(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
床にウラン?極秘工場に潜入 先導役は素手、防護服なし(2019/12/29朝日新聞) 多様性輝くグローバル社会に 朝日教育会議(2019/12/29朝日新聞) グローバル化には、良い面もあれば、困った面もあります。「共存型」の場合、一つの国に共存する多民族間に経済格差や差別が生まれる。「流通・流動型」も、巨大なグローバル企業が世界を席巻し、土地に根ざした文化から価値を奪ってしまう。つまり、いずれも現実には「支配・権力型」になってしまっているわけです。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14311964.html 「黒い水」飲む羊、ここはウランのぼた山 秘密都市の今(2019/12/29朝日新聞) ・・・ 夜明け前、ウズベク系の男性が柵の扉を開くと、150頭ほどの羊が飛び出し、河原で水をのみ始めた。川の名前も同じマイリ・スウ。「黒い水」という意味だというが、周囲には原油がしみ出す場所もある。この川のそばには、かつてウランの精錬所だった廃虚が残る。川の水は飲用には適さず、地元住民は数キロ先の水源に頼る。・・・ ウオッカやウイスキー、赤ワインなどアルコール飲料が放射線障害に効く、という旧ソ連の迷信は、原爆投下直後の広島と長崎に入り、生き残った旧ソ連のスパイの体験に端を発するといわれる。この鉱山だけでなく、86年のチェルノブイリ原発事故後も、現場周辺ではウォッカが大量に飲まれた。アルコール飲料を飲むかどうかが生死を分ける。そんな迷信がここでも生きていた。 パレスチナ入植地の中と外、見える現実の差 遠のく共存(2019/12/29朝日新聞) 「君は現実を分かっていない。僕らはパレスチナ人と仲がいい。うまく共存しているんだ」・・・入植地があるのは、ヨルダン川西岸地区。イスラエルとヨルダンの間に挟まれた地域で、面積は愛媛県くらい。主にパレスチナ人が住んでいたが、イスラエルが第3次中東戦争に勝って占領し、ユダヤ人が移住するための「入植地」を建設してきた。・・・ ヨルダン川西岸地区はパレスチナ自治区の一部だ。しかし、地図をみると「パレスチナ人のエリア」と「ユダヤ人入植地」が入り組むモザイク状になっている。 ・・・「あなたたちの活動は国際法違反だ。和平を遠ざけている」。そう繰り返しても、きっとユダヤ人入植者の耳には届かないだろう。また「君は現実を分かっていない」と言われてしまうだけだから。でも、次に取材に行ったら言ってみようと思う。「あなたは都合のいい現実しか見ていないのではないですか?」 「父の心の支えだった」青春が詰まった一冊を寄贈 県立農林学校・1932年卒業アルバムを北農高へ(2019/12/29琉球新報) 県立農林は1902年に甲種国頭郡各間切島組合立農学校として名護に発足。16年に嘉手納に移転し、23年県立農林学校と改称したが、45年に沖縄戦で校舎が全焼し、43年の歴史に幕を閉じた。同校28期生の嘉常さんは卒業後、叔父を頼り単身ペルーへ移住。その後、ボリビアの大都市ラパスへ渡り第二の人生を歩んでいた。・・・「どうにか義父や、戦争の犠牲となった卒業生の生きた証しを残したい」と民子さんは、2009年に会員の高齢化を理由に解散した農林学校同窓会の渡口彦信さん(93)=読谷村=に相談し、北農会館への寄贈を決めた。民子さんは「戦前は県内唯一だった農林学校の歴史を、一人でも多くの人に知ってもらいたい」と思いを託した。 ソマリアで爆弾テロ 車爆発、大学生ら90人死亡(2019/12/29東京新聞) ユーチューブ番組の威力(2019/12/29東京新聞) 私の知人の弁護士も一年前に「カロセロ(縦横)研究所」という一風変わった名前の番組を始めた。二〜三人が時事問題を文字通り、タテとヨコから気ままに論じる。視聴者の寄付金で運営されており、プロ顔負けの演出と工夫が凝らされている。チャンネル登録者はすでに五十五万人、多い時には二百万回も再生されている。・・・過激な内容への批判もあるが、最近では地上波テレビ局も、ユーチューブに独自コンテンツを配信するようになっている。 ギャンブル依存症 対策推進計画策定1県のみ(2019/12/29東京新聞) |
ダンゴムシのふんに秘密 小1から研究、11年目で解明(2019/12/28朝日新聞) 「オカダンゴムシのフンに常在するブレビバクテリウム属菌による揮発性抗カビ効果〜ダンゴムシ研究11年目で掴んだ産業的・学術的可能性〜」 小学1年でダンゴムシの魅力に取り付かれ、飼育しながら研究を続けてきた。ダンゴムシのふんに強力な防カビ効果のある物質が含まれることを発見。今回、その物質をつくる細菌が、これまでインド洋の深海でしか見つかったことがなかった希少な細菌だと突き止めた。・・・ 中学に入ると、両親に頼み込んで無菌で実験できる装置を買ってもらった。ふんにいる細菌やカビの培養を繰り返す日々。高校1年になるまでに39種類の細菌を見つけ、うち13種類にカビの発生を抑える効果があることを発見した。特に「H4株」という細菌の防カビ効果は強力だった。どうやら何らかの揮発性物質を出しているらしい。 原発事故経ても忖度ばかり 安全神話、まるで進撃の巨人(2019/12/28朝日新聞) 「事故の背後には、自らの行動をずっと正当化し、責任回避を最優先し、記録を残さないできた不透明な組織と制度があり、それらを許容する法的な枠組みがあったと事故調は指摘しました。その根本原因の解決に向けて不断の改革の努力を尽くすことが、国民一人ひとりの使命だと報告書に書いたからです」・・・ ――13年から福島県立福島高校が開くゼミで毎年、講師をしているのも、その延長ですね。今年は名刺入れの色を話題にしました。 「日本社会にはびこり、原発事故の大きな原因でもある同調や忖度(そんたく)について考えてもらいました。ふたりきりの密室で、人事や評価で絶対的な力を持つ上司が言い張れば、黒い名刺入れでも『茶色』になりがちです。評価を気にする優秀な人ほど『黒』とは言わない。でも、大勢の人が見ていれば『いや、それは黒でしょう』と指摘できます。社会には公開性や透明性が必要なのです」・・・ ――原発事故や社会のありようを生徒に考えさせる題材は、人気アニメ「進撃の巨人」でした。 「これは城壁の外に人を食らう巨人がいるという設定です。安全を守る壁の絶対性を説く支配層、それに従う普通の人々、壁に疑問を抱く少数派の3グループに分かれて、それぞれが何を大事にしているか議論したうえで、そのためにどう行動するかを発表してもらう『なりきりディスカッション』をしました。支配層と普通の人々が疑問を抑えつけ、壁に疑問を持つ人々が少数である限り、巨人が壁を壊してなだれ込み、多くの人が食われる結果を招きます」・・・ ――国会を含め、日本社会はなぜ変わらないのでしょう。 「変えるより変えない方が楽で合理的だからです。国会議員にとっては有権者の支持を集めることが重要です。『どうすればいいだろう』と議論で悶々(もんもん)としている姿より、見栄えよく誰かを非難している様子が報道された方が票につながると思うから、変わらないのです。そういう有権者、商業メディアだからです」 自己保身による忖度が蔓延する日本社会。原発問題はまさにその象徴です。
南極でも減る氷 61次観測隊、世界に先駆けて観測へ(2019/12/28朝日新聞) 気候変動の兆候は地球規模で観測されているけど、その変動速度は科学者の予測を超えて加速しているのではないか。怖いことだけれど直感的にそう感じる人は多いのではないでしょうか。 (いちからわかる!)日本の男女格差、過去最悪だって?(2019/12/28朝日新聞) A 「ジェンダーギャップ(男女格差)報告書」のことだね。世界経済フォーラムが政治、経済、教育、健康の4分野14項目(こうもく)について、男女の間にどれぐらい格差があるのか数値を出して毎年発表する。最新版で日本の男女平等度は153カ国中121位だった。 ホ どうしてじゃ? A 最大の理由は女性の政治家が少ないことだ。政治分野の数値は、下院(日本では衆議院〈しゅうぎいん〉)と閣僚(かくりょう)に女性が占める割合、過去50年間に国のトップが女性だった年数をもとに出す。日本では女性首相は誕生しておらず、衆院議員の9割は男性。女性閣僚は今回のデータをとった今年1月の時点で、1人だった。税金の使い道を決める政治の場で、男女の比率がこんなに偏(かたよ)っている国はほとんどない。 (異論のススメ スペシャル)社会が失う国語力 佐伯啓思(2019/12/28朝日新聞) しかし、そう思いつつも、少し複雑な気持ちにもなる。私自身のことをつい振り返ってしまうからだ。私は高校生の頃、とてもではないが、彼らのような強い意欲も能力も表現力ももっていなかった。こんなセミナーがあっても参加しただろうか、と思う。将来の明確な展望もなく、他人に対して自己を主張するほどの表現力も表現内容もなかった。ただあれこれ小説を読んだり、鬱々(うつうつ)と迷ったりしていただけであった。・・・ 読解力とは、著者の意図を正確に読み、かつそれを自分なりに解釈することである。著者の意図を正確に読み取るには、著者の立場や気持ちがわからなければならない。そのためには、それなりの経験と想像力がいる。経験と想像力を養うには、様々な障害とぶつかり、自明とされていることに疑問をもち、それらを自分の頭で考えてみなければならない。正しい結論などどこにもない。誰もそれを教えてはくれない。ものを考えるには時間がかかる。試行錯誤を繰り返すしかない。これは、孤独で面倒でいやな作業であろう。だから、この孤独でいやな作業の手助けをする者が必要なのであって、それこそが学校であり、教師であり、家庭であり、場合によっては友人や知人であり、時には、読書なのである。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14310684.html 米NASA、火星で土壌採取へ 探査車公開、日本人技術者も参加(2019/12/28東京新聞) 自衛隊の中東派遣 国会の統制欠く危うさ(2019/12/28東京新聞) |
核燃料取り出し開始、最大5年遅れ 福島第一工程表改訂(2019/12/27朝日新聞) 再エネ拡大、石炭火力に逆風… (2019/12/27朝日新聞) 九州では、電力の供給が需要を大きく上回る場合、停電などを防ぐため、再エネの受け入れを一時的に止める「出力抑制」が起きている。国の指針では、原発はそのままに火力の出力を下限まで絞り、それでも供給量が多ければ再エネを止める。・・・九電幹部は「再エネが多い九州では、火力は調整力として重要だ。ただ、ベースロードという考えは、なじまなくなってきている」と話す。加えて石炭火力への世界的な逆風もあり、別の幹部は「大規模な石炭火力の建設は、松浦が最後になるのではないか」と打ち明ける。 (社説)福島の処理水 地元との対話を重ねよ(2019/12/27朝日新聞) 特に漁業者は、福島の海産物がさらに敬遠されてしまうとして、海洋放出に反対している。水揚げが震災前の15%ほどにとどまっている現状を考えれば、当然の不安である。だからこそ小委員会も、風評被害などについて時間をかけて検討してきた。そうした議論を提言にしっかり反映しないと、「最初から放出ありきだったのでは」と地元で不信感が広がっても不思議はない。
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座り込み2000日に 「絶対に造らせない」 市民、改めて誓う(2019/12/27琉球新報) <社説>辺野古9300億円 埋め立てを即時中止せよ(2019/12/27琉球新報)
豪観光局、離脱疲れ英国に休暇を ミノーグさん「私たちを頼って」(2019/12/27東京新聞) 両国は同じエリザベス女王を元首とし、英連邦の一員でもある。歌は約3分間の映像に収められ、女王が英国や英連邦の国に向けたクリスマスメッセージを25日に英国の各放送局で流す直前に、そのうちの一つ民放ITVで放映された。 安倍首相の7年 議会民主制を蝕む驕慢(2019/12/27東京新聞) タイ 1日からレジ袋撤廃 民間主導 2万店参加(2019/12/27東京新聞)
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今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |