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(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

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2020/03/14sankaku

地下鉄サリン25年 オウムとの闘い後世へ 旧上九一色村の住人ら「監視日誌」保存(2020/03/18東京新聞)
十三人が死亡、六千人以上が重軽傷を負った地下鉄サリン事件から二十日で二十五年。オウム真理教の拠点施設「サティアン」があった山梨県旧上九一色(かみくいしき)村(現甲府市・富士河口湖町)で、住民が教団との闘争の歴史を保存しようと動き始めている。教団対策委員長を務めた江川透さん(83)は「地下鉄サリン事件を起こしたオウムが確かにこの地にいたという事実を残したい。闘いの軌跡や止められなかった反省もひっくるめて」と思いを語る。 (奥村圭吾)・・・ 地下鉄サリン事件からもうすぐ四半世紀。富士山麓に広がる旧上九一色村にはのどかな空気が流れ、教団がいた当時の面影はない。「教団さえいなければ、もっと酪農や観光で栄えた。無駄に時が失われた」と江川さんはつぶやき、こう訴えた。「まだ後継団体の信者は残っている。二度と同じような事件を繰り返させてはだめだ」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202003/CK2020031802000276.html

オウム真理教の不可解で恐ろしい事件から25年も経ったのかと呆然とします。振り返れば大自然の脅威に震え上がった阪神淡路大震災も同じく時を重ね、つい先日のように感じる東日本大震災からも9年が過ぎる。真っ黒な津波と煙吐く福島原発の映像に凍り付いてしまったあの時。愛する人を亡くした人、愛する故郷を無くした人にとっては時は止まったままなんだろうなと改めて思います。

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<新型コロナ>豪首相「非常事態」を宣言 全国民の出国禁止(2020/03/18東京新聞)
 【シドニー=共同】オーストラリアのモリソン首相は十八日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け「バイオセキュリティー上の非常事態」を宣言。世界全域を四段階の海外渡航情報で最も厳しい「渡航禁止」に引き上げたことを明らかにし、全国民の出国を禁じた。
 モリソン氏は世界的な感染拡大を「百年に一度の出来事」とし、「われわれが経験した最大のリスクと感染ケースは海外から帰国したオーストラリア人によるもの」として渡航禁止に理解を求めた。史上初めての措置で無期限としている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202003/CK2020031802000272.html

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佐川氏が改ざん指示で自殺と提訴 森友問題、近畿財務局職員の遺族(2020/03/18東京新聞)
学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当していた財務省近畿財務局の男性職員が、佐川宣寿元国税庁長官(62)の指示で決裁文書改ざんを強制され自殺に追い込まれたとして、妻が18日、国と佐川氏に計約1億1千万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。妻側は同日「改ざんは佐川氏の指示だった」と記された男性の手記を公表した。
 職員は2018年3月に自殺した近畿財務局の上席国有財産管理官だった赤木俊夫さん。訴状などによると、当時財務省理財局長だった佐川氏は、安倍首相が国会で「関係していたら総理も国会議員も辞める」と答弁した後の17年2〜3月、部下に改ざんを指示した。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020031801001917.html

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「ウイルスをまく」の男性死亡 愛知・蒲郡、入院先の医療機関で(2020/03/18東京新聞)
 新型コロナウイルス感染が判明した後に「ウイルスをまく」と話して外食した愛知県蒲郡市の男性(57)が18日午後1時ごろ、入院先の医療機関で死亡したことが捜査関係者らへの取材で分かった。
 関係者によると、男性には重い持病があったという。
 同市などによると、男性は4日、陽性と判明。保健所から自宅待機を要請されたが、同日夕、家族に「ウイルスをばらまく」と話し、タクシーで外出。市内の居酒屋に約15分、フィリピンパブに約40分滞在した。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020031801001840.html

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<社説>辺野古訴訟県敗訴へ 司法の政府追従許されぬ(2020/03/18琉球新報)
 司法が国の方針に一方的に追従するばかりでは国民の権利は守られない。三権分立が機能不全を起こしていると危惧せざるを得ない。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、県による埋め立て承認撤回を取り消した国土交通相の決定(裁決)は違法だとして、県が裁決の取り消しを求めた訴訟は、県の敗訴に終わる見通しになった。・・・こうした事実を過小評価する司法の判断は、国家権力の乱用にお墨付きを与えるに等しい。今や立法、行政、司法の三権が相互に抑制する仕組みが崩れ、行政権だけが突出するいびつな社会になりつつあるのではないか。
 そもそも、知事選で「県外移設を求める」と公約した仲井真弘多知事(当時)による13年の埋め立て承認は大多数の民意に逆行する決定だった。そのことは18年の知事選や19年の県民投票の結果からも明らかだ。これを是正する手段がないのはおかしい。
 公権力の恣意(しい)的な行使に歯止めをかける役割を司法が放棄したのでは独裁国家への道を開くことになる。独り沖縄だけに関わる問題ではない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1091711.html

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福島第一原発 汚染水、短期間で放出も 事故前ルール採用せず(2020/03/17東京新聞)
 福島第一の高濃度汚染水を浄化処理した後のトリチウムが残る汚染水の処分方法を議論していた経産省の小委員会は、二月十日に決定した報告書で、海洋放出が最も現実的との結論を出した。
 これに対し、事故後に海産物の出荷制限や風評被害で打撃を受けた茨城沿海地区漁業協同組合連合会は「風評の再燃は必至」と強く反発し、大井川和彦知事も「白紙で検討を」と求めている。
 事故前の福島第一では、年間に放出できるトリチウム量の上限「管理目標値」を二十二兆ベクレルと定めていたが、現在はその規定はない。処理済み汚染水のトリチウム濃度は一リットル当たり平均七十三万ベクレルで、東電が示す最大保管可能量を掛けると約千兆ベクレル。これを全量放出するには、年二十二兆ベクレルのペースでは四十五年を要する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202003/CK2020031702000154.html

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3カ月の治療終え、けがから回復 ノグチゲラが自然に帰る(2020/03/17東京新聞)
【国頭】国の特別天然記念物で絶滅危惧種のノグチゲラ1羽が16日午後、発見場所付近の国頭村安田で放たれた。イノシシよけのネットに絡まった状態で保護され、3カ月の尾羽の治療を終えた。

 保護した農家、やんばる野生生物保護センターなどの関係者が見守る中、治療に当たったNPO法人どうぶつたちの病院沖縄の金城道男副理事長が木に放した。ノグチゲラは枝をつたった後に羽ばたき、森へ帰った。
https://ryukyushimpo.jp/photo/entry-1091182.html

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関電の金品受領 原発の闇はまだ深い(2020/03/17東京新聞)
「関西電力はモンスターと言われるような人物を生み出した」−。関電の金品受領問題を調査した第三者委員会は、そう結論づけた。「怪物」の温床になった原発の深い闇。これで解消できるのか。

極めて異様な事件である。
 関西電力高浜原発が立地する福井県高浜町で、関電のトップや原発立地関係者らが、町の実力者であった元助役(故人)側から長年にわたり、金の小判や現金入りの菓子袋など、多額の金品を受け取っていた。・・・ 立地にしろ、増設にしろ、不透明な原発マネーの力を背景に地元の同意を取り付けてきたと思われる関電のやり方に、根本的な疑問を投げたということだ。
 3・11後の対策工事に不正が絡むとすれば、原発の安全性への不安は増す。
・・・「立地の闇」にさらなる光を当てない限り、闇に巣くう「怪物」たちは、よみがえる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020031702000149.html

闇に巣くう「怪物」たちは、よみがえるのではなく、そのまま存在し続けているのが原発の闇。どんな怪物がどれだけいるのか。闇を一掃するには原発そのものを一掃するしかないだろうと思う。

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大阪・西成にバンクシー? 子どもを描く絵の作者追った(2020/03/17朝日新聞)
 立ち飲み屋やカラオケ居酒屋が並ぶ「飛田本通商店街」(通称・動物園前一番街)の一帯を歩くと、路地の壁面やドラム缶などに描かれた子どもたちの絵が目に入る。15分ほど歩き回ると、同じタッチのグラフィティ9作品が見つかった。どれもアジア人のような顔立ちで、こちらを見据えたり、ぼんやりと座ったり。不思議なほど街に溶け込んでいる。・・・この店に一緒に来た日本人男性の一人を紹介してもらった。グラフィティアーティストの「VERY(ベリー)ONE(ワン)」さん。壁にアートを描いて西成のイメージアップを図るプロジェクト「西成ウォールアートニッポン」に携わっている。制作者は「トナ」と名乗るドイツ人男性だと教えてくれた。作品をよく見ると、確かにどの作品にも「TONA」のサインがあった。

 知人の紹介で知り合ったトナさんに、「グラフィティを前向きに受け止めてくれる街」として西成を紹介したという。地元の人たちは好意的で、描いている間にコーヒーを差し入れ、「きれいになった」と喜んでくれたという。

 トナさんはどんな人物なのか。調べると、昨年11月、福島県猪苗代(いなわしろ)町であった学校と地域をアートで結ぶ「ウォールアートフェスティバルふくしまin猪苗代」に招待されていた。実行委員長の楠(くすのき)恭信(きょうしん)さん(40)は、トナさんの印象を「常に笑顔の好青年」と振り返る。「元気に笑っているだけでなく、憂いを帯びた表情の子どもがトナさんの題材。『背景が様々でも頑張っている子どもの姿を伝えたい』と話していた」
https://digital.asahi.com/articles/ASN3K3S71N3JPTIL02H.html?iref=comtop_8_06

安くて気さくで居心地のいい居酒屋が点在する西成の街は、地方からの出稼ぎの人と不思議な生き方をしている人に出会える街です。多種雑多な人が混在するあの街ならバンクシーが出現しても不思議ではありません。

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目立つマスク「ポイ捨て」 処分に困惑、専門家「感染リスクある」―新型コロナ(2020/03/17時事ドットコム)
新型コロナウイルスの感染拡大でマスクを着ける人が増える中、路上などに捨てられたマスクも目立つようになった。飲食店では客が残したマスクの処分に困惑しており、専門家は「他人に感染させるリスクがあるので、むやみに捨てないで」と指摘する。・・・感染症に詳しい近森病院(高知市)の石田正之医師は「落ちているマスクから感染する可能性もゼロではない」と話す。物に付着した新型ウイルスの生存期間は不明だが、コロナウイルスの中にはプラスチック容器に付着した場合、気温20度で6〜9日間生存するものもあるという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031700356&g=
soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit


せっかくの花見をゴミだらけにして帰る人間もいるし、他者のゴミを拾って帰る人もいる。マスクのポイ捨ても同じで他者を顧みない自分だけよかったらいいと言う人間。全体から見ればこのような無神経な人間は少数なんだろうけど、その弊害は多大です。マナーの悪い人なんで無くならないのだろう。

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<新型コロナ>欧州、感染急拡大 独に5カ国入国禁止 伊は2日間で7000人増(2020/03/16東京新聞)
【ベルリン=近藤晶、パリ=竹田佳彦】新型コロナウイルスの流行の新たな中心地となった欧州で十五日、死亡者数が二千人を超えた。ドイツ政府は感染拡大を防ぐため、十六日午前八時(日本時間同午後四時)から、隣接する五カ国からの入国を原則禁止すると発表した。スペインでも十四日に非常事態宣言を発表。フランス政府は十七日にも首都パリの封鎖や夜間外出禁止令を出すとみられ、各国が対策に追われている。
 ドイツの国境封鎖はフランス、スイス、オーストリア、デンマーク、ルクセンブルクからの入国者が対象。物流や国境を越えて通勤する市民、帰国する自国民は対象外とした。ドイツの隣国ではポーランド、デンマーク、チェコがすでに外国人の入国を原則禁止している。ドイツでは死者こそ十二人と比較的少ないが、感染者が五千人近くに達し、国境管理の厳格化が必要と判断したとみられる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202003/CK2020031602000086.html

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ベトナムのコメどころ、緊急事態 干ばつ・塩害、メコンの水位低下(2020/03/16東京新聞)
【ハノイ共同】世界有数のコメどころとして知られるベトナム南部メコンデルタで干ばつと塩害が深刻化している。東南アジアの大河メコン川の水位が低下して海水が入り込み、ベンチェやキエンザンなど5省は16日までに緊急事態を宣言、対応に追われている。
 メコンデルタはメコン川の最下流域に広がる低湿地帯。地球温暖化による海面上昇に加え、中国などによる上流でのダム建設で川の流量が減ったこともあり、近年塩害に悩まされてきたが、今年は少雨のため際立って深刻という。
 地元メディアによると、緊急事態を宣言した5省では既に水田約4万ヘクタールが被害を受けた。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020031601001663.html

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首相「卒業式ぜひ実施して」 野党「もう終わっている」(2020/03/16朝日新聞)
 安倍晋三首相が14日の記者会見で「卒業式も安全面での工夫を行った上でぜひ、実施して頂きたい」と呼びかけたことをめぐり、16日の参院予算委員会で野党議員から「もう終わっている」「なんで今ごろ」との批判が相次いだ。

 中学教諭出身の立憲民主党の水岡俊一氏は「『はぁ?』だと思う。卒業式が幻となった子どもたちが首相の言葉を聞いたら、『遅いよ』と思っているのではないか」と指摘した。
https://digital.asahi.com/articles/ASN3J6QFKN3JUTFK01L.html?iref=comtop_8_01

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関電、35年前に握られた「弱み」 ゆがんだ原発工事(2020/03/16朝日新聞)
関西電力の役員らによる金品受領問題で14日、第三者委員会がまとめた報告書は、業者への発注を事前に約束するなど原発を含む工事発注の「ゆがみ」を指摘した。金品の提供はこうした見返りを期待し、関電を「支配」するためだったと認定した。

 「強引に自分の関連企業に工事の発注を要求し、関電の役職員が何とか応じようといろんな配慮をした例がいくつもでてきた」・・・ 2011年の東京電力福島第一原発事故以降、原発の安全対策工事が増えるとともに、受領者の「数や金額も大きく増加していった」(報告書)。同年には原子力事業本部長だった豊松秀己元副社長に森山氏が「(関係会社を)元請けにしてくれ」と要求し、そのわずか3週間後に森山氏から豊松氏に1千万円が渡った例もあった。
https://digital.asahi.com/articles/ASN3G7V60N3FPPTB00N.html

これも氷山の一角だろうけど原発にまつわる不正は一体どれぐらいあるのだろうと思う。

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川内原発1号機が運転停止 テロ対策施設の遅れで全国初(2020/03/16朝日新聞)
九州電力は16日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の運転を停止した。テロ対策施設が期限内に完成しないためで、完成の遅れで原発が止まるのは全国初。最新の知見で引き上げた基準を既存の原発にも適用する「バックフィット制度」で停止に追い込まれた初のケースでもある。今後、川内2号機のほか、関西電力や四国電力の原発も停止を余儀なくされる見通しだ。

https://digital.asahi.com/articles/ASN3J420GN3GTIPE00N.html

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55年前発見の恐竜化石は新種 「下関」の名、国際誌に発表(2020/03/16時事ドットコム)
 山口県下関市は16日、1965年に同市で発見、採集された恐竜の卵の化石は新種で、「ムルティフィスウーリトゥス・シモノセキエンシス」との学名が付けられたと発表した。福井県立大恐竜学研究所と福井県立恐竜博物館の共同研究により、この化石は新種と確認され、国際的な古生物学誌「ヒストリカル・バイオロジー」(電子版)に同日、論文が掲載された。学名は「下関の多裂卵石」との意味だという。・・・この化石は、当時高校生だった会社員の清水好晴さん(71)=神奈川県横須賀市=らが65年9月、下関市綾羅木川上流域にある白亜紀前期(約1億2000万〜1億年前)の地層で採集。2017年にこれが国内最初の恐竜化石の発見であることが分かり、さらに福井県立大などによる共同研究が続けられていた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031600995&g=soc

学名「ムルティフィスウーリトゥス・シモノセキエンシス」・・・当時高校生だった卵の化石の発見者はもう71歳だとか。一体どんな姿の恐竜だろうと思ってしまいます。それにしても何億年スパンの問題に関して55年と言う人間の単位を改めて感じます。

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週のはじめに考える 困難から得られるもの(2020/03/15東京新聞)
 いまあちこちで売り切れになっているものがあります。マスクやトイレットペーパーではありません。「ペスト」という本です。フランスのノーベル賞作家カミュの代表作の一つ。一九四七年の出版です。・・・舞台は、感染症のペストに襲われたアルジェリアの都市。ネズミの死骸が相次いで発見されます。病原菌が人間に広がって犠牲者が増えていき、街が封鎖される過程を描いています。テーマは感染症ですが、本当はナチス・ドイツ占領下の欧州をモデルにしたものでした。


 今読むと、実際に起きたことの記録ではないかと錯覚するほどの現実味に圧倒されます。例えば、ペストが発生しているにもかかわらず、行政は市民に不安を与えないことを優先して、思い切った手が打てず事態を悪化させてしまいます。犠牲者の数が増えても市民は「一時的なものだ」と楽観していました。商店や事務所が閉鎖され、行き場を失った人たちは街頭やカフェにあふれます。 感染拡大を防ぐため、突然街が封鎖。多くの人が別れを強いられ、手紙のやりとりさえできなくなってしまいます。・・・歴史的に見ると世界はこれまで、たびたび感染症にさらされてきました。代表的なのは小説に出てくるペストやスペイン風邪、コレラ、エボラ出血熱などです。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020031502000172.html


14世紀のペスト大流行によって労働者数が激減した結果賃金の上昇によって格差の是正がなされたとの一説がありますが、そのような悲惨な結果に置いてしか不平等や格差が是正されないと言うのは悲しい限りです。それは14世紀の話だけれど、時代も経済も社会も全然違う2020年現代に置いても未だ同じニュアンスを感じるのは僕だけでしょうか。

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<働き方改革の死角>高齢フリーランス、安全網ないまま 高年法改正で不安定就労加速(2020/03/15東京新聞)
夫の喜彦さん=同=がアパートで自死したのは六十六歳の誕生日翌日の二〇一七年九月五日。その年四月から関東に単身赴任、日立製作所が受注し、下請けの中小設備会社が施工していた製薬工場の配管工事の現場責任者をしていた。優花さんは夫の勤務記録を見つけ目を疑った。死亡直前は「午前八時から午前四時まで」の二十時間に及んだ。八月は月百時間の過労死ラインを大幅に超える百四十時間も残業していた。


 孫とのテレビ電話を楽しみにしていた六十代後半の高齢者が異常な長時間労働に追いやられた背景には、働き方の形態がある。・・・ 安倍晋三首相が「元気な高齢者に経験を発揮してもらう」と言う改正案だが成立すれば、安全網がない高齢者の働き方が増えそう。企業に課す努力義務には個人事業主で独立する社員への業務委託など「雇用によらない働き方」がある。雇用負担を嫌う企業に配慮した。個人事業主の不安定さは、新型コロナウイルスの影響で仕事を失った人への補償が薄い現実でも鮮明だ。労働問題に詳しい棗(なつめ)一郎弁護士は言う。「企業は、負担の軽い個人事業主化を必ず選ぶ。高齢者支援に名を借り不安定な働き方を増やすのは問題が大きい」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/202003/CK2020031502000155.html

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<新型コロナ>核心あいまい 首相会見、国民の不安解消遠く(2020/03/15東京新聞)
安倍晋三首相は十四日の新型コロナウイルス感染症に関する記者会見で、唐突な小中高校などへの休校要請について陳謝し、理解を求めた。一方で、学校の再開の時期や感染症終息の見通しなどは明確に語らず。二週間ぶりの記者会見が、さまざまな疑問や不安の解消につながったとは言い難い。・・・ 十四日に施行された改正新型インフルエンザ等対策特別措置法は、発令要件を(1)国民の生命、健康に著しく重大な被害を与える恐れ(2)国民生活や経済に甚大な影響を及ぼす恐れ−としており、抽象的で解釈の幅が広いと指摘されている。子どもや親が最も知りたい疑問が晴れたともいえない。・・・首相は「大切な時期に、学校を休みとしたことは大変申し訳なく思っている」と語った。密集状態を避けるなど安全対策を取った上で、学校側に卒業式を開催したり、子どもたちに野外で遊んだりするよう促した。法的根拠がなく、専門家の意見も聴かずに行った休校要請に対する大きな批判を意識した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202003/CK2020031502000148.html

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ノルウェーが港や空港など閉鎖 新型コロナ感染拡大抑止で(2020/03/15東京新聞)
 【ロンドン共同】ノルウェーのソールバルグ首相は14日、新型コロナウイルスの感染拡大抑止のため、国内の港や空港などを16日から閉鎖すると発表した。ロイター通信が伝えた。
 外国からの入国は規制するが、隣国スウェーデンとの国境は閉鎖しない。
 ノルウェーでは14日までの感染確認者が900人を超えた。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020031501001240.html

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ホームレス支援の雑誌「ビッグイシュー」を県内で販売 (2020/03/15琉球新報)
ホームレスを支援する雑誌「ビッグイシュー日本版」の県内での取り扱いが1月中旬から、那覇市松川の地域活動支援センター「ソーシャルハウスあごら」で始まっている。山城亨代表理事(45)は「多くの人に雑誌の存在を知ってほしい。雑誌を手に取った人がホームレスの支援について考えるきっかけになれば」と穏やかに語る。...
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1090440.html


ホームレスを支援する雑誌ビッグイシューを始めて手にしたのは何年前だったろうか。10いや20年、もっと前か。大阪の天王寺駅近くのバス停の横だった。販売に慣れなくてぎこちないおじさんから買ったのを覚えている。厚みのないタウン誌のような外観だったけど、読んでみてあかぬけして興味ある内容の雑誌でした。以来たまに購読していたけれどしばらくご無沙汰。今日沖縄の新聞に沖縄でも1月から県内で取り扱いとの記事が出ていた。そうか、今まで沖縄では売ってなかったんだ・・・20年の誤差、都市圏と地方の差はいろいろあります。

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豪も全入国者に自主隔離 クルーズ船入港も認めず(2020/03/15琉球新報)
【クライストチャーチ共同】オーストラリアのモリソン首相は15日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、自国民を含む全ての入国者に14日間の自主隔離を求めることを決めたと述べた。既に中国本土やイランなど感染者の多い国からの入国は原則禁じている。

 隣国ニュージーランドも14日に同様の措置を発表している。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1090543.html

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特措法の改正 独断への懸念は消えぬ(2020/03/14東京新聞)
改正新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)が成立した。新型コロナウイルスによる感染症の拡大に備え、あらゆる対策が必要なのは確かだが、政府の独断を許す懸念は残ったままだ。
 私権を制限する権限を政府や自治体に与える法律だ。一度立ち止まり慎重な議論をすべきだったが、改正案の国会審議はわずか三日で成立した。・・・ 国会が役割を果たしたとは言い難い。
 緊急事態が宣言されれば政府や自治体が外出の自粛要請や、劇場、学校などの使用制限の要請・指示ができる。集会や移動の自由が大きく制限されかねない。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020031402000147.html

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スペインも非常事態宣言へ 欧州で伊に次ぐ感染確認数(2020/03/14東京新聞)
【パリ共同】スペインのサンチェス首相は13日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、14日に緊急の閣議を開き、非常事態を宣言すると表明した。人々の移動を制限するなど例外的な措置を取ることが可能になる。スペイン通信が伝えた。
 スペインの感染者は13日、4千人を超え、欧州ではイタリアに次ぐ数。非常事態は原則として15日間適用されるが、実行する措置の内容については踏み込まなかった。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020031401001103.html

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30億人自宅で手洗いできず ユニセフ、感染防止へ警鐘(2020/03/14東京新聞)
【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスの感染予防を呼び掛けている国連児童基金(ユニセフ)は13日、世界人口の40%に当たる30億人はせっけんで手を洗う設備が自宅にないと明らかにした。世界の学校の47%も同様の設備を欠いており、生徒・児童数では約9億人に当たる。
 ユニセフは「せっけんを付けての手洗いは新型コロナウイルスやほかの感染症から身を守る上で最も安価かつ効果的な手段だが、それすら手が届かない人が何十億人もいる」と警鐘を鳴らした。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020031401001060.html

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独、60兆円規模の融資枠 新型コロナ(2020/03/14朝日新聞)
ドイツ政府は13日、新型コロナウイルスに対応した経済対策を発表した。政府系金融機関を通じて約5千億ユーロ(約60兆円)規模の融資枠を確保し、企業の税金軽減策なども実施する。今後、感染拡大が進んで経済活動が停滞するのに備え、雇用や企業を支えるねらいとしている。

 発表文などによると、ドイツの政府系金融機関「ドイツ復興金融公庫(KfW)」などを通じ、政府補償付きの低利融資をする。従来は中小企業に絞っていた枠を大企業にも広げるなどする。

 企業の資金繰りを助けるため、税金の納期を遅らせる措置などもとる。(ロンドン、ベルリン)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14402497.html

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(社説)検察庁法改正 許されぬ無法の上塗り(2020/03/14朝日新聞)
見過ごせないのは、63歳以上は高検検事長や地検検事正といった要職に就けないとしつつ、政府が判断すれば特別にそのポストにとどまれる、とする規定を新たに盛り込んだことだ。

 安倍内閣は1月末に東京高検検事長の定年を延長する閣議決定をした。検事総長に昇格させるための政治介入ではないかと不信の目が向けられている。・・・ 戦後、三権分立を定めた憲法の下で制定された検察庁法は、その問題意識に立ち、検察官の独立性・公平性の担保に腐心した。その一環として、戦前あった定年延長規定は削除され、歴代内閣は検察人事に努めて抑制的な姿勢をとってきた。

 だが安倍政権は公然とその逆をゆく。延長の必要性について森雅子法相は、「他の公務員は可能なのに検察官ができないのはおかしい」という、検察の職務の特殊性や歴史を踏まえぬ答弁を繰り返すばかりだ。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14402436.html

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(書評)『男らしさの終焉』 グレイソン・ペリー〈著〉(2020/03/14朝日新聞)
人気歌手のテイラー・スウィフトは、新曲「The Man」のミュージックビデオで男装し、部下を威圧したり電車で股を開いて座ったりする男性を戯画的に演じている。それを見て、本書の「デフォルトマン」という言葉を連想した。

 デフォルトマンとは、英国における白人・ミドルクラス・異性愛の男性のことであり、無自覚なまま自分たちこそがあらゆる価値や文化の評価基準であるという攻撃的なメッセージを発している。その中心にある、強さや支配、競争を重視する「男らしさ」が、現代社会でいかなる弊害をもち、いかにそこから脱するべきかを著者は説く。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14402622.html

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デンマーク、4月13日まで国境閉鎖 新型コロナ対策(2020/03/14朝日新聞)
新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、デンマークのフレデリクセン首相は13日、国境を4月 13日まで閉鎖し、旅行などで訪れる外国人の入国を原則的に禁止すると発表した。

 ロイター通信によると、デンマーク国民や同国内で働く外国人の出入りは認めるが、旅行などの目的で来る外国人の入国を拒む。食料や医薬品、工業製品などの物流は従来通りとする。地元メディアによると、デンマークではこれまでに800人以上の感染が確認されている。(ロンドン=下司佳代子)
https://digital.asahi.com/articles/ASN3G323MN3FUHBI039.html

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時が止まった?ブロンズ像 不倫報道のあの人もびっくり(2020/03/14朝日新聞)
 大阪市西区の靱(うつぼ)公園に何やらおもしろいブロンズ像があると聞いた。等身大の家族をかたどった、驚くほどリアルな造形らしい。・・・これらのブロンズ像は30年前の1990年、近くに本社を構える石油商社・山文(やまぶん)商事が創業100周年を記念して市に寄贈したが、当時の経緯はつまびらかでない。作者は米国の彫刻家スワード・ジョンソン・ジュニア氏で、じつは日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンの創業者の孫だという。同じようなブロンズ像は世界中に450点以上あり、そのうち10点が日本にあるそうだ。

 私は自分の不明を恥じねばならないが、「変わってきた時代」というタイトルの意味が、すぐには了解できなかった。ようやくひらめいたのは、ベビーカーを押しているのが男性であること。そして、革かばんを持つ女性の服装が、仕事用の装いに見えることだ。もしや、「男性の育児参加」を象徴しているのでは。
https://digital.asahi.com/articles/ASN3D3J69N32PTFC002.html

歩いてでも行ける靭公園にこんなブロンズ像があるとは知らなかった。1990年頃から設置されているとしたらあの公園にもう30年も行っていないのだろうか?それにしても薄暗い夜なら実像と間違ってぎょっとするかも知れない。

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関電、75人が3.6億円相当の金品受領 今夜社長会見(2020/03/14朝日新聞)
 関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)から金品を受け取っていた問題で、関電の第三者委員会は14日、調査結果を公表した。受領者は75人で、総額計約3億6千万円相当だった。・・・ 報告書では、森山氏が金品を提供しつつ自分が関係する企業への発注を強く求め、関電がそれに応じて実際に発注していたと認定。「異常な関係が30年以上も継続してきたことは、明らかなコンプライアンス違反で、ガバナンスの観点からも極めて重大かつ深刻な事態だ」と指摘した。・・・第三者委が森山氏による関電への影響力の起点となったとみているのが、高浜原発3、4号機のトラブル処理だ。

 原発から出る温排水で海水の温度が上がって木を食べる「フナクイムシ」が増え、保管していた木材に被害が出たとして地元の港運会社が賠償を求めた。温排水による補償は決着済みとの立場だった関電は森山氏に仲介を頼み、87年に同社の土地を周辺相場の約2倍となる11億円で買い上げることで解決したとされる。
https://digital.asahi.com/articles/
ASN3G4JMRN3GPLFA006.html?iref=sp_nattop_feature_list_n

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