あせる大企業?
「雪印」ともあろう大きな企業がなぜこのような姑息なせこい事をしなければならなかったか?そこにはプライドや倫理、世のため人のため、奉仕の気持ちでおいしい商品を提供していくというような崇高な理念も無く、ただひたすら利益のため、儲けの為にだけになされたようです。これは氷山の一角で、ほかの企業でもいくらでもある話だとしたら恐ろしい事です。
ラベル偽装、チェック機能、管理体制などいろいろな問題もあるようですが、情けないのはしている事のせこさです。ここまで落ちたかブランド企業!これが「雪印」だけの話ではなく、多くの企業が利潤を上げにくくなって、究極の状況まで追い込まれているのだとしたら経済的にもお先真っ暗かもしれません。これで雪印の会社も縮小は免れず、リストラ、解雇、失業という具合になるでしょう。
新聞に大手電機メーカーNECが赤字決算で一万四千人削減という記事が出ています。社会面では「親自殺の遺児急増…3年で8倍以上…倒産・リストラ苦が最多」と出ています。適格な対策を考えないと、殺伐とした社会、貧富の差の激しい世の中になっていくかも知れません。今年も大企業でも、中小企業でも倒産する会社が記録的な数にならなければよいのですが…?
2002年2月1日 AKIRA・記