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(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

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2019/06/25sankaku06/26

 
 

報道の自由、日本に懸念 国連報告者、沖縄でも圧力(2019/06/26東京新聞)
 【ジュネーブ共同】言論と表現の自由に関する国連のデービッド・ケイ特別報告者は26日、国連人権理事会に日本に関する新たな報告書を正式に提出した。日本では政府が批判的なジャーナリストに圧力をかけるなど報道の自由に懸念が残ると警告。沖縄の米軍基地の県内移設などに対する抗議活動でも当局の圧力が続いていると批判している。
 政府の記者会見で批判的な記者が質問をした際、当局者が記者クラブを通すなどして公然と反論すると指摘、「新聞や雑誌の編集上の圧力」と言えるとした。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019062601002070.html

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米軍、親イラン派へサイバー攻撃 無人偵察機の撃墜後、CNN報道(2019/06/26東京新聞)
【ワシントン共同】米CNNテレビは25日、イランによる米無人偵察機の撃墜後に米軍がイラン、イラク、シリアにまたがり活動する親イラン勢力に大規模なサイバー攻撃を仕掛けていたと伝えた。政府関係者によると、駐留米軍施設などへの攻撃が懸念されており、ネットワーク通信に打撃を与える狙いだった。
 米主要メディアはこれまでに、米軍がイラン沖でのタンカー攻撃や無人機撃墜の報復として、革命防衛隊と関係する複数のコンピューターシステムにサイバー攻撃を仕掛けたと報じている。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019062601001228.html

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NY「差別への反乱」から半世紀 LGBT解放運動、道半ば(2019/06/26東京新聞)
 米ニューヨークのゲイバーで同性愛者らが警察の手入れにあらがい、性的少数者(LGBT)の市民権運動を世界に広げた「ストーンウォールの反乱」から二十八日で五十年になる。当事者らは「声を上げるきっかけをくれた」と反乱の意義を語る。しかし、LGBTへの風当たりを強めるトランプ米政権下で、差別との闘いは今なお続いている。


 あの夜、通称ツリーさん(80)は食事を終え、同性である男性の友人二人とともにストーンウォール・インへ踊りに行った。いつものように扉をたたき、なじみの店員に顔を見せ、備えつけのノートに適当な偽名を書く。記帳は、店側が不特定多数向けの営業ではなく、「私的クラブ」だと抗弁するための方策。当時、男性同士が公衆の面前で踊ることすら違法だった。・・・ 「ゲイ解放運動のきっかけ」(ニューヨーク歴史協会)として歴史に刻まれた反乱。ツリーさんはその後、バーテンダーとして店で働き始め、今も週三回カウンターに立つ。「性的指向でクビになったり、アパートを追い出されたりもしない。同性婚もできるし、住みたいところに住める」と時代の変化をかみしめる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201906/CK2019062602000295.html

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メキシコ国境 父娘おぼれ死ぬ 米国めざし川渡る(2019/06/26東京新聞)
 【ニューヨーク=赤川肇】米国との国境を流れるメキシコ北東部タマウリパス州のリオグランデ川で二十四日、中米エルサルバドル出身の父娘の水死体が見つかった。泳いで米国に渡ろうとした際、流れにのみ込まれたとみられる。メキシコ紙ホルナダ電子版が、うつぶせ状態で浅瀬に浮かぶ二人の写真とともに伝えた。
 同紙によると、二人はオスカルアルベルト・マルチネス・ラミレスさんと一歳十一カ月の娘バレリアちゃん。写真では、娘は父親のTシャツに上半身を入れ、右腕を父親の首に回した状態だった。・・・タニアさんの話では、一家三人は米国で難民認定申請をするため、二カ月間にわたりメキシコ国内の移民キャンプで生活。しかし、米国が難民認定の申請受け付けを絞り込む中、手続きが進まないことに失望感を募らせて川を渡る決意をしたという。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/
world/list/201906/CK2019062602000275.html

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17原発・もんじゅに納入 検査不正製品 規制委集計(2019/06/26東京新聞)
 神戸製鋼所や日立化成などのメーカーで二〇一七年ごろから製品の検査不正が相次いだ問題を受け、原子力規制委員会は二十六日、これらのメーカーから全国の原発への納入状況を集計して公表した。国内の全十七原発に加え、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県、廃止中)などにも納入されていたことが分かった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/
201906/CK2019062602000273.html

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保護犬猫「名刺」がつなぐ出会い 京都の動物病院が取り組み(2019/06/26京都新聞)
 施設に保護されている犬や猫と、新たな飼い主との出会いを、名刺を使って仲立ちするプロジェクトを、京都市北区の動物病院がこのほど始めた。愛犬や愛猫の名刺を作った参加者に、併せて保護動物の名刺を手渡し、「里親」探しに役立ててもらう狙いで、「気軽に配れる名刺を通して、まずは保護動物の存在を知ってほしい」と参加を呼びかけている。・・・参加者には、愛犬や愛猫の名刺100枚を無料でプレゼントする。同時に、同センターが保護する動物の100枚も作製し、参加者に配ってもらうほか、病院にも掲示コーナーを設けて、興味のある人が自由に持ち帰れるようにする。

 ペット用の名刺は、京都工芸繊維大(左京区)の学生が考案した120種類の豊富なデザインから選べる。保護動物の名刺には、性別や年齢などのほか「人なつっこい」「活発」「人見知り」など性格も紹介し、親しみがわくように工夫した。
https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20190626000044

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絶滅危惧種ウミガメ高知沖で発見(2019/06/26京都新聞)
定置網にかかり、専門家が調査/ 高知県黒潮町沖約2キロの定置網に、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定する世界最大級のウミガメ「オサガメ」がかかっているのが26日までに見つかった。傷や衰弱した様子はなく、専門家が調査後、海へ戻した。

 「むろと廃校水族館」(高知県室戸市)などによると、24日午前7時ごろ、網の中にいるのを地元の漁師が発見し、黒潮町の漁港へ運んだ。連絡を受けた同館の学芸員田中優衣さん(26)が調べたところ、全長127センチの若い雌で、大きな傷などはなかった。

 田中さんが前後の足に「日本」を表す「JPN」の連絡先などを書いた標識を取り付け、漁師が同日海に放流した。
https://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20190626000047

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前川元文科次官、実名ツイート開始 主張「正々堂々と」(2019/06/26朝日新聞)
 元文部科学事務次官の前川喜平氏(64)が実名でのツイッターを始めた。加計(かけ)学園問題が明らかになって以降、安倍政権に批判的な立場から講演や執筆活動を続けており、取材に「ツイッターでも正々堂々とやることにした」と話している。

 前川氏によると、2012年12月にまず、「右傾化を深く憂慮する一市民」のアカウント名でツイッターを始めた。・・・今月10日、「思うところあり、本日から本名を記し、公開ツイートにしました」とつぶやき、実名に変えた。直接のきっかけは、28日公開の映画「新聞記者」で、原案の著者である東京新聞・望月衣塑子記者や、日本新聞労働組合連合の南彰・中央執行委員長らと劇中の鼎談(ていだん)シーンで共演したこと。「みんな実名で(ツイッターを)やっていて、影響された」と話した。
https://www.asahi.com/articles/
ASM6S44B9M6SONFB00H.html?iref=comtop_8_08

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ハメネイ師に制裁「愚か」 イラン大統領、米に反発(2019/06/26朝日新聞)
 米トランプ政権は24日、イランの最高指導者ハメネイ師らに対する経済制裁を発動させた。制裁の実効性は不透明だが、挑発を受けた形のイランは反発。ロハニ大統領が「(米政府は)正気を失っている」などと非難したことに対し、トランプ大統領は25日、「無知で侮辱的な声明で現実を理解していない」とツイートし、イランによる攻撃には「圧倒的な武力」で報復するとした。双方が非難の応酬を繰り広げ、緊張は高まる一方だ。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14070375.html

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プラごみ、観光地汚染を懸念 インドネシア大統領、単独会見(2019/06/26朝日新聞)
 インドネシアのジョコ大統領は25日の朝日新聞との会見で、廃プラスチックの輸入禁止に踏み切る理由について、観光業への影響の懸念も背景にあることを明らかにした。米国と中国の間で深まる対立を自国経済のチャンスにつなげる姿勢を見せ、ジャカルタからの首都移転についても改めて必要性を強調した。・・・観光業は、国の外貨収入の2位を占める「ドル箱」で、ジョコ氏は昨年、予算を4年前の2倍超にして推進した。だが、地震や津波などの相次ぐ災害で政府の目標を下回った。さらに、バリ島のビーチなどがプラごみで覆われているといった「悪評」も世界に広がり、対策は緊急の課題だ。
https://digital.asahi.com/articles/
DA3S14070374.html?ref=pcviewpage

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(世界発2019)エジプト、イスラム信じぬ人々 ネットで広がる無神論(2019/06/26朝日新聞)
 イスラム教徒が国民の9割を占めるエジプトで、神の存在を否定する無神論を主張する人々が現れはじめた。民主化運動「アラブの春」に始まる混乱が生んだ新たな潮流だ。その声はインターネットを通じて広がっている。・・・「イスラム教は私の感覚に合わないと感じ、信じることをやめた」

 空席が目立つ喫茶店で待ち合わせたコンピューター技師アフマド・ハルカンさん(36)はそう話し、コーヒーを注文した。イスラム教徒が日の出から日没まで一切の飲食を断つラマダン(断食月)の最中だったが、気にする様子はない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14070368.html

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(社説)民放の倫理 人権に鈍感すぎないか(2019/06/26朝日新聞)
 人権を尊重し、社会の信頼にこたえる。放送に携わるすべての人が守るべき基本姿勢を著しく欠いた不祥事が、民放で相次いでいる。読売テレビの報道番組は、バラエティーコーナーの中で、保険証の提示を求めたり、からだに触ったりして、一般人の性別を確認する街頭ロケのVTRを流した。関西テレビのバラエティー番組は、慰安婦問題に関連した議論の中で、夫が韓国人だという作家が、韓国人気質を「手首切るブスみたいなもん」と評した発言を、そのまま紹介した。

 5月に放送された両番組は、いずれも事前に内容をチェックしていながら、当事者や関係者を傷つけ、差別や偏見を助長しかねないという思いに至らなかったという。不見識とのそしりは免れまい。・・・民放連は今月、「放送の価値向上・未来像」に関する中間報告をまとめた。冒頭に挙げたのが「放送倫理の向上」である。外部の有識者らによる番組審議会の意見の活用こそ盛り込まれたが、不祥事を断ち切るには、危機感も具体策も、まだまだ足りないといわざるを得ない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14070240.html

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(声)香港デモ、若者の誠実さに感動(2019/06/26朝日新聞)
 無職 度会幸久(愛知県 81)

 香港で「逃亡犯条例」改正案に反対するデモは、200万人規模となったようです。参加者は10代の中学、高校生のような若者も多数とのこと。かつて、安保闘争のデモに参加したことを思い出し、当時の自分たちを恥ずかしく感じました。

 これだけの参加は、香港の若者が自らの社会の行く末をいかに真剣に案じているかの表れでしょう。誰か上の人の指示に従ってただ動くのではなく、一人ひとりが誠実に考えているようです。市民生活を邪魔しないように道路の占拠をやめ、会場を公園に移したり、デモの後片付けをしたり。社会はどうあるべきか、若者と市民が一緒に考えようとしているようで、素晴らしく感じます。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14070246.html

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(村山斉の時空自在)待つか作るか、暗黒物質を求めて(2019/06/26朝日新聞)
 姿の見えぬお母さん、「ダークマター(暗黒物質)」をたずねる研究が熱を帯びている。学校では「万物は原子でできている」と習ったのに、宇宙の物質の8割以上は原子ではなく正体不明のダークマターで、この重力のおかげで星や銀河、私たちが生まれた。ダークマターは小さな「素粒子」ではないかという説が有力だ。太陽さえも簡単に突き抜けるニュートリノのように、ほとんど反応しない小さな粒というわけだ。

 だとすると、ダークマターは私たちの周りを飛び回っていることになる。・・・時代は平成から令和へ。実は先月即位された天皇陛下に2009年春、園遊会でお会いし、このダークマターの話をしたことがある。・・・上皇后美智子さまから仕事内容を聞かれ、私は「宇宙の95%は正体不明です。暗黒物質がないと私たちは生まれなかったのです」とお伝えしたら、とても驚かれた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14070243.html

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<税を追う>自民、辺野古業者から献金 沖縄3議員側、17年衆院選中(2019/06/25東京新聞)
 二〇一七年の衆院選期間中、沖縄県の選挙区から立候補した自民党の三議員の政党支部が、名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設の関連工事を請け負った業者から、計六十万円の献金を受けていたことが分かった。国と契約を結んでいる業者の国政選挙に関する献金を禁じた公職選挙法(特定寄付の禁止)に抵触する恐れがある。三氏側は一四年の衆院選の公示直前にも別の受注業者から献金を受け、後に返金していた。(中沢誠)

 防衛省は基地建設費用を「三千五百億円以上」とあいまいな説明に終始。埋め立て予定区域で軟弱地盤の存在が明らかになり、工費は大幅に膨らむ見込みだ。工事に投じられた税金の一部が、政治献金として政治家に還流した格好だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/
article/2019062590070027.html

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イラン揺さぶり、欧州反発 核合意順守へ打開策は(2019/06/25東京新聞)
 【ベルリン=近藤晶】イラン核合意の維持に向け、合意を離脱した米国を除く英仏独中ロとイランは28日、ウィーンで高官会合を開く。欧州側は平和的解決を模索する一方、合意の違反をちらつかせて経済支援を迫るイランの姿勢に反発、合意順守を強く求めている。解決には米イランの直接対話が不可欠で、欧州としての打開策を見いだせるか注目される。

 イランは十七日、低濃縮ウランの保有量が二十七日に核合意で定められた上限を超えると発表。イランの原油輸出や金融取引に対する米制裁の影響を緩和するため、欧州の合意当事国に具体的な支援策の取りまとめを急ぐよう迫った。

 ホルムズ海峡付近で起きたタンカー攻撃を巡り米国との対立が深まる中、イラン側には英仏独に揺さぶりをかけ、包囲網の打開につなげたい思惑とみられる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/
list/201906/CK2019062502000129.html

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首相・財務相問責 信頼に足る内閣なのか(2019/06/25東京新聞)
 首相問責決議案や財務相の問責、不信任両決議案が否決された。安倍内閣は「信任」された形にはなったが、公文書改ざんや年金問題への対応を見ると、とても有権者の信頼に足るとは言い難い。

 二十六日の通常国会会期末を前に、参院できのう安倍晋三首相に対する問責決議案が否決された。野党側が衆院に内閣不信任決議案を提出しても、与党の反対多数で否決される見通しだ。・・・例えば、公平・公正であるべき行政が、首相らへの忖度(そんたく)で歪(ゆが)められたか否かが問われた森友学園への国有地売却問題である。八億円の値引きという核心部分を解明しようとはせず、当時の理財局長らを処分して幕引きを図った。

 虚偽の国会答弁をするなど政権擁護に徹したこの局長を「適材適所」と擁護し、その後国税庁長官に昇進させたのも麻生氏だ。財務省はこの問題を巡り、決裁文書の改ざんに手を染めたが、麻生氏は政治責任をとることなく、大臣の地位にとどまった。前財務事務次官による女性記者に対するセクハラ問題で、麻生氏は「セクハラ罪という罪はない」などと開き直った。

 地元福岡県での国政報告会では少子高齢化に関し「子どもを産まなかった方が問題なんだから」などと言い放ち、その後、撤回・陳謝に追い込まれてもいる。

 極め付きは老後の生活費が二千万円不足するとした金融庁審議会報告書だ。有識者に諮問しておきながら、内容が気に入らないから受け取らない暴挙が許されるのか。麻生氏をかばい、続投させている首相の任命責任も重い。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/
CK2019062502000150.html

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<社説>知事の平和宣言 沖縄の心を内外へ発信を(2019/06/25琉球新報)
 梅雨が明けぬまま迎えた戦後74年の沖縄全戦没者追悼式で、玉城デニー知事が初の平和宣言に臨んだ。うちなーぐちと英語を交え、平和を願う沖縄の心(チムグクル)を内外へアピールしようとする思いがにじむ内容だった。

 県などが主催する同追悼式は1952年に始まった。知事による平和宣言の最初は、戦没者の三十三回忌の年だった77年の平良幸市知事だ。以降、玉城氏を含め計7人の知事が宣言を読み上げた。
 歴代の知事は宣言で、住民の4人に1人が犠牲となった沖縄戦の悲惨さに触れ、不戦を誓い、世界の恒久平和実現に向けた決意を示してきた。そして保守系、革新系などの政治的立場を超え、いずれも基地問題の解決を訴えてきたことの意味を考えたい。・・・玉城知事は宣言で、普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非を問う2月の県民投票に触れ「圧倒的多数の県民が辺野古埋め立てに反対していることが明確に示された」と述べた。その言葉を会場の大きな拍手と指笛が包んだ。

・・・ 選挙結果を無視して移設工事を強行している政府に対し玉城知事は宣言で「民意を尊重せず、地方自治をないがしろにするもの」と批判し、普天間の早期の危険性除去や辺野古移設断念を求めた。だが式典に出席した安倍晋三首相はこれらに直接触れなかった。安倍首相は「沖縄は永きにわたり米軍基地の集中による大きな負担を担っている。この現状は何としても変えていかなければならない」「基地負担の軽減に向けて一つ一つ確実に結果を出していく決意だ」「できることは全て行う」などと語った。昨年とほぼ同じ文言だが、民意と向き合わない決意表明は空疎にしか響かない。一つ一つ結果を出すというなら、沖縄の声を受け止めてまずは辺野古の工事を止め、民主主義国の宰相にふさわしい政治判断を取り戻すべきである。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-941828.html

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広島と長崎で二重被爆、映画完成 監督会見「核いらない伝えたい」(2019/06/25琉球新報)
 広島と長崎で原爆に遭った「二重被爆者」を題材にしたドキュメンタリー映画が完成し、監督の稲塚秀孝さん(68)が24日、長崎市役所で記者会見した。二重被爆者をテーマにした作品は2006年、11年に続き3作目。稲塚さんは「人間の世界に核はいらないと伝え続けたい」と語った。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-942336.html

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原発トラブルは「人災」、韓国(2019/06/25琉球新報)
熱出力急騰、担当者が計算ミス 【ソウル共同】韓国の原発で原子炉の熱出力が制限値を超えて急騰した問題で、韓国原子力安全委員会は24日、担当者が核分裂の進み具合の計算を間違え、原子炉の出力を調整する制御棒を大幅に引き出したことが原因だったとする中間調査結果を発表した。韓国メディアは「人災」と管理体制を批判している。
https://www.kyoto-np.co.jp/
environment/article/20190624000130

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(憲法を考える)解散権、「首相の専権事項」か 自ら「風」あおる発言、憲法は明示せず(2019/06/25朝日新聞)
 「解散風」に議員たちが浮足立つのを見越すかのように、安倍首相が経団連の総会のあいさつで「風」をあおる発言をする。自身が解散のフリーハンドを握っているという確信があるのだろう。だが、首相にそこまでの権限はあるのか。・・・だれが、何を根拠に、どんな場合に解散権を使えるのか、憲法は明示していない。今の慣例では、天皇の国事行為として衆院の解散を定める7条を根拠に、助言と承認を行う内閣が解散できる。だが、憲法施行まもないころは、解散の根拠を7条に求めるのか、内閣不信任決議の可決などに基づく69条に求めるのかで意見が割れた。

・・・ 03年から09年まで衆院議長を務めた河野洋平氏は「かつて自民党内には、権力は抑制的に運用すべきだという伝統があった。だが、最近はそのことが忘れられ、解散権が議員を揺さぶる武器になってしまった。政権をとれば解散権は強力な武器になるから、野党もこの問題に真剣に取り組んでこなかった」と嘆き、こう指摘した。

 「やれること、やれないこと、解散の条件をはっきりさせることは国会の責務だ。もちろん、自分の任期中は解散しないと明言できる首相が出てくれば、問題は解決する」・・・ 日本の自由過ぎる解散権は、民主主義にとってリスクになっている。ときの政権に、強力な権力を与える武器となってしまったからだ。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14068816.html

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平和、伝えるために 朝日新聞あすへの報道審議会(2019/06/25朝日新聞)
近藤伸一さん(読者) かつて中学校の教員として平和学習に取り組んできたが、私の息子は屋内外の施設で実戦さながらにエアソフトガンなどで撃ち合うサバイバルゲームが趣味だ。「平和についてどう考えているのか」をいつかは話さねばと思っていて今回、思い切って聞いてみた。すると彼は「平和が大事なのは当たり前だが、学校での『平和を守ろう、考えよう』という建前のニュアンスが嫌だった」と言った。なぜ戦争が始まってしまったのかをきちんと教えないと若者には響かない、というのが息子の考えだった。

・・・ホッジさん 人々の声が一つの方向へどっと流れる恐ろしさを感じている。2003年のイラク戦争の時も「米国民のほとんどは戦争を支持した」と新聞にあり、米国にルーツを持つ者として驚くと共に「正義の戦争」とはこうして始まるのだと怖くなった。今年5月に川崎市で児童ら20人が殺傷された事件では、自殺した加害者に対して「死にたければ他人を巻き込まず1人で死ね」という言葉がネットやテレビで飛び交った。そうした空気も誰かを追い詰めかねない。

・・・ 表現方法の面でも、長期連載の証言を3D地図上にアニメーションで再現した「ナガサキノート」のように、デジタル時代における平和報道の可能性を切り開く力作が出てきた。世界で反響を呼んだ被爆後360度パノラマ写真、過去の取材の蓄積を生かしたデジタル版特集企画「沖縄1935」「空襲1945」、映画「この世界の片隅に」への出資、25回目を迎える国際平和シンポジウムなどの試みを続けている。

 「平和」の2文字を手がかりに考えたいのはこうした戦争や核に絡む問題に限らない。日常の平和の中に潜む生きづらさや子どもの命についてもそうだ。平和をめぐる根幹の報道を進化させつつ、こうした社会課題への広がりも意識して、今日の議論を明日の仕事につなげていきたい。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14068798.html

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自然エネルギーへ

今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。


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