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2015
■新聞記事に見る今 ■民主主義の根幹 ■330頭の牛の悲しみ ■1億総活躍? ■パリ同時テロ ■ヒューマニズムの問題 ■すずめと安倍首相 ■虹の戦士号 ■老犬と老人 ■貧困政治 ■なんで今頃? ■気がかりなこと ■戦争へとつながるもの ■至上の演奏会 ■さあこれからだ ■全てはつながっている ■安倍政権の鈍感 ■言葉の軽さ ■戦争の放棄 ■横暴政治 ■見えないものを見る ■先進国とは ■安倍自民の欠落 ■人間の叡智 ■憲法9条の輝き ■マナーと規則 ■偏狭な人間 ■自己への関心 ■民意無視の辺野古 ■若者の居場所 ■エゴイズムの集団化 ■死者25000人 ■地球外生命 ■繰り返してはいけない ■メルケル首相と日本 ■安倍政権にノーを ■フェアトレード精神 ■格差社会の深刻 ■後藤健二さんの死 ■みんな誰かに ■ピケティ氏の危惧

この2.3日の新聞記事を少し拾えば見える日本の今


2015/12/03  先進国の中でもワーストな記録が多すぎる日本です。経済力があり技術力があり、地政学的にも民俗学的にも人種的にも問題を抱えないこの国で貧困で苦しむ人が増え、いじめや自殺などとても先進国とは思えない状態が改善されないのは政治の質の低さ以外に原因はないと思われます。政治家の質の低さ、しかし彼らを選ぶのは国民ですから結局国民1人1人の意識を高めるしかないのだと思います。ここ数日の新聞記事を見ても不安の種は幾つもあります。

兵器技術移転  なし崩しにせず監視を(2015/12/03京都新聞)
世界の防衛装備市場への参入を目指す政府の動きが本格化している。オーストラリアの次期潜水艦の共同開発・生産国を選ぶ手続きで、日本政府は同国に最終的な建造計画を提出した。・・・経済を優先するあまり、平和憲法の理念をなし崩しにして輸出や技術移転を進めることがあってはならない。十分な政府の説明と国内の議論が必要だ。・・・旧三原則も多くの例外措置で骨抜きにされてきたとはいえ、戦後日本が平和国家として世界に掲げた規範の一つだった。新三原則で輸出条件が緩和されたうえ、それすらも形骸化しつつある現状は見過ごせない。国民の知らぬ間に、自国の技術や部品が国際紛争を助長するようなことがあってはならない。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20151203_3.html

<社説>知事の意見陳述 基地めぐる虚構暴いた 司法は理非曲直見据えよ(2015/12/03琉球新報)
間違いなく沖縄の歴史に刻まれる一幕だ。しかもその言葉の一つ一つが、積年の沖縄の思いを見事に言い当てるものだった。・・・知事が陳述書で述べた通り、自国民の人権、平等、民主主義を守れない国が世界と普遍的価値を共有できるのか。この訴訟で問われるのはまさにそのことだ。・・・
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-181961.html

オッサン政治の壁 怒る女性議員 参政権70年、都内でシンポ(2015/12/02東京新聞)
終戦後に衆院議員選挙法が改正され、女性が参政権を得てから今月17日で70年を迎える。だが、いまだに国会や地方議会の女性議員の割合は、国際的に最低レベルの1割程度。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015120290135644.html

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ストレス検査  心の健康を守る職場に(2015/12/01京都新聞)
働く人の心の健康を守るために「ストレスチェック」を企業などに義務づける制度が1日施行された。長時間労働での過労やパワハラが原因の精神疾患で労災認定されるケースが増加し、痛ましい過労死や過労自殺は後を絶たない。http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20151201_5.html

教職員定数  機械的な削減は乱暴だ(2015/12/02京都新聞)
・・・日本の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合は、OECD諸国の中でも最低レベルにある。これ以上、現場を疲弊させるようでは「教育立国」を言う資格がない。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20151202_3.html

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ジャーナリズムの自由、自立は民主主義の根幹


2015/12/01 影響力絶大のテレビだから、表現の自由は絶対に守られなければならない。でも、資本主義社会の代名詞でもなるマスメディアに対してスポンサーとなる企業の利益、不利益に対して番組への干渉はあるだろうと思います。ただし時の政権が政治的思惑でその内容に圧力をかけるようなことは絶対にあってはならないだろうと思います。もともと権力の暴走に対して歯止めをかけるのが、ジャーナリズムの使命で、権力がジャーナリズムに干渉するならそれは民主主義ではなく独裁主義です。以下は、Change.orgからのメールの呼びかけ文です。読めばまさにその通りだと誰でもが思うはずです。

【BPOは政治家の駆け込み寺じゃない、放送法はテレビ局を黙らせる道具じゃない】

11月15日に「放送法遵守を求める視聴者の会」という名前で読売新聞に丸々一面を使った意見広告が掲載されました。

「私達は、違法な報道を見逃しません」「放送法第四条をご存知ですか?」と題されたこの意見広告は、結局のところ、安保法案などで積極的な報道姿勢を貫いていたTBSの岸井氏への個人攻撃でした。

この内容自体はとるに足らないものですが、問題は、政府与党自身が、「放送法を守る義務があるのは放送局で、それに違反したら国が免許を取り消すことができる」と考えていることです。

クローズアップ現代や報道ステーションに関する菅官房長官や高市総務大臣、安倍首相などの発言が代表的ですが、文化芸術懇話会における発言などを聞くと、政府与党全体にそういった認識が広がっていると思わざるを得ません。

しかし11月6日に発表されたBPOの意見書にも述べられていたように、放送法を第一義的に守らなければいけないのは、他ならぬ政府与党です。

「不偏不党」や「政治的公平性」といった放送法の言葉は、政治家、特に政府与党という公権力に対しておもねってはならない、必要があれば政府に批判的な報道もきちんとせねばならない、という意味であり、それを判断するのは政府与党ではなく、放送局自身であり、BPOなのです。

自らに批判的な報道を「政治的公平性を欠く」と非難し、第三者機関であるBPOが検証すべきことがらを政府与党がテレビ局幹部を呼び出して問いただす。このような報道への圧力、介入は、民主主義国家として許されないことです。また、放送法の理解としても間違っています。

私たち良識ある視聴者は、政府与党が放送法を正しく理解し、もって報道への介入を厳に慎むことを求め、「放送法遵守を求める視聴者の会」の的外れな批判にも抗議の意を示し、岸井氏はじめ積極的な報道姿勢を貫く報道人を応援します。

https://www.change.org/

 

 

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330頭の牛を見捨てる事はできない。

「希望の牧場・ふくしま」代表:吉澤正巳
2015/11/22  福島第1原発事故で飼い主を失いやせ細ってさまよう家畜の映像をテレビ映像で見ましたが、本当に痛ましい光景です。多くの人たちがふるさとを失い、悲観のあまり自殺者さえ出した原発事故の凄まじさはテレビを始めとするマスメディアが正確な実体を伝えているとはとても思えません。人間、犬、猫、牛や馬などの家畜を始めどれだけの動物の命を奪ったのか計り知れませんが、放射能汚染の恐ろしさは4年半経った今も、汚染土の処理、汚染水の処理もままならない現実を見ればその深刻さは誰にでも分かります。

この事実を無視して原発を再稼働しようとする政府や電力会社の無責任ぶりには言葉もありませんが、被爆して今なお生きる330頭の牛たちは原発事故に対する声なき生き証人です。その牛たちを殺さずせめて天寿を全うさせようと懸命に世話をする「希望の牧場・ふくしま」の人たちには頭が下がります。膨大な餌の確保のために汚染牧草の提供を近隣の自治体に要請していると記事にありましたが、まさに苦肉の策でつらいけど、唯一の方策なのはよく分かります。吉沢さんの苦悩、怒り、やるせなさは日本人1人1人が共有すべき感情だと思います。

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1億総括役社会?


2015/11/19  首相官邸ホームページに「少子高齢化の流れに歯止めをかけ、誰もが活躍できる「一億総活躍社会」の実現に向けて、政府を挙げて取り組んでいきます。」と記されています。白々しいというか、無責任というか、言葉もありません。安倍首相は口先だけで国民の評価をどうにでも左右できると思っているようで、あまりの厚顔に恐ろしくなります。

先進国の中で際立って女性が活躍していない、活躍できない社会を作り出しておいて、この経済的に豊かである日本で貧困とか格差の問題を増長させておいて、何をたわけた事を言うのだろうと呆れます。美しい国とか原発事故の汚染水の問題をコントロールできているとか無責任もいい加減にしろと多くの国民がなぜ思わないのでしょう。本当に不可解な国です。

自分のことでみんな頭の中が一杯なのでしょうか。少し考えれば誰にでも分かるような嘘を平気でつく首相とそれに怒らない国民。怪しげな経済政策で国民を煙に巻きながら、安保法案とか辺野古の問題とか、あまりにも危険で非情な政策を次々と強行する姿を見て、不安に駆られない国民の意識、心情はどうなっているのかと思います。もちろん心から日本の現状、未来に危惧する人たちが懸命の反対を唱えているのも現実ですが、何故もっと多くの人が同調しないのかがとても不思議です。

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夢を見る国見ない国(2015/11/04東京新聞)
戦後七十年を経た。ドイツと周辺国は、戦火を繰り返さないことを誓い、欧州連合(EU)という運命共同体をつくり上げた。脱原発は実現性への疑問も指摘されるが、東京電力福島第一原発事故の深刻さを見れば、人の手に負えないリスクを除去しようとするのは、まっとうな理屈だ。メルケル首相が表明した難民受け入れ方針は異論を巻き起こし、難民が通過する周辺国にも混乱を広げる。しかし、その「人道最優先」という大義には、障害を乗り越えても実現させるべきだとの説得力がある。「夢」みたいな理念を目指し、猪突(ちょとつ)猛進する。周囲の迷惑を考えず、デリカシーにも欠ける。でも、夢を掲げ、実現しようとする政治には希望がある。夢を描かぬ政治は何も変えない。理不尽な現実と既得権益が固定化する。周辺国とのいざこざも、米軍基地も原発もなくならない。

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パリで起きた同時テロに思う


2015/11/14  芸術の都パリで起きた同時テロ。本当に恐ろしくて許せない行為だと思います。武力でもって平和な世界など絶対に作れないと誰もが思う事件です。憎悪の連鎖、報復の連鎖。科学が進み、物質的豊かさは地球規模を潤すだけのものがあります。では何故、貧困や格差が是正されないのか。自国はもとより世界規模でその多くの原因を作っているアメリカ。

日本の経団連のようにお金だけの問題ではないようです。死の商人と言っていいアメリカの武器関連企業、真意は分からないけれど、地球規模で経済を牛耳ろうとする多国籍企業。そこに歪んだ白人絶対主義があるのか、それとも金持ち絶対主義があるのか計り知れないけれど、彼らの野望による損壊はそれこそ地球規模、結果として彼ら自らにもふりかかってくる事がどうして分からないのでしょうか。

アフガニスタン、イラク、シリア・・・中東に対する介入はとても先進国としての温情とは思えません。大量破壊兵器が口実のイラク戦争。先日イギリスのブレア前首相がイラク戦争に参与したことを陳謝していましたが、日本の同じく参与した小泉前首相は間違った判断に対して反省すらしていません。アメリカを筆頭とする大国の関与で今の中東の混乱が生まれた事は間違いのない事実です。

パリのテロに対して犯行声明を出した「イスラム国」なるものは中東の秩序の喪失から生まれでたものです。国家を名乗ってはいるものの国家の形態も国境もない(IS)なる組織に対して、武力を持って対峙するのは明らかに不可能です。彼らを狙った空爆は何の関係もない一般市民を巻き込み、その犠牲者の数はどれだけに上るのか定かでもありませんが多くの命が失われていることは間違いありません。

人命を尊ぶなら、確認もされない彼らのために平和である国は毎日黙祷しなければならないような状況だと思います。シリアからの難民の報道を見ても、ただならぬ事態が現実に起っている事だけは誰にでも分かります。武力でもってアフガンやイラクに対した結果がこれです。

宗教の問題、民族格差の問題など難しすぎる問題ですが、この混沌とした世界を武力で持って制圧したり、逆に自らを守ったりする事だけはできないしそのような方向に動くのはあまりにも浅はかです。先進国がそれぞれ自らの国政だけでなく、いかにしたら世界に秩序をもたらせるのか、叡智を結集すべきです。それが武力行使ではなし得ないことだけは、誰にでも分かる事実なのですから。

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政治ではなくヒューマニズム(人間性の尊重)の問題です。


2015/11/13  原発、安保法案、沖縄の基地問題。どれも根っこは同じで、命の尊厳、自由の権利といった、人間の根幹的な部分に対する非情と冒涜です。原発にまつわる虚偽は福島原発事故のあと、そのほとんどが検証されました。安全の嘘、電力不足の嘘、経済的メリットの嘘、使用済み核燃料の処理法の未定。そして被爆する作業員がいなければ原発を動かす事ができないという実体です。人体への悪影響が分かっている施設で働きたいひとなどいるでしょうか。

仕事がない、報酬がいいとかの止む得ない事情で、線量計を身につけ定められた被ばく量ぎりぎりまで、働く人たち。決して本意ではないはずです。放射能被ばくと癌を始めとする様々な病気との因果関係を立証する科学的土壌がまだ確立していないのをいい事に、無責任としかいいようのない原発推進者たち。福島原発の事故からの反省やいましめが全くないという現状は異常に過ぎます。

そして無謀な安保法案。アメリカと一緒になって戦争をしたら、悲惨な戦争を2度と起こすまいと平和憲法の下で培って来た日本独自の平和への努力は水泡に帰すでしょう。そして沖縄の基地問題。もし沖縄県でなくて岡山県でも京都府でも千葉県でも沖縄と同じ状況を政府が強要したら、国民は大反発するはずです。沖縄だからいいとの理屈などどこにもないのは、誰にだって分かります。じゅごんが棲む世界屈指の美しい海に戦争のための基地をつくるなど日本国民全てが反対するべきです。

大問題ばかりですが、政治の問題としてではなく、人間として当たり前の思考があれば、危惧するのは当然の問題ばかりです。自民党や民主党といったイデオロギーの問題ではありません。政治や政治家が大嫌いで関わりたくない人であっても、命や自由が脅かされるような事態には1人1人が人間としての心、そして判断をしなければ誰もが願う平和と自由に基づいた民主国家は名前だけのものとなってしまいます。

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すずめと安倍晋三


2015/11/10  秋枯の公園にいる小さな雀。サンドイッチのパンの端を小さくちぎって足下に置くとひょこひょことついばみにやって来ます。何とも可愛い生き物です。小さな体につぶらな目。一羽がやってくると二羽、三羽。人間ですら生きにくい都会の環境でけなげに生きています。彼らの命はどれぐらいあるのだろうとふと思いましたが、知識もなく定かな事は分かりません。

漠然と数年ぐらいだろうなとは思いました。本当に愛らしい生き物。変わって日本の首相である、安倍晋三。ことあるごとに国民に選ばれた人間だと自称するけど、本当に彼を良しとする国民はどれだけいるのだろう。民主主義のエアポケットの中で確かに選ばれてはいるのだけれど、それはあまりの傲慢だと思います。

この可愛い雀に選挙権があったなら、決して選ばない人間だし、秋風に揺れる木々に人格があったなら、おそらく糾弾するような人間なのだけれど、民主主義というより、資本主義の弊害、自分の事しか考えない人間が力を持つと言う不自然な状況は安倍晋三のような首相をも生み出します。でも、けっして圧倒的多数の国民に選ばれたわけではない、むしろ過半数を占めるエゴイストな国民の思考停止が何となく投じた一票からなりたっている存在だと言う事だけは自覚して欲しいものです。

原発問題、安保法案の問題、辺野古の問題、格差と貧困の問題。こんな重要な問題に対してことごとく逆行するような施策をあえてする人間とは?比べては雀に失礼だけれど、まさに一羽の雀の価値もないだろうと僕は思います。誤った我妄で、多くの不幸を作り出す人間と、小さいけれど慎ましく、その姿だけで、人に微笑みを与える小動物との差はあまりに大きすぎます。雀は何にも言わないけれど、平和だけは体現しています。

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虹の戦士号
2015/11/06  「世界で起きている最も深刻な環境破壊の現場で、そこで起きていることを世界中に発信することを使命とした船です。」詳しい事は知りませんが、このような船がいっぱいあって、世界中の海を航行していればいいなと思います。原潜や原子力空母が多数世界の海に点在している現実とたった一隻の「虹の戦士号」。今の世界情勢を象徴しているような構図です。下記はグリーンピース発信の記事です。

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内閣府、虹の戦士号を拒否(2015年11月5日国際環境NGOグリーンピース)
こんにちは、グリーンピース・ジャパン、海洋生態系担当の小松原です。みなさんにささえられて、虹の戦士号は11月1日に沖縄・那覇港に入港しました。 しかし昨日4日、内閣府は虹の戦士号の辺野古・大浦湾海域での航行申請を却下。1週間にも及ぶ手続きと海上保安庁との入念な打ち合わせにもかかわらず、却下の明確な理由さえ明らかにされませんでした。

虹の戦士号は、世界で起きている最も深刻な環境破壊の現場で、そこで起きていることを世界中に発信することを使命とした船です。もし辺野古・大浦湾での工事が本当に"正当"で、"環境への影響がない"というのであれば、なぜ虹の戦士号の航行を却下する必要があるのでしょう?

大浦湾の『命の海』を守りたい。それは、18カ国から沖縄までやってきた19人のクルー全員、共通の願いです。虹の戦士号船長、マイク・フィンケンからのみなさんへのメッセージをお伝えします。
3歳になったばかりの息子のために、わたしは辺野古のジュゴンを守りたい。
もちろん、息子はわたしが航海に出ることをいやがる。
だが彼こそが、世界の美しさと尊厳を守るために、わたしがここにいる理由だ。

インドネシアの森林を燃やし、グリーンランドの氷河を溶かし、わたしたちの小さな惑星は危機に瀕している。それなのに、人間は武装という手段で互いを脅かしあっている。
飢餓や教育不足に苦しむ人々がいるのに、なぜ戦争に投資するのだろう。
平和こそが最大な防御だ。武力は不変の平和をもたらしたりはしない。

恐怖心から、人間は母なる地球を支配しようとしている。
沖縄のジュゴンに残されたわずかな生息地を奪い、生物多様性を壊そうとしている。
命を祝福し支えあうべきなのに、なぜわたしたちは武装しなくてはならないのだろう。

ジュゴンのために。
それが虹の戦士号の使命だ。
虹の戦士号船長 マイク・フィンケン
http://www.greenpeace.org/japan/ja/

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老犬と老人
2015/11/02  夕暮れ時の人気の無い公園をよたよたと歩く老犬。時々しゃがみ込んでは飼い主の老人を見上げる姿がいじらしい。二人の長い関係が育んだ信頼感がこちらまで伝わって来ます。老人は犬が立ち上がるまで気長に寄り添っています。しばらくして犬は立ち上がっておぼつかない足取りで歩き出します。よく見ればおじいさんの足取りも怪しくて犬の休憩がちょうどいいのかも知れません。犬のためにおじいさんは長生きして欲しい、おじいさんのために犬も長生きしてほしい。二人を見ているとこころからそんな願いが湧いて来ました。

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貧困政治


2015/11/01  安倍政権のやることなすことはまさに社会的、経済的弱者をないがしろにする政治であまりにも人間としての品位を欠きます。心ない安倍首相と追随する閣僚たちの頭の中はどうなっているのだろうと思うぐらい非人間的で、彼らの言動や人相にもそれは如実に現れています。これだけの現実があって、未だ自民党を支持する人々は日本の未来をどうしたいのだろうと考えてしまいます。

安保法案、沖縄の基地問題、原発の最稼働、TPP問題、格差や貧困の問題。民主主義の根幹と日本の未来を左右するような大問題をアメリカの都合によってなされているようで、日本の主体性と誇りがどこにもありません。自由と民主主義を重んじる人々と未来を案じる若者たちが安倍政権に対して抵抗を続けていますが、その輪がもっと広がらなければ慢心の政治家たちには見えない、届かないようです。

起らないはずの原発事故が起ったように、油断すれば起るはずのない戦争だって起ります。絶対にあってはならない危険な方向への徴候に対してはあらゆる抑止が必要です。日本が世界の中で際立つのは平和国家としての存在理由があるからです。世界への貢献もその基盤の上に構築して行くことは出来るはずですし、義務でもあると思います。

日本にしか出来ない役割を放棄して戦争のできる国へと変貌するなど狂気の沙汰です。1人1人が現実を見つめこの先を想像すれば、安倍政権の施策は危険で愚かなものばかりだと言うことに気づくはずです。本当に事が起ってからでは取り返しがつきません。選挙で意思表示するのは当然ですが、日頃から政治や社会の変動への目配りは忘れたくないものです。当たり前のことですが自由と平和があってこその経済です。

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なんで今頃「38%が被ばく1ミリSv以上 福島原発事故時、自衛隊員ら」
2015/10/26  なんで今頃というような発表がよくなされます。事件事故が起って、その余韻が冷めきった頃を見計らって都合の悪いことを発表。この発表も原発事故から遅くても一年後には分かっていることのはず。この事実が当時発表されていたら、一般の人の被ばくに対する意識はもっと上がったはずです。

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気がかりなこと


2015/10/26  ここに紹介する記事も、気がかりの1つ。自由に対して社会が萎縮する徴候が出た時は要注意。防ぐには1人1人が自由の大切さを常に意識することだけです。

「言論空間、狭まっている」 安保法シンポ、会場変え開催(2015/10/26朝日新聞)
「安全保障関連法に反対する学者の会」主催のシンポジウムが25日、東京都内で開かれ、定員を超える約1300人が参加した。会場は、当初想定していた立教大が使用を許可しなかったため、急きょ法政大で開催された。

 「岐路に立つ日本の立憲主義・民主主義・平和主義」をテーマに、安保法制の国会審議や法制への抗議行動を振り返りつつ、学者や学生が今後どう行動していくかを協議した。学生団体「SEALDs(シールズ)」が共催し、樋口陽一・東大名誉教授や長谷部恭男・早稲田大教授らとともに、東京や関西、東北、沖縄で抗議行動をした学生も登壇した。

 樋口氏は「人々の運命を左右するような時に『危ない道だよ』と示すのは専門家の義務。若い人の『なめんなよ』の精神が、日本社会の知性を救うでしょう」と訴えた。・・・立教大が会場の使用を認めなかった点に懸念を示す声も相次いだ。慶応大名誉教授の小林節氏は「今、こういうことが方々で起きている。我々の言論空間がどんどん狭まっている」と発言。安保法制に反対する学者らの集会をめぐり、他大学でも会場使用に難色を示す例があると指摘した。(市川美亜子、後藤遼太)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12035134.html

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戦争へとつながるものへの否定と平和へとつながるものへの再認識


2015/10/22  人間ならば誰でもいやなことだと思います。暴力とその最たる物である戦争。理性や感受性をなくした人間が個人的に振る舞う暴力もあればよからぬ意図を持った人間共が自分たちを安全な場所におきながら無差別に人を殺す、それが戦争です。いかなる戦争にも肯定する要素は一つもない、それだけは真実です。個別に起る小さな暴力と戦争という絶対的な暴力。

それはどちらも同じ1つの根っこだと思います。集約すればそれはエゴイズム。自分のことしか考えない自己中心性にあります。他者を顧みない、命を尊重しない、未来を予測できない、それよりなにより自分を客観的に見れない浅はかさ。横暴、無知、無関心。偏見、偏狭、偏向。独善、独断、独裁。まさに今の安倍首相に代表されるような心理、人間性は今の日本、多くの人が陥ってしまっているのも現実です。

でなければ、安倍政権は成り立たないはずですし、これだけ経済力と科学技術がありながら貧困の問題を抱えるような国家はありえないからです。安倍晋三の無責任な言動を見ていると、馬鹿な人間に権力を与えてはいけないと思うばかりです。そんなことが万が一にもないように民主主義があり、法治制度があるのですが、現実安倍晋三は日本の首相に君臨し、やりたい放題といっていい独裁政治のような事態を引き起こしています。恐ろしいことです。

当然ながらそのような心から生まれる政策は愛とか平和とかの対極にあるもの、差別とか戦争とか反人間的な世界へと向かうのは必然です。この戦争へとつながる流れだけは止めなくてはなりません。自分に何ができるか、1人1人が出来ることは小さいけれど、それがつながれば絶大でもあります。それが本来の民主主義だと思います。

反対に平和へとつながる考え方や行為行動もたくさんあります。横暴の反対、無知の反対、無関心の反対、偏見の反対・・・偏狭や偏向、独善、そして独断や独裁は小さな家庭生活の中にも会社組織の中にもあります。小さな戦い、自分の身の回りの小さなエゴイズムを1つ1つ客観視しながら削って行くこともまた、平和への道のりです。民主主義とは1人1人の個人が自らの水準を高めなければ成り立ちません。多数を占める者が正しくなければ意味を成さない制度です。1人1人がほんとうに自分自身のことを大切に考え、誇りを持てるよう努力すること。そうすれば他者に対する意識も変わるはずです。自分のことを考える、それはエゴイズムとは対極の姿勢となります。

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至上の演奏会に考える


2015/10/06  ここは夙川、夜10時、無数の演奏者が奏でる交響曲。風に揺れる木々とかすかな2つの星が舞台装置の広大な演奏場には川が流れています。歩き疲れた足を休めるために座り込んだ公園のベンチ。痛む足をさすりながらふと空を見上げると小さな星がふたつ弱々しく輝いています。風は少し強くて肌寒いけれど座り心地のいいベンチにありがとう。人気の無い公園。外灯に照らされて長く伸びた自分の影が唯一のもう1人。目をつむれば爽やかな水の音。

耳を澄ませば虫たちの絶妙の合唱が聞こえて来ます。前から横から後ろから聞こえて来ます。風の音、水の音、そして虫たちの声。素晴らしい交響曲です。観客がたった自分1人だなんてもったいなくて、贅沢で、申し訳ないような気もします。でも、安らぎ。自然はすごいなとあらためて思います。僕には見えないけれどもしかしたら草むらの中に野良猫や声を出せない虫たちが僕と同じように聞き耳を立てているのかもしれません。体の疲れも、心の疲れも癒される秋の演奏会です。

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さあこれからだ。がぴったりのこれから。


2015/09/19  圧倒的多数の与党が国民の不安、疑問、反対を完全に無視しての強行採決。国会の様子は克明にカメラによって伝えられましたが、日本の命運を左右する重要法案にもかかわらず軽率と強引だけが目立ちました。茶番劇のような決定に、議会制民主主義って何だろうと多くの国民が思ったはずです。戦後70年、政治家がいかに偏った思惑をもとうが日本の平和を守りつづけて来た平和憲法。

その平和の礎とも言える憲法をないがしろにした安倍政権。その暴挙の責任は意識ある多くの国民がこれから問い続けるでしょう。欧米に比べ政治意識、社会意識が低いと言われる日本人ですが、シールズに代表される若者の意識の芽生えは平和憲法とともに過った政治に対して大きな防壁となるでしょう。

平和と自由は全ての人間の願いであり権利です。積極的平和主義とは軍事によらない問題解決をあらゆる知恵と方法を使って見いだすことです。安倍政権が打ち出す施策は今まで培って来た世界に対する日本の信用と日本が続けて来た暴力を使わない平和貢献の努力を破壊するものです。安倍晋三とそれに類する人間を政治の舞台から下ろさねばなりません。

1人1人が自分の頭と心で感じたことをもとに連携すればそれは可能です。それが民主主義だろうと思います。そして間違った政権が下した間違った決断をもう一度元に戻せるのも民主主義です。ただし戦争と言う特殊な状況になる前までが、民主主義に与えられる猶予です。

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原発事故、安保法案、全てはつながっている。

<2011年3月11日/福島原発事故発生>
2015/09/17  恐ろしい事故から4年と6ヶ月が経ったけれど、事故の収束からはほど遠い現実があります。あらためて原発が事故を起こば取り返しのつかない事態になるのだと言うことを思い知ります。放射能汚染を苦にして亡くなった農家の人、土地を奪われ人生が狂ってしまった多くの人。取り残され意味も分からずさまよう多くの動物たちの姿がやるせません。あれだけのことがあってその後遺症が今も続いているのに、政府はまるで何事もなかったのように、止まっている原発を最稼働させます。原発にまつわる安全神話の嘘も経済の嘘も全て発覚したにも関わらずにもです。

 

 

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安倍政権の鈍感と冷酷


2015/09/09  国民の多くが不審を持ち、反対を唱える安保法案。様々な分野、様々な立場の人が全国各地で反対運動を繰り広げています。アメリカの言いなりではあっても日本国民の感情には意を介さない、耳を傾けない安倍首相の心底には何があるのだろうと考えてしまいます。辺野古移設協議にしても国民を欺くために見せかけだけの対話姿勢を示しただけで、問題解決など念頭にもない感じがあらわです。一国の首相として、一人の人間としてその責任と良心はどこへ消えてしまったのかと思います。

新聞に掲載された沖縄問題への意見広告がありました。青く澄んだ海をを背景にあどけない少女の顔が問いかけています。8月30日の朝日新聞に掲載された全面広告です。
見出しにはこうあります。

子供たちに残したいのは
この「美(ちゅ)ら海」です。
軍事基地ではありません。

この意見広告は、全国からの熱い思いのこもった辺野古基金によって実現いたしました。

かけがえのない自然を守りたい。
基地のない平和な暮らしがしたい。
いまこそ沖縄の声を聞いてください。私たちに力をください。

ジュゴンが生息し、サンゴが群棲する、この美しく豊穣な辺野古の海、大浦湾。沖縄だけの宝ではありません。日本の、そして世界の貴重な財産です。

3500億円もの基地建設予算をかけ、貴重な自然を破壊して辺野古の海が埋め立てられようとしています。普天間飛行場の辺野古移設については、昨年の選挙で「反対」の民意がしめされているにもかかわらずです。世界一危険といわれる普天間飛行場の固定化とともに、私たちは到底受け入れることができません。

政府は2012年、復帰40年の式典で「基地負担の軽減を目に見える形で進める」と約束しました。しかしそれから3年、政府が進めたのはオスプレイの強行配備や辺野古の埋め立てなど、沖縄県民の願いに逆行することばかりです。戦後70年、本土復帰43年たったいまでも、全国の0.6%の面積にすぎない沖縄に、73.8%の米軍基地が集中する現実は変わっていません。

沖縄への基地集中を選択し、押し進めてきたのは日本の政府です。私たちは自ら米軍基地を望んだことはありません。「基地の中に沖縄がある」といわれるような現状を容認もしていません。爆音や墜落事故の恐怖や危険に脅えることもない「基地のない平和な暮らし」。私たちは、ただそれがほしいだけです。無理な願いでしょうか。我がままな要求でしょうか。

沖縄県民の83%が辺野古移設反対です。

広告の下記にこう記載されていました。
「この意見広告は、全国からの熱い思いのこもった辺野古基金によって実現いたしました。」

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安倍首相の言葉の軽さと悪用、誤謬


2015/08/16  原発の汚染水がコントロールされているとか美しい日本だとか、無責任な言葉が目に余ります。後藤健二さんが殺害された無念な事件の時も口先で国民の命を最優先すると言いながら、その後明らかになった事実では、ほとんど棄民と言えるほどの冷酷な対応でした。この人の心はどうなっているのだろうと多くの人は不安を抱えていますが、今現在その人が日本の最高権力者です。

安倍首相が唱える積極的平和主義という言葉がありますが、積極的とか消極的とか以前の問題として平和という概念が狂っています。もちろん承知の上でのまやかしなのですが、本当に卑怯で危険な人間だと思います。積極的平和主義が本来どういう意味なのか、よく分かる記事があったので以下に引用します。・・・・・・

「積極的平和主義」とは

「平和学の父」とも言われるヨハン・ガルトゥング博士は、平和を戦争のない状態と捉える「消極的平和」に加えて、貧困、抑圧、差別などの構造的暴力のない「積極的平和」という概念を提起して、そのような平和の必要性を主張している。ところが、安倍首相の言う「積極的平和主義」とは、実は全くそれとは異なる。それは、アメリカなどに協力して、行き詰まりを「力で打開する」ことを意味し、そのために今まさに安保法制を強引に立法しようとしている。これは、「法の支配」を軽んじて、戦後日本の平和主義を放棄することである。実際、ガルトゥング博士は安倍首相の「積極的平和主義」について、「私が1958年に考え出した『積極的平和』の盗用で、本来の意味とは真逆だ」と述べたという。
小林正弥(2015/08/15朝日新聞(WEBRONZA)

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素晴らしき日本国憲法(第二章 戦争の放棄)
2015/08/15  70回目の終戦記念日。悲惨な戦争の記憶とこの条文があって戦後日本の平和が守られ国際社会の中での信頼が培われてきたのだと思います。今後も憲法九条を堅守し、日本と世界の平和のために努力しつづけたいものです。

第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

素晴らしき日本国憲法(第三章 国民の権利及び義務)
今の日本でこの条文は厳守されているのだろうかと思う項目がありますが、もし至らない部分があるならば国政を預かる現政権の能力問題ですから、国民はよく監視し政治家の選択を考えねばなりません。

第十一条  国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。
第十三条  すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第十四条  すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
第十九条  思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
第二十条  信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
第二十五条  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
○2  国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
第二十六条  すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
第二十八条  勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。
第三十四条  何人も、理由を直ちに告げられ、且つ、直ちに弁護人に依頼する権利を与へられなければ、抑留又は拘禁されない。又、何人も、正当な理由がなければ、拘禁されず、要求があれば、その理由は、直ちに本人及びその弁護人の出席する公開の法廷で示されなければならない。

素晴らしき日本国憲法(前文)
2015/08/02  平和憲法と呼ぶにふさわしい意想に基づいた日本国憲法。憲法前文を読むだけでも民主国家にふさわしい規範であることが分かります。

前 文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

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自民党安倍政権の横暴政治。
2015/07/15  民主主義の根幹を破壊したいかのような横暴ぶりにつくづく思います。こんな政党、国会議員は選んではいけないと。ここまでの愚劣さ凶暴ぶりを目の当たりにして自民党の支持率は下がってはいますが、まだ自民党を支持する人がいることが驚きです。国民の命や未来を無視する政治。まるで時代劇の悪代官を彷彿とさせる安倍晋三の暴挙に圧倒的多数の国民のノーが必要です。

「違憲」立法は許さない 安保法案、採決強行(2015/07/16東京新聞)
「憲法違反」の疑いは結局、晴れなかった。衆院特別委員会で可決された安全保障法制関連法案。憲法九条の専守防衛を損なう暴挙を許してはならない。安倍内閣と自民、公明両党には「ためらい」はないのか。政府提出の安保法案がきのう、衆院特別委員会で与党の賛成多数で可決された。抗議する野党の怒号が飛び交う中での採決強行である。

・・・政府はなぜ、指摘を重く受け止めず、法案成立を急ぐのか。政府自らが長年、違憲と解釈してきたものを、一内閣の判断で合憲に変えてしまえば、憲法が権力を律する立憲主義は土台から揺らぎ、最高法規である憲法の法的安定性、規範性を損なう。例えば政府は、徴兵制を憲法一八条が禁じる苦役に当たるとするが、集団的自衛権のように一内閣の判断で憲法解釈の変更が認められるのなら、徴兵制が将来導入される懸念は消えない、というのが国民の皮膚感覚ではなかろうか。・・・

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国民が暴走を止める
 安保条約に基づく基地提供と引き換えに日本防衛の「矛」の部分を米軍に委ね、自衛隊は海外で武力の行使をしない専守防衛政策は米国の誤った戦争に巻き込まれないための先人の知恵でもある。平和国家の歩みを戦後七十年の今、止めるわけにはいかない。安保法案はきょう衆院を通過する見通しだが、今からでも遅くはない。政府には法案撤回の政治決断を、国権の最高機関である国会には廃案にする良識を求めたい。審議時間をいくら重ねても、論議が深まらないまま、採決に踏み切る愚を再び犯してはならない。国の在り方や進むべき方向を決める主権者は私たち国民だ。政府や国会の暴走を止めるため、安保法案反対の声を上げ続けたい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015071602000144.html

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大切なのは、見えないものを見る、知らない世界を知る、そして理解しようとする姿勢
2015/07/02  可視化されていない多くの社会的悲惨や残酷。事実を知れば多くの人がこれが先進国のあるべき姿か?と怒りと疑問が湧きあがる問題が多々あります。その多くは明らかに間違った政治に起因しています。そして国民1人1人の価値観の劣化もあります。命、幸福、人生、人間性などに対する考え方が短絡的になりつつあります。とても不安です。特に若者の無関心や情熱の喪失には大きな不安を覚えます。でもここに来てやっと非人間的な安倍政権の施策、体質に対して異議を唱える若者が増えてきたのは光明です。そのうねりがもっともっと広がって、先ずこの間違った政治を変えなくてはいけないのだろうと思います。

そうなれば当然1人1人の生き方、考え方も変化するはずです。以下に抜粋した文はジャーナリストの鈴木大介さんが執筆した「最貧困女子」という本のあとがきにあるものです。非情でいびつな日本社会の現実が見えてきます。貧困女子の問題を筆頭にして可視化されていない見えない苦しみがどれだけあるのかと想像するだけで暗澹たる気持ちになります。それでも問題が見えれば、少しでも理不尽を是正する動きが増えるはずです。何事においても、知ろうとしないこと、そして理解しようとしないこと。それが一番いけないことだろうと思います。「最貧困女子」あとがきより抜粋(幻冬舎新書)

「世の中で、最も残酷なこととはなんだろうか?それは、大きな痛みや苦しみを抱えた人間に対して、誰も振り返らず誰も助けないことだと思う。そんな残酷は誰もが見たくはない。道端で倒れて七転八倒している女性がいれば、多くの人が手を差し伸べるだろう。だが、その女性が脂汗を拭きながらも平然を装っていたら?声をかけても「大丈夫ですから」と遮ってきたら?睨みかえしてきたら?その女性との間に一枚の壁があったら?人々は通り過ぎるだろう。

さらにその女性が何か意味不明なことを喚き散しでもしていたら、人は目を背けて足早に歩き去るかもしれない。助けてくださいと言える人と言えない人、助けたくなるような見た目の人とそうでない人、抱えている痛みは同じでも、後者の痛みは放置される。これが最大の残酷だと僕は思う。・・・

現代の日本ではこうした最悪の残酷が広がりつつある。格差社会、若者の所得の低さ、特に貧困が単身世帯の女性や、一人親(特にシングルマザー)に集中しているという報道は、昨今否応なく耳に入ってくる。・・・取材期間中、幼い娘を残して自殺してしまったシングルマザーもいた。彼女は売春相手とホテルに向かう際、愛娘が児童養護施設で作ってくれた折鶴をお守りのように財布に入れていた。何も与えられず、何にも恵まれず、孤独と苦しさだけを抱えた彼女らは、社会からゴミ屑を見るような視線を投げかけられる。

もうこんな残酷には耐えられない。繰り返す。抱えた痛みは同じなのに、なぜ彼女らを救おうとするものがこれほどまでに少ないのか。彼女らを放置することは、例えば病院の待合室で同じ病気で苦しむ人々がいるとして、一方を診察室に入れ、一方を放置する状態と何ら変わりはない。果たしてこれが正しい社会とはとても思えないし、それを見過ごすことは絶対的に悪ではないのか・・・」

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先進国家、近代国家、民主国家というけれど


2015/07/01  独自の文化と歴史の中で培われた今ある現状を真摯に見つめ、誤った過去の反省と誇るべき歴史の継承、そして日本という国に暮らす全ての人、命あるもの全てに対して手厚い処遇がなされなければ近代国家とは言えないと思うのだけどはたして、逆行する政策で世相に翳りが差します。GDPが世界3位なのに格差や貧困、不平等などという言葉が飛び交うような国をなんと呼べばいいのでしょうか。
資本主義故の矛盾点を是正するために政治家はあって、ともすれば巨大権力化する企業に対して歯止めをかけ指導監督するために政府はあります。社会的弱者に対する擁護の精神と巨悪に対決する姿勢がなければ弁護士という職業は要らないと思う。子供たちの自由性と独創性をいかにして育むかを第一義に考え、努力と考え方次第で無感覚で非情な人間にも、あるいは感受性豊かでやさしい人間にでもなりうるものだと言う事を教える事が出来なければ教師と言う職業は要らないと思う。
人間の複雑さ、生きると言う喜びと悩み、人間社会の不条理と自然界の奥行きと美しさを感じ取る事が出来なければ芸術家と言う存在は要らないと思う。独自の文化と歴史の中で培われた今ある現状を真摯に見つめ、誤った過去の反省と誇るべき歴史の継承、そして日本という国に暮らす全ての人、生きているものに対して手厚い処遇がなされなければ近代国家とは言えないと思う。
今の日本に欠けているものの一番は文学性であるような気がします。

どくそうりょく【独創力】
独創する能力。新しいものをつくりだす才能。「―に富む」

どくぜんしゅぎ【独善主義】
他人の利害や立場を考えず、自分だけが正しいとする考え方。

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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