このページの最後へ↓
イメージについて
楽しい夢もあれば悪夢もあるけど
夢という漢字はきれいだなと思います。
神秘としか言いようのない夢もある
それは普段思っていることだったり、思いもかけないことだったりします。特に自分では全く忘れていた出来事や見た事も行った事もない場所が夢に出てきた時には驚かされます。夢を覚えていれば目を醒ましてからその事についてあらためて考え込んでしまいます。 夢の続き・・・見ようとしても都合良く見れるものではありませんが、何とか見ようと思った事は幾度かあります。 もしかしたら自分が体験した全ての出来事や知識は脳のどこかに完全に保存されていて、意識的にはそれを取り出すことが出来ないだけではないだろうか。自分の記憶よりもっと鮮明で広範囲な記録が脳の中には刻まれているのかも知れません。
過去の記憶を全て呼び出せる方法があれば色々と役にたつだろうけど。そんな考えが頭をよぎります。ただ、記憶が現実の生き方や心の持ち方の中でランダムに呼び出されるから神秘的で人間らしいのかも知れません。 それに夢には未来が映る事だってあるのですから、やはり神秘と言うしかありません。 夢も不思議だけれど、あるテーマについてずっと考えているときに、全く違うテーマについての答えが見つかったり、なにげなく歩いているときに、突然アイデアを思いついたり、デジタルなコンピューターにはとうてい考えられない作用が人間には起こります。
それはインプットとかアウトプットとかの次元ではありません。人間の脳にはインプットされた事柄が勝手に熟成や合成されて、違う事柄となって記憶されている場合もあるようです。 不思議な夢の感覚はそのあたりに起因するのだと思います。そして夢は出力しない状態でも起こる自動的な現象です。
<三つの夢>
漢字の「夢」という言葉には3つの意味があります。一つはあなたの将来の夢はなんですか?というような<目的>としての夢です。 二つ目は過去に蓄積された体験や知識を通して見る夢です。これは<記憶>です。 三つ目は自分自身の体験や記憶にない夢です。そしてこれが<告知>とでも言うべき不思議な夢です。 この全く思い当たるふしのない夢には何かのメッセージが込められているのかも知れません。ただこの夢は殆ど目が醒めると同時に消えてしまいます。 もし覚えていて記録出来れば、意味深いことが発見出来るのでしょうが、この夢に関しては僕自身今までメモしたことがありません。 ただぼやんとうつろな感覚が残ってるだけですが、始めて行った場所で「ここは確かに以前来た事がある」などと感じる事があるのはこの夢のせいかも知れません。
<夢で解決する方法>
新しいアイデアや難問を解く場合、その回答がどうしても浮かばない場合は、諦めずに思い続けることです。出来ないからといって、挫折するのではなくその事についてあらゆる角度から考え続けるのです。 それはもう答えを求める姿勢ではなく、ただもう闇雲に本を読んだり脈略なく考えたりするのです。
そういう混沌とした状態を続けていると、必ず夢を見ます。そして夢の中ではその事について、起きているときよりも合理的に組み立てられてしまう場合があります。 夢の中のもう一人の自分が、驚くほど明快に考えるのです。それは結構楽しい作業で起きているときのようなしんどさがありません。 夢の中では本を開くのも興味ある場所に移動するのも瞬間で、まさにミラクルな感覚です。そして何カ月も探していた答えが見つかることがあります。ただ枕元にノートと鉛筆を置いておかないと、後悔します。 目覚めた時に要点をメモしておかないと忘れてしまいます。そしてその答えには二度と巡り会えないからです。 意味不明の夢
正夢、悪夢、夢中、夢想、夢幻。夢とは一体なんだろうか?と考える事があります。明日を夢見る「夢」と眠っている時に見る「夢」と関連性はあるのだろうか?などと考えながら眠りこむとまた意味不明の夢を見ます。 心理学者のユングは空間と時間は心理的には伸縮自在だと言ってますが、夢の中では自由自在の事が起こります。あまりにもユニークな夢なのでこれは覚えておこうと思ってもごく断片しか思い出せない夢が多いですが時には細部まではっきりと覚えている場合もあります。 起きている時に強く思っていても関連した事柄が夢に現れるとは限らないし、自分でもこれは潜在意識から来ているなと思える夢もあります。顕在意識と潜在意識は自分ともう1人の自分かも知れません。 宇宙には人間の能力では及びもつかない事が満ち満ちているのだろうけど、こと人間自身に目を向けても未知な部分はまだまだあって「ゆめ」と言う現象もその一つである事は間違いありません。
<最後に>
色や形、空間や夢についての私見を綴ってきましたが、デザイン等の創造世界で一番大事なのは偏りのない見方、考え方だと思います。 そしてそれは人生において人との出会いや色々な出来事との遭遇によって体得する事が殆どだとも思います。その意味では自分自身の意識や机の上で学べることはほんの一部のことかも知れません。 でも、素敵な本や映画から受けた刺激が自分の感性を豊かにし、実生活の中で新たな出会いや、出来事を作り出しているのも確かなことだと思います。知識と体験は相互作用を繰り返しながら「想像力」を高めて行くのだと思います。
トップページへ>>> |
1.デザインとは 2.色彩について 3.映画鑑賞のすすめ 4.形について 5.街歩きのすすめ 6.山歩きのすすめ 7.空間について 8.ストーリー性について 9.読書のすすめ 10.五感とデザイン 11.旅行のすすめ 12.イメージについて |
by birthmind
& masaki matsuura