(声)平和の尊さ語り継ぐ責任大きい(2015/08/25朝日新聞)主婦 池田理恵(東京都 32)
戦争世代の祖父が今月、亡くなった。葬儀に参列してからずっと、「戦後70年」の重みが頭から離れない。戦争体験を持つ身内を失ったいま、母親として次の世代に戦争を伝える責任を感じている。
安保反対 ママの会結成 だれの子どももころさせない 広島 デモや勉強会検討(2015/08/25ヒロシマ平和メディアセンター)
広島県内に住む子育て世代の母親たち10人が中心になって「安保関連法案に反対するママの会・広島」を結成し、メンバー2人が24日、県庁で記者会見した。会社員や主婦が「子どもの未来を守りたい」との思いで一致。
被爆70年…平和祈る音色発信 広響とアルゲリッチ協演 広島・東京 ベートーベンで「愛や喜び」(2015/08/25ヒロシマ平和メディアセンター)
被爆70年の夏、広島交響楽団と世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチが、広島と東京から、平和を力強く発信した。最高峰の音楽家は被爆地のオーケストラと音楽で心を通わせ、楽団員らは大きな刺激を受けた。
川内原発の再稼働「よかった」30%、「よくなかった」49% 朝日新聞社世論調査(2015/08/25朝日新聞)
朝日新聞社の全国世論調査(電話)で、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転再開について尋ねると、「よかった」は30%で、「よくなかった」の49%が上回った。
パルミラ「最悪の事態」 世界遺産の神殿爆破 IS制圧宣言3カ月(2015/08/25朝日新聞)
過激派組織「イスラム国」(IS)が、シリア中部パルミラで、世界遺産に登録された古代都市遺跡にあるバール・シャミン神殿を爆破した。英国を拠点とするシリア反体制派NGO「シリア人権監視団」などが23日、伝えた。
自民党総裁選 無投票を避け、論争こそ(2015/08/25京都新聞)
9月中にも行われる自民党総裁選で安倍晋三首相が無投票で再選され、引き続き3年間、政権を担当する方向が固まりつつある。・・・かつて自民党は、党内に多様な意見を抱えながら、ひとたび決定すれば、党全体が一致して政策実現に進む政党を自負した。
安保法案反対、全国で「若者一斉行動」 京都では内田樹氏も参加(2015/08/24京都新聞)
安全保障関連法案に反対する大学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」が呼び掛けた「全国若者一斉行動」が23日、各地で行われた。シールズは北海道や愛知県、大阪府、福岡県など60カ所以上でデモや集会があったとしており、若い世代の反対運動の広がりが浮き彫りになった。
首相「支持受けた」というが… 安保法案は公約271番目(2015/08/24東京新聞)
安全保障関連法案をめぐり、安倍晋三首相が「法整備を選挙で明確に公約として掲げ、国民から支持を頂いた」と繰り返している。法案内容に国民の反対が根強いことへの反論の一環だ。しかし、昨年衆院選の自民党公約では、安保法案の説明はごくわずかしかない。
「安保法案反対の会」90大学に 教員・学生ら活動拡大(2015/08/23東京新聞)
全国の九十大学で、安全保障関連法案に反対する教員や学生らによる有志の会が発足したことが二十二日、ノーベル賞受賞者の益川敏英氏らがつくる「安全保障関連法案に反対する学者の会」のまとめで分かった。
“美しかった国・日本” − ヴィム・ヴェンダースが写した福島(2015/08/23みどりの1kWh)
原発が一たび事故を起こせば、放射能が空気中に放出されることを私たちは知っているのに、まさに目に見えないがゆえに、放射能をなかったことにしてしまう罠に陥りやすい。しかし、ヴェンダース監督のアナログカメラは放射能を捕えたのだ。
爆弾「タイで前例ない型」 バンコクテロ1週間、見えぬ背景(2015/08/24朝日新聞)
20人が犠牲になったバンコクの爆破テロから24日で1週間。タイ警察はテロ翌日の18日に近くの川であった爆発事件も関連があるとみて、防犯カメラに映った男たちの行方を追っている。
(社説)戦争を描く 想像の力でつなぐ記憶(2015/08/24朝日新聞)
戦後70年のこの夏、数多くの出版物やテレビ番組などで戦争が語られた。「悲惨さを伝えたい」「言い残さねば」「70年たったからこそ話せる」。様々な思いのこもる戦争体験者の言葉は、強く胸に迫る。
(声)70年間積み重ねた平和を世界に(2015/08/24朝日新聞)主婦 西之原あゆみ(千葉県 53)
過激派組織「イスラム国」(IS)に捕らわれ亡くなったジャーナリスト後藤健二さん製作のDVDに「ようこそボクらの学校へ」がある。登場するのは紛争や貧困の中で懸命に生きる子どもたちだ。
(ウォッチ安保国会)若者発デモ、悩んで学んで(2015/08/24朝日新聞)
国会で安全保障関連法案の審議が続いたこの夏、法案に反対する都内の若者たちが立ち上げたデモは、全国各地の大学生やママ世代などを巻き込んで広がった。
石炭火力発電 CO2削減へ歯止め要る(2015/08/24京都新聞)
石炭火力は発電コストが安いとされる半面、二酸化炭素(CO2)排出量が天然ガス火力の約2倍と多い。・・・再生可能エネルギー導入の大幅上積みが温暖化対策の本道なのは言うまでもない。
消費増税、病院経営を圧迫 「8%」ショック(2015/08/24朝日新聞)
2014年度決算は7億円の赤字だった。04年度に国立大学法人になって初の赤字。消費税率8%への増税が病院経営を直撃した。
安保法案、一斉「NO」 各地でデモ(2015/08/24朝日新聞)
参院で審議中の安保関連法案に反対するデモが23日、北海道から沖縄まで全国一斉に行われた。学生団体「SEALDs(シールズ)」などが主催した。
(天声人語)止まらない首相のヤジ(2015/08/23朝日新聞)
一国の総理が不規則発言を重ねるのには驚く。5月に「早く質問しろよ」と言い放って陳謝した安倍首相が一昨日、また失態を演じた▼テレビの映像を見ると、首相は「まあいいじゃない、それくらい」と言っている。
「沖縄を支持」海外著名人74人が声明 O・ストーン氏ら(2015/08/23共同通信)
平安名純代・米国特約記者】オリバー・ストーン氏(米映画監督)やノーム・チョムスキー氏(米マサチューセッツ工科大学言語学名誉教授)、モートン・ハルペリン氏(元米政府高官)ら海外の著名人や文化人、運動家ら74人は22日、名護市辺野古の新基地建設計画をめぐる声明を発表した。
若者が一斉に「安保法案反対」 全国64カ所、シールズ主導(2015/08/23東京新聞)
安全保障関連法案に反対する大学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」が呼び掛けた「全国若者一斉行動」が23日、各地で行われた。シールズによると、北海道から沖縄までの64カ所でデモや集会が実施され、若い世代の反対運動が広がりを見せた。
『記者縦横』 70年前に重なる「色彩」(2015/08/21ヒロシマ平和メディアセンター)
戦前や戦中の日常を記録したカラー映像を見ると、はっとする。色彩に満ちた映像で伝わるのは、人々の息遣いや生活感だ。「私たちと変わらないような先人の暮らしはどうして、重苦しいものに変質していったのか」。
今こそ「芸人9条の会」 安保法案「黙ってられぬ」(2015/08/22東京新聞)
他国を武力で守る集団的自衛権を柱とする安全保障関連法案が参院で審議される中、落語家やコメディアンら笑いのプロが、憲法九条を守ろうと「芸人9条の会」を立ち上げた。政治的発言がタブー視されがちな芸能界だが、安保法案審議に「黙っていられない」と感じる芸人も少なくなく、落語家の古今亭菊千代さん(59)の呼びかけに約二十人が賛同した。
川内、冷却系に海水混入 原発出力75%のまま点検(2015/08/22朝日新聞)
九州電力は21日、再稼働した川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市、89万キロワット)でトラブルがあり、この日予定していた出力を上げる作業を延期したと発表した。発電に使った蒸気を冷やして水に戻す装置に海水が混入したとみられる。
川内原発1号機、出力上昇を中断 再稼働後初のトラブル(2015/08/21共同通信)
九州電力は21日、今月11日に再稼働させた川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の出力上昇を中断すると発表した。タービンを回した後の蒸気を水に戻す復水器内の配管から微量の海水が混入したとみられる。
JR試験除染を開始 常磐線・夜ノ森−双葉駅間(2015/08/21福島民報)
JR常磐線の全線運行再開に向け、JR東日本は20日、夜ノ森(富岡町)−双葉(双葉町)駅間で試験除染を始めた。
(声)若い世代 戦争の恐ろしさを感じる詩(2015/08/21朝日新聞)中学生 和田安唯織(福岡県 15)
その顔の中に明日の表情をさがすとき/私はりつぜんとするのだ「挨拶(あいさつ)―原爆の写真によせて」という詩の一節だ。もしかしたら、明日、原爆が使われるかもしれない。
(声)若い世代 「語りつぐ」と決めた祖母の話(2015/08/21朝日新聞)中学生 阿部俊介(神奈川県 15)
今年は戦後70年。家族で唯一、戦争を知る祖母に話を聞きました。祖母は5人家族で、戦時中は祖母の姉と妹は疎開し、両親と3人で東京の家に残りました。
(声)戦争を知る権利を奪わないで(2015/08/21朝日新聞)幼稚園教諭 永井めぐみ(埼玉県 52)
戦争体験者に語り部になってもらおうという学校からの依頼が減っているようです。保護者の「子どもが怖がる」という声や、語り部の話に政治的な要素が含まれることを学校側が恐れて自己規制することなどが原因のようです。
(私の視点)安保関連法案 よぎる72年前、成立に不安 広瀬彰(2015/08/21朝日新聞)
あの日は、夜来の雨が降りやまなかった。私たちは大学の制服制帽にゲートル姿で、銃剣をかついで東京の明治神宮外苑競技場を行進した。スタンドには見送りにきた親、兄弟、後輩、女子学生たち。いつまでも忘れられない、昭和18年10月21日に開催された出陣学徒壮行会である。
自衛隊資料作成 文民統制、忘れてないか(2015/08/21京都新聞)
極端な秘密主義に傾くあまり、軍部が独善的態度に陥り、ついに暴走する。70年前まで日本の針路を誤らせた旧日本軍の教訓が忘れ去られたように思えてならない。
京都のクマゼミ、今夏は激減 市街の緑地減少原因か(2015/08/21京都新聞)
夏の風物詩、朝から大合唱するクマゼミが、今年は京都市内で激減したことが、京都産業大付属高の生物部(下京区)の調査で分かった。同部は「緑が減っていることが原因ではないか」とみている。
武藤議員の離党 まず説明責任を果たせ(2015/08/21京都新聞)
離党すれば済む問題ではない。まずは自ら事実関係を明らかにする責任がある。自民党の武藤貴也衆院議員(滋賀4区)が金銭トラブルをめぐる週刊誌報道を受けて離党した。
(声)「謝罪」重ねて信頼を得たドイツ(2015/08/20朝日新聞)大学名誉教授 西谷頼子(千葉県 68)
安倍晋三首相の戦後70年談話は、村山・小泉談話の形式的な継続で、真意が読みとれず、何のために出したのかと疑問の声もあがった。しかし、この継続的な談話が出されなかったら、諸外国から日本国民はどのように見られるであろうか。
(記者有論)諫早湾干拓 税金の「出血」を止めよ 菅原普(2015/08/20朝日新聞)
国が長崎県の諫早湾で実施している干拓事業をめぐり、開門を命じた司法判断に従わない国が漁業者らに支払う強制金が増え続けている。7月に2億円を突破し、8月には約2億4500万円になった。強制金の出どころは国民の税金である。国は、そのことを自覚し、事態打開に向けた行動に踏み出すべきだ。
安保法案考える集い 23・24日三次(2015/08/20ヒロシマ平和メディアセンター)
広島県三次市内で23、24の両日、安全保障関連法案について考える集いが開かれる。 十日市南の十日市きんさいセンターでは23日午後2時から、三次、庄原両市の退職教職員たちでつくる実行委員会が、安保法案に反対する集会を開く。
(現場から考える 安全保障法制)イラク派遣 「非戦闘地域」すら危険(2015/08/20朝日新聞)
当時の小泉政権は、イラク復興支援特措法で、派遣期間を通じて戦闘が起こる可能性がない「非戦闘地域」という概念を作った。政府は「非戦闘地域の中で安全な場所に派遣する」と説明していた。しかし、陸自は自らの安全確保のため、強力な武器を携行し高度な射撃術を身につけて、最悪の事態に備えていた。
(社説)自衛隊の資料 国民に伏せられた事実(2015/08/20朝日新聞)
自衛隊と米軍が日常的に緊密な連携をとり、日米共同計画を策定し、共同訓練を重ねることで、抑止力を高める――。そんな将来像が浮かぶ。だが、そこで日本のシビリアンコントロール(文民統制)は確保されるのか。不測の事態の際、米軍の現場レベルの軍事的な判断に引っ張られないか。次々と疑問がわいてくる。
ガルトゥング博士が来日 60年代に「積極的平和」提唱(2015/08/20東京新聞)
平和学の第一人者で「積極的平和」を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士(84)が十九日に来日し、本紙のインタビューに答えた。・・・「おそらく安倍首相の言う『積極的平和主義』は日米の軍事的な同盟をベースとしており、日本が米国の戦争を一緒に戦うことになる。私の『積極的平和』と中身は違う」と懸念を示した。
「首相官邸の前で」世代、志向超えデモ 歴史社会学者が映画(2015/08/20東京新聞)
東京電力福島第一原発の事故後に広がった脱原発運動を、小熊英二(おぐまえいじ)慶大教授(52)が映画にした。政府や電力会社の姿勢に市民らが怒り、デモは自由参加で官邸前に毎週集まるという前例のない抗議へとつながっていく。
GDPマイナス 家計底上げに軸足移せ(2015/08/19京都新聞)
景気に再び停滞感が強まっている。4〜6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0・4%減、年率に換算して1・6%減となり、3四半期ぶりのマイナス成長となった。
原発被災者支援 避難に国の責任果たせ(2015/08/19東京新聞)
福島原発事故の避難者のための「子ども・被災者支援法」で国が示した基本方針の見直しは、被災者の悲しみや苦境にむち打つものだ。原子力災害に対する国の責任を放免してはならない。
子どもの自殺 9月1日が最多 夏休みの行動や体調見守って(2015/08/19東京新聞)
十八歳以下の子どもが自殺した日を一九七二〜二〇一三年の四十二年間で三百六十五日別に集計すると、夏休み明けの九月一日が百三十一人と突出して多いことが、内閣府の分析で分かった。
社説 安倍談話 肝心な部分 曖昧すぎる(2015/08/19ヒロシマ平和メディアセンター)
焦点の「おわび」は、先の戦争をめぐって歴代内閣がアジア諸国への謝罪を続けてきた経過をひもとき、「繰り返し痛切な反省と心からのおわびを表明してきた」と触れた。この立場は今後も揺るぎないと強調した。
海のセシウム、台風で拡散か 毎年秋に濃度上昇(2015/08/18共同通信)
東京電力福島第1原発から南東約100キロの茨城県沖の海中で、放射性セシウムの濃度が毎年9月ごろに上昇しているとの観測結果を海洋研究開発機構の本多牧生上席技術研究員らのチームが18日付の米化学会学術誌に発表した。
原発維持に1兆4千億円 発電ゼロ時の電力9社(2015/08/17共同通信)
東京電力など原発を保有する電力9社が、稼働している原発がなかった2014年度に、原発の維持、管理のため計約1兆4千億円を使っていたことが分かった。各社はこの費用のうち多くを電気料金に転嫁しているが、・・・
首相70年談話:「反省」天皇陛下と対照的 米メディア(毎日新聞 2015年08月17日)
【ワシントン和田浩明】天皇陛下が70回目の終戦記念日である15日、政府主催の全国戦没者追悼式で「さきの大戦に対する深い反省」に初めて言及されたことについて、米主要メディアは安倍晋三首相の戦後70年談話とは「対照的」などと報じた。
週のはじめに考える 私たちはこう生きる(2015/08/17東京新聞)
戦後七十年です。しかし歴史の歯車はまるで逆に回りだしたかのようです。私たちはどう考え、どう生きたらいいのか。三つの提言をしてみましょう。
70年談話:安保法案反対の若者ら「矛盾」と批判(2015年08月14毎日新聞)
戦後70年の安倍晋三首相談話が発表された14日夜、安全保障関連法案に反対する若者らが国会前に集まり、「憲法を守らない議員はいらない」「戦争に参加する国にはさせない」などと口々に訴えた。
(社説)戦後70年に問う 個人を尊重する国の約束(2015/08/17朝日新聞)
終戦の年の秋、連合国軍総司令部(GHQ)が、日本政府の敷いていた言論統制を解いた。作家の高見順は、日記にこう残している。「自国の政府により当然国民に与えられるべきであった自由が与えられずに、自国を占領した他国の軍隊によって初めて自由が与えられるとは」
憂楽帳:ラドラー(毎日新聞 2015年08月17日)
ドイツ北部の港町・ハンブルクを旅した時のこと。レストランのメニューに「アルスターの水」という飲み物があった。アルスターはハンブルク中心部にある湖の名前。試しに飲んでみると、「ラドラー」だった。
「首相の言葉でおわびなし」 ドイツ紙、安倍談話で指摘(2015/08/15朝日新聞)
安倍晋三首相が14日発表した戦後70年の首相談話について、ドイツの主要紙フランクフルター・アルゲマイネ(14日付、電子版)は、「謝罪――しかし疑心は残る」との見出しで、安倍首相が近隣諸国の不快を和らげるため歴代首相の謝罪の言葉などを盛り込んだが、「首相自身の言葉でおわびは言わなかった」と指摘した。
主体性なき「精神形態」を示した安倍談話/より悪しき談話を回避させた人々の力/小林正弥(2015/08/15朝日新聞(WEBRONZA)
主体なき4キーワードの挿入。戦後70年談話が発表された。侵略、植民地支配、反省、お詫びというようなキーワードを用いるどうか注目されていたが、これらの言葉は辛うじて用いられていたものの、いずれも首相本人の主体的な認識や気持ちを示してはいない。
「不戦の誓い」が揺らぐ怖さ/若者たちが熟慮の上にその賢明さを発揮して戦争なき平和な未来を/小此木潔(2015/06/25朝日新聞WEBRONZA)
「日本がアジアでやった戦争については、よく知らない」と語る学生に会うたびに、私は「それは君のせいじゃない」と言うことにしている。「近現代史をしっかりと教えるのは公教育の責務であり、それが十分に機能するためにはメディア・ジャーナリズムの役割こそが重要だ。
終戦から70年 日常に根付く不戦の心こそ(2015/08/15京都新聞)
宮内庁は今夏、「玉音放送」の原盤レコードの音声を初めて公開した。これまで放送されてきた複製より幾分テンポが速く、明瞭だと言われる。昭和天皇が「終戦の詔書」を読み上げる声を初めて最後まで聞いたという人も多かったのでないか。
終戦の日:天皇陛下「深い反省」…全国戦没者追悼式(毎日新聞 2015年08月15日)
正午の1分間の黙とうの後、天皇陛下は、日本が「国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識」に支えられ平和と繁栄を築いたと述べ、初めて「さきの大戦に対する深い反省」を語り、「戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」と述べた。
(座標軸)政治は歴史を変えられない 論説主幹・大野博人(2015/08/15朝日新聞)
歴史は、私たちの社会や政治を批判的に考える手がかりとなる。逆に、政治権力はしばしば歴史を自分に有利な視点として味方につけようとする。安倍晋三首相が「談話」を出そうとした動機もそこにあったように見える。
村山元首相、談話「引き継がれた印象ない」 戦後70年の安倍談話(2015/08/15朝日新聞)
安倍首相が発表した戦後70年の談話(安倍談話)について、1995年に首相談話を出した村山富市元首相(91)は14日夜、地元の大分市内で記者会見し、自身の談話が「引き継がれた印象はない」との認識を示した。
(社説)戦後70年の安倍談話 何のために出したのか(2015/08/15朝日新聞)
いったい何のための、誰のための談話なのか。安倍首相の談話は、戦後70年の歴史総括として、極めて不十分な内容だった。
(声)戦後70年:下 戦争のない戦後100年迎えよう(2015/08/15朝日新聞)無職 尾崎敦子(熊本県 82)
あと30年で「戦後100年」。その日を迎えて、盛大に祝いましょうよ。日本が「戦争のなかった1世紀」「戦死者を出さなかった1世紀」を祝うのであれば、各国の首脳も喜んで参加してくれるに違いない。
(みちのものがたり)エイブル滑走路 テニアン島 破滅の業火が飛び立った(2015/08/14朝日新聞)
焼かれた骨のように、白く乾いた道だった。サンゴから生みだされた石灰岩のかけらが不ぞろいのまま散らばる、幅60メートルの一直線の道はしかし、約2600メートルの長さで途切れている。
米軍ヘリ墜落 政府は毅然と向き合え(2015/08/14京都新聞)
沖縄県うるま市の伊計島の沖合で、特殊部隊の訓練をしていた米陸軍ヘリコプターが米艦船への着艦に失敗し、甲板上に墜落した。死者はなかったが、乗員17人のうち、研修中の陸上自衛官2人を含む7人が重軽傷を負った。
戦後70年を考える 元ゼロ戦乗りの反戦論(2015/08/14東京新聞)
戦争体験者が減る中、真珠湾攻撃から敗戦まで「ゼロ戦」に乗り続けた元パイロットがいます。講演で「戦争ほどの罪悪はない」と語り続けています。
戦争の記憶いま語る 広島市西区の岡田さん 特攻艇、原爆…話さなかった70年(2015/08/14ヒロシマ平和メディアセンター)
戦後70年の節目の年、家族にも話していなかった戦争の記憶を語りだした人がいる。広島市西区の岡田政(ただし)さん(91)。旧海軍の特攻兵器「回天」の訓練基地があった山口県平生町で終戦を迎えた。
(平和のすがた:2)繁栄 再軍備、経団連マル秘試案 戦後70年・第6部(2015/08/14朝日新聞)
軍備を抑えて、繁栄を求める。戦後の日本が走ってきた道だ。しかし、70年の歴史で一度だけ、財界人たちが軍需による経済成長を夢見たことがあった。
(再稼働を問う 教訓どこへ:下)長期避難、今も想定外 福島の現実反映せず(2015/08/14朝日新聞)
「地域を築くには何十年もかかるが、失うのは一瞬だ」。田村市の冨塚宥けい(ゆうけい)市長は2011年、朝日新聞のアンケートで答えた。アンケートでは、原発周辺自治体の首長15人に地域を維持するために住民がふるさとに戻らなければならない期限を聞いた。10人が「1年以内」と回答した。
(声)戦後70年:上 「広島」を私が語り継いでいこう(2015/08/14朝日新聞)会社員 園山昌子(福岡県 46)
原爆が広島と長崎に落とされて70年。広島で生まれ育った私は毎年8月6日になると思い出す。役所や商店は休み。家の向かいのお寺から線香の香りが漂い、お経が聞こえる。午前8時15分にはサイレンが鳴り響き、黙祷(もくとう)をした。
(声)戦後70年:上 平和あればこその高校野球(2015/08/14朝日新聞)施設管理員 赤崎茂樹(東京都 70)
今年の第97回全国高校野球選手権大会ほど平和の尊さを実感する大会はない。戦後70年であり、大会創設から100年の節目を迎えたからだ。しかし、第101回とならないのは第2次世界大戦で4年間断絶したからだ。
福島の現実、目をそむけるな 川内原発再稼働 編集委員・上田(2015/08/12朝日新聞)
夏の太陽が大地を焦がす。整然と区画された田を雑草が覆う。福島県大熊町にいま住む人はいない。原発と共生し、東日本大震災前、1人あたりの住民所得で福島の自治体のトップだったこの町から、原発は営みのすべてを奪った。私たちが再稼働を考える原点はここにある。
(時時刻刻)原発再稼働、責任あいまい 政権、反対世論に警戒感(2015/08/12朝日新聞)
九州電力の川内原発1号機(鹿児島県)が再稼働した。安倍政権は「世界で最も厳しいレベルの規制基準」と強調して、経済界などが求める再稼働を加速させたい考えだが、反対意見が根強くあることを警戒し、再稼働への責任はあいまいにしている。
<考論>川内再稼働――私はこう見る 柳田邦男さん・村上達也さん(2015/08/12朝日新聞)
福島の事故、国の徹底調査必要 ノンフィクション作家・柳田邦男さん。新しい規制基準ができ、原発の安全対策は厳しくはなっただろう。だが、東京電力福島第一原発の事故原因は、核燃料が溶けた経緯など未解明の部分が多く、見落としは必ずある。
(声)川内原発再稼働、なぜ今なのか(2015/08/12朝日新聞)看護師 歳谷聡子(山口県 46)
九州電力が川内原発1号機を再稼働させた。なぜだろう。私にはどうしても理解できない。2011年には東京電力が福島で大きな原発事故を起こし、いまだに収束していない。何より世界でも有数の地震国である日本。
(声)「戦争いや」の声、かき消さないで(2015/08/12朝日新聞)高校生 三ツ木満帆(東京都 17)
祖父は「戦争だけは嫌だ。あんなひどいものはない」と繰り返していた。その祖父も昨年逝った。87歳だった。終戦時は18歳で、今の私と同世代だった。
業界の無責任体質、指摘し続ける 福島原発事故で避難の原電元幹部 川内再稼働(2015/08/12朝日新聞)
11日に再稼働した九州電力川内原発の前には、全国から反対する市民が集まった。一方、電力大消費地の東京ではかつての脱原発のうねりは消えつつある。事故の記憶は、もう遠のいたのか。福島で避難を続けるかつての原発推進者は、なし崩しでの原発回帰に危機感を募らせる。
「反対多数」世論の中 川内原発再稼動(2015/08/12東京新聞)
原発の再稼働をめぐり、安倍政権は推進の大方針を掲げながら、個別の再稼働の判断には関与しない姿勢を示している。九州電力川内原発1号機の十一日の再稼働も政権内の手続きはなく、最終的に「事業者の判断」を強調した。世論調査では依然、過半数が再稼働に反対する中、安倍政権は川内原発を皮切りに、同じように他の原発も動かす方針だ。
社説:川内再稼働 原発依存社会に戻すな(毎日新聞 2015年08月12日)
あれだけの事故を経てなお原発と向き合う政府の本質的な姿勢は変わらず、事故の教訓を生かし切っていない。この再稼働を3.11前の安全神話に逆戻りする第一歩にしてはならない。ゼロへの道筋が先決だ
川内再稼働 リスクへの備え放置(2015/08/12東京新聞)
九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)が十一日、再稼働し、二年近く続いた原発に依存しない状況が途切れた。しかし、原発を取り巻く現状を点検すると、原子力規制委員会の審査には新たな「安全神話」が見え隠れし、事故が起きた場合の賠償の備えはほとんどない。
鹿児島・川内原発:1号機再稼働 揺らぐ原発必要論 猛暑でも電力余裕 太陽光急拡大や節電浸透(2015/08/12毎日新聞)
電力業界は、電力の安定供給を原発再稼働の理由に掲げる。だが、この夏は記録的猛暑にもかかわらず、電力供給に余裕のある状態が続き、原発必要論が揺らぎそうだ。
クローズアップ2015:交付金減額へ 抜け出せぬ原発依存(毎日新聞 2015年08月11日 東京朝刊)
九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に合わせ、国は原発の稼働率などに応じて決まる電源立地地域対策交付金の規定を見直し、停止中でも一律81%としていた「みなしの稼働率」を引き下げる方針を固めた。今後の各地の再稼働を促進する狙いだが、国のこの手法が効果を持つのは、立地市町村の原発依存体質が根深いからだ。
川内原発再稼働 安全神話、復活させるな(2015/08/12京都新聞)
多くの国民の不安も顧みず、再び原発が動きだした。九州電力がきのう、川内原発1号機(鹿児島県)の原子炉を起動した。14日にも発電と送電を開始する。新規制基準に基づく審査に合格した原発の再稼働は全国初で、2年近く続いた「原発ゼロ」の状態が終わった。
民の70年 第1部 秘密と戦争 <4> 謎の徴用船(2015/08/12ヒロシマ平和メディアセンター)
行き先・目的 軍機で秘され 爆発の大惨事 記事10行だけ。市街地の3分の1が焼失し、120人が死亡した大惨事を伝える地元紙の記事は驚くほど小さい。境港市の岸壁で1945年4月23日、陸軍が徴用した玉栄(たまえ)丸が爆発した。記事は10行。見出しは「境港火事」。火薬を満載した徴用船の爆発という事故の核心は報じられなかった。
中電虚偽記録問題 「監視」判断に不満 松江市長(2015/08/12ヒロシマ平和メディアセンター)
中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)での低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題が、原子炉等規制法に基づく保安規定違反で最も軽い「監視」と判断されたことに、松江市の松浦正敬市長は11日、再発防止に向け「より厳しい対応をした方がよかった」との見解を示した。
元事故調の蜂須賀さん「福島知って考えて」 原発再稼働(2015/08/11朝日新聞)
東京電力福島第一原発がある福島県大熊町から県内に避難中の蜂須賀礼子さん(63)は、複雑な心境で再稼働を見つめた。「福島には今も故郷で暮らせない人がいる。現実を、みんな知らないのだろう」と話す。
中東研究者、安保法案「反対」 「世界の諸国と関係損なう」(2015/08/11朝日新聞)
安全保障関連法案について、国内の中東研究者たちが10日、参議院議員会館で記者会見を開き、反対を表明した。「平和憲法に反する今回の法案は、日本と中東、世界の諸国との関係を根本から損なう」とし、廃案を求めた。
(声)川内原発の再稼働なぜ急ぐ(2015/08/11朝日新聞)主婦 西英子(愛知県 78)
九州電力川内原発が再稼働する。多くの国民が反対しているのに、なぜ再稼働を急ぐのか。避難計画の策定も不十分なままなのに。
川内原発前、数百人が再稼働に抗議(2015/08/11朝日新聞)
九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の正門前では10日も、再稼働に反対する市民らの抗議活動が続いた。菅直人元首相も駆けつけ、「再稼働を認めるのは間違いだ」と訴えた。
脱原発テントで市民脅した疑い 右翼団体15人書類送検(2015/08/11朝日新聞)
東京・霞が関の経済産業省敷地内で、テントを設置して脱原発を訴える市民グループを脅すなどしたとして、警視庁は10日、右翼団体「草莽崛起(そうもうくっき)の会」構成員の20〜60代の男15人を暴力法違反の疑いで書類送検し、発表した。
再稼働の「前提」に変化 原油価格下落・電力需給ゆとり 原発ゼロ、2年で幕(2015/08/11朝日新聞)
原発事故の教訓を踏まえた新規制基準で初めて、九州電力川内原発1号機が再稼働する。政権との「二人三脚」で再稼働の推進役を担った電力各社は、原発停止が長引くと業績が悪化して料金値上げが避けられないほか、電力不足で暮らしに悪影響が出ると主張してきた。だが「原発ゼロ」でも状況は改善しつつある。
刑事司法改革 新たな冤罪を生まぬか(2015/08/11京都新聞)
取り調べの録音・録画(可視化)義務付けや司法取引導入、通信傍受の拡大を図る刑事訴訟法などの改正案が衆院を通過し、今国会での成立が見込まれている。相次いだ冤罪(えんざい)事件の防止を掲げて議論が始まった刑事司法改革だが、改正案は警察や検察の捜査手法を大幅に拡充し、弁護士らから「むしろ新たな冤罪につながる」と危うさが指摘されている。
原発ゼロが終わる日に 誰が責任を負うのか(2015/08/11東京新聞)
誰も安全とは言わず、責任を負える人もない。なのに、九州電力川内原発1号機(鹿児島県)がきょう、再稼働する。3・11の災禍が消えぬこの国で。
ドイツ戦犯 追及に終わりはない(2015/08/10東京新聞)
第二次大戦中、アウシュビッツ収容所の虐殺に関与したとして九十四歳の元ナチス親衛隊員に有罪判決が言い渡された。戦後七十年の今も戦争犯罪の追及を続けるのは過去を見つめることでもある。
平和、危ぶむ長崎 平和宣言、安保法案に懸念 被爆70年(2015/08/10朝日新聞)
長崎に原爆が投下されてから70年を迎えた9日、犠牲者を追悼し、核兵器廃絶の願いを新たにする平和祈念式典が長崎市で開かれた。田上(たうえ)富久市長は平和宣言で、参院で審議中の安全保障関連法案について「憲法の平和の理念が揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている」と指摘。
(声)高校生のデモを後押ししている(2015/08/10朝日新聞)主婦 堀内香代子(茨城県 72)
新聞を開くと、安全保障関連法案に反対する高校生たちのデモのニュースが出ていた(5日東京本社発行朝刊)。私も着ていた懐かしい制服の少女の写真も、目に飛び込んできた。一般の市民を始め、憲法学者たちの言葉にも耳を傾けることのない安倍政権のやり方に、私は強い憤りを感じている。
(難民 世界と私たち)EUへ、安住探す新たな「道」(2015/08/10朝日新聞)
欧州連合(EU)に加盟するハンガリーのセゲド市で1日朝、駅前に止まった警察のバスから約40人が降りてきた。EU域外の隣国セルビアから徒歩で国境を越えてハンガリー当局に拘束され、臨時の「難民キャンプ」で一夜を明かした人たちだ。
ローマ法王、核兵器廃絶呼びかけ 広島・長崎、被爆から70年(2015/08/10朝日新聞)
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は9日、日曜日恒例の「正午の祈り」の中で広島・長崎の被爆70年について、人類が科学技術を誤って使った結果引き起こされたとして、「戦争を拒絶し、核兵器や大量破壊兵器を廃絶するように、との人類への警告だ」と核廃絶を訴えた。
(社説)被爆70年の日本 核なき世界近づけるには(2015/08/10朝日新聞)
「平和を願う多くの人々が積み上げてきた核廃絶の運動、思いを根底から覆そうとするもので、許すことはできません」原爆投下から70年、9日の長崎平和祈念式典で、「平和への誓い」を述べた被爆者代表の谷口稜曄(すみてる)さん(86)は、参院で審議中の新たな安全保障関連法案に強く異議を唱えた。
(今こそ小田実)ベ平連、日本の加害者性問う(2015/08/10朝日新聞)
「殺すな」と訴える反戦運動が日本にあった。先頭には、焼け跡から来た男がいた。1967年、米紙ワシントン・ポストに「殺すな」という日本語の文字が躍った。
長崎の記憶、私がつなぐ 谷口さんの声、撮り続ける 被爆70年(2015/08/10朝日新聞)
大切な人のために私は伝える――。核廃絶を求めて闘う姿を、癒えぬ苦しみを、平和への願いを。長崎への原爆投下から70年。被爆者の声が細るなか、そばで見守ってきた人たちは、継承への誓いを新たにしている。
大阪弁護士会が安保で市民集会(2015/08/08京都新聞)
関連法案「廃案目指す」大阪弁護士会は8日、安全保障関連法案の廃案を目指す市民集会「日本はどこに向かうのか?〜各界から上がる安保法案への反対の声〜」を大阪市で開催した。
原発再稼働 フクシマ前へ逆行許されぬ(2015/08/09京都新聞)
まるで何ごともなかったかのように、フクシマ以前に逆戻りしようとしている。そんな危惧を強く抱く。九州電力の川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)が近く再稼働する。
千の証言:戦時に引き戻される感覚 八千草薫さん(毎日新聞 2015年08月09日)
太平洋戦争末期の米軍による日本の都市への無差別爆撃は、終戦の日の8月15日まで執拗(しつよう)に続き、国内は焦土と化した。女優の八千草薫さん(84)が育った大阪市も繰り返し空襲され、八千草さんは「火の海」を逃げ惑った。安全保障関連法案の国会審議が進む今、「昔に引き戻される感覚になる」と語る。
安保法案への言及、起草委が議論し盛る 長崎平和宣言(2015/08/09朝日新聞)
長崎に原爆が投下されてから70年を迎えた9日、犠牲者を追悼し、核兵器廃絶の願いを新たにする平和祈念式典が同市で開かれた。田上(たうえ)富久市長は平和宣言で、参院で審議中の安全保障関連法案について「憲法の平和の理念が揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている」と指摘。
不戦の理念、永久に変えてはならない 長崎平和宣言全文(2015/08/09朝日新聞)
昭和20年8月9日午前11時2分、一発の原子爆弾により、長崎の街は一瞬で廃墟(はいきょ)と化しました。大量の放射線が人々の体をつらぬき、想像を絶する熱線と爆風が街を襲いました。24万人の市民のうち、7万4千人が亡くなり、7万5千人が傷つきました。
(政治断簡)倍返しだ、闘う学者1万人超 編集委員・前田直人(2015/08/09朝日新聞)
「東京大学発祥の地」の石碑が立つ東京・神田の学士会館。歴史あるその建物に、安倍政権の現状を憂える学者らが大挙して集まったのは、7月20日のことだった。「安全保障関連法案に反対する学者の会」の記者会見。高い天井の重厚な大部屋に、ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英・京都大名誉教授ら約150人がならぶ。
(社説)「違憲」法案 限定なき兵站の中身(2015/08/09朝日新聞)
あまりの無限定ぶりと、政府の裁量の幅広さに耳を疑う。新たな安全保障関連法案をめぐる参院審議で、自衛隊が海外で行う兵站(へいたん)(後方支援)の中身の議論が焦点になっている。
(声)長崎で会った女性を思い祈る(2015/08/09朝日新聞)会社員 富沢早苗(群馬県 49)
8月9日の長崎原爆の日に必ず思い出す方がいます。30年ほど前、旅行で訪れた長崎の料理店で相席になった年配の女性です。
(声)午前11時2分、心に刻みたい(2015/08/09朝日新聞)高校生 近藤慎佑(長崎県 16)
長崎市の平和祈念像近くで毎日、原爆が落とされた午前11時2分に「原爆を許すまじ」という歌のメロディーが流れる。小学校の修学旅行で訪れた際は、みんなで手を合わせた。ところが、観光客で足を止めて手を合わせる人はあまりいないそうだ。
戦争の記憶語り継ぐ 70年、長崎原爆の日(2015/08/09東京新聞)
長崎は9日、被爆から70年の原爆の日を迎え、長崎市の平和公園で長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が営まれた。田上市長は平和宣言で、長崎や広島の被爆だけでなく、空襲や沖縄戦、アジアの人々を苦しめた悲惨な戦争の記憶を語り継いでいくよう呼び掛けた。
週のはじめに考える 「福島」が伝わらない(2015/08/09東京新聞)
九州電力の川内原発が再稼働の見込みです。電力が足りている今、経済が理由のようです。「同じ思いをしないで」と福島の人は願っています。「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(生業訴訟)原告団のメンバーが、九日から川内原発のある鹿児島県薩摩川内市を訪れ、集会などに参加する。
(声)平和考える会、参加しやすくして(2015/08/09朝日新聞)主婦 三森恵美(栃木県 30)
市の施設で行われた「戦後70年・平和について考える」という公開講座に参加した。戦争体験者から話を直接聴く機会が欲しかったからだ。安全保障関連法案に対する国民の関心が高まり、子育て中の私にも無関係ではないと思ったのも参加の理由だった。
「安保法案反対の会」90大学に 教員・学生ら活動拡大(2015/08/23東京新聞)
ガルトゥング博士が来日 60年代に「積極的平和」提唱(2015/08/20東京新聞)
(社説)戦後70年に問う 個人を尊重する国の約束(2015/08/17朝日新聞)
主体性なき「精神形態」を示した安倍談話/より悪しき談話を回避させた人々の力/小林正弥(2015/08/15朝日新聞(WEBRONZA)
大江氏、辺野古「沖縄の反撃に心から声援」本紙に手記(2015年8月7日琉球新報)
安倍首相は、安保法制でなぜあんな比喩を使うのか(2015/08/01朝日新聞WEBRONZA)
瀬戸内寂聴さん:安倍首相批判「悪い政治家だったかも歴史に残る」(2015年07月20日毎日新聞)
新国立、市民の声が動かす 「責任の所在はっきりと」「支持率上げたいのか」(2015/07/18朝日新聞)
(声)日本は愛せない国になっていく(2015/07/17朝日新聞)大学院生 若松郁(埼玉県 22)
映画人446人、安保法案反対アピール 高畑勲監督・吉永小百合さんら(2015/07/17朝日新聞)
安保法案、衆院通過 民主主義の岐路に立って(2015/07/17東京新聞)
特集ワイド:この国はどこへ行こうとしているのか 「平和」の名の下に 作家・島田雅彦さん(毎日新聞 2015年07月14日 東京夕刊)
(社説)「違憲」法案 採決に反対する(2015/07/15朝日新聞)
(社説余滴)「いざという時」が来た 高橋純子(2015/07/03朝日新聞)
社説:自民党勉強会 言論統制の危険な風潮(毎日新聞 2015年06月27日)
(社説)異常な「異論封じ」 自民の傲慢は度し難い(2015/06/27朝日新聞)
週のはじめに考える いま、風を待つのでなく(2014/06/14東京新聞)
憲法改正:「いつまでぐだぐだ言い続けるのか」 佐藤幸治・京大名誉教授が強く批判(2015年06月06日毎日新聞)
(社説)「違憲」法制 崩れゆく論議の土台(2015/06/06朝日新聞)
(社説)首相のヤジ 立法府と国民への侮辱(2015/05/30朝日新聞)
人質事件の検証 これで再発が防げるか(2015/05/23京都新聞)
(耕論)「橋下徹」を語ろう 想田和弘さん(2015/05/23朝日新聞)
(寄稿)憲法という経典 作家・島田雅彦(2015/05/02朝日新聞)
被ばく死 最悪1.8万人 原発攻撃被害 84年に極秘研究(2015/04/08東京新聞)
原子力廃絶までの道程(2015/03/11WEBRONZA)
首相ヤジ問題:「昔なら内閣が吹っ飛んだ(毎日新聞 2015年02月26日)
(あすを探る 社会)「対テロ」、多様な視点示せ 森達也(2015/01/29朝日新聞)
(寄稿)日本の歴史と衆院選 作家・冲方丁(2014/12/26朝日新聞)
バチカン、15の病 法王が官僚的体質を批判(2014/12/24)
楽帳:「この道」のゆくえ(毎日新聞 2014年12月20日 大阪夕刊)
2014/12/09 グリーンピース声明:日本の民主主義の“終わりの始まり”にしてはいけない
特集ワイド:続報真相 座談会 「女性活躍」の違和感 なぜ?(毎日新聞 2014年10月31日 東京夕刊)
ジャーナリズムの広場をつくりたい - 独立系報道・教養ラジオ番組「ラジオフォーラム」
どんな状況でも核兵器にノーを 原爆詩、朗読続ける吉永小百合さん
(ニューヨーク・タイムズから)分断された米国 不平等は必然ではない(2014/08/02朝日新聞)
15歳のニュース:集団的自衛権、その言葉「異議アリ」理屈無視した「アベこべ」語/大阪
声、教師次第で生涯熟成 テノールの名匠ルネ・コロが来日(2014/007/01朝日新聞)
(インタビュー)地域のチカラ 大阪府豊中市で住民の問題解決に取り組む勝部麗子さん(2014/06/18朝日新聞)
世界遺産守った、原発に「NO」 熊野古道、登録10年(2014/05/13朝日新聞)
路上の民主主義―自ら考え動き出す人たち(2014/05/15朝日新聞)
(ニュースの扉)若杉冽さんと歩く福島第一原発周辺 「官製のゴーストタウン」(2014年03月17日毎日新聞)
「人類が生き残っていく道、持続可能エネルギーだけ」 チョムスキー、上智大で講演
とめよう戦争する国づくり(2014/03/09赤旗日曜版)ジャーナリスト、鳥越俊太郎
(声)個を育てる教育改革が必要だ(2014/03/04朝日新聞)
「平和と繁栄」の後で シカゴ大名誉教授ノーマ・フィールドさん
橋下氏慰安婦発言:ノーベル平和賞受賞の女性5人が非難
毎日新聞 2013年05月31日
生物多様性を脅かすネオニコチノイド系農薬(2013/10/21朝日新聞WEBRONZA)
(社説)ブラック企業 根絶のために行動を(2013/12/19朝日新聞)
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