妖怪変化
皆さん山本翔君の悲惨な事件をご存知ですか。この子はわずか3歳でこの世を去りました。可愛い盛りの何の罪も無い彼に何が起こったのでしょう。離婚した両親は父親が引き取り再婚しましたが,ここからが翔君の地獄の始まりです。実母はいったい何処に行ったのでしょう?もうすっかり翔君を見捨ててしまったようです。義母(まま母)は翔君を可愛がる筈がありませんでした。
彼女にも子供がいて、翔君がこの子に口を利くだけでせっかん,差別するらしいのです。この様な時、実父が自分の本当の子ですから、いとおしく思い、かばい,慰め、頬ずりし、抱きしめたりする筈ですが、この父親はそれをせず、まま母側につくのです。(情けない父親やでこの人)それからがもう、両親はもちろん義理の祖父,祖
母、大人がよってたかって暴力、せっかん、まだ3歳で赤ちゃんです翔君は…。
そう、もう3歳で味方もおらず、一人で耐え抜いて、叱られるなぁーと思えば、少しでも痛みを加減してもらおうと自ら進んでお尻を突き出すというのです。結局翔君は、じゃま扱いの何者でもなく、とうとう暴力,せっかんによって死んでしまいました。
この世は妖怪変化。人間の仮面をかぶった畜生、けだものも結構いるみたいで、何処で正体をあらわし、メッキがはがれだすか解かりません。狼が、人間の赤ん坊を見つけて食いちぎるわけでもなく,それどころか15歳前後まで育てたという又違った「狼少年」の話があります。
この狼でも、動物全般に、赤ちゃんの可愛さ,いとおしさをわかっているのに、なんと情けない人間がいるのでしょう。人は神の道を進んで行き、けだものたちは人間の道を進んでいるのでしょう。
輪廻転生。翔君は元々人間の魂を持ってこ
の世に生を受けましたが,本当は蛇か、ワニか,ミミズか解からない魂を持った奴に、大人にも成っていない、体も出来上がっていない状況の中で、卑怯にも抹殺されました。翔君もう一度やり直しだね。
今度こそちゃんとした土俵の上で、まともな真の魂を持った人達の中で生まれ変わってくる事を切に願います。
AKIRA・記