バヌアツ Vanuatu
南太平洋上に浮かぶ島国。西にオーストラリア、北にソロモン諸島、東にフィジー、南にフランス海外領土のニューカレドニアがある。イギリス連邦加盟国。バンジージャンプの起源となった成人の儀式が有名である。バヌアツの島々には、数千年前にオーストロネシア語族の人々が渡来してきて定住し始めたと考えられている。その最古の遺跡は、約4000年前のものだと推定されている。
■ポートビラ
Port Vilaはバヌアツの首都。人口は約2万9千人。エファテ島の南岸に位置し、西に開けた湾に臨む。港と空港があり、同国の経済面での中心地ともなっている。空港(ポートビラ・バウアフィールド空港 Bauefield Airport)は町の北部にあり、市街地から5キロほど離れている。
■ポートビラ・バウアフィールド空港
Port Vila Bauerfield Airportとは、バヌアツの首都ポートビラにある空港。就航路線オークランド,ブリスベン,ディロンズベイ,サントペコア,ラメンベイ,ナンディ,サウスウエストベイ,シドニー,ヌメア,ホニアラ
■ルーガンビル
バヌアツ共和国にある都市で、サンマ州の州都である。ベマラナ共和国の首都であった。エスピリトゥサント島南部のルーガンビル海峡に面する港湾都市で、バヌアツ第二の都市であり、同国の産業の中心となっている。人口は10,738人(1999年)で、人口構成としては先住民が多い。バヌアツ北部の交通の中心ともなっており、国際貿易港として認められているため、貨物船などの中継地として利用されている。
外務省:バヌアツ共和国
在フィジー日本国大使館兼轄
■バヌアツ政府観光局のオフィシャルサイト
主 な島々、そして4スターから地元特有の藁葺き屋根のブレまで、島々に存在するすべての宿泊施設を網羅したリストを掲載しています。また短距離のバスツアー や、ダイビング、セーリング、カイヤッキング、そして火山へのトレッキングなど、さまざまなツアーがあり、トラベルファクトページには、他では見つけられ ないような、役立つ情報が満載です。
■サンマ州
(Sanma Province)は、バヌアツの州。バヌアツ北部に位置し、同国最大の島であるエスピリトゥサント島(サント島とも呼ばれる)と、その南にあるマロ島とで構成される。州名は(Espiritu) SantoとMaloの合成語である。人口32,340人,面積4,248km2。州都はサント島南岸にあるルーガンビル。州内には他にシャンペンビーチやポート・オルリー、ロレヴィルコなどの町がある。
■マランパ州
Malampaは、バヌアツ共和国中部に位置する州で、マレクラ島、アンブリム島、パーマ島の3つの主要な島から成る。州名は、州を構成しているこれらの島の頭文字(Malakula, Ambrym, Paama)の頭文字から付けられている。このほかにも火山島のロペヴィ島など多くの小島を有している。州の人口は36,100人、面積は2,779平方キロメートル。州都はマレクラ島にあるラカトロ。
■シェファ州
(Shefa Province)は、バヌアツの州。シェパード諸島及びエピ島、エファテ島を領域とする。人口45280人, 面積1,455 km2。州都はバヌアツの首都でもあるエファテ島のポートビラである。州名はShepherd IslandsとEfateの合成である。
■タフェア州
(Tafea)は、バヌアツ共和国最南部に位置する州で、州名は州を構成しているタンナ島、アニワ島、フツナ島、イロマンゴ島、アネイチュム島のそれぞれの頭文字(Tanna, Aniwa, Futuna, Erromango, Anatom)に由来する。州の人口は27,530人、面積は1,628平方キロメートル。州都はタンナ島にあるイサンゲル。
■トルバ州
Torbaは、バヌアツ共和国最北部に位置する州で、トレス諸島とバンクス諸島から成る。州名は、州を構成しているトレス諸島(Torres Islands)とバンクス諸島(Banks Islands)の頭文字から付けられている。
■ペナマ州
(Penama Province)は、バヌアツの州。同国北部に位置し、ペンテコスト島、アンバエ島、マエウォ島の3島からなる。州名は3島の頭文字(Pentecost,、Ambae、Maewo)の合成である。
■タフェア州
Tafea)は、バヌアツ共和国最南部に位置する州で、州名は州を構成しているタンナ島、アニワ島、フツナ島、イロマンゴ島、アネイチュム島のそれぞれの頭文字(Tanna, Aniwa, Futuna, Erromango, Anatom)に由来する。
1.面積:1万2,190平方キロメートル(新潟県とほぼ同じ大きさ)
2.人口:239,788人(2009年、世界銀行)
3.首都:ポートビラ
4.民族:メラネシア系(93%)、その他中国系、ベトナム系及び英仏人が居住。
5.言語:ビシュラマ語(ピジン英語)、英語、仏語(いずれも公用語)
6.宗教:主にキリスト教(プレスビタリアン、ローマ・カトリック、アングリカン、セブンス・デイ・アドベンティスト等)
1605年 キロス(スペイン人探検家)が発見。
1906年 英仏の共同統治下に入る。
1980年7月30日 独立(英連邦の一員)、サント島反乱鎮圧
■主要産業:農業、観光業
■主要貿易品目(1)輸出 コプラ、木材、カヴァ、牛肉、ココア(2)輸入 機械・輸送機器、食料品、日用品
■バツ
(Vatu)は、バヌアツの通貨単位。国際通貨コード(ISO 4217)は、VUV。略称として、Vtが使われることがある。独立後の1982年にニューヘブリデス・フラン(New Hebrides Franc)とオーストラリア・ドルに替わる通貨として発行された。また、タイ王国の通貨であるバーツとは無関係。
■政治
国家元首の大統領は、儀礼的・象徴的役職である。任期5年で、議会の議員と各州議会議長によって構成される大統領選挙会における投票によって次期大統領を決定する。当選には、3分の2以上の得票が必要で、その条件を充たすまで何度も投票を繰り返す。2004年の大統領選挙では、32人が立候補し、4月8日から12日まで4回の投票を行い、ようやく決定した。
■議会
議会は、一院制。議席数は52で、全て民選。任期4年。前回選挙は、2002年5月2日投票。穏健諸党連合 15、バヌア・アク党 14、バヌアツ共和党 3、メラネシア進歩党 2、その他または無所属 18。
■人種構成
メラネシア系が98%で、他にフランス系、ベトナム系、中国系、非メラネシア系太平洋諸島民族が住む。
■言語
3つの公用語(ビスラマ語、英語、フランス語)の他、100以上の地方言語がある。共通語は、ピジン英語のビスラマ語(ビシュラマ語)である。国民は普段は自分の出身地の言語を使い、ビスマラ語が普及する以前は他の島の人との疎通が困難だったため「砂絵」という絵文字文化が生まれた。
■ビスラマ語
Bislamaはメラネシア・ピジンに分類される一言語。バヌアツ共和国の公用語。英語とフランス語が交じり合い、変化して生まれた言語。正書法はまだ確立していない。Bislamaの名は、ポルトガル語で「海のちびすけ」を意味したアカミシキリ(ナマコの一種)の呼称bicho do marがフランス語を経てピジン化したもの。
■ピジン言語
Pidginとは、現地人と貿易商人などの外国語を話す人々との間で異言語間の意思疎通のために自然に作られた混成語(言語学的に言えば接触言語)。ピジン言語が地元に根付き、母語として話されるようになった言語をクレオール言語という。旧植民地の地域で現地に確立された言語がない場所に多く存在する。