(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
もんじゅデータ送信、一時停止(2019/09/30京都新聞) 機構によると、28日午前3時49分ごろ、原子炉内の温度や周辺の放射線量などのデータを原子力規制庁に送れなくなった。伝送用のケーブルを再接続し午前6時51分ごろに復旧した。機構が原因を調べる。 放射線監視の通信障害復旧(2019/09/30京都新聞) 影響があった箇所数は、全国的に通信障害が起きたり復旧したりを繰り返す断続的な発生だったため確認できていないとしており、引き続き調査する。 https://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20190927000121 台湾で香港の民主化支援デモ(2019/09/30京都新聞) 黒色の服を着た参加者らは大雨の中、「光復香港(香港を取り戻せ)」「台湾は香港とともに」などのシュプレヒコールを上げ、「反全体主義」など中国を批判するプラカードを掲げて中心街を行進。中国が主張する台湾に対する「一国二制度」への反対も訴えた。
気候危機 想定外はあり得ない(2019/09/30東京新聞)
サミットを前に、日本を含む世界約百六十カ国の若者が、具体的な気候対策を求めるデモを展開した。政治や企業、大人たちの不作為が、今現に多くの人の命を危うくし、若者たちの未来を脅かしているからだ。怒っているのはスウェーデンの少女だけではない。「気候対策をサボるのは、学校をサボるより悪い」。若い世代の訴えに大人として向き合う時だ。
みんな電力の挑戦 「顔の見える再エネ」企業と街を潤す(2019/09/29朝日新聞) 〈だれでも簡単に発電できるんだ。おもしろいなあ〉・・・みんなが電気をつくって使う。その間をつなぐことができたら――。そんな発想がうまれた。 さっそく、自分の会社の新規事業として太陽光充電の事業化を提案した。でも評判はいまひとつ。もんもんと過ごしていた時期に、東日本大震災が起きた。中小企業の経営者として苦労を重ねてきた父は当時、病に伏せっていた。その父から言われた。「お前もいい年だから独立しては」 背中を押され、会社を立ち上げた。震災から間もない2011年5月のことだ。父の最期の言葉になった。・・・ 当初、契約してくれた再エネ発電所は、わずか7カ所。参入したばかりのベンチャー企業に電気を売って大丈夫か、という心配があった。それが、3年余で契約発電所は200カ所ほどに達している。 「貧者の兵器」、変える紛争 サウジ攻撃2週間(2019/09/29朝日新聞) 雨傘運動5年、変わるデモ 香港一国二制度、幻想目覚め(2019/09/29朝日新聞) 改憲すれば戦時体制完成 今は「昭和3年」と酷似 内田博文・九州大名誉教授(2019/09/29毎日新聞) この国はどこへ これだけは言いたい 俳優・仲代達矢さん・86歳 「戦争スイッチ」押させなかった憲法(2019/09/29毎日新聞) 週のはじめに考える さあ、本屋に行こう(2019/09/29東京新聞) 「食欲の」「スポーツの」「芸術の」と多彩です。そして、本稿が寄り掛かるのは「読書の」−。 しかし、読書の周辺、活字文化の現状を眺めれば、何ともお寒い状況というほかありません。新聞でも書店の窮状が繰り返し伝えられています。各紙記事によれば、書店の数は一九九〇年代、全国で二万二、三千軒はあったのに、もう一万軒ほどが閉店しており、「無書店自治体」も増えているといいます。何というか、むしろ「読書の冬」の趣…。・・・ ◆「読書時間ゼロ」5割 書店苦戦の理由はいくつもありそうですが、フランス政府が重く見たのはインターネット通販の影響でした。数年前、小規模書店保護を目的に、ネット書籍販売での配送料無料サービスを禁止する法案が議会で可決されました。米ネット販売大手を意識した、いわゆる「反アマゾン法」。当時、文化相は「わが国が持つ本への深い愛着を示した」と語っています。ほかにもっと端的な理由を探すなら、やはり「活字離れ」ということになりましょう。昨年二月、全国大学生協連が発表した学生生活実態調査の結果は衝撃でした。電子書籍も含め一日の読書時間が「ゼロ」という学生が五割を超えていたのです。今年公表された数字でも、48%。状況は変わっていません。 エジプト、異例のデモ続発 市民、シシ大統領退陣求める(2019/09/29東京新聞) 発端は、スペイン在住のエジプト人事業家が9月上旬、会員制交流サイト(SNS)に投稿した動画。「シシ氏が豪華な大統領宮殿を建てている」と告発する内容でたちまち拡散し、デモを呼び掛ける声が強まった。 本紙連載「働き方改革の死角」に貧困ジャーナリズム賞(2019/09/29東京新聞) 表彰された取材班代表の池尾伸一記者は「政府の働き方改革は取材すればするほど、抜け穴が多く、経済界の都合ばかり優先されていることが分かってきた。日本経済にとっても働く人たちの人生にとっても一番大切なはずの『働く喜び』が損なわれており、今後も改革から取り残された問題に目をこらし粘り強く報道していきたい」と述べた。 <ラグビーW杯>福岡疾走、自らのゴールへ 最後のW杯で逆転トライ 次は医師の道(2019/09/29東京新聞) 祖父が内科医、父が歯科医師の家系。幼いころから医師に憧れた。福岡高三年時には医学部を受験したが不合格。一年後、筑波大情報学群に入学してからはラグビーに専念してきたが、医師になる夢も胸に宿し続けてきた。医学部を再受験するため、競技の区切りにと考えたのがW杯と七人制の東京五輪。「自分が後悔しない道。全てを出し切ったと言える大会にしたい」。その思いで大舞台への準備を進めてきた。 <薄れゆく「青い光」 JCO臨界事故20年> (下)半端な反省「ムラ」温存(2019/09/29東京新聞) それどころか、国や原子力業界は「原子力ルネサンス」の旗を掲げ、原発の新増設や海外輸出に狂奔。そして「3・11」を迎えた。・・・ 「福島」後も、核燃料物質のずさんな管理は後を絶たない。茨城県大洗町の原子力機構の施設で一七年、プルトニウム入りの袋が破裂して五人が被ばく。一九年にも東海村の原子力機構の施設で、ウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)粉末が室内に漏れた。今月十九日、福島の原発事故で業務上過失致死傷罪に問われた東電の旧経営陣に無罪判決が出た。国会の事故調査委員会は「人災」と断じたが、責任の所在はあやふやなままだ。今も、なお原発は動き続ける。歴史は繰り返されないのか−。不安の声は、かき消されようとしている。 |
れいわ山本氏「自分はこの地獄のような世の中作った側」(2019/09/28朝日新聞) ――貧しい人の苦しみが自分はわかっている、と言っている印象があります。 「原発事故があっていろんな人たちに会っていくうちに、貧困問題があったり、労働問題があったり、世の中は数々の問題であふれていたのに、何も知らなかった。自分はこの地獄のような世の中をつくった側の人間なんだと思い知らされました」・・・ ――日本をどういう社会にしたいですか。 「資本主義社会ですから、ほっとけば、格差が広がるのは当たり前。調整するために政治があって、それが機能していないから格差は広がるし、人々が苦しんでいる」 「自助と共助というものを強調するような政治は変えなきゃならない。政治とは、人々が国のために何ができるという話ではない。国として人々の幸せをどう担保するのか。政府を小さくして自助と共助を強調してきて、日本は行き着くところまで行き着いてしまった。今必要なのは新しい大きな政府なんです」 (書評)『父さんはどうしてヒトラーに投票したの?』 ディディエ・デニンクス〈文〉PEF〈絵〉(2019/09/28朝日新聞) その題名の通り、第2次大戦前のドイツの総選挙で主人公の父がナチ党に一票を入れるところから、この絵本は始まる。ナチ党は過半数を取らなかったが、第一党となった彼らは数週間のうちに全権を握る。それをドイツ国民は熱狂をもって迎えた。すべて教科書に載っていることである。ヒトラーは「わが国民が苦難におちいっているのはユダヤ人のせいだ」と言い、ナチは露骨にユダヤ人を差別し始め、それどころか障がいを持つ者さえ滅ぼそうとする。主人公の少年が語る言葉は絵本らしく大きく、また逐一入る細かい解説も最小限の字数で平易だ。 そして何よりも、このドイツの過去の歩みが今、なんと鮮明に我々の社会と重ね合わされることだろう。敗戦後の壊滅したミュンヘンへ移動した少年は、最後にこう言う。「ねえ、父さん、父さんはどうしてヒトラーに投票したの?」同じ問いがここにある。 (子どもの本棚)「ヤービの深い秋」 ふしぎな生きもの、また会えた「ヤービの深い秋」(2019/09/28朝日新聞) ■「丘のうえのいっぽんの木に」 小さな丘に立っている1本の大きなエノキの木と、そこに寄り添うオオムラサキを通して、豊かな自然の中での生き物の共生が描かれています。里山とその中で暮らすものたちは、すべてモノクロームの切り絵で表現されているのですが、簡潔な白黒の世界の先に、色鮮やかな命が光り輝いて広がっていくのが、本当に見事です。自然界も人間たちも、決して独りよがりでは生きられない。みんながお互いの特性を理解し、肩を寄せ合い暮らしていけたらとても幸せなことですよね。 |
原発関連工事で売上6倍超に急増 元助役に3億円提供の建設会社(2019/09/28東京新聞) 喫茶店の倒産、最多に迫る 大手チェーンやコンビニ攻勢(2019/09/28東京新聞) 原発担当役員に多額金品 関電会長ら20人、計3.2億円(2019/09/28東京新聞) 関電不正 原発マネーの闇を暴け(2019/09/28東京新聞) ニカラグア主要紙「逆境」で廃刊(2019/09/28京都新聞) 米州新聞協会は「ニカラグアと自由な世界にとっての恥だ」と政権を非難するドミンゲス会長の声明を発表した。 <社説>NHK番組への圧力 公共放送の自律を脅かす(2019/09/28琉球新報) |
「地元で神様」「原発誘致の功労者」 金品渡した元助役(2019/09/27朝日新聞) 関電20人に金品3.2億円 岩根社長「一時的に保管」(2019/09/27朝日新聞) 日本よ「変態」育て稼げ メシ・風呂・寝るは世界とずれ(2019/09/27朝日新聞) ――そもそもイノベーションとは何でしょう。 「この言葉を定義した経済学者のヨーゼフ・シュンペーターによると、イノベーションとは既存知の組み合わせです。知と知の間の距離が遠いほど、面白いアイデアが生まれる。現在では『ダイバーシティー』と『高学歴』が、新しい技術革新が起きる条件です」 ――どういうことですか。 「平成の30年間に、日本の国際競争力は1位から30位に落ちました。評価額が10億ドル以上の未上場企業『ユニコーン』は、世界に380匹いるのに、日本にはたった3匹。米国には200匹弱、中国には100匹弱います。ユニコーンの経営陣はほとんどが多国籍。労働生産性はその国の大学院卒の割合に比例するというデータがあるのですが、日本の大学院進学率は非常に低い。先進国の中では日本は『低学歴社会』なんです」 (社説)あいち芸術祭 萎縮を招く異様な圧力(2019/09/27朝日新聞) 少女像などに不快な思いを抱く人がいるのは否定しない。しかしだからといって、こういう形で公権力が表現活動の抑圧にまわることは許されない。 世田谷区、「顔」の見える電力の絆 群馬・川場村の再生エネ紹介 40世帯分を供給(2019/09/27朝日新聞) 発電所はドイツ製の木質バイオマス発電システム(発電容量45キロワット)。17年5月に区内の40世帯分の供給を始めた。区民は電気を新電力「みんな電力」(本社世田谷区、大石英司社長)を通じて購入する。区は期間限定で購入希望者を募るなど、紹介役を担う。 同社は自然エネルギー由来の電気の比率の高さと「顔の見える電気」が特徴。課金の仕組みや割引制度などが異なり料金比較は難しいが、たとえば一般家庭の「40A契約、400キロワット時」で今月時点だと、割引を使う前提で同社は1万1005円60銭、東電が1万1671円60銭になると試算する。 胸にクモ、伝統カツラ「ばからしい」 あの決定の裁判長(2019/09/27朝日新聞) ヘール氏は2017年9月、この10月に10周年を迎える英最高裁で初の女性長官に就任した。最高裁で女性の任用が少ないことを嘆き、「全ての人に平等に価値がある民主主義において、人々を裁く司法組織は社会全体を反映していることが重要だ」と語ったこともある。 法曹界の古くささを嫌い、法廷弁護士や裁判官が着ける伝統の巻き髪のカツラは「ばからしい」「男性のもの」と反対。今回の法廷でも着用しなかった。 一方で、毛虫やトンボなど、虫をかたどったブローチをよく身につけていることでも知られる。決定言い渡しの日は、黒い上着に宝石をあしらったクモのブローチを着用。「ヘール氏は何者も恐れないことを示している」(英紙ガーディアン)などと話題を呼んだ。・・・ 「表現の自由」制約の恐れ 補助金不交付に憲法学者は(2019/09/27朝日新聞) これまでも申請する側が物議を醸す表現を控える忖度(そんたく)はあったが、今回のような国のあからさまな動きは特殊な事例だ。いったん採択した補助金について、後から「手続きに不備があったから撤回する」というやり方が今後も通るのであれば、文化事業をする自治体や団体を萎縮させる効果は相当大きい。・・・社会全体で、表現が流通する余地が狭まれば狭まるほど、表現に触れる機会は減り、「表現の自由」は制約される。・・・芸術助成において、国は「お金は出しても口は出さない」のが原則だ。だから表だって、特定の表現が「気に入らないから支出しない」と主張することはない。しかし、内容に直接言及しなくても、表現によって騒ぎが起きることを理由に支出を認めないのであれば、内容に踏み込むことに等しい。騒ぎは内容ゆえに起こる事象だからだ。 |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |