(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
【コラム】筆洗 フランス映画の名匠トリュフォーの長編第一作は(2019/09/24東京新聞) 「絶滅の始まりなのに経済の話ばかり」 グレタさん怒りの演説 気候行動サミット(2019/09/24東京新聞) 環境負荷の大きい飛行機ではなく、ヨットで欧州から大西洋を渡ってきたトゥンベリさん。この日は世界のリーダーらを前に、「全くおかしい。私はここではなく、学校に戻るべきです」と怒りに震えた。「人々が苦しみ、死んでいる。生態系全体が破壊され、絶滅の始まりに直面している。それなのに、あなたたちはお金や永遠の経済成長という信じられない話ばかり。よくも、そんなことができますね」 熱い迷言? 小泉節、よく聞くと意味不明… 「言いそうなこと」盛り上がるネット(2019/09/24東京新聞) 「小泉進次郎の話す力」の著作があるハリウッド大学院大の佐藤綾子教授(パフォーマンス心理学)は「話し方が回りくどくなるのは、足をすくわれないための防衛反応だ。用意して臨む会見では明瞭に話すが、突然の質問の場合、真意を明らかにしない姿勢は大臣になっても変わらないだろう」と話している。 東海第2原発、テロ対策6百億円 原電、規制委に審査申請(2019/09/24東京新聞) 東電福島第1原発事故を踏まえた新規制基準は、航空機衝突などのテロ行為に備えた「特定重大事故等対処施設」の設置を義務化した。原電によると、緊急時制御室や予備の電源、冷却ポンプなどを設置する。 <社説>温暖化若者一斉デモ 気候危機に関心と行動を(2019/09/23琉球新報) 米ニューヨークの国連本部で21日、世界各地の若者が集まり、政府や社会に変革を促す「若者気候サミット」が初めて開催され、温暖化の理解促進と対策強化のため政治家や社会への働き掛けを加速させることを確認した。・・・ニューヨークでのこの二つのサミットに向けて20日に、世界の若者たちは温暖化に抗議し、変革を求めるデモ行動を一斉に起こした。欧米各国や東南アジア、中東など150カ国以上で行われた。過去最大規模の数百万人が参加したとみられる。画期的な出来事であり、世界の若者の強い危機感の表れでもあろう。・・・だが日本では地球温暖化に対する若者たちの関心はあまり高くないようだ。20日の世界一斉行動に参加したのは国内で約5千人だった。 香港デモ100日 中国は“原点”忘れるな(2019/09/23東京新聞) デモ隊は、香港の民主を支える「一国二制度」を守るには、当事者能力を欠いた香港政府ではなく、中国政府に圧力をかけるしかないと判断。民主活動家が米議会の香港問題の公聴会で証言するなど、国際社会と連帯を強めている。 「高線量地帯は危険」 常磐線全面再開 中止求め水戸で集会とデモ(2019/09/23東京新聞) 沈むベネチア、1階住めない 切り札「モーゼ」にも弱み(2019/09/23朝日新聞) インドネシアで煙害深刻、乳児ら死亡 周辺国も巻き添え(2019/09/23朝日新聞) (評・映画)「アド・アストラ」 風刺的SF、「開拓」に疑義(2019/09/23朝日新聞) 考古学で世界最大級 来年開館、大エジプト博物館の全容(2019/09/23朝日新聞) 上空から見た姿は扇形。エントランスの大空間には、1820年にメンフィスのプタハ大神殿で見つかった80トンの「ラムセス2世の石像」が展示される。そこから古代エジプトの遺物が並ぶ大階段を上ると、眼前に大ピラミッドの実景が姿を現す仕掛けだ。 漁船転覆、サンマ不漁の末に 慣れぬ遠洋、1人死亡7人不明(2019/09/22朝日新聞) (日曜に想う)嘆くことさえ操られる人形たち 編集委員・大野博人(2019/09/22朝日新聞) 彼は何を悲しんでいるのだろう?・・・その嘆きの身ぶりも人形遣いに操られた結果にすぎない。人形に心があるとしても、糸につながり操られている――。自分を振り返らずにはいられなかった。自分の心の動きはどこまでがほんとうに自分から出たもので、どこからがなにかに操られた結果なのだろう。 そして、操るのはだれ? 政治で権力を握る者? 消費社会を誘導する企業? 世論をリードしようとする言論? 職場や学校を包む空気? 時代を支配する思潮? ・・・政治の「人形劇」はなにも独裁国家だけで演じられるわけではないようだ。先日、日本での内閣改造で大臣となった政治家たちの言動が重なって見える。就任会見で担当分野について問われ「これから勉強します」と答えた地方創生相、原発事故の自主避難者について自分の役所は「担当外」と発言した復興相、自分のホームページの不具合を説明できなかったIT担当相……。 たしかにその心まで思いのままにするには、深い見識や自分の考えなど持たない方が人形遣いには操りやすいだろう。考え抜かれた人選というべきか。 3連覇狙うNZが南ア撃破 仏激闘制す 豪州逆転勝ち ラグビーW杯(2019/09/22朝日新聞) 「不自由展」の再開を 市民ら250人が集会とデモ行進(2019/09/22朝日新聞) 「もし国が認めてもノー」 女川原発再稼働に反対の町長(2019/09/22朝日新聞) ――特に心配な点は。 「今、いろんな災害が起こっている。安易に環境が整ったと再稼働に踏み切るのは短絡的だ。防潮堤がしっかりしていても、テロ対策はまだ十分でない。つい先日もトラブル(2号機の冷却ポンプ停止)があった。原子炉など主要設備は対策しているだろうが、今回のような付帯設備はどうか。地震でパイプなどが崩れる恐れは大いにあるのではないか。非常に不安だ」 ――再稼働に反対するきっかけは。 「福島の事故が起きた。それまで『原子力は安全だ。国策で絶対心配ない』と思っていた。女川も津波があと数十センチ高かったらアウトだった。これは大変なことだと、我々は突きつけられた。自治体として町民の命を守る立場で、安易に納得してはだめだろうと考えた」 欧米で広がる学校スト、日本では「グレタのようには…」(2019/09/22朝日新聞) 宮崎さんは今春、大学の授業でグレタさんの動画を上映する機会を得た。動画は、グレタさんが「わずかな人々のぜいたくを支えているのは、多くの人々の苦しみ」と語り、「私たちのような国々に暮らす豊かな人々」は行動を変える必要があると訴えるものだ。上映後、宮崎さんは自分たちにできることとして、プラスチックごみを減らすよう呼びかけた。 |
週のはじめに考える 「自由」の自由取り戻す(2019/09/22東京新聞) 生活をありのままに描く指導法が「共産主義を広める」として、北海道の旭川中学の教員や教え子など二十人以上が治安維持法違反容疑で逮捕された生活図画事件。東京美術学校(現東京芸大)を卒業し、徴兵されていた同中学出身の島田さんもその一人でした。事件について調べている東京芸大講師の川嶋均さんが昨秋、遺族の家から一冊のノートを発掘しました。当時の取材ではつかむことのできなかった島田さんの胸の内がつづられていました。・・・ ノートに記された日付によれば、随筆が書かれたのは一九九〇年代後半。半世紀たっても残る悔しさが生々しく伝わります。今夏、名古屋市で開かれていた企画展「表現の不自由展・その後」が開催から数日で打ち切りとなりました。旧日本軍の慰安婦を象徴した少女像の展示などに抗議が殺到し、その中には脅迫と思われるものも含まれていました。 近年、憲法や戦争などにまつわる展示や講演会に、行政が「政治的中立性」を理由に後援しなかったり、作品の撤去を要請したりする事例も相次ぎます。戦前の治安維持法とは違い、一種の「空気」によって、意見の分かれる問題について考えたり議論したりする場が縮まっていきかねない風潮に懸念を覚えます。民主主義の足腰の強さにかかわります。・・・「私たちみんなの心にあって」「その思考を誤らせるいくつかの傾向」の正体を突き止めることを目的に随筆は書かれました。・・・ 共通するのは、「個人よりも巨大な何かに仕えているという意識」によって生み出される、「自分が正しい側にいるという揺るぎない信念」です。「巨大な何か」を国家に限らなければ、大きな物語に寄り掛かって安心しようとする心のありようは程度の差こそあれ、多くの人が経験しているのではないでしょうか。 気候変動対策「今すぐ」 デモ160カ国「若者団結示せた」(2019/09/22東京新聞) ストライキは、スウェーデン人少女グレタ・トゥンベリさん(16)が母国で始めた運動をきっかけに世界に拡大。欧州では英国、フランス、東欧諸国などでも大規模なデモが行われた。ベルリンのデモには主催者発表で二十七万人が参加し、ブランデンブルク門を起点に中心部を行進。参加者は「今すぐ行動を」「地球の代わりはない」などと書かれた手作りのプラカードなどを手に温暖化対策の強化や再生可能エネルギーの利用を訴えた。 憲法変えようとする人 怪しいと思え れいわ・山本代表インタビュー(2019/09/22東京新聞) 憲法九条への自衛隊明記や、有事に政府への権限集中を認める緊急事態条項の新設などを掲げた自民党の改憲四項目については「本丸は緊急事態条項。全て内閣で決めて首相の思い通りにできる。国会はいらなくなるということ」と批判。「自衛隊の明記が大きな問題として取り上げられる可能性があるが、明記しようがしまいが、緊急事態条項が通れば何でもできちゃうって話だ」と訴えた。・・・ <やまもと・たろう> 1974年、兵庫県宝塚市生まれ。91年に俳優デビューし、映画やドラマに出演。2011年の東京電力福島第一原発事故をきっかけに反原発運動を始める。13年に参院選東京選挙区に出馬し初当選。14年、「生活の党と山本太郎となかまたち」に合流し、共同代表に就任(16年に自由党に改称)。19年4月、自由と国民民主党の合流に加わらず、政治団体のれいわ新選組を立ち上げた。 |
(気候危機)脱石炭火力、逆行する日本 計画、建設中含め22基 気候サミット議題(2019/09/21朝日新聞) (声)語りつぐ戦争 軍人だった父、苦しめた罪の意識(2019/09/21朝日新聞) 父が亡くなったのは9年前の夏。91歳だった。2歳で母を亡くし、親戚に育てられ、職業軍人になったというが、父の口から聞いたことはない。戦後は自衛官として定年まで勤めた。寡黙な人だった。父の死後、遺書が見つかった。テレビで元兵士が「上官の命令で民間人を殺した。そのことが戦後ずっと自分を苦しめてきた」と語っていたのを見た話から始まる。父は「自分は命令する立場だった」とつづり、その後ずっと罪の意識に苛(さいな)まれ、苦しんできた、と告白していた。 死の直前と思われる弱々しい字。必死に書いた様子が伝わる。自分の胸一つに納めて旅立つことに耐えられなかったのだろう。生前、仏様や観音様に長い時間手を合わせていた父。あれは懺悔(ざんげ)だったのだ。戦後何十年経っても、一生、人を苦しめるのが戦争だと改めて思い知った。 (インタビュー)AIが支配する世界 ヘブライ大学教授・歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリさん(2019/09/21朝日新聞)
「三つあります。核戦争を含む世界的な戦争、地球温暖化などの環境破壊、そして破壊的な技術革新です」 「三つ目が最も複雑です。AIとバイオテクノロジーの進歩は今後20〜40年の間に、経済、政治の仕組み、私たちの暮らしを完全に変えてしまうでしょう。AIとロボットがどんどん人々に取って代わり、雇用市場を変える」・・・ ――世界を支配するのは、人間ではなくなるのでしょうか。 「何も手を打たなければ、新たな技術は、ごく少数のエリート、国によっては独裁的な政府に強大な力を与えるでしょう。もっと深いレベルでは、真の力はアルゴリズムが持ちます。人間では不可能な量の情報を集めて分析するからです。金融システムを例に挙げましょう。今でも、どう機能しているかを理解している人は全体の1%かもしれない。でも30年後にはゼロになる。『金融危機に直面しています』と大統領に進言するのはアルゴリズムになります」・・・ ――個人にできることは。 「古来、ソクラテスなどの思想家は『己を知る』ことの大切さを人々に説いてきましたが、今は急を要します。あなたを監視し、解読しようとする企業や政府があるからです。彼らがあなた自身よりもあなたを知るようになったら、あなたを操作するのは簡単です。ポピュリストたちのやり方も、同じです。彼らは、人々が何を嫌悪し恐れているかを見つけ出し、感情のスイッチを押し、さらに強い嫌悪と恐怖を生み出します」 「抵抗するには、まず、あなた自身の弱さを認識する必要があります。『自分には、移民やイスラム教徒への偏見がある。そういったテーマのフェイクニュースにだまされるのは簡単だから、気をつけよう!』と。方法はたくさんあります。私自身は(1日2時間の)瞑想(めいそう)を実践していますが、心理士に会うとか、芸術に触れてもいい。山登りやハイキングを、自分自身を理解する機会としても使えるでしょう」 |
燃焼物を搭載、引火可能性も 演習場外に照明弾落下で陸自謝罪(2019/09/21京都新聞) 温暖化への一斉抗議、米欧に拡大(2019/09/21京都新聞) 英国では200カ所以上でデモが行われ、BBC放送によると、ロンドンでは約10万人が参加した。トルコの最大都市イスタンブールでも大勢の若者らが集まり行進。日本でも東京、大阪、名古屋などで抗議活動が行われ、東京都渋谷区では3千人近くがプラカードを持つなどして練り歩いた。 大阪湾への原発処理水放出に抗議(2019/09/21京都新聞) 社説:「京都芸術大」 校名の歴史は重いはず(2019/09/21京都新聞) 大学の名称には建学の理念が込められていよう。同時に、市民に親しまれてきた歴史もある。名称変更は周囲に祝福されるのか。造形芸大に考えてもらいたい。 廃炉へ運転全面停止 米スリーマイル島原発(2019/09/21東京新聞) エクセロンが四月に米原子力規制委員会(NRC)に提出した廃炉計画では、使用済み核燃料を貯蔵プールで保管した後、二二年末までに乾式貯蔵施設に移す。七四年に冷却塔などの大型構造物の解体を始め、放射性廃棄物の撤去を終えるのは七八年としている。 タリバン攻撃激化 大統領選に暗雲 アフガン選挙集会もテロ標的(2019/09/21東京新聞) 米空軍「エリア51」に百人集結 ネットで「突入」呼び掛け(2019/09/21東京新聞) 呼び掛けた男性は「冗談」と強調していたが、180万人以上が参加を表明、130万人以上が「興味あり」と投稿する事態となり、米軍が「立ち入ろうとする者は誰であろうと阻止する」と警告、警戒を強めていた。 |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |