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KIJI LISTpoint NEWS LIST20182019

<POINT NEWS357>2019/03/11・・・
(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

sankaku357sankaku
2019/03/11sankaku03/13
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(#政界ファイル)安倍氏4選「悪夢だ」 共産・小池晃書記局長(2019/03/13朝日新聞)
(自民党幹部の安倍晋三首相総裁4選発言について)まあ、悪夢ですよね。よっぽど自民党、人材がいないのかなと思う。安倍後といいながら今の問題だ。要するに安倍政治による強権支配、官邸支配、安倍後という議論が始まると、それが崩れてくるのを恐れている。今も強権的な安倍政治を維持したいがために、4選ということをあえて持ち出して、強権政治を維持させていきたいという思いが表れているのではないか。(12日、記者会見で)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13930650.html

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マイクロ波?米大使館員への「攻撃」、発信源は意外な…(2019/03/13朝日新聞)
2016〜17年、キューバの首都ハバナにある米大使館の外交官らが、相次いで聴覚障害や頭痛などを訴えた。それらの体調不良は「自宅やホテルで妙な音を聴いた後に起きた」といい、何らかの「音響攻撃が仕掛けられたのではないか」との臆測が流れた。 AP通信は、外交官が家で録音したという音を公開したが、その原因はわからなかった。「何らかのマイクロ波攻撃によって生じた」、「盗聴器の異常で発生した」など、様々な説が流れた。米政府は職員の半数以上を帰国させるなど、外交問題にも発展した。

 だが、事態は意外な方向に進み始めた。

 今年1月、米カリフォルニア大学バークリー校などの研究チームは、この謎について「AP通信が報じた音は、ある種のコオロギの鳴き声に酷似している」という論文を発表した。 論文によると、チームは、7キロヘルツという高めの音と、その持続時間を手がかりに、昆虫の鳴き声を集めたデータベースから、よく似た特徴を持つコオロギを特定した。

https://digital.asahi.com/articles/ASM384JV3M38ULBJ00F.html

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(欧州季評)ブロークン・ヨーロッパ 希望を持つ勇気はあるか ブレイディみかこ(2019年3月9日朝日新聞)
 英国で「ブロークン・ブリテン」という言葉が使われ始めたのは10年以上前だった。10代のシングルマザー、幼児虐待、ドラッグやアルコールの問題、暴力的なギャング・カルチャーなど社会的荒廃を意味する言葉としてそれは登場した。2010年の総選挙で保守党は「ブロークン・ブリテンを修復する」と言って戦い、政権交代を起こした。

 やがて「ブロークン・ブリテン」は政治的荒廃をも意味する言葉になった。議員のスキャンダルや政治腐敗、不正選挙、緊縮財政による警察やNHS(英国民保健サービス)の機能不全など、底が抜けたとしか言いようのない政治状況が「ブロークン」と形容されるようになった。

 そして最近、耳にする言葉が「ブロークン・ヨーロッパ」だ。この言葉で特集を組んだニュー・ステイツマン誌に寄稿したケンブリッジ大学のブレンダン・シムズ教授は、現代の欧州連合(EU)の状況を、約500年前に欧州で宗教改革の嵐が吹き荒れた時代になぞらえている。・・・ 欧州に希望とデモクラシーが戻ってくれば、英国も国民投票をやり直し、EUに戻ってくるとバルファキスは言う。確かにこのシナリオは「しつけ」より遥(はる)かに明るい。しかし、だからこそこれは現実味のないポピュリズムと呼ばれる。いつしか欧州では「明るいビジョン」と「ポピュリズム」は同義語になってしまったようだ。彼はその暗いマインドを払拭(ふっしょく)しようとしている。欧州の外でも、米国のバーニー・サンダースと連携し、世界に反緊縮運動を広げていくと発表した。『絶望する勇気』という本をスラヴォイ・ジジェクは書いたが、机上でそんなに勇気を振り絞らなくても、ブロークン・ヨーロッパの地べたはもうその前が思い出せないほどずっと絶望しているし荒(すさ)んでいる。いま希望することのほうが、どれだけ胆力がいることか。

 経済を崩壊させるのは「終わりの予感」だとバルファキスは言う。

 マインドの大転換がいま求められている。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13925378.html

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「責任逃れ」避難者失望 東電旧経営陣裁判、結審へ(2019/03/12朝日新聞)
福島第一原発で最初の水素爆発が起きてから丸8年となる12日、東京電力の旧経営陣3人の刑事裁判が最終弁論の節目を迎えた。無罪主張を続ける姿に、今も避難生活を続ける福島の人々はやるせなさをにじませた。・・・ 裁判ではこの生活を一変させた事故がなぜ起きたのか、旧経営陣から真相が語られると期待した。しかし、社長も務めた勝俣恒久元会長は被告人質問で、「(原発は)説明を受けても理解できないことがしばしばあった」「(すべての仕事を社長が把握しろというのは)不可能に近いことだ」と話した。金井さんは「責任逃れに終始した話が、事故の真実だとは到底納得できない」と失望を隠さない。

 原発から約8キロの浪江町に住んでいた今野寿美雄さん(54)=福島市=も事故が「人災だ」と訴える。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13930452.html

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来年3月オープン ムーミンバレーパーク 入場料金が決定(2019/03/13東京新聞)

 北欧童話「ムーミン」を題材にした飯能市のテーマパーク「メッツァ」の運営会社ムーミン物語(東京都)は、メッツァの一ゾーンで来年三月にオープンする「ムーミンバレーパーク」の入場料金を発表した。中学生以上千五百円、四歳以上小学生以下千円で、いずれも税込み。来年一月中旬、メッツァのホームページで前売りを開始する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201812/CK2018121702000127.html?ref=rank

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著作権法改正 現場の声をよく聞いて(2019/03/13東京新聞)
 インターネット上にある海賊版の漫画などのダウンロードを禁止する著作権法改正案が迷走している。漫画家らから懸念の声が上がり、自民党総務会は先週末、了承を見送った。再検討すべきだ。

 改正案作りは違法サイト「漫画村」(現在は閉鎖)に象徴される海賊版対策がきっかけだった。ただで新刊も読める違法サイトが野放しでは漫画家の収入が減り、新しい作品が生まれにくくなるという問題意識があった。出版社などが規制を求めていた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019031302000159.html?ref=rank

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女性閣僚、188カ国中171位 日本、2年で65位下げる(2019/03/13東京新聞)
【ニューヨーク共同】世界の国会議員が参加する列国議会同盟(IPU、本部ジュネーブ)と国連のUNウィメンは12日、各国の女性閣僚比率(年初時点)に関する報告書を発表した。日本は188カ国中171位で、2年前より65位下げた。

 女性活躍を掲げる安倍政権は閣僚19人のうち、女性は片山さつき地方創生・女性活躍担当相のみで、比率は約5・3%。2年前より2人減り、中国やイラン(いずれも164位)を下回った。女性議員比率に関するIPU報告でも日本は193カ国中165位だった。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019031301001208.html

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北朝鮮の「人道犯罪」非難 国連人権理、EUが決議案(2019/03/13東京新聞)
【ジュネーブ共同】欧州連合(EU)が北朝鮮の人権状況を巡り国連人権理事会に提出予定の決議案に「北朝鮮では国家の最高レベルで決めた政策に従って人道犯罪が行われてきた」と強く非難する文言が盛り込まれることが12日分かった。決議案が採択された場合、北朝鮮の反発は必至だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019031301000984.html

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筆洗/米国のミュージシャン、プリンスの名は芸名のようだが、(2019/03/13東京新聞)
 米国のミュージシャン、プリンスの名は芸名のようだが、やはり音楽家だった父親が自分の果たせなかった夢を託して付けた本名だそうだ。音楽の王子様になれ▼その名は世界的に有名になるが、一九九三年、プリンスの名義はもう使いたくないと名前の代わりに奇妙なシンボルマークを使いはじめる。発音もできないマークでメディアやファンは「かつてプリンスと呼ばれたアーティスト」とやむなく呼ぶことに。当時の日本のファンには「元プリ」なる呼び名が懐かしいか▼ プリンスはその後、本名に戻して活動したが、・・・
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019031302000126.html

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地上イージス 導入費膨らむ可能性(2019/03/13東京新聞)
 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入を巡り、岩屋毅防衛相は十二日の衆院安全保障委員会で、迎撃ミサイルの発射実験などを行う試験施設建設について米側と協議していることを明らかにした。協議次第では追加費用が生じる可能性も認めた。アショアの導入費用は迎撃ミサイルなども含め総額六千億円ともみられているが、さらに膨れるおそれがある。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201903/CK2019031302000140.html

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<乗松聡子の眼>3・1運動100年と沖縄 脱植民地阻む軍事同盟(2019/03/13琉球新報)
「ここにわが民族は日本および世界各国に対し、わが民族に自決の機会を与えることを要求する。もしその要求が受け入れられなければ、わが民族はその生存のために自由行動をとることで、わが民族の独立を期成せんことをここに宣言する。」

 1919年2月8日、植民地支配下で日本に留学していた朝鮮人学生たちが起草し、3週間後の「3・1独立運動」の導火線の役割を果たしたと言われる、「2・8独立宣言」の結びの文である。その100周年の記念式典がさる2月8日に東京の韓国YMCAで開催され、私はその片隅に列席する機会を得た。・・・ この3月は、朝鮮全土で200万人がデモに参加した「3・1独立運動」の100周年であると同時に、1879年3月27日、明治政府が武力を伴い、約5 世紀にわたり続いた琉球王国を滅ぼし、「沖縄県」として強制併合した140周年に当たる。朝鮮と同様に、琉球の言葉、信仰、文化、誇りが奪われた。「3・ 1」の100年と、「3・27」の140年はつながっており、共に日本人が心に深く刻まなければいけない歴史だ。

 そして現在も両地域に対する植民地主義は続いている。その根幹にあるのが世界最大の軍事的脅威である米国との軍事同盟であり、「日米安保」によって、朝鮮半島の統一と独立を阻み、沖縄に基地を集中させている。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-887483.html

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ちょうど8年前、爆発した原発 無罪訴える3人に福島は(2019/03/12朝日新聞)
福島第一原発で最初の水素爆発が起きてから丸8年となる12日、東京電力の旧経営陣3人の刑事裁判が最終弁論の節目を迎えた。無罪主張を続ける姿に、今も避難生活を続ける福島の人々はやるせなさをにじませた。

・・・裁判ではこの生活を一変させた事故がなぜ起きたのか、旧経営陣から真相が語られると期待した。しかし、社長も務めた勝俣恒久元会長は被告人質問で、「(原発は)説明を受けても理解できないことがしばしばあった」「(すべての仕事を社長が把握しろというのは)不可能に近いことだ」と話した。金井さんは「責任逃れに終始した話が、事故の真実だとは到底納得できない」と失望を隠さない。

 原発から約8キロの浪江町に住んでいた今野寿美雄さん(54)=福島市=も事故が「人災だ」と訴える。
https://digital.asahi.com/articles/
ASM3D35LCM3DUTIL003.html?iref=comtop_8_01

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まるで巨大テーマパーク 華為技術、研究施設を建設中(2019/03/12朝日新聞)
華為技術(ファーウェイ)が中国の広東省東莞郊外にテーマパークのような研究施設を建設している。今回、日本メディアに公開された施設は欧州の有名都市をモデルにしたという。敷地は東京ドーム約26個分に匹敵。広大な敷地内には社員の移動のために電車も走る。施設のデザインは、日本の日建設計が手がけた。2019年内の完成を目指しているという。完成すると、2万人以上がここで働く予定だ。
https://digital.asahi.com/articles/ASM351RR0M35UHBI003.html

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心の痛み、絶望、決して消えない 東日本大震災8年(2019/03/12朝日新聞)
東日本大震災の発生から11日で8年。死者は1万5897人、行方不明者は2533人、震災関連死は3701人となった。故郷を離れて避難生活を続ける人はいまだ約5万2千人、避難先は47都道府県の全てに及ぶ。地震のあった午後2時46分、各地に犠牲者を悼む鎮魂の祈りが広がった。・・・遺族代表として政府の追悼式に出席した福島県浪江町出身の叶谷守久さんは、妻の緋佐子(ひさこ)さん(当時71)を津波で失った。

 「あのとき感じた心の痛み、そして絶望は決して消えることはありません」自宅から一緒に逃げた緋佐子さんの手を握っていたはずだった。近くの山に駆け登る途中で、後ろから津波に襲われた。2人で濁流にのまれ、緋佐子さんの姿は見えなくなった。「一緒にいたのに、一瞬で消えちまった」遺体は37日後に見つかった。不明者の捜索はその3日前まで、原発事故の影響で打ち切られていた。事故がなかったら……。いまも悔しさがこみ上げる。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13929195.html

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(東日本大震災8年)中高年男性、独居の壁 復興住宅で60歳孤独死「名前すら知らず」(2019/03/12朝日新聞)
 仙台市若林区の復興住宅「荒井東市営住宅」(298戸)。昨年12月27日、2階の一室で、一人暮らしの男性(60)が亡くなっているのが見つかった。死後数カ月。孤独死だった。

・・・この知人によると、男性は宮城県気仙沼市出身。トラック運転手や倉庫のアルバイトなどを転々とした。「俺は身寄りもないから」と話し、人付き合いは苦手だった。震災に遭って仙台市若林区の自宅アパートは全壊と判定され、仮設住宅へ。そして2014年、荒井東市営住宅に移った。

 暑いさなかの昨年7月中旬、突然電話が鳴った。「粒あんとマーガリンのコッペパン、ヨーグルト買ってきて」

 家を訪ね、インターホンを押す。中から声がして、待つこと10分。ようやく玄関が開いた。顔色は悪く、身長185センチの大柄な体がやせ細っていた。「最近体調が悪く何も食べられない。これ食べてから病院に行くよ」。それが最後に聞いた男性の言葉だった。・・・ 特に心配なのは、「復興期弱者」と呼ばれる男性独居者の孤立と答えた市町村長が22人いた。理由として「男性は自らの孤独や困難を他人に相談できない人が多い」「人付き合いが苦手な人が多い」などが挙がった。宮城県気仙沼市とみやぎ心のケアセンターは今年度から、男性に限定した交流会「男活(だんかつ)」を本格的に始めた。参加者はまだ少ないが、保健師らが、孤立が懸念される男性に声を掛け、参加を促している。(藤井詢也、井上充昌)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13929090.html

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「感情的な反対する人と議論、意味ない」 経団連会長、原発巡り発言(2019/03/12朝日新聞)
 経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)は11日、自ら必要性を訴えていたエネルギー・原発政策に関する国民的な議論をめぐり、「エモーショナル(感情的)な反対をする人たちと議論をしても意味がない。絶対いやだという方を説得する力はない」と語った。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13929175.html

 

反原発を唱える理由は科学的、道義的、経済的な理由であって感情的な要素など皆無です。お金や利権と言う感情に左右されているのは政府や経団連の会長の方でしょう。闇雲な再稼働でさらなる事故が起ればそれこそ日本はたちゆかなくなります。

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(社説)福島の事故から8年 「原発ゼロ」に向かわねば(2019/03/12朝日新聞)
原発事故の被害は甚大で、後始末は困難をきわめる。そのことを身をもって知る日本は、原発に頼らない社会をめざすべきである。朝日新聞は2011年7月の社説で「原発ゼロ社会」を提言した。需給から見て必要なものしか稼働させず、危険度の高い原発や古い原発は止め、その後も段階的に廃炉にしていく。そして、そう遠くない将来、原発をなくすという考え方だ。

 福島の事故後、古い原発を中心に21基の廃炉やその方針が決まった。だが、日本が脱原発に向かっているわけではない。安倍政権は「可能な限り原発依存度を低減していく」としながら、原発を重要な基幹電源と位置づけ、30年に総発電量の20〜22%をめざす。今国会でも安倍首相は「原発ゼロは責任あるエネルギー政策ではない」と述べ、原子力規制委が新規制基準に適合すると判断した原発は再稼働を進める方針を示した。

 破綻(はたん)した核燃料サイクル政策も捨てていない。経済性のなさから欧米の多くの国々は撤退したが、安倍政権は青森県六ケ所村に2兆9千億円かけて建設中の再処理工場を動かし、使用済み燃料からプルトニウムを取り出す方針を変えていない。・・・ドイツや韓国のように原発からの段階的な撤退を決めた国もあれば、米英のように再生可能エネルギーの台頭で原発の比重が下がった国もある。原発大国フランスも原発依存度を大きく下げる方針だ。国が後押ししてきた中国やインドでも、再エネの伸びが原発をしのぐ。

 かつて世界の総発電量の17%を占めた原子力は、現在10%ほど。対照的に再エネは25%近くになった。国際エネルギー機関(IEA)は「40年に再エネは40%になる」と予測する。原子力から再エネへ、時代は大きく転換しつつある。・・・ 政策転換は早い方がいい。原発を止めれば、それ以上、使用済み燃料は増えない。また、核燃料サイクル政策から撤退すれば、六ケ所村の再処理工場の操業や設備投資に巨額の費用をかけなくてすむ。

 原発ゼロはけっして無責任ではない。野党の原発ゼロ基本法案を1年もたなざらしにし、議論もせぬまま、なし崩し的に再稼働を進める。そんな安倍政権の姿勢こそ無責任ではないか。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13929051.html

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(インタビュー)希望の黄色いハンカチ 映画監督・山田洋次さん(2019/03/12朝日新聞)
――原発事故をきっかけに、経済成長を支えてきた「科学技術」は万能ではないと、多くの人が考えるようになりました。

 「原発が止まり、節電が続いた時期、高速道路は暗くなったし、街灯もネオンも消えた。けれども、そのことで特に不自由はなかった。日本中が少し我慢して節電すれば、原発を停止しても大丈夫じゃないか、って思った。どうして国をあげて、あの時そういう風に考えなかったのだろうか」

 ――9基が再稼働し、節電という言葉も聞かれなくなりました。

 「あたり前のことだけど、地震は自然現象で原発のメルトダウンは人工的災害。人間が犯した失敗です。あの大災害によって、核エネルギーがどんなに危険かってことをぼくたちは痛いほど知ったはずなのに、今は忘れかけようとしている。あるいは忘れさせられようとしているような気がするね」・・・

 ――庶民のささやかな幸せを、政治は本気で考えていないと。

 「陸前高田のぼくの友人が、仮設住宅での長い生活を終えてようやく移り住んだあの一軒家の周りがいつにぎやかになるのか。地方の過疎化を解消するために、命をかける政治家がいるのか、と問いかけたい。それができないのなら、この人じゃムリだと思ったら、政治家を交代させればいい。それが民主主義でしょう」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13929066.html

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アルジェリア、選挙延期 抗議デモで大統領出馬撤回(2019/03/12東京新聞)
 【カイロ共同】北アフリカのアルジェリアで約20年に及ぶ長期政権を維持してきたブーテフリカ大統領(82)は11日、5選を目指した4月18日の大統領選への出馬を撤回し、選挙を延期すると発表した。高齢の大統領による多選に反発し全土に広がった数万人規模の抗議デモに押し切られた。ただ大統領辞任には言及しておらず、政治的混乱が拡大する恐れもある。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019031201001148.html

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バチカンが震災追悼のミサ サンピエトロ大聖堂で祈り(2019/03/12東京新聞)
 【バチカン市共同】キリスト教カトリックの総本山バチカンにあるサンピエトロ大聖堂で11日、東日本大震災から8年に合わせた追悼ミサが行われた。同聖堂の名誉司祭長コマストリ枢機卿が執り行い、集まったイタリアの在留邦人らが鎮魂の祈りをささげた。

 参加者が「今も苦しんでいる人たちのために何ができるかを考え、行動に移す知恵と勇気をお与えください」などと日本語のメッセージを読み上げると、大聖堂は荘厳な雰囲気に包まれた。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019031201001101.html

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独のサッカー場でネオナチ追悼 サポーター、選手賛意で代表辞任(2019/03/12東京新聞)
 【ベルリン共同】ドイツ4部リーグ所属のサッカーチーム「ケムニッツFC」本拠地の同国東部のサッカー場で9日、最近病死したネオナチ活動家の遺影が大型画面に映し出され、サポーター集団が追悼の横断幕を掲げる事態が起きた。一部選手も賛意を示し、チーム代表の辞任に発展した。地元メディアが11日、伝えた。

 ケムニッツのサッカー場には約4千人が入場していた。ネオナチの追悼が公然と行われたことに批判が高まっている。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019031201001069.html

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ブータン留学生500人窮状訴え 日本で仕事紹介「だまされた」(2019/03/12東京新聞)
ブータンからの留学生約500人が、「日本に語学留学すれば、卒業後に日本で仕事を紹介する。稼げる」と日本や現地のブローカーによる勧誘で来日したが、実態は異なり、だまされたと訴えている。留学生の親らは現地で被害者団体を結成し、11日、来日した顧問弁護士が東京都内で記者会見した。留学費用の返済や学費などのために過重なアルバイトを余儀なくされ、困窮しているという。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019031101002806.html

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県民投票「尊重を」68% 辺野古「支持せず」48% 全国世論調査(2019/03/12東京新聞)
共同通信社が九、十両日に実施した全国電話世論調査によると、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、七割超が反対した二月の県民投票結果を政府は「尊重すべきだ」とした回答は68・7%に上った。「尊重する必要はない」は19・4%。内閣府が発表した一月の景気動向指数で後退局面に入った可能性が示されたことに関連し、景況感を尋ねると、景気回復を「実感していない」は84・5%で「実感している」は10・1%にとどまった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201903/CK2019031102000125.html?ref=rank

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福島・仮設 飯舘避難者の今 「行ぐどご、ねえんだよ」(2019/03/12東京新聞)
あれから八年。多くの被害者を出した東日本大震災の被災地、東北地方は十一日、鎮魂の日を迎えた。政府は「住まいの再建がおおむね完了する見込み」と胸を張るが、被災地にはまだ仮設住宅があり、この春に退去する人、残る人ともに先行きへの不安を抱えている。福島市にある仮設住宅のこの日を記録する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019031202000160.html

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3・11から8年 「次」はいつ、どこででも(2019/03/12東京新聞)
東日本大震災以上の規模とされる南海トラフ巨大地震。ほかにも大地震予測がいくつも。いつ起きるかは分からない。自分にできる備えは十分にしたい。

 「ここの地面は、海抜七・四メートル。避難場所まで七百メートル」−。こんな看板が、人影まばらな通りのあちこちに掛かる。太平洋を望む三重県南部の尾鷲市。外海に接していることもあって、有史以来、大地震に伴う大津波にたびたび襲われた。近いうちに起きるとされる「南海トラフ巨大地震」でも被害が予想される。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019031102000151.html?ref=rank

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みるく世向かてぃ 〜沖縄のハンセン病〜(2019年3月1日琉球新報)
名護市済井出にある国立ハンセン病療養所の沖縄愛楽園が開園してからことし11月で80年を迎えます。沖縄愛楽園は1938年、県立国頭愛楽園として屋我地村(現名護市済井出)に設立されました。  ハンセン病とは「らい菌」という細菌による感染力の弱い慢性の感染症です。インフルエンザなどと同じような普通の病気であり、発病力が極めて弱く発病しても薬で完治します。主に皮膚や末梢神経がおかされる病気で、適切な治療を受けることができなかったための後遺症や「恐ろしい伝染病」という病気への誤った認識により偏見や差別の対象となりました。
https://ryukyushimpo.jp/special/entry-817825.html

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大震災8年、被災地で鎮魂の祈り(2019/03/11京都新聞)
依然5万2千人が避難/ 多くの犠牲者を出した東日本大震災は11日、発生から8年を迎えた。津波や東京電力福島第1原発事故により、今なお約5万2千人が避難生活を余儀なくされている。被災地では、岩手と宮城、福島の3県沿岸部に暴風警報が出るなど悪天候に見舞われる中、発生時刻の午後2時46分を前に人々が鎮魂の祈りをささげた。警察の捜索は、一部が中止となった。

https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20190311000034

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国会前で「原発ゼロに」(2019/03/11京都新聞)
市民団体が集会/東京電力福島第1原発事故から8年となるのを前に、脱原発を求める市民団体が東京都千代田区の国会前で集会を開催した。参加者は「原発ゼロへ」「原発いらない」とシュプレヒコールを上げた。

 集会では冒頭、東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた。経済産業省元官僚古賀茂明氏は「安倍政権はいまだに原発を動かそうとしている。日本を間違った方向に進めないよう頑張ろう」と呼び掛け、作家落合恵子さんは「原発再稼働にかじを切ろうとする政権にはノーというしかない」と述べた。事故当時、首相として対応に当たった菅直人衆院議員も参加し、「日本から原発をなくそう」と訴えた。
https://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20190310000091

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トルコが拒否のドイツ記者出国(2019/03/11京都新聞)
「外国メディアにも圧力」【イスタンブール、ベルリン共同】トルコでの外国人記者の取材や居住に必要な記者証の更新をトルコ政府に拒否されたドイツ人記者2人が10日、イスタンブールで記者会見し、トルコが外国メディアにも圧力をかけようとしていると非難した。2人は同日に出国。ドイツのマース外相は「容認できない」とツイッターで批判した。

https://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20190311000032

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<原発のない国へ すぐそばの未来>(1)停電3日 耐える街 宮城・東松島 電気を地産地消(2019/03/11東京新聞)
八年前、相沢さんは大津波で壊滅的被害を受けた海沿いの大曲(おおまがり)地区に住んでいた。自宅は流され、五人の家族や親戚を失った。停電が長引き、避難先の姉の家では、庭で火をおこして米を炊き、ドラム缶を風呂にした。記憶は鮮明に残っている。「あんな災害は二度と起こってほしくない。でも、ここでは万が一の電気の心配だけはないんだ」
 この住宅街は災害などで外部からの電力供給が途絶えても、三日間は自前で電気を賄える。東松島市が震災後、住宅メーカーの積水ハウスと共に水田に開発した復興住宅で「スマート防災エコタウン」と呼ばれる。日本初の取り組みだ。街の真ん中には、太陽光発電の黒いパネル。夏なら昼間の電力需要を100%満たせる。足りない分は、電力事業を担う「東松島みらいとし機構」が東北電力の送電網を通じて市内の別の太陽光発電所から買ったり、太陽光で充電した大型蓄電池を活用したりして補う。機構の常務理事、渥美裕介さん(34)は「街の全需要の半分近くを、地元の再生可能エネルギーで満たしている」と説明した。・・・東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から八年。原発のない国をどう実現するか。先進的な取り組みから、未来を展望する。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019031190070628.html?ref=rank

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<忘れられた戦争 イエメンの現場から>(下)続く内戦 自立探る女性 保守的風土 大学へ、街頭へ歩みだす(2019/03/11東京新聞)
 イエメンは世界経済フォーラム(WEF)の男女格差を示すジェンダーギャップ指数(二〇一八年)で、百四十九カ国の中で最下位。女性は「保護する存在」とのイスラム教の教えを重んじ、家事育児に専念すべきだとの考えが根強い男性中心社会だ。十代で結婚して家庭に入る女性が多い。
 だが、一五年から続く内戦下の経済的困窮が、結果的に女性の社会進出を促すことにつながっている。内戦前に学生四百六十人の単科だったサバ地方大は、戦火から逃れた住民の急増で今や八千人超の総合大学になった。教育を受けて賃金の高い職を得ようとする女性も増え、女子学生の割合は43%に上る。一人暮らしができない女性のために、百二十キロ離れた遠方からも通学バスを走らせる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201903/CK2019031102000124.html

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チベット動乱60年 中国、統制強化緩めず(2019/03/11東京新聞)
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世の亡命のきっかけとなった一九五九年の「チベット動乱」から十日で六十年となった。中国の習近平(しゅうきんぺい)指導部はチベット自治区の経済的繁栄をアピールする一方で、監視と統制の強化でチベット族の不満を抑え込んできた。ダライ・ラマを中国からの独立を狙う「分裂主義者」と敵視、亡命政府との対話に応じる気配はない。 ・・・中国政府は豊かさのアメをチベット地域に与える一方、〇八年三月に起きた大規模暴動などを弾圧。共産党の統治に抗議し、焼身自殺したチベット族は百五十三人に上る。
 インドのネットメディア「プリント」は先月、チベット族居住地域で少なくとも三つの「再教育キャンプ」が建設中と報じ、衛星写真を公開した。「党の支配に従わないチベット仏教僧の再教育」が目的とされ、新疆ウイグル自治区と同様の施設を建設している可能性がある。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201903/CK2019031102000123.html

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故郷追われ うずく心の傷 ドキュメンタリー映画「福島は語る」(2019年3月7日東京新聞)
東日本大震災の東京電力福島第一原発の事故により、各地に避難した人たちの証言でつづったドキュメンタリー映画「福島は語る」が九日、東京・渋谷ユーロスペースほか各地で公開される。避難住民の声を丹念に拾った土井敏邦監督は「人生を狂わされた人たちの心の傷はうずき続けている。故郷を追われた人々は」と語る。・・・本作は一四年四月から取材を始めた。パレスチナ取材と並行し、何度も福島に通った。車で寝泊まりしながら約百人と会い、映像に記録した。しかし「了解した取材のはずが、いざ訪ねると断られることもしばしば。心の傷の深さを知らされた」と振り返る。結局、八章、十四人の証言で構成する二時間五十分の長編に仕上げた。風評被害と闘いながら稲作を続ける農家の人、土地や家族を失っても「もっとつらい思いをしている人がいる」と葛藤をぽつりぽつりと語る人たちと、どれも重い証言だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/
entertainment/news/CK201903
0702000223.html

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虐待受け1本足になった保護猫の琉太郎 癒やし届ける(2019/03/11琉球新報)
 2018年11月、鹿児島市内にある介護福祉施設。満面の笑みを浮かべる高齢者の膝の上で1匹の猫がのんびりとくつろいでいた。猫の名前は「琉太郎(るたろう)」。同年8月、虐待を受け恩納村の海岸に遺棄された子猫3匹の1匹だ。何重にも縛られた子猫たちの足は壊死(えし)して骨だけになっていた。琉太郎は足3本を付け根から失った。9月、鹿児島市内でアニマルセラピーを手がける溝口和代さん(51)に引き取られた。現在、セラピーキャットとして介護福祉施設などを回る。人に傷付けられ1本しか残らなかった足を巧みに使って膝に座り、人々に癒やしと笑顔をもたらす。・・・琉太郎の姿を見た誰もが虐待の事実に心を痛め、身近な犬猫を守りたいとの思いを強くする。溝口さんは「動物虐待の現実を世間に認知してもらうのも私の仕事と考えるようになった」と語る。

 県動物愛護管理センターによると、18年8月現在で犬、猫への虐待が疑われる事案が3件発生した。統計を取り始めた15年度には3件、16年度5件、17年度7件と毎年、いわれなき暴力で傷付けられた動物がいる。また、17年度に同センターに収容された犬、猫は計2261匹(犬1007匹、猫1254匹)。そのうち1209匹(犬153匹、猫1056匹)が殺処分された。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-886157.html

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「首相にダンスレッスン」辺野古反対動画に反響 被差別経験 糧に発信(2019/03/10琉球新報)
名護市辺野古の新基地建設に反対するよう呼び掛ける県内在住者が作った動画がインターネットで反響を呼んでいる。「辺野古の浜で安倍晋三首相にカチャーシーを教える」という設定の動画がツイッターで視聴回数約8千回、昨年9月の県知事選で期日前投票を呼び掛けた動画は同5万3千回を超えた。動画を公開したのはツイッターで「Ryukyu Ishigame(リュウキュウ イシガメ)」のアカウント名で活動する女性(41)だ。女性は昨年の県知事選で玉城デニー氏(現知事)を応援していたが、ネット上には玉城氏を中傷する真偽不明の情報が大量に出回っていたため、親しい人との間でも政治の話をすることをためらっていた。しかし翁長雄志前知事の妻樹子さんが集会に登壇した映像を見て感動し「歌が降りてきた」という。・・・期日前投票の動画は、仕事や家事に忙しい同世代に向け「買い物ついデニー、玉城デニー」などとだじゃれで呼び掛けた。「佐喜真さんを応援しているけど、面白いから拡散します」という反応もあった。「ひと笑いしてからだと、反対側の立場の人とも話しやすくなる」と語る。動画をきっかけに、人の輪が広がることに手応えを感じている。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-886641.html

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闘う町長、記者に遺言 原発事故「死者いない」は間違い(2019/03/11朝日新聞)
 津波避難の心構えとして提唱された「津波てんでんこ」。おのおの、めいめいという意味があります。東日本大震災や福島第一原発事故と向き合う被災地の動きを追い続ける朝日新聞の連載「てんでんこ」から、ある町長の「遺言」になった話をまとめてお伝えします。・・・心労が重なり、17年末から入退院を繰り返していた。悩み抜いた末、6月13日に町議会に月末付での辞表を提出した。直後の27日、現職のまま、胃がんで逝った。

 亡くなる約2カ月半前のことだ。馬場は「後世に書き残してほしい」と私をひそかに自宅へ招き、長時間の取材に応じていた。聞き取りは計3日間、携帯電話での取材も合わせると計約6時間になる。馬場は震災時の状況や自らの心境、町政の課題や東電とのやりとりなどを詳細に語った。・・・原発の立地自治体を取り巻く周辺自治体の首長として、財政の豊かな立地自治体をうらやみ、「のどから手が出るほど原発が欲しかった」と私に語った。

 一転、原発事故が起きると、国や東電からは情報を寄せられず、謝罪や支援も立地自治体と差をつけられた。羨望(せんぼう)と失望。馬場の人生は、全国の原発周辺自治体が抱える宿命的な悲哀を体現したものではなかったか。その馬場が取材で何度も繰り返した言葉。「東電から連絡が入っていたら、浪江町には助けることができた命がありました。それが何よりも心残りで、残念です」「どうぞ」。外で立っていると私は親族に招かれ、馬場と対面することを許された。「安らかな死だった」と聞かされていた。でも違った。私が見たのは、町民の辛苦を一身に背負ったような、骨と皮ばかりになるまで闘った顔だった。(三浦英之)
https://digital.asahi.com/articles/ASLD57QBHLD5UGTB00Z.html?iref=pc_rellink

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東日本大震災8年 避難なお5万人超、原発廃炉難題(2019/03/11朝日新聞)
 死者、行方不明者、関連死を含め、2万2131人が犠牲になった東日本大震災から11日で8年になる。今も約3100人がプレハブ仮設住宅で過ごし、約5万2千人が避難生活を続ける。東京電力福島第一原発事故が起きた福島県では今春、原発立地自治体の避難指示が一部の地域で初めて解除される。

・・・福島県ではこれまで、10市町村で避難指示が解除され、原発が立地する大熊町の一部で4月にも解除される見通し。住民の帰還や定住を促す施策が進められることになる。原発の廃炉作業は、100万トンを超える汚染水や原子炉内の燃料デブリ処理など、難しい工程が控える。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13928097.html

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独、反原発のかざぐるま(2019/03/11朝日新聞)
東京電力福島第一原発の事故から8年になるのを前に、ドイツ各地で9日、反原発デモがあった。ドイツ政府は事故後、2022年までの「脱原発」を決めたが、参加者らは世界中の原発の即時停止を訴えた。

 ベルリンでは約300人が参加。風力発電をイメージした「かざぐるま」を手に約1時間、市内を行進し、福島で起きた事故は「世界のどこでも起こり得る」などと訴えた。(ベルリン=高野弦)

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13928105.html

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「原子力明るい未来の…」笑われても、伝え残したい教訓(2019/03/11朝日新聞)
 福島県の沿岸部、双葉町を南北に走る国道6号線からJR双葉駅へ向かう交差点を曲がると、かつての町の商店街の入り口にさしかかる。今は「帰還困難区域」のゲートに遮られて、一般車両がその道を通ることはできない。

 東京電力福島第一原発から3キロほど離れたこの場所に、「原子力明るい未来のエネルギー」という標語が書かれたアーチ状の看板があった。・・・町民大会や海開きのテント、道路沿いの電光掲示板、電話帳の表紙……。「明るい未来」の標語は町のいたるところで使われた。

 大沼さんの自宅は標語の近くにあった。町の人たちが、自分の考えた標語の下をくぐる光景を見るたびに、誇らしい気持ちだった。このときは、21年後にこの看板の前で自分が「原発反対」を叫ぶことになるとは、想像さえできなかった。
https://digital.asahi.com/articles/
ASM364351M36UGTB007.html?iref=com_favorite_01

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(声)東日本大震災8年 時が止まった街残し復興五輪か(2019/03/11朝日新聞)
 中学校教員 宮本紀子(宮城県 53)

 3・11から8年。時々、仙台から福島の沿岸部へ、常磐道を走ると、場所によって二輪車の走行が禁止されている区間がある。車窓に見えるログハウス風の家は、通るたびに周囲の木々が生い茂り、今では森にのみ込まれている。海辺に近い場所には、誰もいない校舎があった。どちらも、あの日までは人々の息吹が感じられる場所だった。

 2020年の東京五輪では、国内外の復興に力添えしてくれた人たちに感謝を示し、復興した日本を見てもらいたいという意図があるらしい。しかし、人々の営みがなくなってしまった場所がまだあちこちにある状態を、復興と言っていいのだろうか。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13928062.html

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(声)東日本大震災8年 消えない痛み、東海再稼働ノー(2019/03/11朝日新聞)
無職 西山雄二郎(神奈川県 74)

 私は8年前の福島第一原子力発電所の事故によって、福島県楢葉町にあった亡き父の実家と先祖の墓を失いました。1日朝刊では、昨年4月に再開したばかりの同県川俣町立山木屋小学校が、新たな入学希望者がいないために休校になると報じられました。町長の「原子力災害の影響は予測していたよりもはるかに痛みが大きい」という言葉には心が痛みました。

 一方、2日朝刊には、茨城県東海村にある東海第二原発の再稼働をめぐる安全対策のために1900億円を東京電力が支援する計画案があることが書かれていました。国によって2038年までの運転延長が認められ、所有する日本原子力発電が再稼働を目指すと報じられたときも、一体何を考えているのかという強い憤りを感じたことを今でも忘れません。

 どれほどの安全対策を施せば地震や津波に耐えられるのか。誰が保障できるのでしょうか。再稼働時期は2023年1月を想定しているそうです。

 亡き父母の墓があり、年老いた一人暮らしの妹が今住んでいるのが、東海第二原発から半径30キロ圏内にある水戸市です。再稼働には絶対反対です。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13928063.html?ref=pcviewpage

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(声)東日本大震災8年 脱原発は「きれいごと」ではない(2019/03/11朝日新聞)再任用地方公務員 岡田正二(愛知県 63)

 「けいざい+(プラス)」(1月30、31日)の「亀井静香の挑戦」を興味深く読んだ。福島第一原子力発電所の惨状に衝撃を受け、脱原発に考え方が変わったという。事故を目の当たりにして安全神話が幻想でしかないと感じた人は多かった。「やはり人間がコントロールできるものではない」。これが普通の人間の感覚だ。

 しかし、現実は普通の感覚とは逆方向に動いている。自然エネルギー利用の推進も中途半端なままだ。あれほどの惨事を経験し、十分すぎる教訓を得たはずなのに、なおも原発の再稼働に前のめりになる国。「普通の感覚を大切にする政治」などと叫んだところで、「きれいごと」と一蹴されてしまうのだろうか。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13928060.html?ref=pcviewpage

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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