 スリランカ(2020/08/04時事ドットコム)
【コロンボAFP=時事】スリランカの刑務所で、薬物と携帯電話用のSIMカードをひそかに持ち込もうとして捕獲されたネコが「脱獄」した。同国メディアが3日、報じた。警察当局によると、このネコは1日、厳重な警備が敷かれるウェリカダ刑務所で、同所の諜報担当者によって正体を見破られた。この担当者によると、ネコの首にはヘロイン約2グラム、SIMカード2枚、メモリーチップ1枚入りの小さなポリ袋が結び付けられていたという。だが現地紙アルナによると、このネコは2日、「拘束」下に置かれていた監房から脱走。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200804040400a&g=afp

どう考えても猫には罪はないのだから、脱獄呼ばわりはおかしいけど、よかった。馬鹿な人間に利用されない未来がありますよう。

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アイヌのガイドで阿寒湖畔ツアー 北海道釧路市〔地域〕(2020/08/04時事ドットコム)
北海道釧路市の阿寒湖畔で、アイヌ民族がガイドとなって森や湖を案内する個人客向けツアーが、1日に始まった。自然と触れ合いながら、アイヌ民族の暮らしや文化について話を直接聞くことができる。刺しゅうや木彫りなどを体験するツアーもある。阿寒アイヌ工芸協同組合が実施主体となり、阿寒アイヌ協会の広野洋会長(55)らがガイドを務める。ツアーは全4種類で、アイヌ料理を味わうオプションも付けられる。いずれも小学生以上を対象としており、催行人数は2〜10人。・・・広野さんは「われわれが先祖から受け継いできたことを、ツアー参加者にも知っていただきたい」と話している。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080400303&g=soc

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お盆帰省、慎重論相次ぐ 対策徹底を要請―自治体首長(2020/08/03時事ドットコム)
新型コロナウイルスの感染が拡大傾向にある中、お盆の帰省シーズンを前に、自治体の首長からは3日、移動に慎重な対応を求める声が相次いだ。帰省する場合は感染防止対策の徹底を求めており、警戒を強めている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080300774&g=soc

故郷で子供達の帰省を楽しみにしているお年寄りへの感染を考えると判断が難しいと思います。体調管理と感染症対策の徹底をすればと言うけれど体調にも現れない無症状の人がいる事を考えると重症化しやすい老人との接触はリスクが大きすぎるのではと考えます。

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コロナ感染、40分で判定 試薬を9月発売―キヤノン子会社(2020/08/03時事ドットコム)
キヤノン子会社のキヤノンメディカルシステムズ(栃木県大田原市)は3日、新型コロナウイルス感染の有無を検体採取後、約40分で判定できる試薬を9月1日に発売すると発表した。現在主流のPCR法に比べ、短時間で結果が分かるほか、導入費用も抑えられる。医療機関や空港などでの需要を見込む。ウイルスの遺伝子を一定温度で増幅させて調べる「LAMP(ランプ)法」と呼ばれる手法を使う。鼻や喉の粘液だけでなく、唾液も検体として使用可能。検査には既に販売されている専用装置が必要で、バッテリーを内蔵しており持ち運びができる。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080300864&g=eco

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高倉健さんがつなぐ戦争の記憶、24人の証言が書籍に(2020/08/03朝日新聞)
映画俳優の故・高倉健さんと親交のあった人らの戦争体験をまとめた証言集「高倉健の想いがつないだ人々の証言『私の八月十五日』」が出版された。終戦を迎えた場所や年齢、その後の生き方も全く異なる24人の記憶が、高倉さんを通じて一つの本にまとまった。・・・戦争体験をあまり語らなかった高倉さんだが、小田さんによると、晩年は「体験を伝えていかなければいけない年齢になった」とつぶやいていたという。北九州市の炭鉱で勤労奉仕をした際に、操縦士の顔が見えるほどの至近距離から機銃掃射を受けたこと。学校で和文のモールス信号を習ったこと。14歳で迎えた終戦の日、寺の境内で大人たちがラジオを囲んで泣いていたことなどをぽつりぽつりと語るようになっていた。・・・小田さんは「今の子どもたちにこそ、読んでほしい」と語る。勤労奉仕で勉強することもままならず、友人とも満足に遊べない時代。小田さんは「新型コロナウイルスで学校が休校になり、人と会えない現在の状況と共通するところがある」と語る。「証言を通じて、子どもたちがこれからの生き方を考えるきっかけになれば」と話した。
https://digital.asahi.com/articles/ASN834W30N7YUTIL023.html?iref=comtop_8_05

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「カーテン開けると死がすぐ隣に」木久扇さんが語る戦争(2020/08/02朝日新聞)
「人が死ぬことは、すぐそばにある。カーテンを開けるとすぐ隣に死があるということなんです」。木久扇さんは終戦時、7歳で国民学校に通っていた。当時、東京・日本橋にあった自宅が空襲で焼け、杉並区にあった親戚の家に身を寄せていた。毎晩のように空襲警報が鳴り、家族と防空壕(ごう)に避難する日々。大人たちからはトラックの荷台に、物のように遺体を積み込む様子を聞かされた。・・・テレビ番組で共演した桂歌丸さんとも何度か戦争の話をしたことがあったという。戦時中、千葉県の親戚の家にいた歌丸さんは、空襲を受けて煙の上がる横浜や、炎で明るくなった東京の様子を、東京湾の向かい側から眺めた。人前では多くを語らなかったが、2人になると「きくちゃん、大変だったね」とつぶやいたという。
https://digital.asahi.com/articles/
ASN7Z639NN7ZUTIL04R.html?iref=comtop_list_nat_n01

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断崖絶壁、宙に浮かぶ旧日本軍の陣地 発見はつい3年前(2020/08/02朝日新聞)
3年前の5月。北海道大樹町(たいきちょう)の当縁川(とうべりがわ)河口付近で、十勝総合振興局帯広建設管理部の河川パトロール中に、コンクリート製の人工建造物が見つかった。それは、太平洋戦争末期に造られた、旧日本軍の「トーチカ」だった。・・・戦後75年の間に海岸の浸食が進み、土中に築かれたものが崖から飛び出すように露出した。台形のような形をしており、幅約5メートル、高さ約4メートル、奥行きは約6メートルとみられる。ドローンで海側から近づくと、コンクリート壁に木枠の一部が残り、海岸線をにらむように四角い銃眼が開いていた。
https://digital.asahi.com/articles/ASN810PVQN70UQIP001.html?iref=comtop_8_04

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映画「ミッドナイト・エクスプレス」監督死去 長く闘病(2020/08/02朝日新聞)
「ミッドナイト・エクスプレス」「愛と哀しみの旅路」などで知られる英映画監督のアラン・パーカーさんが31日に死去したと、英メディアが一斉に伝えた。76歳。長く闘病生活を送っていたという。当初はコピーライターとして活動し、映画「小さな恋のメロディ」の原作脚本担当をきっかけに映画界入り。「ダウンタウン物語」で監督デビューして高く評価され、1978年の「ミッドナイト・エクスプレス」がアカデミー賞2部門を受賞した。米ハリウッドを舞台に、犯罪サスペンスからミュージカルまで多様なテーマと形式に取り組みつつ、多くのヒット作を世に出した。
https://digital.asahi.com/articles/
ASN8131TSN81UHBI001.html?iref=comtop_list_int_n08

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ついに読んだ日記、恐れていた異変が 被爆した夫の苦悩(2020/08/02朝日新聞)
「もっともっと聞いてあげれば」「原爆の放射線で色々ながんを患った夫は、先日亡くなりました」茂さんの死から数週間後。広島市の平和記念資料館で来館者にそう語る幸子さんの姿があった。

 「原爆がもたらすものに苦しむ人を間近に見てきた。原爆がどういうものか私だから伝えられることがあると思って」。幸子さんも同じ被爆者で、両親を失っている。戦後、幼稚園で園長まで務めて退職。70歳で展示資料の解説をするボランティアを始めた。いつも語るのは茂さんや自分の両親のことだった。

 読むのをためらった茂さんの日記を、数年前に少し読んだ。入院中の病状を詳しく知ることで、より放射線の恐ろしさを伝えられたらと思ったからだった。そこには闘病のつらさを訴える茂さんの姿があった。「もっともっと聞いてあげればよかった」。涙がとまらなかった。・・・夫婦で原爆について話し合った記憶はほとんどない。「つらくて思い出したくないだろう」。そう思っていた。最近、日記に目を通すようになって初めて知る夫の胸の内。こんな一節があった。

 「身をもって体験するまで核拡散は進んで行く。なぜ争わねばならないのか。この美しい自然を持った地球を失いたくない」
https://digital.asahi.com/articles/
ASN8103Z1N7RPITB001.html?iref=comtop_list_cul_n06

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官邸、特措法改正及び腰 支持率低迷、国会審議に背―罰則導入、権限明確化が論点(2020/08/02時事ドットコム)
「アベノマスク」などが不評を買ったのに加え、「Go To トラベル」キャンペーンをめぐる迷走で批判を浴びた。改正法案の審議が始まれば、首相が矢面に立たされるのは必至。最近、首相と会った自民党議員の一人は「表情にさえがない」と声をひそめる。菅義偉官房長官は7月19日、法改正はコロナ収束後の課題だとし、当面は風営法など既存法令を駆使して対処する方針を表明。8月1日の民放番組でも「人権的な問題があり、簡単に改正できない」と明言した。・・・PCR検査の「目詰まり」解消は、国と保健所の連携強化が急務。ワクチン接種を全国に広げる前には副作用に関するルールの策定が必要だ。「何をどこまでやるのか、そろそろ方針をはっきり出してもらわないと」。法改正に携わる政府関係者はこう語る。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080100330&g=pol

支持率云々より未だ安倍政権を支持する人がいることに阿呆らしさと恐怖を感じます。

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全国で1571人感染、最多 東京463人・愛知193人・福岡170人 新型コロナ(2020/08/01朝日新聞)
 新型コロナウイルスの国内の感染者は31日、午後11時半現在で新たに1571人が確認された。1日あたりの感染者数が1千人以上となるのは3日連続で、30日の1308人を上回って過去最多を更新した。東京都は前日から96人増の463人で、初めて400人を超えた。・・・31日の感染者数は東京、新潟、愛知、兵庫、鳥取、福岡、長崎、沖縄の8都県で1日あたりの最多を更新。東京都の感染者数が200人を超えるのは4日連続で100人を超えるのは23日連続。幅広い年代で感染が確認された4月に比べ、7月は20〜30代が7割近くを占める。このほか、大阪府は216人、愛知県は193人、福岡県は170人で、都市部で100人を超える感染確認が続いている。
https://digital.asahi.com/articles/
DA3S14570808.html?_requesturl=articles%2FDA3S14570808.html&pn=2

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東京の死者、4~5月集中 半数超が院内や施設内で感染(2020/08/01朝日新聞)
東京都が新型コロナウイルスに感染した死者325人を分析したところ、51・7%が医療機関内や福祉施設内で感染していたことがわかった。発症日が判明した153人のほぼ半数が発症から2週間以内に死亡し、発症から死亡までの平均日数は17・1日だったが、院内感染に限ると14・6日とより短かった。高齢者や基礎疾患のある患者が多い病院や高齢者施設内での感染が、命にかかわる傾向が浮き彫りになった。
https://digital.asahi.com/articles/
ASN815QFKN81UTIL003.html?iref=com_alist_8_02

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(書評)『バンクシー 壁に隠れた男の正体』 ウィル・エルスワース=ジョーンズ〈著〉(2020/08/01朝日新聞)
そのある種、語るとなるとひとことでは難しい中から、バンクシーは「どこに何を描くか」という、いわば借景の妙とメッセージの強さで頭角をあらわした。先日は英国の病院に寄付される形で、子供が医療関係者をままごとのヒーローとする絵が発表されて話題を呼んだが、病院に贈られた以上、私はストレートに取っていいと思っている。彼の作品は、常にどこに置かれるかで価値が変わる。

 それは美術館に資本主義批判のパロディー画を置いてきてしまう行為や、私もイスラエルで見たが分離壁にパレスチナ側に立つ“落書き”をする命がけの行為にも一貫する。また対価がそこにないのも彼らしい。ロビン・フッドのように。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14570742.html

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(書評)『コスモス いくつもの世界』 アン・ドルーヤン〈著〉(2020/08/01朝日新聞)
世界的な惑星科学者、故カール・セーガンが1980年に発表した「COSMOS」(以下、前作)は、テレビ番組と書籍を合わせて世界で数億人もの人々を魅了した。当時大学生だった私も、毎晩食い入るようにテレビを見て強烈な刺激を受けたことを思い出す。・・・現代文明の発展を支える科学は、地球を滅亡させかねない両刃の剣でもある。気候温暖化を発見した真鍋淑郎(しゅくろう)博士の業績を紹介しつつ、「未来はまだ選べる。ならばともに選択しようではないか」と訴える箇所は、セーガンの提唱した「核の冬」を思い起こさせる。

 探査機カッシーニによる土星の環(わ)と地球。白亜紀のスズメバチの化石。南アフリカのブロンボス洞窟にある7万年前の最古の美術作品。これらに代表されるカラー写真を眺めるだけでも時空の旅を満喫できよう。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14570813.html

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世界の子ども3人に1人が鉛中毒 国連が警鐘(2020/07/31時事ドットコム)
【パリAFP=時事】世界中で最大8億人の子どもが、水質・大気汚染が原因で鉛中毒になっていると警告する特別報告書を30日、国連児童基金(ユニセフ)が発表した。報告書は、鉛中毒は「これまで知られていなかった甚大な」規模で子どもに影響を及ぼしていると指摘している。報告書によると、世界の子ども3人に1人が、強力な神経毒の鉛の血中濃度が、長期的な損傷を防ぐための緊急の処置を必要とするレベルにあると推定されるという。・・・鉛中毒は圧倒的多数が南アジアで起きている。鉛汚染は、囲いのない炉、塗料、ガソリンなどを含むさまざまな発生源がある。多くの国で使用されている鉛配管でも、飲料水の供給で危険なレベルの鉛が生じる。
・・・富裕国の子どもはここ数年の間に血中鉛濃度が低下している一方、貧困国では鉛中毒の問題が大幅に拡大していることも明らかになった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200731040388a&g=afp

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仏フェミニストの草分け、ジゼル・アリミさん死去 93歳(2020/07/30時事ドットコム)
【パリAFP=時事】フランスの弁護士で生涯をフェミニスト運動にささげ、同国で中絶の非犯罪化を勝ち取るために尽力したジゼル・アリミさんが28日、死去した。93歳だった。・・・アリミさんは1927年7月27日、当時仏保護領だったチュニジアの首都チュニスで生まれた。フランスに移住する前から弁護士としてのキャリアをスタートし、アルジェリア民族解放戦線(FLN)の活動家の弁護で知られるようになった。
 だが、アリミさん自らが運動を展開する弁護士として全国的に有名になったのは、レイプ被害後に妊娠し、中絶したことで罪に問われた未成年者マリクレール・シュバリエさんを弁護した1972年の裁判だった。アリミさんはこの少女の無罪を勝ち取ったにとどまらず、急速に近代化しつつあったフランスでこうした裁判が行われるのは受け入れられないとの認識の下、世論を揺さぶることにも貢献した。
 アリミさんは自分の理想に忠実であり続け、2019年9月の仏紙ルモンドのインタビューでも「なぜ女性に負わされた不正が、全体的な反抗を引き起こさないのか」と問い掛けた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200730040381a&g=afp

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「なぜ第2波は死亡者が少ない?」「医療機関は大丈夫?」現役医師に疑問をぶつけてみた(2020/07/30時事ドットコム)
感染再拡大は“政府の出口戦略の失敗”
徳田 今回の感染再拡大は、政府の出口戦略の失敗です。経済を再開させるときに、「検査・追跡・待機保護」の拡充・整備を徹底せずにおこなったのがその理由です。

なぜ「陽性者数が増えるのは当然」なのか?
新型コロナを疑う症状があっても基準に当てはまらない人や症状の軽い人は検査できないし、濃厚接触者も積極的に検査していなかった。しかし、今は地域によっては、症状の軽い人や無症状の濃厚接触者にも積極的に検査しています。ですから陽性者数が増えるのは当然で、そのことを政府のコロナ分科会がはっきりと言わないことが混乱の原因になっていると思います。

秋冬に本格的な第2波が訪れる
徳田 感染者の臨床経過から、感染者数が増えても重症者数は2週間後、死亡者数は1ヵ月後に増加しますので、現時点では安心できません。ただ、私は、湿度と温度が上がったことと、紫外線の影響が大きいと考えています。つまり夏だからです。呼吸器感染症を引き起こすウイルスの活動は、夏が近づくにつれて、減っていくことが多い。私が住んでいる沖縄では、米軍基地であれだけ多くの感染者が出ているのに、現時点では県内で感染爆発は起こっていません。

「死者数がアジアでワースト3」という事実
徳田 山中伸弥先生なども指摘しているように、まだ明らかになっていない「ファクターX」もあるのでしょう。あるとすると、私はマルチファクター(複数の要因)だと思いますが、一番大きいのはマスクだと思います。それに、握手やハグをしない日本独特の国民性もあるでしょう。さらには、よく言われているようにBCGの接種や旧型コロナの事前の流行が、少し免疫をつくったのかもしれません。ウイルスに結合する受容体の構造の違いなど遺伝的要因もあるかもしれない。それから、新型コロナリスクの一つに肥満がありますが、日本では太っている人が少ないことも関係している可能性がある。

 こうしたファクターXの存在を信じている人は専門家でも多いようです。それが、政府が自粛要請を出さず、GO TOトラベルを許している理由の一つでもあると思います。ただし、アジアでの人口当たりの死者数で見た時、日本はインドネシアやフィリピンに次ぐワースト3に入っています。他のアジア諸国は、封じ込めに成功している。成功していないのは、日本を含めたこの3国くらいなのです。それに、先進国の年齢調整平均致死率が0.7%ですので、日本の0.5%という数字がそれほど低いわけではないのです。ですから、政府は「ジャパンモデル」なんて恥ずかしいことを言わないほうがいい。そもそも、コロナ対策の評価は欧米と比べるべきではなく、もともと遺伝的体質や生活様式が似ているアジア諸国と比較するべきです。
https://www.jiji.com/jc/bunshun?id=39317

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布マスク8千万枚、追加配布を断念 批判集中で厚労省(2020/07/30朝日新聞)
 政府のマスク配布計画のうち、全戸向けは6月20日までに約1億3千万枚を配布して完了。それとは別に介護施設や保育所、幼稚園の職員などに向けた配布が3月下旬から続き、これまでに約6千枚が配られた。さらに今月末から約8千万枚を配布する予定だった。しかし、すでに市中のマスク不足が解消されている6月下旬、新たに約5800万枚を契約していたことに批判が集中。介護施設などからも「必要ない」などと不満の声が相次いだことを受け、野党議員が28、29日に開かれた野党合同ヒアリングで追及していた。
https://digital.asahi.com/articles/ASN7Z4PYCN7ZUUPI001.html?iref=comtop_8_02

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(社説)核燃料再処理 稼働やめ政策転換せよ(2020/07/30朝日新聞)
核燃料サイクルとは、原発で使い終えた核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、再び原発で燃やすことだ。資源に乏しい日本は核燃料を有効利用する必要があるとして、政府が1950年代から推進してきた。それから半世紀以上がたったいま、3・11後の再稼働が難航し、電力供給における原発の割合は格段に小さくなっている。新規の立地も難しく、今後、古い発電所が廃炉になるにつれて原発の存在感は薄れていく。将来的には、大事故の不安をなくすため、脱原発を実現しなければならない。

 このように原発が先細りする時代に、核燃料サイクルの意義は乏しい。現に先進国の多くは、経済性がないとして早くに再処理から撤退している。・・・プルトニウムが原爆の材料になりうる点も問題だ。原爆6千発に相当する約46トンを国内外に保有する日本は、海外から厳しい視線にさらされている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14567875.html

原発の亡霊が消える日はいつになるんだろうか?あれだけの事故を経験し未だ多くの人が困難に直面している現状の中で原発を存続しようとする輩がいる。あらゆる点から原発は未来にそぐわないエネルギーだと認識されているにもかかわらず原発を放そうとしない亡霊たち。理性がないのか想像力に欠けるのか、それともあまりにも欲が深いのか、おそらくどれもだろうけど、それは未来に対する犯罪です。

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コロナ調査に警察動員の逸脱 「いずれ国民につけが」 (2020/07/30朝日新聞)

菅義偉官房長官は(テレビ番組で)、風営法を適用し、「警察官が足を踏み入れることも厳しくやりながら、(感染の)根源をひとつひとつ潰していきたい」と言いました。まさに、目的のところが法の範囲外です。警察権を使ってコロナ対策をすると言っているのに等しいと思います。・・・そもそも、立ち入りに感染拡大防止の効果があるのかどうか疑問です。政府が警察に協力を求めて、「対策していますよ」というアリバイ作りをしたいのかもしれません。・・・ かつて日本には、今よりも極めて幅広い権限を持っていた戦前戦中の「なんでもできる警察」がありました。政治による無原則な警察の役割の拡大を看過していると、私たちの先代が経験したようにいずれ国民がつけを払うことになることを自覚するべきです。
https://digital.asahi.com/articles/ASN7Y4CX6N7WUTFK008.html?iref=comtop_8_04

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被爆75年、やっと認定 副団長急逝、届けたかった全面勝訴 「黒い雨」判決(2020/07/30朝日新聞)

やっと認められた――。原爆投下による「黒い雨」で健康被害を受けた84人の原告全員を「被爆者」と認めた29日の広島地裁判決。被爆者の平均年齢が83歳を超える中、残された時間は少ない。間もなく被爆75年。この判決を国側はどう受け止めるのか。・・・この日、法廷の最前列で判決を聞いた。「被爆者としてやっと認めてくれた。みんなええ顔しとって、これだけの人数が頑張ってこられたことがうれしかった」あの日、8歳だった石井さんは近所の友人ら5人と爆心地から北北西に約27キロ離れた旧広島県加計町(現安芸太田町)を流れる丁(ようろ)川で川遊びをしていた。雷のような音が響いた。辺りが暗くなった。「夕立かな」と見上げた空から黒い雨が降ってきた。近くの家の軒下に身を寄せた。着ていたシャツには黒い斑点がにじみ、友人たちの顔も頭も真っ黒。「なんじゃあ」。互いに顔を見合わせ、大笑いした。体に異変が起きたのは、小学生のころからだ。ぜんそくを発症し、15歳ごろには背中の皮膚に炎症が起き、筋肉が隆起。切除する手術を3度受けた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14567942.html

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黒人暴行死への怒り「書かねば」 ボン・ジョヴィが緊急リリース(2020/07/30朝日新聞)

「この国の良心は強奪された」「息ができない(I can’t breathe)」――。ボン・ジョヴィが10日に緊急リリースした新曲「アメリカン・レコニング」は、黒人のジョージ・フロイドさんの暴行死を描き、アメリカ社会に対して痛烈な怒りと問いを投げかける。

・・・「『君にはそんなことが起きない』とは決して言えない。まだ12歳の子どもの胸に書かれた短い3語の言葉『Am I Next(次は自分なの)?』」と憂い、「我々の歴史は血で書かれるのか、それとも愛か、平和か?」と問いかけ、「生き続けろ 輝け 声を上げろ」と繰り返す。ジョン・ボン・ジョヴィは「歴史の生き証人として、この『アメリカン・レコニング』を書かねば、という思いに駆られた」とコメントした。この曲の配信で得た年内の収益は、人種間の不公平の解消などに取り組むNPOに贈られる。また、この曲を収録する新アルバム「ボン・ジョヴィ2020」は10月2日に発売される。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14569065.html

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