(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
空前ブームはいいけど…人気キャンプ場、悲しい閉鎖理由(2019/10/21朝日新聞) 「消されるかも」で撮り始めた 監督が見たアリ地獄企業(2019/10/21朝日新聞) ――引っ越し会社を巡る話だけでも成立する作品ですが、派遣切りに遭って自殺した友人を監督自身が振り返る場面も随所にさし込まれています。 大学生のとき新聞奨学生だったのですが、一つ後輩がその友人でした。住み込みなので、ご飯を食べるのも風呂屋に行くのも一緒。弟のような存在でした。友人は京都の半導体工場で工程責任者も務めたのにラインがなくなるからと解雇され、約2週間後の12年10月28日に亡くなりました。労働組合に入った彼に「争議を始めたら撮ってほしい」と頼まれていましたが、「忙しい」とか理由をつけて断ってしまった。 だから、会社でいじめを受けている人が争議を始める時に支えられる作品を撮りたい、それに友人のエピソードを入れたいという思いがずっとあって、引っ越し会社の彼に会ったときに「この人なら撮れるかな」と直感的に思いました。 bird、歌手生活20年 ついに出会った最高のマイク(2019/10/21朝日新聞) 週のはじめに考える 陰謀論にだまされるな(2019/10/20東京新聞) かつて、こうした陰謀論を駆使したのがナチスでした。科学的な裏付けのない人種主義に基づいてユダヤ人を「劣等」と断じ、世界支配をもくろんでいるなどとして、絶滅を図りました。・・・ネットで個々人の内面にまで入り込む陰謀論による社会の分断は、国単位で対立していた冷戦時代とはまた違った、対処の難しさがあります。・・・ 小さなうそや風評から、暴力にまでエスカレートしかねない陰謀論の「陰謀」に欺かれないよう、自戒したいものです。 香港、マスク姿で再びデモ 一部過激化、警察が排除(2019/10/20東京新聞) バルセロナ、52万人デモ 独立派幹部実刑判決に反発(2019/10/20東京新聞) パストリッチさん、温暖化と「九条」語る あす、池袋で孫崎さんと対談(2019/10/20東京新聞) 沈黙の意味、今ならわかる 中年男に奪われた少女の未来(2019/10/19朝日新聞) その後出会った男が求婚してきたが、妊娠すると姿を消した。弱みにつけ込み、一時の快楽を求めただけだった。「やっと安心できる場所を見つけた」。妊娠8カ月のおなかに手を当て、少しだけほほ笑んだ。・・・ 運営には危険もある。場所がわかれば、女性の家族や出身部族の標的になる。政府にはシェルターを「違法だ」と脅す者もいる。携帯電話を使うと当局に場所を特定される恐れがあり、できるだけ使用を控えてもらう。祖父は厳格なイスラム教徒で尊敬される人だったと聞く。でも、中年の男が14歳の少女の未来を奪ったことに憤りを覚えた。親戚の男性は、嫌がる祖母が祖父と初夜をともにした様子を揶揄(やゆ)した。「部族のしきたりや宗教に基づく男性優位の社会では、決して女性は幸せになれない。平等に生きることができたら。それが私の願いです」 ボンド作「男たちの中で」、日本初演 座・高円寺(2019/10/19朝日新聞) (ひと)カリプベク・クユコフさん 核実験の実態を描く両腕のないカザフスタン人画家(2019/10/19朝日新聞) (社説)靖国神社参拝 閣僚は自重すべきだ(2019/10/19朝日新聞) (多事奏論)小泉大臣とステーキ 牛肉から考える温暖化 稲垣康介(2019/10/19朝日新聞) 牛肉の大量消費は地球温暖化を加速させ、食糧危機を招きかねない。欧米を中心に、そんな認識が広がる。牛の飼育にかかる肥料や水のコストは高く、なかでも、げっぷやおならで排出するメタンガスは、温暖化の元凶となる温室効果が二酸化炭素の20倍を超すともいわれる。出張中、この点への認識を問われた小泉氏は「これがニュースになるんだったら、日本の中で環境問題を考える、いいきっかけになると思いますね」と答えた。後づけの開き直りに聞こえた一方、日本で畜産が温暖化に与える影響への関心は、確かに低い。・・・ ステーキを食べると地球温暖化を招くなんて、風が吹けばおけ屋がもうかるぐらい、一見遠い話に感じるのが日本人の一般的な感覚だと思う。ロンドンでは肉の消費に反対するデモが街の一角を封鎖したり、食肉市場に押しかけたりと過激化しつつある。切迫感が違う。日本にいれば牛丼をほおばる私が偉そうに言う立場ではないが。 (書評)『民主主義を救え!』 ヤシャ・モンク〈著〉(2019/10/19朝日新聞) アメリカほどではないにせよ、日本にもほぼ同様の傾向が見られる。・・・ なぜ民主主義は危機に陥ったのだろうか。かつて民主主義が安定したかに見えた第2次大戦後に比べ、三つの条件が失われたと著者は指摘する。第一はフェイクニュースを抑制していたマスメディアの優越、第二は生活の安定とより良い未来への期待、そして第三は民族的な同質性である。これらの条件は、インターネットの発展、未来への不安、そしてエスニックな多様性によってそれぞれ失われた。 それでは、どうすれば民主主義を立て直せるか。本書は、課税、住宅政策、さらに市民教育などによって、国家への信頼を取り戻す諸提案をしているが、最後に強調されるのは、勇気である。民主主義の危機において、私たちはポピュリスト政治家を前に声を上げられるか。問われているのは「信念のために戦う」勇気であるという結論が重い。 (評・映画)「“樹木希林”を生きる」 希代のプロに、無謀に挑んだ(2019/10/19朝日新聞) いったいあなたは何がしたいのか? 同じ表現に携わる者としての鋭利な問いが樹木から監督に向けられる。 |
米軍シリア撤収 流血の責任は大統領に(2019/10/19東京新聞) エルドアン氏も五日間の作戦停止に応じたが、これで戦火がやむかどうかは不透明である。・・・ クルド人勢力は過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦で米国に協力し、戦いの第一線に立って犠牲も払ってきた。それを見捨てたトランプ氏は、米国は信頼の置けない国という印象を国際社会に植え付けてしまった。日本をはじめ西側の同盟国にとっても由々しき事態だ。 旧日本軍空母「加賀」を発見 北太平洋ミッドウェー沖の海底(2019/10/19東京新聞) ミッドウェー海戦は41年12月の真珠湾攻撃から6カ月後、旧日本軍が大敗を喫し、太平洋戦争の転換点となったことで知られる。来年で終戦75年を迎えるのを前に注目を集めそうだ。 現代の怪傑ゾロ? バンクシー、ネット販売 デザインに作品使用 「金持ち購入控えて」(2019/10/19東京新聞) オンラインストアのホームページによると、デザインに作品を使ったオブジェやマグカップなどを販売。昨年、競売に掛けられ104万2000ポンド(約1億4500万円)で落札された直後に、シュレッダーで細断され話題となった絵画をモチーフにしたTシャツは、30ポンドで売られている。 |
15歳の新星ガウフ、トゥンベリさんの活動から刺激(2019/10/18時事ドットコム) 「関電と縁切りたい」金品受領問題、営業現場にも影(2019/10/18朝日新聞) 関電が不祥事に足をとられている状況に、ある中堅の新電力の担当者は「冬の暖房需要が高まる前の今の時期は、営業にとって重要な時期。顧客の獲得を進めたい」と話す。「関電と縁を切りたい」という顧客からの電話もあったという。 (評・音楽)スティング 御年68歳、バリバリの現役感(2019/10/18朝日新聞) (評・音楽)アレクセイ・リュビモフ 時空を超え「ワールド」全開(2019/10/18朝日新聞) (評・映画)「ガリーボーイ」 男らしさ避けた怒りと情熱(2019/10/18朝日新聞) 怒りを抱えた貧しき若者が、ラッパーとして社会の底辺から這(は)い上がる。インド出身のラッパーNaezyとDivineの人生から着想を得た物語は、エミネム主演の「8マイル」とよく似ている。そこにインドの格差社会や貧困の問題が加えられ、家が密集するスラム街を舞台に、路地裏でのドラマが幕を開ける。ムンバイのスラム街で暮らすムラドは、貧しさから抜け出すため大学に通うが将来には悲観的。幼なじみの医学生サフィナとの恋愛関係も家柄の違いを気にして秘密のまま。そんな彼が、似た境遇のMCシェールのラップに魅了され音楽への夢に目覚める。 映画は、作詞の才能を持つムラドが自分の声を獲得するまでの奮闘を描く。怒りと情熱に溢(あふ)れた男たちの青春劇。・・・ムラドは内向的な青年で、鬱屈(うっくつ)した思いは歌詞を綴(つづ)るノートに向けられる。横暴な父への反抗は家父長制の否定とも読み取れる。彼の助言者MCシェールも、男たちの憧れの的でありながら繊細な文学青年の雰囲気を湛(たた)えている。 |
(時時刻刻)被災者支援、ニーズ見極めて 着替え・つめ切り・長靴、要望それぞれ 台風19号避難所(2019/10/18朝日新聞) ただ、別の避難所に身を寄せる女性(50)は「避難所ごとに格差がある」と感じているという。今年3月に新築した自宅は、1階部分に濁流が流れ込み、建物自体が傾いた。日中に自宅に戻り、家具などを持ち出して掃除を続けている。ただ、ほかの避難所にはある長靴の貸し出しがない。避難所に要望しているが、実現のめどは示されていないという。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14221935.html 私たちを救ったヒーロー、恥ずかしがり屋のニュートリノ(2019/10/18朝日新聞) だが、ニュートリノは電荷がゼロ。だとすると反物質の反ニュートリノは電荷がマイナスゼロ、つまり同じゼロだ。物質粒子の中で、ニュートリノだけが反物質に変換する可能性がある。東京大学カブリIPMUの福来正孝さんと柳田勉さんがこれに注目し、世界をあっと言わせる理論を提案した。 しかし、この提案には難点があった。ニュートリノに重さがないと、うまく説明できないのだ。提案当時、ニュートリノは光と同じように重さがないと考えられていた。 1998年、梶田隆章さんが、ニュートリノにわずかだが重さがあることを、実験施設スーパーカミオカンデを使って証明し、2015年にノーベル物理学賞を受賞した。がぜん、ニュートリノのヒーロー説がもっともらしくなったのだ。 いじめ、最多の54万件 不登校も最多16万人 18年度(2019/10/18朝日新聞) ・・・ いじめで最も多かったのは「冷やかしやからかい、悪口を言われる」で、約6割にあたる約34万件。「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたりする」も約12万件あった。関連する暴力行為は7万2940件、SNSなどを使った「ネットいじめ」は1万6334件だった。 不登校は小学生が4万4841人(前年度比9809人増)、中学生が11万9687人(同1万688人増)。 |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |