(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
国会「迷答弁」路上に笑い声 全国上映、仕掛けたあの人(2019/12/22朝日新聞) 約30分の質疑が終わるころには、聴衆は50人近くにふくれあがった。白熱した質疑が耳に入り立ち止まったという仕事帰りの男性(75)は「審議全体を見ると安倍さんが答弁しにくそうにしているし、ちゃんと答えていないことがよく伝わる。官僚も忖度(そんたく)して政府は問題をうやむやにしているよ」。・・・ 政府の「不誠実な答弁」ぶりをどう知らせるのか。昨年6月11日にツイッターに「街頭上映会とかできないですかね」と書き込むと、面識のない映像作家や労働組合関係者らから反応が返ってきた。さっそく、それぞれの得意分野を生かして審議の映像を作り、駅前で上映を始めた。投稿からわずか4日後だった。 空飛ぶクルマ、すでに浮遊成功 「移動革命」へ開発加速(2019/12/22朝日新聞) 核汚染、冷戦後も続く日常 キルギス、旧ソ連の秘密都市(2019/12/22朝日新聞) それから約30年、放射性物質のリスクは続く。・・・ 06年のベルギーの研究機関の調査では、マイリ・スウの鉱山跡近くの住民の外部被曝(ひばく)線量は年間3ミリシーベルト程度、食べ物などからの被曝を合わせると年間22〜39ミリシーベルトとされた。日本人の平均被曝線量は東日本大震災前の調査をもとに年間5・98ミリシーベルトとする推定もある。 上海の名門大、「思想の自由」消えた 復旦大の規約、学生反発(2019/12/22朝日新聞) ・・・ 1905年に設立された復旦大は、北京大学や清華大学と並ぶ名門。ネット上には卒業生や教育界から「党中央に忖度し、後世に名を残す改悪を行った母校に失望した」などと批判する投稿が相次いだ。復旦大関係者によると、不満を持つ学生らが学食で校歌を合唱するなど学内でも反発が出ている。 (日曜に想う)深まる教育格差、40年放置の罪 編集委員・曽我豪(2019/12/22朝日新聞) 内閣支持率が急落し、衆院選が危ぶまれるだけではない。もっと深くて長い影響、つまり長期政権の足元を崩す「アリの一穴」になりかねないと言うのだ。・・・世論調査で文科相辞任を求める声が過半数に至らないのは、政権の火消しが功を奏した結果ではあるまい。世論は諦めているのだ。身の丈を強いる入試制度がいくら続こうと、この国の政治と行政は本気で改革などしない。歴史を画した長期政権もその力を教育格差の是正に注ごうとはしないではないか、と。 まさに政治不信の再生産である。・・・むろん、学校現場を覆う重苦しさは40年前の比ではなかろう。現代の輪切りは偏差値の前に家庭の所得という本人の努力とは無関係の数字で決まりかねない。 ただ、分相応や身の丈といった言葉が当たり前のように横行する状況に手をこまねき、深刻な教育格差がはびこるまで悪化させた文教行政の放置の罪を思う。高校生たちが今、署名活動など異議申し立ての声をあげ始めた。党派的な運動に利用するのは言語道断だが、主権者教育の重要性が社会の共通認識となった時代である。管理教育的な発想でその声を封殺することがあってはならない。 週のはじめに考える 大規模広域災害の時代(2019/12/22東京新聞) 真実を救う国 葬る国(2019年12月18日東京新聞) ・・・紙切れを拾い集めジグソーパズルを作る作業は見栄えはしないかもしれないが、不正をただし歴史に真実を残そうとする志は尊い。 インドの抗議デモ、死者14人に 下敷きの8歳男児も(2019/12/22東京新聞) <この空の下>寂しさ抱えたまま(2019/12/22東京新聞) 防衛費最大に 膨張に歯止めかけねば(2019/12/21東京新聞) 憲法の全て 知っておこう 月1回1条ずつ ゴールは8年後?(2019/12/21東京新聞) 憲法はそれぞれの国の国民が遵守すべき基本的な約束事。権力の暴走に歯止めをかけ、国民一人一人の人権を守るための防波堤として存在するものです。考えたら全ての人が、生徒手帳や免許証のごとく身につけていてもいいものです。 米宇宙軍が発足、陸海空と並ぶ、 軍拡競争激化の恐れ(2019/12/21琉球新報) トランプ氏が同日、軍創設費用を盛り込んだ国防予算の大枠を決める2020会計年度(19年10月〜20年9月)の国防権限法案に署名し同法が成立。これに伴い宇宙軍が発足した。宇宙軍は約1万6千人体制で宇宙空間の監視を強化し、人工衛星の防衛やミサイルの早期探知など宇宙領域での作戦を実施する。 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1045963.html 中国もロシアもアメリカも、軍事ありきでしかものを考えれないのでしょうか。小さな小さな太陽系ですら自由の利かない未発達の科学力を軍事に特化すればどうなるかは明らかです。映画「猿の惑星」の何とも言えない恐ろしいエンディングが絵空事ではないような気がします。 フェイスブック、また個人情報流出か 2億6千万人分(2019/12/21朝日新聞) 流出のおそれを指摘したのは、テクノロジーサイトの「カンパリテック」と、研究者のボブ・ディアチェンコ氏。ネット上に12月4日から、2億6714万人分のFBのID、氏名、電話番号などの個人情報がアップされ、同月12日からはハッカーがやりとりするフォーラム上でダウンロードできる状態だったという。ディアチェンコ氏がネットサービス提供会社に連絡し、19日に削除されたが、約2週間、露出していた。個人情報のほとんどは米国の利用者のものだという。 ディズニーから風船消えた ヘリウムガス、世界的な異変(2019/12/21朝日新聞) 東京ディズニーランド(千葉県浦安市)の売り場で10月末、キャラクターをかたどった風船が消えた。風船を浮かすためのヘリウムの在庫がなくなったからだ。・・・風船を浮かす、声を高くするといった娯楽向けだけでなく、ヘリウムは病院のMRIを動かしたり、半導体や光ファイバーを製造したりするのに必須だ。液体になると零下269度まで冷え、液体窒素よりはるかに低温を保てる。日本は100%を輸入していて、その6割強を米国に頼ってきた。 ところが、その米国からの輸入が昨年、大きく減った。ヘリウムはもともと地下にたまっていたものが天然ガスと一緒に採掘されてきたが、近年、シェールガスが増えたことで産出が減った。シェールガスのガス田は岩盤が浅く、ヘリウムが大気中に抜けてしまっているとみられる。 (書評)『オーバーストーリー』 リチャード・パワーズ〈著〉(2019/12/21朝日新聞) アメリカ文学の旗手である著者パワーズ自体、徹底した“環境破壊への危機意識”でぶ厚い本書を書いている。作品の中で、多くの登場人物がそれぞれ大きく異なる背景を持ちながら生まれ育ち、しかし次第に森林伐採に抵抗する人物へと変化していく様は、いわゆる小説的に立場を複数化し平均化するものではない。 ・・・ すさまじい量の資料を読み、取材をして書かれた一文一文の重さ、濃さ。それは森林伐採への著者の危機感をあらわし、同時に植物を含めた生物観への移行を提示する。「動物主義は、進化論を内面に取り込んだ人間中心主義にすぎない」(エマヌエーレ・コッチャ著『植物の生の哲学』)という今年訳された本の一節を置いておく。 (書評)『なぜならそれは言葉にできるから 証言することと正義について』 カロリン・エムケ〈著〉(2019/12/21朝日新聞) 様々な戦地を取材してきた著者が、「語ること」「聞くこと」の重みを問いながら、人が「非人間化された状態から回復する」ために、いかに他者と向き合うことができるのか、思索を繰り返していく。・・・他者と話すことで自分を確認することができる。だからこそ逆に、犯罪者も犯罪国家も「被害者から主体性と言葉とを奪う」し、「被害者を没個性化し、孤立させ、最終的には非人間化」させる。暴力によって、沈黙を強いる。沈黙させることで、生きる権利を剥奪(はくだつ)する。 オーストリアの詩人、インゲボルク・バッハマンの言葉「言語に絶するものは、囁(ささや)き声で広まっていく」を引きつつ、断片的な語りが、小さな抵抗の瞬間と結びつき、再び人間的であろうと仕切り直すことができるかもしれないと説く。 |
障害者から多くを学ぶ ハビエル・フェセル監督 スペイン映画「だれもが愛しいチャンピオン」(2019/12/19東京新聞)
配備地未定でもイージスに129億円 防衛費膨張、5兆3133億円(2019/12/19東京新聞) 「ウチナーンチュと米兵、どちらの気持ちも分かった」 基地の街で育った伝説のバンド「紫」のドラマーが明かした思い コザ騒動から49年(2019/12/20琉球新報) 宮永さんは自身の意思とは関係なく戦争に駆り出される若者の当時の姿をこう振り返った。・・・米兵相手の仕事柄、民衆に加勢できなかった。それでも「ウチナーンチュの怒りは理解できた」。米軍人の父と徳之島出身の母を持つがウチナーンチュと自覚する。朝鮮戦争に出兵した父と多忙な母に代わり宮永さんの面倒を見たのは、那覇市出身の近所の女性。「ウンメー(おばあさん)」と呼んで懐く宮永さんに、自分の子どものように愛情を注いでくれた。・・・かつてBCストリート(現パークアベニュー通り)にあった「CANNON CLUB」(キャノンクラブ)を今年3月に復活させ、ロックを響かせ続ける宮永さん。特に60〜70年代の楽曲にこだわる。戦地へ向かう米兵がリクエストした当時のヒット曲だ。多くは自由や平和、愛を歌う。「コザから世界へ愛と平和のシュプレヒコールを上げよう」と高らかに叫んだ。 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1045210.html |
漫画の「トーン」が絶滅危機 嘆く作家に届いた熱い展開(2019/12/20朝日新聞) カラートーンにスクリーントーン。すっかりその存在を忘れていたけれど、特殊なトーンを探して画材店を回った記憶が蘇ります。手描きデザインの世界では手抜きの要素もあったけれど、今から思えばその作業自体が結構繊細で手間のかかるものでした。デジタルの前に次々と姿を消してしまった無数の道具たち。アナログでしか出せない味はまだかすかに残ってはいるけれど・・・ (社説)伊藤氏の勝訴 社会の病理も問われた(2019/12/20朝日新聞) ・・・勇気をふるって告発すると、「あなたにも落ち度があった」などと責められ、二重三重に傷つく。性暴力を受けた人は、その体験に加え、声を上げることの難しさにも苦しんできた。 その呪縛を断ち切り、被害をなくしていこうという動きが、世界各地で広がる。代表が「#MeToo」運動だ。国内ではことし、性犯罪をめぐる無罪判決が相次いだことへの批判をきっかけに、泣き寝入りせず性暴力に抗議する「フラワーデモ」が始まり、いまも全国に波及し続けている。伊藤氏が氏名と顔を明らかにして行動したことが、多くの被害者の背中を押したのは間違いない。 この間(かん)、伊藤氏にはネット上などで異常な攻撃が加えられた。政権寄りの論者らが、安倍首相を取材した著作のある山口氏の応援にまわり、右派系雑誌には、伊藤氏の人格をおとしめる記事が掲載された。・・・ コンテンツ、文化=経済の象徴 ネット時代、変わる創作物の概念(2019/12/20朝日新聞) 直訳すれば「中身」だ。日経テレコンの記事データベース(DB)で調べると、この言葉を含んだ記事は、1995年以降増加=グラフ。当時はウィンドウズ95が発売され、その年の流行語に「インターネット」が選ばれるなど、メディア環境が大きく変わった年だ。・・・ 一方、言葉が定着していく中で、コンテンツは新たな意味を帯び始める。その象徴が、2004年に制定された「コンテンツ促進法」だ。そこではコンテンツを「映画、音楽、演劇、文芸、写真、漫画、アニメーション、(中略)であって、人間の創造的活動により生み出されるもののうち、教養又(また)は娯楽の範囲に属するもの」などと定義した。 ノーベル賞・吉野彰さん会見「環境問題、攻めの姿勢で」(2019/12/20朝日新聞) 吉野さんらが開発したリチウムイオン電池は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの貯蔵にも活用が進んでいる。吉野さんは「環境問題は守りのイメージが強いが、攻めの姿勢でとらえないと、サステイナブル社会は生まれない」と語った。 (評・映画)「冬時間のパリ」 夫婦2組の行方、粋な会話劇(2019/12/20朝日新聞) |
社会保障改革 難題と向き合わぬのか(2019/12/20東京新聞) 予算、最大の102兆6580億円 景気対策、増税収入超す(2019/12/20東京新聞) 安倍首相は「恥を知れ」 イラン大統領訪日抗議デモ―独(2019/12/20時事ドットコム) |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |