(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
2度捨てられ、ヨレヨレだった公園の猫 家猫として生きていた | sippo(シッポ) 「あの子」が公園から姿を消したのは、梅雨入り前の今年6月。それまで2度捨てられた経験のある猫だ。カラスに尻尾をつつかれても動けないくらいヨレヨレで、公園の猫たちを見守っている人たちは、生存をあきらめかけた。だが、あの子は、「おうちの子」になって生きていた。・・・「肌寒い日でした。ベンチに座っていると、膝にキジトラが乗ってきました。しばらくして立ち上がろうとすると、爪を立てるんです。『行かないで』と訴えるように」折しも猫ブームの始まり。世にはしあわせそうな「愛され猫や癒し猫」たちの写真や映像があふれていた。なのに、ここには、通りすがりの人にひとときの温もりを求める、ねぐらもない猫たちがいる。 違和感を捨て去れずに公園に通い始め、世話をする人達と顔見知りになった。どの猫も耳がカットされているのは、不妊去勢済みの印だと教えられた。通ううちに、亀井さんは知る。外猫たちを巡る人々のさまざまな心の様相を。「なんで勝手に棲みついているんだ」とばかり追い立てる人。草陰に置いたお皿の水をひっくり返していく人。猫など目にもとめない人。笑顔を向ける人。話しかけていく人……。・・・ 捨てられ、邪険にされ、それでも人間を信じ、寄り添いたがっていた。 亀井さんはいう。「棒で猫を叩いている若い男を捕まえたこともあります。『3年くらい前からやっていた』と白状しましたが、警察では家族も含めての説諭以上のことはできなかった。子どもの投げた石が命中して死んだ子もいた。今もみんなで警戒するしかありません」・・・「数日前、公園を通りかかったときに、弱った猫を見かけたんです。うちにはもう犬が2匹いるので、『誰か、助けてやって』と祈りながら通り過ぎました。だけど、台風がやってくるという前日、もう放ってはおけず、娘と一緒に探しに行き、連れ帰りました」 安心したのか、猫は、ぐっすりと眠り、ご飯も食べた。「こてつ」という名をもらい、体重も4キロ台にまで増えてきた。血液検査の結果は「猫エイズと猫白血病のダブル・キャリア」だった。・・・「体調が安定して、一日でも長く、安心して甘えて過ごしてくれれば」と、A子さん一家は願っている。 亀井さんは家猫になったこてつに会いに行ったとき、その鳴き声を初めて聞いた。公園ではけっして鳴かなかった。今は、病院へ連れていかれるなど、文句があるたびに鳴くのだという。それは、安心しきって甘えている証拠だ。そう、ここは「ボクのおうち」だから。 (時時刻刻)技能学べず「実習」骨抜き 重労働ばかり、国検査後解雇も(2019/09/07朝日新聞) 福島原発汚染水、韓国「深い憂慮」 IAEAに伝達(2019/09/07朝日新聞) 書簡では、汚染水を海に放出する場合、環境に影響を与える可能性があるとして、深刻な憂慮を伝えた。また、IAEAがこの問題について、積極的に協力するよう求めた。 謎の爆発、ロシアへ不信 ミサイル実験場で7人死亡 放射能データ、一時送信停止(2019/09/07朝日新聞) (社説)宮古島市提訴 裁判を悪用する恫喝だ(2019/09/07朝日新聞) 市民による行政監視活動への意趣返しと言わざるを得ない。市は方針を撤回し、市議会もまた、首長部局の暴走をいさめてストップをかけるべきだ。・・・そもそも住民らが問題にしたのは、市長や市幹部による公金支出のあり方の当否だ。それがなぜ「市の名誉」を傷つけることになるのか。「市長や幹部は市そのものだ」という、ゆがんだ意識が透けて見える。 (ひもとく)選挙前後の空気感 はぐらかし、どっちつかずの政治 武田砂鉄(2019/09/07朝日新聞) 自分で考えた言葉ではなく、用意された原稿を読み上げるばかりの現在、その「論破」を、自分と距離の近い論客に委ねている構図が見える。・・・社会の様々な場面で「自分勝手な言い分を出すな、秩序に従え」という要求が繰り返される。若者は、社会から無能宣告されるのではないかと怯(おび)えながら、頑張って「いい人」であろうとする。そんな中でも、私はこう思う、と表明する若者たちが出てきている。非政治性を要求する社会は、彼らの存在を茶化(ちゃか)して潰すことを急ぐ。若者たちに意思表明を諦めさせるのだ。 私たち有権者は、政治家の言葉を受け止め、思考し、賛否を表明し続けるしかないのだが、政治家に問いかけても、とにかく答えが返ってこない。木下健/オフェル・フェルドマン『政治家はなぜ質問に答えないか』は、政治家の答弁を「どっちつかず理論」に基づいて分析する。「どっちつかず」の定義とは、「婉曲(えんきょく)的なコミュニケーションであり、曖昧(あいまい)で間接的、矛盾やはぐらかしが含まれている」もの。これをひたすら繰り返すことで「政治家が答えない箇所にこそ政治的な問題が含まれている」状態が生まれてしまう。日本語は、ほのめかすのが得意な言語だが、その特性を活(い)かし、具体的な言及から回避する行為が重なっていく。 (書評)『試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想』 ヤン=ヴェルナー・ミュラー〈著〉(2019/09/07朝日新聞) 民主主義についての著者の主張をまとめると次のようになろう。第2次大戦後、キリスト教民主主義を牽引(けんいん)力とする西側民主主義および憲法秩序は、様々な挑戦を乗り越え、制御された民主主義の強靱(きょうじん)さを証明してきた。控えめな自信を持ってよいことである。しかし、だからといって西側の初期設定(デフォルト)が自由民主主義だったと安心できるわけでもない。民主主義は「制度化された不確実性」なのだ。 (書評)『昆虫食と文明 昆虫の新たな役割を考える』 デイビッド・ウォルトナー=テーブズ〈著〉(2019/09/07朝日新聞) こんな指摘もある。おそらくコーヒーの粉に昆虫の断片が含まれ、規制機関が食品中の昆虫は美観の問題で「見えないレベルの昆虫の断片が食品に含まれることを許容している」。そういえば、ちりめんじゃこに混じる小さな生き物を食べるし、昆虫を餌にする川魚を丸ごと食べることもある。何か吹っ切れそうだ。 <社説>「辺野古」耐震レベル 重要施設ではない証左だ(2019/09/07琉球新報) 軍艦島の護岸保護を 産業革命遺産で有識者委(2019/09/07琉球新報) 丸山氏戦争発言 憲法への重大な挑戦だ(2019/09/07東京新聞) 議員の当落を決めるのは有権者による選挙であり、その地位は重い。しかし、選挙時に想定されていない言動があれば、その都度、議員の資格が問われて当然だ。 アマゾン火災への対策で協力 南米の関係国首脳ら署名(2019/09/07東京新聞) 「潜在待機児童」7.3万人最多 待機1.6万人、厚労省発表 実態と乖離(2019/09/07東京新聞) 子育てしながら働く女性が増えているのを反映し、申し込み人数は約七万二千人増加。保育施設の定員は約十一万二千人分増えた。 原発、緊急冷却水ポンプで油噴出(2019/09/06京都新聞) 四国電力によると、5日午後、作動テストを開始後、ポンプのモーターの軸を支える部分の付近から煙のようなものが出ているのを運転員が確認した。 独首相、香港住民の権利保護訴え 中国首相と北京で会談(2019/09/06東京新聞) 両氏は経済協力についても議論した。中国政府によると、ドイツにとって中国は3年連続で最大の貿易相手国となっている。 |
「刑事になれて良かった」書き残し自殺 超過勤務影響か(2019/09/06朝日新聞) むかわ竜、学名は「カムイサウルス」 アイヌ語で「神」(2019/09/06朝日新聞) (時時刻刻)リニア、深まる溝 愛知県と静岡県 開業遅れ現実味(2019/09/06朝日新聞) 大村氏は5日、「まず着工し、問題があればそこで立ち止まって考えることはできないか」と川勝氏を説得したものの、前向きな回答は得られなかったという。報道陣に対し、「最後は、やはり国が調整に乗り出していかなければならない。にらめっこで時間が過ぎていくのは非常に不幸な状態だ」と力を込めた。 (インタビュー)性暴力が無罪になる国 弁護士・角田由紀子さん(2019/09/06朝日新聞) ・・・――きっかけは、性暴力をめぐる無罪判決が続いたことです。問題は、無罪とした理由。特に、父親から娘への継続的な性的虐待を認めながら、「娘の抵抗が著しく困難だったとは言えない」として無罪にした名古屋地裁岡崎支部の3月の判決は、驚きでした。 「衝撃的な判決でしたが、法律家として見ると、法的にまちがっているとは断言できません。なぜなら、日本の刑法は、被害者の意思に反したことが明らかな性行為でも、それだけでは罪に問えないのです。刑法には、『暴行または脅迫を用いて』『心神喪失もしくは抗拒不能に乗じて』などの要件があり、これらに該当して初めて有罪となります。しかも、暴行などは『相手の抵抗を著しく困難にする程度』の強さが必要だ、と解釈されてきたのです」 ――「抵抗を著しく困難にする程度」と言われても、そもそも、体が凍りついて何もできない被害者が多いのに。 「抵抗が著しく困難だったと認められても、『故意』の問題があります。同じ3月の福岡地裁久留米支部の判決は、お酒を一気飲みさせられて眠り込んだ女性について、抵抗が著しく困難だったと認めました。しかし、被告は女性が拒否していないと思いこんだ可能性があるとして、故意が認められないから無罪としました」「故意の問題は、殺人罪と比べるとわかりやすいと思います。心臓のすぐ脇をナイフで刺したにもかかわらず、『殺す気はなかった』と弁明しても通じません。だけど、性暴力についてはこういう言い訳が通るのです。泥酔してほとんど意思表示できない人とセックスして、『相手は同意していると思っていた』というのは、心臓の脇を刺しながら『殺す気はなかった』というのと同じようなことだと思うのですが」 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14167031.html バハマのハリケーン死者30人に 直撃した「ドリアン」(2019/09/06琉球新報) ドリアンは1日から2日にかけてバハマを直撃。1万3千以上の住居などが倒壊したとされる。国連によると、アバコ諸島やグランドバハマ島で7万人以上が緊急支援を必要としており、各国政府や民間による食料援助などが行われている。 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-984846.html ヒスタミン食中毒って何? 危険なのはシイラだけ?(2019/09/06琉球新報) https://ryukyushimpo.jp/news/entry-983499.html |
日本の「戦犯企業」不買条例成立 韓国・釜山市議会、反対世論も(2019/09/06東京新聞) 釜山市の条例では、戦時中に朝鮮半島出身者を働かせるなどして軍需物資を生産したとして、三菱重工業など284社を戦犯企業と指定した。 香港の条例撤回 冷静に民主求め闘争を(2019/09/06東京新聞) 中国譲歩の背景には、内政では十月の建国七十周年を祝う国慶節を平穏に乗り切り、外交では激しさを増す米中貿易摩擦を念頭に、香港問題で揺さぶりをかける米国の圧力をかわす狙いがあろう。 ネッシー正体は巨大ウナギ? 国際チーム怪獣生息「証拠ない」(2019/09/06東京新聞) 認知症の人と、はしご酒した夜 オレンジ色がサポートの印 東京・町田(2019/09/06東京新聞) 認知症だって夜の街で一杯やりたい。そんな思いを支えるイベントが町田市で行われている。認知症の人がはしご酒を楽しみ、支払いやトイレの場所を迷うなど困った時は、同じ店にいるサポーターがさりげなくアシストする。サポーターの目印は、Tシャツや腕のリングなどのオレンジ色。記者も事前に認知症サポーター養成講座を受け、修了するともらえるオレンジリングをぶら下げて夜の街に向かった。・・・別の居酒屋では、認知症の八十一歳の男性がサポーターと静岡おでんをつついていた。ちょっと酒が回ったのか「日本の政治家はみんな認知症だ! 金もうけばかり」と、政治情勢にきつい一撃。「もし帰り道が分からなくなったらタクシーで帰ります。それだけのお金は持ってる」。男性がトイレの場所に迷った時、サポーターがそっと寄り添って案内した。 |
ミクロ界のミケランジェロ、トルコの極小芸術家(2019/09/05時事ドットコム) フランス、DV加害者監視強化へ シェルターも1000か所増設(2019/09/05時事ドットコム) 都市別の外国人訪問者数、バンコクが4年連続1位 消費額はドバイ(2019/09/05時事ドットコム) |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |