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(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

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2020/06/01sankaku06/07

仲見世の玩具店、百年余の歴史に幕 コロナ禍で踏ん切り(2020/06/07朝日新聞)
東京・浅草の仲見世商店街で100年余にわたり続いた「稲葉玩具店」が5月末、コロナ禍の中で静かに幕を下ろした。緊急事態宣言の解除後にいったんは再開したものの、 4代目店主の稲葉克彦さん(78)は店じまいを決断した。「自分の代で歴史を閉ざすのはつらいけれど、浅草や商店街の仲間に感謝です」

浅草寺の参拝客や訪日外国人らが足を止め、おもちゃの刀や太鼓、キャラクターのお面やプラモデルなどを買い求めてきた。「親子3代で足を運んでくれる近所の常連さんもいたよ」だが、コロナ禍で客足が途絶え、商店街の光景は激変。稲葉さんも 2月の売り上げがほぼ半減し、3月中旬から臨時休業した。「後継ぎもなく、先行きが厳しい中で踏ん切りがついた」在庫の玩具は子どもたちに届けてもらおうと、すべて慈善団体に寄付することにしている。
https://www.asahi.com/articles/ASN674HPSN65UQIP001.html?iref=comtop_8_06

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届かぬ給付金、何のための会場? 税の使途、深まる疑念(2020/06/07朝日新聞)
広告大手電通などが請け負った国の「持続化給付金」の手続き業務で、申請の相談に応じる会場が、有料で多数借りられている。この「申請サポート会場」は全国各地の約500カ所に設置されているが、借りる費用や人件費などの内訳を、国や電通などは公表していない。給付金の支給を急ぐため多数設置されたはずなのに、いまも届かない人はたくさんいる。会場の利用状況もはっきりせず、税金が有効に使われているかどうか問われている。
https://www.asahi.com/articles/ASN6675XMN66ULFA00F.html?iref=comtop_8_08

政府が何かするとゼネコンとか電通とかの大企業が潤う悪しき構図。お金の出所は全て税金なのだから電通の請負額を始め経費は1円単位まで公表すべきです。

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カンヌ常連、ダルデンヌ兄弟の監督術 濱口竜介が迫る(2020/06/07朝日新聞)
過激な宗教思想にのめり込む少年の姿を描いた「その手に触れるまで」が12日から順次公開される。カンヌ国際映画祭のコンペ部門に8作連続で選ばれたベルギーのジャンピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作だ。〈あらすじ〉 ベルギーに暮らす13歳のアメッドはイスラム教の聖典コーランに夢中になり、「大人のイスラム教徒は女性に触らない」と教師との握手をも拒むようになる。やがて狂信的な考えに取りつかれた彼は、ナイフで教師を襲い、少年院へと送られてしまう。昨年のカンヌ映画祭で監督賞を受賞。ダルデンヌ兄弟は、 1999年の「ロゼッタ」と、2005年の「ある子ども」で2度パルムドール(最高賞)を獲得している。
https://www.asahi.com/articles/ASN645148N63UCVL01D.html

ジャンピエール&リュック・ダルデンヌ監督の写真がなんともいい感じで見入ってしまいます。何歳かは分からないけど兄弟で映画づくりとは素敵です。

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世界のコロナ死者、40万人超す 南米で急増、マラリアに匹敵感染者は690万人超。(2020/06/07琉球新報)
【ジュネーブ共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が7日、世界全体で40万人を超えた。三大感染症のマラリアに匹敵する規模となった。南米ブラジルで急増するなど世界各地で被害拡大が続いており、終息のめどはつかないままだ。感染者は690万人超。

 WHOの6日付状況報告によると、前日から増加した感染者の24%、死者の26%はブラジルが占め、現在、世界で最も被害が拡大している国となっている。米国も前日から増えた感染者の16%、死者の18%を占め、深刻な状況は続いている。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1135094.html

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バンクシー、黒人差別を批判 新作は「燃える星条旗」(2020/06/07時事ドットコム)
【ロンドン時事】米国で白人警官による黒人暴行死事件への抗議デモが続く中、正体不明の路上芸術家バンクシーは6日、黒人差別を痛烈に批判する新作を発表した。バンクシーは公式インスタグラムで「白人の問題だ」として、差別する側が問題の解消に取り組むべきだと訴えるメッセージも掲載した。・・・メッセージでは、今回の問題について「最初は口を閉ざし、黒人の声に耳を傾けるべきだと考えた」が、「これは彼らの問題ではない。私のものだ」と思い直したことを紹介した。
 その上で、「有色人種は制度に見捨てられている。白人の制度だ。壊れた水道管がアパートの階下に住む人々の部屋を水浸しにするように。この欠陥制度は彼らの生活を不幸にしているが、それを直すのは彼らの仕事ではない」と指摘。「これは白人の問題だ。白人が直さないなら、誰かが上階にやって来てドアを蹴破る必要があるだろう」と警鐘を鳴らした。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060700075&g=int

バンクシーの正体はともかく、ユニークな作品は常に正しいメッセージを発しています。ついでに怪傑ゾロやバットマンが実在して欲しい世の中です。

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メーガン妃「何も言わないのは間違い」 米国人男性死亡でメッセージ(2020/06/07時事ドットコム)
【ロサンゼルスAFP=時事】英王室を離脱したヘンリー王子の妻メーガン妃が、警察の拘束下で死亡した非武装の黒人男性ジョージ・フロイドさんを追悼する動画メッセージを公開し、自身が体験した人種差別について思いを語った。メーガン妃は母親が黒人で、米ロサンゼルスで育った。フロイドさんの死に抗議するデモが全米に広がる中、デモに言及することに不安を覚えていたと認めた上で、「何も言わないことが唯一の間違いだと気付いた」と告白。「ジョージ・フロイドさんの命は大切だった」と述べた。・・・また、母校イマキュレート・ハート高校の恩師にかつて告げられた「自分の恐れよりも、他の人々が必要としていることを優先するのを常に忘れないように」との言葉について、「この1週間でかつてないほど考えた」と話した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200605040161a&g=afp

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米大学の集計によると、新型コロナ感染による世界の死者が40万人を超えた(2020/06/07時事ドットコム)

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米国製武器を「爆買い」 自衛隊、いびつな装備体系に(2020/06/07朝日新聞)
安倍政権がF35の大量購入に突き進むのは、トランプ氏が掲げる「バイ・アメリカン(米国製品を買おう)」に呼応した動きとみられている。政府関係者は「今後開発するF2後継機の枠をも狭める米国製F35の爆買いをする必要があったのか」と首をかしげる。

 F35は米国の武器輸出制度「対外有償軍事援助(FMS)」によって購入する。ただ、「援助」ではなく、実際には費用は日本側が全額負担する。しかも、近年はFMSが急増し、安倍政権発足前の11年度に比べると、昨年度は16倍超の約7013億円に膨れ上がった。
https://www.asahi.com/articles/
ASN666VD7N5ZULZU004.html?iref=comtop_list_pol_n06

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自由にタブー話せる空間 きたやまおさむのウェビナー論(2020/06/06朝日新聞)
僕の信条としては、患者さんとは守秘義務があるから、決してカウンセリングの話はしない。あくまで、みんなが共有できる文化的素材を使う。古事記や夕鶴など神話や昔話で繰り返し語られる物語から、自身の臨床の経験も交えて、多くの日本人に共通する深層心理を浮かび上がらせる。当然のことながら、文化的素材は僕が特権的に使える素材ではなく、僕の解釈は違うんじゃないかという意見も出てくる。例えば、日本の家庭における父性と母性の影響力について。公開講座では、専門家には思いつかないような鋭い質問も出て、スリリングでした。・・・精神分析学の研究や臨床と芸能の「二足のわらじ」を履いてきた僕にとっては、ひと昔前のラジオの深夜番組を作って、出演しているような感覚です。昔のラジオは大人たちが寝静まった後、若い人たちが聴いていて、意見を交換して、もう一つの広場のようだった。辻説法、壁新聞みたいな形でね。

https://digital.asahi.com/articles/
ASN644VZXN63UCFI009.html?iref=comtop_list_nat_n03

フォーク・クルセダーズのメンバーとして物静かな印象があるきたやまおさむさん。名曲「イムジン河」や「悲しくてやりきれない」はいつ聞いても素晴らしい曲です。医者とミュージシャンの二足のわらじは日本では数少ないけれど、昔プロ野球広島カープの選手で野球選手で医者を目指しているホプキンスという一塁手がいました。

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安倍首相「帰国実現できず断腸の思い」 滋さんの死去に(2020/06/06朝日新聞)
首相が小泉政権の官房副長官だった2002年10月、5人の拉致被害者の帰国が実現し、羽田空港に迎えに行った際、滋さんは家族会の代表としてその場にいた。滋さんが写真を撮りながら涙を流していた場面を思い出し、「あの場にめぐみさんがおられないということが、どんなに残念で、悔しい思いだったか」と語った。

 首相は拉致問題を政権の最重要課題に掲げ、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との無条件対話を求めているが、解決の糸口を見いだせていない。「拉致被害者の方々のふるさとへの帰還を実現するために、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していかなければならない。思いを新たにしている」と述べた。
https://www.asahi.com/articles/
ASN6571YRN65ULFA03D.html?iref=comtop_list_pol_n07

何かをしようと言う思いすらない。小泉政権の時から安倍氏を見ているけど一貫しているのは口先だけの心ない言動。それだけは貫徹しています。藁をも掴みたい遺族が今までどれだけ譲歩してきたか。ここに来てまだ断腸の思いと口先で言うのはいくらなんでもと思う。

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北九州に古地図が集合 「ゼンリンミュージアム」が開館(2020/06/06朝日新聞)
国内外の古地図を集めた「ゼンリンミュージアム」が6日、北九州市の「リバーウォーク北九州」にオープンする。同市に本社を構える地図大手ゼンリンが運営し、新たなミュージアムは従来の「地図の資料館」を全面改装した。・・・ミュージアムが力を入れたのは、西洋人が描いた日本地図の変遷だ。日本が単独で描かれた西洋初とされる地図は、イタリア人のベネディット・ボルドーネによるもの。マルコ・ポーロが「黄金の国ジパング」として紹介した日本が想像で描かれたとみられ、単に細長い島国となっている。
https://www.asahi.com/articles/
ASN6552GCN65TIPE008.html?iref=comtop_list_cul_n01

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再生エネ自立へ、法成立 固定価格で買い取り→市場で販売、定額補助(2020/06/06朝日新聞)
再生可能エネルギーの普及を後押しする制度の見直しを柱とする「エネルギー供給強靱(きょうじん)化法」が5日、参院本会議で可決、成立した。大規模な再生エネ発電事業者が電気を売る価格を固定制から変動制に変え、市場メカニズムを活用して国民負担の抑制をはかる。・・・福島の原発事故以降、国内で再生エネ拡大の原動力となってきたのは、2012年に始まった「FIT制度」だ。発電事業者が大手電力会社に長期間、比較的高い固定価格で電気を買い取ってもらえる仕組み。この制度で太陽光発電が増え、日本の総電力量に占める再生エネの割合は10年度の9・5%から、18年度には16・9%まで伸びた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14503364.html?_
requesturl=articles%2FDA3S14503364.html&pn=3

せめて原発事故が起きた後の2年目には成立していなければならない法律。何が何でも原発を動かそうと、再生可能エネルギー普及の妨害ばかりしていた政府の目論みももう無理だろうと気づいたのはいいことだけど、政府と電力会社の先見の無さのつけを国民負担なんてもっての他です。

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グレタさん「ブラジルは対策失敗」 確執のボルソナロ大統領批判―新型コロナ(2020/06/06時事ドットコム)
【サンパウロ時事】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(17)は5日、ブラジルのボルソナロ大統領(65)が新型コロナウイルスを「ちょっとした風邪」と軽視し、一貫して経済再開を訴えていることについて「失敗だ」と断言した。・・・ブラジルは4日現在、感染者が世界で2番目に多い約61万5000人、死者は3番目の約3万4000人に達している。ロイター通信によると、グレタさんはオンライン記者会見で「ボルソナロ政権は他の多くの政府と同様、新型コロナのパンデミック(世界的流行)阻止に間違いなく失敗した」と批判した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060600213&g=cov

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<社説>麻生氏「民度」発言 死者を侮辱するに等しい(2020/06/06琉球新報)
日本の新型コロナウイルスによる死者が欧米諸国と比べて少ないことについて、麻生太郎副総理兼財務相が4日の参院財政金融委員会で「民度のレベルが違う」と発言した。「民度」は人民の生活や文化の程度を意味する。新型コロナで多数の死者を出した国々は文化の程度が低いと言っているに等しく、不適切極まりない。不幸にして新型コロナに感染し亡くなった人たちに対する侮辱とも受け取れる。発言を撤回し、謝罪すべきだ。麻生氏は5日の閣議後記者会見で「おとしめるという話とは違う。日本がお願いだけで(抑制)できたのは誇りを持っていいという話をしただけだ」と釈明したが、それで済まされるものではない。

https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1134316.html

民度と言う言葉があるならば、それを一番落としめているのは麻生氏ではないか、と言いたいぐらい恥ずべき失言が多い政治家です。

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ハンセン病とコロナ 俳優石井正則が撮る「差別の記憶」(2020/06/02朝日新聞)
フィルム写真の愛好家としても知られる俳優の石井正則さん(47)。ここ数年、ハンセン病療養所にレンズを向けてきた。「強制隔離という歴史を背負う療養所が持つ『記憶』をフィルムに収めたかった」と語る石井さんに、撮影を通して感じたことや、ハンセン病差別と新型コロナウイルス感染者への中傷との共通点について尋ねた。石井さんは俳優業の傍ら、8インチ×10インチや35ミリのカメラを携えて全国に13ある療養所を3年かけて巡った。きっかけは、ハンセン病のドキュメンタリー番組を目にしたことだった。「それまでハンセン病に関心があったわけではありません。たまたま番組を目にし、何かに導かれるように始めました。療養所が持つ『場の記憶』や『空気感』をフィルムに収めたいと思ったのです」「足を運ぶと、建物や施設の老朽化が進んでいる所もありました。今、フィルムに残さないといけないという使命感がわきました」
https://www.asahi.com/articles/ASN5Y6H1ZN5QUZVL001.html?iref=comtop_8_04

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「大衆の反逆」新訳、死後に書籍化 南相馬在住の思想家(2020/06/02朝日新聞)
20世紀の大衆社会を鋭く洞察した、スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットの名著『大衆の反逆』(1930年)の新訳が4月、岩波文庫から刊行された。すでに3刷が決まり、1万部を超えた。「古典的な文庫としては異例の売れ行き」という。訳したのは、東京電力福島第一原発事故の被災地で暮らしていたスペイン思想研究家の佐々木孝さん。十数年かけて、2018年末に急逝する直前に完成した。「大衆を批判するエリート」という従来のイメージとは違ったオルテガ像の提示を目指していた。・・・11年の東日本大震災では、福島第一原発から25キロの自宅から認知症の妻を連れて避難できないと判断。「モノディアロゴス(独対話)」と題したブログで発信を続け、国内外の取材者や芸術家を迎え入れた。記者(浜田)も、その人柄に魅せられ、何度も南相馬のお宅にお邪魔した。ブログをまとめた著書『原発禍を生きる』(論創社)は中国語、韓国語、スペイン語にも翻訳された。
https://www.asahi.com/articles/ASN615S65N4YULFA009.html?iref=com_alist_8_08

オルテガ・イ・ガセットのこの本は何度も読み直して読むたびに今の社会に蔓延する精神的病魔が1930年代のスペイン、当時の世界から進んでいないと痛感する内容です。時代が進んでいい方向に変わらなければならないのに、何故と言う疑問とやはりそれだからかとやりきれない思いが募ります。

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中南米の感染者、100万人超に拡大 新型コロナ(2020/06/02朝日新聞)
中南米での新型コロナウイルス感染者が100万人を超えた。AFP通信が各国の公式発表などをもとに集計したデータによると、5月31日時点の感染者数は101万6828人。世界保健機関(WHO)は「南米の多くの国々が新たな震源地になっている」としている。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14497789.html

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猫と警備員、2カ月ぶりに再会 マスク姿でも分かったよ(2020/06/02朝日新聞)
美術館に入ろうとする猫と、防ごうとする警備員のやりとりで話題になる尾道市立美術館(広島県)。新型コロナウイルスの影響による休館を経て、約2カ月ぶりに黒猫「ケンちゃん」と警備員が再会しました。5月24日、尾道市立美術館のツイッターアカウントが「久しぶりのツーショット!待ってましたニャー!」とつぶやきました。・・・ケンちゃんと警備員が最後に会ったのが3月14日の特別展初日。新型コロナウイルスの影響で4月中旬から5月上旬まで休館していたこともあって、約2カ月ぶりの再会でした。近くのレストランで飼われているケンちゃんが、最初に注目を集めたのは2017年3月。

 開催中だった「猫まみれ展」の会場に入ろうとして、警備員に阻止される様子がツイッターで紹介されたのがきっかけでした。その後も「猫と警備員の攻防」としてツイートがたびたび話題になっていますが、侵入を試みるのは決まって警備員が馬屋原定雄さんの時ばかり。馬屋原さんが来るのは年4回の特別展の時だけです。「美術館に入りたいというよりは、顔なじみの馬屋原さんに甘えようとしているのかもしれませんね」と美術館の担当者は推測します。その推測を裏付けるように、5月20日にはケンちゃんが玄関の二重扉のうち、一つ目を通過した時点で座り込んでしまったそうです。「この日は馬屋原さんは不在でした。姿が見えなかったから諦めたんだと思います」(美術館の担当者)2カ月ぶりの再会の際、馬屋原さんはマスクを着けていました。ケンちゃんとしては初めて見る姿でしたが、逃げることなく普段通りに甘えてきたといいます。

https://www.asahi.com/articles/
ASN5X71NQN5WOIPE010.html?iref=com_rnavi_arank_nr02

当たり前だけど猫は賢いなと思います。そして警備員の馬屋原定雄さんに優しい心がなければこの素敵なエピソードは生まれなかったかも知れません。

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奥深き「でたらめ」の世界 秘密通信研究から転じた職人(2020/06/02朝日新聞)
荒川河川敷に近い、さいたま市桜区。埼玉大学のキャンパスに、「世界一速いサイコロ」がつくられた研究室がある。主宰する教授、内田淳史(うちだあつし)(47)は電気工学出身の研究者だ。元々は特殊な秘密通信にレーザーを使う研究をしていたが、「レーザーは乱数発生にも使えるのでは」と考えて乱数の研究に転じた。乱数(random number)とは、でたらめに並んだ数の並びのこと。サイコロを振って出た目を並べたものや、コインを投げ、例えば表を0、裏を1として並べたものが乱数だ。「乱数は深い海のようなもの。潜っても潜っても底が見えない。乱数という存在をとらえようとしても、どこまでいってもとらえられず、追いつかないんです」
https://www.asahi.com/articles/ASN614CMJN5NULBJ001.html

素晴らしい研究です。でたらめも超越的な俯瞰でみれば規則があって、同じく整列は不規則かも知れない。偶然と必然の格闘のような乱数。でもそれは偶然と必然の調和かも知れない。乱数は深い海と言うより宇宙の果てかも知れません。

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新しい生活様式、ヒトとして大丈夫? 動物学者に聞いた(2020/06/02朝日新聞)
 ――近づかない、向き合わない、話さない。これが是とされる日常とどう折り合いをつけるのか。

「自分で決めたい」という声もあがっています具体例が必要だったのでしょうが、示された項目の細かさには、ここまで踏み込んでくるのかと驚いたし、科学・医学と経済のせめぎ合いで、主役のはずの人間一人ひとりの行動や心理という視点がないことに疑問を感じました。

 どんな動物にも個性があるので、ヒトは皆どうあるべきかという話ではなく、ヒトの性質という点から見ています。実際にオンラインが可能にしてくれたことがある。一方で、置き換えられないこともある。手と手を伸ばして、触れない距離を想像してください。初めてのデートなら、2人の関係がよそよそしいまま終わっても不思議はありません。

 誰もが感染は止めたいし、科学・医学的な判断という理屈はわかります。けれど、ホモ・サピエンスとしての私たちは、そんなには意識的に生きていません。無意識に近づきたい相手とは距離を詰め、離れたい相手は視野に入らないようにして、居心地を良くしている。リモートワークを経験し、満員の通勤電車の距離感がいかに心の負担だったか。気づいた人も多いのではないでしょうか。
https://www.asahi.com/articles/ASN5Q6CRMN5CULZU02C.html?iref=pc_rellink_03

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(社説)政権と検察 真に刷新すべきは何か(2020/06/01朝日新聞)
法の支配をゆるがし、検察権の行使に政治の恣意(しい)が入りこむことに道を開きかねない禁じ手だ。ところが安倍首相らは、いずれも法務省の提案を了承しただけだと責任逃れに走り、政治と検察の関係をめぐって広がった不信の解消という課題に、真摯(しんし)に向きあおうとしない。

 黒川氏の処分を訓告にとどめたことに関しても同様の疑念が浮上している。人事院の指針からも外れ、官邸の意向が働いた旨を複数の政府関係者が取材に答えている。政権の説明は迷走し、著しく説得力を欠く。・・・朝日新聞もまた、読者の信頼を損ねてしまった。黒川氏と賭けマージャンをしていた社員を停職1カ月の処分とし、取材先との距離の取り方などについて整理し、改めて報告すると社会に約束した。社説を担当する論説委員室としても、報道に携わる者が守るべき倫理や規範について自問していきたい。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14496309.html

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(社説)原発県民投票 民意を映す新たな道を(2020/06/01朝日新聞)
 原発で万一、事故が起きれば、長く広範囲にわたり、人々の生活を大きく変えることを、福島の事故は示した。だからこそ、原発の再稼働の是非は、県民全体で考えるにふさわしいテーマだ。・・・そもそも住民投票は、首長や議会と対立するものではない。有権者が選挙で選んだ首長や議員が地方自治を担うのが、間接民主主義の基本ではある。しかし選挙の機会は数年に1度しかなく、特定の問題について政治と民意が乖離(かいり)することはしばしばある。住民投票はそのすき間を埋め、間接民主主義を補うしくみになり得る。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14496318.html?iref=mor_articlelink02

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米抗議デモ、25都市で夜間外出禁止令 各地で州兵投入(2020/06/01朝日新聞)
事件が起きたのは5月25日。「偽造紙幣が使われた」という通報を受けて現場に到着した警官=事件後に懲戒免職=が9分近くにわたってジョージ・フロイドさん(46)の首を押さえつける映像が公開され、抗議デモが広がった。地元郡検察は29日、元警官を起訴したが、関与した元警官が他に3人おり、抗議が続く。・・・30日の昼間は比較的平穏だったが、ロサンゼルスではデモ隊がパトカー数台を破壊。一部はデパートや商店に押し入り、略奪行為を働いた。ニューヨークやシカゴ、フィラデルフィア、シアトルなどの大都市でもデモがあり、パトカーが燃やされるなどしたほか、首都ワシントンではホワイトハウス近くで抗議が続いた。AP通信によると、28日以降の各地の逮捕者は22都市で1700人近くに上っている。
https://www.asahi.com/articles/ASN613QDZN50UHBI00N.html?iref=com_alist_8_07

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キスシーン断念、それでも撮影できる喜び 仏の映画支援(2020/06/01朝日新聞)
外出禁止令が約2カ月続いたフランスは今月上旬、芸術支援策を発表。30歳未満の芸術家を中心に公的事業を発注▽撮影が中止された映画への補償基金の設立▽芸術の不定期労働者が受け取る手当の要件緩和――などを打ち出した。

 「映画撮影が中断していた間も、スタッフの給料を国が補償してくれた。撮影がさらに遅れても、国が費用を負担してくれることになった。フランスで映画の仕事をしていてよかった」・・・現場のカメラマンは防護服を着て撮影し、俳優の衣装も使うたびに消毒する。スタッフの移動も、公共交通機関を避けてタクシーなどを使う。撮影現場には医者や看護師も常駐させる。
https://www.asahi.com/articles/ASN5X3628N5QUHBI015.html

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アサヒカメラ、7月号で休刊へ 日本最古の総合カメラ誌(2020/06/01朝日新聞)
朝日新聞出版が発行する雑誌「アサヒカメラ」が6月19日発売の「2020年7月号」で休刊する。1926年創刊で、現在も国内で発行されている総合カメラ誌としては最も古い。3〜5月の平均発行部数は約3万1500部。広告収入の低迷で、休刊を決めた。

 プロからアマチュアを対象に、国内外で活躍する写真家の作品や、カメラの最新情報などを紹介し、コンテストを催してきた。休刊後は、朝日新聞出版のニュースサイト「AERA dot.(https://dot.asahi.com別ウインドウで開きます)」で写真やカメラの情報を配信する。
https://www.asahi.com/articles/ASN6163DZN5XUCVL01V.html

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<社説>コロナ専門家会議 議事録の作成は不可欠だ(2020/06/01琉球新報)
政府が、新型コロナウイルス対策を検討してきた専門家会議の議事録を作成していないことが分かった。公文書管理に対する安倍政権の姿勢は不誠実の一語に尽きる。コロナ禍で我慢を強いられている国民への背信行為でもある。

 専門家会議は、政府の対策を考える上で医学的な観点から助言するために2月に設置された。感染症や公衆衛生の専門家、法律家らがメンバーで、感染状況の分析結果を示し、「3密」回避などの予防策を提言してきた。これまで14回開催され、全て非公開だ。
 現在、首相官邸のウェブサイトに第6回までの議事概要と資料は公開されている。だが出席者の誰がどのような発言をしたのかは分からない。・・・安倍政権では陸上自衛隊による国連平和維持活動の日報隠蔽や、森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざん、桜を見る会の招待者名簿廃棄など、無責任でずさんな公文書管理が相次いでいる。今回もそれらに通底する問題だ。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1131196.html

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