パラオ Palau
太平洋上のミクロネシア地域の島々からなる国。首都はマルキョク。2006年10月7日に旧首都コロールから遷都した。有史以前のパラオについては未解明の状態だが、国内に多く残る遺跡などを研究した結果、約4000年前から人が住んでいたと推定されている。
■マルキョク州
Melekeokは、パラオ共和国の州の一つ。首都マルキョクを含み、パラオ最大の島バベルダオブ島の東海岸に位置する。メレケオク州とも読む。面積は28平方キロメートル、人口は391人(2000年)。旧首都であるコロール(コロール島)とは海を挟み KBブリッジで結ばれ、約25キロメートルの距離にある。ミクロネシア最大の淡水湖であるガルドック湖(英語版)(493 ヘクタール)があり、そこにはイリエワニが生息している。
■コンパクト・ロード
Compact Roadとは、パラオの幹線道路。バベルダオブ島を一周する道路である。従来、バベルダオブ島内の舗装道路は、KBブリッジからパラオ国際空港までの道しかなく、それより北の道路は未舗装で、大雨が降ったりすると四輪駆動車といえども走行が困難な悪路であった。そのため、空港以北の地域に行くためには専ら船が使われていた。
■パラオ国際空港
Palau International Airportはパラオ共和国バベルダオブ島アイライ州にある国際空港である。正式名称はバベルダオブ空港(英: Babelthap Airport)である。パラオ唯一の国際空港で、旧首都のコロール郊外のバベルダオブ島アイライ州にある。1984年に完成した旧ターミナルビルが手狭になった為、日本政府の無償援助により2003年3月に新しいターミナルが完成した。
外務省パラオ共和国
在パラオ日本国大使館
パラオ観光局
■日本パラオ国際交友協会
このホームページは日本のみなさまに、南国の島パラオを心から楽しんでいただきながら、健康も維持され、培った技術や知識、経験を、パラオの経済自立のために提供していただくことにより、国を越えた人間の笑顔の輪を広げてゆくことを目的としています。第二の人生を迎え、生きがいを探す方に。国際ボランティアに貢献したい方に。美しい自然と素朴な世界に癒しを求める方に。パラオスマイル倶楽部を紹介いたします。
■アイメリーク州
State of Aimeliikは、パラオ共和国の州の一つ。アイメリーク州はパラオ国際空港からごく近いところにあり、パラオ最大の島バベルダオブ島南西部の密林山岳地帯に位置する。日本統治時代は、南洋庁熱帯産業研究所や南洋拓殖の農場など、各種農場がある所として知られていた。
■アイライ州
Airaiはパラオ共和国の州の一つであり、バベルダオブ島の南岸に位置する。パラオの州の中で2番目に人口が多い。パラオ国際空港があり、南のコロール島と橋で繋がっている。アイライは現存する最古のバイ(集会所)があることで有名なところ。しかしながらたった200年しか遡る事ができない。パラオの激しい雨により、古代のパラオ人の建築物は長期的な保存が難しいためである。
■アルモノグイ州
state of Ngeremlenguiは、パラオ共和国の州の一つ。バベルダオブ島西側に位置し、パラオの首都であるマルキョク州の西に隣接する。他にもガラスマオ州、ガスパン州、オギワル州、エサール州にも隣接する。州内をガルミスカン川が流れているため土地が肥沃で、日本統治時代には南洋拓殖の拓殖移民事業の一環として「朝日村」「大和村」という日本人村が存在していた。
■アンガウル州
パラオ共和国の州の一つ。アンガウル島はパラオ諸島の南、ペリリュー島の南西10Kmに位置し、パラオを取り囲むバリアリーフのさらに南にある。第二次世界大戦中にアンガウル島で全滅した旧日本軍第14師団歩兵第59連隊第1大隊(宇都宮)やその艦船及び航空機、現地民間人等の戦没者墓苑、小さな仏教寺院、顕彰碑がある。サーフィンの名所としても知られている。ダイバー向けのコテージホテルが1軒営業している。
■オギワル州
State of Ngiwalは、パラオ共和国の州の一つ。バベルダオブ島東側に位置し、パラオの首都であるマルキョク州の北に、またガラスマオ州の東に、ガラルド州の南に隣接する。州民の大半が漁業に従事し、小学校や公立図書館が存在している。 島を一周するコンパクト・ロードが開通して交通の便がかなり良くなった。日本統治時代、この地の酋長が「南洋群島島民観光団」の一員として内地に渡航し、帰島後に銀座を模倣して、整然とした町並みの集落を作ったという。
■ペリリュー州
パラオ諸島の中でコロール島の南西、アンガウル島の北東に位置する。ペリリュー島の総面積は13km2である。 2004年時の人口は700人で、これはパラオの州人口としては三番目に大きい数字である。 島住人の殆どは北部沿岸にあるペリリュー州都のKloulklubedon村に住んでいる。この島は、太平洋戦争中にペリリューの戦いの舞台ともなった。日米の部隊が砂浜で戦闘を行い日本軍は玉砕し、アメリカ軍も多くの死傷者を出した。
■コロール州
State of Ngarchelongは、パラオ共和国の州の一つ。バベルダオブ島最北端に位置し、ガラルド州に隣接する。ここにはバドルルアウ遺跡という古代遺跡があり、巨石柱(ストーン・モノリス)が辺り一帯に点在している。この巨石柱の中で人の顔のように彫られているものは「ストーン・フェイス」と呼ばれている。他にもコンレイの石棺など多くの遺跡が残されている。
■アルコロン州
State of Ngarchelongは、パラオ共和国の州の一つ。バベルダオブ島最北端に位置し、ガラルド州に隣接する。ここにはバドルルアウ遺跡という古代遺跡があり、巨石柱(ストーン・モノリス)が辺り一帯に点在している。この巨石柱の中で人の顔のように彫られているものは「ストーン・フェイス」と呼ばれている。他にもコンレイの石棺など多くの遺跡が残されている。
■ペリリューの戦い
太平洋戦争中の1944年(昭和19年)9月15日から1944年11月25日にかけペリリュー島(現在のパラオ共和国)で行われた日本軍守備隊(守備隊長・中川州男 大佐)とアメリカ軍(師団長・ウィリアム・リュパータス少将)の陸上戦闘をいう。実質的に日本軍の兵力はアメリカ軍の6分の1以下だったと言える。また戦力差については航空機による爆撃、軍艦からの艦砲射撃等を考慮するとアメリカ側が数百倍の火力で日本軍を圧倒している。
■国名
正式名称はパラオ語で、Beluu er a Belau。公式の英語表記は、Republic of Palau。通称、Palau。日本語の表記は、パラオ共和国で通称パラオ。漢字では、帛琉と書き、帛と略す。また、現地ではベラウと呼ぶこともある。
1.面積:488平方キロメートル(屋久島とほぼ同じ)
2.人口:20,397人(2009年、世界銀行)
3.首都:マルキョク(2006年10月、コロールより遷都)
4.民族:ミクロネシア系
5.言語:パラオ語、英語
6.宗教:キリスト教
7.略史:
1500年代 スペイン人がミクロネシアの島々を発見。
1899年 スペインがミクロネシアの島々を独に売却。
1914年 第一次世界大戦始まる。日本はパラオを含む独領ミクロネシア(南洋群島)を占領。
1920年 国際連盟から日本の(パラオを含む)ミクロネシア(南洋群島)委任統治が認められる。
1922年 南洋群島全体を管轄する南洋庁本庁がコロールに設置される。
1945年 第二次世界大戦終了後、米軍占領始まる。
1947年 国連の太平洋信託統治領として米国の統治始まる。
1965年 ミクロネシア議会発足。パラオも代表を派遣。
1969年 太平洋諸島信託統治地域に関する日米協定(ミクロネシア協定)締結。
1978年 住民投票の結果、パラオはミクロネシア地域の統一国家からの離脱を決定。
1981年 憲法発布。自治政府発足。
1982年 米国との間で自由連合盟約(コンパクト)案合意。以後、1983年2月、1984年9月、1986年2月、1986年12月、1987年6月及び8月(無効)、1990年2月の7回住民投票が実施されたが、75%以上の賛成を得ることが出来ず不承認。
1992年 住民投票にて憲法修正案(憲法の非核条項を自由連合盟約に適用しないことによりコンパクト案承認を容易にするもの)が承認された。
1993年 第8回目の住民投票によりコンパクト案承認(11月9日)。
1994年10月1日 コンパクト(注)発効(2044年まで有効)、独立。
1994年12月 国連加盟
■主要貿易品目(1)輸出 魚介類(2)輸入 機械・機器、燃料、メタル、食料品
■アメリカ合衆国ドル
United States Dollar)は、アメリカ合衆国の公式の通貨である。通称としてUSドル、米ドル、アメリカ・ドルなどが使われる。アメリカ以外のいくつかの国や地域で公式の通貨として採用されているほか、その信頼性から、国際決済通貨や基軸通貨として世界で最も多く利用されている通貨である。
■ボーキサイト
(bauxite、鉄礬土(てつばんど))はアルミニウムの原料であり、酸化アルミニウム(Al2O3、アルミナ)を 52% - 57% 含む鉱石である。実際にはギブス石 (gibbsite、Al(OH)3)、ベーム石 (boehmite、AlO(OH))、ベーム石と組成は同じながら層状結晶の構造が異なるダイアスポア (diaspore、AlOOH) などの水酸化アルミニウム鉱物の混合物であり、鉱物ではない。
■政治
パラオは任期4年の大統領制をとり、議会は二院制(下院16名、上院9名。任期4年)である。自国軍隊は保持していない。独立時にアメリカ合衆国と締結した自由連合盟約 (Compact of Free Association) に基づき、期限付きであるが軍事権の全てと、外交権のうち軍事権に関連する部分はアメリカ合衆国が掌握している。またこの盟約に基づき一部のパラオ国民はアメリカ軍人として採用されている。
■経済
漁業とココナッツなどの農業、観光が主産業で、歳入のほとんどがアメリカ合衆国からの無償援助である。公務員の削減による緊縮財政政策や、観光や軽工業の振興を奨励している。パラオの貿易収支は大幅な貿易赤字である。2000年時点で輸出1,800万ドルに対して、輸入は9,600万ドルに達する。主な輸出品は、全輸出金額の7割を占めるマグロ、次いで農業生産物のコプラ、わずかな手工芸品などである。
■情報・通信
パラオの放送局はICTなどがあり、ほかに専門チャンネルなどでNHKやCNNの番組が配信されている。 インターネットにおいてはパラオの番組がsurvivorpw.pwというサイトを開設している。 新聞は「パラオ・ホライズン」と「ティア・ベラウ」、「アイランド・タイム」などがある。