nowhere
man
夢みる前に陽は昇り
瞬きする間に陽は沈む 人生って何だろう? ここはどこ?
「それを見つけるのが人生だよ」
驚いてふりかえると 「君のように移動出来ない私は 「確かに遠くまで見えるように 「何も見つからない」 「それでこの500年 「この森は驚きに満ちているよ」 「短い命の蝶が 「せわしなく穴から出たり 僕はそんなにせわしなく見えますか? 「見える 見える」 「ゆっくりと朝が来て 「時の流れを速めてるのは君自身なんだよ」
「この森にしばらくいるといい」 「ここではどんな心でも
「自然のリズムだよ」 「もう一度自然のリズムを
そして老木は最後にこう言いました 「君はこの森を忘れたのかい」
あっと思って周りを見渡したら 「しばらくここにいよう」
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Copyright 2010 Masaki Matsuura.