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(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

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2019/10/12sankaku10/14

(声)平和の祭典に旭日旗そぐわない(2019/10/14朝日新聞)
パート 市川進(静岡県 79)

 2020年東京五輪・パラリンピックで、競技会場への旭日(きょくじつ)旗持ち込みの是非が話題になっている。旭日旗は旧日本軍の連隊旗、軍艦旗として使われたことから、アジア諸国では軍国、帝国主義の象徴と映る場合もある。韓国は国際オリンピック委員会(IOC)に、「侵略を受けた国々に苦痛を生じさせる象徴」として持ち込み禁止を要請した。

 17年、サッカーのアジア・チャンピオンズリーグの韓国での試合で、J1川崎のサポーターが旭日旗を掲げた際、アジアサッカー連盟は、人種や政治的な信条などによる差別を禁じる規定に違反するとして、川崎に罰金などの処分を下した。これをめぐり菅義偉官房長官は、「旭日旗は大漁旗や出産・節句の祝い旗などとして日本国内で広く使用されている」と話している。

 しかし、複数の国が加盟する組織でこのように認定されているものを、自国開催だからという理由で、国際大会である五輪・パラリンピックの場で認めるとしたら、矛盾しないだろうか。五輪は「平和をうたう」祭典だ。軍国主義を想起させる旗の持ち込みは、決して容認すべきではない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14217134.html

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「激動の」不自由展、観覧終える 最終回も3千人が応募(2019/10/14朝日新聞)

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」は最終日の14日、企画展「表現の不自由展・その後」の最後の抽選と観覧を終えた。最終回は定員80人のところ1258人が並んだ。この日の抽選は3回。定員計240人に対し、延べ3166人が応募した。・・・「残念。これだけ人が来ているのだから、またどこかでやってほしい」。神奈川県藤沢市の大学職員男性(31)は「実際に見ないと、ネットの意見との違いがわからない」と訪れたが、「番号一つ違いで外れました」と苦笑い。

 最終回で当選した三重県桑名市のデザイナー森亮介さん(34)は、見る前は漠然とした怖さを感じていたが「自由と戦っている芸術なんだと感じた。直接見ないとわからないですね」。
https://digital.asahi.com/articles/
ASMBG5DSPMBGOIPE011.html?iref=com_latestnews_01

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(文化の扉)バウハウス、造形に革新 建築を核として教育、機能的なデザイン今に(2019/10/14朝日新聞)
ドイツの都市ワイマールに造形学校「バウハウス」が開校して今年で100年。たった14年間しか活動しなかったこの学校は、デザインや建築、造形教育などにいまも大きな影響を与えている。いったいどんな学校だったのか。・・・「バウ」は建築、「ハウス」は家を意味する。グロピウスは「すべての造形活動の最終目標は建築である」と宣言し、建築の下に諸芸術をまとめるという理念を掲げた。その方針はカリキュラム図によく表れている。生徒は円の外側にある予備課程(基礎教育)を受け、その内側にある各工房での専門教育に進む。円の中心にある建築を学ぶことが最終目標とされた。・・・当時の日本でも雑誌で紹介されるなど世界的に注目を集めたが、33年、革新的な校風を敵視したナチスによる弾圧で閉校する。学校はなくなっても、そのデザインや理念、造形教育のあり方は教員や卒業生を通じて世界中に広がっていった。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14217154.html

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(科学の扉)炭素、新しい形を求めて リング・結び目・土星形…、美が宿す可能性(2019/10/14朝日新聞)
鉛筆の芯の材料である黒鉛は真っ黒で、ダイヤモンドは透明。黒鉛は柔らかく、ダイヤモンドはとても硬い。黒鉛は電気をよく通すが、ダイヤモンドは全く通さない。このような性質の違いは、形の違いから来ている。黒鉛は、炭素原子が蜂の巣の断面のように六角形を連ねた平面構造をつくる。ダイヤモンドは炭素原子が正四面体の立体構造でつながっている。

 このように、同じ原子でできているが性質が異なる物質を「同素体」と呼ぶ。ナノサイズの筒であるカーボンナノチューブや、サッカーボール型分子とも呼ばれるフラーレンも、炭素の同素体だ。・・・ 炭素18個のリングは、黒鉛や戸部さんらが合成した分子にレーザーを当てると生成させられることが、戸部さんらの研究でわかっていたが、誰も見た人はいなかった。今回発表されたのは実物の顕微鏡写真。英国のチームは、特殊な土台の上に置いた三角形の分子の角を無理やり丸くした。理論的には正18角形になると予想されていたが、写真を見ると辺の長さに差があり、九角形に近い形だった。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14217153.html

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リーチ主将「さらに歴史つくる」 ラグビーW杯、初の8強入り(2019/10/14東京新聞)
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で、スコットランドに勝って初の8強入りを決めた日本代表のリーチ・マイケル主将(東芝)が14日、試合から一夜明けて横浜市内で記者会見し、「ゼロからスタートして、もう一回(チームを)つくりあげることが大事。さらに日本の歴史をつくりたい」と述べ、準々決勝の南アフリカ戦に向けて決意を新たにした。 日本は1次リーグA組最終戦でスコットランドを28―21で破り、4戦全勝の同組1位で突破。「毎試合成長している感じはある」と手応えも口にした。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019101401001479.html

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カタルーニャ独立派に禁錮刑 スペイン、住民投票強行で(2019/10/14東京新聞)
【バルセロナ共同】スペイン最高裁は14日、2017年10月にスペイン北東部カタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票を強行するなどした独立派の前州閣僚ら9人に対し、反乱罪などで禁錮13〜9年の有罪判決を言い渡した。ジュンケラス前州副首相が最も重い同13年(求刑同25年)。

 スペインの民主主義史上「最も重要な判決」と注目された。最高裁は検察が求めた反逆罪ではなく、刑罰が少し軽い反乱罪を適用したが、独立派の反発は必至。世論の約半数は依然として独立を望んでおり、国家と州の政治的解決能力が再び問われることになる。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019101401001892.html

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香港警察、デモ隊201人を逮捕 「安定を破壊」と非難(2019/10/14東京新聞)
【香港共同】香港警察は14日、デモ参加者のマスク着用を禁じる「覆面禁止法」違反や、破壊活動を行った容疑などで、11〜13日にデモ参加者ら201人を逮捕したと発表した。香港政府は「市民安全が脅威にさらされ、社会の安定が破壊された」と抗議活動の参加者を厳しく非難した。

 警察幹部は、13日の抗議活動で「警察車両近くに仕掛けられた遠隔操作の手製爆弾が爆発した。暴徒が殺害を図った」と指摘。さらに商店や鉄道施設の破壊に加え、放火が多数発生したとして、抗議活動を「暴乱」と表現し、抑え込み策を一層強化するとした。

https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019101401001936.html

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ポーランド、愛国主義与党勝利へ 過半数も、強権に懸念(2019/10/14東京新聞)
【ワルシャワ共同】ポーランド下院(定数460)選挙が13日投開票された。地元テレビが公表した得票予測では愛国主義を掲げ、強権的な政策を進める保守与党「法と正義」が43・6%で、中道「市民プラットフォーム」を基盤とする野党「市民連立」の27・4%を大きく引き離し、勝利の見通しとなった。過半数の議席を得る勢いだ。

 法と正義は司法や報道の統制を強め、民主主義の退潮を不安視する欧州連合(EU)との対立を深めている。欧州では愛国主義に基づくポピュリズム(大衆迎合政治)政党が存在感を増し、各国では今回の結果を受けて懸念が広がりそうだ。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019101401001319.html

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米軍絡む事件・事故 5年で2200件 日本政府、補償3.2億円負担(2019/10/14東京新聞)
米軍人と軍属が関係する事件や交通事故などが今年三月までの五年間に日本国内で二千二百十五件起き、裁判外での補償や民事訴訟で認められた損害賠償額などのうち、日本政府が約三億二千万円を負担していたことが防衛省への取材で分かった。ただ、手続きが煩雑な公務外の事件・事故では訴訟を諦めて泣き寝入りしているケースも多いとみられ、専門家は「被害者の立場に立った制度が必要」と指摘している。 (片山夏子)

 同省によると、米軍人と軍属がこの五年間に起こした事件・業務上の事故は三百八十二件(公務外百四十四件)、交通事故は千八百三十三件(同九百八十六件)で計二千二百十五件(同千百三十件)。日米地位協定によると、米軍が公務と認めた場合、加害責任の度合いに応じて日米両政府が補償する。米軍に全責任があっても日本政府が25%は負担する内容になっており、日本政府の負担額約三億二千万円のうち、公務上のものは約一億四千万円に上る。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201910/CK2019101302000131.html

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死者47人、救助や捜索続く 台風、生活への影響長期化(2019/10/14東京新聞)
 台風19号による猛烈な雨の影響で甚大な被害が出た東北、関東など広範囲の現場では14日、警察や消防、自衛隊が取り残された人の救助や行方不明者の捜索を続けた。新たに岩手、宮城、福島、神奈川、静岡の5県で計12人の死者が判明し、共同通信の集計では11県で死者47人、行方不明者15人となった。停電や断水も各地で続き、生活への影響は長期化しそうだ。

 国土交通省などによると、台風が上陸、接近した12〜13日に各地で堤防が決壊。広範囲が水に漬かり、住宅の床上浸水が1809棟、床下浸水は1605棟に。水の深さで立ち入りが困難な場所もあり、被害の全容は見通せない状況だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019101401001636.html

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吉野氏「失敗しないと成功ない」 ノーベル受賞、名城大で講義(2019/10/14東京新聞)
ノーベル化学賞に決まった旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)が14日、教授を務める名城大で受賞決定後、初めて講義した。大学院生向けで、テーマは授賞理由になったリチウムイオン電池の開発の歴史。成功の前に3度、プロジェクトが実らなかった自身の経験から「失敗しないと絶対に成功はない」と説いた。

 講義では、再生可能エネルギーと蓄電池の利用が地球温暖化対策に貢献するとの期待が高いことを受け、12月の受賞記念講演で「環境問題の考え方など、私なりのメッセージを世界に発信したい」と話した。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019101401001739.html

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(日曜に想う)フランスの沈黙、破った大統領 編集委員・大野博人(2019/010/13朝日新聞)
レジスタンス(抵抗運動)の国――。フランスが誇ったその輝かしいイメージを覆す選択をしたのは、ほかならぬ大統領だったジャック・シラク氏だ。第2次大戦中の1942年7月16日の明け方、ナチス・ドイツの占領下にあったフランスの対独協力政権(ビシー政権)はパリ地域のユダヤ人約1万人を一斉に逮捕した。この作戦を含め国内各地で身柄拘束され、ナチスの強制収容所に送り込まれたのは8万人近くになる。ほとんどが生還できなかったという。

 フランスは戦後、このことについて国家としての責任を認めようとしなかった。ビシー政権はナチスの傀儡(かいらい)でありフランスではない、正統フランスは、ドイツの占領を受け入れず英国でドゴール将軍が樹立した亡命政権や仏国内で繰り広げられた対独レジスタンスにこそ存在していたという理屈だ。実態はちがった。ナチスにはかんたんに逆らえない。だが、それだけではなかった。

多くの仏市民がみずからの差別意識も手伝って、ユダヤ人迫害の動きに対して沈黙とあいまいな態度に終始。官僚機構はナチスの支配を支えた。シラク氏の前任ミッテラン大統領まで、政治指導者は国家と社会のそんなふるまいについて踏み込んだ発言を避けた。レジスタンスの歴史だけ語っていれば、自分たちの暗いもう一つの歴史について沈黙を守ることができた。その沈黙をシラク氏は破った。大統領に初当選したばかりの95年7月、一斉逮捕の犠牲者を悼む式典で演説をした。

 「私たちの歴史を永遠に汚し、過去と伝統への侮辱となる」出来事を語るのはむずかしいとしながら、「そうです。占領者の犯罪的な狂気を補佐したのは、フランス人でありフランス国家だったのです」と言い切った。・・・

「啓蒙(けいもう)思想の国、人権の国、難民や亡命者をかくまう国であるはずのフランスはこの日、取り返しのつかないことをしてしまいました。自らの言に反し、守るべき人たちを処刑人に引き渡したのです」。自国の歴史への大統領の仮借のない言葉。「私たちはユダヤの人たちに対して絶対に取り消すことのできない負債を抱えています」 「何度も何度も証言すること、過去の過ち、国家の過ちを認め、歴史の暗部を決して隠さないこと、それは人間とその自由と尊厳という理念を守ることにほかなりません。それが、つねにうごめく闇の力と闘うということです」歴史的な演説となった。


https://digital.asahi.com/articles/
DA3S14216283.html?_requesturl=articles%2FDA3S14216283.html&rm=150

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(声)原発利権あらわにした関西電力(2019/010/13朝日新聞)無職 高橋弘子(神奈川県 86)

 福島の原発事故後、原子力発電から再生エネルギーに切り替える先進国が増える中、当事者の日本だけが相変わらず原発を国の重要な電源とするだけでなく、停止中の原発の再稼働を企ててきた。なぜだろうとずっと疑問に思っていた。

 やはり原発と結びついた利権構造があったのだ。地方の小さな町で、金品をもって巨大な電力会社の利権にからみつくとは、怒りと情けなさを感じる。一方で、国民を放射能汚染の危険にさらす恐れがあるのに、原発事業を推進して億という金品を受け取った関西電力の幹部たち。役員ら7人が辞任とのことだが、疑惑はこれで終わりにはならない。受け取った金品は返したと言うが、返せばいいというものではない。

 亡くなった元助役に対して「受け取りを断れなかった」とあたかも被害者のような面持ちで語っていたが、「死人に口なし」で国民は納得できない。会社の監査のでたらめさにもあきれる。電気料金を値上げしておいて言語道断である。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14216263.html

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除染廃棄物が川に流出=大雨で仮置き場から−福島(2019/010/13朝日新聞)
福島県田村市は13日、東京電力福島第1原発事故の除染廃棄物を袋に入れて保管する市内の仮置き場が浸水し、袋が川に流出したと発表した。約2700袋が保管されており、市は流出した袋の数を調べている。市によると、大雨で水路があふれ、仮置き場の袋が古道川に流れ出たという。これまでに汚染された草木などを詰めた6袋を回収した。シートで袋を覆うなどの対策は取っていなかったという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101300234&g=soc

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「魔法の金属」作った町工場のスゴワザ/1000分の3ミリの技術、中国との競争(2019/010/13朝日新聞)
2018年9月のロンドン。日本の伝統や文化、テクノロジー、食を発信する施設『ジャパン・ハウス』で、ゲストのウィリアム王子が目を見張るシーンがあった。展示の一つである「マジックメタル」を体験したときのことだ。金属上に浮かび上がった文字のパーツを、指で押し込んでいく。そして、パーツが完全に金属の台座に沈み込んだ瞬間、文字は視界から消える。まさに「マジック」だが、タネはシンプル。日本が海外に誇る技術力だ。

1000分の3ミリという、他の追随を許さない精度の金属加工。それにより、パーツと台座が限りなく一体化し、まるで消えたように見える文字。これを作ったのは、新潟県燕市の金型工場・武田金型製作所だ。・・・1000分の3ミリ、よりイメージしやすくすれば1万円札の厚さの30分の1という精度で、金属から文字のパーツと台座のパーツをそれぞれワイヤーで切り出す。これが1000分の5、100分の1になるともっと抵抗なくストンと落ちていくが、当然、パーツとパーツの継ぎ目も目立ってしまう。一方、1000 分の3ミリ以下になると、それは技術の限界を超える。「ゆっくりと沈み込み、文字が消えたように見えるギリギリが、1000分の3ミリ。熱処理を施し、季節による変化も抑えています」(武田さん)
https://change.asahi.com/articles/0027/

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台風で19人死亡、16人が不明 千曲川決壊で大規模洪水(2019/10/13東京新聞)
台風19号の通過に伴う猛烈な雨の影響で、長野県の千曲川や東京都の多摩川など各地の河川で堤防の決壊や氾濫が相次いだほか、土砂災害が起き、共同通信の集計で19人が死亡、16人が行方不明となった。負傷者も多数に上った。孤立状態になる地域も多く、自治体から災害派遣要請が相次いだ自衛隊が約2万7千人態勢で活動するなど、救助活動が続けられた。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019101301001136.html

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週のはじめに考える 歴史的な抱擁は教える(2019/10/13東京新聞)
病床の元インドネシア大統領(九月死去)と、同国の支配から独立した東ティモールの元大統領が交わした歴史的な抱擁について、語りたいと思います。七月、闘病中のハビビ元インドネシア大統領=当時(83)=を見舞ったグスマン元東ティモール大統領(73)が、何かささやきながら額にキスし、胸に頭を埋めました。ハビビ氏もグスマン氏の手を取り、口がかすかに動いていたように見えます。敵対してきた両国の元指導者の心が一つになったような光景でした・・・

ずっと抑圧してきたのになぜ方向変換を? 諸説あります。「国軍が住民投票しても独立派は少数と読んでいたため」「独立派司教らがノーベル平和賞を受けて国際圧力が高まったため」などです。そして「これ以上、強権的に支配してはならない」という人道的な動機があったかもしれません。・・・国と地方の指導者同士ということで想起されるのは、安倍晋三首相と故翁長雄志・前沖縄県知事のことです。記憶に残る写真はハビビ氏とグスマン氏の抱擁とはあまりにも対照的な一枚。二〇一七年六月、同県糸満市での式典で翁長氏が首相に厳しい視線を投げかけたそれです・・・昨年の知事選では、翁長氏に続いて辺野古移設反対派の玉城デニー氏が当選。法的拘束力がないとはいえ、二月の県民投票では移設反対票が72%でした。それでも辺野古埋め立ては続きます。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019101302000153.html

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人類の系外惑星への移住「ない」 ノーベル物理学賞のマイヨール氏(2019/10/12時事ドットコム)
「系外惑星は、とにかくあまりにも遠すぎる。それほど(地球から)離れていない居住可能な惑星に関して非常に楽観的な見方をしても、数十光年はかかる。光の速さでは大した距離ではないし、近所にあると言えるが、(人類が)実際に到達するにはかなりの時間がかかる」とマイヨール氏は説明。「今日の人類が有する手段では、気の遠くなるような日数がかかるということだ。私たちは地球を大切にしなければならない。とても美しく、今なお居住に最適な星だ」と続けた。
 その上で、「『いつか地球に住めなくなったら居住可能な別の惑星に移住しよう』などという主張は抹殺する」必要があると感じていることを告白。そのような考えは「全くばかげている」と一蹴した。 マイヨール氏はジュネーブ大学の教授だった1995年10月、南フランスの天文台で、博士課程の教え子だったケロー氏と共に、独自開発した観測機器で世界初となる系外惑星を発見した。太陽型の恒星を公転する系外惑星はそれまでSFの世界にしか存在せず、この発見は天文学に革命をもたらした。その後、銀河系では4000個を超える系外惑星が発見されている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20191011039229a&g=afp

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マレー語紙「ウトゥサン」が休刊=創刊80年も経営難で突如−マレーシア(2019/10/12時事ドットコム)
【クアラルンプール時事】1939年創刊でマレーシアで最も歴史の古いマレー語新聞「ウトゥサン・マレーシア」とその系列紙が、読者への事前告知がないまま9日付を最後に休刊した。発行元企業が経営難で事業停止したためで、記者を含む従業員800人以上が職を失った。・・・地元メディアによると、ウトゥサン紙の発行部数は90年代に35万部に達したが、2004年から広告収入の減少などで下降し始め、18年には経営難が表面化。今年8月にも休刊騒ぎが起きていた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101200405&g=int

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もう市民を傷つけたくない 香港、バッジを置いた警察官(2019/10/12朝日新聞)
香港で逃亡犯条例改正問題を発端とする政府への抗議デモが始まって4カ月が過ぎた。政府は条例案を撤回したが、警察との衝突は激しさを増し、6月以降の拘束者は2300人を超えた。政府と市民の対立が深まるなか、誇りをもっていた警察官の職を捨て、社会の再生を目指す女性がいる。・・・

邱さんは8月まで警察官だった。「市民のために働きたい」と、2008年に警察官となり、刑事課や機動隊で働いてきた。デモが本格化した今年6月、雑踏の警備を命じられ、デモ隊と最前線で向き合った。デモ隊を排除するため、6月12日に警察隊は催涙弾を撃ち始めた。・・・

 デモの警備の際、邱さんも「悪徳警察」と罵声を浴びた。市民との間に埋めがたいほどの距離が生まれた警察の仕事に限界を感じ、退職した。その後、邱さんは雑踏警備などでなじみのある湾仔地区で地域ボランティアのグループに入った。同地区の大通りはデモのコースになることが多く、穴だらけの歩道や壊された歩道の柵など、衝突の跡があちこちに残る。柵や歩道の修理を地元政府に呼びかける取り組みを通して議員という仕事を意識するようになり、「もう一度、地域のために働きたい」と、グループの仲間と立候補を決めた。
https://digital.asahi.com/articles/ASMB87K4PMB8UHBI03J.html?_
requesturl=articles%2FASMB87K4PMB8UHBI03J.html&rm=321

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(時時刻刻)アフリカ融和、激励の平和賞 エチオピア首相、ノーベル賞(2019/10/12朝日新聞)
「授賞は早すぎると考える人もいるだろう。だが、アビー首相の努力はいまこそ表彰に値し、激励が必要だと信じている」ノーベル平和賞を選考するノルウェー・ノーベル委員会のライスアンデシェン委員長はこう語った。・・・「授賞は早すぎると考える人もいるだろう。だが、アビー首相の努力はいまこそ表彰に値し、激励が必要だと信じている」

 ノーベル平和賞を選考するノルウェー・ノーベル委員会のライスアンデシェン委員長はこう語った。・・・ 委員会が特に重視したのが、隣国エリトリアとの長年の紛争に終止符を打ったことだ。委員会は「平和は1人の行動からは生じない」と指摘。アビー氏の求めに応じ、共に和平プロセスを進めたエリトリアのイサイアス・アフェウェルキ大統領もたたえた。近隣国の和平に向けたアビー氏の努力も評価。ケニアとソマリアの仲介について「紛争の解決にむけた希望が見える」と評価した。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14215755.html

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(ひと)堀江清二さん 「平和とは」の問いと修学旅行を結ぶ(2019/10/12朝日新聞)
新聞を広げて「平和的か」「平和的でないか」を色違いで囲む。同じ記事でも評価は割れる。「私+○=平和」の○を考える。そこに模範解答は用意しない。広島育ち。冒険教育機関のスタッフ経験から、「みんな違うというギャップ(差)体験こそ学びにつながる」と考えた。広島市立の小中高向け平和教育教材づくりにも携わり、小学校低学年用「ひろしまへいわノート」は「みんなの たからもの」で始めた。自分が大切にしているものを自慢することでギャップを知り、尊重し合う。合意形成の場面で必要なものは教室も世界も変わらない。

 年間30万人超の修学旅行生を迎える広島。被爆地は継承の次が問われている。「人の多様性や違いを争いではなく力に変える場が作れる人。広島をピースコーディネーターの名産地にしたい」。新しい修学旅行の構想も温めている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14215754.html

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(声)戦争語り継ぐ大切さを再認識(2019/10/12朝日新聞)無職 工藤孝一(福岡県 75)

 北方領土や島根県の竹島について、「戦争で取り返すしかないんじゃないですか」という発言がなされ、極めて少数ではあるが、それも言論の自由であり、構わないとする発言がある。戦争を一つの手段として議論の対象にすることは少し前までは決してなかった。それは日中戦争・太平洋戦争の教訓として、戦争がもたらす理不尽と惨禍を実感し、戦争を放棄して平和国家の一員として生きていくことが当然と考える人が大多数を占めていたからだ。

 しかし、人は無垢(むく)な状態で生まれ、教わらない限り、学ばない限り、戦争の惨禍も戦争放棄の理由も分からない。田中角栄元首相が言うように「戦争を知らない人間が中核になったときが問題」なのである。20〜30年ごとに世代交代が進み、戦争を知らない、学ばない世代は確実に増える。戦争放棄が当然であるとは考えない層が新しい世代に増えるのは仕方がない。戦争を知る人、学んだ人が粘り強く、国内外310万人の犠牲者を出して得た「戦争は国際紛争を解決する手段とはならない」という教訓を語り継がなければならない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14215627.html

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(インタビュー)天皇は「表現の自由」か 美術家・映画監督、大浦信行さん(2019/10/12朝日新聞)
「令和と呼ばれる時代になっても日本の人々の中に天皇タブーというものがこんなに根強く残っていたのか、ということです」

 ――そこで言う天皇タブーとはどのようなものでしょう

 「芸術、表現の中で天皇を扱うこと自体が認められない、そんな風潮です。どのような動機からであれ、どのような形であれです」

 ――表現の具体的な中身に問題があるから、ではないのですか。

 「そうとは限りません。昭和天皇が存命だった時期には、劇映画で昭和天皇を正面から演じること自体がほぼ不可能でした」・・・ ――天皇と表現をめぐって右翼側から抗議を受けるのは今回が初めてではありませんね。今回の映像に登場したコラージュは、1986年に富山県立近代美術館に出品され、のちに右翼団体などから不敬だと攻撃されたものです。

 「美術館や富山県庁には右翼の街宣車が全国から50台以上も押し寄せたと聞いています。私を狙ったテロ行為を警戒して、自宅にも警察の警備がつきました」

 ――美術館はその後の93年に、大浦さんの作品が載った図録を焼却処分しました。

 「そこまでやるのか、と思いました」・・・――そもそも約30年前、なぜ天皇が主題になったのでしょう。

 「当時は芸術家を目指して米ニューヨークに住んでいて、アイデンティティーの不安に襲われました。自分とは何なのかと考え、裸になって僕自身の内面を見つめ直したとき、意識の奥底に『内なる天皇』がいると感じました。皮膚の毛穴の中にまで入り込み、意識の奥にあるものです。そうした自分自身の底にたゆたうもの、かつて自分の中を通り過ぎていったものなどの様々なイメージを組み合わせたのが『遠近を抱えて』です。つまり僕の自画像です」・・・ 

■多様な意見の表明、「公」に限界 学芸員・岡村幸宣さん

 大浦信行さんの「遠近を抱えて」は、私の勤務する丸木美術館(埼玉県東松山市)でも15年前に展示したことがあります。過去に右翼から攻撃された作品だったので警戒しましたが、大きな騒ぎにはなりませんでした。

 「表現の不自由展・その後」が一度中止に追い込まれたことや文化庁が補助金のとりやめを決めたことは、残念ですが、この国の「公」の限界を露呈させる事件になってしまったと感じます。公の場とは本来、多様な意見が表明される場であるはずです。しかし実際にはそうなっていなかったことが改めて可視化されました。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14215598.html

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核廃絶求める1千万筆超、提出 ヒバクシャ国際署名「機運高めたい」(2019/10/12朝日新聞)
日本の市民団体などからなる「ヒバクシャ国際署名」連絡会が11日、米ニューヨークの国連本部を訪れ、核廃絶を求める1千万筆超の署名の目録を提出した。連絡会メンバーの一人で、広島で被爆した藤森俊希さん(75)=長野県=は提出後、「世界と協力し、核兵器をなくすという努力を続けていく」と語った。・・・ 連絡会によると、署名は2016年から世界各地で集められ、先月末までに1051万筆に達した。1億筆以上をめざしている。

 藤森さんは「日本の現政権と、核兵器をなくしたいという国民がちぐはぐになっている気がする。核全廃の機運をさらに高めていきたい」と話した。(ニューヨーク=藤原学思)

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14216146.html

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また台風 「どうなるの…」 今も雨漏り、復旧途上の千葉 おびえる住民たち(2019/10/12東京新聞)
 大型で非常に強い台風19号が接近し、九月の台風15号の爪痕が残る千葉県の被災地では、家屋損壊などの被害が拡大する危険が高まっている。復旧作業の途上にある被災住民からは「どうなってしまうのか…」と不安の声が上がる。・・・

強風でゴルフ練習場の鉄柱が倒壊した市原市五井の住宅街では、今も十数軒の民家を鉄柱が押しつぶしたまま。会社員松山高宏さん(55)宅は、屋根に開いた四カ所の穴から雨漏りが続く。撤去工事の開始は約二週間先。強風が吹けば、どこからがれきの破片が飛んでくるか分からない。松山さんは家中の窓ガラスにテープを貼ったが、鉄柱の重みで日に日にゆがみ始めている屋根が気掛かりだ。

 「強風でこの鉄柱がどう動いてしまうのか。高潮で水害まで起きたら、もうどうしようもない」。ペットの世話でずっとこの家で寝泊まりしていたが、十二日午後、市が被災者用に用意した住宅に家族で身を寄せるつもりだ。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019101290114422.html

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温暖化対策 危機感がなさ過ぎる(2019/10/12東京新聞)
台風19号は海水温の高さのせいで「急速強化」されたという。耳慣れない気象用語が、温暖化の加速を物語る。なのにわが環境相。「セクシーに取り組むべきだ」とは、危機感がなさ過ぎないか。国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が先月公表した「海洋と雪氷圏に関する特別報告書」は、温暖化の進行による海水温の上昇により、降水量が増え、強い台風が頻発し、海流が変化して海の生態系が乱れ、今世紀末までに漁獲可能な魚の量が最大24%減少すると予測する。海や雪氷圏への影響がこれまで以上の規模で進んでいるというのである。

 そして「社会のあらゆる面で変革が必要だ」と指摘する。・・・ 世界最大の排出国の中国は王毅外相が「パリ協定(来年から始まる温暖化対策の新たな国際ルール)の約束を誠実に守る」と訴えた。しかし安倍晋三首相は参加せず、小泉進次郎環境相は発言の機会さえ得られなかった。欧州やカナダが廃止に向かう中、温室効果ガス排出量の多い石炭火力発電所の建設計画を多く持つ日本に批判が集まった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019101202000168.html

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トリエンナーレ 自分で見て 確かめて(2019/10/12東京新聞)
 各地の美術館などで作品の展示拒否が相次ぐ事実。その実態を伝える企画展が「反日」「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」といった脅迫によって三日で中止される現実。一度は認めた愛知県への補助金を不交付とした文化庁。こうした出来事の数々は、この国の現状を端的に映し出す。

 企画展と展示作品に、さまざまな賛否があるのは当然だ。だからといって「こんなものは芸術ではない」と決めつけ、威力で封じ込めることは決して許されない。
・・・また、他者の思想や表現を「反日」という言葉で排斥する風潮の広がりには危うさを感じる。「国の補助金で国を批判する作品を展示するな」という声もあるが、賛同できない。私たちの社会を取り巻く問題を真摯(しんし)に追究する表現者による批判は、「日本すごい!」といった賛辞よりこの国の未来にとって有益となり得るからだ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019101202000169.html

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自然エネルギーへ

今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。


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