IR基本方針 先送りでなく白紙に(2020/01/22東京新聞) 新型肺炎「変異、拡散恐れ」 中国会見 死者9人、患者440人(2020/01/22東京新聞) 【ニューヨーク=赤川肇、北京=坪井千隼】中国湖北省武漢市を中心に、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大している問題で中国政府は二十二日、記者会見を開き、死者は九人になり、感染が確認された患者数は四百四十人に増えたと明らかにした。また米疾病対策センター(CDC)は二十一日、米国で初めて感染が確認されたと発表した。 福島第2原発、廃炉完了に44年 東電が地元に計画説明(2020/01/22東京新聞) 刑務所で隠れて勉強 司法書士に 元組員、挑戦7回で合格(2020/01/22東京新聞) 思わぬ出会い楽しめるブックバー ルールは「ばらばら」(2020/01/22朝日新聞) 店を始める際に1回だけ「本を送って下さい」と呼びかけたところ、東京や大阪、京都などの知り合いから本が送られてきた。オープン後も、持ち寄ってくれる客がいたという。下田さんは「集まった寄贈本は、店に関わってくれたお客さんを映す『鏡』のような存在だと思っています」。・・・下田さんは京都での大学生時代、バーを居場所にしていた。本もあり、大人たちが夜な夜な語る場で、世間話をしながら心地よく過ごせたという。「こういう場をつくりたい」。8年間のサラリーマン生活を経て店を開いた。イメージしたのは「公民館」。学生から高齢者までいろんな世代の人が集い、語り合う場をめざす。本もお酒もそのためのツールと考えている。 「国との約束」信じる人信じない人 中間貯蔵施設の行方(2020/01/22朝日新聞) 父と妻は11年4月に遺体で見つかったが、次女は長らく行方不明のままだった。16年末にようやく遺体の一部が見つかったが、今も自宅周辺を捜し続けている。環境省が14年6月、中間貯蔵施設の説明会を開いたとき、担当者は予定地内で木村さんの次女が行方不明になっていることも捜索を続けていることも知らなかった。「大切な土地を使わせてもらうという意識がまるで感じられない」。木村さんはそう考え、今も土地の売却を拒み続けている。 (多事奏論)映画の助成金不交付 感性の牢獄へようこそ 高橋純子(2020/01/22朝日新聞) 「今の時代、自分の内面をさらけ出さないことが、社会生活の上で暗黙のルールになっているじゃないですか。その一方で(SNS上などで)うわべだけの自意識が蔓延(まんえん)している。みんなが見えない圧力を感じている時代に、人間の当たり前の感情をあらわにする宮本を演じる意味はあると思っています」。池松さんは昨年10月11日付の本紙(東京地域面)で鋭い時代認識を披露し、同作への思いを語っている。・・・ 思想史家の藤田省三は言っている。すべての不快の素(もと)を無差別に一掃してしまおうとする「安楽への隷属」は、私たちから「遠方を見る視力」を奪い去ってしまう、と。 「人生の道筋から山を削り谷を埋める造成が全体的に行きわたる時、起伏の向こうを見る視力は退化し、その状態に慣れる時、視力回復への意欲さえもが萎(な)えしぼんで了(しま)う」(「『安楽』への全体主義」)・・・通常国会が開会し、国民への一種のラブレターであるはずの、安倍首相の施政方針演説を聞いた。7年がかりで散らかし放題散らかされた安普請なダンスホールで「五輪音頭」を踊りましょうと誘われた気分。まず片付けろよ。ああ、思想信条は違えども、一度でいいから首相の演説に魂を震わせてみたかった……あら。なぜか過去形。 官僚怒る 桜を見る会で処分は「トカゲのしっぽ切り」(2020/01/21朝日新聞) https://digital.asahi.com/articles/ASN1P6FSQN1PUTFK01N.html?iref=comtop_8_03 まるで時代劇の悪大名悪代官のような現政権のふるまい。弱者いじめと自己保身はとどまるところを知らず! 「少数派の権利をコケに」憲法学者が語る首相の国会観(2020/01/21朝日新聞) 尾崎は1946年、大日本帝国憲法を現行憲法に改正する衆院本会議で請われて登壇し、語りました。「民主主義となる以上は、国家の政治の主体が国会になければならぬ。行政府はその補助機関ともいうべき位置に立つのです」と。・・・ 安倍さんは、野党が憲法に基づき求めた臨時国会召集を放置し、衆院解散に踏み切った。与党は参院規則による予算委員会開催要求にも応じなかった。憲法に根拠を置く少数派の権利をコケにしています。・・・安倍さんは現行憲法について、「大きな強制の中で制定された」「日本人の精神に悪い影響を及ぼしている」という認識を披露しています。改憲を自らの責任のように語る姿からも、GHQ(連合国軍総司令部)による「押しつけ憲法」を守る必要があるのか、という意識が垣間見えます。行政府のトップとして、憲法を守る意識があるか疑問です。 グレタさんら10代の10人がメッセージ ダボス会議(2020/01/21朝日新聞) この10人に日本の政治を任せた方がよっぽどましではと、思う人も多いでしょう。
(時時刻刻)疑惑、沈黙の首相 幕引き図る姿勢、露骨 通常国会(2020/01/21朝日新聞) 首相は、夏の東京五輪・パラリンピックや憲法改正に絡む部分では「新しい時代を切り拓(ひら)く」「世界の真ん中で輝く日本」などと高らかに語る一方、政権の負の側面である「桜を見る会」の問題や、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件などには言及しなかった。・・・ 政府は国会開会直前の17日、桜を見る会の招待者名簿の違法な管理などをめぐり、内閣府の歴代人事課長6人を厳重注意処分とした。指摘されているのは首相による公的行事の「私物化」だが、首相官邸幹部は「一番の問題は公文書管理の甘さだ」と主張。官僚の処分だけで幕引きを図ろうとする姿勢が、いよいよ露骨になっている。 人間心理、いつの時代も不変 プルースト「失われた時を求めて」、10年かけて新訳完成(2020/01/21朝日新聞) |
首相施政方針 疑惑解明の意欲見えぬ(2020/01/21東京新聞) アンゴラ前大統領娘、不正蓄財か 「アフリカ一の女性富豪」(2020/01/21東京新聞) ドイツ人捕虜の生活たどる 第1次大戦時、習志野で収容 ボトルシップ、写真など200点展示(2020/01/21東京新聞) <社説>首相の施政方針演説 まず不誠実な姿勢改めよ(2020/01/21琉球新報) 目を疑った現場、すぐ撮った 除染廃棄物は川へ流れた?(2020/01/20朝日新聞) 「放射性物質が川に流れ出たら大変だ」。取材拠点で予備用のカメラを入手し、約30キロ離れた田村市の仮置き場に向かった。現場に到着し、目を疑った。 仮置き場は見渡す限り水浸し。本来は石垣のように整然と積み上げられている黒色のフレコンバッグが、周囲に散乱している。多くは水没したり、濁流に流されたりしたのだろう。袋はひしゃげ、仮置き場の柵に引っかかったり、近くの川の斜面にへばりついたりしていた。 「一体何が起きたんだ」 仮置き場を管理する田村市に電話で聞くと、ここで保管されていた除染廃棄物は計2667袋。浸水による流出量はまだわからないという。 国産レアアース、前例なき挑戦 深海底での採掘、技術確立めざす(2020/01/20朝日新聞) ドリルパイプで船と海底の間で水を循環させながら先端のドリルで海底の地層を掘削。外側のパイプとドリルパイプの間に押し上げられたレアアースを含んだ泥水を、循環流にのせて回収する。 (社説)共産党大会 共闘へ さらなる変化を(2020/01/20朝日新聞) 野党連携への布石という側面もありそうだが、日米安保条約の「廃棄」や自衛隊の将来的な「解消」は維持された。天皇制についても、前回の改定で「君主制の廃止」は削除されたが、民主主義や人間の平等と両立しないとの立場は崩していない。・・・野党勢力の間では、「非共産」といわれる、共産党を除く協力の枠組みが長く続いた。転機は安倍政権による安保法制の強行で、「1強多弱」への危機感が追い風となった。敗れたとはいえ、昨年の高知県知事選で野党各党が共産党系候補をそろって支援したのは象徴的だ。 一方で、共産党に対しては、党内の異論や少数意見が表に出にくい「民主集中制」への疑問や批判が根強く残る。開かれた党への脱皮は、「非共産」の枠を乗り越えるだけでなく、退潮傾向が続く党勢回復の足がかりにもなろう。 (記者解説)台湾、突きつけた問い 中国の異質な体制、自由を拒む 機動特派員・村上太輝夫(2020/01/20朝日新聞) その体制は権力分立を否定し、権力集中をとる。全国人民代表大会(全人代)が最高権力機関として行政、司法を監督する。その上には共産党があり、あらゆる機関を指導、統制する。ほかの小政党も共産党の指導下にあり、独立したメディアを容認しない。人民の意思を正しく代表する権力への牽制(けんせい)は反民主的だ、という理屈になる。政権批判めいた言葉を発すれば国家反逆、政権転覆といった罪に問われる。近代欧州に起源を持ち、ソ連で確立して中国に持ち込まれた政治制度だ。 政治資金で飲食 麻生氏突出 閣僚3人 1000万円超(2020/01/20東京新聞) ◆実質的には税金 レバノンのデモ、490人超負傷 最悪規模、首都で治安部隊と衝突(2020/01/20東京新聞) 土佐町議会からの一石(2020/01/20東京新聞) <社説>伊方差し止め 原発ゼロへ転換すべきだ(2020/01/20琉球新報) 今回主な争点となったのは、耐震設計の目安となる地震の揺れ(基準地震動)や、約130キロ離れた熊本県・阿蘇カルデラの火山リスクに関する四国電や原子力規制委員会の評価の妥当性だった。・・・共同通信の集計によると原発の再稼働や維持、廃炉に関わる費用の総額は全国で約13兆5千億円に上る。費用はさらに膨らみ、最終的には国民負担となる見通しだ。原発の価格競争力は既に失われている。電力会社には訴訟などの経営リスクも小さくない。 ウーマン・村本さんが異を唱えた石垣島の現実(2020年1月17日琉球新報) 米軍基地問題に関心が高い本島でも、石垣島への陸自配備には目を向けない現状に憤るツイッターに引かれ、石垣島での独演会を決めたという村本さん。住民投票が実現されないことに「民主主義は民意で成り立っているんだから、一人一人聞くことが大事。やらないのは独裁じゃないか」と切り捨てた。・・・「基地ができてそれで何かあっても造った人は無責任だから、ほっとくよ。お前たちだってそれで飯食えたんじゃないかという人もいるよ」と、権力者や少数者に目を向けない人々を痛烈に批判。権力にとって政治的無関心が都合が良いとして、賛成・反対の立場にかかわらず、思考停止に陥らないよう呼び掛けた。 |
日米安保改定60年 「盾と矛」関係の変質(2020/01/19東京新聞) <2020年 核廃絶の「期限」> 犠牲者は敵でなく人間(2020/01/19東京新聞) <社説>日米安保改定60年 沖縄のトゲ抜く責務ある(2020/01/19琉球新報) 日米安保を維持したいならば、「沖縄の負担軽減」は国の責務であるはずだ。しかし政府は日米同盟を優先し、沖縄県民の反対を押し切って米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古への新たな基地建設を進める。明らかに矛盾している。 「10年後、政治はこうなってほしい」小学生からの注文(2020/01/19朝日新聞) 中には、「小泉進次郎環境相が化石賞をもらった。なぜ化石賞をとるようなことにお金を使わないといけないのか」という指摘も。小泉氏は昨年末の演説で、地球温暖化対策に後ろ向きと認定された国が選ばれる不名誉な化石賞を国際環境NGOでつくる団体から贈られた。 ハンセン病「無知が差別の始まり」 福岡で原告団長講演(2020/01/19朝日新聞) さらに「無知こそが差別の始まり。次の世代を担う若い人たちにも絶対に継承しなければいけない」と力を込めた。 来場した糸島市志摩の農家知念繁敏さん(60)は、「自分も差別する側にいるかもしれないということに気付かされた」と話した。 (日曜に想う)「無類の人間好き」が潤した荒野 編集委員・福島申二(2020/01/19朝日新聞) 悲報を聞いて、その活動と人柄を初めて知った人も多かったのではないか。自分がそびえ立つことを欲してやまない指導者たちが「腕力」を競い合っている時代を、黙々と見返しているかのような実践を、この人は為(な)してきた。・・・中村さんは「人類」という大きな言葉の先にある、個々の生身の人間と、とことん対等に関わってきた。救う側に立とうとする援助ではない。かつてアフガニスタンを舞台に優れた映画を撮ったイラン人の名匠モフセン・マフマルバフ監督が言っていたことを思い出す。 「もしも人びとの足もとに埋められたのが地雷ではなく小麦の種であったなら、数百万のアフガン人が死と難民への道を辿(たど)らずにすんだでしょう」 (社説余滴)「1月20日」を忘れない 坪井ゆづる(2020/01/19朝日新聞) 2年前も昨年も、この欄で指摘した話だが、ことしも、あえて書く。 まず、経緯をたどろう。 加計問題が国会で取り上げられたのは17年春から。「総理のご意向」といった文書が次々に判明。首相と加計孝太郎理事長が「腹心の友」だったことから、行政がゆがめられたとの疑念が渦巻いた。そして7月、首相の仰天発言が飛び出す。認可当日の「1月20日」まで、加計学園の計画を知らなかったと言ったのだ。申請時点の15年に知ったという従来の答弁を撤回した。 知らなかったのだから、指示も忖度(そんたく)もありえぬ、という論法だ。・・・いまや加計問題は記憶のかなたの人が多いだろう。 しかし、「1月20日」答弁は忘れまい。これがまかり通ったことで、説明責任に背を向ける長期政権がつくられてきたのだから。森友学園問題も「桜を見る会」も構図は同じ。その意味で、加計問題は昔話ではない。つくづく思う。権力者にとって不都合な事態を、時間とともに忘れてゆくのは、それを容認するのと同じだ。 |
リビア内戦、敵対両勢力が出席へ ベルリンの和平国際会議(2020//01/18琉球新報) 盗難のクリムトの絵発見 美術館の外壁から―伊(2020//01/18時事ドッドコム) オリオン座が崩れる? ベテルギウスに異変(2020//01/18朝日新聞) 世界的ピアニスト・指揮者のアシュケナージさん、引退へ(2020//01/18朝日新聞) 最大問題作「怪獣使いと少年」 琉球人・上原正三の怒り(2020//01/18朝日新聞) 「試写を見たテレビ局幹部が怒って『没にしろ』と言ってきたが、プロデューサーが説得し、なんとか放送された。その代わり、僕はチーフライターを降ろされることになりました」・・・このエピソードでは、宇宙人の死で封印されていた怪獣が解放され、町の人々を襲う。ウルトラマンに変身する青年・郷秀樹は、人々に戦うよう促されるが、すぐには動こうとせず、心の中で「勝手なことを言うな」と吐き捨てる。 「あの郷の一言が、この話の『決め手』になりました。今でも、なかなかのものだと思います」 上原さんはこのインタビューで、沖縄県内に根強い反対の声を押し切って名護市辺野古での基地建設を進めようとする政府への怒りを、何度も口にした。「勝手なことを言うな」という言葉は、日米の間で翻弄(ほんろう)されてきた「琉球人」としての、上原さんの心の声だったのかもしれない。 二つのリスク、規制委判断の誤り指摘 伊方原発差し止め(2020//01/18朝日新聞) ・・・弁護団の山本直(すなお)弁護士は「活断層と火山、どちらか一つの判断だけでも差し止めを認められるくらいのものだ」と評価。司法が新たに課した二つのハードルに対して、四電側は異議審でさらなる安全性の立証を求められる。 |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |