心のクリスマス
銀色の雪が降る夜
君の髪は雪でキラキラと輝いて この上なくきれいだった 君は雪を払おうともせず 宙を見つめて歩いていたね
銀色の雪が舞う夜 君の足は雪を反射して 宝石のようにきれいだった 軽やかに動く夢色のブーツが 不思議な生き物に見えた
銀色の雪が被う夜 君の笑顔はキラキラと輝いて ショーウインドウに反射していた
ガラスに映った虚像の君は もう一人の君のようで 僕の胸をどきどきさせた
今日はクリスマスイブ 銀色の雪はないけど 君のいる場所へ急ぐ
何を話そうか 何を食べようか もうすぐ君に会える
この夜にだけ会える あのショーウィンドウへ 永遠が映った あの場所へと僕は急ぐ
今日は心のクリスマス
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Copyright 2010 Masaki Matsuura.