(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
九州豪雨、死者52人に 福岡・熊本新たに3人死亡―北部で広域浸水、避難所孤立も(2020/07/07時事ドットコム) 河川とか山の斜面とか過去の経験を踏まえて防災の努力はしていると思うのだけれど、自然災害はいつも想定外の一言です。かってない雨量だとかかってない揺れだとか。今の日本の経済力と科学力をもってすれば、予知、対応出来る能力はあると思うのだけれど、そんな部分に予算は使えないとの結論でしょう。温暖化による地球規模の変動は明らかだし、とりわけ日本列島は台風、地震、大雨など自然災害を受けやすい立地です。馬鹿げた防衛予算を計上する前に、自衛隊を本当の意味の自衛隊、国の災厄に特化した組織に改変してもらいたいものです。国際救助隊のような組織が必要です。戦争のためではなく人命救助のための予算なら費やす費用にも誰も文句はないでしょう。 コロナ空気感染の可能性、世界の科学者239人が警鐘(2020/07/07時事ドットコム) 緊急事態宣言中もずっと営業を続けていたスーパーやコンビニ。パチンコ店も長く営業を続けていたけれど、その環境からの感染報道はほとんどありません。いわゆる3密に近い環境だし圧倒的多数の環境なのだけど未だ疑問があります。PCR検査をしていない結果なのか、それとも感染には3密と違う別の条件があるのか、東京のカラオケ店とかホストクラブとかで集中して感染者が出るのも何故という気がします。 酔っ払いはソーシャル・ディスタンシングができない、英警察(2020/07/07時事ドットコム) インドの巨大スラム街に希望の光、積極策でコロナへの勝利目前に(2020/07/06時事ドットコム) ウィルスを追いかける。インド政府の積極策がなかったら3密の象徴のようなムンバイのスラム街100万人が暮らすダラビは悲惨な状況になったでしょう。重症者が出なければ検査すらしない日本にダラビのような地域があったならとぞっとしますが、日本の都市圏は3密で成り立っているのを考えればこの先どうなるのだろうと危惧します。 香港の図書館から消える本 「言論弾圧が広がっている」(2020/07/06朝日新聞) 「核兵器依存と決別を」 サーロー節子さん、首相に手紙(2020/07/06朝日新聞) ・・・米国の「核の傘」に頼り、条約を拒む日本政府の姿勢を「日本が、自国の安全のためには核兵器による保護が必要であると恥ずかしげもなく公言し続けることは、核兵器廃絶のために行われているあらゆる努力を台無しにするものです」「日本政府は核保有国の共犯者になってしまっています。それは、日本の世論に公然と背くものであるばかりか、国際社会における日本の信用を失わせる可能性さえあります」と、強く批判した。 頭を離れぬ母の顔 「黙っとったらいかん」戦争語り継ぐ(2020/07/06朝日新聞) 戦争の資料収集や平和教育に取り込む市民手作りの資料館「草の家」に98 年ごろ出入りするようになり、つらくても話さなければと気持ちが変わった。語り部は高齢化しており、初代館長の故・西森茂夫さんに勧められて引き受けた。・・・妻花子さん(81)と二人三脚で小学校や高齢者施設などを回り、今も年間十数回、紙芝居で体験を語る。紙芝居は岡村さんの体験を元に知人が絵を描いた。 「未来がなくなるなら…」グレタさんに続く波、日本でも(2020/07/05朝日新聞) 都内の高校1年生だった岩野さおり(16)は小出らの活動を報道で知り、3回目となる19年5月のマーチに参加。気に入って運営側に回った。同年 9月18日、2日後に控えた4回目のマーチの宣伝のため、他メンバー2人と東京の日本外国特派員協会で会見した。 気持ちの高ぶりを抑えつつ、温暖化が止められない「ティッピングポイント(転換点)が迫っています」として「あなたのための、そして、あなたの子どものためのマーチです」と呼びかけた。「会見に出て私たちの世代が声を上げる意義を実感しました」と岩野。 100万人の「草の根」活躍 タイ、40日間市中感染ゼロ 新型コロナ(2020/07/05朝日新聞) 夫婦へ、太宰が贈った「春」 死の3カ月前、結婚を祝って 1枚の書画、六本木で展示へ(2020/07/05朝日新聞) 夫婦は、太宰の代表作の一つ「斜陽」が雑誌「新潮」に掲載された当時の編集者で、後に新潮社顧問を務めた野平健一さんと、妻の房子さん。ともに2010年に87歳で亡くなった。健一さんの同僚だった野原一夫さんの著書「回想太宰治」などによると、2人は作家と編集者の関係を超え、太宰は健一さんを弟のようにかわいがったという。 暴動で100人死亡 民族活動家の歌手射殺に抗議―エチオピア(2020/07/04時事ドットコム) 森友問題自殺職員妻・赤木雅子さん 裁判開始を待つ日々 胸中を綴った1000通のLINE(2020/07/04時事ドットコム) 《雅子さんの目の前で「赤木を殺したのは朝日新聞や!」と叫んだ職員もいた(注・直前に朝日新聞が改ざんについて初めて報じた)。でも雅子さんは「殺したのは財務省でしょ」と冷ややかに見ていた。「財務局で働きませんか?」とも持ちかけられたという。雅子さんは「佐川さんの秘書にしてくれるならいいですよ。お茶に毒盛りますから」と答えた。痛烈な皮肉に相手は沈黙した。》・・・――安倍首相も再調査を拒否しました。 すると雅子さん「えー。そうなんですか」と返した後…… 雅子さん 安倍首相は2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました。麻生大臣は墓参に来てほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げました。この2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場にないと思います。 https://www.jiji.com/jc/bunshun?id=38651 最新放射線治療を導入 南部徳洲会病院が県内初 1カ月の治療が1週間に(2020/07/04琉球新報) 「米抗議デモで感染拡大せず」 関連否定の調査結果(2020/07/04琉球新報) デモ現場では対人距離を確保することも困難。「感染拡大を招くのは不可避」(米メディア)というのが当初の大方の予想だった。 |
豪先住民アボリジニの古代の遺物、海底で初めて発見(2020/07/03時事ドットコム) <金口木舌>多様性の尊重を(2020/07/03時事琉球新報) ▼性的少数者(LGBTQ)を扱うドラマなどがここ数年、脚光を浴びている。2018年に放送された「おっさんずラブ」は性別を超えた純愛を描き、反響を呼んだ。当事者の苦悩への理解も深まるといい 陸上イージス「必ず陳腐化」 地元も標的 軍事評論家(2020/07/03朝日新聞) 「昨年、山口県であった地元説明会を傍聴した。防衛省は『ブースターは完全に安定して誘導でき、演習場内に落下するようにする。心配はいらない』と言っていた。しかし、ブースターは言わば『燃えがら』だ。燃えがらの形によって自由落下で不規則な軌道を描くはずで、コントロールが難しい。演習場内に確実に落下させられるのか、素人が考えても疑問がわく」・・・ ――配備には数千億円かかると言われていました。政権が購入に踏み切ったのはなぜでしょうか。 「トランプ大統領の『バイ・アメリカン(米国製品を買おう)』の方針を受け入れてしまった。米国から見ると日本列島は北朝鮮、中国、ロシアをバリケードのようにフタしている。日本にイージス・アショアがあればこうした国からの米国攻撃の第一波を防げる。米国が日本に配備したかったのは、米国防衛のための布石だったと受け止めるべきだ」・・・ ――配備されれば、地元が抱えることになっていたリスクは何だったのでしょうか。 「標的にされる恐怖だ。湾岸戦争以降の現代戦では、最初にレーダー基地、ミサイル基地をたたく。神経をまひさせて制圧する。これが常法だ。イージス・アショアが配備された瞬間から相手の照準に入れられる」 桑名のドムドム閉店 82歳店主「長くやりすぎました」(2020/07/03朝日新聞) https://digital.asahi.com/articles/ |
「ありがとう」最後に無音 新潟のラジオ局、最後の1日(2020/07/02朝日新聞) 「FM PORTは本日24時をもって閉局いたします。開局から19年と6カ月での閉局は大変残念ですが、これまで新潟県民エフエム放送、愛称『FM PORT』を愛していただいたリスナーの皆様に、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。JOWV―FM、JOWV―FM、こちらは新潟県民エフエム放送、FM PORTです。リスナーの皆様、ありがとうございました」 認知症の行方不明者、過去最多1万7479人 昨年(2020/07/02朝日新聞) 行方不明者の総数に占める認知症の人の割合は年々高まっており、昨年は20・1% だった。世代別では、80歳以上(9367人)、70代(6822人)、60代(1165人)、50代(117人)、40代(7人)の順で多く、70歳以上が92・6%だった。20代も1人いた。 ヘイトに刑事罰、全国初の条例が施行 「差別は犯罪」(2020/07/02朝日新聞) 差別は犯罪であるとの川崎市の条例施行は正しい判断だと思います。ヘイトスピーチやヘイストデモが一切無くなればずいぶん住み良い国になるでしょう。大音響でわめき散らす右翼の街宣車などもなんで取り締まらないのか分からないけれど、遭遇すると気持ちの悪いものです。言論の自由の次元でないと思うのだけれど。 大谷、元同僚投手急逝から1年(2020/07/02朝日新聞) 福大病院にコロナ治療の砦 ECMOセンター、育成も(2020/07/02朝日新聞) 古い法律と手術法 世界から取り残される日本の中絶(2020/07/02朝日新聞) 〈中絶問題研究者の塚原久美さんは「日本の中絶は根深い偏見とタブー視のもと、時代錯誤な法律と手法が残り、世界の動きから取り残されている」と警鐘を鳴らします〉 一般に日本は自由に中絶を行える国だと思われています。でも、19世紀に初めての刑法ができた時から、堕胎罪は一貫して残り続けています。第2次世界大戦後、優生保護法(後の母体保護法)は人口爆発を抑える目的で中絶を事実上容認しました。身体・経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのある場合に限り、医師が中絶を行えると定めたのです。女性の権利を認めるのではなく、医師に決定権を与えた格好です。 その後、中絶が年間100万件を超えて海外から「中絶天国」と批判を招き、1970年代には水子供養ブームが生まれます。「母の罪」「胎児生命の尊重」といった言説が広められ、中絶のタブー感が増強されることに。女性の主体性という観点はどこにもありません。・・・岡山県で5月、ベトナム人の技能実習生が中絶薬を飲んで堕胎した疑いで逮捕されました(後に不起訴)。ベトナムでは女性に中絶権が認められており、中絶薬は数百円程度で入手できます。日本の中絶のアクセスの悪さ、十数万円という費用の高さに彼女は絶望したのではないでしょうか。揚げ句、母国では罪に問われない事柄で逮捕されてしまった。 悲劇ですが、そもそも日本の女性が置かれている状況自体が悲劇的とも言えます。・・・日本の中絶が主に掻爬(そうは)手術であることも大きな問題です。金属製の器具で子宮の中身をかき出す手法がいまも多用されているのは先進国では日本だけです。WHO(世界保健機関)は2003年から「安全な中絶は中絶薬と吸引法」と位置づけ、昨年も「掻爬などの古い手法で行う中絶は、たとえ訓練を受けた専門家が施す場合でも安全性に劣る」と指摘しています。・・・女性たちにとって中絶の経験は語りにくく、医療者の批判はしづらいものです。中絶を罪悪視する他者の視線を自分に向けてしまうがゆえに沈黙し、結果、タブーはさらに深まります。 ベルギー国王、コンゴの植民地支配に「遺憾の極み」表明(2020/07/01時事ドットコム) |
(多事奏論)権力と新聞 不都合な実相こそ恐れずに 駒野剛(2020/07/01朝日新聞) 広島への原爆投下の翌日、それに反対する宗教団体の声明が米国紙に掲載されたのを読んだ小柳は「日本では見られないことだ。戦争の真っ最中にも、こういうことが言えるんだね」としきりに感心した。・・・真実を書かず権力の暴走を許し、国民を苦しめた過去が日本の新聞にある。その反省の上に今があると忘れてはならない。 戦時中の軍部の絶対権力、恐怖政治の中ではマスコミも萎縮するのは分かります。ジャーナリズムとしてはあってはならない事だけど。でも戦争が終わって自由主義、民主国家を実践する現代日本にあって、マスコミは未だ萎縮している現実が確かにあります。何に対してなのか?政権をも動かす巨大資本に対してです。大スポンサーを敵に回せばどうなるかと言う危惧と忖度があるのは明らかです。戦中の軍部と言う絶対権力、それが崩壊したと思えば今度は資本家と言う絶対権力。テレビで政権への批判を遠回しに言っただけでも番組を干されると言う現実に象徴されるように影響力がある世界では言論の自由は封殺されています。SNSとかで自由にものが言えるから束縛、圧力がないと思うのは自由への錯覚ではないでしょうか。 「伝説」つげ義春、全集で刻む 断筆33年、わびしさ漂うリアリズム(2020/07/01朝日新聞) 「うれしいかと聞かれると何と言うか、もう82歳ですから何かあってもすべて人任せで、一つ聞かれたら一つ答えるといった具合です。こういうことを言うと恥ずかしいんですが、82歳ですからボケが交じってしまうような感じで」 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14532368.html 被爆の街、よみがえる記憶 崩落屋根も保存 広島平和公園のレストハウス、改修終える(2020/07/01朝日新聞) だが、75年前の晴れた夏の朝、建物の北東170メートルの上空で一発の原爆が炸裂(さくれつ)。街は破壊し尽くされた。レストハウスは、消えた街の記憶を今にとどめる貴重な建物だ。3階には、この地区の歴史や人々の暮らしを紹介する展示コーナーを設ける。広島市観光政策部の中田忠・おもてなし推進担当課長は「被爆の実相を伝え、平和への思いを共有できるような建物でありたい」と話している。 原子力の悲惨な経験をとどめる広島と長崎。いかに経費がかかっても記憶を物語る施設、環境は保護してもらいたいものです。悲惨な体験をした人々の高齢化が進み、原爆の語り部が減りつつある中、保存さえすれば建物はその恐ろしい記憶を長く語り継ぐ事が出来ます。身近な出来事では9年経っても今なお収束しない福島原発事故の現実もあります。原子力の非人間的な破壊力と長く続く放射能の影響を考えれば人間が制御できない原子力は全て廃絶するしか未来を守る方法はありません。 |
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