この2.3日の新聞記事を少し拾えば見える日本の今
兵器技術移転 なし崩しにせず監視を(2015/12/03京都新聞) <社説>知事の意見陳述 基地めぐる虚構暴いた 司法は理非曲直見据えよ(2015/12/03琉球新報) オッサン政治の壁 怒る女性議員 参政権70年、都内でシンポ(2015/12/02東京新聞) ストレス検査 心の健康を守る職場に(2015/12/01京都新聞) 教職員定数 機械的な削減は乱暴だ(2015/12/02京都新聞) ジャーナリズムの自由、自立は民主主義の根幹
【BPOは政治家の駆け込み寺じゃない、放送法はテレビ局を黙らせる道具じゃない】 11月15日に「放送法遵守を求める視聴者の会」という名前で読売新聞に丸々一面を使った意見広告が掲載されました。 「私達は、違法な報道を見逃しません」「放送法第四条をご存知ですか?」と題されたこの意見広告は、結局のところ、安保法案などで積極的な報道姿勢を貫いていたTBSの岸井氏への個人攻撃でした。 この内容自体はとるに足らないものですが、問題は、政府与党自身が、「放送法を守る義務があるのは放送局で、それに違反したら国が免許を取り消すことができる」と考えていることです。 クローズアップ現代や報道ステーションに関する菅官房長官や高市総務大臣、安倍首相などの発言が代表的ですが、文化芸術懇話会における発言などを聞くと、政府与党全体にそういった認識が広がっていると思わざるを得ません。 しかし11月6日に発表されたBPOの意見書にも述べられていたように、放送法を第一義的に守らなければいけないのは、他ならぬ政府与党です。 「不偏不党」や「政治的公平性」といった放送法の言葉は、政治家、特に政府与党という公権力に対しておもねってはならない、必要があれば政府に批判的な報道もきちんとせねばならない、という意味であり、それを判断するのは政府与党ではなく、放送局自身であり、BPOなのです。 自らに批判的な報道を「政治的公平性を欠く」と非難し、第三者機関であるBPOが検証すべきことがらを政府与党がテレビ局幹部を呼び出して問いただす。このような報道への圧力、介入は、民主主義国家として許されないことです。また、放送法の理解としても間違っています。 私たち良識ある視聴者は、政府与党が放送法を正しく理解し、もって報道への介入を厳に慎むことを求め、「放送法遵守を求める視聴者の会」の的外れな批判にも抗議の意を示し、岸井氏はじめ積極的な報道姿勢を貫く報道人を応援します。
330頭の牛を見捨てる事はできない。 「希望の牧場・ふくしま」代表:吉澤正巳 この事実を無視して原発を再稼働しようとする政府や電力会社の無責任ぶりには言葉もありませんが、被爆して今なお生きる330頭の牛たちは原発事故に対する声なき生き証人です。その牛たちを殺さずせめて天寿を全うさせようと懸命に世話をする「希望の牧場・ふくしま」の人たちには頭が下がります。膨大な餌の確保のために汚染牧草の提供を近隣の自治体に要請していると記事にありましたが、まさに苦肉の策でつらいけど、唯一の方策なのはよく分かります。吉沢さんの苦悩、怒り、やるせなさは日本人1人1人が共有すべき感情だと思います。 1億総括役社会?
先進国の中で際立って女性が活躍していない、活躍できない社会を作り出しておいて、この経済的に豊かである日本で貧困とか格差の問題を増長させておいて、何をたわけた事を言うのだろうと呆れます。美しい国とか原発事故の汚染水の問題をコントロールできているとか無責任もいい加減にしろと多くの国民がなぜ思わないのでしょう。本当に不可解な国です。 自分のことでみんな頭の中が一杯なのでしょうか。少し考えれば誰にでも分かるような嘘を平気でつく首相とそれに怒らない国民。怪しげな経済政策で国民を煙に巻きながら、安保法案とか辺野古の問題とか、あまりにも危険で非情な政策を次々と強行する姿を見て、不安に駆られない国民の意識、心情はどうなっているのかと思います。もちろん心から日本の現状、未来に危惧する人たちが懸命の反対を唱えているのも現実ですが、何故もっと多くの人が同調しないのかがとても不思議です。
夢を見る国見ない国(2015/11/04東京新聞) パリで起きた同時テロに思う
日本の経団連のようにお金だけの問題ではないようです。死の商人と言っていいアメリカの武器関連企業、真意は分からないけれど、地球規模で経済を牛耳ろうとする多国籍企業。そこに歪んだ白人絶対主義があるのか、それとも金持ち絶対主義があるのか計り知れないけれど、彼らの野望による損壊はそれこそ地球規模、結果として彼ら自らにもふりかかってくる事がどうして分からないのでしょうか。 アフガニスタン、イラク、シリア・・・中東に対する介入はとても先進国としての温情とは思えません。大量破壊兵器が口実のイラク戦争。先日イギリスのブレア前首相がイラク戦争に参与したことを陳謝していましたが、日本の同じく参与した小泉前首相は間違った判断に対して反省すらしていません。アメリカを筆頭とする大国の関与で今の中東の混乱が生まれた事は間違いのない事実です。 パリのテロに対して犯行声明を出した「イスラム国」なるものは中東の秩序の喪失から生まれでたものです。国家を名乗ってはいるものの国家の形態も国境もない(IS)なる組織に対して、武力を持って対峙するのは明らかに不可能です。彼らを狙った空爆は何の関係もない一般市民を巻き込み、その犠牲者の数はどれだけに上るのか定かでもありませんが多くの命が失われていることは間違いありません。 人命を尊ぶなら、確認もされない彼らのために平和である国は毎日黙祷しなければならないような状況だと思います。シリアからの難民の報道を見ても、ただならぬ事態が現実に起っている事だけは誰にでも分かります。武力でもってアフガンやイラクに対した結果がこれです。 宗教の問題、民族格差の問題など難しすぎる問題ですが、この混沌とした世界を武力で持って制圧したり、逆に自らを守ったりする事だけはできないしそのような方向に動くのはあまりにも浅はかです。先進国がそれぞれ自らの国政だけでなく、いかにしたら世界に秩序をもたらせるのか、叡智を結集すべきです。それが武力行使ではなし得ないことだけは、誰にでも分かる事実なのですから。 政治ではなくヒューマニズム(人間性の尊重)の問題です。
仕事がない、報酬がいいとかの止む得ない事情で、線量計を身につけ定められた被ばく量ぎりぎりまで、働く人たち。決して本意ではないはずです。放射能被ばくと癌を始めとする様々な病気との因果関係を立証する科学的土壌がまだ確立していないのをいい事に、無責任としかいいようのない原発推進者たち。福島原発の事故からの反省やいましめが全くないという現状は異常に過ぎます。 そして無謀な安保法案。アメリカと一緒になって戦争をしたら、悲惨な戦争を2度と起こすまいと平和憲法の下で培って来た日本独自の平和への努力は水泡に帰すでしょう。そして沖縄の基地問題。もし沖縄県でなくて岡山県でも京都府でも千葉県でも沖縄と同じ状況を政府が強要したら、国民は大反発するはずです。沖縄だからいいとの理屈などどこにもないのは、誰にだって分かります。じゅごんが棲む世界屈指の美しい海に戦争のための基地をつくるなど日本国民全てが反対するべきです。 大問題ばかりですが、政治の問題としてではなく、人間として当たり前の思考があれば、危惧するのは当然の問題ばかりです。自民党や民主党といったイデオロギーの問題ではありません。政治や政治家が大嫌いで関わりたくない人であっても、命や自由が脅かされるような事態には1人1人が人間としての心、そして判断をしなければ誰もが願う平和と自由に基づいた民主国家は名前だけのものとなってしまいます。 すずめと安倍晋三
漠然と数年ぐらいだろうなとは思いました。本当に愛らしい生き物。変わって日本の首相である、安倍晋三。ことあるごとに国民に選ばれた人間だと自称するけど、本当に彼を良しとする国民はどれだけいるのだろう。民主主義のエアポケットの中で確かに選ばれてはいるのだけれど、それはあまりの傲慢だと思います。 この可愛い雀に選挙権があったなら、決して選ばない人間だし、秋風に揺れる木々に人格があったなら、おそらく糾弾するような人間なのだけれど、民主主義というより、資本主義の弊害、自分の事しか考えない人間が力を持つと言う不自然な状況は安倍晋三のような首相をも生み出します。でも、けっして圧倒的多数の国民に選ばれたわけではない、むしろ過半数を占めるエゴイストな国民の思考停止が何となく投じた一票からなりたっている存在だと言う事だけは自覚して欲しいものです。 原発問題、安保法案の問題、辺野古の問題、格差と貧困の問題。こんな重要な問題に対してことごとく逆行するような施策をあえてする人間とは?比べては雀に失礼だけれど、まさに一羽の雀の価値もないだろうと僕は思います。誤った我妄で、多くの不幸を作り出す人間と、小さいけれど慎ましく、その姿だけで、人に微笑みを与える小動物との差はあまりに大きすぎます。雀は何にも言わないけれど、平和だけは体現しています。 虹の戦士号
内閣府、虹の戦士号を拒否(2015年11月5日国際環境NGOグリーンピース) 虹の戦士号は、世界で起きている最も深刻な環境破壊の現場で、そこで起きていることを世界中に発信することを使命とした船です。もし辺野古・大浦湾での工事が本当に"正当"で、"環境への影響がない"というのであれば、なぜ虹の戦士号の航行を却下する必要があるのでしょう? 大浦湾の『命の海』を守りたい。それは、18カ国から沖縄までやってきた19人のクルー全員、共通の願いです。虹の戦士号船長、マイク・フィンケンからのみなさんへのメッセージをお伝えします。 インドネシアの森林を燃やし、グリーンランドの氷河を溶かし、わたしたちの小さな惑星は危機に瀕している。それなのに、人間は武装という手段で互いを脅かしあっている。 恐怖心から、人間は母なる地球を支配しようとしている。 ジュゴンのために。 老犬と老人 貧困政治
安保法案、沖縄の基地問題、原発の最稼働、TPP問題、格差や貧困の問題。民主主義の根幹と日本の未来を左右するような大問題をアメリカの都合によってなされているようで、日本の主体性と誇りがどこにもありません。自由と民主主義を重んじる人々と未来を案じる若者たちが安倍政権に対して抵抗を続けていますが、その輪がもっと広がらなければ慢心の政治家たちには見えない、届かないようです。 起らないはずの原発事故が起ったように、油断すれば起るはずのない戦争だって起ります。絶対にあってはならない危険な方向への徴候に対してはあらゆる抑止が必要です。日本が世界の中で際立つのは平和国家としての存在理由があるからです。世界への貢献もその基盤の上に構築して行くことは出来るはずですし、義務でもあると思います。 日本にしか出来ない役割を放棄して戦争のできる国へと変貌するなど狂気の沙汰です。1人1人が現実を見つめこの先を想像すれば、安倍政権の施策は危険で愚かなものばかりだと言うことに気づくはずです。本当に事が起ってからでは取り返しがつきません。選挙で意思表示するのは当然ですが、日頃から政治や社会の変動への目配りは忘れたくないものです。当たり前のことですが自由と平和があってこその経済です。
なんで今頃「38%が被ばく1ミリSv以上 福島原発事故時、自衛隊員ら」 気がかりなこと
「言論空間、狭まっている」 安保法シンポ、会場変え開催(2015/10/26朝日新聞) 「岐路に立つ日本の立憲主義・民主主義・平和主義」をテーマに、安保法制の国会審議や法制への抗議行動を振り返りつつ、学者や学生が今後どう行動していくかを協議した。学生団体「SEALDs(シールズ)」が共催し、樋口陽一・東大名誉教授や長谷部恭男・早稲田大教授らとともに、東京や関西、東北、沖縄で抗議行動をした学生も登壇した。 樋口氏は「人々の運命を左右するような時に『危ない道だよ』と示すのは専門家の義務。若い人の『なめんなよ』の精神が、日本社会の知性を救うでしょう」と訴えた。・・・立教大が会場の使用を認めなかった点に懸念を示す声も相次いだ。慶応大名誉教授の小林節氏は「今、こういうことが方々で起きている。我々の言論空間がどんどん狭まっている」と発言。安保法制に反対する学者らの集会をめぐり、他大学でも会場使用に難色を示す例があると指摘した。(市川美亜子、後藤遼太) 戦争へとつながるものへの否定と平和へとつながるものへの再認識
それはどちらも同じ1つの根っこだと思います。集約すればそれはエゴイズム。自分のことしか考えない自己中心性にあります。他者を顧みない、命を尊重しない、未来を予測できない、それよりなにより自分を客観的に見れない浅はかさ。横暴、無知、無関心。偏見、偏狭、偏向。独善、独断、独裁。まさに今の安倍首相に代表されるような心理、人間性は今の日本、多くの人が陥ってしまっているのも現実です。 でなければ、安倍政権は成り立たないはずですし、これだけ経済力と科学技術がありながら貧困の問題を抱えるような国家はありえないからです。安倍晋三の無責任な言動を見ていると、馬鹿な人間に権力を与えてはいけないと思うばかりです。そんなことが万が一にもないように民主主義があり、法治制度があるのですが、現実安倍晋三は日本の首相に君臨し、やりたい放題といっていい独裁政治のような事態を引き起こしています。恐ろしいことです。 当然ながらそのような心から生まれる政策は愛とか平和とかの対極にあるもの、差別とか戦争とか反人間的な世界へと向かうのは必然です。この戦争へとつながる流れだけは止めなくてはなりません。自分に何ができるか、1人1人が出来ることは小さいけれど、それがつながれば絶大でもあります。それが本来の民主主義だと思います。 反対に平和へとつながる考え方や行為行動もたくさんあります。横暴の反対、無知の反対、無関心の反対、偏見の反対・・・偏狭や偏向、独善、そして独断や独裁は小さな家庭生活の中にも会社組織の中にもあります。小さな戦い、自分の身の回りの小さなエゴイズムを1つ1つ客観視しながら削って行くこともまた、平和への道のりです。民主主義とは1人1人の個人が自らの水準を高めなければ成り立ちません。多数を占める者が正しくなければ意味を成さない制度です。1人1人がほんとうに自分自身のことを大切に考え、誇りを持てるよう努力すること。そうすれば他者に対する意識も変わるはずです。自分のことを考える、それはエゴイズムとは対極の姿勢となります。 至上の演奏会に考える
耳を澄ませば虫たちの絶妙の合唱が聞こえて来ます。前から横から後ろから聞こえて来ます。風の音、水の音、そして虫たちの声。素晴らしい交響曲です。観客がたった自分1人だなんてもったいなくて、贅沢で、申し訳ないような気もします。でも、安らぎ。自然はすごいなとあらためて思います。僕には見えないけれどもしかしたら草むらの中に野良猫や声を出せない虫たちが僕と同じように聞き耳を立てているのかもしれません。体の疲れも、心の疲れも癒される秋の演奏会です。 さあこれからだ。がぴったりのこれから。
その平和の礎とも言える憲法をないがしろにした安倍政権。その暴挙の責任は意識ある多くの国民がこれから問い続けるでしょう。欧米に比べ政治意識、社会意識が低いと言われる日本人ですが、シールズに代表される若者の意識の芽生えは平和憲法とともに過った政治に対して大きな防壁となるでしょう。 平和と自由は全ての人間の願いであり権利です。積極的平和主義とは軍事によらない問題解決をあらゆる知恵と方法を使って見いだすことです。安倍政権が打ち出す施策は今まで培って来た世界に対する日本の信用と日本が続けて来た暴力を使わない平和貢献の努力を破壊するものです。安倍晋三とそれに類する人間を政治の舞台から下ろさねばなりません。 1人1人が自分の頭と心で感じたことをもとに連携すればそれは可能です。それが民主主義だろうと思います。そして間違った政権が下した間違った決断をもう一度元に戻せるのも民主主義です。ただし戦争と言う特殊な状況になる前までが、民主主義に与えられる猶予です。
原発事故、安保法案、全てはつながっている。 <2011年3月11日/福島原発事故発生>
安倍政権の鈍感と冷酷
新聞に掲載された沖縄問題への意見広告がありました。青く澄んだ海をを背景にあどけない少女の顔が問いかけています。8月30日の朝日新聞に掲載された全面広告です。 子供たちに残したいのは この意見広告は、全国からの熱い思いのこもった辺野古基金によって実現いたしました。 かけがえのない自然を守りたい。 ジュゴンが生息し、サンゴが群棲する、この美しく豊穣な辺野古の海、大浦湾。沖縄だけの宝ではありません。日本の、そして世界の貴重な財産です。 3500億円もの基地建設予算をかけ、貴重な自然を破壊して辺野古の海が埋め立てられようとしています。普天間飛行場の辺野古移設については、昨年の選挙で「反対」の民意がしめされているにもかかわらずです。世界一危険といわれる普天間飛行場の固定化とともに、私たちは到底受け入れることができません。 政府は2012年、復帰40年の式典で「基地負担の軽減を目に見える形で進める」と約束しました。しかしそれから3年、政府が進めたのはオスプレイの強行配備や辺野古の埋め立てなど、沖縄県民の願いに逆行することばかりです。戦後70年、本土復帰43年たったいまでも、全国の0.6%の面積にすぎない沖縄に、73.8%の米軍基地が集中する現実は変わっていません。 沖縄への基地集中を選択し、押し進めてきたのは日本の政府です。私たちは自ら米軍基地を望んだことはありません。「基地の中に沖縄がある」といわれるような現状を容認もしていません。爆音や墜落事故の恐怖や危険に脅えることもない「基地のない平和な暮らし」。私たちは、ただそれがほしいだけです。無理な願いでしょうか。我がままな要求でしょうか。 沖縄県民の83%が辺野古移設反対です。 広告の下記にこう記載されていました。 安倍首相の言葉の軽さと悪用、誤謬
安倍首相が唱える積極的平和主義という言葉がありますが、積極的とか消極的とか以前の問題として平和という概念が狂っています。もちろん承知の上でのまやかしなのですが、本当に卑怯で危険な人間だと思います。積極的平和主義が本来どういう意味なのか、よく分かる記事があったので以下に引用します。・・・・・・ 「積極的平和主義」とは 「平和学の父」とも言われるヨハン・ガルトゥング博士は、平和を戦争のない状態と捉える「消極的平和」に加えて、貧困、抑圧、差別などの構造的暴力のない「積極的平和」という概念を提起して、そのような平和の必要性を主張している。ところが、安倍首相の言う「積極的平和主義」とは、実は全くそれとは異なる。それは、アメリカなどに協力して、行き詰まりを「力で打開する」ことを意味し、そのために今まさに安保法制を強引に立法しようとしている。これは、「法の支配」を軽んじて、戦後日本の平和主義を放棄することである。実際、ガルトゥング博士は安倍首相の「積極的平和主義」について、「私が1958年に考え出した『積極的平和』の盗用で、本来の意味とは真逆だ」と述べたという。
素晴らしき日本国憲法(第二章 戦争の放棄) 第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 素晴らしき日本国憲法(第三章 国民の権利及び義務) 第十一条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。 素晴らしき日本国憲法(前文) 前 文 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。 自民党安倍政権の横暴政治。 「違憲」立法は許さない 安保法案、採決強行(2015/07/16東京新聞) ・・・政府はなぜ、指摘を重く受け止めず、法案成立を急ぐのか。政府自らが長年、違憲と解釈してきたものを、一内閣の判断で合憲に変えてしまえば、憲法が権力を律する立憲主義は土台から揺らぎ、最高法規である憲法の法的安定性、規範性を損なう。例えば政府は、徴兵制を憲法一八条が禁じる苦役に当たるとするが、集団的自衛権のように一内閣の判断で憲法解釈の変更が認められるのなら、徴兵制が将来導入される懸念は消えない、というのが国民の皮膚感覚ではなかろうか。・・・
国民が暴走を止める 大切なのは、見えないものを見る、知らない世界を知る、そして理解しようとする姿勢 そうなれば当然1人1人の生き方、考え方も変化するはずです。以下に抜粋した文はジャーナリストの鈴木大介さんが執筆した「最貧困女子」という本のあとがきにあるものです。非情でいびつな日本社会の現実が見えてきます。貧困女子の問題を筆頭にして可視化されていない見えない苦しみがどれだけあるのかと想像するだけで暗澹たる気持ちになります。それでも問題が見えれば、少しでも理不尽を是正する動きが増えるはずです。何事においても、知ろうとしないこと、そして理解しようとしないこと。それが一番いけないことだろうと思います。「最貧困女子」あとがきより抜粋(幻冬舎新書) 「世の中で、最も残酷なこととはなんだろうか?それは、大きな痛みや苦しみを抱えた人間に対して、誰も振り返らず誰も助けないことだと思う。そんな残酷は誰もが見たくはない。道端で倒れて七転八倒している女性がいれば、多くの人が手を差し伸べるだろう。だが、その女性が脂汗を拭きながらも平然を装っていたら?声をかけても「大丈夫ですから」と遮ってきたら?睨みかえしてきたら?その女性との間に一枚の壁があったら?人々は通り過ぎるだろう。 さらにその女性が何か意味不明なことを喚き散しでもしていたら、人は目を背けて足早に歩き去るかもしれない。助けてくださいと言える人と言えない人、助けたくなるような見た目の人とそうでない人、抱えている痛みは同じでも、後者の痛みは放置される。これが最大の残酷だと僕は思う。・・・ 現代の日本ではこうした最悪の残酷が広がりつつある。格差社会、若者の所得の低さ、特に貧困が単身世帯の女性や、一人親(特にシングルマザー)に集中しているという報道は、昨今否応なく耳に入ってくる。・・・取材期間中、幼い娘を残して自殺してしまったシングルマザーもいた。彼女は売春相手とホテルに向かう際、愛娘が児童養護施設で作ってくれた折鶴をお守りのように財布に入れていた。何も与えられず、何にも恵まれず、孤独と苦しさだけを抱えた彼女らは、社会からゴミ屑を見るような視線を投げかけられる。 もうこんな残酷には耐えられない。繰り返す。抱えた痛みは同じなのに、なぜ彼女らを救おうとするものがこれほどまでに少ないのか。彼女らを放置することは、例えば病院の待合室で同じ病気で苦しむ人々がいるとして、一方を診察室に入れ、一方を放置する状態と何ら変わりはない。果たしてこれが正しい社会とはとても思えないし、それを見過ごすことは絶対的に悪ではないのか・・・」 先進国家、近代国家、民主国家というけれど
どくそうりょく【独創力】 どくぜんしゅぎ【独善主義】 |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。
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