<社説>残業上限規制 これでは過労死なくせない(2017/02/21琉球新報)
月100時間の残業を認める政府案では過労死はなくならない。残業時間を圧縮し「過労死ゼロ」を実現する本気度が問われている。政府の「働き方改革実現会議」に提出された議論のたたき台となる政府案は「月平均60時間、年間計720時間」の残業の上限を示した。その一方で、企業の繁忙期には「最大で月100時間」、2カ月連続で「平均80時間、計160時間」の残業を認める内容だ。・・・政府は研究開発など高収入の専門職に残業代を支払わずに済む労基法改正案も上程中である。同法案は「残業代ゼロ法案」と酷評され、サービス残業の増加がさらに過重労働や過労死を助長しかねないとの批判がある。安上がりで長時間の労働を確保したい企業側の意向に偏らず、労働者の健康と賃金アップに配慮した労基法の改正を目指すべきだ。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-448081.html
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コンクリートブロック作業続く 大型車両11台が基地内に入る(2017/02/21琉球新報)
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で21日、基地建設に反対する約50人が米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲート前、第2ゲート前に分かれて工事中止を訴えた。午前9時ごろ、工事用車両を止めようとゲート前に座り込む市民らを機動隊員が強制的に排除し、工事用車両ゲートから大型トラック11台が基地内に入った。車イスで座り込んでいた名護市瀬嵩に住む成田正雄さん(64)は「基地ができると辺野古だけでなく自分たちの住む地域も影響が出る」と顔をしかめた。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-448239.html
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英作家ゲイマンさんが親善大使 国連難民高等弁務官事務所(2017/02/21琉球新報)
【ジュネーブ共同】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は20日、アメリカンコミック「サンドマン」で知られる英国の作家、ニール・ゲイマンさんをUNHCR親善大使に任命したと発表した。ゲイマンさんは2013年からUNHCRの活動に携わりヨルダンを訪れ、シリア難民と交流した。任命を受け「難民との連帯が今ほど重要な時はない」とのコメントを出した。
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-448118.html
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200万人が深刻な食料不足 アフリカ、難民急増(2017/02/21琉球新報)
【ジュネーブ共同】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と世界食糧計画(WFP)は20日、アフリカで難民が急増し、支援資金不足から食料が十分に行き渡らず、約200万人が深刻な食料不足の状態にあるとの共同声明を発表した。新たな援助が供給されなければ「数カ月でさらに状況が悪化する」と警告している。声明によると、アフリカの難民数は2011年に260万人だったが、16年には500万人近くに増えた。食料難が最も深刻なのは東部地域。特にソマリアと南スーダンの難民に顕著で1月以降、エチオピアに到着したソマリア難民の子どもの75%以上が栄養失調だった。
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-448116.html
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仏大統領、トランプ氏批判 「自国の利益も危機に」(2017/02/21琉球新報)
【パリ共同】フランスのオランド大統領は20日、トランプ米大統領の移民制限や保護貿易主義について「欧州だけでなく、自国の利益も危機にさらしている」と強く批判した。スペイン南部マラガで同国のラホイ首相と会談後の共同記者会見で語った。オランド氏は「自国中心の指導者は移民受け入れを減らし、貿易を減らし、ついには国内の投資や雇用まで損なう」と指摘。「欧州は米国やロシアの大統領に倣ってはならない」と強調した。
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-448139.html
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外国人初の女流プロ誕生 ポーランドの25歳(2017/02/21琉球新報)
将棋のカロリーナ・ステチェンスカ女流3級(25)=ポーランド出身=は20日、東京・将棋会館で指された女流名人戦予選で貞升(さだます)南女流初段(30)に勝ち、予選決勝に進出。規定により女流2級に昇級し、将棋界に外国人初の女流プロ棋士が誕生した。・・・佐藤康光日本将棋連盟会長は「厳しい道のりでしたが、見事な戦いぶりでした。将棋界初の外国人女流棋士として、これからのますますの活躍を期待しています」とコメントした。
http://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-447843.html
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「MX社内で検証中」 蔑視番組 総務相「改めて報告」(2017/02/21琉球新報)
【東京】高市早苗総務相は20日の衆院予算委員会で、基地建設に反対する市民をテロリストに例えるなどの内容を放送した東京ローカルテレビ局・東京MXの番組「ニュース女子」を巡る問題について「東京MXから取材や放送での取り扱いについて問題がなかったか、社内で検証中だという自発的な報告があった。改めてMXから報告を頂けると思っている」などと述べた。本村賢太郎氏(民進)への答弁。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-448226.html
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移民排斥 背後に差別意識ないか(2017/02/21京都新聞)
第2次世界大戦中、米国在住の日系人を「敵性外国人」として強制収容する根拠となった大統領令が署名されてから、19日で75年となった。人種的偏見に満ち、人権を踏みにじったこの措置は、米国史の汚点となっている。くしくもこの日、不法移民の拘束や強制送還を迅速化する草案をトランプ政権が用意していると報じられた。人権擁護団体が相次いで表明した懸念に共感する。歴史を振り返れば、戦前の日本は「移民送り出し大国」だった。米国や南米諸国にも大勢の人々が貧しさを逃れるために渡った。海外日系人協会によると現在、世界の日系人は350万人という。・・・異国の新天地に生き延びる道を求めたかつての日系移民の苦難を思えば、戦乱や貧困を逃れるために日本への移住を願う人たちを拒むわけにはいくまい。悪質な不法就労・不法滞在には毅然(きぜん)とした態度を貫きつつ、労働力確保だけでなく、人権や人道の観点からも門戸を広げていくべきだろう。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/
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「対等に交渉できる」21% 毎日新聞調査(2017/02/19琉球新報)
毎日新聞は18、19両日、全国世論調査を実施した。先の日米首脳会談で設置が決まった「日米経済対話」について、日本が米国と「対等に交渉できる」という回答は21%にとどまり、「対等に交渉できない」が67%に上った。経済対話では2国間の貿易枠組みなどが協議の対象になる。トランプ米大統領は安倍晋三首相に経済分野で具体的な要求をしなかったが、今後の対日圧力への懸念は強いようだ。
http://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-447392.html
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海保、船長の胸ぐらつかむ 市議視察船を一時拘束(2017/02/19琉球新報)
議員たちが「暴力的で過剰な警備は許さない」と呼び掛けながら、臨時制限区域を示す油防止膜(オイルフェンス)内を航行していたところ、海上保安官が船を一時拘束した。議員たちは取材陣と同じ船に乗っていた。船が拘束される際、海上保安官が男性船長(29)のライフジャケットの胸ぐらをつかみ、緊迫した。・・・同議会軍事基地等対策特別委員会の大城敬人(よしたみ)委員長は「暴力的な警備をしていることが分かった。明日の要請の場で抗議したい」と話した。
http://ryukyushimpo.jp/movie/prentry-238781.html
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偽ニュース発信? 「スウェーデンでテロ」(2017/02/19琉球新報)
【ワシントン三木幸治】トランプ米大統領が18日、フロリダ州で演説し、スウェーデンで17日夜にテロが起こったかのように話し、テロの恐怖を訴えた。しかし、実際にはテロは起きておらず、スウェーデン外務省がホワイトハウスに説明を求める事態に発展した。メディアが「フェイク(偽)ニュース」を流していると批判するトランプ氏だが、低迷する支持率を回復するため、自ら「フェイクニュース」を発信した可能性がある。
http://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-447642.html
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少年法 立ち直りこそ第一に(2017/02/20東京新聞)
少年法の適用年齢を十八歳未満に引き下げる諮問が法制審議会に出された。現行制度は刑罰よりも保護が適切だと判断された経緯がある。立ち直りを第一に考えて、安易に引き下げるべきではない。少年事件はすべて家庭裁判所が事件の調査をする。少年鑑別所で約四週間、心理学や教育学、社会学などの科学的見地から鑑別調査が行われる。・・・もともと少年は成長過程にあり、犯罪も資質と生まれ育った環境に大きく起因していると考えられているからである。立ち直りを第一に考えて、制度設計がなされているともいえる。日弁連によれば、現行制度ができた一九四八年には国会でもそのような考え方が広く支持された。「この年齢の者はいまだ心身の発達が十分でなく、環境その他外部的条件の影響を受けやすい」「彼らの犯罪が深い悪性に根ざしたものではなく、刑罰を科するよりは、むしろ保護処分によってその教化を図る方が適切である」などの答弁がある。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017022002000127.html
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「共謀罪」審議 誇張やあいまいさが目立つ政府答弁(2017/02/19東京新聞)
犯罪計画の合意を処罰する共謀罪と同じ趣旨の「テロ等準備罪」を巡る通常国会での論戦を点検すると、政府の答弁に誇張や矛盾、あいまいさが目立つ。政府は今国会で成立を図る構えだが、捜査機関の拡大解釈や恣意(しい)的な運用で人権が侵害されかねないとの懸念は強まるばかりだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201702/CK2017022002000114.html
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金正男氏の息子が英進学断念(2017/02/20共同通信)
殺害の危険、英紙報道/【ロンドン共同】英紙メール・オン・サンデー(電子版)は19日、マレーシアで殺害された北朝鮮の金正男氏の息子ハンソル氏(21)が殺害される危険があるとして、英オックスフォード大大学院への進学を取りやめていたと報じた。ハンソル氏は3年間、パリで政治学を学び、昨年9月にオックスフォード大大学院に入る予定だった。同大学院には恋人が通っているという。しかし、中国当局が北朝鮮による殺害の企てを警告し、進学を断念した。
https://this.kiji.is/206203497280259573?c=39546741839462401
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原発事故避難者の連帯呼び掛け(2017/02/19共同通信)
福島第1原発事故を巡り、国や東京電力に損害賠償を求めて提訴した避難者たちでつくる「原発被害者訴訟原告団全国連絡会」が19日、東日本大震災から6年を迎えるのを前に、東京都内で集会を開き、全国に散らばる避難者に連帯を呼び掛けた。連絡会は昨年2月、全国21訴訟の原告で結成。集会には原告や支援者ら約110人が参加し、裁判や避難者の状況について報告し合った。
https://this.kiji.is/205973720337729016?c=39546741839462401
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「玄海再稼働反対」と抗議集会(2017/02/18共同通信)
九電玄海原発が再稼働に向けた原子力規制委員会の審査に合格したことを受け、脱原発を求める佐賀県内外の市民団体は18日、佐賀市で抗議集会を開いた。主催者発表で約1800人が集結。デモ行進もしながら「玄海原発、再稼働反対」「さよなら原発」と声を張り上げた。市中心部の公園で行われた集会では、再稼働差し止めの仮処分を佐賀地裁に申し立てた市民団体の代表石丸初美さん(65)が「子どもたちのためにも、再稼働は許すことはできない」と強い口調で訴えた。
https://this.kiji.is/205622154654893562?c=39546741839462401
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クラビ石炭発電所にゴーサイン、反発は拡大(2017/02/20アジア経済ニュース)
タイの国家エネルギー政策委員会(NEPC)は17日、南部クラビ県の石炭火力発電所の開発計画を承認した。開発事業の実現に向けて前進することになるが、反対派は活動を拡大する構えを見せており、難航も予想される。19日付各紙が報じた。政府は南部の電力需要増に対応するため、クラビ県で石炭火力発電所(出力80万キロワット=kW)の開発を計画。しかし、地元住民や環境保護団体などの反対運動によって実行が遅れている。・・・バンコクの首相府庁舎周辺などで集会を行っていた環境保護団体などは、17日と18日に幹部を含む10人以上が当局に拘束されたが、活動を拡大する方針。地方から応援が駆けつける予定だという。
http://www.nna.jp/articles/show/20170220thb003A
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環境相の鉱山閉鎖命令を保留に、大統領(2017/02/20アジア経済ニュース)
フィリピンのドゥテルテ大統領は17日、環境天然資源省による鉱山28社に対する閉鎖や一時操業停止などの命令を保留にしたと明らかにした。「ロペス環境天然資源相は、問題を引き起こしている」と指摘し、年間数百億ペソを生産する鉱業から得る利益についても考慮すべきとの考えを示した。ただ、鉱業各社の環境破壊が認められる場合、同相の決定を尊重するという。
http://www.nna.jp/articles/show/20170220php003A
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雑誌ニュートン発行元、負債20億円 民事再生申し立て(2017/02/20朝日新聞)
科学雑誌「Newton(ニュートン)」を発行する「ニュートンプレス」(東京都渋谷区)は20日、東京地裁に民事再生法の適用を申し立て、地裁から保全処分と監督命令を受けたと発表した。信用調査会社によると、負債総額は約20億円に上るという。
http://digital.asahi.com/articles/ASK2N46FJK2NUTIL017.html?iref=comtop_8_04
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科学誌「ニュートン」元代表取締役逮捕 出資法違反容疑(2017/02/20朝日新聞)
教材の開発名目で不正に現金を預かったとして、山口県警は17日、科学雑誌「Newton(ニュートン)」を発行するニュートンプレスの元代表取締役、高森圭介(77)=東京都杉並区永福4丁目=、子会社の管理部長関博和(69)=さいたま市南区白幡4丁目=の両容疑者を出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで逮捕し、発表した。高森容疑者は「お金を借りただけ」と否認し、関容疑者は「不特定多数から集めたわけではない」と一部否認しているという。
http://digital.asahi.com/articles/ASK2K3TP3K2KTZNB009.html
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被爆2世、長崎でも集団提訴 「国は援護策を怠った」(2017/02/20朝日新聞)
長崎原爆で被爆した親を持つ「被爆2世」25人が20日午後、2世への援護策をとらなかった国の責任を問い、1人あたり10万円の国家賠償を求めて長崎地裁に提訴した。今月17日に被爆2世で初の集団訴訟を広島地裁に起こした「全国被爆二世団体連絡協議会」のメンバー22人に続くものだ。・・・訴状で原告側は、「放射線は少量でも遺伝的に有害」とする日本遺伝学会・日本人類遺伝学会の指摘など、放射線の遺伝的影響が示されてきたにもかかわらず、「国は2世への援護策をとってこなかった」と指摘。2世を被爆者と区別する合理性は認められず「平等権を保障する憲法に違反する」と主張し、援護策の必要性を認識しながら援護法の対象を2世に拡大しなかったのは「立法の不作為」だと訴えている。・・・国は被爆2世の人数を把握していないが、協議会は全国で30万〜50万人と推計。協議会会長で原告団長を務める崎山昇さん(58)は長崎市の被爆2世。
http://digital.asahi.com/articles/ASK2M766ZK2MTOLB00N.html?
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(トランプの時代)混乱と熱狂、政権1カ月 閣僚未承認・補佐官辞任、「現場に不安」(2017/02/20朝日新聞)
トランプ米政権が発足して20日で1カ月となる。トランプ大統領は「公約で言ったものは全部やる」として大統領令を連発、トップダウンで政策を推し進めるが、政権内部では混乱が続いている。一方、熱狂的な支持者は「既得権層」を打ち破ろうとするトランプ氏を称賛するなど「トランプ熱」は冷める気配がない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12804805.html
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南スーダン政府、高官辞任相次ぐ 「戦争犯罪」を非難(2017/02/20朝日新聞)
内戦状態が続く南スーダンで、政府高官や軍幹部の辞任が相次いでいる。ラム労相は17日、キール大統領と対立するマシャル前副大統領への忠誠を誓って辞任。軍法務官のニャゴ准将も18日までに、政府の「戦争犯罪」を非難して辞任した。AFP通信が伝えた。AFPによると、ラム氏は17日、マシャル氏への「最大限の忠誠と献身」を表明。一方、AFPが18日に確認したニャゴ氏の辞表によると、同氏は「政府が大虐殺や民族浄化といった戦争犯罪に加担している」と非難した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12804849.html
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(声)語りつぐ戦争 両親と末の弟奪った東京大空襲(2017/02/20朝日新聞)主婦 元木キサ子(東京都 82)
10歳のときに東京大空襲に遭った。45年3月10日。「先に防空壕(ごう)へ」。母のただならぬ声に2歳下の弟と防空壕に入った。真夜中なのに不気味に明るい。突然、知らない大人の声がした。「早く逃げないと焼け死ぬぞ」。おびえきっていた私と弟は、6歳の末の弟と両親を待たず飛び出した。道路は満員電車の中のように人と荷物でごった返していた。強風と轟音(ごうおん)。弟と手をしっかりつないで歩く。トタン板が空を舞う。渦巻く火が襲う。私は恐ろしさに目をつぶり、夢中で走りに走った。気がつくと、知らない場所に1人でポツンと立っていた。弟も、一緒に逃げていた大勢の人たちもいない。夜が明け、無数の焼死体をよけながら自宅を目指した。橋の上には焼死体がものすごく高くまで積み重なっていた。橋の両側から人が殺到、身動きが取れないまま焼き殺されたのか。川にも一面の死体。ぼうぜんと立ち尽くした。はぐれた弟も奇跡的に助かった。だが、両親と末の弟はついに遺体も見つからず、むなしく72年が過ぎてゆく。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12804753.html?ref=pcviewpage
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(新聞と9条:414)平和主義の国で:14(2017/02/20朝日新聞)
「本当に平和国家として、あるいは民主国家として戦後生まれ変わってやっているのだと言うなら、この問題についても、まっとうに取り組んで……政府の方針が出てくるべきだと思う」1958年3月29日、参院予算委員会で社会党議員が政府の姿勢を追及した。北海道の炭鉱に強制連行されたあと、終戦直前から12年半にわたって逃亡生活を送った中国人、劉連仁(りゅうれんじん)に対し、政府はどう責任をとるのか。首相の岸信介は「中国人労働者は任意の契約によって連れてくる建前だった。劉連仁については契約の有無をめぐる法律論ではなく、人道的な見地から対処する」という趣旨の答弁をして、責任を認めようとしなかった。劉は思った。「おれはあの時、家で真面目に畑仕事をしていた。それをだれが好きこのんで契約を結び、北海道くんだりまで牛馬のようにこき使われにくるものか……契約があるというのならどうして雇った人間を縄でしばったり、銃剣でひったてたりするのだ」(欧陽文彬「穴にかくれて十四年」)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12805728.html?iref=articles_cusokir
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毒殺の標的か、プーチン批判の活動家が退院 国外で治療へ (2017/02/20CNN)
モスクワ(CNN) ロシアのプーチン大統領に批判的な活動家として知られ、今月体調を崩して入院していたウラジーミル・カラムルザ氏が19日、治療のためロシアを出国した。同氏の弁護士がソーシャルメディア上の声明で明らかにした。同弁護士によれば、カラムルザ氏はモスクワの病院を退院し、19日の朝に妻や医師を伴って国外へ出発した。リハビリのプログラムを受けるための渡航で、この2〜3日前には容体が悪化し、昏睡(こんすい)状態に陥っていたという。・・・氏は2015年にも謎の「病気」を発症し、九死に一生を得た経験を持つ。同年、CNNのインタビューで当時の状況について「昏睡状態に陥り、主要な臓器すべてが次々と機能しなくなった」と語っている。
http://www.cnn.co.jp/world/35096876.html?tag=top;subStory
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