KIJI LISTpoint NEWS LIST
<POINT NEWS242>2017/06/26・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)
20182019


sankaku242sankaku
2017/06/26sankaku06/29
日々のニュースは数えきれないほどあります。忘れてはいけない出来事も多くあります。今この時が未来のその時につながります。


韓国、原発建設を中断 3カ月かけ最終決定(2017/06/29朝日新聞)
 韓国の文在寅(ムンジェイン)政権は27日、公約に掲げる「脱原発」政策の一環として、韓国南東部・蔚山(ウルサン)市の新古里原発5、6号機の建設工事を中断すると発表した。今後世論調査などを踏まえて、完全に中止するかを最終決定するとしている。韓国政府が着工済みの原発工事を止めるのは初めて。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13009743.html

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「脱原発」提案、すべて否決 電力8社、必要性強調 株主総会(2017/06/29朝日新聞)
 原発を持つ大手電力8社の株主総会が28日、一斉に開かれた。8社すべてで「脱原発」を求める株主提案が出されたが、いずれも否決された。各地で原発の再稼働が徐々に進むなか、各社のトップは原発の必要性を強調した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13009682.html

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ドゥテルテ氏、対IS窮地 紛争長引き国内に不安 大統領就任1年(2017/06/29朝日新聞)
フィリピンのドゥテルテ大統領が試練に直面している。南部ミンダナオ島で過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う武装集団の掃討が難航しているためだ。30日で就任から1年。奔放な言動や多数の死者を出す「麻薬戦争」にもかかわらず、人気を誇ってきたが、南部の戦闘のかじ取り次第では、政権運営に影響も出かねない。・・・5月23日に始まったミンダナオ島マラウィでの戦闘では1カ月余りで市民27人、武装勢力側299人、国軍側兵士ら71人が死亡。28日には新たに17人の市民の遺体がばらばらにされた状態で見つかった。国内に不安が広がっている。・・・この1年の政権運営は「順調」だった。「米軍は出ていって」などと発言し、長年同盟関係にある米国と距離を置く一方で、南シナ海問題で対抗していた中国と友好関係を結び、多額の支援を引き出した。

 日本と中国をてんびんにかける外交戦略で、援助資金を元手に「ビルド・ビルド・ビルド(造って造って造りまくる)」と名付けた経済政策を推進。今後6年で約19兆円を公共設備建設に投じ、貧困改善や国民の暮らしの向上を目指す。「麻薬戦争」では、これまで7千人以上が警官や身元不明の人物に殺害されたとされ、欧米諸国や人権団体の強い批判を浴びる。それでも「通りから密売人がいなくなるまでやり通す」と強い姿勢を貫く。・・・ただ、戦闘が始まった南部に出した戒厳令には、独裁体制を敷いたマルコス政権時代の記憶を持つ国民の間に嫌悪感もある。戦況が拡大することになれば、ドゥテルテ氏にとって「初の挫折」となり得るとの見方もある。 (マニラ=鈴木暁子)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13009635.html

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(声)ミサイル警戒広告はナンセンス(2017/06/29朝日新聞)無職 大石吉一(埼玉県 90)

 安倍政権は、北朝鮮の弾道ミサイル落下に備えるための広報を大々的に開始した。23日には朝刊の1ページの3分の1を割き、目立つ黄色い背景で広告が掲載された。なぜ今なのか。北朝鮮との戦争状態が迫ったとの認識だろうか。それとも、加計(かけ)学園問題を「防衛」するためなのか。日本の国土に落下する危険が切迫しているのだろうか。もし北朝鮮が意図的に日本の国土に発射したら、それは「戦争状態」にあるということになる。しかし、そうではない。この広報は戦争と空襲の実相を知らない者の創造的作文としかいえない。科学的見地や手順の合理性に欠けていると思えるからだ。ミサイル落下の危険が切迫しているのなら、例えば核弾頭でなく通常弾頭の場合、その飛距離、命中率、破壊力、被害範囲などの情報を開示し、国民に危険の判断を求めるべきだ。現段階で殊更に騒ぐのは、手順の誤りだ。核保有と、実際に核攻撃をすることは全く別だ。北朝鮮が本当に核攻撃の意図があるなら、先制攻撃で自衛せざるを得ないが、そんな状況ではない。先の大戦を生き残った者として、安倍政権は「ナンセンス」と断ぜざるを得ない。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13009581.html

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マイケル・ボンドさん死去 くまのパディントン(2017/06/29朝日新聞)
マイケル・ボンドさん(英児童作家)出版社によると、27日、自宅で死去、91歳。英南部ニューベリー生まれ。ロンドンの一家に引き取られたペルーからきたクマのキャラクターが騒動を繰り広げる「くまのパディントン」シリーズの作者。英BBCによると、56年のクリスマスイブに帰宅中、店のショーウィンドーに飾られていたクマのぬいぐるみに着想を得て執筆され、58年に出版された。日本では福音館書店などから出版されている。シリーズは世界で40カ国語以上に翻訳され、3500万冊以上を売り上げた。14年には映画化もされた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13009722.html

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<社説>自衛隊の政治利用 防衛相の罷免しかない(2017/06/29琉球新報)
問題発言を撤回したからといって、なかったことにはならない。今度こそ辞任すべきである。稲田朋美防衛相が、東京都板橋区で開かれた都議選の自民党候補を応援する集会で演説し「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と訴えた。憲法第15条は「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定している。公職選挙法は、公務員の地位を利用した選挙運動を禁止している。さらに自衛隊法61条は、選挙権の行使以外の自衛隊員の政治的行為を制限している。・・・南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報に「戦闘」との表現があった問題で「法的な意味での戦闘行為はない」と繰り返した。憲法9条の問題になるのを避けるため「武力衝突という言葉を使っている」と説明し、野党から「戦闘の事実を隠蔽(いんぺい)していると」批判を浴びた。
 稲田氏は首相にとって政治信条が近い「秘蔵っ子」と目されている。第2次安倍政権が発足すると、当選3回の稲田氏を行政改革担当相に抜てきし、政調会長、防衛相と重要ポストを与え続けてきた。閣僚としての資質に欠ける発言を繰り返しても、稲田氏を擁護してきた。これでは内閣の私物化である。共同通信による6月の全国世論調査で、安倍内閣の支持率が急落した。不支持の理由は「首相が信頼できない」が最も多かった。強引な政権運営に対する批判を重く受け止めるべきだ。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-523382.html

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ほぼ完全な中世の剣を発見、ポーランド(2017.06.28ナショナルジオグラフィックス)
全長120センチ、持ち手には盾に十字の刻印も
 600〜700年前、ひとりの不運な騎士が泥炭地に落ちるか、そこで剣を落とすかしたようだ。ポーランド南東部、フルビェシュフ郡近郊の泥炭地で、信じられないほど保存状態のよい剣が発見されたことを受け、研究者らはそんな見解を示した。建設作業員が掘削機を使って湿地の排水をしようとしていたところ、たまたまこの剣を発見、地元のスタニスワフ・スタシツ博物館に寄付された。13世紀末か14世紀中頃のものと見られ、柄以外はほぼ完全に残っている。・・・剣はすでに分析と修復のため首都ワルシャワへ送られた。研究者らは、ほかにも印が見つかり、剣の持ち主の身元についてより多くのことが明らかになるのではないかと期待している。調査が終われば、剣はフルビェシュフに送り返され、9月には展示される予定だ。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/062700095/

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良質な芸術届けて20年 京都・舞鶴のサンムーンで企画展(2017年06月28日京都新聞)
京都府舞鶴市のJR東舞鶴駅近くにあって身近に文化に触れられる場所として親しまれている画廊「ギャラリーサンムーン」(同市浜)が7月でオープンから20年を迎える。小規模ながら現在は月2回のペースで企画展を開く。7月には記念の展示やコンサートをギャラリーで催す。オーナーの佐藤保明さん(68)=同市浜=が1人で運営。佐藤さんの趣味は絵画鑑賞で、市内に美術館がないことから「地方でも質の高い芸術に気軽に親しめる場をつくりたい」と決心。勤務していた会社を辞め、1997年7月に店舗を借りてオープンした。
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20170628000079

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子どもの貧困  母子家庭の支援に力を(2017年06月28日京都新聞)
日本の「子どもの貧困率」が12年ぶりに改善した。雇用状況の改善が勤労世帯の所得を全体的に押し上げた影響とみられるが、ひとり親世帯の貧困率は依然として50%超と高い水準だ。母子家庭では貯蓄がない家庭が前回調査より増加するなど、厳しい状況は変わらない。景気頼みでなく、困難な層に着実に支援が届く政策が必要だ。子どもの貧困率は、平均的な可処分所得の半分(貧困線)に満たない世帯で暮らす18歳未満の割合を示す。2016年の国民生活基礎調査によると15年時点の貧困線は122万円。子どもの貧困率は13・9%で、前回12年より2・4ポイント低下した。経済協力開発機構(OECD)加盟の36カ国中23番目で、前回26番目より改善はしたがOECD平均の13・3%を上回った。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170629_3.html

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稲田防衛相発言  撤回しても責任免れぬ(2017年06月28日京都新聞)
またも耳を疑う発言である。慌てて撤回したとはいえ、あまりの軽率さに驚きを禁じ得ない。
 東京都議選の自民党候補を応援する集会で、稲田朋美防衛相が「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いをしたい」と演説した。陸上自衛隊練馬駐屯地の関係者を念頭に「ぜひ2期目の当選、本当に大変だからお願いしたい」と支援を訴えたようだ。行政の中立、公平性を逸脱していないか。・・・嘆かわしい閣僚は稲田氏に限らない。4月に東日本大震災に関し「まだ東北で良かった」と失言した今村雅弘復興相が更迭された。山本幸三地方創生担当相は政府の観光振興を進める上で「一番のがんは文化学芸員」との暴言で批判を浴び、金田勝年法相も「共謀罪」法案の審議で答弁が迷走した。政権全体におごりが目立ち、内閣のたがが外れていると言うしかない。なぜ閣僚を務める力量を欠いた人たちが登用されたのか、失言の撤回だけで許されるのか。安倍晋三首相の任命責任は重い。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170629_4.html

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筆洗/井上ひさしさんの短編に「括弧(かっこ)の恋」という不思議な作品がある。(2017年06月29日東京新聞)
括弧とはワープロ上のカギカッコ記号のこと。主人公の使うワープロが不調で、終わりカギカッコ(」)が表示されぬ▼ここからがおかしい。キーボードの記号たちが人間のように会話を始め、」に不具合の理由を聞く。」は、始めカギカッコ(「)さんのことが好きなんですと言い出す。それなのに文章上ではどうしても離れ離れにされるのでおろおろしてしまうと胸の内を明かす。とくに「さんとの間に君なんか嫌いダヨ、なんて文章が入ってきたときにはご飯も喉を通らないそうで「その文章を受けて締(し)め括(くく)るのがほんとうにいやだった」▼」に心があれば、こんなおぞましい文章を愛(いと)しき「さんとの間に置くことを強く拒むに違いない。「ぜひ当選、お願いしたい。防衛省・自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」。都議選の自民党候補を応援する稲田朋美防衛相の問題発言である▼自衛隊として投票をお願いとは、行政の中立性もどこ吹く風、自衛隊の政治利用もおかまいなしである。自衛隊を軍に置き換えて考えてみる。「軍として投票をお願いする」。寒けがする▼政治、行政の初歩さえ怪しい防衛相には重いお咎(とが)めがあるものと思いきや、政府首脳のこんな発言である。「撤回した。これで終わりだ▼…あれっ、」がなぜだか表示できない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017062902000146.html

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防衛相発言 不問に付せぬ政治利用(2017年06月29日東京新聞)
撤回すれば済むという話でもあるまい。稲田朋美防衛相が東京都議選の応援で「防衛省・自衛隊として」自民党候補を支援するよう呼び掛けた。行政の中立性を逸脱する触法行為にほかならない。法律に従って「政治的中立」を順守している防衛省職員、自衛隊員にとっては、迷惑極まりない発言だったのではないか。・・・軍隊や軍人は政治に関与せず、文民の統制に服するのが、近代国家の要諦だ。自衛隊は軍隊でないが、火力を有する実力組織である以上、政治に関与しないのは当然である。防衛相として不適格で、安倍晋三首相は罷免すべきだ。にもかかわらず、政権中枢はなぜ、稲田氏をかばうのか。首相に関係が近いからか、稲田氏辞任が他の閣僚の進退にも波及し、政権の体力を奪うと恐れるからか。安倍首相は国会演説で、自衛隊員らをたたえるため、起立して拍手するよう議員に促したことがある。自衛隊の存在を憲法に明記する憲法改正を提唱し、これに謝意を表明した自衛隊最高幹部の政治的発言を不問に付したこともある。稲田氏発言の背景に、自衛隊重視の姿勢を吹聴して支持を広げたり、民主主義の基本原理や手続きへの理解を欠く政権の体質があるとしたら根は深い。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017062902000148.html

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チリが初の決勝進出 PK戦でポルトガル制す コンフェデ杯(2017年06月29日東京新聞)
【カザニ(ロシア)=共同】サッカーの各大陸王者などで争われるコンフェデレーションズカップ第8日は28日、当地で準決勝1試合が行われ、南米覇者のチリが欧州王者ポルトガルとのPK戦を3−0で制し、初めて決勝に進んだ。決勝は7月2日(日本時間3日)。
 延長まで120分を戦っても0−0で決着せず、PK戦でチリは34歳のGKブラボが相手のキックを1人目から3本立て続けに止める活躍を見せた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/list/201706/CK2017062902000245.html

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『言』 となりのムスリム 先入観捨てて素顔知ろう(17年6月28日ヒロシマ平和メディアセンター)
―そもそも、イスラム教は、どんな教えなのでしょうか。
 全てを唯一絶対の神、アッラーに委ねる宗教です。病気や認知症になっても、神が決めたと捉えます。信者は全面的に受け入れるだけ。自分が悪かったとか神に罰せられたとは考えません。ストレスを減らすメカニズムを持つ宗教だと思います。

  ―信者が多いですね。
 世界では、4分の1に近い15億〜16億人に上ります。神様に全て丸投げし、一緒に生きていけば楽になるという感覚が「救い」となり、信者を増やしてきたのではないでしょうか。

  ―同じ一神教でも、キリスト教とは違っているようですね。
 仕事などで何か壁にぶつかった時、キリスト教徒は神が自分に与えた試練と考えますが、ムスリムは違います。基本的に人と人との間に線を引かず、宗教や民族の相違を念頭に置きません。暴力的で危険なイメージがあるのは誤解で、欧米の差別的な見方に影響された先入観ではないでしょうか。

  ―そんなムスリムから、なぜISのような過激なテロ組織が生まれたのでしょうか。
 中東諸国の多くが、弱者救済のようなイスラム的公正に配慮せず、一部の権力者が富も独占する堕落した統治を続けたことと、大国の軍事介入で守るべき子や女性の命を奪ったことへの怒りが混乱の背景にあります。 米国などはアフガニスタンやイラクへの攻撃で多数の市民を犠牲にしました。「やむを得ない犠牲」と言いますが、結果的に一層多くの敵を生み出しました。ISのようなテロ組織は欧米によるムスリム抑圧や殺戮(さつりく)の結果、台頭したことを忘れてはなりません。ムスリムは、信者が理不尽に殺されない限り暴力に訴えることはありません。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=73111

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変わる岩国基地 「艦載機」容認 <3> 混迷 移転へ 国がアメとムチ(17年6月28日ヒロシマ平和メディアセンター)

「在日米軍再編を巡る日米協議で、米側が海軍厚木基地(神奈川県)を海兵隊岩国基地(岩国市)に移転する案を提示」。2004年7月、岩国市民に衝撃的なニュースが駆け巡った。住宅密集地の真ん中にある厚木基地周辺では米空母艦載機の騒音被害が深刻なため、滑走路の沖合移設工事が進む岩国基地へ―。13年後の今につながる、そんなシナリオだった。 ・・・迎えた3月の住民投票。投票率は58・68%に達し、成立要件をクリアした。結果は反対4万3433票、賛成5369票。「移転ノー」が投票総数の87・42%を占める圧倒的多数となり、投票資格者8万4659人に対して51・30%だった。井原氏は合併に伴う翌月の市長選でも、移転案について「国との現実的な協議」を主張して政府首脳たちの応援を受けた対立候補を大差で破った。それでも国の姿勢は変わらなかった。5月、在日米軍再編の最終報告に米側と合意。移転を拒み続ける市に対し、市新庁舎の建設補助金35億円を凍結し、米軍再編交付金の対象からも外した。なりふり構わぬ国の手法は、米軍再編を巡る「アメとムチ」の象徴として全国に波紋を広げた。

http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=73157

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【リポート】辺野古から(2017/06/29共同通信)
慰霊の日、平和願い「移設反対」
沖縄県では、1945年の沖縄戦で旧日本軍が組織的な戦闘を終えたとされる6月23日を「慰霊の日」とし、24万人を超える犠牲者をしのぶ。今年も遺族らは最後の激戦地・糸満市摩文仁(まぶに)などを訪れ、平和を願った。翁長雄志(おなが・たけし)知事は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を阻止する決意を表明。遺族らも戦争体験を胸に反対の声を上げた。

・・・首相が式典で登壇する際、男性が「帰れ」と叫んだ。男性は記者団に「沖縄の声を圧殺する人のあいさつが聞けますか。沖縄には基地を造らせない」と語気を強めた。・・・糸満市では辺野古移設反対を訴える集会が開かれ、主催者発表で約300人が参加した。西原町のシンガー・ソングライター海勢頭豊(うみせど・ゆたか)さん(73)は、沖縄戦の悲劇を描き作曲した歌「月桃」を披露。移設工事について「絶対に完成できない」と強調した。
https://this.kiji.is/252690223923070455?c=39546741839462401

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稲田氏発言に批判続々 「全自衛官が自民支持と誤解されるのでは」(2017/06/28東京新聞)
 「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」。稲田朋美防衛相が二十七日、東京都議選の応援演説で自衛隊の政治利用とも受け止められかねない発言をした。「軽率だ」。身内である自衛官や識者からは批判が相次ぎ、投開票日が迫った都議選への影響を懸念する声も上がった。「なぜ余計なことを言うのか」。発言に自衛隊の中堅幹部は憤る。自衛隊を巡っては、安倍晋三首相が憲法九条に存在を明記する文言を追加するよう五月に提案し秋に想定される臨時国会で自民党憲法改正案を提出したいと発言したばかり。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062802000137.html

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IS戦闘員が避難民に紛れ自爆テロ イラク・モスル(2017/06/28東京新聞)
【カイロ=奥田哲平】過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点とするイラク北部モスルの奪還作戦は、ISの支配地域が旧市街の一平方キロほどに縮小し、イラク軍は数日以内の完全制圧を見込む。だが、IS戦闘員が避難民に紛れ込んで脱出し、すでに解放された地域で相次いで自爆テロを実行。住民に不安が広がっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201706/CK2017062802000128.html

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チェルノブイリ原発も影響(2017/06/28京都新聞)
5月攻撃と同種ウイルス【ロンドン、モスクワ共同】ロシアやウクライナ、欧州諸国で27日起きた大規模サイバー攻撃で、1986年に爆発事故があったウクライナのチェルノブイリ原発への立ち入り制限を行う当局は27日、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」と接続できなくなり、原発の放射線監視システムが自動から手動に切り替わったと明らかにした。システムは正常に稼働中という。タス通信などが報じた。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20170628000007

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<社説>F35の県内初飛来 「自由使用」合意の破棄を(2017/06/28琉球新報)
全ては「基地の自由使用」を認めた日米合同委員会合意「5・15メモ」に起因する。合意破棄を日米両政府に強く求める。米海兵隊の垂直離着陸型最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が、在沖米軍基地で初めて嘉手納基地に飛来した。飛来中止を求める地元自治体の声を無視したことは、県民に対する米軍の決別宣言と受け止めるしかない。・・・F35は離陸の際、より騒音が大きいアフターバーナー(推力増強装置)を使用した。嘉手納町の測定では屋良地区で、100・2デシベルを記録した。電車通過時のガード下のうるささに相当するほどの爆音の放置を許してはならない。日本政府は住民生活を守るため、実効性ある対応を取る責任がある。だが、嘉手納爆音訴訟で政府は責任を認めず、爆音を放置し続けている。住民の立場に立たない政府は、米軍の下請け機関と断じるしかない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-522819.html

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「海をころすな」と市民抗議 辺野古新基地建設、砕石次々積まれ(2017/06/28琉球新報)

【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、新たな道路建設が始まった辺野古崎の南側の米軍キャンプ・シュワブ沿岸では27日午前11時ごろ、ダンプカーが次々と砕石を運び入れ、陸上に積み上げた。市民は抗議船4隻とカヌー9艇で抗議した。「違法工事やめろ」「海をころすな」などと声を上げた。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-523043.html

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料金払うとおすすめ上位 広告とは示さず ヤフー通販サイト(2017/06/28朝日新聞)
大手通販サイト「ヤフーショッピング」が、出店者が広告料を多く払う商品を検索結果の「おすすめ順」の上位にくるように優遇しながら、「広告」と表示していないことがわかった。割高な商品が上位にくることもあるが、利用者にはどの商品が広告料によって上位にきているのか見分けがつかない。専門家からは「消費者の判断を誤らせ、問題だ」との指摘が出ている。・・・ ネット広告の問題に詳しい土井裕明弁護士は、ヤフーの手法を「宣伝であることを隠す『ステルスマーケティング(ステマ)』にあたる」と指摘する。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13007838.html

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ひとり親世帯、貧困率50.8% 15年、主要国最悪レベル(2017/06/28朝日新聞)
厚生労働省が27日発表した2016年の国民生活基礎調査で、ひとり親と暮らす子どもへの支援の必要性が改めて浮かび上がった。3年に1度調べる貧困率(15年)で、ひとり親世帯は50・8%に上った。子どもの貧困率全体は13・9%で12年ぶりに改善したが、子どもをめぐる環境はまだ厳しい。・・・貧困率は、相対的に算出している。世帯の可処分所得などから子どもを含む国民一人ひとりの所得を仮に計算して順番に並べ、真ん中の人の額の半分(今回は122万円)に満たない人の割合だ。今回は約3万4千世帯の所得を調べ、有効回答率は71・76%だった。・・・18歳未満の子どもの貧困率は13・9%。過去最悪だった前回12年の調査から2・4ポイント改善したが、経済協力開発機構(OECD)が13年にまとめた平均13・2%を上回る水準だ。ひとり親世帯はとりわけ厳しい。12年から3・8ポイント改善したが、50%超という水準はOECDのまとめでは主要国最悪レベルだ。・・・

今回の調査では「老老介護」が広がっている実態も浮き彫りになった。16年時点で同居する人が主に介護を担う世帯で、介護する人もされる人も75歳以上の割合は30・2%となった。前回13年の調査より1・2ポイント増で、01年の調査開始以来、初めて3割を超えた。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13007803.html

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(社説)加計学園問題 ちゃぶ台返す首相発言(2017/06/28朝日新聞)
 ちゃぶ台をひっくり返すような、信じがたい発言である。安倍首相が先週末の講演で、国家戦略特区を使った獣医学部の新設について、「地域に関係なく、2校でも3校でも、意欲のあるところにはどんどん認めていく」と語った。

 親友が経営する加計学園を優遇したのではないか――。

 この深まるばかりの疑惑から国民の目をそらしたい。競合校にも参入を認めれば文句はないだろう。そんな安直な発想と、いらだちが透けて見える。・・・前川喜平・前文部科学事務次官は、4条件が満たされているという明確な根拠が、農林水産省からも厚生労働省からも示されないまま、内閣府主導で手続きが進んだとして、「行政がゆがめられた」と訴えた。この指摘を受けて、当時の決定過程を検証し、ただすべき点はただす。それが筋であり、国民が強く求めるところだ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13007750.html

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(声)二つの「6・15」主権者の自覚新た(2017/06/28朝日新聞)無職 桑原安男(熊本県 79)

 「共謀罪」を巡る攻防が続いた6月15日未明の国会を巡るニュースと国会前の集会の映像に、57年前の1960年6月15日、安保闘争のさなかに亡くなった一人の女子大生を思い出した人も少なからずいたのではないでしょうか。今回の強行審議が「加計(かけ)隠し」であるとすれば、憲政へのこれほどの冒涜(ぼうとく)はありません。・・・戦後の立憲政治は何回かの危機に直面してきました。二つの「6・15」はその最たるものかもしれません。でも、「戦後民主主義は結局、わが国には根づいていないのだ」との結論を導くのは安易に過ぎましょう。60年の「6・15」がそうであったように、今年の「6・15」を境に、多くの国民が一人の主権者として、自分の同時代史に関わっていく自覚を持ち始めたのではないでしょうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13007754.html

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(声)物言える社会、団塊世代が守る(2017/06/28朝日新聞)主婦 広瀬史子(三重県 66)

 もう黙っていてはいけませんね。日本の民主主義は死にました。この事態に鉄槌(てっつい)を下せるのは、私たち国民しかいないのだと改めて思っています。・・・しかし、今この風潮の中で、自由に物が言えないような社会にだけは絶対にしてはいけないと強く思います。平和な時代を生きさせてもらった団塊世代からの恩返しとして、子や孫、そして未来の子どもたちのために今何らかの活動をしなければと思います。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13007755.html

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(インタビュー)猫の島に生きる 青島猫を見守る会・紙本直子さん(2017/06/28朝日新聞)
 瀬戸内海に浮かぶ青島(愛媛県大洲市)は、一周わずか約4キロの陸地に、人間15人・猫150匹が住む「猫の島」だ。一緒に楽しく暮らしたいと、エサやりや去勢などを先頭に立って担うのが、住民で作る「青島猫を見守る会」会長の紙本直子さん(66)。過疎の島で、たくさんの猫と生きる日常や、未来への思いを聞いた。

――夫婦で漁を営みながらの、猫との生活。どんな日常ですか。

 「朝おきたら、玄関を開けて、集まっとる猫に『おはよう、みんなそろってるかなー』ってごあいさつして。エサやりは手分けしとるから、いつもうちの前におるのは30〜40匹かな。島の猫はだいたい顔で分かるから、そう間違うことはないです。みんなの顔を見て安心したら、家のことをしてから猫のごはん。漁から戻ったら、帰ってきたでーって声かけたり」「昼間はフンを掃除したり、目ヤニがひどければ目薬を、親が育児放棄していれば哺乳瓶でミルクをあげたり。観光客の方があげすぎたエサが道に残っていれば、アリが寄るので片づけます」

・・・――獣医師会などの協力で、去勢も進めていますね。

 「『何匹、定期船に乗せて』って連絡が来るんです。捕まえるのは大変よ。市によると約150匹ですけど、私は数えたことがないので、増えたか減ったか分かりません。観光客さんに『減ったのでは』と言われることはありますけど、まだ生まれてます。子猫はだんだんやんちゃになり、年がいった猫ちゃんは、どこかで自然とお隠れになる。その繰り返しです」・・・

――猫は、1匹が1年で80匹ぐらいに増えかねない繁殖力といいます。猫を守りたい人と、迷惑を防ぎたい人が共存するため、青島のように住民が「地域猫」として管理する動きが広がっています。

「青島でも、好き嫌いは半々ぐらいじゃないかな。私らがエサやること自体、反対の人もいます。そういう意見も、仕方ない」「でも私、各地で野良猫にエサをあげてしまう人の気持ち、わからんでもないんよ。私らだって、『このエサやったら、後で増えて困る』とか考えられない。だって目の前に、人間と同じ命があるんですから。そこに猫がいる、という現実を受け入れないけんのよ」・・・

――ご出身ではないんですね。

 「(愛媛県)宇和島市にいたんですけど、夫が青島の出身で、親の後を継いで漁師になるためにUターン。私も子どもを高校だしてから、20年前ぐらいに島に来たんです。夫も親をみとったら戻ろうと言ってたんですけど、つい島にいついて」

 ――元々は、兵庫の赤穂出身者が移り住んだ島だと聞きました。

 「猫も人も結局、ええ場所やなと思ったら、そこに住み着く。猫は自分で島を出られないけど、ここは車も犬もいないし、快適なんじゃない。私は単純だけん。どうせ一日送るなら、笑(わろ)うて過ごしたいタイプなの。島に来るまでは特に猫好きでもなかったけど、やっぱりかわいいし、このまま一緒に暮らせたらというのはあるわね」

 かみもとなおこ 1950年生まれ。大分県出身。中学卒業後、岡山の縫製工場に集団就職。結婚後、愛媛に移り住んだ。2014年の「見守る会」発足から会長。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13007759.html

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(後藤正文の朝からロック)「キョウボウザイ」と共に立つ(2017/06/28朝日新聞)
「テロ等準備罪」の法案が可決した翌週、ラッパーのSKY―HIが「キョウボウザイ」という楽曲をインターネット上に公開した。不穏なトラックに乗せて、法律と政権の姿勢に率直な疑問を呈する曲だ。彼はAAA(トリプル・エー)というパフォーマンスグループで芸能活動をしながら、地道にストリートでスキルを磨いてきた異色のラッパーだ。様々な先入観を覆しながら、活躍の場を広げている。多くの芸能人たちが社会や政治に対する発言を避けるなか、彼が起こしたアクションを僕は支持する。僕と同じような気持ちで、彼の行動を称賛する人たちもたくさんいるだろう。それは素晴らしいことだけれども、一方で危うさもはらんでいる。

 「もっとやれ」とたきつけて彼に役割を押しつけてしまえば、強いリーダーに漠然とした社会変革を望むメンタリティーとなんら変わりない。その道の先では、彼とは別の独裁的な権力が待ち構えている。僕たちがすべきことは、彼の傍らにそっと立つことではないだろうか。行動を起こした人たちが重い荷物をひとりで背負わなくてもいいように、それぞれの生活のなかから、少しの力を差し出して、重荷を分担することではないだろうか。そうしたささやかな力の集積こそが、社会を少しずつ豊かにするはずだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13007771.html

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(問う「共謀罪」)長女「歴史繰り返すのか」 治安維持法で検挙、学者の裁判記録(2017/06/28朝日新聞)
「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織的犯罪処罰法が7月11日に施行される。国会では治安維持法との類似が議論されたが、同法で検挙された研究者の遺族は、当時の裁判記録をたどって、「共謀罪」拡大適用に警鐘を鳴らす。名古屋大学名誉教授だった故・新村猛(しんむらたけし)氏の名古屋市の自宅で2014年秋、ぶ厚いつづりなどが見つかった。治安維持法で摘発されたときの予審調書や弁護資料。発見した長女の原夏子さん(83)は「記録が残っているなんて」と驚いた。猛氏はこの事件で職を失ったため、釈放後は父・出(いづる)氏の辞典編集を手伝い、戦後、「広辞苑」を送り出した。同志社大学予科の教授だった猛氏は1937年11月8日朝、京都市の自宅から警察署に連行された。研究者仲間と雑誌「世界文化」で反ファシズム運動を紹介していた。非合法だった共産党とは関係ないので、治安維持法で検挙されるとは思わなかったという。

 1925年成立の治安維持法は28年の改定で結社に参加していなくても「目的遂行ノ為ニスル行為ヲ為シタル者」も罪とした(目的遂行罪)。あいまいな規定で拡大適用されていった。・・・ 夏子さんは、今国会の採決強行に憤り、「歴史を繰り返すのか」と案じる。父は「共産党拡大のため」という意図がでっちあげなのに執筆や会議を手がかりに処罰された。「電話やメールなど手がかりがたくさん残る今はもっと怖い」

 <新村猛(しんむら・たけし)> 1905〜92年。フランス文学者、名古屋大学名誉教授。父で言語学者の新村出(いづる)を手伝って「広辞苑」(初版55年、岩波書店)を編み、第4版まで改訂にあたった。平和運動に積極的にかかわり、原水爆禁止運動の統一に尽力した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13007902.html

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(ひと)牧慎一郎さん 官僚から転身した大阪市立天王寺動物園のアイデア園長(2017/06/27朝日新聞)
白塗りのコンクリート上をペンギンが歩く。その前で立ち止まると、熱っぽく語り始めた。「フンボルトペンギンは温暖な地に生息するのに、氷みたいな地面はおかしいでしょ。こうした展示法も変えていきたいんです」動物園の知識を競うテレビ番組で優勝経験もある動物好き。3年前、大阪市が動物園改革担当部長を公募していると知り応募、文部科学省を退職して赴任した。天王寺動物園は日本で3番目に古い。100周年の2015年、園長に就任すると、利用者目線の改革を徹底する。動物との「ふれあい広場」の新設や自ら獣に仮装したハロウィンナイトなどで、ピーク時の3分の1近くまで落ちた入園者を4〜5割もアップさせた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13006230.html

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「説明の根底ひっくり返る」批判次々 首相「獣医学部、全国に」発言(2017/06/27朝日新聞)
安倍政権は学部新設を認めるにあたり、獣医師養成の「新たな需要が明らかになる」といった条件を2015年の閣議決定で掲げたり、獣医学部の「空白地域」に「1校限り」で認める条件を昨年以降になって追加したりと、政権自身の判断で対象を絞ってきた。その結果、実質的に加計学園だけが特区に応募できる条件を満たし、認定された経緯がある。・・・ 共産党の小池晃書記局長は会見で「加計のために(岩盤規制に)穴を開けたと認めたようなもの」と指摘。「自分の疑いを晴らすために国の政策を根本的に変えるみたいな、すさまじい話だ」と非難した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13006184.html

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(社説)首相改憲発言 国民の目そらす思惑か(2017/06/27朝日新聞)
強い疑問が浮かぶ。日本はいま、それほど改憲を急がねばならない状況なのだろうか。首相の主張の中心は戦争放棄と戦力不保持をうたう9条の1項と2項を維持しつつ、自衛隊を明記するというものだ。だが自衛隊には幅広い国民の支持がある。明記を急ぐ合理的な理由があるとは思えない。もう一つ、首相があげているのが高等教育の無償化だ。これは憲法に書くか否かではなく、財源の問題だ。財源を用意し、自らの政策判断で進めれば改憲しなくてもできる。・・・首相が今回、講演先に選んだのは、産経新聞の主張に賛同する任意団体「神戸『正論』懇話会」だった。5月には読売新聞のインタビューと、日本会議がかかわる改憲集会に寄せたビデオメッセージで「20年改憲」を打ち出した。主張の近い報道機関や団体を通じて改憲を説く一方で、国会で問われると、読売新聞を「ぜひ熟読して」と説明を避ける。まさにご都合主義である。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13006103.html

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(声)最高レベルの言葉、品格それなり(2017/06/27朝日新聞)元アナウンサー 船坂徐郭(宮城県 75)

よくもまあ、臆面もなく軽々しい言葉の数々を繰り出してくれましたねえ。「加計(かけ)学園」疑惑をめぐる官邸や自民党の“最高レベル”の発言です。「怪文書みたい」「問題があると言う方が立証するのは当然」「印象操作」「げすの勘ぐり」等々。証人喚問は必要ないとする理由を問われて「必要ないというのが理由」とうそぶいた御仁もいたっけ。人を食った言い方、相手の二の句を封殺する高圧的な物言い。厚顔無恥、傲岸(ごうがん)不遜のオンパレードです。政治家である前に社会人としての常識、見識があればあり得ません。一般社会なら鼻つまみの言動が通ってしまう政界とは、まさに異次元空間です。アナウンサーの世界では「声は人なり」と言います。あざける口調は人柄の反映であり、同様に「言葉も人なり」です。“最高レベル”の方々は、自ら品格をおとしめていることにいつ気づくのでしょうか。もし品格があれば、ですが。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13006109.html

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遮水壁の「全面凍結」申請(2017/06/27共同通信)
福島第1原発の汚染水対策/東京電力は26日、福島第1原発1〜4号機の建屋周辺の地盤を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」で、総延長約1.5キロのうち、未凍結だった2号機西側の約7メートルを凍結させ、完全に壁を閉じる計画の認可を原子力規制委員会に申請した。壁を完全に閉じると建屋周辺の地下水位が下がり、建屋地下にたまる高濃度汚染水が外に漏れ出す恐れがあるとして、未凍結部分を設けていた。
https://this.kiji.is/252018498153711097?c=39546741839462401

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子どもの貧困7人に1人 12年ぶり改善、なお高水準(2017/06/27東京新聞)
厚生労働省が27日発表した2016年国民生活基礎調査で、「子どもの貧困率」は15年時点で13・9%(7人に1人)だった。3年おきに調査しており、過去最悪だった前回から2・4ポイント下がった。改善は12年ぶり。厚労省は「雇用状況が良くなり、子育て世帯の所得の増加が主な要因」と分析している。ただ先進国の中では依然として高めの水準。特にシングルマザーなどひとり親を取り巻く状況は厳しく、引き続き対策が求められそうだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017062701001072.html

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藤井四段29連勝 無敗で30年ぶり新記録(2017/06/27東京新聞)
 将棋の最年少棋士で、プロデビューから無敗を続けている中学三年生の藤井聡太四段(14)=愛知県瀬戸市=が二十六日、東京都渋谷区の将棋会館で指された竜王戦決勝トーナメントで増田康宏四段(19)を破り、公式戦歴代最多の新記録となる二十九連勝を達成した。神谷広志八段(56)が一九八七年に樹立した大記録を、三十年ぶりに塗り替えた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201706/CK2017062702000117.html

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「一強体制」は同じなれど(2017/06/27東京新聞)
フランスのマクロン大統領率いる新党が総選挙で圧勝し、「マクロン一強体制」が築かれた。野党の弱体化という点も含め、一強体制はどこかの国と同じだ。しかし、両国のトップには決定的な違いがみられる。弱冠三十九歳、政治経験もわずかなマクロン氏だが、就任早々の外交舞台で米、独、ロなど大国の首脳と堂々と渡り合った。威厳は国民の懸念を払拭(ふっしょく)し、信頼を得るに十分だった。それが総選挙大勝につながった。一方、アメリカの「暴君」の当選祝いにゴルフクラブを贈り歓心を買ったものの、TPP離脱かという重大局面で「翻意させる」と意気込みながら、あっさりと袖にされた。始動して間もない若武者と、一度挫折しながらしたたかにはい上がった総理を同列に論じるのは適当でないと思う。そうは思うが、攻められた時のあの余裕のなさや、「印象操作、印象操作」とむきになる姿は国民の目に、大人げないと映ったのではあるまいか。特定秘密保護法、集団的自衛権を認める安保法、いわゆる共謀罪法を成立させ、そのたびに支持率が下がると「経済最優先」を言い出す。さすがに見え見えの手法で、国民をみくびった驕(おご)りを感じてしまう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017062602000142.html

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ダリの遺体掘り起こし、スペイン裁判所が命令 父子確認で(2017/06/27CNN)
(CNN) シュールレアリスム(超現実主義)絵画で知られるスペインの巨匠、サルバドール・ダリの娘だと主張する女性が父子関係の確認を求めて起こしていた裁判で、マドリードの裁判所は26日、DNA鑑定のためにダリの遺体を掘り起こすよう命じた。
原告のピラル・アベル・マルティネスさんは同国北東部ジローナ県フィゲラスで1956年に生まれた。自分はダリと婚外関係にあったメードとダリの間に生まれた子どもだと主張している。裁判所の発表によると、遺体を掘り起こすのは、ダリがマルティネスさんの生物学的な父かどうかを確認するための検体を採取することが目的。それ以外にDNAを鑑定する方法がないことから、掘り起こしを命じたとしている。
https://www.cnn.co.jp/world/35103352.html

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俳優ジョニー・デップ、トランプ氏「暗殺」の発言わびる(2017.06.24 CNN)
(CNN) 米人気男優ジョニー・デップさんは24日までに、英国内の行事に参加した際、トランプ米大統領の暗殺に触れた発言を示したことを謝罪する声明を発表した。同大統領に関連する後味が良くないたちの悪い冗談だったと釈明した。米芸能関連雑誌「ピープル」が独占掲載とした声明でデップさんは「俳優が大統領を最後に暗殺したのはいつだったか?」との趣旨の発言について、「意図した結果ではなく、悪意もなかった」と主張。「面白がらせようとした。誰も傷付けるつもりはなかった」と釈明した。問題の発言は22日、英国の「グラストンベリー・フェスティバル」でのあいさつで飛び出したもの。ただ、ピープル誌で釈明する前から自らの発言が物議を醸す可能性があることを自覚していたともみられ、観衆に「報道で取り上げられるだろう。不快なものになるだろう」と述べていた。
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35103262.html

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<社説>沖縄に米軍訓練移転 偽りの負担軽減許さない(2017/06/27琉球新報)
沖縄の基地負担軽減など一切考えていないことを米軍は自ら証明した。米軍が米国内で実施していたパラシュート降下の特殊作戦の合同訓練を沖縄に移転していたことが分かった。嘉手納基地で4月に実施した訓練は米大陸以外では初めてという。合同訓練は夜間作戦も想定しており、嘉手納基地で5月に実施した夜間降下も、合同訓練の一部だった可能性が高い。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-522130.html

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[大弦小弦]社内で元プロボクシング世界王者・具志堅用高さん…(2017/06/27沖縄タイムス)
社内で元プロボクシング世界王者・具志堅用高さん(62)の話題になると、50代以上の先輩の語り口は一様に熱い。1970年代、リング上から放つパンチとしまくとぅばが「どれだけ劣等感を払拭(ふっしょく)してくれたか」と・・・▼先日、具志堅さんにインタビューした(25日付)。「当時、本土と沖縄には、はっきりした線が引かれていた」との言葉が印象に残る。自分の発言の影響力を知ってか、「差別」「偏見」という直接的な表現は最後まで使わず、「その線を消すために、僕は頑張ったのよ」と語った・・・▼さまざまな困難の続く沖縄だが、具志堅さんの約40年前のファイトが教えてくれる。どんなに苦しくても強敵でも諦めず、前へ前へ。(磯野直)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/105954

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悪夢苦しんだ戦後 米映画「ハクソー・リッジ」モデルのドスさん 95年来沖(2017/06/26琉球新報)
日本各地で24日から上映されている映画「ハクソー・リッジ」の主人公として描かれ、沖縄戦で武器を持たずに負傷兵75人を救出した衛生兵デズモンド・ドスさん(2006年死去)が1995年6月に沖縄を訪れた際、琉球新報の取材に応じていた。浦添市前田高地の戦闘で負傷したドスさんは戦後5年半、陸軍病院で入院生活を送り、戦時中の夢を見続けるなど、心的外傷後ストレス障害(PTSD)のような症状に苦しんだことを明かした。「悪夢を見続けてきたが、今はもう見ない。自身の体験を語ることで克服することができた」と話していた。・・・ドスさんは1945年4月、米陸軍第77師団第307歩兵連隊第1大隊B中隊の衛生兵として沖縄に上陸した。キリスト教セブンスデー・アドベンチスト教会の信者で、聖書の「十戒」にある「汝(なんじ)殺すことなかれ」を守るため、銃を携行せずに従軍することを条件に志願した。「戦場に行って、人を殺すのではなく助けに行くためだった」と理由を話した。5月5日、前田高地の丘に上がったドスさんらB中隊の兵士は予想以上の激しい戦闘に巻き込まれていった。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-521541.html

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知念さん「平和の詩」記念碑に 「みるく世」願い込め(2017/06/26琉球新報)
【うるま】戦後70年の2015年に「児童・生徒の平和メッセージ展」で最優秀賞を受賞し、沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩「みるく世がやゆら」の記念碑がうるま市具志川の具志川アシビナーに建立された。「慰霊塔改修・『平和の詩』記念碑建立委員会」が25日、記念碑の建立記念式典と慰霊祭を開いた。作者の知念捷(まさる)さん(19)=東京在住、大学生=は具志川区の出身。記念式典で「後世に戦争の記憶を伝え、平和を築く、みるく世への懸け橋となることを祈ります」と願いを込めた。参列者は日露戦争や沖縄戦などで亡くなった字出身者271人の冥福を祈った。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-521549.html

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(MONDAY解説)安保法・「共謀罪」…採決強行続く国会 言論の府は自壊したのか 国分高史(2017/06/26朝日新聞)
 18日に閉会した国会で自民、公明の与党は、異例の強行手続きを使って「共謀罪」法を成立させた。特定秘密保護法、安全保障関連法、カジノ解禁法。2012年末の第2次安倍政権発足以来、会期末になると野党が反対する「対決法案」を与党が採決強行で成立させるケースが際立つ。問答無用の決着を辞さない国会の姿は、行政府を抑制する役割を放棄し、その権威や誇りを自ら捨て去ってしまったように見える。・・・安倍首相は「決める時には決めなければいけない。それが民主主義のルールだろう」と繰り返す。・・・多数決の研究で知られる坂井豊貴・慶大教授(社会的選択理論)は「集団で物事を決めるには、なるべく多くの人が納得できる理屈が求められる。ところが、理屈で少数派を説得することなく、とにかく多数決で決めればいいという政府・与党の姿勢は多数決の誤用だ」と指摘する。首相に批判的な村上誠一郎・元行革相(自民)も「民主主義でこわいのは、たとえ間違っていても多数意見が正義となってしまうことだ」と警鐘を鳴らす。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13004927.html

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(声)前川前次官、学ぶ権利への信念(2017/06/26朝日新聞)夜間中学教員 次田哲治(京都府 66)

 加計(かけ)学園の獣医学部新設問題で5月、「総理のご意向」などと書かれた文書の存在を会見で証言した前川喜平・前文部科学事務次官。菅義偉官房長官が「地位に恋々としがみついていた」と非難した瞬間、私はうそだと直感した。昨年12月、東京であった「全国夜間中学校研究大会」に参加した前川さんの話を聴いたからだ。夜間中学は色々な事情で学ぶ機会を十分に得られなかった人が通う場。夜間中学教員や生徒らの小さな集まりに現職次官が出席するのは異例だった。そこでの「特別報告」に感動した。学びの機会を逸した人たちがいることに「文部科学省の責任」「申し訳ない」と言った。不登校の子、居所不明の子、無国籍で学校へ行けなかった人、引き揚げ者、在日コリアン……。学ぶ権利に国籍は問わないとも言い切る。「不法滞在であっても、その子どもたちには学ぶ権利はございます」。ここまで言える文科官僚がいるのだと会場全体が一瞬静まり返った。夜間中学は今、8都府県にわずか31校。前川さんは次官在任中、福島県の自主夜間中学などを講演して回り、その後もボランティアとして福島へ。あの記者会見はさすがだと思った。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13004938.html

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非正規公務員の労働条件、悪化? 法改正、20万人が基本権失う恐れ(2017/06/26朝日新聞)
 改正地方公務員法が5月に成立し、自治体で働く非正規公務員に「会計年度任用職員」という新たな身分が設けられる。不透明な採用方法を改め、身分が不安定な非正規公務員の処遇を改善するのが狙いだが、法改正に伴い、約20万人の非正規公務員が労働組合をつくって交渉する労働基本権を失うおそれがある。労働条件悪化への懸念も出ている。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13004953.html

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「違法建設をやめろ」 シュワブゲート前、辺野古新基地に抗議(2017/06/26沖縄タイムス)
 沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前では26日、新基地建設に反対する市民らが座り込み抗議の声を上げた。午前8時50分ごろから、機動隊が市民ら約70人を排除し、50分近く拘束した。その間にコンクリートミキサー車8台、ダンプカー51台を含む計67台の工事車両が基地内に入った。市民らは「違法建設をやめろ」「県警は人権侵害をやめろ」と抗議した。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/105761

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社説[改憲案「年内に提出」]危うい首相の前のめり(2017/06/26沖縄タイムス)
安倍晋三首相は24日、神戸市で講演し、憲法改正について「臨時国会が終わる前に、衆参の憲法審査会に自民党案を提出したい」と述べた。・・・憲法改正に関する言動は慎重であるべきなのに、「任期中に何としても憲法改正をやり遂げたい」と、自身の政治信条の実現に前のめりになってしまっては、熟議による合意形成は望むべくもない。もう一つ気になるのは、首相の発言に「加計隠し」とも受け取られかねない局面打開の意図が感じられることだ。・・・安倍首相や自民党執行部の念頭にあるのは、18年夏ごろ、憲法改正を発議し、早ければ18年中に国民投票を実施するスケジュールだという。9条改正がそんなに簡単に実現できるとは思えないし、そうすべきでもない。憲法は「われらとわれらの子孫のために」あるのであって、少数意見を無視して論議を進めたり、憲法審査会で強行採決まがいのことが行われてはならない。安倍首相の前のめり姿勢には憲法論議をゆがめかねない危うさがある。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/105658

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世界の海洋異変 環境破壊を今止めねば(2017/06/26東京新聞)
 世界中の海は、人に例えれば、幾つもの深刻な病気を抱えている。国連海洋会議が今月上旬に開かれ、海の環境を守り育てると誓う宣言を採択した。何をすべきか、一人一人が思いを巡らせたい。海洋会議は汚染防止と生産性回復をテーマとした、国連本部での初のハイレベル会合だった。「海洋・海洋資源の保全と持続可能な利用」を目指し、加盟国が具体的な行動を起こすよう訴えた。・・・宣言は課題として、プラスチックごみ、海水温の上昇と海洋の酸性化、サンゴ礁やマングローブなど生態系破壊、水産資源乱獲などを例示した。プラスチックごみは、目に見える容器や漁具から、五ミリ以下の微小なマイクロプラスチックまである。レジ袋が砕かれた破片や、洗顔料に入っている微粒子マイクロビーズなどが含まれる。魚や亀、海鳥などがのみ込んで死んだり、体内に有害物質を蓄積する恐れがある。プラスチックごみの多くは細かくなって海中を漂うか、海底に沈殿する。回収は難しいことを知っておきたい。・・・海洋の異変の背景には、CO2の排出量増加と地球温暖化がある。海洋会議では、二〇年度以降の温暖化対策の枠組みを決めた「パリ協定」の重要性を確認した。トランプ米政権が協定からの離脱を表明して混乱は続く。しかし、各国がパリ協定の履行に取り組むことが、海の健全さと生産性を取り戻すカギになる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017062602000141.html

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タンクローリー爆発146人死亡 燃料に人々群がる、パキスタン(2017/06/26東京新聞)
【イスラマバード共同】パキスタン中部パンジャブ州バハワルプルの幹線道路で25日、石油燃料を運ぶタンクローリーが横転して爆発し、ロイター通信などによると、少なくとも146人が死亡、約80人が負傷した。地元救助当局によると、漏れ出た燃料を集めて持ち帰ろうと多くの人がタンクローリーに群がった際、爆発が起きたとみられる。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017062501001214.html

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元米軍スナイパーの証言 罪悪感…命絶つ仲間多く(2017/06/26東京新聞)
イラクやアフガニスタンの戦場で奪った命は、数えただけで三十三人。米陸軍特殊部隊のスナイパー(狙撃手)として「死に神」との異名を取ったニコラス・アービングさん(30)は、「世界の警察官」の役割を放棄せず、今も実質的に戦争を続ける米国に疑問を投げかける。「出口のないトンネルだ」。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の苦しみから抜け出しつつある今、命の重みをかみしめている。 (米テキサス州サンアントニオで、北島忠輔、写真も)同じ夢を何度も見た。銃弾を受けてバラバラになった男の顔や手足がまとわり付いてくる。


 二〇〇五年、十八歳の時だった。イラク南部に赴任した翌朝。装甲車に、うつろな目をした男が運転する車が近づいてきた。「撃て、早く撃て」。四カ月の訓練で覚えた通りに狙いを定め、引き金を引いた。弾は男に当たった。車には手製爆弾が積まれていた。これが戦場か。初めて人の命を奪った戸惑いと、役目を果たしたという手応えが同時にやってきた。射撃を命じた下士官は言った。「興奮はやがて消え、人を撃った感触だけが残る」その夜は落ち込んだ。人を殺してはいけないと教えられてきた。あの男に家族はいるのか−。スナイパーとして「悪いやつをできるだけ殺せ」とたたき込まれた。自分の銃に記録した「悪いやつ」は三十三人。実際にはもっと多い。いつしか「死に神」と呼ばれるようになった。


 五年後に第一線を退いた後も、頭上を飛ぶ戦闘機を見ると、逃げ惑うアフガンの子供たちの姿が頭をよぎった。風が運んでくる乾いた土のにおいは、射殺した兵士の顔を思い出させた。その都度、自分が正しいと信じてきたことと罪悪感の間を行き来した。
 PTSDに悩み、自ら命を絶った仲間は知っているだけで十二人。運を天に任せよう。自分も二年前、回転式のピストルの弾倉に一発だけ弾を込め、頭に当てて引き金を引いた。弾は出なかった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201706/CK2017062602000128.html?ref=rank

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欧州の中央に位置するドイツ・送電網の重要性再確認 (こちゃん / 2017年6月25日みどりの1kWh)
ドイツの四つの送電網運営会社の一つであるアンプリオンによると、ドイツはこの冬、何度もブラックアウト寸前の状態に陥ったという。理由は、いくつもの危険な要素が重なったことによる。ドイツのエネルギー転換が可能なのは、フランスから原発の電力が輸入出来るからだという伝説に近い噂が日本では広まっているというが、それは事実に反する。欧州では日本と異なり隣接する国々の送電網が繋がっており、相互に電力を融通し合っている。アンプリオンの送電網は西ドイツ地方でオランダ、ベルギー、フランスとの国境で相手国の送電網に接続している。隣国で電力の需要が増加すると、電力は需要のある隣国の方に流れて行ってしまう。そのために同社はこの冬、足りない電力を補充して送電網の安定を保つ目的のために同社がリザーブ用として準備している石炭とガス火力発電所を何度も稼働させた。その経費は例年とは比較にならない2000万ユーロ(約24億8000万円)にも達したという。
http://midori1kwh.de/2017/06/25/9135

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