(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
(日曜に想う)「言葉」に逆襲される首相 編集委員・福島申二(2020/05/24朝日新聞) 丁寧、謙虚、真摯(しんし)、寄り添う、といった言葉をさんざん「虐待」してきたのはご承知のとおりだ。いま、危機のときに言葉が国民に届かず、ひいては指導力が足りないと不満を呼ぶ流れは、言葉に不誠実だった首相が、ここにきて言葉から逆襲されている図にも見えてくる。・・・万葉の昔から時は流れて、政体は民主主義へと変遷した。民主政治は血統や腕力ではなく言葉で行われる。リーダーを任ずる者なら、自分の言葉を磨き上げる意欲を持ってしかるべきだろう。 ところが首相には、言葉で合意をつくったり、人を動かそうとしたりする印象がない。数で押し、身内で仕切れば言葉はもはや大事ではなくなるのか。国会では早口の棒読みか不規則発言。スピーチなどは「国民の皆様」と慇懃(いんぎん)だが、中身は常套句(じょうとうく)の連結が目立ち、「言霊」を思わせる重み、深みは感じられない。 原発事故直後に汚染水はコントロールされているとの発言で世界の失笑をかった安倍首相。子供でも分かる状況を先走りと都合解釈でペラペラとやってしまう。あれから今日まで思い出したくもないような美辞麗句を連発し、何一つ成果を上げれない。都合が悪くなれば、丁寧に説明する。真摯に向き合う。謙虚に取り組む。などとちゃんちゃらおかしい言葉の羅列。ここまでくれば本人にも発言の意味は不明なのではと思ってしまう。 米ニューヨーク市感染、格差が影 富裕層は避難、貧困層に被害(2020/05/24東京新聞) 週のはじめに考える 国が配った小さな「仮面」(2020/05/24東京新聞) <社説>「桜」夕食会で告発 うやむやにしてはならぬ(2020/05/23琉球新報) 武漢の邦人退避、舞台裏が判明 中国人企業家が協力、バス確保(2020/05/23琉球新報) パキスタンで墜落54人死亡 百人乗り旅客機、住宅街に(2020/05/23琉球新報) 旅客機はエアバスA320で、東部ラホールからカラチに向かっていた。地元メディアによると、少なくとも搭乗者2人の生存が確認された。現場の住民の多くも負傷して病院に搬送された。カーン首相は速やかな事故調査を実施するよう指示した。 イタリア死者、1万9千人多いか 被害甚大だった3〜4月(2020/05/23琉球新報) 感染者が集中する北部で超過死者数の増加率が特に高かった。実際は感染していたが自宅で死亡するなど何らかの理由でウイルス検査を受けられず、感染死として集計されなかった人が多数いるとみられる。 政府マスク、感染ゼロ岩手も配達 「今更もらっても使わない」の声(2020/05/23東京新聞) ブラジル、感染者数世界2位に 保健行政混乱、拡大続く(2020/05/23東京新聞) 安倍政権の迷走 国民と向き合わぬ末に(2020/05/23東京新聞) (評・映画)「ロスト・イン・パリ」 虹色の街で底抜けに自由に(2020/05/23朝日新聞) 紹介文を読んだだけでフランスの自由でユーモアたっぷりの香りがしてきます。何とも楽しそうなそしてジーンと来そうな映画です。 (プレミアシート)「人生フルーツ」 自然と歩む夫婦の日常(2020/05/23朝日新聞) <新型コロナ>ブラジル大統領、支持離れ 経済優先で感染者急増(2020/05/22東京新聞) 緊急事態宣言 命守る医療を支えねば(2020/05/22東京新聞) 黒川検事長 辞職で幕引きするな(2020/05/22東京新聞) 太平洋の島国でロックダウン 予行演習なのに禁錮刑も(2020/05/22朝日新聞) 人口約65万人の島国の首都には8万人余りが住む。封鎖下では警察や防災、医療、保健などを除く業務を停止。一般市民は医療目的のほか、必要不可欠な食料、医薬品を指定場所で入手する以外の外出が禁じられた。同国内では20日、中国やオーストラリアの支援でようやく新型コロナの検査ができるようになった。 (時時刻刻)検事長辞職へ、1日決着 政権急転、批判長期化を懸念(2020/05/22朝日新聞) (社説)黒川氏辞職へ 政権の「無法」の果てに(2020/05/22朝日新聞) マージャンには、記者時代に黒川氏を取材した朝日新聞社員も参加していた。本日付の朝刊にこれまでの調査の概要を掲載し、おわびした。社員の行いも黒川氏同様、社会の理解を得られるものでは到底なく、小欄としても同じ社内で仕事をする一員として、こうべを垂れ、戒めとしたい。・・・国民の代表が定めた法律がどうあろうと、時の政府の意向次第で何とでもできると言明したに等しい。法の支配の何たるかを理解しない政権の体質と、国会を冒涜(ぼうとく)する行為を見逃す与党の機能不全。その両方があらわになった場面だった。 政権はさらに、検察幹部が役職定年や定年の年齢になっても、内閣や法相の判断で留任できるようにする検察庁法改正案を国会に提出した。黒川氏の定年延長を後づけで正当化し、それを制度化することによって検察人事への恣意(しい)的介入に道を開くものだ。無法がさらなる無法を呼んだと言うほかない。 一緒に賭け麻雀をしていた産経、朝日の新聞記者とマスコミの体質にも問題があるけれど法を執行する検察官としての自覚の無さには恐ろしささえ感じます。どちらにせよ安倍政権の無法、無責任はもう打ち止めにさせなければ日本の未来は危うくなるばかりです。 |
黒川検事長が辞表を提出 賭けマージャンで訓告処分(2020/05/21朝日新聞) 安倍政権の目に余る横暴私策に嫌気がさして、辞職するための自作自演と思いたいが、さてスクープの真相は。 <新型コロナ>NY市低所得地域の陽性率43% 平均の2倍超 格差浮き彫り(2020/05/21東京新聞) 世界の感染者500万人迫る 1日の増加数、過去最多―新型コロナ(2020/05/21時事ドットコム) 桜見る会めぐり安倍首相を刑事告発 弁護士ら600人超(2020/05/21朝日新聞) (政治季評)コロナ禍、世界の中の日本 行動力も理解力もない政府 豊永郁子(2020/05/21朝日新聞) コロナ禍、首相の言葉づかい 人びとの暮らしへの想像力、欠く 寄稿、作家・黒川創(2020/05/21朝日新聞) むしろ、彼は、四月七日に「緊急事態」を宣言するに際して、すでにこのように述べていた。「……電気、ガス、通信、金融、ごみの収集・焼却など、暮らしを支えるサービスは平常どおりの営業を行っていきます。(中略)食品など生活必需品の製造・加工に関わる皆さん、物流に携わる皆さん、そして小売店の皆さんには、営業をしっかりと継続していただきます」 今日風に言うなら“上から目線”、ちょっと古くさい言葉を使えば“大本営”感覚丸出しの言い草である。現業部門や製造業の勤労者は、当初から現場に出て危険を冒して働く存在として、決めつけられている。・・・政治家たる彼の特徴の一つは、このように、さまざまな境遇に置かれた「普通の人びと」の暮らしへの想像力を欠いていることである。それは、人間としての欠点でありながら、ときに、権力者としての強みでもあったろう。・・・権勢にまかせて、モリ・カケ・桜でしくじり、強引な弁明を重ねたことは、彼を一種の虚言癖に陥らせた。このまま権力の座を去ると、のちには、自身も逮捕されかねない。だから、近しい人物を検事総長に就けることを企て、さらにコロナの陰に隠れて、検察庁法改正まで強行しようとしていると映る。 |
封鎖なし、独自路線のスウェーデン 死者数は北欧で突出(2020/05/20朝日新聞) 公衆衛生に関する政策を実質的に決めているのは、ロベーン首相ら政治家ではなく公衆衛生庁の疫学責任者アンデシュ・テグネル氏らのチームだ。毎日の記者会見で感染状況や施策を説明する。独自戦略は外国メディアからも注目され、ブルームバーグ通信によると8日のオンライン会見では60カ国から450人の記者らが参加。テグネル氏は「国民を信頼し、個人に責任を与えるのが、私たちの公衆衛生のあり方だ」と語った。・・・テグネル氏は「私たちの目標は医療システムや社会全体が機能し続けられるレベルにまで、感染を抑えることだ。それは何とか実現できている」と自負。「ワクチンが出来るのは遠い先の話。それまでは、一定の人口が免疫を持つことによって感染拡大を抑えるしかない」とも語る。 太宰治ゆかりの旅館、100年の歴史に幕 コロナ余波(2020/05/20朝日新聞) 玉川は1921(大正10)年に小川與市が料亭として創業した。屋号の「玉川」は與市の父・紋蔵の素人相撲のしこ名から取ったという。・・・昭和初期には旧陸海軍の軍人らでにぎわった。35(昭和10)年ごろには、当時船橋に住んでいた太宰が「桔梗(ききょう)の間」に20日間ほど滞在し、小説を執筆。しかし、費用を払えなかったため、当時の女将(おかみ)が本や万年筆をカタとしてもらってお引き取り願った、との逸話も残る。太宰が残した品は、76(昭和51)年の火災で焼失したが、桔梗の間は当時のまま残る。 また一つと言う感は拭えない。コロナとは関係なく由緒ある文化が経済優先の施策の中で消えて行く。この建物の跡地に一体何が建つのだろう? 「コロナで不平等が加速する」エマニュエル・トッド氏(2020/05/20朝日新聞) 言論の自由尊重「権力の暴走許さない」 緊急宣言下 あえて集う(2020/05/20東京新聞) 「安倍政権は新型コロナに便乗し、憲法に緊急事態条項を追加しようとしている。九条改憲への第一歩だ」。関口さんは憲法記念日の三日、市中心部の繁華街近くで開いた街頭集会で声を張り上げた。宣言下だったことから、参加者を十五人程度に絞り、約三十分で終えた。発言した二人以外は無言のまま。マスク姿で「戦争させない」などと書いたボードを掲げ、通行人らにアピールした。 <新型コロナ>アビガン有効性示せず ウイルス減少率 差なし(2020/05/20東京新聞) アビガンは催奇形性の問題などがあり、専門家からは「効果や安全性を十分確認せずに進むのは納得できない」「月内の承認方針は前のめりだ」などの声が出ている。 沖縄、コロナ感染「ゼロ」20日連続 再陽性が新たに1人(2020/05/20琉球新報) 県は20日、新型コロナウイルスに新たに感染した人は確認されなかったと発表した。25件のPCR検査を実施した。陽性者ゼロは20日連続となる。入院勧告解除後の再陽性が新たに1件確認された。19日時点で新たに2人が退院し入院者は10人となった。重症者は4人。退院者は128人。累計感染者数は143人。死亡は6人。 <社説>検察庁法今国会断念 先送りではなく撤回せよ(2020/05/20琉球新報) 「感染第2波は不可避」 英専門家、過信に警告―日本は検査拡充を(2020/05/19時事ドットコム) ―改善すべき点は。 ウィルスとの戦いは野球で言えば1回の裏表が終わったぐらい。諸外国に比べて日本の検査数が少ないのは検査出来ないからかあえて検査しないのか。あえてならばその理由を述べてもらいたい。抵抗力があれば陽性であっても発症しないウィルスのことだから実態は広く検査しないと分からないはず。今日街で、「やっとコロナが終わったから週末飲みにいこうか」との会話が聞こえてきたけれど、マスコミの報道を聞いていれば単純にそう思う人がいても仕方が無い。けれど100%コロナは終わるどころか始まったばかり。
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検察庁法見送り 反対世論が追い込んだ(2020/05/19東京新聞) <コロナの痕 中国全人代> (上)情報統制 死角見逃さず(2020/05/19東京新聞) イタリア、遠いにぎわい 外出解禁も「まだ恐怖」(2020/05/19琉球新報) 首都ローマ中心部にある「スペイン階段」は閑散としたままだ。映画「ローマの休日」の撮影場所として知られ、新型コロナ危機の前は観光客で埋め尽くされていた世界的名所だが、警備に当たる警官や通行人のほかに人影はほとんどない。 沖縄19日連続「ゼロ」 新型コロナ、今月の新規感染なし(2020/05/19琉球新報) 岐阜県高山市で震度4 M5.3、震源深さは約10キロ(2020/05/19朝日新聞) コロナ患者対応の病院、平均10%超の赤字 経営危機も(2020/05/19朝日新聞) 会見した全日本病院協会の猪口雄二会長は「これから第2波、第3波がくるというなかで対応ができなくなるのではないか」と話した。各病院は手元資金が豊富とは言えず、6月にも経営危機が表面化する可能性があるという。 病院の安定と充実はコロナ対策の最優先項目であるはず。未だ届きもしない466億円のマスクの経費は余りにもったいない。安倍政権の見通しの甘さと想像力の無さには呆れるけど、この緊急時に保身のための検察庁法改正案を成立させようとする。国民をなめすぎてはいませんか。 |
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