(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
ゴジラ、退治されちゃった 沖電職員が「格闘」1時間半(2020/06/30琉球新報)
フランス最古の原発が廃炉へ 稼働43年、2号機も終了(2020/06/30琉球新報) 崩壊が進む壕、少なくなる戦争体験者 保存と証言調査の両立に課題 戦跡文化財指定(2020/06/30琉球新報) 女性に優しいシャーロック・ホームズは著作権侵害 遺産管理団体がネトフリ提訴(2020/06/30時事ドットコム) NY市、店内飲食再開延期も 他州でクラスター、冷房懸念―新型コロナ(2020/06/30時事ドットコム) 世界のコロナ死者、50万人超す 感染者数は1000万人突破(2020/06/29CNN) (憲法を考える)病と差別、コロナでも ハンセン病家族訴訟、確定判決から考える(2020/06/30朝日新聞) ハンセン病差別について国が設けた検証会議は、2005年の最終報告書で、戦前から始まった「無らい県運動」でハンセン病への差別・偏見がつくられ助長されたと分析した。・・・ 問題となるのは、感染者や家族に対する排除の多くが、政府ではなく一般市民によってなされることだ。公権力と個人の関係を規律する憲法上の問題をどう考えるかが論点となる。 金沢大の山崎友也教授(憲法学)によると、ドイツでは人権侵害などをあらかじめ防止する「基本権保護義務」を政府が負うとの考え方がある。しかし日本国憲法に同様の規定はない。・・・患者らへの差別や中傷が横行する社会は、憲法の示す理想像とかけ離れている。病気になる可能性は誰にでもあり、差別は無益だ。法を単なるお題目とせず、理念の実現に努めるべきだ。 (社説)リニア延期 環境懸念解消へ説明を(2020/06/30朝日新聞) 静岡県では100年ほど前、東海道線丹那トンネルの工事で水枯れが起きた。地元が再発を心配するのは当然だろう。・・・コロナ禍のもと、東海道新幹線の乗客は一時、前年比で9割も減った。テレワークの普及が進み、従来のような出張の利用は見込めない可能性がある。リニア建設では、国が財政投融資で3兆円を低利融資している。JR東海は需要想定を見直したうえで、採算面についても国民に説明するべきだ。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14530964.html 「ラピュタの島」にプラごみ 要塞跡の浜にカップ麺容器(2020/06/30朝日新聞) 友ケ島は、沖ノ島、地ノ島、虎島、神島の四つの無人島の総称だ。3 月、許可を得て地ノ島に向かった。・・・ 鹿児島大の藤枝繁特任教授によると、大阪湾を含む瀬戸内海に流れ込むごみは年間4500トンと推定される。都市から河川を経て出るなど陸からが3千トン、漁具など海での発生が1200トン、外海から入ってくるのが300トンだ。そのうち1400トンが回収され、700トンが海底に沈む。残りの2400トンが外海に出ているとみられる。 「世界一幸福な動物」、笑みの裏の現実 希少種「クオッカ」、埼玉の動物園へ(2020/06/30朝日新聞) 写真を見てすぐ思ったのはスターウォーズに出ていた砂漠の愛らしい住人でした。クオッカがモデルかは分からないけれど、好感の持てるキャラクターでした。こんな素敵な生き物が絶滅危惧種だなんて、理不尽だなと思うけれど、その原因の大部分を占める環境破壊の責任は人間にあるのだから、全ての人間は再考と反省が必要です。 (現場へ!)気候危機を止めたい:1 サンゴ礁、がれきになった(2020/06/30朝日新聞) 自ら撮った写真を中心に説明を加える。例えばオーストラリアのグレートバリアリーフのサンゴ礁。映し出されたサンゴは原形を完全に失っていた。「もうがれきの海です」。温暖化に伴う海水温の上昇が主因とされる。・・・武本は裁判所に出した陳述書の中で日本の海の状況も嘆いた。 「(魚や貝を育む海藻が減る)磯焼けは今、全国の海に広がっていて、とくに相模湾はひどい」 これも温暖化に伴う水温上昇が原因との見方がある。だからこそ大量のCO2を出す石炭火力の建設は許されないと武本は思う。・・・15年にできたパリ協定で欧州などは「脱石炭」を急ぐが、安倍政権は今も「30年度の電源構成で26%を石炭火力でまかなう」見通しを変えていない。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14530718.html 現場の海を観察し続けている人にとっては気候危機は切実な実感なのだろうと思います。大量のCO2を排出する日本も環境保全に対するあらゆる手段、手法を考えるのは先進国としての義務です。 世界の死者50万人 米大陸、状況深刻―新型コロナ(2020/06/29時事ドットコム) 「爆買い」米兵器を検証 F35、無人偵察機、陸上イージス―ゆがむ防衛力整備(2020/06/29時事ドットコム) 米国の提灯持ちもいい加減にしなければと思う巨額の兵器調達。中国や北朝鮮の動向はあるけれど、その脅威を煽って防衛予算を無条件に拡大するのは異常です。戦争ありきではなく外交戦略でアジアの均衡を守る努力を果たしてどれだけしているか。日本列島はアメリカにとってはアジアへの防衛最前線の基地だけれど、独立国家としてそろそろ日本独自の姿勢が必要ではないでしょうか。 河井前法相「安倍さんからです」と現金渡す 町議が証言(2020/06/29朝日新聞) (取材考記)業者への数値規制、環境省が検討中 犬猫の過酷な繁殖環境、変わるか 太田匡彦(2020/06/29朝日新聞) 18年3月に動物虐待の疑いなどで刑事告発された福井県内の業者では、約400匹の犬猫に対して従業員は2人。私がその年の夏に訪ねた関東北部の業者は、100匹近くの猫を1、2人で世話していた。・・・ 超党派の「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」は、繁殖用の上限を犬15匹、猫25匹とする案を示している。欧州の事例を研究し、専門家や業者にヒアリングして、朝晩の散歩やエサやり、清掃、生まれた子の世話などにかかる時間を考慮したという。 もともと命あるものを売買してお金を儲けるのには倫理的問題があるとおもうけれど、同じ先進国のフランスやドイツと比べて日本の規制はあまりにも緩く、ペットショップの現状は年間8万頭と言われる犬や猫の痛ましい殺処分の現状とリンクしているように思います。殺処分の現状を知ればたとえ動物好きの人でなくとも、心痛むのではないでしょうか。国も動物愛護を唱えるなら動物を守る方法は幾つもあるはずです。 |
コロナ時代、「つながる」ために 加藤登紀子×山極寿一(2020/06/28朝日新聞) 山極 昔は人を通じてしか職も、生きてる感覚も得られなかった。今は人を通じなくたってモノは運ばれてくるし、インターネット上でつながれるから、会わないことに慣れてしまっている。昔の学生は下宿のおばさんや飲み屋のおかみ、アルバイト先の社長なんかと酒を飲んだりしながらつながっていたから、困っても相談できる相手がたくさんいたんです。今は点でつながっているから、身近に信頼できる相手が少ない。こういう事態になると、そういう普段のつながりすら断たれてしまう。信頼できるつながりが回復するまで、地域と大学がもっと若者を支えなくちゃならない。・・・ 加藤 今、多くの歌手や芸術家も生活に困って緊急支援を求めています。日本社会は知的・文化的なものに対して、生産性がないという理由で予算を十分につけてこなかった。 今回、私は「誰かが始めなきゃどうすんだ」と思って、6月28日にコンサートをすることに決めた。それは、社会全体でちゃんと文化、教育を守っていこうという意思表示でもあります。2、3カ月、社会生活が止まったために、オーケストラが潰れる、劇場が閉鎖する、ライブハウスが潰れる。そんな風に社会の底が抜けていってしまうあり方を日本は選んできたという危機を自覚しなくちゃいけない状況です。 山極 日本社会は文化というよりも、個性をつぶしてきた。高度経済成長期に科学技術を高める過程で、人間自体が工業製品化した。資本主義では取り換えの効く工業製品で効率を上げて利潤を高めるが、利潤は将来に投資するから現在のためには使えない。それは人間性の無視。人間は本当は今を生きるために暮らしを作っているのに、今の日本人は現実の生活を将来に売り渡しちゃってる。 加藤さん曰く「オーケストラが潰れる、劇場が閉鎖する、ライブハウスが潰れる。そんな風に社会の底が抜けていってしまうあり方を日本は選んできたという危機を自覚しなくちゃいけない状況です。」山極さん曰く「日本社会は文化というよりも、個性をつぶしてきた。・・・それは人間性の無視。」 (いいね!探訪記)交わす杯に人情のいろは 壱弐参横丁 仙台市青葉区(2020/06/28朝日新聞) 終戦直前の空襲で焼け野原となった街で、1946年に露天商がつくった「中央公設市場」が前身だ。横丁を管理する中央市場商業協同組合の佐藤守彦理事長らによると、店の2階には当時、従業員が暮らしていた。子どもたちは横丁が遊び場だったという。 1人でふらっと入っても見知らぬ人と会話出来る。独りで黙って飲もうと思えばそれも出来る。小さな店が密集する狭い通路と赤提灯には人情が漂っていて飲む前から心が和む。まさに3密の世界だけれど、人と酒と肴の3密はいつまでも続いて欲しいものです。 |
<社説>沖縄戦証言に圧力 沈黙強いる行為許さず(2020/06/28琉球新報) 日本、国際機関で存在感低下 国家安保局主導で人材育成(2020/06/28時事ドットコム) 国連難民高等弁務官の故緒方貞子氏や国連事務総長特別代表の明石康氏さんの活躍と存在感が懐かしい思いがします。アメリカ一辺倒の安倍政権の国際感覚は偏狭で、地球規模の時代の中でかなりのズレを感じます。 安倍政権、日医との「蜜月関係」変化か 首相らと近い現職落選―会長選(2020/06/28時事ドットコム) 持続化給付金、不正横行か 満額受給うたい申請代行、高額手数料―新型コロナ(2020/06/28時事ドットコム) 松山のレコード店、111年の歴史に幕「申し訳ない」(2020/06/28朝日新聞) 創業は1908(明治41)年。津田さんの祖父が時計の修理・販売をする店を開いたのが始まり。その後、蓄音機を扱い、大正時代にレコードの販売を始めた。戦後まもなく、近くから今の場所に店を移した。・・・1年に数枚しか売れなくても必要とする人がいる商品を置いてきた、と津田さんは言う。それだけに「お客さんには申し訳ない。今まで続けてこられたのは、お客さんのおかげです」。レコードを扱う店は少なくなっている。津田さんによると、日本レコード商業組合に加盟する愛媛県内の店は、かつて20軒ほどあった。津田演奏堂が閉店すると、残りは1軒になるという。 虐待50年、解放されたゾウが「涙」 インド(2014.07.13CNN) 救出には、野生生物の専門家10人と当局の職員30人のチームで8時間かかった。ラジュは太いとげのついた足かせをはめられ、栄養失調に陥っていた。足かせを外された後、今度はうれし泣きのような涙を流したという。・・・同幹部は「科学的にどうなのかは不明だが、私たちが助けに来たことが分かったようだ」と話す。専門家によれば、ゾウは感情をよく表すことで知られている。 犬でも猫でも人間に対してでも虐待ほど痛ましいものはありません。しかも加害者はいつも人間でその心理の多くは弱者への暴力であったり経済的理由だったり、全て低次元な人間のエゴイズムに根ざしています。博愛的な人間と低劣な人間の差はどこにあるのでしょうか。 36の知的文明が銀河系内で交信?、英研究チームが算出(2020.06.16CNN) マリ中部で580人死亡 1月以降、住民衝突激化(2020/06/27琉球新報) https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1145628.html 「震える少女」沖縄戦証言に圧力 見知らぬ男性、女性宅押しかけ非難(2020/06/27琉球新報) コロナワクチン、前のめり 月内にも国内治験、並行して量産準備 培養タンク争奪戦(2020/06/27朝日新聞) 加藤勝信厚生労働相は5日の記者会見で、ワクチン開発に成功すれば、2021年前半に接種を始められるようにすると述べた。厚労省はワクチン開発とともに、量産体制の整備を支援するために第2次補正予算に1377億円を計上した。 前のめりは安倍政権の得意技だけれど、馬鹿なマスクで460億円の税金を無駄に使い、今回のワクチン開発への1377億円の予算も前のめりに準備すれば無駄になる可能性は大。まだまだ未知の要素が多いコロナウィルスに対してまるでワクチンが成功するかのような姿勢は前のめりそのものだけど、何事においても原資は税金であると言う配慮がなさ過ぎる。 最低賃金議論、コロナの影 政府、年3%上げより雇用維持(2020/06/27朝日新聞) 最賃は地域別に異なり、今は最も低い青森、島根、高知、鹿児島など15県が790円、最も高い東京が1013円。・・・一方、労働組合の中央組織・連合の神津里季生(りきお)会長は、最賃の引き上げは格差是正に不可欠だとして「コロナで厳しいから引き上げを凍結するのは、『こういう状況だから格差が開いても仕方がない』と言っているに等しい」と、十分な引き上げを求める立場だ。 最も高い東京でも1013円の最低賃金。格差社会に喘ぐ人たちにとっては余りにも低い水準です。仮に10%上げてもまだまだと思われる現状で、3%の引き上げも凍結するなど問題外です。もともと生活が厳しい人たちはコロナでよりダメージを受ける人も多いのだから、コロナで賃上げを凍結するなんて本末転倒もいいところです。 (プレミアシート)「カセットテープ・ダイアリーズ」 鬱屈した青春、輝かす歌(2020/06/27朝日新聞) サッチャー首相の政権下。ナショナリズムが高揚し、労働者や組合は弾圧され、移民排斥運動が激しくなっていた時代。ジャベドは学校で人種差別の“洗礼”を受け、家庭では君主のような父親からパキスタンの伝統や慣習を押しつけられている。閉塞(へいそく)的な日常に鬱屈(うっくつ)を募らせていた彼にとって、ボスの音楽は自分の存在そのもの。歌詞が突きつけるリアルなメッセージはまるで自分の言葉のようだった。 映画は音楽で物語のあらすじを語り、歌詞にジャベドの心情を代弁させる。ジャベドはボスの力を借りて詩に心を込めることを学び、自分の道を切り開いていく。宗教、音楽、恋、友情、父との確執……。けれんなく丁寧に描写される少年の青春。どれもありふれたことだが、愛と希望に満ちた前向きな生き方が清々(すがすが)しい。 逆境の時にふと聞いた音楽が大なり小なりその時の心を救ってくれる。メッセージ性の強い曲なら尚更インパクトがあるのは多くの人が経験したことがあるだろうと思います。映画、文学、絵画などの多様な芸術の中でも音楽の影響力は強いなと改めて感じます。 日本映画は凋落したのか 世界の目利き、オリヴィエ・ペール氏に聞く(2020/06/27朝日新聞) だが、そんな声についてフランスから来日したオリヴィエ・ペール氏に水を向けると「日本に才能のある監督が欠けているわけではない」と返ってきた。ペール氏はロカルノ国際映画祭ディレクターを経て、現在はフランスの文化放送局に在籍。欧州やアジアなどの世界的な映画監督の作品に出資する映画部門の責任者を務め、国際映画祭の周辺では「世界を知る目利き」として有名だ。 そのペール氏は、河瀬直美、是枝裕和、黒沢清の各監督はポン監督ら韓国勢にも遜色はないとし、続ける。「若手では『ハッピーアワー』の濱口竜介や『サウダーヂ』の富田克也に期待を寄せている。特別な知性や感性を有しているし、これから世界的監督になる可能性がある」 ただ、才能を支えるシステムが、日本は韓国より劣っていると指摘。民主化後の韓国では、政府が文化政策に注力するようになり、2016年度予算でいえば日本の2倍以上の2500億円超を投じている。 映画界に限らず芸術分野への理解や支援が乏しい日本。安倍政権の面々を見れば芸術のみならず科学の香りさえしない人たちが政権を担っているのだから仕方ありません。芸術は感性、科学は知性。その両方がない人たちに現実への優しさや、未来への予知を託すのは怖いことです。 |
中南米のコロナ感染者、1カ月で3倍 WHO地域事務所(2020/06/26CNN) 米新規感染、1日4万人に 最多更新、「第2波」懸念―報道(2020/06/26時事ドットコム) 世界の感染者949万人、死者48万人(2020/06/26NHK WEB) |
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