(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう) |
蔵書1万冊の温泉宿・入場料とる書店 本、新たな出会い(2019/08/17朝日新聞) ブックホテル「箱根本箱」は神奈川県箱根町に昨夏オープンした。ケーブルカーの中強羅(なかごうら)駅から歩いて数分。吹き抜けのフロアの壁一面に本が並び、窓の向こうには外輪山が広がる。約1万2千冊は「衣・食・住・遊・休・知」の6テーマを基本とする。客室や廊下、大浴場の前など、いたるところに本棚がある。・・・ 部屋数は18。露天ぶろを備える一方、テレビや時計はない。地元の野菜や魚を使ったイタリアンの夕食が付き、1泊1人1万8千円〜5万円ほどだ。稼働率は75%にのぼる。多くの客は午後3時にチェックインし、館内で20時間ほど過ごす。・・・ 有料だから「モチベーション上がる」 税抜き1500円の入場料をとる東京・六本木の本屋「文喫(ぶんきつ)」も人気だ。「青山ブックセンター六本木店」だった建物を借りて昨年12月に開いた。備える本は約3万冊で、すべて1冊ずつ。コーヒーとお茶が飲み放題とはいえ、入場料を取るのは異例だ。・・・「成功するはずがない」との懸念は社内外にあったが、ふたを開けると、週末は入場制限をかけるほどの盛況に。来店客の3割が本を買い、金額は3千円超。普通の書店の2倍以上だ。武田さんは「収支はとんとんだが、まだまだ伸びしろがある」と話す。 (ひと)谷賢一さん 誘致から爆発まで福島原発事故を舞台化した(2019/08/17朝日新聞) 計6時間の3部作の最終章を今月書き上げた。東京・池袋で28日まで上演し、大阪と福島を巡る。8年余りたった今こそ「福島の人も東京の人も震災を客観視して語り合い、教訓をシェアしたい」という。福島を多くの人の記憶に残すことが「僕の使命」と言い聞かせて。 インドネシア首都、カリマンタンへ ジョコ大統領移転表明、24年に開始予定(2019/08/17朝日新聞) (書評)『TRICK トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』 加藤直樹〈著〉(2019/08/17朝日新聞) 表現の自由、女性の権利、それらを獲得するための長い歴史に、どこまでも無理解を貫く。でも彼らは、無理解を維持することで「なかったことにしたい」のだ。・・・当時の新聞からネットの書き込みまで、通説をすべて引っ張り出して検証する執着に圧倒されるが、放置すれば「諸説あってはいけないのですか?」「悪いことをした朝鮮人もいた」などの曖昧(あいまい)な言い分と共に、「なかった」が増幅する。 前出の工藤による書を入念に読み解き、「認識の誤り」ではなく、意図的に仕向けられた「トリック」だと明かす。無知ではなく、詐術によって歴史の土台を崩そうとする声が重なる。強引に仕立てられた説に、公権力が興味津々に近づいていく。「なかったこと」にしてはいけない。その地点に何度も立ち返り、虚偽を残らず削り取ってみせた。 (古典百名山:62)ウィトゲンシュタイン「哲学探究」 大澤真幸が読む(2019/08/17朝日新聞) 「6」のようなとんでもなく外れた解答でもパスするなら、どんな数でも加法の規則に従っていると見なすことができるはず。このとき、加法の規則は正しい行為(正解)を決定できない、ということになる。ウィトゲンシュタインの命題が含意しているのはこういうことである。だが、先の「もし」の部分がとうてい成り立ちそうもない。ところが成り立つのだ! 「6」でも加法の規則に合致していると見なすことができるということを、クリプキは論証してみせる。 俳優ピーター・フォンダさん死去 米映画「イージー・ライダー」(2019/08/17東京新聞) 天皇と靖国神社 不参拝の姿勢は重い(2019/08/17東京新聞) 昭和天皇が合祀に触れ「松平は平和に強い考(え)があったと思うのに、親の心子知らずと思っている」と漏らし「あれ以来参拝していない。それが私の心だ」と不快感を示したのだ。・・・ 憲法は政教分離や信教の自由などを定める。その厳格な保障のため、国家は特定の宗教と絶対的に結び付いてはいけない。天皇と国家神道との関係を再現するかのような目論見(もくろみ)は、いわば究極の時代錯誤でもある。・・・ 戦没者の慰霊には、現行の追悼式など無宗教の形式がふさわしい。令和の時代も、その意は継がれよう。 トランプタワー前をオバマ街に? NY5番街、名称変更を申請(2019/08/17東京新聞) 西部ロサンゼルスにオバマ氏の名前を冠した通りが誕生。カリフォルニア州の女性がニューヨークでもと考え、昨年12月にネット上で署名を呼び掛けた。署名集めは16日現在36万を突破した。 自治体新電力の4割 大手安値攻勢に苦しむ(2019/08/17東京新聞) 諸富徹・京都大教授(環境経済学)は「大手電力が自治体新電力に対し、妨害的な行為をしているという話は最近になって聞くようになった。競争相手が増えている上、原発再稼働がなかなか進まず、収益力が落ちている大手電に余裕がなくなってきている表れといえる」と話した。・・・ <自治体新電力> 自治体が地元企業などと共同で出資してつくる電力会社。現在、全国に約40社。太陽光や小規模水力など地域内の再生可能エネルギーによる発電所や卸電力市場などから調達した電気を、役所や学校などの公共施設、企業、一般家庭などに販売する。国の「エネルギー基本計画」では、エネルギーを供給する多様な担い手のひとつとして期待されている。自治体の経営参加で信用が増すうえ、公共施設など一定の需要を確保できるため経営が安定しやすい。 大ヒット映画「カメジロー」続編、沖縄で公開 上映1時間前から行列 (2019/08/17琉球新報) <社説>香港の逃亡犯条例 「完全撤回」しか道はない(2019/08/17琉球新報) 香港の人々が反発するのも当然だ。・・・ 高度の自治を約束した「一国二制度」の香港で、中国が実力行使に踏み切るならば、国際社会の厳しい非難を招くのは間違いない。強く自制を求めたい。他方、デモ隊の一部が破壊行為に及ぶなど、過激化している。このままだと強硬手段を正当化する口実を当局側に与える。平和的な方法で世論に訴えるべきだろう。 |
不戦の誓い、令和も 戦没者追悼、「深い反省」を継ぐ戦後世代(2019/08/16朝日新聞) 一方で、陛下自身の考えや思いが垣間見える文言もあった。現在の日本の平和と繁栄が築かれた要因として、上皇さまは「国民のたゆみない努力」をあげていたが、陛下は「人々のたゆみない努力」と言い換えた。河西氏は「日本国籍を持つ人々だけでなく、あらゆる人々の努力を評価する思いを込めたのではないか」と語った。 (声)森友捜査終結、真実明らかに(2019/08/16朝日新聞)パート 森田千穂(高知県 38) 森友問題捜査終結の記事(10日)を読んだ。民主主義国家と一応されているこの国はどうなっていくのだろう。不安や不信感とともに、がっかりした。素人ながら、検察が政権に忖度(そんたく)したのではと思えてしまう。・・・信頼できるものの喪失・傷つきともいえる感覚が湧いてきた。公的機関の意思決定が、一部の人にしか分からない手順で行われているのはおかしい。 閉じられた組織では「バレなければいい」が加速する可能性がある。国は説明義務を果たすべきで、国民も厳しく目を向けていく必要がある。国会は真実を明らかにしてほしい。 (語る 人生の贈りもの)竹内まりや:3 ビートルズ!9歳の出会い(2019/08/16朝日新聞) 《1964年、映画「ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!」が公開される。チョコレートのテレビCMに「ア・ハード・デイズ・ナイト」が使われた》 9歳だった私は、CMで見たビートルズが忘れられなくて、言葉では言い表せないほどの衝撃を受けました。「これはいったい何?」という、カルチャーショックですよ。音もそうだけど、スーツを着た4人の若者の姿や歌詞、英語のすべてが衝撃でした。英語を話せるようになって英国に行きたいという夢も生まれたんです。でも、情報の乏しい田舎町で、そんな思いを分かち合える人もあまりいなかった。自分で調べたり聴いたりするのに一生懸命でした。 平和の願い、孫へひ孫へ 終戦の日(2019/08/16朝日新聞) 東京都江戸川区の足立テル子さん(83)は父の遺影を抱えて、靖国神社に参拝した。父はニューギニア島で戦死。やはり、遺骨は戻らなかった。戦後は母子家庭で貧しかったが、いまは孫に囲まれて暮らす。「お父さん、孫に恵まれ幸せです。私は孫たちに戦争を語り継いでいきます」 戦争は愚か、伝えたい 終戦の日(2019/08/16朝日新聞) 開拓は侵略だった、家族も失った 旧満州 市川さんも父と姉2人を失った。「とうとう逝ったかと思う程度。涙もかれて感情を失っていた」・・・ 戦後になってから、満州で自分たちが与えられた土地は、国が半ば強制的に中国人から買い上げた土地だったと知った。「結果として中国の人々の土地を奪っていた。知らないうちに侵略に加担していたことがずっと苦しかった」と 明朝体、もっとかわいく つくったフォント7万3千字(2019/08/16朝日新聞) 同じ文字を10個ほど繰り返し書く。じっくり見くらべ、気に入ったものを選び、パソコンに取り込む。あとは画面のうえで、大きくしたり縮めたりしながら、細かな修正を加えていく。・・・ 文字のデザインとの出会いは、美術大のレタリングの授業だった。他の学生はそれほど楽しんでいるようにみえなかったが、自分はのめり込んだ。卒業制作も書体づくりにした。プライベートでも「文字の形」が、なかなか頭から離れない。小説を読んでいても、フォントが気になってしまい「だんだん内容が入ってこなくなるんです」と笑う。 猫アレルギーにさようなら?=スイス社、ワクチン開発(2019/08/16時事ドットコム) 火星の代役にアイスランド、溶岩原で探査車試験 NASA(2019/08/16時事ドットコム) |
F35離着陸 116・7デシベル 普天間第二小室内で86・4デシベル(2019/08/16琉球新報) 陸自ヘリからファイル落下 那覇上空を飛行中 150グラムのA4ファイル(2019/08/16琉球新報) ロシア機長「任務果たしただけ」 トウモロコシ畑に緊急着陸(2019/08/16琉球新報) スペインで少女像展示計画 愛知中止受け実業家購入(2019/08/16琉球新報) 購入したのはジャーナリスト出身で映像関連企業を共同経営するタチョ・ベネット氏。世界各地で政治や倫理などさまざまな理由で展示できなくなった芸術作品を収集しており、愛知の企画展中止の話を聞き、制作した韓国人彫刻家に直ちに連絡して購入したという。価格は明らかにしていない。 <つなぐ 戦後74年>天皇陛下 先の大戦「深い反省」 戦没者追悼式(2019/08/16東京新聞) 終戦の日の言葉から 令和も不戦受け継いで(2019/08/16東京新聞) 「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とされる終戦の日に、戦没者を悼むと同時に、過去の戦争を反省し、戦禍を二度と繰り返さない「不戦の誓い」を世界に発信しなければ、本当に平和を祈念したことにならないのではないか。・・・加害・反省語らぬ首相 不戦の誓いを、令和の時代も引き継ぐことを述べてはいるが、首相の式辞から抜け落ちているものがある。それはアジア諸国の人々に対する加害と反省だ。・・・戦争や戦後の苦しい時期を経験した世代は徐々に少なくなり、戦争を知らない戦後生まれが八割を占めるようになった。時の流れで仕方がないとしても、記憶や経験の風化が、不戦の誓いまで形骸化させてはならない。 |
(アフリカはいま TICAD7)借金増、中国依存に危機感 4億ドル、新空港の建設中止(2019/08/15朝日新聞) 重要な収入源である、ダイヤモンドや鉄といった天然資源開発にも中国企業の進出が目立つ。 専門家は安易に中国からの借金を重ねることに危機感を募らせる。「短期的にはインフラが整い、中国資本は魅力的だ。ただ、それこそが『債務のわな』だ」とシエラレオネ大のイジキエル・ラコ准教授は警鐘を鳴らす。「長期的な視野を持って戦略を立てなければ、いずれ中国にすべてを支配されるだろう」 終戦の日も空襲があった 「神風日本」信じた少年の記憶(2019/08/15朝日新聞) 何を言っているのか、最初はわからなかった。「誰がそんなことを言った? 敵の謀略放送じゃないのか」と詰め寄った。「ラジオで聞いた」と断言されても信じられなかった。 「『神国日本はどんな国難に遭遇しても、神風が吹き必ず勝つ』と学校で教わっていたし、当時の私は本気でそう信じていた」。夕方、帰宅した県庁職員のおじから、玉音放送の内容を聞かされた。少年の森村さんは、敗戦が事実だと受け入れざるを得なかった。その場にいたきょうだいや親戚は、声を上げて泣き出した。戦後、自分がいかに軍国教育に染まっていたかを思い知ったという。・・・ 現在86歳。戦争を体験した人が少なくなっていることに加え、危惧していることがある。「最近、『国を守る』という言葉を聞く機会が増えた気がしている。軍備を増強することが国を守るということなのか。私はそうではないと思う」 (アフリカはいま TICAD7)アフリカ、ありのままを見て欲しい MISIAさんに聞く(2019/08/15朝日新聞) ありのままを見てほしいと思っている方は多いと思います。その国を知るというのは、悲しみだけではなく、素晴らしいところも同時に知ってこそじゃないですか。ぜひ一度、既成概念をとっぱらってありのままを見ていただきたいです。 絶対消えぬ「なぜ?」くれた トニ・モリスンさんを悼む 作家・西加奈子(2019/08/15朝日新聞) 戦死の父、223通の愛 「マコチャン ヨイコニナッテ」 戦地ビルマから(2019/08/15朝日新聞) 幼い真紀子さんが読めるようにとカタカナで書かれている。真紀子さんと弟の征治さんあてのはがきは66通、母や近所にあてたものと合わせると父がつづったのは計223通になる。 フィリピンで慰安婦問題の集会 「表現の不自由展」言及(2019/08/15朝日新聞) 同団体は声明で、日本に償いを求めるとともに、あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれたことに触れ、「安倍晋三政権下で日本人の基本的自由が脅かされるだけでなく、正義を求めるアジア諸国の人々への監視と圧力が増すことを懸念する」と訴えた。 自然エネルギーだけの小屋、移動展示で注目(2019/08/15朝日新聞) 玄関に「えねこや=エネルギーの小屋」という看板を掲げるオフグリッドの動く家。広さ約9平方メートル、サッシや断熱材は国産材で、木材の多くは東京・多摩の杉材を使った。屋根に約1キロワットの太陽光パネルを載せ、雨の日や夜間は約5キロワット時の鉛蓄電池にたまった電気を使う。流しもあり、暑い日にはエアコン、冬はペレットストーブが使える。・・・般社団法人「えねこや」。原発事故をきっかけに、自然エネルギーだけで過ごせる小屋を広めようと集まった人たちだ。 建設費約350万円の一部は、インターネットによるクラウドファンディングで支援を受けた。1カ月半で131人から126万円が集まったという。シャシー(車台)に積んだ小屋の建設にも大勢が支援した。
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今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。 |