同じ月を観る人
2005/01/29 お月さん、考えたら優しい人もそうでない人も結局は自分のエゴで生きているに過ぎないかも知れません。でもそんなことはいいんです。今日のあなたを観てきれいだなと思う人と月なんか全く関係なく生きてる人の差はあると思うのです。今日のあなたが日本中で同じようにくっきりと見えていたらいいのですが。
心のスクリーン
2005/01/28 目に映るシーンだけが映像ではありません。心の内側に映るシーンもあります。現実と少し違う、いや、かけ離れた風景が映るスクリーンです。「こうあって欲しい」とか「こんな場所があったらいい」とか想像力が写し出す自分だけの映画館。制作費のかからない映画です。「思う」とか「願う」とかの感情がビジュアルに表現される場所。心のスクリーンです。それは誰でも持ってる私設映画館。いつまでも閉館されることなく上映を続けて欲しいなと思います。
やっっぱり出かけよう
2005/01/27 外は思いっきり寒そうだし、部屋で仕事と読書で過ごそうと決めて、朝からのんびり机に向かっていたら、ラジオから軽快なスイングジャズの音。体が自然とリズムを取って気がついたら文章より音楽の世界に入っていました。「やっぱり街へ出かけるしかないな」ネバーランドでも観に行こう・・・どうせ寒いのなら雪でも降ってこないかな・・・今日も豪雪と闘ってる人達、ごめんなさい。
笑顔が消える事
2005/01/26 インドネシアの大地震から1ヶ月、30万人にものぼる犠牲者を出した津波の恐ろしさが毎日のようにニュースで伝えられます。海辺でずっと暮らしてきたにもかかわらず恐怖感で海に近づけなくなった老人、そして親を失った多くの子供たち。笑顔が消えた子供達の表情が胸を刺します。何気ない日常ならそこここにある笑いがなくなる事はこんなにもこわいことなのかとあらためて思いました。
ドイツのおばさんに負けているわけでは
2005/01/24 毎日夕方の七時頃になると公園の野良猫達がある場所に集まってきます。近所に住むドイツ人のおばさんが食事を持ってきてくれるからです。今日は五匹の猫が整列して待っていました。メニューはどうやらマグロのフレークのようです。
おばさんと猫の光景はディズニーのアニメのシーンのようで心暖かくなります。平気で公園にゴミを捨てる日本のおばちゃんもいれば、異国の地で、まるで昔の日本のおばちゃんのように隣近所の家の前まで掃除して、野良猫達にも心を配るドイツ人もいる。そう、昔の日本にはそんなおばちゃんがけっこういたのです。
人の幸せを願う奴
2005/01/23 1ヶ月ぶりにアリゾナから帰ってきた幼なじみと久しぶりのお酒です。日本のことアメリカのこと、中国のこと、女性のこと、子供のこと、そして何よりも人間のこと。話はつきないけれど、三つ子の魂、変わらない人間は変わらない。それだけはあらためて分かりました。美味しい料理もあって、時差ボケも忘れて食べ過ぎる彼、自分の悲しみよりも人の幸せを願う奴もいるんだと、今日も又お月さんに乾杯です。
いつもいつもドジな奴
2005/01/22 満月じゃないけど凛とした月です。深夜をこえて歩く道すがらあなたはいつもエネルギーをくれます。思いっきり寒いけど、北海道や今日の日本海沿岸と比べたら大阪はハワイみたいなもの。それでも寒い。愛する人にはドジばっかり踏む僕だけれど、お月さん、あなたはいつも分かってくれる。今度の満月の夜には一緒に岡山の美味しいお酒を飲みましょう。
町中をロバが通る時代
2005/01/21 いつの頃からかは分かりませんが、冬になると「ゆーきやこんこん、あられやこんこん」の歌が聞こえてきます。SHOcyan石油の小さなタンクローリーが灯油の巡回販売をしているのです。この歌が聞こえてくるとどこか懐かしい気持ちになるのですが、今朝やっとその理由が分かりました。子供の頃好きだった「ろばのパンや」を思い出していたのです。
ジャムパンやチョコパンをのせた車をろばがのんびりとひいて街を行く光景。あの時流れていた歌「ろばのパン屋はきんからこん」と「ゆーきやこんこん」が心の中でリンクしていたのです。
疲れを知らないオオカミ
2005/01/20 群の中のオオカミは言いました。「もう一緒に行動するのに疲れたよ。規律と統率。僕は眠りたいときに眠りたいし、走りたいときに走りたい」一匹オオカミは言いました。「広大な荒野でいつも一人で身構えて生きるなんて、もう疲れたよ」そして風と共に生きるオオカミは言いました。「僕にはいつも連れがいる。一緒に走ってくれる風、自分を包んでくれる風、木の葉を揺らしてくれる風、だから疲れなんてないよ」
人と人が争っている時代じゃない
2005/01/19 年が明けても各地で地震が起こっています。昨夜も北海道東部で震度5の地震。昨年の新潟地震の被害の様子はテレビを通して全国に流れ、被災地域の人々の嘆きや悲しみは決してひとごとではありません。インドネシアの大地震と津波の被害を見ても、世界中の軍隊は国際救助隊として再編成されるべきです。石油の利権や、民族主義、宗教やイデオロギーの問題で殺し合いをしていていい時代でしょうか。もう軍隊や戦争の時代ではありません。
「お前、馬鹿じゃない?確かにそうだけれど、そんな世の中になりっこない。」だったらそういうあなたは一体誰?「あなたは賢い?」そんな問題じゃないでしょ。実現不可能と思えるけれど、願わなければ一体何が実現するのでしょう。
圧倒的に値打ちのあるものはみな無償
2005/01/18 誰も買うことが出来ない。でも誰でも持つことが出来る。そんなものがあるだろうか?そう、いっぱいあります。美しいお月さん、青い空と海。そして生命の原点、太陽。微妙に形を変え色を変え、でもいつもそこにあるもの。そう、人の心もそんなものではないでしょうか。決して買うことは出来ないけれど、月や太陽と同じようにいつも無償で輝いているものではないでしょうか。
時間が経っても消えないもの
2005/01/17 あの恐ろしかった阪神淡路大震災から10年。震源地から離れていた僕の家でさえ屋根瓦が全部落ちるほどの強い地震でした。翌日、神戸へ水を運んだ時の光景。アメのようにぐにゃぐにゃに曲がった線路と木と土の塊となった家々の光景は生涯忘れられないものです。あれから10年、家や街並はすっかり復活しましたが、親しい人を失った人達の悲しみやあの時の恐怖感が消えるまでにはどれだけの時間がかかるのでしょうか。
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何を気取っているんだろう
2005/01/15 新幹線でのこと、斜め前の座席の人がヘッドホーンをしてノートパソコンを難しい顔をしながら画面に見入ってます。トムクルーズのミッションならともかく、何か不自然で滑稽に見えました。本を読むか景色を見てる方が列車には合うような気がします。確かにパソコンや携帯は素晴らしいツールだけれど、あまり頼りすぎると人と人の間だに本来存在する能力「以心伝心」さえなくなってしまうのではないでしょうか。
自らが作り出す壁
2005/01/14 ただ信じることで乗り越えれる壁があります。ただ疑うことで塞がってしまう壁もあります。全てじゃないけど心の持ち方で解決出来る事は案外多いような気がします。ただ夢みるだけで拡がる景色があります。ただ失望するだけで消失する風景もあります。全てじゃないけど心の持ち方で現れるすてきな景色がたくさんあると思うのです。
東京といえども
2005/01/13 大阪より寒いだろうなと思ってきた東京は案外寒くなくて、用事のある国際展示場に着いたときには厚着を後悔しました。こんないい天気なら人もいっぱい集まって、展示会は成功するだろうなと思いましたが、景気の低迷は気温ぐらいでは影響されず人足は低調でした。大阪に比べ覇気を感じる東京ですがそれでもどこかかげりを感じます。
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経済に偏ればこの国は壊れてしまう
2005/01/12 この妙な形をした日本という小さな島を作った神々の思いはどこへ行ったんだろう?あの素晴らしいお寺を作った建築家はどこへ行ったんだろう?長い歴史の中で素晴らしい司政家、神々しい人道家はどこへ行ったんだろう?
日本から魂と頭脳と技術が流出して、どんな国が残ると言うのでしょう。僕の大好きなわびさびのわかる世界中で唯一の国、その日本は守るべき価値のある国です。世界中がたとえ経済至上主義であっても、この日本だけは違う価値観で存続して欲しいと僕は心から願います。
筋肉痛を思い出す懐かしい場所
2005/01/11 仕事の関係で懐かしい場所を訪れました。中学の頃よくトレーニングしていた公園です。そんなに遠い場所ではないのに何十年も来ていない場所です。当時うさぎ飛びやランニングで体を鍛えた場所。とっても広い公園だと思っていましたが、今日懐かしく歩いてみると意外と狭いのです。当時体力のなかった僕にはとてつもなく広く感じたのです。この公園のように思い出深い場所が市内にあと何カ所あるだろうか・・・遠出する事の多い最近ですが、身近なこの場所の方が遠かったと言うことに気づきました。
あっと言う間の3年
2005/01/10 今日は十日戎です。電車の中でも歩いていても笹を持ってる人をちらほら見かけます。思い出せば三年前の今日、友人と今宮戎に出かけていました。景気は今が最悪だろうねってみんな口を揃えて言ってました。あれから大阪の景気はますます悪くなり、もう誰も今が最悪だなんて言わなくなりました。単純な景気の読みにそれぞれがあきれかえってるのかも知れません。はたして今年はいか焼きもさざえの壷焼きも三年前より安いのだろうか・・・参道に立ち並ぶ屋台からのいい匂いの誘惑に勝のは難しいものだし・・・
はっきりと分かる気持ち
2005/01/09 一つ一つ一つ二つ前進してるか後退してるか分からないけど、真実は僕が動いてるってこと。愛する人、愛すること、愛するもの、自分が分かったと思ってるだけで、全部実体のないものです。少年宇宙パイロット、赤い風船、僕の叔父さん、そして三銃士。天空のラピュタのロボットの気持ち、あの花をあんなにやさしく持つ気持ちだけは誰よりも分かります。
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私は知らない
2005/01/08 愛、それはよく使われる言葉です。でも人によってその意味や奥行きがこれほど違う言葉もないのではないかと思います。「時間とは何であるか。誰も私に問わなければ、私は知っている。しかし誰か問うものに説明しようとすると、私は知らない」アウグスチヌスの言葉のように、愛もまた説明不能な言葉なのかも知れません。昼間見えてる景色の一部しか見えない夜の瀬戸内を眺めながらの思いです。
心の時計は一定には進まない
2005/01/07 随分と歩いたのにまだ30分しか経ってないの?時計が壊れてるんじゃないって思うほど歩いてると時の流れが遅くなります。反対に友人と話し込んだり仕事で机に向かっているとあっと言う間に時が流れます。えっ!もう朝!一気に押し寄せてきた時間をまともに背に受けて倒れそうになることもしばしば。時計時間は一様ですが、心の時計はいつもランダムに動いてるようです。
お店丸ごと買えたらなと思う時
2005/01/06 水彩絵の具を買いに久しぶりに画材店へ行きました。きれいなカラーインクやパステルが整然と並んでいます。普段モニターの色を見慣れてる目には同じ赤や青でもとても新鮮に見えます。何か色に命があるように感じるのです。水彩絵の具のチューブデザインもおしゃれで見ているだけで楽しくなります。「画材店丸ごと買えたらな」なんて思いながら、セルリアンブルーとルミレッド、ホワイトの3本のチューブを買いました。
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伝える方法
2005/01/05 さみしくて切なくてせめてめーるでも打てないかなって思うときがあります。「お父さん、好きな人は好きっていわなくっちゃ」と、めったに会わない娘は言います。あのね、「好きな人は好きってちゃんと言ってるよ。」でもね、それが伝わってないんでしょ?「伝わってるよ」「独りよがり」あのね、お前はヨーダか?いろんな次元があるんだから。でも、へたくそは事実だけど・・・
歴史の秘密は南中米にあり
2005/01/04 10年ぐらい前、中米のジャングルの中に未知ののピラミッド群が確認されたと言うニュースがありました。同じ頃、中国の西安近郊で巨大なピラミッドが発見されたと言うニュースもありました。どちらもこころときめかせて続報を待っていましたが、調査は進んでないようです。
そして5年ぐらい前にペルーのカラルでピラミッドコンプレックスの遺跡が見つかり、以後の調査の結果エジプト文明と同等かそれ以上古い遺跡だと言うことが分かって来ました。BBC製作のテレビフィルムを見ていると、カラルの都市のレイアウトはティオティワカンとよく似た印象を受けます。人類の文明発祥の秘密は中米か南米にあると信じているバースにはうれしいニュースです。
大切な人、きっとそれは価値観の共通する人
2005/01/03 華やかな着物姿が目につくお正月の境内。一心に手を合わせる人達。きっと大切な人のことを願ってるのだろうな・・・大切な人。僕はこの言葉が大好きです。近くにいても遠くにいても、距離や時間は関係なくいつも心に思っていられる人。僕にとっての大切な人はそんな人です。それはどんな気持ちなんだろう?あこがれ、尊敬、共感、共有、インスピレーション・・・
でも考え方や生き方が多少違っていても大切に思う人はいます。きっと生きる中での価値観に共通するものがあるのだと思います。たった一度しか会ったことがない人も、父や母や友人のようにこの世を去って現実ではもう二度と会えない人も、大切な人はいつも僕の心の中に生きています。
静かな街
2005/01/02 空は快晴。青と白のコントラストがきれいです。操業が止まり、帰省で人口の減った大阪の街は空気中の酸素濃度が上がったような気がするぐらい呼吸が気持ちいいです。地方へ出張する度に感動する人の少なさ。今日ばかりはごった煮の大阪も地方都市のように静かです。
1人1人が願えば
2005/01/01 インドネシアの大きすぎる災害で幕を閉じた2004年。普段は静かで美しい海が荒れ狂う映像に、自然の恐ろしさをまざまざと見せつけられました。地球規模で進む環境破壊と温暖化現象を止めなければ、自然災害はまだまだ起こるような気がします。今年こそ一人一人がやさしさを取り戻し悲しい戦争等の人為的な争い事だけでもなくすような年にしたいものです。